2021/07/25 試合結果

2021年7月25日 『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』

『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』
7月25日(日)後楽園ホール(観衆642人=満員/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆タッグマッチ 10分1本勝負

琉悪夏

7分39秒
ゴリー・ボム→片エビ固め

妃南●

○吏南

羽南

◆3WAYバトル 15分1本勝負

フキゲンです★

6分3秒
後方回転エビ固め

レディ・C

◆シングルマッチ 10分1本勝負

AZM

10分00秒
時間切れ引き分け

コグマ

◆5★STAR GP前夜祭 ブルースターズ・スペシャル  6人タッグマッチ 30分1本勝負

○舞華

20分42秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

ウナギ・サヤカ●

中野たむ

小波

林下詩美

朱里

◆5★STAR GP前夜祭 レッドスターズ・スペシャル  6人タッグマッチ 30分1本勝負

白川未奈

23分3秒
ノーザンライト・ボム→片エビ固め

鹿島沙希●

スターライト・キッド

渡辺桃

○ジュリア

岩谷麻優

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 10分1本勝負

琉悪夏

7分39秒
ゴリー・ボム→片エビ固め

妃南●

○吏南

羽南

 羽南と妃南がユニットを超越した姉妹タッグを結成すれば、三姉妹の吏南は琉悪夏との大江戸隊タッグで挑む。三姉妹の中に入る琉悪夏だが、刀羅ナツコ欠場のいま、大江戸隊のキーパーソンとして急成長の真っ只中。カード的には琉悪夏が大江戸隊入りする前のような編成ながら、これまでとはひと味違う琉悪夏が見られる闘いになるだろう。また、三姉妹も羽南が鹿沼大会でメインを飾ったり、吏南がフューチャー王座に挑戦を表明するなど活発な動きを見せている。それだけに期待のかかるオープニングマッチだ。

 吏南と妃南の先発で試合がスタート。ロックアップから腕を取り合い、妃南がヘッドロックからグラウンドに持っていく。羽南が乱入し吏南に左右からドロップキック。妃南が滞空時間の長いボディースラム。妃南が走ると琉悪夏が妨害し吏南がドロップキック、ヘアーホイップ。コーナーに追い込むと喉元を踏みつける。琉悪夏が妃南をコーナーで攻撃し、ヘアーホイップから顔面ウォッシュ。琉悪夏は余裕で片ヒザカバー。妃南が返すと、払い腰を狙うが琉悪夏がこらえる。妃南は強引に琉悪夏を投げ捨て羽南に託す。しかし琉悪夏が串刺しボディーアタック。羽南がエルボーにいくと琉悪夏がやり返していく。エルボーの打ち合いから琉悪夏がコンプリートショット。吏南が羽南にドロップキック。コーナーに振られた羽南がボディーアタック、ダブルリスト。妃南が吏南へ柔道投げの連続。吏南は妃南を押し倒してストンピング、卍固め。琉悪夏は羽南の脚を引きカットを妨害。吏南が丸め込むが2カウント。吏南のダッシュに羽南が払い腰でカット、姉妹でSTOを決めると妃南が外道クラッチ。吏南が返すと、妃南がSTO。フィニッシュを宣言するとファイヤーマンズキャリー。吏南が逃れて琉悪夏が乱入、逆さ押さえ込みからブリッジする吏南だが妃南が返す。吏南はゴリーボム狙いも妃南が外道クラッチ。しかし琉悪夏がカットしラリアット、吏南がノーザンライト。しかしギリギリで妃南が返す。吏南はゴリーボムで叩きつけると妃南がかえせず3カウントが入った。

「スターダム参戦を希望する選手」とのアナウンスから元アクトレスガールズの桜井まいが登場。

桜井「はじめまして。元アクトレスガールズの桜井まいです。私は強さを求めてこのリングに今日やってきました。ここで闘わせてください。よろしくお願いします」

ウナギ・サヤカが登場。

ウナギ「オマエは誰だ? 私は現フューチャー・オブ・スターダムチャンピオン、そしてスターダムの未来、ウナギ・サヤカだ。スターダムに参戦したい? ということは一発目、チーャンスですよね? というわけで、このウナギ・サヤカが品定めしてやろうじゃん。あのお、偉い人、カード組んでもらっていいですか? オッケーという方向でいいですね。だったら、このフューチャーのベルトかけてあげてもいいけど?」

桜井「わかりました。ウナギさんと闘わせてもらいます。タイトルマッチ、こちらも望むところです。未熟ではありますが、テッペン目指して頑張りたいと思うのでよろしくお願いします」

◆3WAYバトル 15分1本勝負

フキゲンです★

6分3秒
後方回転エビ固め

レディ・C

 上谷沙弥、レディ・C、フキゲンです★が3WAYマッチで対戦。それぞれのスタイルがどのような化学反応を見せるのか。上谷、レディともフキゲンの丸め込みには要注意だ。

 レディが手を上げて2人を挑発。上谷だけがジャンプして届き高い位置での手四つに。フキゲンは入っていけずにより不機嫌になる。フキゲンが喫煙ポーズを取ると上谷がドロップキック。レディが上谷をショルダータックルで吹っ飛ばす。レディのボディースラムを阻止して上谷が鎌固め。そこへフキゲンが座り込む。フキゲンがレディと上谷をコーナーに追い込み突進。上谷、レディが次々と脚を出してフキゲンを妨害する。上谷とレディが一斉にビッグブーツ。レディと上谷がエルボーの打ち合い。上谷がカウンターのドロップキックもレディがカウンターでビッグブーツのお返し。レディは逆エビ固めを決めるがフキゲンがそこに加わりキャメルクラッチと合体させる。上谷がエスケープすると、レディとフキゲンがクローズライン。上谷がかいくぐってドロップキックからまとめて逆エビ固め。上谷が突進すると2人がかわしてレディがビッグブーツ、ココナッツクラッシュ。レディはフキゲンにもココナッツクラッシュ。そして2人まとめてチョークスラムを狙う。上谷がかわしてその場飛びムーンサルトダブルニー。フキゲンがセントーンでカットするが上谷はまとめてニールキック。2人が返すと上谷はスワンダイブ式ダイブを狙う。フキゲンがカットし、レディを丸め込むと3カウントが入った。

◆シングルマッチ 10分1本勝負

AZM

10分00秒
時間切れ引き分け

コグマ

 かつてハイスピードジニアスと呼ばれたコグマが、ハイスピード戦線の第一人者であるAZMと注目のシングル対決。現在ハイスピードのチャンピオンは欠場中のなつぽい。復帰が目前だけに、近い将来を見据えてのコンテンダー争いの闘いにもなりそうだ。

試合前にAZMがマイク「後楽園のみなさんこんにちは。高速爆弾娘のAZMです。おいコグマ! オマエさっき、コールで『ハイスピードジニアス』って言われてたな。そしたらハイスピードマッチ、101本勝負、ぜひやりませんか? ジニアス? ハイスピードの天才のコグマならぜひ受けてくれますよね?」つづいてコグマもマイク。「ハイスピードジニアスのコグマです。101本勝負。AZM先輩がそこまでやりたいなら、やってあげましょう。そのかわり私がAZM先輩を秒殺します。よろしくお願いします」あずみの要求が通り試合は10分1本勝負に。ゴングと同時にハイスピードの応酬が展開される。コグマが場外に出るとAZMに「追いかけろ」と命令。AZMが逃げるコグマにリング内からスライディングキックを命中させる。AZMはコグマをリングに戻してサッカーボールキック。片足でカバーするがコグマが返す。AZMはコグマに串刺しドロップキック。返したコグマにAZMはワキ固めでギブアップを迫る。AZMがサッカーボールキックを浴びせ、いたがるコグマの腕を蹴り上げる。AZMは「もう疲れたか、こいよ」と挑発。コグマがエルボー連打、AZMがやり返してドロップキックもかわす。AZMの突進をコグマがカットしサイドからのドロップキックを浴びせる。コグマが串刺しボディーアタック、AZMがアームホイップから腕を取る。コグマがエスケープすると、AZMがフィニッシュを予告しコーナーへ。コグマが追いつきトップロープにフェースクラッシャー。コーナーに上がるとAZMが生還しハイキックで撃墜。場外転落のコグマにエプロンからキック。しかしコグマがキャッチしリング下に落とす。5分経過。両者がロープワークで走りまくりコグマが背後からスリーパーへ。コグマはスイングスリーパーで旋回し、コーナーに上がる。しかしAZMが雪崩式アームホイップ。飛びついたAZMをコグマがパワーボムで叩きつける。両者ダウン。AZMがヘッドスプリングで立ち上がりエルボー連打。コグマもやり返し、エルボーの応酬。コグマがAZMの突進を丸め込む。AZMが返してフットスタンプ。コグマも丸め込むが、AZMもやり返して丸め込みの応酬。AZMはフィニッシュを宣言しダイビングフットスタンプを決める。しかしコグマの肩が上がる。残り2分。バックの取り合いからコグマがAZMをコーナーに追い込みDDT。コグマはミサイルキックもAZMがクリアー。コグマがバックを取りジャーマンを狙うがAZMがロープへ。残り1分。AZMが腕を取って丸め込むがコグマが反転。AZMが返すとコグマは高角度のジャーマン。しかしAZMが返してみせる。残り30秒。丸め込みの応酬が展開されるが、そのまま時間切れのゴングが打ち鳴らされた。試合後、コグマが握手を求める。AZMは応じると、コグマの頭を小突いて退場した。

 

コグマのコメント

「相手がAZM先輩。ハイスピードな爆弾娘なので、予想はしてなかったけど、なんか言いそうだなと思ってました」

――ハイスピードマッチだったが?

「たぶん復帰して久しぶりにこういう試合をやったんですけど、過去とはやっぱり全然違いますね。動ける範囲とか。でも自分のいまできる範囲のなかでAZM先輩に勝とうとは思ってました」

――ハイスピード戦線に入っていきたい気持ちは?

「いまはSTARSが人数が少なくてというのもあって、戦力を高めていこうと。この前もゴッデスに挑戦したり、チーム力を高めていこうと思ったんですけど、STARS最近少ないけど元気になってきて、私もシングルのベルトに行ってもいいのかなと思ってました。ハイスピードとは言わないですけど、まだ何かはわからないですけど」

 

AZMのコメント

「コグマとドロー。私が10分要求しといてドローという結果はすごく情けない、悔しい。だけど私にはまた新しい面白い選手を見つけたかな。コグマとこれからどんどんどんどんストーリー作っていって、2人でトップ上がりましょう」

◆5★STAR GP前夜祭 ブルースターズ・スペシャル  6人タッグマッチ 30分1本勝負

○舞華

20分42秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

ウナギ・サヤカ●

中野たむ

小波

林下詩美

朱里

 7・31&8・1の横浜武道館2連戦で幕を開ける今年の5★STAR GP。真夏の祭典を前に2試合の前哨戦が後楽園大会で組まれた。ブルーとレッド、それぞれのブロックから6選手が出場し、6人タッグで対戦する。そのため、ふだんは見ることのできないチームも実現。ブルースターズは林下詩美&中野たむ&舞華組vs朱里&小波&ウナギ・サヤカ組の顔合わせ。中心になるのは赤いベルトの王者である詩美か。赤と白の王者・中野たむが同じコーナーに立ち、赤いベルトとゴッデス・オブ・スターダム王座を争ったばかりの詩美と朱里が対戦するなど、さまざまな組み合わせが実現。ここからどんなドラマがリーグ戦で生まれるか? まずはブルースターズ前哨戦に注目だ。

 ウナギが朱里や小波に握手や共闘を求める行動を示すが応じてもらえない。コール後にウナギは「よしがんばろう」、と勝手に握手をするが2人によってリング下に落とされる。ウナギは「チームメイトよ…」と愚痴をこぼす。試合は詩美と小波でスタート。詩美がヘッドロックにとると小波がロープに振るがショルダータックルで倒される。小波は髪をつかんで倒すと朱里と合体し串刺し攻撃。朱里と小波がサッカーボールキックで競演。入ってきたパートナーのウナギを2人でビッグブーツ。詩美と小波が技をかわしあって睨み合う。朱里と舞華が対峙。グラウンドの攻防から中野vsウナギへ。ウナギが「仲間だ。コズエンは永遠だ」と中野に握手を求める。中野が「仲間だ」と応じるとウナギが攻撃しビッグブーツ。ウナギがブレーンバスターを狙うと次々と選手がリングイン。決めたのは詩美&中野&舞華組。中野が嫌がるウナギにサッカーボールキック。ウナギが返すと、中野がレッグロックを仕掛けてブリッジ。舞華がウナギをコーナーに固定し詩美と中野も加勢する。舞華がボディースラム、替わった詩美が滞空時間の長いボディースラム。中野がストンピング連打。ウナギのエルボーを中野が受けて立つ。中野の突進をウナギが止めてギロチンドロップ。替わった朱里が中野にドロップキック、ニーアタック。舞華が乱入し中野と共闘クローズライン。朱里が分断し小波がドロップキック。朱里と小波がドロップキックで競演。朱里が中野をカバーするが2カウント。朱里は中野に流炎を決めるが舞華がカットする。舞華と中野が合体するが朱里が阻止。朱里と舞華がショルダータックルで中野を吹っ飛ばすハプニング。朱里がコーナーに追い込まれ中野とウナギのコズエンが敵味方で合体。中野が朱里にバックドロップ、ニーアタック。詩美が朱里にドロップキック、ミサイルキック。朱里が返すと、10分経過。詩美が朱里にジャーマン、カウンターでラリアット。返した朱里がラリアットをかわして二段蹴り。詩美が返すと、朱里は腕十字から腕固めへ。詩美がスライディングラリアット。朱里が丸め込むが2カウント。詩美がアルゼンチンも朱里が脱出して山折り。小波が詩美にニーアタック、スライディングキック、フィッシャーマン狙い。詩美が切り返すが小波が卍固め。両軍入り乱れ、中野が詩美を呼びキックの競演。詩美がバックフリップも小波が返す。詩美が小波に串刺しエルボー、ドロップキック。舞華が小波に串刺しラリアット、ショルダータックル。ブレーンバスターを小波がかわしてキックの連打。串刺しアタックを舞華がかわすが小波がぶら下がり式腕十字。小波がコーナーに上がると中野と詩美がカット。舞華が雪崩式ブレーンバスターを小波に決める。小波が返すと、舞華とエルボーの打ち合い。舞華のダッシュを朱里が妨害、小波が丸め込むが2カウント。小波が腕固めにもっていくがカットされる。15分経過。ウナギが舞華にフェースクラッシャー、ギロチンドロップ。舞華が返すと、ショルダータックルからブレーンバスターを狙う。ウナギが切り返してパロスペシャル。朱里と小波もサブミッションで援護するが、中野がトラースキック、詩美が舞華とダブルのエルボードロップ。ウナギが返すと、舞華が炎華落としを狙う。小波のハイキックからウナギがカバーも2カウント。ウナギは大ふへん固め狙い。舞華がこらえると前方に叩きつける。舞華が返すとウナギはカカト落とし。ウナギはマッドスプラッシュを決めるが詩美がジャーマンで阻止。朱里と小波が共闘も詩美のラリアットを食らう。中野がコズエンの場外ダイブを詩美と舞華の協力で完成させる。詩美と舞華が前後からのラリアット、舞華がウナギへブレーンバスター。しかし朱里と小波がカットする。舞華はウナギへ炎華落としの構え。ウナギが切り返すと中野のスピンキックが誤爆。ウナギがカバーも舞華が返す。ウナギがエルボー、舞華もやり返してエルボー合戦。ウナギがダブルハンマーから大儀であったを狙う。ウナギのラリアットをかわして舞華がラリアット。20分経過。中野と詩美がジャーマンで競演。舞華がウナギを押し倒すが2カウント。舞華はウナギにみちのくドライバーⅡ。ウナギが返せず舞華が3カウントを奪ってみせた。

舞華「まさか林下詩美と、一緒に組む日が来るなんて思ってなかったけど、今日組んだことによって少しばかり発見できるものがあったよ。まあ朱里、小波、そして彩羽匠、強敵揃いのスゲー強いヤツがいるから、今年もすっごくゾクゾクワクワクする5★STARになるでしょう。開幕戦、林下詩美、覚悟しとけよ」

詩美「私は5STAR、2連覇するためにこの強敵揃いのブルースターズを勝ち抜いていかないといけない。オマエとは去年当たってるから、私の最高の5STARにするために、まずは私が倒してやるよ」

朱里「まず小波、組むことができてうれしい。本当にありがとう。あと5STAR GP、絶対制して林下詩美の持つ赤いベルトに私が挑戦して、私が必ず赤いベルトを巻く。誰が相手でも、絶対勝ちます」

中野「あいにくですが、みなさん。ごめんね、ウナギ。2021年の5STARはこの聖なる白い王者が優勝させていただきます」

小波「オマエら全員私の餌食になれ! ジ・エンド!」

ウナギがマイクを取ろうとすると、コードを引っ張り舞華がマイク。

舞華「おいおい強敵揃いだけど、731…オマエ(ウナギ)もいるのか、楽しみにしとけよ」

 

詩美組のコメント

舞華「今年の5★STARは私が全勝して優勝する。そして次こそスターダムの女帝に君臨してやる」

詩美「今年も5STAR GP、私が優勝して、初の2連覇。夏生まれ夏デビューの赤の女王の私が今年もみなさんに最高の夏をお届けします」 

中野「悪いんですが、5★STARは私が、中野たむが優勝して、シングルの実績をしっかり残して、この大事な聖なる白いベルト保持者として、この聖なる白いベルトがスターダムのシングルの象徴であることを私が証明していきたいと思います。……。私たちも、あなたたちも、デリーシャース。ウ~~ンマ。宇宙旅行はやってくれたのに…」

◆5★STAR GP前夜祭 レッドスターズ・スペシャル  6人タッグマッチ 30分1本勝負

白川未奈

23分3秒
ノーザンライト・ボム→片エビ固め

鹿島沙希●

スターライト・キッド

渡辺桃

○ジュリア

岩谷麻優

 ブルースターズの前哨戦につづき、レッドスターズでも5★STAR GP前哨戦の6人タッグマッチがおこなわれる。レッドは岩谷麻優&渡辺桃&鹿島沙希vsジュリア&スターライト・キッド&白川未奈。STARSと大江戸隊の全面戦争から生まれた岩谷とキッドの対戦をはじめ、岩谷&桃&鹿島組が機能するのかという疑問、また、前日の仙台大会ではジュリアと桃が9・25大田区での公式戦に向け早くも激しい火花を散らしている。この試合を5★STAR GP開幕ダッシュに結びつけるのは、いったい誰か?

 岩谷と鹿島がどちらが出るかで言い争い、桃がとばっちりを受けると鹿島をド突いて倒してしまう。試合はキッドと鹿島の大江戸同門対決でスタート。ロープワークが展開され両者が握手をかわすと、桃とジュリアがリングイン。ロックアップからジュリアが突進も鹿島が妨害。岩谷が味方の桃をボディースラムでジュリアの上に叩きつける。怒った桃が岩谷を突き飛ばし、ジュリアに突進。しかしキッドが足を引いて妨害。ジュリア組が次々と桃に串刺し攻撃。ジュリアは桃にネックブリーカー。ジュリアがキッドを殴るようにタッチ。キッドは桃をロープに固定すると大江戸隊を呼び込み一斉に攻撃。キッドが桃を片足でカバー。キッドがジュリアを張るようにタッチしようとするがかわされる。キッドは白川に命令するような形でリングインさせる。白川が桃をコーナーに振るがミサイルキックを食らう。鹿島がニーアタックからフェースクラッシャー。鹿島がブレーンバスターホールドも白川がクリアー。鹿島は白川の髪をつかんで「誰か上がってこいよ」と呼びかけるが誰も応じない。鹿島は半ば強引に桃と交代。桃が白川にボディースラムからキャメルクラッチ。そこへ岩谷がドロップキック。岩谷がキャメルを決めると、桃が白川ではなく岩谷にミドルキックを浴びせ「バーカ!」。桃は鹿島と強引にタッチ。鹿島が白川にストンピングの乱打から顔面を踏みつぶす。鹿島は味方の岩谷も蹴飛ばす。鹿島は「オマエがいけよ」と岩谷に交替。岩谷は白川に強烈なチョップ。悶絶の白川にサッカーボールキックを食らわす。コーナーに追い込むと白川の顔面を踏みつける。味方の鹿島が「コーナーだろ!」と岩谷の攻撃にクレームをつける。岩谷は張るように鹿島にタッチ。鹿島は白川の顔面を何度も蹴飛ばす。白川はネックブリーカードロップを決めジュリアにタッチ。ジュリアと桃がキックの打ち合い。10分経過。ジュリアは桃に卍固め。桃がエスケープすると白川とジュリアがキックの合体。白川は串刺しエルボーアタックからドロップキック。桃が返すと、白川がコルバタからの河津落とし、吊り天井を狙うと岩谷がカットし桃と合体、しかし白川がかわして3人をコーナーに追い込み、まとめてドロップキックとネックブリーカー。白川は桃に吊り天井、パートナーを呼び込みジュリアとキッドも吊り天井の体勢。しかしキッドはすぐに崩れ、ジュリアはこらえられて決まらず。白川がカバーも桃がミドルキックの連打。白川の突進を止めて桃が裏投げ。白川が岩谷にフライングクロスチョップ。キッドが岩谷にコルバタ、619、その場跳びムーンサルトプレス。岩谷が返すと、15分経過。鹿島が強引に割って入り岩谷と合体。しかし鹿島が岩谷を蹴飛ばす。キッドは岩谷を振るとジュリアが捕獲。キッドとジュリアが誤爆寸前、岩谷がキッドを丸め込む。キッドとジュリアが髪をつかんで仲間割れ? 岩谷が割って入るとジュリアとキッドが合体しDDT。キッドがカバーするが岩谷が返す。岩谷とキッドがエルボーの応酬。鹿島はキッドを応援。キッドがチョップの連打を岩谷に浴びせる。キッドはフィッシャーマン狙いも岩谷がかわす。キッドがドロップキックも岩谷がジャーマン。キッドが背後からダブルニーアタック。キッドと岩谷がダウン。ジュリアがキッドを引っ張りタッチさせる。ジュリアは岩谷に串刺しエルボーアタック、ネックブリーカー。岩谷が返すと、ジュリアはバックドロップ狙い。岩谷が切り返しトラースキック。桃がジュリアを捕獲も岩谷のエルボーが誤爆、鹿島がフェースクラッシャーからコルバタ、ビッグブーツをジュリアに食らわす。ジュリアが返すと、鹿島はダブルアームの体勢。丸め込みの応酬を岩谷がカットも鹿島の顔面を蹴飛ばしてしまう。鹿島は岩谷に恨み節。ジュリアを引き起こしダブルアーム式フェースバスター。20分経過。鹿島はダイビングフットスタンプを狙うがキッドがカットし、ジュリアがドロップキック。白川が鹿島へダイビングエルボーアタック、ジュリアがミサイルキック。キッドがカバーするジュリアの上に旋回してボディープレス。両軍入り乱れ、全員がダウン状態に。ジュリアが振って岩谷が場外にトペ。ジュリアは鹿島にグロリアスドライバー。しかし鹿島の肩が上がる。ジュリアは、鹿島を起こすが丸め込まれる。白川がカットもジュリアは白川を場外に投げ捨て鹿島にノーザンライトボム。鹿島が返せずジュリアが3カウントをゲットした。

ジュリア「ジュリアのことが好きで好きでたまらない後楽園の諸君。ごきげんよう! 5STAR前夜祭、勝ったのはこのジュリアだよ、バカヤロー。このレッドスターズは、ブルースターズ、アッチのチームと違って、ちょっと一癖も二癖もつえーヤツらが集まってるけど、必ず、必ずこのリーグ戦、スターダムのオリンピック、このリーグ戦はジュリアが優勝すると思います。アリべデルチ、横浜でお会いしましょう」

ジュリア組のコメント

ジュリア「ジュリアに協力してくれてありがとうね、2人とも! レッドスターズ、ブルースターズとはまた違う一癖も二癖もあるメンバーがこのチームには集まってますけど、まあこのごちゃまぜのタッグ、前哨戦ですか、味方も全員敵。私が勝ったということで、おまえらとは何もかも違うんだよ。覚悟も気持ちも。全員ぶっ潰して5★STARは私が優勝して、夏にピッタリなジュリア様を見せてやりたいと思います。アリベデルチ、またな」

白川「いや、今日、絶対ね、私が起死回生カットいってなかったら、ジュリア絶対負けてたよ。私カットいったのに、ビンタしてロープ飛ばしましたね。飛ばしましたね?」

ジュリア「(白川の髪をつかむ)だってさ、殴りたくなる顔してるじゃん、こいつ。でもね、その前にアンタがやったこと忘れるなよ」キッド「ごちゃごちゃうっせえんだよ」

ジュリア「しゃべりたいことあるならしゃべれよ」

キッド「テメエ、気持ちも覚悟も違うとか言ってるけど、何がうちらの気持ちをわかってるの」

ジュリア「おまえはな、ビービービービー、ウナギと一緒なんだよ。言ってることが」

キッド「ウナギと一緒にするんじゃねえよ」

ジュリア「一緒なんだよ、中身がねえんだよ」キッド「オマエ初戦、今日と同じ結果にはなんねえぞ。覚悟しとけよ。(白川に)オマエもだ」

ジュリア「またな」

ジュリアが退席。

白川「…はい、きょうは3人で勝利しました! この勢いで5★STAR GP優勝狙いにいきまーす! デリシャース、ウーンマ!」

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