2021/08/08 試合結果

2021年8月8日 『5★STAR GP 2021~OSAKA Day-2~』

『5★STAR GP 2021~OSAKA Day-2~』
8月8日(日)エディオンアリーナ大阪第二競技場(観衆405人=超満員札止め/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負

ウナギ・サヤカ

6分42秒
大ふへん固め

レディ・C

※もう一人はAZM

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

コグマ

10分31秒
ブロックバスター・ホールド

妃南●

○羽南

林下詩美

岩谷麻優

渡辺桃

◆タッグマッチ 15分1本勝負

○朱里

9分52秒
サソリ固め

吏南●

ジュリア

小波

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

舞華[4点]

4分44秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

琉悪夏[0点]

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

白川未奈[4点]

10分12秒
グラマラスコレクションMINA

鹿島沙希[2点]

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

なつぽい[3点]

9分43秒
両者リングアウト

スターライト・キッド[3点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

上谷沙弥[2点]

13分18秒
フランケンシュタイナー→エビ固め

中野たむ[4点]

 

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負

ウナギ・サヤカ

6分42秒
大ふへん固め

レディ・C

※もう一人はAZM

 AZM、ウナギ・サヤカ、レディ・Cによる3WAYマッチ。前日のメインを朱里からの勝利で締めたAZMと、セミで林下詩美に敗れ開幕からの連勝がストップしたウナギ。5★STAR GP大阪2連戦の初日に明暗を分けた2人に、大型のレディが加わる。リーグ戦とはひと味も二味も違う闘いが展開されそうだ。

 ウナギが中央で選手を呼び込む。レディが横に並ぶとAZMも渋々応じる。ウナギが気合いを入れるとレディも呼応。AZMが握手をするとウナギが攻撃。レディとAZMが合体しウナギに串刺しでアタック。ウナギとレディがAZMに合体のショルダータックル。次々と串刺し攻撃を見舞うとウナギが「レディ、お疲れ」と言って蹴り飛ばす。AZMがウナギにミサイルキック。返したウナギにAZMはワキ固めを仕掛ける。AZMがダイビングフットスタンプもウナギがかわしてレディがビッグブーツ。ウナギがAZMにチンクラッシャー。ウナギのキャメルにレディがロープ間を走り、AZMではなくウナギを攻撃、AZMがレディを丸め込むが、ウナギはまとめてサブミッションにとらえる。まとめてカバーするがAZMとレディが返してみせる。ウナギにレディがビッグブーツ。AZMとレディが共同でカバーもウナギが返す。AZMがドロップキックにいくとレディが裏切ってAZMにビッグブーツ。レディはまとめて河津落とし。レディがウナギを起こしてとチョークスラム。しかしAZMがダイビングフットスタンプでカバーを妨害。AZMが三角飛びもウナギがトップロープに叩きつける。ウナギはレディを引き起こし、大ふへん固め。締め上げるとレディがギブアップ、ウナギが3WAY戦を制した。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

コグマ

10分31秒
ブロックバスター・ホールド

妃南●

○羽南

林下詩美

岩谷麻優

渡辺桃

 林下詩美&渡辺桃&妃南のクイーンズクエストと岩谷麻優&コグマ&羽南のSTARSが6人タッグマッチで対戦。STARSは2日連続のフルメンバーで、前日は舞華&なつぽい&レディ・Cの連合軍に勝利。大阪2連戦を勝利のみで乗り切るか? 羽南と妃南の姉妹対決がカギを握る?

 桃と岩谷が先発を買って出て試合がスタート。ロープワークからアームホイップの応酬。桃がドロップキックを決めるがSTARSが乱入し桃を連係攻撃。岩谷は桃の背中にボディープレス。コグマがドロップキックで相手コーナーまで吹っ飛ばす。タッチした詩美がコグマにショルダータックルの勝負を仕掛ける。打ち勝ったのは詩美。詩美はボディースラムで叩きつけるがコグマがクリアー。詩美はフロントネックロックを決めて自軍コーナーへ。妃南がコグマに巴投げの連続。コグマが返すと、妃南がボディースラムの体勢。コグマがこらえるがドロップキックを食らう。桃がボディースラムからカバーするがコグマが返す。桃の突進を読んでいたコグマが桃を倒して岩谷に託す。岩谷はサッカーボールキックも詩美が乱入。しかし岩谷がまとめてアームホイップ、羽南とドロップキックの競演。岩谷の打撃を桃がかいくぐってミドルの連打、裏投げ、PKでたたみ込む。詩美が桃にドロップキック、ミサイルキック。詩美は岩谷にスリーパー。STARSが救出するがQQが分断、詩美が岩谷にバックフリップ。岩谷が返すと、詩美はジャーマンの構え。岩谷がこらえてエルボー、トラースキック。岩谷の突進を桃が妨害し、妃南が払い腰、詩美がラリアット。岩谷が返すと詩美はコウモリ吊り落としを決める。乱戦からリング上は詩美と岩谷に。詩美がラリアット、岩谷がトラースキック。羽南が妃南のドロップキックをかわしてドロップキック。エルボーの打ち合いから妃南が払い腰。妃南の突進に羽南がドロップキック、払い腰。STARSが妃南を捕まえ合体のフェースクラッシャー。羽南がダブルリストもQQがカットする。羽南は妃南に突進も詩美と桃がキャッチしマットに叩きつける。妃南が外道クラッチにいくがSTARSのカットが間に合う。羽南が飛びつくが妃南が丸め込む。羽南が腕十字に取るがカットされてしまう。岩谷とコグマがQQを分断。羽南が妃南をカナディアン、岩谷のトラースキックから羽南が叩きつけるが妃南が返してみせる。羽南は妃南を起こしてブロックバスターホールド。3カウントが入り、羽南が妃南を破った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負

○朱里

9分52秒
サソリ固め

吏南●

ジュリア

小波

 朱里&ジュリアのゴッデス・オブ・スターダム王者チームが大江戸隊の小波&吏南組とノンタイトルで対戦。8・14上越では小波&琉悪夏組の挑戦を受けるだけに、この試合はタイトルマッチの前哨戦である。挑戦者の琉悪夏を援護する吏南がどこまで王者組に爪痕を残せるか。ジュリアと朱里のアリカバには、相手の出方をうかがいながらの闘いになりそうだ。

 朱里と小波の先発でゴング。グラウンドの攻防でスタートし、両者ともタッチ。吏南が手を上げてジュリアを挑発。吏南はフェイントをついてジュリアにデコピン攻撃、髪をつかんでマットに叩きつけるとコーナーに追い込み顔面を踏みつける。吏南はジュリアを起こすとボディースラムの構え。ジュリアが切り返して反対に叩きつける。朱里がジュリアとともに吏南を自軍コーナーで捕獲。朱里が串刺しニーアタックからフロントネックチャンスリー。ジュリアが吏南の背後からドロップキック、ネックブリーカー。吏南がエルボー連打で向かっていくとジュリアは「もっとこいよ!」と挑発。ジュリアが向かっていくと吏南が背負い投げ。替わった小波がジュリアにスライディングキック。朱里が割って入りクローズラインも小波がかいくぐり同士討ちを誘発する。小波はジュリアにインディアンデスロック。カットに来た朱里をそのままフィッシャーマン。ジュリアがロープに逃れると、小波の打撃をブロックしエルボー連打、後方に投げ捨てる。アリカバが合体ドロップキック。小波が返すと、朱里とローの打ち合い。朱里がカウンターのミドルで小波を倒す。小波もミドルの連打でやり返す。かわし合いから小波が延髄斬り。吏南が朱里へドロップキック、卍固め。吏南は柔道投げの連発も、しのいだ朱里がアキレス腱固め。小波がカットし吏南と合体。吏南がフィッシャーマンを決めるが朱里がクリアー。吏南はフィニッシュを宣言し、エルボー連打。朱里が担ぐが吏南が丸め込む。丸め込みの応酬を小波がカット。吏南が逆さ押さえ込みからブリッジへ。朱里が返すと吏南は再度フィニッシュを宣言しゴリーボムの構え。ジュリアがミサイルキックでカットし、朱里がスタンディングのダイビングギロチン。吏南が返すとジュリアが小波を場外に送り出し朱里がニーアタック。さらに朱里はサソリ固めへ。吏南がギブアップし、朱里が勝利した。

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

舞華[4点]

4分44秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

琉悪夏[0点]

 舞華と琉悪夏の公式戦。舞華は開幕戦、ライバルで赤いベルトの王者・林下詩美を破り好スタート。しかし2戦目のドンナ・デル・モンド同門の朱里に敗れ1勝1敗。シンデレラ・トーナメント決勝で敗れ「女帝」の座には届かなかった舞華が5★STAR GPで再びスターダムの女帝取りをめざす。この日に対するのは、大江戸隊の琉悪夏。琉悪夏は前日の中野たむ戦がリーグ初戦で、試合後には「リーグ戦をメチャクチャにする」と宣言。あらゆる手段を使って混乱を招いてくることが予想される。セコンドをまじえた攻撃をいかにしてかいくぐり、勝利をたぐり寄せるのか。琉悪夏からの黒星は優勝を狙うにあたり大きな痛手となることが予想されるだけに、舞華としては絶対に2点がほしいところ。果たして結果は?

 琉悪夏はボックスを手に1人で入場。コールを受ける舞華がコーナーに上がると琉悪夏が襲撃、リング下に落とす。ゴングが打ち鳴らされるとセコンドのウナギまで攻撃。レフェリーはウナギに「いるからやられるんだよ、下がっていなさい」と注意。琉悪夏はレフェリーの見ていないところでボックス殴打。試合を終えたばかりの朱里と舞華が駆けつける。琉悪夏は舞華の右腕に噛みつく。舞華は串刺しラリアット、ショルダータックルは琉悪夏が耐えてぶつけ合う。打ち勝ったのは舞華。だがすぐに琉悪夏がショルダータックルで吹っ飛ばす。琉悪夏が串刺しボディーアタックからセントーン。舞華が返すと、琉悪夏は顔面を攻撃しセントーンを連打。舞華が返すと、琉悪夏は「決めるぞ!」と叫んでコーナーへ。冷凍庫爆弾を投下するが舞華がかわす。琉悪夏の突進を止めて舞華がバックドロップ。琉悪夏が返すと顔面をかきむしり腹部にパンチ。しかし舞華が「なめるな!」とカウンターでラリアット、山茶華。琉悪夏が返すと舞華は みちドラで叩きつける。3カウントが入り、舞華の勝利となった。

 

舞華のコメント

「琉悪夏、アイツは大江戸隊入って、ここ(アタマ)使って、だいぶ悪いことできるようになったじゃないか、おい。ああ、でもね、この5★STAR、もう負けるわけにはいかねえんだよ。私が優勝する」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

白川未奈[4点]

10分12秒
グラマラスコレクションMINA

鹿島沙希[2点]

 白川未奈と鹿島沙希の公式戦。大江戸隊の鹿島は2戦して1勝1敗。前日には起死回生で勝利し、ジュリアに黒星を先行させた。また、白川は新技グラマラスコレクションMINAを武器に白星発進。両者とも丸め込みをフィニッシュ技としており、どちらが得意技で3カウントを奪うかの勝負でもある。もちろん、勝った方がリーグ戦を優位に運ぶことになるだろう。

 白川がヘッドロックで締め上げる。鹿島がロープに振ろうとするが白川は離さず。鹿島がロープに追い込みブレイクすると、白川がロープに振る。鹿島は自分からリング下に降りて白川を翻弄。先にリングに戻り白川が戻ってくるとリングを下りる。鹿島は追ってくる白川を捕まえて場外戦に連れていく。鹿島はエプロンからフェースクラッシャー。リングに戻ると片足で踏みつけてカバーする。白川が返すが鹿島は再び顔面を踏みつけ。さらにストレッチプラムで締め上げ、白川の動きを止める。白川はなんとかロープに到達。鹿島はエプロン越しに腕を攻撃。鹿島の突進に白川はドロップキック連打。鹿島が返すと、白川は吊り天井の構え。しかしダメージからか崩れてしまう。すると鹿島が飛びついて変型卍固めからワキ固めへ。白川がエスケープすると、鹿島は「終わりか?」と挑発。白川がエルボー連打で向かっていくが、鹿島は「なんだ、そのエルボー?」と挑発し蹴飛ばしてみせる。鹿島は白川を走らせずエルボー連打。しかし白川がかいくぐりネックブリーカー、パワースラム。鹿島が返すと、白川はコーナーからダイビングエルボーアタック。鹿島がかわしてキックで迎撃するとダブルアームスープレックスホールド。頭部への蹴りを叩き込むが白川が返す。白川が隙を突いてグラマラスコレクションMINAで丸め込むと鹿島が返せず、3カウントが入った。

 

白川のコメント

「やばい、腕が…めっちゃ痺れてます。序盤から鹿島沙希のペースにもってかれて腕ピリピリして焦ったんですけど、私が起死回生の状態ですけども、だけど私がグラマラスコレクションでスリー取りました。きょうは白川未奈の起死回生で勝ちました」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

なつぽい[3点]

9分43秒
両者リングアウト

スターライト・キッド[3点]

 なつぽいとスターライト・キッドが公式戦で激突。両者には8・29汐留でのハイスピード王座戦が決まっており、タイトルマッチに向けての前哨戦でもある。また、リーグ戦は2戦してどちらも1勝1敗の五分。優勝争いの白星を先行させ、タイトルマッチに弾みをつけるのは王者・なつぽいか、それとも8度目の同王座挑戦を控えるキッドか!?

 ロックアップからなつぽいがヘッドロック。ロープに振ると見せかけキッドが髪をつかむ。キッドが飛びついてアームホイップ。なつぽいがやり返すとキッドと丸め込み合戦からドロップキック。キッドがストンピング連打から首を踏みつけ、首にカカト落とし、首4の字固めでギブアップを迫る。キッドはボディ-スラムからヒザでカバー。なつぽいが返すと、キッドはドラゴンスリーパー。なつぽいがカバーを返すと、キッドは「クソチャンピオン」と挑発し軽く張り手の連打。なつぽいが低空ドロップキック、コーナーに上がると突進をかわしてロープワークの攻防。キッドがクロスボディーアタックから低空ドロップキックをやり返す。なつぽいが返すと、エルボーの打ち合い。キッドが連打すると、なつぽいも連打する。かわし合いからキッドがネックスクリュー。キッドはコーナーに上がり、旋回式ダイビングボディープレス。返したなつぽいにキッドはフィニッシュを予告しツームストーン狙い。なつぽいが切り返しマヒストラルも、キッドが押し潰し丸め込みの応酬。キッドはダッシュするがトラースキックを食らう。なつぽいがバックラッシュも2カウント。なつぽいがバックを取るがキッドが切り返す。さらに切り返したなつぽいがトラースキック。コーナーに上がるとキッドが追いつきドロップキックで場外に転落させる。場外で大江戸隊が襲い掛かりキッドがコーナーへ。大江戸隊とDDMが場外乱闘。なつぽいが後ろから追いつきキッドを落とす。なつぽいが場外プランチャで舞う。キッドがスイングDDT。なつぽいが戻ろうとするがキッドが妨害。そのまま両者リングアウトの引き分けとなった。

キッド「おい、これは5★STARの公式戦か? いやいや、ハイスピードの前哨戦でもあるよな。オマエが望む通りの結果にするわけねえだろ! おまえの手の内なんかな、もうわかってんだよ! これが黒いキッドからの挨拶代わりだ!」

なつぽい「挨拶代わり? バカじゃないの、リーグ戦だよ。おまえは大事な2点なんだよ。バカじゃないの。このベルトは闇堕ちしたキッちゃんに好き勝手にさせない。闇堕ちしたキッちゃんをこのベルトで私が止めてみせる」

 

キッドのコメント

「そもそもなあ、アイツが黒いキッドでまたお願いしにきてなんて、めんどくせえこと言ったからこうなってんだろ、わかってんのか? 残念だったなあ、オマエの望む結果にならなくて。まあでも、今日闘ってみて、すごい楽しそうにハイスピードに動いていて、あの妖精さんからベルトを剥がせると思うとゾクゾクしてたまんないよね。でも今日は、5★STAR得点1点というのは、すごい痛い、痛いよ正直。でもなあ、そんなの関係ねえくらい燃えてんだよ、こっちは。今日でしっかりと黒いキッドがどんなもんかわかったでしょ、ねえ。8度目の挑戦なんだよ、こっちは。もう同じ景色をみせられるのはなあ、ゴメンなんだわ。ウチらの最終決戦、8月29、汐留。絶対に、ベルトを取る」

 

なつぽいのコメント

「闇落ちしたキッちゃんと初シングルだったんですけど、キッちゃんはもっとアタマのいい子だと思ってました。大事な大事なこのリーグ戦、なに企んでるのかわかんないけど、前のキッちゃんだったら少なからずちゃんと勝った上でマイクを持ったんじゃないかなって。このベルトはそう簡単に取らせません。闇落ちしたキッちゃんを私が止める」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

上谷沙弥[2点]

13分18秒
フランケンシュタイナー→エビ固め

中野たむ[4点]

 中野たむと上谷沙弥の師弟対決が公式戦で組まれた。7・4横浜では白いベルトをかけて対戦した両者だが、これまでのシングル戦績は2勝2敗とまったくの五分。後輩で前回は敗れた上谷ではあるが、十分に勝機はあるだろう。しかしながら上谷は早くも崖っぷち。「4大巨頭」とする3人と開幕からの3試合で対戦し、朱里、詩美に敗れ連敗スタートとなった。もしここで3人目の中野にも敗れるようなら脱落一番乗りの可能性も…。まさかのハプニング(Xの彩羽匠をフライング発表)から彩羽匠との公式戦がビッグカードに浮上した上谷だけに、もう負けるわけにはいかない。背水の陣で臨む3戦目、上谷が反撃の狼煙を上げるか、それとも中野が返り討ちにしてワンダー・オブ・スターダム王者の威厳を保つか? ブルースターズの流れを左右する大一番だ。

 中野から手を差し出すが上谷は応じない。探り合いから中野が足を取って倒すとバックの取り合いに。中野がヘッドロック、上谷が振ろうとするが中野がこらえて絞め続ける。上谷がロープに振ると中野が回転エビ固め。丸め込みの応酬で中野が逆さ押さえ込み。上谷が丸め込みからドロップキックもかわされミドルキックを食らう。中野はコーナーに突進もかわされる。上谷がドロップキックから右腕にストンピング、エルボー。右腕を捻りあげてコーナーに叩きつける。さらにコーナーに追い込んで右腕を攻撃。中央に持っていくとニードロップを右腕に投下する。中野は突進をかわしてバックドロップ狙い。上谷が切り返し、右腕を取ってワキ固め。中野がエスケープすると、ロープに振ると見せかけてバックドロップ、ニーアタック。上谷が返すと、右腕を蹴り上げ中野の打撃をブロックしていく。さらに首筋へのエルボーを乱打。中野がエルボー連打をやり返していく。上谷は二段蹴りを右腕に放ち顔面へも二段蹴り。中野が返すと、上谷はスタークラッシャー狙い。中野が切り返すが両者ダウン状態。中野がバックを取るが上谷がロープへ。ニーの応酬から上谷がニールキック、カウンターでフランケン。返した中野が背後からニーアタック。上谷が場外に出ると中野がプランチャ。上谷がかわしてスワンダイブ式プランチャで飛ぶ。15カウントで上谷が中野を戻す。上谷はフィニッシュを宣言しスタークラッシャーの構え。中野がこらえるが上谷が強引に決める。しかし中野の足がロープに。上谷は「終わり!」と絶叫しコーナーへ。しかし中野が雪崩式バックドロップ、ジャーマン。上谷を引き起こすが上谷が背後からリバースのフランケンシュタイナー。両者ダウンしロープ伝いに立ち上がる。中野がスピンキック、ジャーマン、場外へプランチャ。リングに戻すとバイオレットシューティング。しかし上谷の肩が上がる。中野は変型のどどんからバックを取る。上谷が逃れてスタークラッシャーの構え。中野が切り返すと上谷はさらに切り返してフランケンから丸め込む。中野が返せず上谷が3カウントを奪ってみせた。

上谷「やったー! ようやくこの5★STAR、勝利することができました! 私はたむさん、いや、中野たむの持つその白いベルト、前回挑戦して負けてしまって、悔しい思いをしたから、また今日勝ったことによってチャンスが得られたんじゃないかと思います。5★強敵だらけですが、シンデレラ優勝、5★優勝して歴史に名を残す最強レスラーになりたいと思います。今日は私が勝ったということで締めをさせていただいていいでしょうか? いまを信じて明日に輝け、誰を信じるかは自分で決めろ。Bow down to the queens! ありがとうございました!」

上谷のコメント

「本日、中野たむから勝利することができました。完全無双と言っておきながら、初戦、2戦と落としてしまって、めちゃめちゃ悔しい思いをしたのですが、ここから、ここから! 完全無双していきたいと思います。そしてたむさんから勝ったことによって白いベルトへの挑戦権が得られたと思います。シンデレラ優勝、5★STAR優勝、快挙を達成して最強レスラーになります。見ていてください」

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