2021/07/21 試合結果

2021年7月21日 『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in SAPPORO ~Day-1~』

『CCINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in SAPPORO ~Day-1~』
7月21日(水)サッポロ・イーワン・スタジアム(観衆197人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ウナギ・サヤカ

8分26秒
大ふへん固め

レディ・C

◆3WAYバトル 15分1本勝負

AZM

8分38秒
あずみ寿司

白川未奈

※もう一人は小波

◆タッグマッチ 15分1本勝負

琉悪夏

9分5秒
起死回生

コグマ●

○鹿島沙希

岩谷麻優

◆6人タッグマッチ 30分3本勝負

○上谷沙弥

2分22秒
フランケンシュタイナー→エビ固め

舞華●

林下詩美

朱里

渡辺桃

ジュリア

○詩美(9分3秒、エビ固め)朱里●

●詩美(3分34秒、エビ固め)朱里○

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

21分13秒
トワイライト・ドリーム

<挑戦者>

中野たむ

スターライト・キッド

※第15代王者の中野たむが3度目の防衛に成功

 

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ウナギ・サヤカ

8分26秒
大ふへん固め

レディ・C

 7・17高田馬場でCOSMIC ANGELS同門の白川未奈を破り、悲願のフューチャー・オブ・スターダム王座を獲得したウナギ・サヤカがレディ・Cとシングルマッチ。このところ、白川、中野たむとコズエンとのタッグを組んでいるレディがコズエンのシングル王者に挑む。ウナギとしてはフューチャー王者になって初めてのシングルマッチ。次期挑戦者には大江戸隊の吏南が決定的だが、まずはこの試合で王者としての闘い方を見せる必要がある。レディとしても、近い将来の挑戦を見据えた闘い方が望まれる。

 ウナギの方から手を差し出しレディが応じて握手が成立。ロックアップでスタートしバックの取り合い。グラウンドで首を取り合い、ウナギが左腕を捻りあげる。レディが取り返して腕の取り合いに。ウナギがヘッドロックからグラウンドにもっていくとレディがヘッドシザーズ。ウナギは倒立から抜け出し、エルボーを連打する。コーナーに振ると串刺しエルボーアタック、串刺しで回し蹴り。レディが返すと、ウナギはキャメルクラッチ。しのいだレディがエルボーを打つとウナギもやり返してボディースラム。ウナギの突進にレディはショルダータックル、ビッグブーツ、後方からドロップキック。ウナギが返すと、レディは高々とボディースラム、逆エビ固めを決めてギブアップを迫る。ウナギがエスケープすると、エルボーの連打からフェースクラッシャー、ギロチンドロップ。ウナギが返すと、チンクラッシャー、顔面蹴り。さらに大ふへん固めを狙うがレディが切り返して河津落とし。レディがビッグブーツの連打を浴びせるが、ウナギがダブルチョップで倒してみせる。しかしレディがビッグブーツ。ウナギが返すと、レディがココナッツクラッシュ連発からチョークスラム。しかし3カウントには届かず。レディはエルボー連打、ウナギがレディのダッシュをキャッチしスパインバスター。ウナギはカカト落としからギロチンを投下。レディが返すとウナギは大ふへん固め。さらに絞り上げるとレディがギブアップ、ウナギの勝利となった。試合後、ウナギがレディの健闘を称えた。

◆3WAYバトル 15分1本勝負

AZM

8分38秒
あずみ寿司

白川未奈

※もう一人は小波

 クイーンズクエストのAZM、COSMIC ANGELSの白川未奈、大江戸隊の小波が3WAYマッチで激突。AZMのスピード、白川のクラシカルなプロレス技、そして小波のテクニック。複雑な闘い模様の末に勝ち名乗りを受けるのは?

 AZMと白川が一斉に小波に襲い掛かるが、小波はロープワークに付き合わず。小波とAZMがエルボーの応酬、白川がドロップキックを打つが2人がかわす。しかしあらためて白川のドロップキックが2人にヒットし吊り天井を狙う。しかし小波とAZMがすぐにエスケープ。白川はAZMをコーナーに追い込みドロップキックの連打。AZMが返すとエルボーの打ち合い。AZMが白川を丸め込んでサブミッションへ。そこへ小波が割って入り腕を固める。しかしロープエスケープを許してしまう。AZMが小波をコーナーに追い込む。小波は突進をかわされるもロープ越しにぶら下がり式腕十字からドロップキック。AZMが返すと小波はインディアンデスロックの構え。白川が入ってくるもはね除けてAZMの両脚をロックする。小波がスライディングキックからブレーンバスター。白川がカットすると小波にローリングエルボー。DDTを狙うが小波がカット、そこへAZMがミサイルキック。3人でエルボー打ち合い白川が追い込まれる。しかし白川はまとめてネックブリーカー、小波にフライングクロスチョップ。白川は吊り天井もAZMがカットしまとめてアームホイップ。AZMは白川にブレーンバスター。白川が返すと、AZMがハイキック。白川が空中胴締め落としも小波がカット。白川は小波をリング下に落としAZMにブレーンバスター狙い。AZMがこらえると小波が羽交い締めも白川がかわす。AZMが白川を丸め込むと3カウントが入った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負

琉悪夏

9分5秒
起死回生

コグマ●

○鹿島沙希

岩谷麻優

 岩谷麻優&コグマのSTARSと鹿島沙希&琉悪夏の大江戸隊がタッグで対戦。STARSと大江戸隊の全面戦争は岩谷が1対5のハンディキャップ戦で勝利もスターライト・キッド奪回に失敗し、ひとまず休戦といったところ。各選手は7・31横浜で開幕する5★STAR GPに照準を絞ることになりそうだ。とはいえ、タッグでのユニット闘争は常に継続。STARSにとっても大江戸隊にとっても、勢いをつけたい試合である。

 STARSが背を向けたところで大江戸隊が襲い掛かり試合がスタート、いきなり場外戦になだれ込む。しかしSTARSがリングに戻り鹿島をダブルの攻撃で捕獲する。コグマの突進を琉悪夏、鹿島の突進を岩谷がつかまえる。鹿島が岩谷を振り切りコグマの顔面をかきむしる。鹿島はボディースラムからコグマを片足でカバー。琉悪夏が岩谷を落としてからコグマにヘアーホイップの連続、顔面ウォッシュ。コグマが返すと、鹿島が岩谷を落としてからコグマをロープに固定、琉悪夏とともに顔面を踏みつける。鹿島が突進するとコグマがかわしてドロップキック。替わった岩谷がドロップキックで続く。琉悪夏が乱入するが岩谷はまとめてアームホイップで投げ捨てる。鹿島が返すと、ラリアットをかいくぐりコルバタ。琉悪夏が岩谷にショルダータックル連打。岩谷が返すと、琉悪夏はフィッシャーマンを狙う。岩谷が切り返しコグマに託す。コグマはフットスタンプも琉悪夏が返す。コグマが飛び乗りスリーパー。琉悪夏が逃れるとセントーン。鹿島がコグマにコルバタ、ビッグブーツ。コグマは鹿島の突進をかわしボディーアタック。鹿島が返すと、突進をかわして琉悪夏と合体。鹿島のフェースクラッシャーから琉悪夏がラリアット。岩谷がカットするとコグマがDDT。コグマは鹿島にジャイアントスイング。STARSが合体しコグマがボディープレス。コグマはフィニッシュを予告して鹿島にジャーマンの構え。鹿島が切り返し起死回生。3カウントが入り、鹿島がコグマを破った。

◆6人タッグマッチ 30分3本勝負

○上谷沙弥

2分22秒
フランケンシュタイナー→エビ固め

舞華●

林下詩美

朱里

渡辺桃

ジュリア

○詩美(9分3秒、エビ固め)朱里●

●詩美(3分34秒、エビ固め)朱里○

 ドンナ・デル・モンドの朱里&ジュリア&舞華組とクイーンズクエストの林下詩美&渡辺桃&上谷沙弥組が6人タッグマッチの3本勝負で全面対決。朱里&ジュリアと詩美&上谷には翌日に控えるゴッデス・オブ・スターダム王座戦に向け、最後の前哨戦でもある。7・18鹿沼では朱里&舞華組vs詩美&桃組、7・17高田馬場では朱里&ジュリア&舞華組vs詩美&桃&上谷組でいずれも時間切れ引き分け。タイトル戦を前に王者組と挑戦者組、どちらが先手を取るのか注目される。また、このところ続いている舞華による桃への勧誘らしき動き。果たして進展はあるのか? さまざまな駆け引きが3本勝負の中で展開されそうだ。

 舞華がマイクで朱里&ジュリア組を呼び込む。朱里&ジュリア組はカラフルなアフロのカツラを被ってリングイン。舞華が先発を買って出て桃と対峙する。首の取り合いから桃がヘッドロック。舞華が切り返し締め上げる。ジュリアと上谷が対戦。ジュリアはアフロヘアのままロックアップ。ジュリアがアフロヘアの朱里を呼び込むが詩美が乱入しダブルのドロップキックを見舞う。アフロの取れたジュリアが上谷を捕まえ、アフロを取った朱里に交替。朱里からタッチを受けた舞華が上谷にボディースラムを連発。上谷が返すと、舞華にドロップキック。桃が向かっていくと舞華がショルダータックルで吹っ飛ばす。桃が舞華をかわしドロップキック連発からブレーンバスター。舞華は桃にロックボトム。ジュリアが桃に卍固め。桃がカウンターのミドルキック。詩美がジュリアへドロップキック連打。ジュリアが返すと、詩美は串刺しで突進。ジュリアがかわして張り手からスイングDDTを決める。朱里が入ってダブルのエルボー、ドロップキック、エルボードロップ。朱里が腕固めに入るがカットされる。朱里と詩美がエルボーの打ち合い。朱里がミドルキック連打。ジュリアのドロップキックが朱里に誤爆。舞華のラリアットが朱里とジュリアに誤爆。詩美が朱里にバックフリップ、桃がミドルキック、上谷がその場飛びでつづく。詩美は朱里に払い腰。朱里が詩美にワキ固め。丸め込みの応酬で詩美が朱里をフォール、QQが1本目を先取した。詩美と朱里がエルボー合戦。朱里がニーを連打しサッカーボールキック。詩美が朱里のロープワークを止めてジャーマンからスリーパーへ。ジュリアが詩美を舞華に振って合体でマットに叩きつける。ジュリアのミサイルキック、舞華のリバーススプラッシュ、朱里が流炎でたたみかけるが2カウント。朱里は詩美を引き起こしスリーパー。詩美が切り返しバックの取り合い。桃のハイキックが詩美に誤爆、上谷のスワンダイブ式ボディーアタックも誤爆する。朱里がニーアタックを決めるが詩美がクリアー。朱里のバズソーキックを詩美がかわす。朱里がコルバタから詩美を丸め込むと3カウント、DDMがイーブンに戻した。上谷と舞華が技のかわし合い。ジュリアと舞華で合体も上谷がニールキック、舞華に二段蹴り。詩美と上谷が合体しリング中央でファンタスティックフリップ。しかしDDMのカットが間に合う。上谷は舞華にスタークラッシャーを狙う。こらえられるがノーザンを放つ。上谷がコーナーに上がるとジュリアが阻止して舞華が雪崩式ブレーンバスター。舞華が炎華落としを狙うが上谷が切り返してフランケンシュタイナー。3カウントが入り、QQがDDMを破った。

上谷「私たちアフロディーテ、あの(朱里&ジュリア組の)アフロじゃないんだよ! 私たちアフロディーテ、明日この札幌でゴッデスのベルトに挑戦します。私たちを甘く見ないでください。私たちがアリカバを倒してゴッデスのベルトを巻きますので、応援よろしくお願いします!」

ジュリア「ジュリアのことが好きで好きでたまらない札幌の諸君、ごきげんよう! 上谷、最近なんか上谷の発言はおもしろいって盛り上がってるじゃん。でもさ、今日はそんなにおもしろくないね。オマエらアフロディーテなんだろ、本気で狙うならゴッデスのベルト死ぬ気で取りに来いよ!」

ジュリアは上谷に張り手。上谷がリング下までジュリアを追いかけた。

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

21分13秒
トワイライト・ドリーム

<挑戦者>

中野たむ

スターライト・キッド

※第15代王者の中野たむが3度目の防衛に成功

 メインはワンダー・オブ・スターダム選手権試合。王者・中野たむがスターライト・キッドの挑戦を受ける。中野は3・3日本武道館でジュリアとの髪切り戦を制し白いベルト初戴冠。以来、なつぽい、上谷沙弥との感情マッチを制してベルトを守ってきた。そして今回は、STARSから大江戸隊に強制移籍させられるもヒールとして生きていくことを決意したキッド。これまではハイスピード王座にこだわってきたが、白いベルトには今年2・13後楽園でのジュリア戦以来、2度目のチャレンジということとなる。振り返ってみればキッドの覚醒はジュリアとの一騎打ちから。大江戸隊入り以降はここまで自分からは凶器攻撃などは仕掛けないものの、ユニットメンバーがセコンドで介入してくることは十分予想される。そんな状況下でいかにして中野は白いベルトを守りにかかるのか。王者・中野の真価が問われるタイトル戦となりそうだ。

 キッドが手を差し出し中野が応じようとする。しかしキッドがサッと手を引いて試合開始のゴング。中野が向かっていくとキッドがかわしてみせる。3度目でキッドがバックを取りバックの取り合い。中野がヘッドロックからグラウンドに持っていき蹴りにいくがかわされる。キッドはネックブリーカー。中野が返すがキッドは顔面にストンピング。キッドの突進を中野がかわして丸め込み。キッドが場外にエスケープして間合いを取る。キッドがリング下から中野を誘う。キッドが入ろうとすると中野がドロップキック。下に落ちたキッドを中野が追いかけ場外戦に。リング下で両者が髪のつかみ合い。キッドは中野の背中をリングにぶつけていく。鉄柱にもぶつけると、中野は悶絶。キッドがぶら下がり式で首4の字固め。場外で大江戸隊が攻撃しキッドはリング中央で胡座をかいて待つ。中野がロープに固定されキッドが馬乗り。キッドは背中にフットスタンプ。コーナーでの攻撃を阻止して剥き出しのコーナーに叩きつける。ボディースラムで叩きつけるが中野が返す。キッドが突進すると中野がカウンターのエルボー、バックドロップ、ニーアタック。キッドがリング外に落ちると中野がプランチャで舞う。リングに戻してカバーするがキッドが返す。中野は腹部へのニーから前後へキックの連打。キッドが返すと、エルボーの打ち合いに。キッドが挑発し中野が連打。10分経過。キッドがバックブリーカー、テキサスクローバー狙い。中野が逃れるとキッドはダブルアームの構え。バックの取り合いからキッドがDDT、ムーンサルトプレス。しかし中野が脚を立ててカットする。中野がスピンキックをカウンターで放つ。ジャーマンも決めるが2カウント。中野はタイガーの構え。キッドが剥き出しのコーナーにぶつけてストンピングの連打、ギロチンドロップ。キッドが後方へニーアタック、テキサスクローバーホールド。しかし中野がエスケープ。キッドがスイングネックブリーカー、ムーンサルトプレス。しかし3カウントには至らず。15分経過。キッドは中野の顔面を踏みつぶすとフィニッシュを予告しバックへ。中野がロープに逃れるが、キッドはバックを取る。中野はキッドを剥き出しのコーナーに投げてからジャーマン。エルボーが連続で交錯し、キッドが張り手。中野が顔面へキック、バイオレットシューティング。キッドが返すと、中野はタイガー。しかしキッドが返してみせる。ならばと中野はトワイライトドリームの体勢。キッドがこらえると中野はバックキック。中野が突進すると大江戸隊がエプロンで妨害、キッドがコーナーに叩きつけ突進。中野がかわしてキッドの顔面が剥き出しのコーナーへ。中野がキッドにトワイライトドリーム狙い。琉悪夏がボックスを持ってエプロンへ、レフェリーが注意もキッドに誤爆。中野がバイオレットシューティングからトワイライトドリーム。3カウントが入り中野の防衛となった。試合後、中野が握手を求めるがキッドはその手をはね除けた。

中野「宇宙のみなさん、札幌のみなさん、こんにちは! 白いベルト3度目の防衛に成功しました。来週からスターダムはシングルのリーグ戦5★STAR GPが始まってその期間中は防衛戦はできないけど、10月からたくさんたくさん防衛して、みなさんの記憶にも、スターダムの記録にも残る聖なる白いベルトの王者になっていくので、これからもスターダムを信じてついてきてください。札幌の地でこれがみなさんとできるのがとってもうれしいです。ちゃんみな、ウナギ、リングに上がって」

白川「レディースエンドジェントルメーン、メイアイハブアテンションプリーズ、ウェルカムアボード、コズミックエンジェルズ!」

「私たちもあなたたちも、デリーシャス、ウ~~ンマ!」

中野のコメント

「(キッドが)どうして大江戸隊を選んだのか、ちょっとだけわかった気がしました。どんな手を使ってでも強くなりたい、実績を作りたい。それが悪いことであっても、なにがなんでもっていう執念がものすごくて、私の一番のうけであるスープレックスも、今日は不完全になってしまったけど、まだキッドは私を倒せない、白いベルトは巻けない。今日はまだきっちゃんの中に、迷いが見えたと思います。まあ、私はきっちゃんの選んだ道をどうのこうの言うつもりはないけど、また次、ホントに真っ黒に染まったきっちゃんと闘えるのを楽しみにしてます」

キッドのコメント

「うわあ、今日はたむが一枚上手だった。ああ、悔しい! メッチャメチャ悔しい。首が…。凶器誤爆、大江戸隊で生きていくっていうことは、こういうこともあり得るってことだよ、ね。自分自身の中身ももっともっともっともっと黒く染まらなきゃいけないんだなって。今日、たむを完全破壊できなかった減員はそこにもあるのかな…。でも、次はハイスピード、もう絶対負けられない! 次こそは、絶対勝ってやる!」

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