2021/04/05 試合結果

2021年4月4日 『U-REALM Presents YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Spring』

『U-REALM Presents YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Spring』
4月4日(日)横浜武道館(観衆1029人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負

妃南

7分6秒
光輪

レディ・C

※もう一人はAZM

◆シングルマッチ 15分1本勝負

渡辺桃

10分54秒
テキーラサンライズ

白川未奈

◆ウナギ・カブキ7番勝負 番外編 15分1本勝負

上谷沙弥

13分42秒
スタークラッシャー→片エビ固め

ウナギ・サヤカ

◆STARSvs大江戸隊 全面戦争イリミネーションマッチ 30分

刀羅ナツコ

25分30秒
起死回生→片エビ固め

岩谷麻優

○鹿島沙希

スターライト・キッド

小波

飯田沙耶

琉悪夏

羽南

吏南

ゴキゲンです☆●

(1)●飯田(8分18秒、冷凍庫爆弾→片エビ固め)琉悪夏○

(2)○羽南(10分3秒、腕ひしぎ十字固め)琉悪夏●

(3)●羽南(11分4秒、バズソーキック→片エビ固め)小波○

(4)○キッド(15分1秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)吏南●

(5)●キッド(1814秒、両者OTR)ナツコ●

(6)○岩谷(21分8秒、OTR)小波●

(7)●岩谷(2358秒、起死回生)鹿島○

※大江戸隊の1人残りがち。

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

 <王者>

18分50秒
トワイライトドリーム

<挑戦者>

中野たむ

なつぽい

※第15代王者の中野たむが初防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

 <王者>

20分53秒
ハイジャックボム→片エビ固め

<挑戦者>

林下詩美

ビー・プレストリー

※第13代王者の林下詩美が4度目の防衛に成功

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<挑戦者組>

28分57秒
バズソーキック→片エビ固め

<王者組>

ジュリア

舞華●

○朱里

ひめか

※第20代王者組の舞華&ひめかが3度目の防衛に失敗。ジュリア&朱里組が第21代王者となる

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負

妃南

7分6秒
光輪

レディ・C

※もう一人はAZM

 3・3日本武道館から1ヵ月という短い期間でおこなわれるスターダムのビッグマッチ。2度目となる横浜武道館のオープニングを飾るのは、AZMvs妃南vsレディ・Cの3WAYマッチだ。AZMと、3・26後楽園で復帰した妃南はクイーンズクエストの同門。ここに昨年11月デビューのレディが加わる形となる。レディは、練習生時代の昨年10・3横浜武道館でイベント開始前にプロテストを受け合格、プロレスラーへの道を切り開いた。あれから半年、こんどは思い出の場所に選手としてリングに上がることとなる。いまだ白星のないレディだけに、ここはなんとしても初勝利を手に入れたい。体格差では2人を圧倒するも、前ハイスピード王者がいるとあって勝利は容易ではないだろう。そのあたりをどのようにかいくぐり勝利をたぐり寄せるか。また、復帰間もない妃南にとっても前王者AZM、大型のレディとの対戦は今後を占う一番でもある。横浜武道館のオープニングマッチで勝ち名乗りを受けるのは、いったい誰だ!?

 AZMが同門の妃南に握手を求める。レディが蚊帳の外も、妃南が応じてゴング。試合が始まるとAZMが手を挙げて誘う。レディが攻撃すると妃南がAZMを押さえ込む。3人で丸め込みの応酬となり、レディとAZMがビッグブーツ。レディのキャメルクラッチにAZMがドロップキック。妃南ではなく仕掛けたレディに見舞う。AZMはレディをコーナーに振り、AZMと妃南で串刺し攻撃。大外刈りから妃南が押さえ込む。レディが返すと、AZMがコーナーへ。しかし妃南が裏切って丸め込みの連続。怒ったAZMが妃南を蹴飛ばす。AZMは妃南にミサイルキック。妃南とAZMがエルボーの打ち合い。AZMが受けて立ち一発で倒す。妃南がAZMをマットに叩きつけるとSTO。しかしレディがカットに成功。レディは妃南を起こすとAZMにダブルの要請。妃南が2人をかいくぐるとAZMを蹴飛ばしコーナーのレディにヒットさせる。妃南がレディにエルボー連打からドロップキック。レディが連打を受けて立ち仁王立ち。レディが妃南へのドロップキックからAZMにビッグブーツ。妃南にもビッグブーツを浴びせるが2カウント。レディが妃南を引き起こし、河津落としを狙う。AZMが割って入ると妃南が丸め込みAZMがジャックナイフ。レディが返すと、AZMと妃南が串刺し攻撃。と思いきや妃南がAZMにエルボー、AZMは三角飛びボディーアタックをレディに放つと妃南をその上にブレーンバスター。AZMはダイビングフットスタンプを2人に投下。2人が返すと、AZMはもう一度コーナーへ。しかしレディがかわしてチョークスラム。妃南が割って入り外道クラッチからダイヤル固め。3カウントが入り、妃南がレディをフォールした。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

渡辺桃

10分54秒
テキーラサンライズ

白川未奈

 クイーンズクエストの渡辺桃と白川未奈がシングルマッチで激突する第2試合。前回の横浜武道館、桃はビー・プレストリーのSWA世界王座に挑むも敗れてしまった。あれから半年後、再び横浜武道館のリングに上がるも、今回は神奈川出身ながらノンタイトルの第2試合、しかも相手が桃の認めない白川である。桃は会見で不満を露わにしていたのだが、対する白川にとっては大きな屈辱でしかない。白川は現アーティスト・オブ・スターダム王者に君臨、すでに3度の防衛に成功しているのだ。が、このあとに試合をおこなうウナギ・サヤカとともに見下されているのが現状。だからこそ、ここで大きな爪痕を残したい。「お荷物」と言われた白川は「白川未奈一番勝負」の気持ちで桃との一騎打ちに臨む。白川は、桃の認識を変えることができるのか?

 「お願いします」と白川が握手を求めるが桃は応じない。ゴングと同時に白川がドロップキックを放つが桃がかわしてコーナーに追い詰める。桃はミドルキックから顔面を蹴飛ばすとボディースラムから片ひざでカバーする、桃はなおもストンピングの連打。コーナーに振ると串刺しドロップキックを連発。白川が返すと、エルボーで向かっていくが桃が仁王立ち。桃が突進すると白川がドロップキック、フライングクロスチョップ。白川が串刺しエルボーアタックからドロップキック。桃が返すと、白川はコルバタからの河津落とし。白川はヒールホールドから右ヒザをマットに叩きつける。右脚へのストンピング連打からセカンドロープにかけて締め上げる。しかしドロップキックは桃がかわしてミドルキックの乱れ打ち。桃のミドルキック連打を白川が耐える。しかし桃がミドルキックでダウンさせる。白川がコーナーに振ると桃はコーナーに上がるが白川がドロップキックからDDT。白川はエルボー連打からバックブロー。桃が返すと、白川がコーナーに上がると桃がデッドリードライブで落として背中に蒼魔刀。正面からも蒼魔刀を打ち込むが2カウント。桃はチキンウイングフェースロック。白川が立ち上がってロープに逃れる。桃がコーナーに上がりダイブするが白川がかわして空中胴締め落とし。白川はコーナーに上がりダイビングネックブリーカードロップ。返された白川はフィニッシュを宣言してインプラントDDT。しかし3カウントには至らず。白川が桃を引き起こしバックドロップ狙い。桃がこらえて裏投げからハイキック。白川が掴んでヒザをロック。桃が逃れると、白川がエルボー連打。桃がやり返しエルボー合戦に。白川がローリングエルボーから突進するが桃がハイキック。10分経過。桃がBドライバーからテキーラサンライズ。3カウントが入り、桃が白川を破ってみせた。試合後、桃の方から握手を求めると白川も応じてリングを下りた。

◆ウナギ・カブキ7番勝負 番外編 15分1本勝負

上谷沙弥

13分42秒
スタークラッシャー→片エビ固め

ウナギ・サヤカ

 2月に「ウナギ・カブキ7番勝負」を完走したウナギ・サヤカが「番外編」として上谷沙弥と一騎打ち。ウナギはジュリア、AZM、岩谷麻優、ひめか、小波、ビー・プレストリー、朱里と7番勝負をおこない全敗。結果を残すには至らなかったが、成長を促進させたのは間違いない。しかし、相手の上谷はウナギは「眼中にない」と豪語、「圧倒的な差を見せつける」と宣言した。上谷は3・3武道館で敗れはしたものの、林下詩美のワールド・オブ・スターダムに挑戦した。だからこそ、若手のチャレンジマッチを終えたばかりのウナギと一緒にしてほしくないとの思いがあるのだろう。常識的に考えれば上谷の勝利は堅い。しかもウナギは先日の大阪で場外ダイブの際に足首を痛めてしまった。このハンディが試合にどう響くか。アーティスト王者の意地を見せることが期待される。

 あとから入場のウナギがコールが終わらないうちに上谷に襲い掛かりエルボー乱打。ウナギはコーナーに振るが上谷がカウンターでドロップキック。上谷が滞空時間の長いボディースラムから片足でカバー。返されるともう一度ボディースラムで叩きつけ左脚を捻りあげる。上谷がレッグロックから左脚を締め上げていく。上谷がもう一度ボディースラムで叩きつけると逆エビ固めにもっていく。上谷は左脚を締め上げる逆片エビ固めに移行。ウナギがエスケープすると上谷は左脚をロープにかけてレッグブリーカー。上谷はウナギの頭を軽く蹴飛ばしていく。ウナギが立ち上がりエルボー、上谷がやり返しダッシュストウナギが受け止めてボディースラムで叩きつける。ウナギがフェースクラッシャーからギロチンドロップ。上谷が返すとウナギはボディーシザーズ。上谷がエスケープするとエルボー連打からドロップキック。上谷がダッシュするがウナギが止めてエプロンでスタナー、カカト落とし。ウナギは大ふへん固め狙いも上谷が切り返してドロップキック、場外へスワンダイブ式プランチャ。ウナギをリングに戻した上谷がミサイルキック。ウナギが返すと上谷はスタークラッシャー狙い。ウナギがこらえてエルボーを打っていく。上谷もエルボーで応戦し10分経過。上谷がストンピング連打から軽い張り手の連打。ウナギが立ち上がりエルボーの打ち合いに。上谷が二段蹴りを顔面に見舞い突進するがウナギがキャッチしマットに叩きつける。ウナギのギロチンを上谷がかわしてドロップキック。ウナギが返すと上谷はコーナーへ。ウナギが立ち上がりデッドリードライブからマッドスプラッシュ。上谷が返すと、ウナギは大ふへん固めからサイドに叩きつける。返した上谷にウナギがエルボー連打、上谷はニールキック。上谷が突進するとウナギがビッグブーツ。上谷が二段蹴りから後方に投げつける。上谷はスタークラッシャー。ウナギが返せず3カウントが入った。試合後、上谷はウナギの髪の毛を掴んで睨み付ける。顎を捕まれたウナギは上谷の手を払いのけた。

 

上谷のコメント

「ウナギ・カブキ七番勝負、ずっとボコボコにやられるの見てきたけど、なかなか面白いヤツじゃんって思った。実力はまだまだだけど、何をやっても粘り強くしがみついてきて。あの目見ましたか? あきらめない目、プロレスラーらしいなって思いました。まあ、ライバルとまではいかないけど、もう少しこの先もやってあげてもいいかな、なんて。自分は自分の目標に向かって進むだけなので。これからも自分を信じて進んでいきたいです」

◆STARSvs大江戸隊 全面戦争イリミネーションマッチ 30分

刀羅ナツコ

25分30秒
起死回生→片エビ固め

岩谷麻優

○鹿島沙希

スターライト・キッド

小波

飯田沙耶

琉悪夏

羽南

吏南

ゴキゲンです☆●

(1)●飯田(8分18秒、冷凍庫爆弾→片エビ固め)琉悪夏○

(2)○羽南(10分3秒、腕ひしぎ十字固め)琉悪夏●

(3)●羽南(11分4秒、バズソーキック→片エビ固め)小波○

(4)○キッド(15分1秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)吏南●

(5)●キッド(1814秒、両者OTR)ナツコ●

(6)○岩谷(21分8秒、OTR)小波●

(7)●岩谷(2358秒、起死回生)鹿島○

※大江戸隊の1人残りがち。

 STARSと大江戸隊の全面戦争が完全決着の時を迎えた。発端は岩谷麻優の「全面戦争」発言。これを聞いた刀羅ナツコが5対5のイリミネーションマッチに条件をつけることを提示した。その条件とは、最後に負けた方が相手ユニットに強制移籍させられるというもの。大江戸隊は誰がほしいといわけではないが、嫌がらせでこのルールを要求したにすぎない。そしてまんまとSTARSには応じるしかない状況を作り出してみせたのである。すべては大江戸隊主導で進んできた今回の全面戦争。もちろん、STARSが勝てば大江戸隊の最終敗者がSTARSに移籍するのだが。STARSの誰もが大江戸隊からの移籍は望んでいない。試合後、いったいどんな光景が現出するのか。STARSの岩谷麻優&スターライト・キッド&飯田沙耶&羽南&ゴキゲンです☆、大江戸隊の刀羅ナツコ&鹿島沙希&小波&琉悪夏&吏南。この中から、移籍するのはいったい誰だ!?

 最後に岩谷がコールされたところでSTARSが一斉に大江戸隊を攻撃、鹿島を捕まえて順々に踏みつけていくと5人でドロップキック。飯田が鹿島にエルボードロップ、ボディースラム。飯田が返すとゴキゲンが変型コブラツイスト。キッドが顔面を踏みつけていく。ナツコがカットに入るがキッドが排除し羽南を呼び込んでのダブルでドロップキック。岩谷が鹿島にサッカーボールキック。鹿島が返すと、岩谷は髪を束ねて自軍コーナーに連行。羽南が鹿島にボディースラム。羽南が走るとリング下からナツコが足を引いてカット。鹿島はナツコにタッチ、ナツコが羽南に顔面ウォッシュを浴びせる。琉悪夏も羽南に顔面ウォッシュ。ボディースラムで叩きつけると片ひざでカバーする。羽南が返すと琉悪夏はヘアーホイップからコーナーで顔面を踏みつける。吏南が羽南の腕に噛みつき、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。吏南はボディースラムも羽南が返す。琉悪夏が羽南をロープに固定しビッグブーツ。吏南が羽南に「こいよ!」と挑発。羽南はカウンターのドロップキック。飯田が吏南にドロップキック、逆水平の連打。ナツコが入るが飯田が次々となぎ倒す。鹿島と小波がカットも飯田がなぎ倒していく。飯田は琉悪夏もフライングクロスチョップで排除。吏南が飯田をマットに叩きつけると琉悪夏がショルダータックル。飯田が琉悪夏に逆水平連打。琉悪夏は飯田にフィッシャーマンから冷凍庫爆弾投下。3カウントが入り琉悪夏が飯田を退場させる。羽南が琉悪夏にダイビングボディーアタック。琉悪夏とナツコがセントーン連打の競演。琉悪夏がビッグブーツから羽南をカバー。羽南が返すと琉悪夏はエルボー連打。羽南がカウンターで飛びついて腕十字。琉悪夏がギブアップし退場。羽南が小波にドロップキック連打。10分経過。羽南が小波にスリーパー。STARSが大江戸隊にサブミッションを決め、羽南を援護する。羽南が絞め続けるが小波が切り返してスリーパー。小波が羽南をピンフォール。キッドが吏南にネックブリーカー。吏南が串刺しドロップキックから一本背負い、STO。吏南がノーザンを狙うとキッドがこらえてエルボー連打。鹿島がキッドを妨害し乱入。鹿島と吏南がキックの競演。吏南はキッドにノーザンライト。キッドが返すと、吏南は逆さ押さえ込みの構え。ゴキゲンの援護から岩谷とキッドが619,その場跳びムーンサルトで競演。キッドは吏南にダブルアームの構え、吏南がジャックナイフも2カウント。キッドがスイングネックブリーカーからムーンサルトプレスで吏南をフォール。ナツコがイス攻撃からキッドのダイブをキャッチしエプロンに出す。ナツコが突進するがキッドがキャッチしドロップキック。15分経過。キッドがナツコに突進すると鹿島がドロップキックでカットしナツコがキャノンボール。ナツコのバックフリップから鹿島がダイビングフットスタンプ、ナツコがフロッグスプラッシュ。しかし岩谷がカット成功。ナツコはキッドに昇天。キッドがギリギリで返すとナツコが突進。キッドがエプロンに出してロープ越しにDDT。キッドはエプロンでキッチャンボムを狙う。ナツコがかわしてキッドを担ぐと同時に落下しOTR。大江戸隊の突進を岩谷がドロップキック。岩谷に小波がハイキック、ジャーマン。小波は岩谷にスリーパー。岩谷が抜け出すが小波がぶら下がり首4の字固め。20分経過。小波がロープ際でぶら下がり腕十字。エプロンに出ると小波がバックを取る。鹿島がドロップキックも岩谷がしがみつく。ゴキゲンがバックを取り鹿島を阻止。岩谷はエプロンで小波にジャーマン。小波が転落して退場に。残りは岩谷、ゴキゲン、鹿島の3人。鹿島が岩谷にマウントパンチ連打。鹿島はコーナーからダイビングフットスタンプ。かわした岩谷がジャーマン。岩谷がトラースキックも2カウント。岩谷は鹿島にドラゴン狙いも鹿島が起死回生。ゴキゲンがカットに成功。岩谷は鹿島を起こしてツームストーンパイル。さよならのポーズで決める。そしてコーナーらムーンサルトプレスもリング下からナツコが足を引いてレフェリーのカウントを止める。鹿島が起死回生で3カウントを奪う。残りはゴキゲンと鹿島。ゴキゲンがコーナーに上がると大江戸隊が阻止。しかしゴキゲンがダイビングセントーン。ゴキゲンが宣言してブレーンバスター。ゴキゲンがランニングセントーン。25分経過。ゴキゲンが鹿島を起こしてバックを取る。ナツコのイスが誤爆しゴキゲンが丸め込むが鹿島が起死回生。ゴキゲンがフォールされた。

ナツコ「沙希、怒ってる?」

鹿島「おいナツコ、勝ったよ」

ナツコ「ありがとう。大江戸隊に来てくれて。沙希は大切な大江戸隊。おい、ゴキゲンなんでそっちいんだよ? オマエは負けたんだろ。おい、誰かつかまえとけよ。(ゴキゲンを大江戸隊に連れ去る)つーわけで、今回はゴキゲン、捕獲したんだけどさ、なんかうち、まだまだお腹すいてんだよね。こんなのじゃさ、満腹になんないんだよね。ってことで、5月29日、大田区でまたオマエらの中から一人、捕獲しちゃおうかなあ。岩谷、ゴキゲンさん、返してほしいんでしょ。だったらやるよね?」

岩谷「必ずゴキゲンさんを取り返します。大田区、次は大江戸隊から誰か奪うんで、ゴキゲンさん、また会おうね。ごめん」

ナツコ「悲しいね。でも予告すると次は岩谷麻優かスターライト・キッド。オマエらが大江戸隊になる番だ。残りのSTARSとしての時間、思い切り楽しんで過ごせよ。じゃあな。そう、オマエもよ、ずっとゴキゲンだとなんかムカつくんだわ。だからきょうからオマエはフキゲンさんだ。おい、言えよ」

フキゲン「…でーす、でーす、フキゲンです(涙)」

小波「いいね、フキゲンさん。おいSTARS、オマエたちはジ・エンド!」

ゴキゲンです☆はリングネームを「フキゲンです★」に変更。

大江戸隊のコメント

ナツコ「フキゲン、いまのオマエの気持ち言えよ」

フキゲンです★「でーす、でーす、フキゲンでーす…」

ナツコ「リングで言った通り、まだまだ私は、STARSと大江戸隊のこの全面戦争、終わる気はサラサラねえ。予告したとおり、次は岩谷麻優か、スターライト・キッド、アイツらが泣きながら大江戸隊に来る番だ。まあ、STARSにもう、キラキラした明日なんかこねえよ」

 

STARSのコメント

岩谷「STARSvs大江戸隊の全面戦争、ホントに、勝ったと思ったんですけど、やっぱ、鹿島沙希の起死回生はホントに起死回生だった。そこを注意してたんですけど、注意しきれなかった自分がいるんで…」

キッド「ゴキゲンさん、守ることができなかった…。マジで悔しいです。でも向こうから5月29日、大田区総合体育館、取り戻したいのでやるよねって、当たり前ですよ。取り戻して大江戸隊をこっちに入れる。麻優さんと、私、スターライト・キッドが狙われてるみたいですけど、絶対に行かないし、絶対にゴキゲンさんを取り戻します」

岩谷「まあでも、次取り返せば、いい」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

 <王者>

18分50秒
トワイライトドリーム

<挑戦者>

中野たむ

なつぽい

※第15代王者の中野たむが初防衛に成功

 3・3日本武道館のメインでジュリアに勝利し悲願の白いベルトを手に入れた中野たむが初防衛戦。相手は日本武道館でAZMからハイスピード王座を奪い、スターダム初戴冠を成し遂げたなつぽいである。両者はかつてアクトレスガールズに所属も中野が離脱し、なつぽい(当時のリングネームは万喜なつみ)が否定的なコメントを残していた。あれから時が経ち、両者が同じリングに立つことに。なつぽいのスターダム参戦後も両者が対戦する機会はあったが、ここにきて過去の関係が再燃、2人の感情が会見で爆発し一触即発の状態となった。そして迎える今回のワンダー・オブ・スターダム選手権試合。これまでになかったような白いベルト戦となることも考えられる。

 ゴングと同時に2人が突進し技をかわし合う。中野がハイキックをヒットさせると、なつぽいがダウンし場外エスケープ。中野がリング下でバックを取る。なつぽいがこらえると、中野はブレーンバスター狙い。なつぽいが切り返してジャーマン。なつぽいは中野をリングに戻してストンピング連打からロープ越しにチンロックからドロップキック、逆エビ固め。中野がエスケープすると、なつぽいが低空ドロップキックから場外へプランチャ、ロープに固定すると水を浴びせてドロップキック。中野が立ち上がるとなつぽいがダイビングボディーアタック。なつぽいは「どうした?なんか言えよ」と挑発。中野は張り手からプランチャのお返し。コーナーでのドラゴンスリーパーで宙吊りにしてお返しの水を浴びせる。中野はニーとエルボー連打、なつぽいもやり返す。エルボーの打ち合いで両者ダウン。両者ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合う。ともに立ち上がりエルボー合戦。中野の連打でなつぽいが崩れ落ちる。中野がタイガーの構えも丸め込まれる。なつぽいが丸め込みの連続からバックラッシュ、ジャーマン。エアリアルギフトを決めるが中野が肩を上げる。なつぽいがバックを取るとスピンキックのかわし合い。中野がジャーマン、なつぽいがジャーマンを連発。なつぽいの突進を中野がキャッチしタイガーへ。なつぽいが返すと、両者ダウン。中野がなつぽいを引き起こすが張り手の連打を食らう。中野が張り手をやり返しスピンキック、バイオレットシューティング。なつぽいがすぐに返して丸め込む。中野が返すと、中野がフィニッシュへいくポーズ。なつぽいが身体を引っ張るが中野がバックを取ってトワイライトドリーム。3カウントが入り、中野がなつぽいを破った。

たむ「なっちゃん、なっちゃん、あんた性格悪すぎ。ねえ、あのさ、たむのことまだ嫌い?」

なつぽい「大っ嫌いだよ。たむちゃんのせいでさ、性格悪いのバレちゃったじゃん。ニヤニヤすんな。私はその白いベルトに何度だって挑戦する。絶対にあきらめない。あと、いま一つ目標が増えた。それはたむちゃんを絶対倒すこと」

たむ「あいにくだけど、私はなっちゃんよりもっと先にいくよ。だからさ、なっちゃんのそのハイスピードで早く追い越しにきてよ」

 

中野のコメント

「初防衛、成功しました。水でビショビショだから、やっぱりブスですかね(苦笑)。あらためてプロレスラーっていうのはリングの上でしか生きれない生き物だなって思いました。私は普段はコミュ障で、あんまり人に自分の気持ちとか伝えるのできないんですけど、リングの上だったら思う存分、ありのままで生きていける。ですよね? なっちゃんは昔から私にホントの気持ち言ってくれなかったけど、今日はちょっとだけ、ほんのちょっとだけ見せてくれたのかなって。性格悪いとこ。そうやっていろんな人の怨念をドンドン吸収して、この呪いのベルトをより深い呪いのベルトにしていくのが、私のチャンピオンとしてのあり方だなと思ってます」

――なつぽいと対戦してみて?

「なつぽいは私がアクトレスの頃からずっとずっと超えられない壁だったので、変わらず強くて、早くて、なんでもできて。スゴいなって思いましたし、ずっと思ってます。思ってるから、私はアクトレスを抜けて自分自身の力で這い上がってやると思ってここまでやってきた。だからなっちゃんのお陰でもあるんです、ここまでこれたのは。感謝してます」―呪いは感じたか?

「スゴい呪ってきたでしょ! なんなら、会見のときから結構呪ってきてましたよね。こわかったですし、結構夢に出てきましたね(苦笑)。なっちゃんが毎晩毎晩。インスタライブに乱入してきたときの顔とかも、結構脳裏に焼き付いて、この2日間悩まされましたね。でも、そうやって怨念とか情念とか、ホントの執念をぶつけてくれたことが私は嬉しかったです」

――シンデレラトーナメントが始まるが。

「シンデレラトーナメントで優勝すると白いベルトが取れるっていうジンクスがあって、3年連続そうなってるのかな? もっとなってるかもしれない。でも私は取ったばかりで、記憶にも記録にも残るチャンピオンになりたいって言ってたし。シンデレラトーナメント優勝した人に取られちゃイヤだから。私が優勝するしかないって思ってます」

 

なつぽいのコメント「スッキリしました、なんか。たむにも言われたけど、昔からいつも笑顔で愛想振りまいてって。自分でもわかってました。いつも元気で、明るくしなくちゃいけないって。でも心の中で負けず嫌いの気持ちが噴火しそうなときもあって、どう表現していいかわからなかったけど、たむちゃんは自分が思ってることとか気持ちとか、全部さらけ出して表現してて。そんなたむちゃんが正直カッコよかったです。まあ、たむのせいでって言ったけど、ある意味たむのおかげで、裏なつぽいとか言われるようになったけど、裏も表もありのままの自分をさらけ出せるようになった気がして。なんかスッキリしました。これが終わりじゃないので、始まりだと思って。たむにも白いベルトにも挑戦し続けようと思います。大好きな選手(宝城カイリから受け取ったニーパッドを指差し)に誓って。絶対あきらめない精神で、スターダムを駆け上がっていきます」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

 <王者>

20分53秒
ハイジャックボム→片エビ固め

<挑戦者>

林下詩美

ビー・プレストリー

※第13代王者の林下詩美が4度目の防衛に成功

 林下詩美とビー・プレストリーが赤いベルトを懸けて対戦するのは19年8・10後楽園以来2度目となる。前回はプレストリーが王者で、詩美が挑戦者。詩美は昨年1115仙台で岩谷麻優を破りワールド・オブ・スターダムを初戴冠。今回、立場を変えてのタイトルマッチとなる。プレストリーは3・3武道館の試合後、上谷沙弥を破ってベルトを守った詩美に挑戦をアピール、王者が受諾したことで今回のタイトル戦が決定した。王者時代のプレストリーは5度の防衛に成功するも、1911・4後楽園で岩谷に敗れ王座陥落、1年5ヵ月ぶりの奪回と、外国人レスラー初の2度目の戴冠を狙っている。前回敗れている詩美は、タイトル戦が決まった直後の前哨戦でもプレストリーに負けてしまった。プレストリーに苦手意識があるという詩美には試練の防衛戦と言っていいだろう。と同時に、詩美は「ビーが唯一知っている日本語“ショッパイ”を封印させる」との宣言もしているが…。

 両者ゆっくりと歩を進めロックアップ。詩美押し込みブレイクと見せかけエルボー。プレストリーが左腕を取り捻りあげる。詩美が切り返すがプレストリーがヘッドロック。詩美がヘッドロックに切り返し、ロープには振られず。プレストリーが脱出してロープに振るが詩美がドロップキック。詩美がストンピング連打からボディースラム連発。プレストリーが返すと場外で間合いを取る。詩美が追いかけリング下でエルボーの打ち合い。詩美はリングに戻すがプレストリーに蹴落とされる。プレストリーがリングに詩美の背中を打ち付けると首を踏みつけていく。さらに詩美の持ち込んだ薔薇で攻撃。プレストリーは詩美をリングに入れてネックブリーカー。詩美が返すと、プレストリーは「カミタニショッパイモモショッパイウタミイチバンショッパイネ」と呟きながら頭を蹴飛ばしていく。詩美が串刺しエルボーアタックからドロップキック、スリーパー。プレストリーがエスケープすると、エルボー連発。プレストリーがエプロンでバックを取りジャーマンの構えも詩美が蹴落とす。ならばとプレストリーはエプロンに乗せてDDT。さらにコーナーから場外に向け詩美の背中にフットスタンプ。テーブルを持ち出すと詩美に乗せ、エプロンからのダイビングフットスタンプ。リングに戻すと背後から左腕ヘのミサイルキック。詩美が返すとプレストリーはファルコンアローへ。ダウンの詩美を引き起こしてプランビーの構え。詩美がロープに逃れるとプレストリーが突進。詩美が反転しコーナーに乗せると場外に転落させる。10分経過。詩美はエプロンでコウモリ吊り落とし敢行。プレストリーをリングに戻し、詩美はミサイルキック。詩美はバックを取るがプレストリーがロープを掴んでこらえる。プレストリーが詩美をコーナーに追い込む。詩美が上がろうとするがジャーマンで投げ捨てられる。プレストリーは狙いを済ましてニーアタック。詩美がかわしてジャーマン、カナディアン。プレストリーが逃れてカウンターでニーアタック。詩美はカウンターでオスカッター。詩美はフィニッシュを宣言しカナディアン、プレストリーが丸め込みからニーアタック。詩美が返すとプレストリーはフィニッシュを予告しプランビー狙い。詩美が切り返しアルゼンチン。プレストリーが切り返してジャーマン。ヒザを着いた状態で両者がエルボーを打ち合う。立ち上がってもエルボーの打ち合い。15分経過。プレストリーがニーも詩美がかわす。プレストリーがカウンターでニー、プランビー。詩美が返すと、プレストリーは串刺しニーアタック、コーナーに乗せて肩車。クイーンズランディングを決めるが詩美の肩がギリギリで上がる。プレストリーがレフェリーに食らいついて頭を抱える。プレストリーはダウンの詩美を起こしてニー連打、引き起こすとカミゴェ狙い。詩美が打撃で回避するがプレストリーがドロップキック。カミゴェ狙いで引き起こすと、詩美がかわしてマットに叩きつける。詩美はカナディアンで担ぎ上げようとするがプレストリーがカミゴェ。詩美がキャッチもプレストリーが抱えてBドライバー敢行。プレストリーは狙いを定めて串刺しニーアタック。フィニッシュをアピールすると肩車して中央へ。詩美が抜けて至近距離のラリアット、走り込んでのラリアットを連発。20分経過。詩美がぶっこ抜きジャーマンもすぐに返される。詩美はアルゼンチンから旋回して叩きつけると旋回式のハイジャックボムへ。3カウントが入り、詩美が防衛となった。

詩美「トップ外国人選手を倒して私はこの赤いベルトとともに世界の林下詩美になります! ビー、散々私たちのことをショッパイショッパイ言ってたけど今日勝ったのは私。オマエにはもっといい日本語教えてやるよ。ごめんなさいだ」

プレストリー「ウタミー、アナタがなにを言ったのかわからないけど、アナタはただの女の子じゃないわね、アナタはとっても強いのよ。モモー、ワタナベモモー、こっちに来て。モモモモ、モモショッパイネ。ビーは、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。たぶん、たぶんだけど、私は怒ってたし、気がどうかしていたのね。でも、いまはこう思うの、モモ、たぶんモモはイチバントモダチ。愛してるわ、モモ。愛してるわ、ウタミ。愛してるわ、みんな。スターダムもね…。スターダム、アリガトー。今日がビーにとってスターダムでのラストマッチになります。アリガトースターダーム。アリガトージャパン。マタネ。次の機会にまた会いましょう」

3人がハグをかわし、プレストリーがリングを下りた。

詩美のコメント

「私は世界で一番最強な外国人選手を倒しました。このスターダム最高峰のベルトとともに、私は、世界一のプロレスラーになります。ビー、ビー、今日が最後のスターダム? 本当に本当に今日が最後のスターダムなんですか? 今日は敵としてだったけど、ビーは同じクイーンズクエストとして一緒にリングで闘ってきたし、ビーの強さもとなりで、今日だってすごく感じました。これからももっともっと一緒に高め合える選手だと思ってたのに、今日が急に最後なんて…。もちろんビーにとっても大きな決断だったかもしれないけど、私はもっとビーと今日みたいにたくさんぶつかり合いたかった。でも、ビーは今日で最後のスターダムって言ったけど、またねって言ってたから、もう一度、リングで会えると思っています。信じています。そのときまでまだまだ私がこのベルトを守り続けるので、ビー、また私とこのベルトを懸けて試合をしてください。そのときまで信じて待ってます」

 

ビーのコメント

「とてもハードなファイトだった。前回の会見でウタミに言ったこと、間違ってたわ。彼女は私が思っていたよりずっとずっと大人よ。彼女はチャンピオンに値する選手。誰よりもね。彼女のトレーニングを初めて見たときからずっと、彼女が成長していく姿を間近で見てきたわ。私が考えていた以上に成長したと思う。そして彼女は今日証明したのよ、私より優れたレスラーだってね。今日が私にとって最後のスターダムでの試合になります。決して簡単な決断じゃなかった。だけど、いまがそのとき、いまがそのときなの。優れたレスラーが揃っているこのリング。すべての大会、すべての試合で一生懸命闘ってきた。みんなの幸運を祈ってる。団体の幸運を祈ってる。すぐにもっともっとすごい団体になるでしょう。スターダムの名前がもっともっと広がっていくはず。いま言えることはこれがすべて」

――スターダムを離れる理由は言えるか?

「いま現在世界ではいろんなことが起こってる。イギリスにいる私の家族のこともあるし、私も家族と過ごしたいと思ってる」

――スターダムを離れるということは、大江戸隊からも離脱する?

「イエス。今日がスターダムで最後の試合よ」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<挑戦者組>

28分57秒
バズソーキック→片エビ固め

<王者組>

ジュリア

舞華●

○朱里

ひめか

※第20代王者組の舞華&ひめかが3度目の防衛に失敗。ジュリア&朱里組が第21代王者となる

 4・4横浜武道館で赤白王座を差し置きメインにラインナップされたのが、舞華&ひめか組の保持するゴッデス・オブ・スターダム王座戦だ。挑戦者はドンナ・デル・モンドの同門であるジュリア&朱里組。ジュリアと朱里はタッグチームのイメージこそないものの、タイトル戦が決まってからはタッグのベルト取りに自信満々、仲間割れを起こしかねないほど王者組を挑発し、今回のメインに臨むこととなる。挑戦者に立場を変えたジュリアは、中野たむに敗れベルトと髪を失った3・3日本武道館に続き2大会連続のビッグマッチメインイベント登場だ。王者でありながら武道館では本戦前扱いだった舞華&ひめか組には大きな試練でもありビッグチャンス。ここで防衛を果たせば立派なメインイベンターであり、今後もビッグマッチでゴッデス・オブ・スターダム王座戦が組まれる可能性も高まってくるだろう。一方、ジュリア&朱里組がベルトを巻けば、こちらもタッグでメインを奪う機会も増える可能性が高く、しかもスターダムの最強タッグ誕生の予感もある。いずれにしても、この試合でゴッデスの価値がより高められることが期待される。

 舞華と朱里の先発でスタート。探り合いからグラウンドの攻防になり朱里がフロントネックロックからヘッドロック。ロープワークの攻防となり舞華がアームホイップ、朱里がスピアのように組み付きロープに追い込む。ジュリアがビッグブーツ、ひめかがラリアットもお互いがかわされる。ひめかとジュリアがエルボーの打ち合い。ジュリアがドロップキック、ネックブリーカードロップ。ひめかがカウンターでネックハンギングボム。舞華とひめかが次々と串刺し攻撃。舞ひめが合体も朱里がカット。舞華がジュリアにボディースラムを連発。舞華のブレーンバスター狙いをジュリアがこらえてマットに叩きつける。ジュリアはコーナーに上がるが舞華が追いつきエルボーを打ち合う。ジュリアがコーナー上でコブラツイスト。朱里がひめかにぶら下がり式腕十字。ジュリアはエプロンにデッドリードライブ、エプロンで朱里とともにキックの挟み撃ち、2方向で場外ダイブを敢行する。ジュリア、朱里とも2方向でイス攻撃。ジュリアと朱里が花道で舞華にドロップキック、バックドロップ。リングに戻ったジュリアが舞華にサーフボードストレッチ。舞華がカウンターでロックボトム。ひめかが朱里にショルダータックル連打。王者組をコーナーで追い込んだひめかが連続の串刺し攻撃から二人まとめてアルゼンチンバックブリーカー、ラリアット。10分経過。朱里がひめかにニーアタック、コーナーからスタンディングギロチン。ひめかが突進するとジュリアがかわして朱里とダブルでドロップキック。ジュリアがひめかをコーナーに乗せてネックブリーカー。ジュリアはコーナーに上がるがひめかがパワーボムの構え。ジュリアがこらえるとウラカンラナ。ジュリアの突進をひめかが止めてアルゼンチンから前方にたたき落とす。舞華がジュリアにバックブリーカー。ジュリアが飛びついて卍固めも、カットしたひめかがアルゼンチンで担ぎ上げる。ジュリアと朱里がDDTで競演。ジュリアは舞華にSTF。舞華がジュリアにブレーンバスターを狙うがこらえられる。それでも強引に叩きつけると15分経過。舞華はジュリアを挑発。ジュリアがケサ斬りチョップからドロップキック。舞華が返すと、ジュリアに雪崩式ブレーンバスターを狙う。ジュリアが切り返すが舞華がバックドロップ。ジュリアがバックドロップ。朱里が腕十字から腕固め。ひめかがカットし舞華と合体。ひめかが朱里を叩きつけ舞華がリバーススプラッシュ。舞華の突進を朱里が叩きつける。朱里が腕固めから腕十字。しかし舞華がロープに逃れる。20分経過。ジュリアと朱里が合体も舞華がまとめてマットに叩きつける。ジュリアと朱里が合体で叩きつけるが、ひめかがカット。舞華とひめかがラリアット連発。朱里にラリアットの挟み撃ちを連発。朱里が返すと、舞華は両腕をクロスし叩きつける。ひめかが朱里を捕まえるがショルダースルーで投げられる。ジュリアが雪崩式ダブルアームの構え、朱里がバックドロップで合体。朱里が舞華をカバーも、ひめかがカット成功。ひめかがジュリアにパワーボム、舞華が朱里にラリアット。4人がダウン状態。舞華と朱里がエルボーの打ち合い。朱里が山折り、舞華がドロップキック、ラリアット、雪崩式ブレーンバスター。残り5分。朱里が返すと、王者組が朱里を持ち上げてマットに叩きつける。舞華は炎華落としもジュリアがカット。舞華の突進に朱里がハイキック。バズソーキックは舞華がカット。朱里がミドルキック乱打、舞華がヘッドバット、スリーパー。朱里がバッククラッカー。残り2分。ジュリアと朱里が舞華を持ち上げ前方にたたき落とすも、ひめかがカット。ジュリアが舞華をノーザンライトボム気味に叩きつける。バズソーキックを決めて押さえ込むと舞華が返せず3カウント。ゴッデス王座が移動した。

朱里「やべー、やべー。すげーわ! うちら、新チャンピオンになりました! もういま、頭ガンガンしてて…舞華、ひめか、つえーわ。すげーわ。何回でもやりたい。でも、次はうちらチャンピオンとしてかかってこいよ。きょう春、横浜、大きな会場でドンナ・デル・モンド、この4人がメインを飾りました。2021年、新年度、これがいまです! ジュリア、ところでさ、最後になんか見たことある技使ってたよね。ね、皆さん、見たことありますよね?」

ジュリア「見たことありますか? 私は心も体もまだまだまだまだ刺激を求めてます。だから、目に入ったもの見て、聞いて感じたものは、隣にいるタッグパートナー・朱里、そして舞華、ひめか、2人も私にとってめっちゃくちゃ刺激的だったよ、ありがとう。ジュリアと朱里を超えたいって言ってたよね。でもね、私も朱里もまだまだ進化していく。タッグとしても一人の選手としてもまだまだこれからなんだよ。だからこれからもさ、ドンナ・デル・モンドみんなで刺激しあって、さらにトップを目指してやっていこうよ。ありがとう!」

朱里「あと、ちょっと一言。林下詩美! 私は赤いベルトをずっとずっと狙ってる。どこにいるか見えないけど、いるの? いない?」

詩美が現れる。

朱里「どーも、赤いチャンピオンさん、待ってました」

詩美「ゴッデス、ベルト奪取、おめでとうございます」

朱里「ありがとうございまーす」

詩美「この赤いベルトに挑戦したいんですか」

朱里「したい、したい、すごくしたい」

詩美「このベルトはきょうで世界のベルトになりました。そんな簡単に挑戦できないです」

朱里「なるほどね、うちもSWAっていうベルトを持ってて、ビーちゃんから奪取してる。世界のベルト持ってるのよ」

詩美「そんなにこのベルトに挑戦したいなら、来週、シンデレラ・トーナメント始まりますね。そこで優勝でもして挑戦権獲得してください。いや、私がシンデレラ・トーナメント優勝して逆指名してあげましょうか」

朱里「いいの? ありがとう」

詩美「オマエさ、ちょっとは私が優勝して挑戦しますとか言えないの?」

朱里「なるほどね。じゃあ挑戦させて、お願い。じゃあ締めるね、ありがとう。バイバイ」

ジュリア「というわけで、一つ夢を言わせてください。これからの私たちタッグ、スターダムのみならず女子プロレス、いやプロレス界のナンバーワンタッグとしてこれから目指していきます。プロレス界のナンバーワンタッグになることをここに宣言します。ありがとうございました」

朱里「ドンナ・デル・モンドはどんどん高みを目指していく。そして成長を止めない。私はこのメンバーと会えなかったら気づかなかったこと、わからなかったことがたくさんあります。本当に、みんな、ありがとう! なつぽい、ひめか、舞華、ジュリア、朱里。世界に弾ける女たちドンナ・デル・モンド、みんなサラマポ。ありがとうございました!」

ジュリア&朱里のコメント

朱里「取ったね」

ジュリア「取った、ありがとう。きょうは朱里が最後取ってくれたけど、このタイトルマッチ、まずあの2人が指命してくれなかったら実現することもなかったし、ユニット同士だけど、あの2人なら私たちは本気でぶつかれるから、きょうは本気でぶつかりました」

朱里「きょう当たって最高だなって本当に思ったし、強い。強いけど、まだ超させねえ」

ジュリア「リング上でも言ったけど、まだまだ私たちもタッグとしても個人としても進化の途中。これからなんですよ。向こうが超えようとするなら、私たちはさらにその上をいく。まだまだこれからです。きょうはその第一歩ということでベルト奪取、またチャンピオンとしてあの2人を迎え撃つ日がくるのを楽しみにしてます」

朱里「最後に出した技は?」

ジュリア「最後に出した技は、日本武道館で私をデンジャラス・クイーンと呼んだ、あの人の技は…。あの技で女子プロレスで時代を作ったと私は思ってます。歴史を無視することはできないと私はそう言ったことがあるんだけど、これから時代を作るには過去の歴史、偉大な力をお借りさせてただきたいと思ってます」

朱里「うち、ジュリアと組んで…タッグの面白さをちょっと忘れてた部分があって、再認識できたっていうのがすごくあるし。ドンナ・デル・モンド自体、すごい、自分、学ぶことがいっぱいあって。すごく成長させてもらってる部分が多くって、本当にドンナ・デル・モンドのメンバーに出会えたことが本当に最高なことだし、宝だなって(ジュリアに)すごく思ってるよ」

ジュリア「ドンナ・デル・モンドはもうすぐ1年半がたつんだけどね。私と舞華、そして朱里。この3人から始まり、朱里はドンナ・デル・モンドにとって守護神のような存在。いや、スターダムの守護神、宝だなと本当に思ってて。こんなによくわからないゼロから始まったユニットに入ってきてくれて、私たちに足りない格を補ってくれて、一緒にここまで大きくなれたこと、私は朱里の背中をこれからも見て成長していきたいし、刺激し合ってさらなる高みをドンナ・デル・モンドで目指していきたいと思います。ありがとうございました」

――朱里は赤いベルトに挑戦表明したが?

朱里「そうなんです。10月3日、この横浜武道館で岩谷麻優に負けてから自分は覚悟をもってこのスターダムに入団してやってきました。ずっとずっと狙うタイミングを見てたんですが、きょうここでこの思い出のある横浜武道館で言わせていただきました。自分があの赤いベルトを必ず巻く日がくるので。絶対に取ります」

 

舞華&ひめかのコメント

舞華「超えられると思ってたけど、まだまだ個々の力不足というか。私が序盤あまりやってないような動きをやって、朱里がどんな反応するかなと思ってたけど、経験の差だね。冷静に朱里は対応して、私の考えもお見通しって感じで、まだまだかなわないなとは思ったよ」

ひめか「でも、自分たちのもとからベルトはなくなったけど、同じドンナ・デル・モンドのあの2人に渡ったということで、やっぱりドンナ・デル・モンドは大好きだなと思ったし、これからもドンナ・デル・モンド5人で力を合わせて、お互いを高め合って頑張っていって、個々の力を強くして…」

舞華「シンデレラあるしね。とりあえず優勝だろ」

ひめか「ね。…優勝は2人ではできないけど、上を目指してまた自分たちのもとに金と銀のベルトを持って帰りたいと思います」

舞華「そして、次こそは最多防衛。必ずその夢を私たちがかなえてやる」

――ノーザンライトボムを食らったが?

舞華「意識飛ぶよね。最初みちのくドライバーとかかなと思っちゃったんだよね。そした違う動きっていうのは察知できたけど、そっから意識が飛んだ。それの後にあの朱里のバズソーキック。容赦ないね。そもそもなんでジュリアはあの技を出したのか。それは謎でしかないね」

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