2021/07/17 試合結果

2021年7月17日 『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』

『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』
7月17日(土)ベルサール高田馬場(観衆415人/コロナ対策限定人数)

 

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負

スターライト・キッド

8分42秒
キッド・クラッチ

妃南

※もう一人はAZM

◆タッグマッチ 15分1本勝負

○コグマ

9分31秒
ジャーマン・スープレックス・ホールド

レディ・C●

羽南

中野たむ

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

舞華

林下詩美

朱里

渡辺桃

ジュリア

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負

<挑戦者>

14分00秒
大儀であった→片エビ固め

<王者>

ウナギ・サヤカ

白川未奈

※第5代王者の白川未奈が初防衛に失敗。ウナギ・サヤカが第6代王者となる

◆1vs5スターライト・キッド奪還マッチ  勝ち抜き戦 各15分1本勝負

4分31秒
セコンド乱入→反則勝ち

フキゲンです★

琉悪夏●

○岩谷麻優

吏南

小波

鹿島沙希

(1)○岩谷(3分20秒、変型ドラゴンスリーパー)吏南●

(2)○岩谷(1分33秒、OTR)フキゲンです★●

(3)○岩谷(6分26秒、起死回生)鹿島沙希●

(4)○岩谷(5分12秒、OTR)小波●

 

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負

スターライト・キッド

8分42秒
キッド・クラッチ

妃南

※もう一人はAZM

 AZMvsスターライト・キッドvs妃南の3WAYマッチ。この日はSTARSの岩谷麻優と大江戸隊による「スターライト・キッド奪還マッチ」が控えている。“当事者”のキッドは岩谷との直接対決はなく、この3WAYマッチに組み込まれた。ヒールながら自身での凶器使用はおこなっていないキッド。AZMとのハイスピードの攻防はもちろんだが、運命の試合を前に、すでに大江戸隊入りを決意したキッドがどんな闘いを見せるか。

 AZMがクイーンズクエストの同門・妃南に握手を求め、妃南も応じてまずは共闘。キッドをコーナーに追い込み連続でドロップキックをお見舞いする。2人でカバーし、返されると2人でロープに振る。妃南の突進をキッドがかわし、AZMとハイスピードの攻防に。妃南がAZMを振りキッドがかわす。キッドと妃南がヘッドロックの取り合い。キッドが妃南の髪をつかんでマットに叩きつける。キッドは妃南の顔面を踏みつけて威嚇。ボディースラムで叩きつけると片足でカバーする。妃南がエルボー連打で向かっていくとキッドが一発で倒してみせる。妃南が払い腰でキッドを叩きつけると、向かってきたAZMもボディースラムで叩きつける。妃南は柔道殺法の連続から腕十字。しかしAZMがカバーする。AZMは妃南に飛びつくがキッドがカットに入る。しかしAZMが腕を掴んで2人ともサブミッションの餌食に。AZMがキッドを丸め込むが2カウント。AZMがコーナーに乗るとキッドが619で撃ち落とす。妃南がドロップキックもキッドがまとめてネックブリーカー、その場跳びムーンサルトプレス。キッドは2人をコーナーに追い込み突進。かわした妃南がビッグブーツ。AZMがまとめてアームホイップからドロップキック。AZMはキッドにミサイルキック投下。AZMが返したキッドにワキ固め。AZMはフィニッシュを宣言し、キッドの腕を取ってダイブ。そのまま腕固めにいくが妃南がカットする。キッドが妃南をAZMに投げつける。AZMはキッドに丸め込み。妃南が介入しまとめてカバー。妃南が2人へ交互にエルボー連打。キッドがAZMと丸め込みの応酬。キッドがAZMにボディーアタック。妃南がキッドに外道クラッチ。妃南がキッドにSTOも3カウントには至らず。妃南がキッドとバックの取り合い。妃南のエルボーがAZMに誤爆。キッドが丸め込むと3カウントが入った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負

○コグマ

9分31秒
ジャーマン・スープレックス・ホールド

レディ・C●

羽南

中野たむ

 中野たむとレディ・Cがタッグを結成。無所属のレディがドンナ・デル・モンドと組むことはあったが、COSMIC ANGELSの中野とのコンビネーションやいかに? 相手はコグマと羽南のSTARS。岩谷が1対5で臨む大江戸隊とのハンディキャップマッチを前に、STARSの新編成タッグで勢いをつけたい。

 コグマが先発を買って出て、「たむ」と呼びかける。コグマと中野がリング中央で視殺戦をかわし試合開始、中野が振るとコグマがリングに出て「たむ」と呼びかける。中野が追いかけるとコグマが逃走。リングに戻るとコグマがキックをかわしてみせる。羽南がレディにドロップキック。コグマが飛び出し羽南と合体、レディを2人がかりで攻めていく。羽南がレディにスリーパー。羽南はレディにボディースラムも2カウント。コグマがレディにその場ボディープレス。羽南がレディに串刺しドロップキック、逆エビ固め。レディと羽南がエルボーの応酬。羽南が突進するとレディがビッグブーツで迎撃する。中野が羽南にネックブリーカー。コグマが乱入し羽南と合体。しかし中野がコーナーに追い込みまとめてエルボーアタック、ダイビングボディープレス。羽南が中野を払い腰。替わったコグマが中野を踏みつけフットスタンプへ。中野とコグマがエルボーを打ち合う。コグマが両手を広げて受けて立つ。中野も同様に受けて立つ。レディがコグマに連続で突進するがコグマがこらえてみせる。コグマはレディをコーナーに追い込み串刺しボディーアタック、RKO。レディが返すとコグマがバックを取る。中野がエプロン越しにスタナー、レディが河津落とし。レディはコグマにチョークスラム。中野とレディが合体でコグマをマットに叩きつける。レディがエルボー連打でコグマをコーナーに追い込むと、コーナーに乗せる。羽南がカットしクロスボディーアタック、コグマがミサイルキック。中野がカットするとコグマと羽南がドロップキック。さらに羽南がレディをカナディアンから前方に叩きつけ、コグマが高角度のジャーマン。3カウントが入り、コグマがレディを破った。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

舞華

林下詩美

朱里

渡辺桃

ジュリア

 クイーンズクエストの林下詩美&渡辺桃&上谷沙弥組とドンナ・デル・モンドの朱里&ジュリア&舞華組が6人タッグマッチで全面対決。7・22札幌ではゴッデス・オブ・スターダム王座戦が決まっており、王者・朱里&ジュリア組と挑戦者・詩美&上谷組には前哨戦だ。さらに桃と舞華にも因縁がある。このところ舞華が何かにつけて桃に誘いをかけるかのような動きを見せているのだ。果たしてこの日も舞華が桃への揺さぶりをかけるのか。もちろん桃はDDMに否定の意志を見せている。舞華の真意はいったいどこにあるのだろうか?

 朱里が先発を買って出て詩美と対峙。腕の取り合いから朱里がヘッドロック。ヘッドロックの取り合いから朱里がハイキック。詩美がかわして睨み合う。上谷とジュリアがリングイン。ロックアップから上谷がロープに追い込みエルボー乱打。ジュリアがダブルチョップを叩き込むとロープワークをしのいでビッグブーツ。朱里とジュリアが合体しドロップキック。DDMがトリオでサブミッションに取るとQQがカットに入る。上谷をロープに固定し朱里とジュリアが攻撃。朱里がサッカーボールキック、舞華がボディースラムを連発、串刺しラリアット、ショルダータックル。上谷がドロップキックを上谷に見舞い、桃に託す。桃が舞華に串刺しドロップキック。カットに入ったジュリアにブレーンバスター。舞華が返すと、桃がブレーンバスターを狙う。切り返し合戦から舞華がスリーパー、ブレーンバスター。朱里とジュリアが桃にエルボーアタック、ドロップキック、エルボードロップ。桃が朱里にミドルキック。朱里もやり返してミドルの打ち合い。桃がカウンターのミドルキック。詩美が朱里をかわしてコーナーに叩きつけると串刺しエルボーアタック、ミサイルキック。朱里が返すとエルボーの応酬。バックの取り合いから朱里が投げっぱなしジャーマン。詩美がアルゼンチンからバックフリップ。詩美が朱里を持ち上げてマットに叩きつける。10分経過。詩美がジャーマン、朱里がニーアタック。上谷がジュリアにドロップキック、逆エビ固め、後方からのドロップキック。さらにジュリアを引き起こしてフィッシャーマンの構え。こらえたジュリアが舞華と合体し、朱里がギロチン、舞華がリバーススプラッシュ、ジュリアがミサイルキック。残り3分。ジュリアが上谷にバックドロップ狙い。桃がカットし上谷がその場飛びムーンサルト。上谷はスワンダイブ式ボディーアタック。ジュリアが返すと、上谷はスタークラッシャーを狙う。ジュリアが切り返し投げっぱなしジャーマン、スイングDDT。残り1分。朱里とジュリアが合体するが上谷が切り返しまとめてニールキック、ジュリアにノーザンライト。詩美と上谷がマジックキラー、上谷がスタークラッシャーを決めるがDDMにカットされる。そのままゴングが打ち鳴らされ、時間切れ引き分けとなった。試合後には、朱里と詩美が髪の毛をつかみ合い睨み合った。

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負

<挑戦者>

14分00秒
大儀であった→片エビ固め

<王者>

ウナギ・サヤカ

白川未奈

※第5代王者の白川未奈が初防衛に失敗。ウナギ・サヤカが第6代王者となる

 COSMIC ANGELS同門でフューチャー・オブ・スターダム王座のベルトを争った白川未奈とウナギ・サヤカが早くも再戦。白川の防衛期限はデビュー3周年にあたる8月5日。白川としてはベルトを持ったままの逃げ切り、ウナギには空位にさせずに王座を継承したいとの思惑がある。ともにアーティスト・オブ・スターダムのベルトも巻くユニットの盟友同士。フューチャーを巡る、その決着は?

 両者がリング上で視殺戦。ロックアップの連続から力比べ。白川がロープに追い込んでブレイクする。腕の取り合いからグラウンドへ。白川がヘッドロックにとると、ウナギがロープに振ってアームホイップ。白川が投げの連続からドロップキック、吊り天井。ヒザをマットに叩きつけてカバーするが2カウント。さらに予告してボディースラム。ウナギが返すと白川がストンピング連打。エルボーの打ち合いから白川が突進するがウナギがキャッチしマットに叩きつける。ウナギは串刺しニールキック、フェースクラッシャー。白川が返すと、ウナギが大ふへん固め。切り返した白川がドロップキック。2発めをウナギがかわしてギロチン投下、足4の字固め。白川の突進にウナギがエルボー。白川が打ち返しネックブリーカーへ。ウナギが返すとビッグブーツ。白川のローリングエルボーで両者ダウン。ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合い、ウナギが打ち勝つ。ウナギは大ふへん固めを決めてそり上げる。白川が飛びついて河津落とし。10分経過。白川が側頭部へドロップキック。コーナーに上がると、ダイビングエルボーアタック。ウナギがニー連打からリバースで大ふへん固め、ギロチンドロップ。白川が返すと、丸め込んでヒザ十字。残り3分。ウナギがなんとかエスケープ成功。白川がDDT狙いもウナギが切り返しカカト落とし。白川が空中胴締め落としも2カウント。残り2分。ウナギがスパインバスター、マッドスプラッシュ。返した白川に、ウナギは大儀であったを決める。3カウントが入り、ウナギが新王者となった。

ウナギ「みなちゃん、絶対に1回しか言わないから聞いていください。このベルトの決勝はみなちゃんとと心底そう思ってた。すごくすごく寂しかったよ。そのとき思ったんだけどね、スターダムに来て、寂しさも心細さも1ミリもなくて毎日、元気にかぶいているのは白川未奈、あなたがいつも横で一緒にいてくれたからだよ、ありがとう」

白川「このベルト、ウナギにすごい似合ってるよ。今日は負けたけど、でも、これからも絶対にウナギと、そして中野たむにも、絶対負けたくない!」

ウナギ「違う色のベルトでもプレーしようね。というわけで、フューチャーのベルトの新チャンピオンになりました! 今日もまたかぶいてしまったな。というわけで、2022年イッテンヨンのキャリア3年のその日まで、このべるとにはしっかりとうな重?ウナギ、うな重をしっかりと染み込ませて、私色のベルトにしたいと思います」

吏南が登場。

吏南「おい、クソババア。テメエ何歳だよ。このフューチャーのベルトってのはな、若さの象徴なんだよ。だから、この吏南様が挑戦して、本当のスターダムの未来を作っていく」

ウナギ「確かにこのベルトはいままでね、若い人たちが巻いてましたよ。でも、未来は誰にでもある。あのおじさんにも、あのおじさんにも、あのおじさんにもあるんだからね。それをこの私が、お子様に教えてあげるよ」

吏南が退場。

ウナギ「傾奇者っていうのはたくさんの勇気がある、たくさんの欲望がある、そしてたくさんの傷がある。運と運命も全部引き寄せます。ど派手にいこうぜ、ウナギカブキは終わらない」

◆1vs5スターライト・キッド奪還マッチ  勝ち抜き戦 各15分1本勝負

4分31秒
セコンド乱入→反則勝ち

フキゲンです★

琉悪夏●

○岩谷麻優

吏南

 

小波

鹿島沙希

(1)○岩谷(3分20秒、変型ドラゴンスリーパー)吏南●

(2)○岩谷(1分33秒、OTR)フキゲンです★●

(3)○岩谷(6分26秒、起死回生)鹿島沙希●

(4)○岩谷(5分12秒、OTR)小波●

 大江戸隊に奪われたスターライト・キッドを奪回すべく、STARSの岩谷麻優が理不尽マッチに臨む。岩谷は鹿島沙希、小波、吏南、琉悪夏、フキゲンです★の5人と対戦、全員に勝利しなければ勝ちにはならない(オーバー・ザ・トップルール採用)。しかも勝ったからといってキッドが戻ってくるルールがあるわけではない。キッドが大江戸隊でやっていく決意を固めたあとだけに、なおさら岩谷には厳しい闘いが予想される。大江戸隊は大将の刀羅ナツコを負傷で欠いているものの、圧倒的有利に変わりはないだろう。キッドと同じく強制移籍させられたフキゲンの動向も気がかりだ。もちろん岩谷はフキゲンも取り戻すつもりでいるのだが…。果たして岩谷は大江戸隊の罠を突破し、キッドを取り戻すことができるのか、それとも…。

 試合前、「大江戸隊は岩谷1人に勝てば勝利、岩谷は5人全員に勝ちぬかないと勝ちにはならない」とのルールがアナウンスされる。まずは大江戸隊5選手が入場。1人で登場の岩谷には、コグマと羽南がロープを開けてリングに迎え入れる。大江戸隊がリング上でジャンケン。1人目は吏南に。丸め込み合戦から小波がリング下で足を引く。吏南が柔道投げの連続でカバーするが岩谷が返す。岩谷がエルボーにいくと、吏南も打ち返していく。吏南がコーナーに追い込むと岩谷が逃れるがリング下から大江戸隊が手を出していく。吏南がヘアーホイップからボディースラム、ノーザンライト。吏南がダッシュすると岩谷がトラースキック。吏南が丸め込むが2カウント。吏南がリバースゴリーで叩きつける。吏南がフィニッシュを宣言し卍固め狙い。岩谷が切り返しトラースキック、張り手、スタンディングドラゴンスリーパー。岩谷がギブアップを奪い吏南を突破。

 大江戸隊2人目はフキゲン。フキゲンがブレーンバスターを狙うが反対に叩きつけられる。岩谷が低空ドロップキックもフキゲンが返す。岩谷がコーナーに上がると吏南が妨害、フキゲンが雪崩式を狙うが岩谷が切り返し「もらった!」とドロップキック、OTRで岩谷がフキゲンを失格させる。

 コールを前に鹿島がリングインし岩谷を攻撃。鹿島がサブミッションで岩谷を捕獲。岩谷が逃れると、鹿島がフェースクラッシャー。返した岩谷に鹿島はコーナーへ。岩谷が追いつきデッドリードライブ、ドロップキック。エルボーの打ち合いから鹿島が挑発。岩谷が向かっていくと鹿島が髪をつかんで叩きつける。鹿島は、「そんなもんか!?」と叫びながらマウントを取り、張り手の連打。立ち上がっても左右の張り手を連打する。岩谷はカウンターのケサ斬りチョップから張り手のお返し、ノーザンライト。ロープに走ると小波がカットしフキゲンがブレーンバスター、鹿島がビッグブーツ、ダブルアームスープレックスホールド。もう一度ダブルアームの態勢に入ると切り返されるが丸め込みに。岩谷が切り返して丸め込むと3カウントが入った。

 4人目の小波がミサイルキック、ジャーマン連発。スリーパーに捕まった岩谷がなんとかロープへ。小波が腕固めも岩谷がトラースキック。小波がエルボー連打から突進すると岩谷がバックキックからエルボー連打のお返し。小波がパンチを打ち込むと岩谷が投げっぱなしジャーマン。岩谷はコーナーに上がるが吏南と琉悪夏が妨害。STARSがカットし岩谷がボディープレス、バズソーキック。岩谷がフィニッシュを予告しムーンサルトプレス。琉悪夏がボックスを投げ入れて妨害。岩谷は小波をコーナーに乗せるが小波がぶら下がり式腕十字。小波が入ろうとすると岩谷がハイキック。ボックスでの殴打を狙う琉悪夏の乱入を捕まえて同士討ちさせると、小波にOTR勝ち。

最後は岩谷と琉悪夏の一騎打ち。岩谷がその場跳びムーンサルトプレス。エルボーの打ち合いから岩谷が回し蹴り、トラースキック。琉悪夏がショルダータックル、フィッシャーマン。岩谷が返すと、琉悪夏の突進にドドンパ。岩谷がバズソーキック連打からカカト落とし。琉悪夏が返すと、岩谷はムーンサルトプレス。吏南がレフェリーの足を引いてカウントを止めてしまう。岩谷はフィニッシュを宣言しバックを取る。鹿島が鉄パイプで殴打し大江戸隊が次々と乱入。全員で岩谷を攻撃すると琉悪夏が冷凍庫爆弾。さらに大江戸隊が全員で攻撃。ロープに固定し攻撃を続けるとレフェリーが反則を宣告、岩谷の反則勝ちとなった。

岩谷「こんな、こんな勝ち方、望んでなかったけど、勝ちは勝ち。キッド、こんなに凶器ばっかり反則ばっかり、そんなユニットで、やっていきたいの? 答えをハッキリ聞かせてください」

キッド「麻優さん、私の答えは…(髪をつかんで)岩谷麻優、対角からアナタを超える!私は強制的に大江戸隊に行かせられて1ヵ月が経ったけど、いまの私はまだなにも成果を残していない。そんな私が戻っても、ずっと岩谷麻優の相棒、そんなスターライト・キッドはもうイヤなんだよ! でも、私がアナタを超えて対等な立場になったとき、また隣りに立つときがやってくるかもしれない。だからいま大江戸隊で実績を積みたい、もっと強くなりたい。私は岩谷麻優にとって最大のライバルになるなってやるんだよ!これが私の答えだ」

岩谷「この前、後楽園で言ったこと覚えてる? キッド、これからは敵になるけど、ずっと待ってるよ。いつでも戻ってこい戻ってくるまでは敵としてライバルとして、一緒に闘っていきましょう。また会う日まで」

小波「おい、おい岩谷麻優、残念だったな、心も体もズタボロにされて、もうキッドはあきらめろ。岩谷麻優、いやSTARS、ジ・エンド!」

大江戸隊の曲が流れると岩谷が止める。

「今日、勝ったのは、私。いまSTARSはこれで終わりって、心も体もズタボロにって言われたけれども、確かにキッドを失ったことは、すごくすごく悲しいし、確かにSTARSは、ちょっとだけぽっかり穴が空いたかもしれない。でも、STARS、キッドだけじゃない。羽南もコグマもいる。そして叫女も飯田もいる。ピエロさんは悪に染まってるからちょっとわかんないけど、全然STARS終わりなんかじゃないから。これからもスターダムの正規軍は、STARS。それだけはこの3人が体を張って胸を張ってこのリングに立ち続けるんで、これからも応援よろしくお願いします。この1対5、無謀な挑戦で心が途中で折れたけど…もうわかんない。アタマ真っ白、わからないけど、みなさんが応援してくれる限り、精一杯頑張っていきますので応援よろしくお願いします。というわけで、最後に勝ったのはSTARS。久しぶりにメインを締めさせていただきたいと思います。というわけで本日は、横浜武道館じゃなくてここはどこですか? 高田馬場。ベルサール高田馬場にお越しいただきましてありがとうございました。これからもSTARS、元気いっぱい明るく盛り上げていきます。いまを信じて、明日に輝け、We are STARS!」

大江戸隊のコメント

小波「キッド、あらためて大江戸隊加入、おめでとう」

キッド「1対5,岩谷麻優の気持ちはすごく伝わってきました。でも、岩谷麻優を超える。私は自分のために大江戸隊に残る気持ちを選んだ。必ず、超えてみせる。超えたときにわかるものがある。そう信じて」

小波「岩谷麻優、STARS、ジ・エンド!」

STARSのコメント

岩谷「1対5、ホントに無謀な試合形式だったと思ってました、ずっと。でもキッドを取り返すために、キッドを取り戻すためにこの試合、ホントに途中意識ヤバかったし、もう自分がなんでいまリングの上にいるんだろうみたいな、もうわけのわからない状態になったり、ホントに苦しかったです。ホントに苦しかったけど、なぜかいますごい心がすっきりしてます。ずっとそのキッドが大江戸隊にいってから、キッドの闇に染まっていく姿だったり、葛藤している姿を見てやっぱり自分はとなりにいてほしいとすごい思っていたし、普通だったらたぶんSTARSに戻らないと言われた瞬間に、なんのために今日の試合をやったんだろうなとか、サイテーだなとか、裏切られたなって気持ちになるかもしれなかったけど、いまはホントにハッキリしてくれてよかったです。そのモヤモヤが一番嫌だったので、キッドの中でも整理がついたと思うし、自分の中でも整理がつきました。自分は、前の後楽園大会のときに言ったように、待ってる。いつまでも、待ってます。キッドは自分の大切な妹であり、大切な弟子です。それに、やっぱ、たくましい2人(コグマ&羽南)がいるんで。何があっても、大丈夫。どんな困難でもかかってこいって感じです」

羽南「ハイ!」

岩谷「元気いいね」

羽南「ハイ」

岩谷「いろいろあるね」

羽南「ハイ」

岩谷「まあ、STARSはSTARSらしく笑顔で元気に楽しく、一番は自分たちが楽しんでプロレスラーになってよかったなって思えるような選手になることが大切だと思うので、もうなに言ってるのかわかんない! もうとりあえず楽しければなんでもいい。これからも頑張りましょ」

2人「ハイ」

岩谷「疲れたし、痛いし、やばいよお…」

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