『Road to YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Spring』
3月26日(金)後楽園ホール(観衆464人/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負 |
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<王者> |
10分27秒 |
<挑戦者> |
飯田沙耶 |
琉悪夏 |
※第4代王者の飯田沙耶が3度目の防衛に成功
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
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なつぽい |
4分29秒 |
レディ・C |
※もう一人はゴキゲンです☆
◆QQvsDDM タッグマッチ 20分1本勝負 |
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舞華 |
11分17秒 |
林下詩美 |
○ひめか |
妃南● |
◆STARSvs大江戸隊 全面戦争 6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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岩谷麻優 |
13分13秒 |
刀羅ナツコ |
スターライト・キッド |
鹿島沙希 |
|
○羽南 |
吏南● |
◆DDMvs大江戸隊 タッグマッチ 20分1本勝負 |
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ジュリア |
17分43秒 |
ビー・プレストリー |
○朱里 |
小波● |
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
20分35秒 |
<挑戦者組> |
○中野たむ |
渡辺桃● |
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白川未奈 |
上谷沙弥 |
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ウナギ・サヤカ | AZM |
※第25代王者組の中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカが3度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負 |
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<王者> |
10分27秒 |
<挑戦者> |
飯田沙耶 |
琉悪夏 |
※第4代王者の飯田沙耶が3度目の防衛に成功
昨年12・20大阪でフューチャー・オブ・スターダム王座を初奪取した飯田沙耶が、ウナギ・サヤカ、花穂ノ利に次ぐ3度目の防衛戦。今回は飯田も所属するSTARSを裏切った琉悪夏が相手だ。フューチャー王座2度目の挑戦の琉悪夏はヒール転向で心機一転、大江戸隊入りを果たした。シングルの真っ向勝負なら飯田に分があると思われるが、琉悪夏に初めてのベルトをもたらさんと大江戸隊があの手この手で飯田を追い込んでくることが予想される。そこをどうかいくぐり飯田がベルトを守り抜くか、それとも琉悪夏が初戴冠で躍進へのきっかけをつかみ大江戸隊入りの正当性を証明するのか。第1試合から目の離せないフューチャー王座戦となりそうだ。
琉悪夏にはこの日復帰する吏南も含め大江戸隊がセコンドに着く。握手はかわさず、試合開始とともに両者が突進し組み付いていく。飯田がロープに押し込んでクリーンにブレイク。琉悪夏がショルダータックルで飯田を吹っ飛ばしヘアーホイップの連続。琉悪夏がボディースラムを狙うと飯田が切り返して反対にボディースラム。飯田は逆水平の連打、琉悪夏が受けて立つ。琉悪夏がブロックしビッグブーツから串刺しボディーアタック、ビッグブーツ。飯田が返すと、琉悪夏は逆エビ固め。飯田がエスケープするとカウンターのドロップキックをヒザに放ちバックエルボー。琉悪夏が返すと、飯田が引き起こしてノーザンの構え。琉悪夏がこらえて飯田の逆水平を受けて立つ。琉悪夏のビッグブーツをこらえた飯田が逆水平の連打。飯田が走ろうとすると琉悪夏が髪をつかんで倒す。琉悪夏がビッグブーツを決めるが2カウント。琉悪夏はボディースラムで叩きつけるとフィニッシュを宣言してコーナーへ。飯田が追いつきデッドリードライブからミサイルキック。5分経過。琉悪夏が返すと、飯田が引き起こしてブレーンバスター狙い。琉悪夏がこらえて腹部にパンチ、フィッシャーマン。飯田が返すともう一発琉悪夏がフィッシャーマン。しかし、これも飯田が返してみせる。琉悪夏はフィニッシュを宣言しコーナーに乗せるとブレーンバスター。「こんどこそ!」と叫んだ琉悪夏がコーナーから冷凍庫爆弾。ズバリ決まるが飯田の肩が上がる。琉悪夏は髪をつかんでからコーナーに上がろうとするが飯田が阻止。それをかいくぐりコーナーに上がると「飯田!」と叫んで、もう一発冷凍庫爆弾。しかし飯田がかわしてみせる。琉悪夏がヒザを着いた状態でエルボー、飯田もやり返す。エルボーの打ち合いから琉悪夏が連打。琉悪夏が突進すると飯田が体当たり。引き起こすと飯田がノーザンライト。琉悪夏が返すと、飯田はラリアット、琉悪夏が連続でこらえる。琉悪夏のラリアットをかわして飯田がラリアット。10分経過。飯田が後方から串刺しラリアット、コーナーに乗せると飯田岩。3カウントが入り飯田の防衛となった。
飯田のコメント
飯田「勝った、勝った、勝ったね。勝った。冷凍庫爆弾、あれ、食らいたくなかった、食らいたくなかった。琉悪夏、琉悪夏、ああ、大江戸隊で急成長してんじゃねえか。アッシは正直、キサンがSTARSだったときでも、このベルトを懸けて闘いたいと思ってたんで、隣にいて、成長を感じたから。まあそれが全部大江戸隊行くためのものだったとつながったときは、絶望というか、絶望じゃねえな、唖然としたけど、まあ、そうだなキサンがどのユニットでどう成長しようが、アッシはこのベルト懸けて闘ったこと、よかったと思ってる。琉悪夏だけじゃない。琉悪夏はまだ若いからまだいくらでも挑戦できる。ほかの若いヤツらも来いよ。キャリアだって3年未満だったら挑戦してきていいんだぜ。それはスターダムだろうがなかろうが、どっちでもいいよ。自分はどんなヤツが来ようがこのベルトを懸けて受けて立つ。来い、来やがれ、かかってこい」
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
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なつぽい |
4分29秒 |
レディ・C |
※もう一人はゴキゲンです☆
なつぽいvsレディ・Cvsゴキゲンです☆の3WAYマッチ。なつぽいとゴキゲンのハイスパートバトルに大柄のレディが加わることでどんな化学反応を見せるのか。小柄ななつぽい、ゴキゲンとレディの身長差は歴然。体調不良で2大会を欠場したなつぽいには2日後のハイスピード王座防衛戦、4・4横浜での白いベルト挑戦と大一番が続く。この試合を勝利で飾り、タイトルマッチの連戦へと駒を進めたいところだが…。
ゴキゲンが指先を合わせて健闘を誓い合う。レディが手を差し上げるがゴキゲンが踏みつけるとロープワークと見せかけ3人がマットに寝そべる。ゴキゲンがまとめてカバーするとなつぽいがブリッジで抜け出す。ゴキゲンがフェイントでレディを丸め込む。レディが返すとなつぽいがゴキゲンにドロップキック。なつぽいとレディがエルボーを打ち合う。ゴキゲンが入ってくるとレディが捕獲しなつぽいがロープ間を走る。なつぽいはレディの方にドロップキック。なつぽいはコーナーにゴキゲンを追い込み踏みつける。なつぽいが突進するとレディがゴキゲンをどかしてショルダータックル。レディはゴキゲンに河津落としもなつぽいがカットする。なつぽいが2人をコーナーに追い込み突進もかわされる。ゴキゲンがコーナーに向かうたびになつぽいにかわされてしまう。レディが突進してもなつぽいが足を出しゴキゲンが丸め込む。3人の丸め込み合戦が展開され、ゴキゲンが2人のバックを取る。丸め込むが2人が返す。なつぽいがレディにバックラッシュ。これで3カウントが入り、なつぽいがレディをフォールした。
◆QQvsDDM タッグマッチ 20分1本勝負 |
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舞華 |
11分17秒 |
林下詩美 |
○ひめか |
妃南● |
ドンナ・デル・モンドの舞華&ひめか組のゴッデス・オブ・スターダム王者組が林下詩美&妃南のクイーンズクエストとタッグで対戦。家庭の事情で欠場していた妃南は復帰戦となるが、いきなりタッグ王者チームとの対戦という厳しいカードが組まれた。ここで赤いベルトの王者・詩美が妃南をどのようにリードするかが試合のポイントになるだろう。舞華組には4・4横浜でのメインで同門のジュリア&朱里組との防衛戦を控えている。それだけに、タイトルマッチに向けて弾みをつけておきたい試合だ。
舞華と妃南が先発でゴング。探り合いから妃南が腕を取って捻りあげる。舞華が取り返すが妃南がすぐに切り返す。舞華もやり返してバックに回るが、妃南も腕を取ってバックを取る。舞華がヘッドロックでグラウンドへ。妃南が逃れて突進すると舞華が受け止めてボディースラム。ひめかが入って妃南に連続で串刺し攻撃。ひめかが自軍コーナーで舞華とともに妃南の顔面を踏みつける。ひめかが妃南にヘアーホイップ、髪を束ねて豪華にマットに叩きつけるとコーナーに追い込みストンピング連打。ひめかは高々とボディースラム。舞華が入ると妃南のエルボーを受けて立つ。エルボーの打ち合いから舞華がボディースラム、キャメルクラッチ。詩美が入ろうとするがひめかが阻止。ひめかが妃南にボディ-スラム、舞華もボディースラムで続く。ひめかが「まだまだ」と妃南を持ち上げボディースラム。舞華が妃南を起こしてボディースラム。妃南がバックを取ると払い腰。詩美が入って舞華にドロップキック。ひめかが乱入し詩美を攻撃。しかし詩美が舞華を担いでコーナーのひめかにぶち当てる。詩美はまとめて串刺しエルボーアタック、舞華にミサイルキック。舞華が返すと、詩美はアルゼンチン。舞華が切り返してスリーパー。詩美が反対にスリーパーに取るとフロントネックロックへ移行する。舞華がそのまま立ち上がるとブレーンバスター。ひめかが詩美に串刺しボディ-アタック。詩美がこらえてショルダータックル連打を受けて立つ。詩美のタックルにひめかも受けて立つ。ひめかのラリアットを詩美がこらえる、詩美もラリアットを打つがひめかが受けて立つ。ラリアットの打ち合いで勝ったのは詩美。妃南が入りひめかにドロップキック連打。ひめかが返すと、妃南は予告してボディースラムの構え。しかしひめかが切り返す。それでも妃南がやり返す。妃南が突進するとひめかがキャッチし逆エビ固め。妃南がエスケープすると、ひめかがラリアット狙い。詩美がカットし妃南が背負い投げ。詩美とともにSTOで倒すと妃南が外道クラッチ。しかし舞華のカットが間に合う。妃南はひめかにファイヤーマンズキャリー狙い。ひめかが切り返してラリアット。10分経過。ひめかがニーアタックも妃南が返す、舞華が入るとひめかとラリアットの挟み撃ちを連発。しかし詩美のカットが間に合う。舞華とひめかが詩美を捕まえマットに叩きつける。ひめかはフィニッシュを予告し妃南を引き起こすとアルゼンチンから前方に叩きつける。妃南がかえせずひめかがフォール勝ちをゲットした。
妃南のコメント
――復帰戦を終えて。
「ドキドキというか、不思議な気持ちでした」――コスチュームを新しくしたが?
「心機一転っていうことでシルバーというか明るい色を入れて、もう少し成長した自分を見せられたらと。コスチュームでもそれを表現しました」
――今後は?
「大きい選手とやるのが難しくて、大きい選手を倒せるようにと考えてます」
◆STARSvs大江戸隊 全面戦争 6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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岩谷麻優 |
13分13秒 |
刀羅ナツコ |
スターライト・キッド |
鹿島沙希 |
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○羽南 |
吏南● |
琉悪夏に裏切られた岩谷麻優の発言で勃発したSTARSと大江戸隊の「全面戦争」。4・4横浜では最後の敗者が相手ユニットに強制移籍させられる5対5のイリミネーション10人タッグマッチが組まれており、この試合は決着戦に向けての前哨戦となる。今回は岩谷麻優&スターライト・キッド&羽南組と刀羅ナツコ&鹿島沙希&吏南組が激突。大江戸隊の吏南はこれが復帰戦で、羽南三姉妹がついに全員カムバックすることとなる。羽南と吏南の姉妹対決も加わり、さらに熱くなるSTARSと大江戸隊の全面戦争。4・4横浜に向けて先手を取るのはどちらのユニットか?
最後に岩谷がコールされたところで大江戸隊が襲撃し試合開始。吏南が羽南を倒すが、羽南が吏南にボディースラム、串刺しドロップキック。羽南がダッシュするがリング下から足を引かれる。場外戦で吏南が羽南をフェンスに叩きつける。さらに吏南は羽南を鉄柱に叩きつけると手錠を場外フェンスに設置し羽南を括り付けようとする。しかし羽南が反対に吏南を手錠に括り付ける。18カウントで岩谷とナツコがカムバック。岩谷がコーナーにナツコを追い込んでキックの連打からボディースラム。ナツコが返すと岩谷はSTARSを呼び込みナツコに連係攻撃の集中砲火でトリプルドロップキックを浴びせる。羽南がナツコにドロップキック。羽南とナツコがエルボーの打ち合い。リング下では手錠で捕獲された吏南を琉悪夏が救出する。キッドがナツコに串刺しエルボーアタック、スリングブレイド。ナツコが返すと、キッドへスピア。吏南がキッドに串刺しドロップキック、ボディースラム、払い腰。吏南はSTARS勢に柔道投げの連続。鹿島がキッドの顔面を蹴飛ばしていく。キッドが返すと、鹿島にアームホイップ、低空ドロップキック。岩谷も続いて低空ドロップキック。鹿島が返すと岩谷はサッカーボールキック。しかし鹿島の肩が上がる。鹿島がビッグブーツ、フェースクラッシャー、ビッグブーツ。ナツコが岩谷に串刺しショルダータックル、キャノンボール、バックフリップ。鹿島がダイビングフットスタンプ、ナツコがフロッグスプラッシュ。リング下では吏南がキッドと羽南を捕獲。鹿島がダブルアーム式フェースバスターもSTARSがカットする。ナツコは岩谷を捕まえ鹿島と挟み撃ち。しかし岩谷がかわして大江戸隊が同士討ち。10分経過。鹿島と岩谷がエルボーの打ち合い。鹿島が左右の張り手を連打も岩谷がトラースキック。鹿島がカウンターのビッグブーツ。吏南が羽南のドロップキックをかわす。姉妹がエルボーの打ち合い、吏南が「なめんじゃねえ」と張り手の連打から串刺しドロップキック。ナツコが串刺しアタック。吏南がフィニッシュを宣言し後方に叩きつける。しかしSTARSがカット成功。吏南が「終わり!」と絶叫しフィッシャーマン狙い。羽南が切り返して腕十字も大江戸隊がカットする。大江戸隊が3人をコーナーに振るがカウンターで飛び技を食らう。STARSが3方向でフィッシャーマン。羽南が吏南にボディースラムも切り返される。吏南がジャックナイフで固めるが2カウント。羽南が飛びついて腕十字に取ると吏南がギブアップ。
岩谷「後楽園のみなさん、こんばんは! 大江戸隊に、羽南が1・2・3…違った! ギブアップできっちり取りましたよ。横浜武道館、完全決着で」
ナツコ「うるせー! ガタガタ言ってんじゃねーよ。ちょっと勝ったくらいでよ。羨ましい脳ミソしてるな。こんなことで喜べるなんて。まあ、いい。4月4日、お前らの中から一人、大江戸隊に来ることになる。約束しよう。あと勘違いしてるヤツもいるから言っておくけど、ウチらは別にSTARSから誰かが欲しくてこのルールを設定したんじゃない。STARS、お前らは負ける運命だ。つまり、
ただの嫌がらせ! 誰が来るか楽しみだな。なあ沙希」
鹿島「4・4横浜でお前らSTARSは終わりだ。オマエらせいぜいキラキラライフを楽しめよ」
キッド「STARSは誰も渡さないし、行かない。その嫌がらせ? お前らがやりたいならいいけど、4・4横浜武道館、STARSの結束力を見せつけてやる」
STARSのコメント
岩谷「STARS、無事横浜までの前哨戦きょうで最後で勝ちました」
キッド「ナイス! このルールを提案したのは単なる嫌がらせとか言ってきましたけど、自分たちにもリスクがあることをわかって言ってるんですよね。そんな余裕ぶっこいて言ってると大江戸隊も痛い目みますよ。STARSをナメてもらっちゃ困る。4・4横浜武道館、全面戦争、完全決着つけましょう」
岩谷「最後に勝つのは、正義」
◆DDMvs大江戸隊 タッグマッチ 20分1本勝負 |
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ジュリア |
17分43秒 |
ビー・プレストリー |
○朱里 |
小波● |
ドンナ・デル・モンドのジュリア&朱里組と大江戸隊のビー・プレストリー&小波組がタッグで対戦。4・4横浜のメインで同門の舞華&ひめか組が保持するゴッデス・オブ・スターダム王座に挑戦するジュリア組には試運転の試合か。とはいえ、相手は前ゴッデス王者のプレストリー&小波組だけにタイトルマッチさながらの熱戦が予想される。となれば、なおさらジュリア組には横浜に向けて好都合かもしれない。3・3日本武道館でSWA世界王座を懸け対戦した朱里と小波がこの試合で再会。武道館では個人の師弟対決だったが、この試合ではユニット対抗戦の色が濃くなるだろう。ここからまたさらに新しい火種が発生するのか、それともジュリア組が4・4横浜に向けて気勢を上げるのか。
朱里と小波が先発。慎重に探り合い朱里のローを小波がキャッチ。グラウンドの攻防で小波が首を取る。朱里が反転して押さえ込むが小波が返して締め上げる。首の取り合いから小波がバックを取ると朱里がヘッドロック。小波がヘッドシザーズにいくが朱里が脱出。ジュリアとプレストリーが対峙。ジュリアがプレストリーのキックをかわしてヘッドロック。プレストリーがロープに振ってショルダータックル。DDMが合体しプレストリーを攻撃。ダブルのエルボードロップを決めるとジュリアがダッシュ。リング下から小波が足を引いて大江戸隊が場外戦に持っていく。プレストリー、小波が2方向のエプロンから相手を蹴飛ばす。プレストリーはジュリアにストンピング連打からロープに追い込んで捕獲。ジュリアが小波にネックブリーカー。小波が足を取るとプレストリーと合体。しかしジュリアがまとめてDDT、ドロップキック。朱里が小波をコーナーに追い込みストンピング連打、串刺しニーアタック。小波が返すと、朱里がヒザ十字を決める。ジュリアが小波にボディースラム、逆片エビ固め。小波がエスケープしようとするとジュリアはSTFに切り替える。しかしプレストリーが小波の手を引いてエスケープをアシスト。朱里が小波にボディースラム。小波が返すと、朱里がサッカーボールキック。ジュリアが入り小波を捕獲、朱里がミドルの連打を浴びせる。ジュリアは小波に体重を乗せていく。中央に持っていくとボディースラム。小波が返すと、ジュリアの突進をキャッチしマットに叩きつける。プレストリーがジュリアに串刺しエルボー、背後へのドロップキック。ジュリアがエルボーを打つとプレストリーも応戦。ジュリアが連打すると、プレストリーが突進を止めてドラゴンスクリュー。ジュリアがビッグブーツからバックドロップ狙い。プレストリーがこらえるが、ジュリアはコーナーに追い込んでネックブリーカー、ミサイルキック。DDMが串刺しエルボーアタック、ドロップキックを合体で決める。10分経過。プレストリーが返すと、ジュリアはグロリアス狙い。プレストリーが切り返してジャーマン。プランビー狙いはジュリアがこらえてDDT、ドロップキック。朱里がプレストリーにドロップキック、串刺しニーアタック、スタンディングギロチン。プレストリーがエルボー連打からカウンターのニーアタック。小波が朱里にミドルキック連打、頭部への串刺しドロップキック、ブレーンバスター、腕十字。朱里が切り返して腕十字。小波が反転しスリーパーもロープ際。朱里がバックキックも小波がニー。プレストリーもニーで援護する。小波が朱里にジャーマン。朱里が返すと、プレストリーがバックを取り小波がコーナーへ。ジュリアがカットし雪崩式狙い。朱里が加わり雪崩式ブレーンバスター。しかしプレストリーがカット成功。ジュリアがプレストリーを場外に追いやる。DDMが小波を持ち上げるがこらえられる。DDMが突進するとプレストリーがカムバックしカットに成功。朱里が小波にハイキックから変型ストレッチマフラー。プレストリーがカットし朱里を起こすとダブルの延髄斬り。小波がトラースキックもカットされる。15分経過。小波が朱里の腕をロックするがジュリアがカット。小波の突進に朱里が延髄斬り。小波がエルボーを打つと朱里もやり返していく。朱里がニー連打も2カウント。朱里が小波を持ち上げルトサイドに叩きつける。しかしプレストリーのカットが間に合う。DDMが合体し、小波を持ち上げ前方に叩きつける。朱里が小波に狙い澄ましたバズソーキック。小波が返せず朱里がピンフォールを奪った。
朱里「えっと、4月4日横浜武道館で朱里、ジュリアがあそこにいる舞ひめのゴッデス・オブ・スターダムに挑戦します。今日、あのベルトの前王者に勝利しました。次は、あの現王者に勝利するのみ。私たちが、新チャンピオンになります」
ジュリア「おい、ひめか、そして、舞華。ウチらDDM対決だよ。横浜武道館、シングルのタイトル、あと団体なんとか戦。メインになっちまったよ、最高の試合するぞ! まあメインも、メインじゃなくても、DDMはスターダムの中でつねに中心を歩いて行く。だから、ドンナ・デル・モンドのいまを諸君に絶対に見せつけるから、絶対に目を離すなよ。ありがとごうざいます」
ジュリア&朱里のコメント
朱里「4月4日に向けてきょう前チャンピオンにキッチリ勝利したけど、やっぱり強かった。めちゃくちゃ強かった。ダメージがやばい。さすが元王者だけあって」
ジュリア「なんだっけ? なんかでぶっとんだ。そうだ、あれだ。朱里にやられたジャーマンだ。私がやってたんだけど(笑)。捨て身だけど(笑)。ちょっとそれほどしないと、あ、やべえなと思ったので。ここまでやらなきゃ勝てない相手だったけど、舞ひめはどうかな?」
朱里「4月4日ね、でも仕上げてくるでしょ。あの2人はDDMで一緒にやってきて、2人の強さはわかってるので。でも、まだまだ超させるわけにはいかない。ってかゴッデス・オブ・スターダムのベルト欲しいし。最高のタッグパートナーが横にいるので、必ず取ります」
ジュリア「ひめか、舞華は大事な大事な仲間だけど、勝負となったら大事な大事な仲間なんて言ってられないからな」
朱里「やるときはやる」
ジュリア「それが朱里、ジュリア流だ。アリベデルチ、またな」
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
20分35秒 |
<挑戦者組> |
○中野たむ |
渡辺桃● |
|
白川未奈 |
上谷沙弥 |
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ウナギ・サヤカ | AZM |
※第25代王者組の中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカが3度目の防衛に成功
メインはアーティスト・オブ・スターダム王座戦。COSMIC ANGELSの中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ組がクイーンズクエストの渡辺桃&上谷沙弥&AZM組の挑戦を受ける。QQでは過去に桃が2度、AZMが3度アーティストのベルトを巻いているが、上谷には初挑戦。一方の王者組はこの試合に勝てば3度目の防衛となり、最多防衛記録タイに王手がかかる。このままベルトを守り続けていければ、長期政権のないアーティスト戦線のイメージを変える絶好のチャンスとなるだろう。コズエンが新記録への足がかりを作るか、それともQQがストップをかけて上谷がアーティスト王座初戴冠か。STARSvs大江戸隊とは別に、今後のユニット闘争を占う闘いだ。
白川が「ピーチ!」と叫んで桃を先発に指名もAZMが出てくる。試合は中野とAZMでスタート。AZMが蹴りを入れると中野がロープワークを仕掛けてショルダータックル、バックドロップをAZMが切り返すが中野がネックブリーカー。中野とAZMがエルボーを打ち合い、蹴りの威嚇。ウナギと上谷がエルボーを打ち合う。上谷が強烈な一発、ウナギが髪の毛を掴むと上谷もつかみ返す。ウナギが蹴飛ばしコズエンを呼び込む。コズエンは3人で上谷を攻撃。ウナギがカバーも上谷が返す、上谷は側転とバック宙からドロップキック。上谷がウナギにボディースラム。ウナギが1カウントで返すと、上谷は桃に託す。桃がウナギにサッカーボールキック。ウナギが返すと、桃にエルボー連打。AZMが足をすくって援護し桃がドロップキック。AZMがウナギを自軍コーナーで捕獲。AZMはウナギにボディースラム、返したウナギにワキ固めでギブアップを迫る。AZMは「ウナギどうした、こいよ」と挑発。ウナギが向かっていくとAZMがエルボー連打。5分経過。AZMがダッシュするとウナギが止めてマットに叩きつける。ウナギは白川とタッチ。白川がフライングクロスチョップ、入ってきた上谷と桃にネックブリーカー、AZMにドロップキック。白川の突進をAZMがかわしてブレーンバスター狙い。白川がこらえると飛びついて回転エビ固めからアームロック。白川がこらえると丸め込みからドロップキック。桃が白川にミドルキック連打。白川が受けて立つ。白川が掴んでネックブリーカーも桃が返す。白川が桃にエルボー連打、コルバタから河津落とし、関節技に取る。インプラントDDT狙いは桃がこらえる。白川のフライングクロスチョップを桃がかわすと、AZMがウナギにミサイルキック、中野にブレーンバスター、AZMと桃がウナギにキックの挟み撃ち、上谷がその場飛びムーンサルト。ウナギが返すと、上谷が突進。ウナギがキャッチしボディースラム、フェースクラッシャー、ギロチンドロップ。上谷がウナギを睨み付けてエルボー。ウナギが打ち返し上谷もやり返す。エルボーの打ち合いとなり10分経過。ウナギが連打し上谷が受けて立つとカウンターのドロップキック。上谷が突進するとウナギがビッグブーツ。中野が入り上谷に串刺しで突進。かわされた中野だが上谷にバックドロップ。上谷が切り返してエルボー連打。上谷がドロップキックも中野がカウンターのトラースキック。中野が突進すると上谷がニーをキャッチし後方に叩きつける。上谷がスタークラシャー狙いも中野がジャーマン狙い。中野がバックキックも、上谷がニールキック。桃が中野に串刺しドロップキック。2発目は中野がかわすがAZMが三角飛びプランチャを中野に浴びせる。桃が中野にブレーンバスター。桃のラリアットを中野がブリッジでかわす。中野がコーナーに上がり桃へデスティニーハンマー。しかしQQのカットが間に合う。ウナギと白川が競演し上谷とAZMを排除。15分経過。中野が場外へプランチャ弾。しかしQQにかわされて同士討ち。上谷がノータッチトペコンヒーロ。桃が入り中野のバックを取るとAZMが後方からダイビングフットスタンプ。桃が中野にテキーラサンライズもコズエンがカットする。ウナギと白川がQQ分断。桃がピーチサンライズ狙いも中野がこらえる。白川がフライングボディーシザーズドロップ、ウナギのアシストから中野がバイオレットシューティング。乱戦から全員がダウン状態に。桃が中野にエルボー。中野もやり返し打ち合いに。中野のローリングエルボーからスピンキックが桃に決まる。桃がダウン。中野が引き起こして突進すると桃がハイキックから投げっぱなしジャーマン、蒼魔刀。中野が返すと、AZM、上谷が入ってQQがトリオでドロップキック。中野がかわしてコズエンがQQ捕獲。3方向で串刺し攻撃を連続しカカト落とし。中野が桃を引き起こしジャーマン。崩れるが強引に押さえ込む。桃が返すと中野はタイガー狙い。桃が切り返しテキーラの構え、中野がVSD(バイオレットスクリュードライバー)で叩きつける。引き起こすとタイガースープレックス3カウントが入り、中野が桃を破った。試合後、上谷が中野を睨み付ける。ウナギが上谷の髪の毛を掴んでベルトを誇示。
白川「レディース・アンド・ジェントルメン、メイ・アイ・ハブ・アテンション・プリーズ。ウェルカム・アボード、COSMIC ANGELS!」
中野「たむがしゃべるね。みなさん、こんにちは。ウェルカム・アボード、COSMIC ANGELS! ギリギリ、ギリギリ! COSMIC ANGELSがアーティストのベルト、3度目の防衛に成功しました! 大丈夫? かわいい? ブスじゃない? イヒヒ。ギリギリ、ギリギリのところで、このアーティストのベルトを防衛して、次、4・4横浜武道館でこのアーティストのベルトと、ワンダーのベルトの二冠チャンピオンで横浜を迎えます。そして横浜武道館で ついに白いベルトの初防衛戦、なつぽいと闘います。なつぽい? なーつぅ…」
なつぽいが現れ、エプロンに上がる。
中野「なっちゃん。私ね、この白いベルト、本当に大切なの。何もかもかなぐり捨てて死にものぐるいで、地獄の底這いつくばって、やっとやっと掴んだベルトなの。アナタにはまだ渡すわけにはいかない。まだじゃない。この先ずっと。でも、いっつも、営業スマイルのいい子ちゃんぶってるなっちゃんが、その顔、ドロドロに宇宙一きたない、嫉妬深さがもっと見てみたい。このタイトルマッチ、私の心も体もゆさぶってよ」
なつぽい「ペラペラ語ってんじゃねーよ、デブ。COSMIC ANGELSは苦労話が大好きだよね? でもね、そんな苦労話、自慢話になんねーんだよ。たむちゃん、アンタが時間かけて、ロースピードで駆けあがってきた場所、私は宇宙一ハイスピードで駆けあがってやる」
中野「私はアンタのもっと先を行く」
ウナギ「たむさん、私はたむさんがやってくれるってわかってるんで、私も横浜武道館で上谷沙弥という最高においしい、七番勝負の番外編やらせてもらいます。七番勝負ぜんぜん終わらないんですよ。番外編とかはじまっちゃうし、でも必ず何かを掴みに行きます。みなさん、歌舞伎者の羽ばたく姿を絶対、見に来てください。そして、このベルトを、私たちで持った、当たり前でないこの日々を1日でも長く守っていけるように頑張ります。よろしくお願いします」
白川「私も4・4横浜武道館、ピチピチピーチ姫・渡辺桃さんとシングルです。桃さんが私とのシングル、ぜんぜんやる気出ないとおっしゃいましたけど、今日の結果を踏まえて、少し焦ってやる気出したほうがいいんじゃないでしょうか? 私は熱い、怒れる桃さんと、シングルマッチがしたいです。今日、仕留められなかったので、4・4横浜シングル、今日の続きを、熱い試合をお願いします。じゃあ、私たち、アーティストのベルト防衛したので、はい。たむさん、いつもの締めお願いします」
中野「私たちも、アナタたちもデリーシャス、ウ~~ンマ!」
COSMIC ANGELSのコメント
中野「なんとか、防衛しました。V3。ありがとうございました」
白川「戻ってきた、ベルト」
ウナギ「かえってきたあ」
白川「いつもの選手権(宣言)の前に小川さんにベルト渡す瞬間が一番嫌いなんですよ」
中野「だって今日ギリギリまで渡してなかったもんね、いつまで渡さないんだろうと思ってた」
白川「かえってこなかったらどうしようっていう、そのくらい私たちにとってはすごく大事です」
中野「でもね横浜武道館に向けて2人はまだQQと闘いが残ってるから、今日の闘いをしっかり糧にして、絶対に勝ちにいってください。まだまだここから、4・4白いベルトの初防衛戦がなつぽいとあります。彼女は私のことを『いつも自分のことばっかりで自己中でほしいものは無理矢理にでも手に入れてきた』なんて悪口言ってましたけど、私は、なりふり構わずやってきたからやっとこの白いベルトを巻けたし、大切な人との約束もかなえてこられた。彼女だって結局全部捨てて、自分勝手にこのスターダムのリングにやってきたんでしょ、わかってるってことだよね。もっともっと、なっちゃんの汚いところ、見せてほしいなと、思ってます」
――前回の後楽園でウナギが次期挑戦者に向かい「このベルトを取るはそんな簡単じゃない」と言ったところ客席から笑いが漏れた。今日また同じ場所でタイトルマッチをやり、観客の反応も含めて、どうだった?
ウナギ「どうだったんですかね? いやあなんか、タイトルマッチをすればするほど愛着がわいてきて、絶対に離したくないけど、でも絶対がなくて、でもやっぱり、簡単じゃない、私たちがもちろん簡単じゃないのかもしれないけど、このベルトをちゃんと守っていけるように、そしてこのベルトはコズエンのものだよねって思ってもらえるように、全員、納得させます」
――4・4横浜でも対戦する相手からも、ウナギは上谷から「眼中にない」と言われていた、白川は桃から「やる気が起きない」と言われた。今日闘ってみて手応えは?
白川「う~ん、そうですねえ、まあ、私が知ってる桃さん、私が見てたファンとして見てた桃さんは、全然あんなんじゃないですね。桃さん正直言って最近シングルの勝率悪いなって私も見ていて(思う)。私が闘いたい桃さんはなんかいまの桃さんじゃない。なんかそれがちょっと悲しいですね。でも今日の結果を踏まえて、なんか、スーパーワタナベモモできてくれたらうれしいなと思ってます」
――今日で3度目の防衛。次に防衛すれば、長期政権のない王座だが、とりあえず最多防衛タイになる。中野も持っているV4に並ぶ。次期防衛戦はどのチームとやりたい?
中野「次の大阪(3・28)でユニットトーナメントというのがあるのでそれの最強ユニットとやりたいなと個人的には思ってますけど、どうなんでしょうか。私たちが最強になったらどうなるんでしょうね?」
ウナギ「ずっと、持ちます」
中野「どういうこと?」
ウナギ「もう、ずっと持ちます」
中野「どういうこと?」
ウナギ「何回も防衛戦をして、ずーっと勝ちつづけます」
白川「でもたぶんですけど、最初スターダムのほかの選手、ウチらの持ってるこのアーティストなんてたぶん欲しくないとか、試合したくないとかそんな感じでいってましたけど、試合を重ねるにつれてみんながこの3人が持ってるアーティストのベルトを欲しいと、コズエンから取ったらおいしいんじゃないかって思い始めてるっていう気はしてます、ハイ」
中野「ハイ。おいしいでしょ」
白川「おいしいでしょ。写真集も一番売れてるらしいですし」
中野「へえ、そうなんだ」
ウナギ「なくしちゃって2個目、撮りましょう」
中野「そうですね。全ユニットから防衛したいなとも思ってます」
白川「気持ちいいですね、それ」
中野「そうして防衛を重ねていくことで、チャンミナが言ってたように、このベルトを全ユニットからスターダムの全ユニットから防衛しつづけたベルトを取ったらおいしいんじゃないかと思ってもらえるんじゃないですかね」
白川「なるほど。さらにね。ハイ」
――大江戸隊かドンナ・デル・モンドか。
中野「そうですね。守ります」
――このベルトはもう自分たちのものだという感覚がだいぶついてきた?
中野「そうですねえ、私にとってはまだまだですね。まだまだ。COSMIC ANGELS色には(染まっていな)。ホントにいろんな人の手垢が付いたベルトですからね、まだベルトちゃんが『ずっとここにいたいよ』とは言ってないような気がする」