『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』
7月6日(火)後楽園ホール(観衆435人/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆3WAYマッチ 15分1本勝負 |
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フキゲンです★ |
5分28秒 |
妃南 |
※もう一人はレディ・C
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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渡辺桃 |
15分00秒 |
舞華 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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朱里 |
12分12秒 |
琉悪夏● |
○ジュリア |
小波 |
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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コグマ |
15分54秒 |
スターライト・キッド |
羽南 |
吏南 |
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○岩谷麻優 |
鹿島沙希● |
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
21分57秒 |
<挑戦者組> |
ウナギ・サヤカ |
上谷沙弥 |
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白川未奈 |
林下詩美 |
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○中野たむ | AZM● |
※第25代王者組の中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカが7度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆3WAYマッチ 15分1本勝負 |
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フキゲンです★ |
5分28秒 |
妃南 |
※もう一人はレディ・C
刀羅ナツコが2日前の7・4横浜で左足を負傷、今大会を欠場となり、当初発表されていたフキゲンです★vsレディ・Cのシングルマッチが妃南をくわえる3WAYマッチに変更となった。
フキゲンはいつものように首にチェーンを巻かれ、小波に連れられて入場。フキゲンは握手に「ノーデース!」と返答。ゴングが鳴るとレディが手を高く差し上げる。2人が手を伸ばすがフキゲンが足を踏みつけ妃南が腕を取る。レディと妃南が腕の取り合い、妃南の足をフキゲンが踏みつける。レディの足も踏みつけ2人の闘いを静観する。すると妃南とレディがダブルでフキゲンをロープに振る。しかしフキゲンは付き合わずにタバコを吸うポーズ。するとレディがフキゲンを捕まえて妃南がドロップキック。レディは妃南にショルダータックルの連打。フキゲンがカットしレディの顔面をかきむしると、手を取ってロープ渡りに同行させる。フキゲンがレディを投げると妃南が入ってスリーパー、レディが加わり数珠つなぎに。レディは妃南、フキゲンをコーナーに追い込み、ビッグブーツ。フキゲンがかわして妃南にヒット。フキゲンはレディとのダブルを指示してビッグブーツの競演。レディのみがヒットすると、フキゲンと言い争い。レディがフキゲンをビッグブーツで吹っ飛ばす。妃南がレディに巴投げから腕十字もフキゲンがカットする。フキゲンが妃南をロープに振るが反対にマットに叩きつけられる。妃南はレディも叩きつけるとファイヤーマンズキャリー。レディが切り返すとフキゲンもまとめて河津落とし。レディは「決めるぞ!」と絶叫しまとめてチョークスラム狙い。妃南がこらえてレディに柔道殺法の連続。しかしフキゲンがセントーンでカットする。フキゲンはレディと激突させて妃南を丸め込み。3カウントが入り、フキゲンが勝利した。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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渡辺桃 |
15分00秒 |
舞華 |
7・31横浜で開幕するシングルリーグ戦5★STAR GPには渡辺桃、舞華ともエントリー。しかし両者とも別ブロックなため、対戦するのは決勝戦しかない。が、真夏の祭典を前にして桃と舞華のシングルマッチが決定、5★STAR番外戦とも言えるカードが本戦を前に組まれた。実力者同士の一戦、勝った方が勢いをつけ、5★STAR GPへのアドバンテージを握りそうだ。
舞華が桃に「桃!DDMに来い!」と叫んで手を差し出す。桃は応じず、試合開始。グラウンドの攻防で首を取り合い桃が上になる。桃がヘッドロックも舞華が抜け出す。桃が腕を取って立ち上がると舞華がヘッドロック。桃がグラウンドに持ち込みヘッドロック。桃が腕を取ると舞華が取り返す。桃が足を取ってグラウンド。舞華が取り返すが、桃もすぐに上になる。腕の取り合いから舞華がヘッドシザーズ。桃が抜けると舞華が握手を求める。桃は「入る分けねえだろうが」と拒否も舞華が強引に手を取る。それでも桃は「入る分けねえだろ!」と舞華を蹴り飛ばす。桃は舞華の顔面にニーを当てて押さえつける。桃はサッカーボールキックからキャメルクラッチ、フェースロックを複合させる。ミドルキックを打ち込むと「どうした?入れるんじゃねえのかよ?」と仁王立ち。舞華が向かっていくと桃がエルボーでやり返す。エルボーの打ち合いから舞華がロックボトム。桃が返すと、舞華はコーナーに振って串刺しラリアット。もう一発ラリアットをぶち込むが、桃が返す。舞華はブレーンバスターの構えも桃が切り返す。桃がPKを放ち、突進。読んでいた舞華がラリアットも、桃がカウンターでドロップキック。舞華がラリアット連打も、2発目を桃が足を出して迎撃する。桃が舞華の腕を連続で蹴飛ばすと、コーナーに振って串刺しドロップキックを連打、ブレーンバスター。舞華が返すと桃は腕十字。舞華がなんとかロープに到達。桃は腕をサードロープにかけて締め上げる。そこを蹴り上げると、桃が突進。舞華がカウンターでラリアット。もう一発ぶち込むが桃が返す。舞華は桃を引き起こしバックドロップ。桃が立ち上がると投げっぱなしドラゴン。両者ダウン。ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合い10分経過。立ち上がってもエルボーの応酬が続く。桃が裏投げで叩きつけるが2カウント。桃はコーナーに上がるが舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスターを決める。桃が返すと、舞華が炎華落とし狙い。桃が切り返してチキンウイングスリーパー、グラウンドに持ち込み胴締めへ。残り3分。舞華の足がロープに届く。桃はBドライバーを狙うが舞華が丸め込みから前蹴り。桃を引き起こすと両腕をクロス。しかし桃がハイキック。桃は蒼魔刀をヒットさせるが2カウント。桃が狙い澄ましてコーナーから蒼魔刀。しかしこれも舞華がクリアー。残り1分。桃がテキーラの構えも舞華がロープへ。桃の突進に舞華がドロップキック。残り30秒。桃が返すと、舞華がスリーパー。桃が切り返すと舞華が炎華落とし。しかしここで時間切れ引き分けのゴングが打ち鳴らされた。
桃のコメント
「舞華、何度も勧誘してきてますけど、私にはQQのリーダーという役目があるので。それを果たすまで、いや、私は一生QQです」
舞華のコメント
「渡辺桃、やっぱねアイツ実力があるのは十分わかってんだよ。ただ、いまの渡辺桃にはその実力が邪魔してる。私たち、ジュリア、朱里、私は、おまえのことずっとずっと見てるからな」
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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朱里 |
12分12秒 |
琉悪夏● |
○ジュリア |
小波 |
ゴッデス・オブ・スターダム王者の朱里&ジュリア組は、7・4横浜でSTARSの岩谷麻優&コグマ組を退け3度目の防衛に成功。次期挑戦者は以前から表明していた林下詩美&上谷沙弥組で決定しているが、今大会では小波&琉悪夏の大江戸隊と対戦。当初は刀羅ナツコ&琉悪夏組の予定も、ナツコの欠場により小波に変更された。しかしながら、相手が誰でも王者組に油断は禁物。実際、6・26むつではジュリアがコグマにフォール負けを喫し、タイトル戦が急きょ決定したいきさつがある。今大会もテクニシャンの小波が入ったことで、ジュリアを狙って成長中の琉悪夏がナツコとのタッグとはまた別の化学反応を起こす可能性も!?
ジュリアと琉悪夏の先発で試合がスタート。ロックアップでの力比べからジュリアがクリーンにブレイク。すぐにエルボーにいくと琉悪夏が連打で反撃。ジュリアが受けて立ち突進すると琉悪夏がショルダータックル。ジュリアがアームホイップも、琉悪夏がその場でボディープレス。朱里と小波がリングイン。グラウンドの攻防から朱里が腕十字狙い。小波が切り返し朱里が距離を取る。朱里が蹴りを打ち込むとジュリアを呼び込み合体攻撃。しかし琉悪夏がジュリアの足を引いて妨害、場外戦となる。小波が朱里、琉悪夏がジュリアをリングサイドで攻撃する。小波が羽交い絞めにするとフキゲンです★も朱里を攻撃。リングに戻った小波が朱里をコーナーに追い込み顔面を踏みつけていく。琉悪夏が突進すると朱里がかわしてサッカーボールキック。ジュリアが琉悪夏にドロップキック。ロープに振ろうとするが琉悪夏が拒否して大江戸隊が合体。しかしジュリアがまとめてドロップキック。ジュリアは琉悪夏にバックドロップ狙い。ジュリアがダッシュすると琉悪夏がクロスボディーアタック。小波がジュリアにスライディングキック。朱里とジュリアが合体の串刺しエルボー、ドロップキック、エルボードロップ。小波が返すと、朱里が担ぎ上げてマットに叩きつける。小波が腕十字を狙うが、朱里が反転して腕十字の構え。小波が切り返し腕十字に入るが朱里がロープへ。朱里のローキックに小波もやり返す。ローの応酬から小波がミドルキック連打。朱里はカウンターでハイキック。小波が投げっぱなしジャーマンも朱里がニーアタック、小波が延髄斬り。ジュリアへ琉悪夏がラリアット、串刺しボディーアタック、ショルダータックル。ジュリアが返すと、琉悪夏がフィッシャーマン狙い。ジュリアが切り返して脚をロック、朱里がギロチンドロップ。DDMが合体するが琉悪夏が阻止。小波のアシストを得て琉悪夏がまとめてセントーン。琉悪夏はジュリアへビッグブーツ。ジュリアが返すと、琉悪夏はフィニッシュを宣言し冷凍庫爆弾狙い。ジュリアが立ち上がり、デッドリードライブ、ドロップキック。10分経過。ジュリアは琉悪夏にSTF。小波がカットするとジュリアは琉悪夏にミサイルキック。琉悪夏がかわすと小波がハイキック、琉悪夏がフィッシャーマン。しかし朱里のカットが間に合う。琉悪夏はフィニッシュを宣言し冷凍庫爆弾狙い。またもやジュリアがコーナーに上がり朱里と合体。しかし琉悪夏がボックスで殴打し小波がまとめてジャーマンで投げ捨てる。琉悪夏は冷凍庫爆弾投下。琉悪夏が鉄パイプで殴打し、鉄パイプを使ってのキャメルクラッチ。レフェリーはゴングを要請し反則裁定。DDMの反則勝ちとなった。
小波のコメント
「反則だから負け? そんなの関係ねえよ。刀羅ナツコがいなくたって、ナツコの残した遺伝子、琉悪夏がまだ生き残ってるんだよ。大江戸隊にリーダーがいなくなったから心配なんてない。今日、琉悪夏がリングで見せてくれた通り、私たちは変わらず大江戸隊の闘い方をしていくのみ。なあ、琉悪夏。きょうもDDM、ジ・エンド。これからも大江戸隊をお楽しみに」
ジュリアのコメント
「なんだよ、アイツ。刀羅ナツコがいた気がした。でもあれは刀羅じゃねえよな。琉悪夏だよな。ああ、たまんね…」
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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コグマ |
15分54秒 |
スターライト・キッド |
羽南 |
吏南 |
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○岩谷麻優 |
鹿島沙希● |
岩谷麻優&コグマ&羽南のSTARSと鹿島沙希&スターライト・キッド&吏南の大江戸隊が6人タッグで対戦。条件こそついていないが、全面戦争の一環として争われる。STARSは現有勢力でのフルメンバー、大江戸隊は大将の刀羅ナツコを負傷で欠いた。2日前の横浜で岩谷&コグマ組が朱里&ジュリア組のゴッデス・オブ・スターダム王座に挑戦、敗れはしたがDDMのアリカバを追い込み、STARS再生へのスタートを切った。と同時に、キッドの奪回もあきらめてはいない。キッドが6・26むつで大江戸隊としての闘いを認めてからははじめての古巣との対戦。両陣営の出方が注目される。
キッドが先発を買って出て羽南と対峙。グラウンドでキッドがフェースロックも羽南が首を取りにいく。首の取り合いからキッドがボディシザーズ。羽南が切り返すとキッドが上になる。キッドが左右で張り手を打つ。羽南が逃れてドロップキックもかわされる。羽南がエルボー連打からドロップキック。STARSが飛び出しキッドを捕獲、トリオでの連係でキッドを攻め込む。羽南がキッドにボディースラム、キッドが返すと羽南が突進、鹿島がエプロンで止めてキッドがドロップキック。キッドが羽南にアームホイップから逆片エビ。しかし岩谷がカットする。吏南が羽南にヘアーホイップの連続から顔面を踏みつける。鹿島が羽南に顔面ウォッシュ。吏南は控えの2人の足を引く。鹿島がカバーするが羽南が返す。キッドが羽南にボディースラムから顔面を踏みつける。キッドは控えの2人をリング下に落とすと、ロープ越しに羽南の髪を引っ張る。キッドが大江戸隊を呼び込みロープに固定して攻撃。キッドは片足で羽南をカバー。羽南が返すとキッドは吏南に託す。吏南は挑発しながら羽南を攻撃。羽南がようやくコグマにタッチ。コグマが入ると大江戸隊が合体もまとめてクロスボディー、吏南にボディースラム、その場でボディープレス。吏南が返すとコグマを強引に押し倒し顔面蹴りへ。キッドがコグマに串刺しエルボーアタック、ネックブリーカードロップ。コグマが返すと、ドロップキックから突進。キッドがかわしロープごと蹴り上げる、さらに619をヒットさせ、その場跳びムーンサルトプレス。コグマがキッドにDDT。岩谷がコーナーに振られるもキッドをかわしてドロップキック。キッドと岩谷がエルボーの打ち合い。吏南が妨害し大江戸隊が乱入、吏南と鹿島でダブルのビッグブーツ、キッドが岩谷を場外に落とす。キッドはエプロンで岩谷を蹴飛ばしリングに戻す。鹿島が岩谷に串刺しニーアタック、フェースクラッシャー。岩谷が返すと、鹿島がコルバタで飛びつき変型卍固め。鹿島が丸め込むが岩谷が返す。鹿島が突進すると羽南がカット。STARSが鹿島をとらえて合体のフェースクラッシャー。鹿島が返すと、岩谷が突進。鹿島がかわすと大江戸隊がトリオで攻撃、鹿島がダブルアームスープレックスホールド。鹿島のマイエンブレム狙いを岩谷がこらえてトラースキック、ジャーマン。岩谷は低空ドロップキックも2カウント。岩谷がコーナーに上がりフロッグスプラッシュ、かわした鹿島が起死回生もSTARSがカットする。キッドが岩谷にダブルアーム式DDT。鹿島がダブルアーム式フェースバスター。コグマがカットするが吏南が追い出す大江戸隊が合体もSTARSがコーナーからダイブ。STARSは3人でノーザンライト。場外に出た大江戸隊にコグマがプランチャ。羽南が鹿島を戻して大外刈り、岩谷がムーンサルトプレスを決める。3カウントが入り、岩谷が鹿島を破った。
岩谷「大江戸隊(×5)、リーダーいなくなって(ナツコは)欠場中だけど、大江戸隊とSTARSの全面戦争、まだまだ終わってないから。STARSにはキッドが必要。キッドにはSTARSが必要。STARSが必ず勝って、正義のキッドに戻す。そのために大江戸隊ともう1回対戦させろ!」
小波「オイ、岩谷麻優、オマエは火事場泥棒みたいなヤツだなぁ。大江戸隊を代表して、私がルールを決めさせてもらう。岩谷麻優vs大江戸隊、1対5の勝負なら受け付けてやろう。わかる? オマエは大江戸隊5人を勝ち抜き、勝ち抜かないと、オマエの勝利はない。わかった? 特別にオーバー・ザ・トップロープだけはアリにしてやる。万が一、マグレで岩谷麻優が勝利してしまった場合は…キッド、キミの気持ちを優先するよ」
岩谷「1対5…、5人、5人勝ち抜き…1対5……」
コグマ「もう麻優さん、リーダーでしょ? しっかりして! 麻優さんは強い! 麻優さん強いんだから、1対5やってやりましょう。キッドを取り戻す! 絶対に。ねっ!」
岩谷「……麻優は強い! 1対5、受けてやりましょう。やりましょう。決まったら早めに高田馬場、今月、いや来月? あれ? 17日ですね。7月17日(ベルサール)高田馬場がある。そこで1対5やりましょう。必ずキッド、STARSに取り戻すから。キッドの居場所はSTARSだよ」
小波「オーケー。ベルサール高田馬場だな。岩谷麻優、STARS、ジ・エンド!」
岩谷「(キッドに向かって)待ってるから。必ず勝つよ」
STARSのコメント
岩谷「STARS、勝ったよ」
コグマ「勝ちました」
岩谷「でもこんな1回勝ったぐらいで全面戦争は終わりにできないし、あそこでキッドが取られた時点で、みんなは大江戸隊との戦争が終わりと思ったかもしれないですけど、自分たちにはキッドもゴキゲンさんも取り返すっていう義務がある。それに1対5と言われて最初は戸惑ったけど…」
コグマ「いや、麻優さんは強い!」
羽南「強いです」
コグマ「岩谷麻優は強い! それはみんな知ってる。必ず勝てる! チャンスは絶対にものにしましょう」
岩谷「みんながそう言ってくれるから、いまは勝てる気しかしない」
羽南「そうです、そうです」
コグマ「強い、強い、強い」
岩谷「今日はすごい圧を感じるんですけど、こういうのが自分の自信にもなるし、STARSここから伸びしろだね。まだまだいける。ここから大江戸隊との全面戦争、まだまだ終わらせない。いや、次1対5に勝って、必ず正義は勝つというところを見せて終わりたいと思います」
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
21分57秒 |
<挑戦者組> |
ウナギ・サヤカ |
上谷沙弥 |
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白川未奈 |
林下詩美 |
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○中野たむ | AZM● |
※第25代王者組の中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカが7度目の防衛に成功
中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカのアーティスト・オブ・スターダム王者がクイーンズクエストの林下詩美&AZM&上谷沙弥組を相手に7度目の防衛戦。COSMIC ANGELSは7・4横浜で白川とウナギが同門対決、勝った白川がフューチャー・オブ・スターダム王者となった。対戦までは複雑な思いが交錯していた両者だが、決着がついたことでユニットの思いは再び6人タッグのベルトに集中。それでいて白川はすでに初防衛戦の相手にウナギとの再戦を認めており、要求したウナギは朱里が保持するSWA世界王座への挑戦もアピール。中野も上谷を相手に白いベルトを防衛した。今後はシングル戦線と並行し、トリオ王座も守っていくこととなる。対するQQは詩美が刀羅ナツコの試合中負傷により不本意な形で赤いベルトを防衛、気持ちを切り替えてアーティスト王座奪取を狙う。そもそもこの対戦は6・19清水で同一カードがおこなわれ、引き分けに。試合後、エキサイトしたウナギが再戦をアピール、次期防衛戦が決まっていた中野がウナギの暴走をたしなめる場面もあった。が、コズエンがベルトをキープしているため今大会でのタイトル戦があらためて決定、時間切れ引き分けの決着をつける。
上谷と中野の先発でゴング。上谷が蹴りにいくが中野がかわすと上谷はエルボー連打。上谷がロープワークからアームホイップ、中野がカバーを返すとブリッジをしてから丸め込む。上谷の二段蹴りを中野が阻止して足をおく。ウナギと詩美が対峙。詩美がカウンターでショルダータックルもウナギがビッグブーツ、コズエンが飛び出しトリオの連係、中野と白川がドロップキックで挟み撃ち。ウナギは詩美に投げの体制も反対にボディースラムで叩きつけられる。詩美と上谷がウナギを捕獲し連係で攻撃、ドロップキックの競演。上谷はフットスタンプからカバーもウナギが返す。AZMがコーナーでウナギの顔を踏みつける。AZMはフットスタンプも2カウント。詩美がウナギにボディースラムから連続カバー。上谷が相手チームを威嚇してからウナギにストンピング、ボディースラム、ドロップキック。AZMがウナギに串刺しドロップキック、ボディースラム。ウナギが返すと、エルボーの打ち合いでAZMが打ち勝つ。ウナギはAZMを捕まえてボディースラム、ギロチンドロップ。替わった中野だが上谷が妨害。しかし中野は上谷とAZMを分断、入ってきた詩美もまとめてDDT。AZMが中野をかいくぐりミサイルキック。上谷が中野に串刺しニーアタック。ドロップキックをかわされるが側転で攪乱しドロップキックを決める。上谷と中野がエルボーの打ち合い。上谷が張り手、中野が向かっていくが上谷がもう一発張り手。さらにもう一発張って二段蹴り。上谷はダウンした中野を起こしてスタークラッシャーの構え。中野が切り返しスピンキック。白川が上谷に串刺しエルボー、フライングクロスチョップ。上谷はニールキックで応戦。詩美が白川にミサイルキック。白川がエルボーにいくと詩美もやり返していく。詩美の強烈な一発も、白川がロープワークをかいくぐり河津落とし。10分経過。白川が詩美をコーナーに追い込み突進。詩美がかわして背中にドロップキック。白川が返すと詩美がスリーパー。ウナギがカットし詩美にフェースクラッシャー、詩美を起こして大ふへん固め。白川との合体を呼び込む。白川は詩美に突進もサイドスラムで叩きつけられる。詩美は白川を担ぐが、白川が切り返し空中胴締め落とし。詩美がラリアットでやり返す。AZMと中野が蹴りのかわし合い。中野のバックキックから突進もAZMがかわす。QQがトリオで串刺しドロップキック。AZMは中野をかいくぐり飛びついての卍固め。AZMが丸め込みからブレーンバスター。中野が返すと、QQがトリオでドロップキック。しかし中野がかわしてコズエンがトリオのドロップキックを決める。コズエンが3方向で串刺し攻撃の連続、カカト落とし。中野がAZMをカバーするが2カウント。15分経過、中野はAZMを狙ってコーナーへ。しかしAZMが雪崩式アームホイップから中野の腕を取る。しかし白川、ウナギがカットする。白川がAZM、ウナギが上谷を攻撃も投げられる。コズエンが場外に落とされ、上谷がスワンダイブ式プランチャ。中野を戻してQQがトリオでのミサイルキックを敢行。AZMがカバーも中野が返す。AZMはフィニッシュを宣言しコーナーから腕を決める。しかし中野がエスケープ。AZMがミスティカ式腕固め。白川がカットに間に合う。両軍が次々とカット。AZMが中野にエルボー。エルボーの打ち合いからAZMが挑発し三角飛び、しかし中野が迎撃しタイガーへ。QQがカットすると詩美と上谷が白川を持ち上げる。マジックキラー狙いをウナギが阻止。QQを場外に出しコズエンが場外ダイブ。20分経過。中野がAZMを戻し、タイガー狙い。AZMが切り返し丸め込む。中野が返すとAZMが変型ジャーマン、中野がバックを取ると白川が「たむさんこっち!」とダイビングエルボーアタック、ウナギがマッドスプラッシュ。中野がバイオレットシューティング。コズエンがQQを排除し、トリオでカカト落とし、中野がAZMにタイガー。3カウントが入り、コズエンの防衛となった。
中野「宇宙のみなさん、そして後楽園ホールのみなさん、こんにちはーーー! うれしい…、ハァ、もうアーティスト・オブ・スターダムのベルト、なんとV7達成しました! このまま私たちV10目指します! そして、ウナギとチャンミナはフューチャーのベルトも、またこないだ取ったばかりなのに、もう闘うんでしょ? とにかく私たちCOSMIC ANGELSがこれからもスターダムの話題を独占していきます」
DDMの舞華が登場。
舞華「COSMIC ANGELS、ギリギリ好調をキープしてるみたいだねぇ。ただ前に引き分けたの、忘れてないよね? まぁ、まぁ、そろそろひめかもなつぽいも復帰するということで、この2人が復帰したらそのベルト、早々に挑戦させろ。そのときに決着つけようぜ」
ウナギ「いいよ。あっ、あっ、いいよー。まぁでもそれまでに三冠になったウナギ・サヤカがオマエらを倒してやる」
白川「ウナギ、三冠? 三冠? これ、これか(とフューチャーのベルトを指す)。三冠はなれないと思うよ。まぁね、ウナギの言うことはおいといて、DDMとドロー。アレで防衛しても、私たちの中には悶々…なんだかなって気持ちもちろんありますよね。なので、やっぱりDDMを倒してこそ、アーティストのチャンピオンともっともっと胸張って言えると思うので、夏が終わるまでには防衛戦、DDMとしましょう」
中野「しっかりDDMを倒して、この2021年の夏は、コズエンのデリシャスな夏にしましょう、イエーイ! ザッツライト!」
白川「ザッツライト!」
ウナギ「ザッツライト!」
中野「いつものように締めてください」
白川「レディースエンドジェントルメーン、メイアイハブアテンションプリーズ。ウェルカムアボード。コズミックエンジェールズ!」中野「オジさんも(×3)、お嬢さんもね。私たちも、アナタたちも、デリシャース、ウーンマ!」
コズエンのコメント
3人「イエーイ!」
中野「すごい! どれだけの歴史があるベルトだと思っている?」
白川「すごいよ。いっぱいいっぱい選手の汗水吸ってきて、この色になったけど、だいぶV7でコズエンの色に染まりましたよ」
中野「V7と言わずV10目指して、舞ひめぽいも迎えて、2021年はコズエンの夏に、いや、2021年まるごとコズミックエンジェルズの年だったと言わせてみせる!」
ウナギ「そしてね、みんな(中野と白川)2冠になったじゃないですか。私、SWA取ったら全員2冠になっちゃうので」
中野「そうだ!」
白川「その計算なら大丈夫、その計算なら大丈夫」
ウナギ「朱里さんに次の大阪で必ず勝ちます」
白川「記録がすごすぎて、いま自身にビックリしています。V7ですよ」
中野「すごい」
白川「すごいですよね。もうホント、女子プロレス界だけじゃなくてプロレス界のトリオと言ったらコズミックエンジェルズにします。世間の目をそう変えていきたいと思います」
――チームとしての絆が強まった?
白川「私は終わった瞬間にコズエンのあり方ってホントに変わったなって思ってて、いまは遠慮なくお互いが前に行きたいというのも、いままで内に秘めて外にすべてを出し合ったわけじゃないけど、それをぶつけ合えるようになった。ホントにたむさんがいつも言ってくれるように、いいライバルがとなりにいてくれるっていうのを頭に置いて闘いな、というのがホントにそう。そういうメンバーに出逢えてホントにコズミックエンジェルズでよかったって思いました」
中野「(涙ぐむ)」
白川「ね」
ウナギ「でも楽しかったね。みなちゃんと闘えてホントにすごい楽しかったし、あ、ヤバい…」
白川「私も無理」
ウナギ「ヤバい」
白川「ホントにウナギとこんなになるなんて思ってなくて。これはなんか、人生の運命なんだなって思いました」
ウナギ「そこにたむさんがいてホントによかったと思ったし、この3人でよかったので、次は私はたむさんを超えるつもりで」
中野「む?」
ウナギ「みなちゃんも超えるつもりで」
白川「む?」
ウナギ「リーダーだって言わせないくらいに、コズエンを3人で高め合って、前に進みたいと思います」
中野「ワクワクさせてください、ドキドキさせてください」
白川「足りないって言ってたから、刺激が」
中野「すごい見てるよね」
白川「メッチャ全部インタビューなんて見てますよお、リーダーの。たむさんを食ってやろうって」
中野「あせらせて~、私を~」
白川「しょうがねえなあ」
中野「楽しみにしてますね」