2021/09/11 試合結果

2021年9月11日 『5★STAR GP 2021 新宿大会』

『5★STAR GP 2021 新宿大会』
9月11日(土)新宿住友ホール(観衆303人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

なつぽい

6分8秒
回転式ラ・マヒストラル

吏南

◆シングルマッチ 15分1本勝負

コグマ

6分4秒
横入式エビ固め

レディ・C

◆月山和香 スターダム・チャレンジ① 15分1本勝負

中野たむ

8分37秒
バイオレットシューティング→片エビ固め

月山和香

◆桜井まい スターダム・チャレンジ⑤ 15分1本勝負

朱里

7分59秒
腕固め

桜井まい

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

フキゲンです★[4点]

3分57秒
反則勝ち

岩谷麻優[6点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

林下詩美[7点]

8分50秒
ジャーマンスープレックス・ホールド

AZM[2点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

上谷沙弥[7点]

13分8秒
両者リングアウト

彩羽匠[5点]

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

ひめか[6点]

15分57秒
ランニング・パワーボム→体固め

渡辺桃[6点]

 

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

なつぽい

6分8秒
回転式ラ・マヒストラル

吏南

 ジュリアが首の負傷により欠場、5★STAR GP残りの公式戦は不戦敗に。これにより、この日公式戦が予定されていたなつぽいは不戦勝で2点を獲得、得点を7に伸ばした。試合は、吏南とのシングルマッチに変更。吏南は8・29汐留でフューチャー・オブ・スターダム王座に初挑戦、この大会ではなつぽいがスターライト・キッドに敗れハイスピード王座から陥落。奇しくも同じ大会でのタイトルマッチで敗れた者同士の対戦となる。

 吏南が「お願いします!」と握手を求める。なつぽいが応じようとすると吏南が手を引き、なつぽいも手を引く。ハイスピード的なロープワークの攻防から吏南がヘアーホイップ。コーナーに追い込むと顔面を踏みつける。中央に持っていくとボディースラムからキャメルクラッチへ。「ぽいぽいぽいぽい、うるせえんだよ!」と吏南がクレーム。前方に投げるとなつぽいが立ち上がってヘアーホイップ、コーナーに追い込むと顔面を踏みつけながら「ぽーい!」と叫ぶ。しかし吏南がレッグロック。なつぽいはボディーシザーズでダメージの蓄積にかかる。なつぽいが両腕を取って締め上げサーフボードストレッチへ。なつぽいはストンピング連打からカバーするが2カウント。弓矢固めで揺さぶるなつぽいだが、吏南がこらえきる。吏南がロープに振られず強引に倒すとドロップキック、柔道殺法の連続。なつぽいが返すと、吏南は卍固めでギブアップを迫る。グラウンドに移行し締め上げる吏南だがなつぽいの手がロープへ。吏南は気合いを入れてノーザン狙い。なつぽいが切り返して張り手のかわし合い。吏南の張り手が連続でヒット。なつぽいがネックブリーカーから低空ドロップキックで顔面を射貫く。なつぽいはフィニッシュを予告しスイングネックブリーカー狙いも、吏南が切り返してノーザンライト。吏南がフィニッシュを宣言し、卍固め狙い、なつぽいが切り返すが吏南がまるめ込みの連続。なつぽいがマヒストラルの連続で丸め込むと3カウントが入った。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

コグマ

6分4秒
横入式エビ固め

レディ・C

 コグマとレディ・Cのシングルマッチは、ハイスピードジニアスvsヒューマンタワーという対照的なスタイルの対戦。10・9大阪城ホール、葉月の復帰戦で相手に指名されたコグマと、新日本9・4メットライフドームでのタッグマッチに抜擢され経験を積んだレディ。コグマには5★STAR GP優勝の目標があり、レディは月山和香のスターダム・チャレンジ第5戦(9・20後楽園)にも選ばれている。レディとしては初勝利に向けて手応えを掴みたい試合だろう。

 レディが握手を求めるとコグマも「お願いします!」と応じる。探り合いからレディがテイクダウンを狙うがコグマが首を取る。首の取り合いからレディがスリーパー、ヘッドロックで締め上げる。コグマがグラウンドに持ち込みカバーもレディが返して高々とボディースラム。レディはコグマの背中をガンガン踏みつけ悲鳴を上げさせる。コグマが返すとレディはコブラツイスト、ビッグブーツ。河津落とし狙いはコグマが丸め込み。コグマはドロップキック、ボディースラムから背中を踏みつけフットスタンプでお返し。レディが返すと、コグマがコーナーに振って串刺しボディーアタック、ネックブリーカー。返したレディを引き起こしバックを取る。レディがかわして脳天唐竹割り。投げつけて押さえつけるがコグマが返す。レディはチョークスラムを狙うがコグマがこらえてフロントネックロック。そのまま丸め込むがレディがクリアー。コグマがバックを取るがレディが河津落としで切り返す。レディはチョークスラムを決めるが2カウント。レディがエルボー連打でコーナーに追い込み串刺しビッグブーツ。コーナーに乗せられたコグマが回転エビ固め。さらに丸め込むとレディが返せずコグマが3カウントを奪ってみせた。

◆月山和香 スターダム・チャレンジ① 15分1本勝負

中野たむ

8分37秒
バイオレットシューティング→片エビ固め

月山和香

 9・6後楽園でウナギ・サヤカのフューチャー・オブ・スターダム王座に挑戦しスターダム初参戦を果たした月山和香の「スターダム・チャレンジ」がスタート。第1戦でいきなり白いベルトの王者・中野たむと対戦する。翌日の仙台では白川未奈との試合が組まれており、月山にはCOSMIC ANGELSとの3連戦がおこなわれるが…。

 月山が「お願いします」と手を差し出すと中野も「お願いします」と握手をかわす。月山が突っ込むと中野がヘッドロック。グラウンドに持っていくと月山が抜け出し前に投げるが、中野がやり返してサッカーボールキックを浴びせる。中野がボディースラムを3連発。3発目は滞空時間を取り四方に見せつけてから叩きつける。中野はさらにキャメルクラッチ。「月山、誰に憧れてきた? コズエン? コズエン?」と質問。「小波」と告白した月山がエスケープすると中野が怒りのストンピング。月山がカウンターでドロップキックも中野は倒れずにストンピング。中野のエルボーをかいくぐり月山がドロップキック。背中に飛び乗るが中野が回避。月山が改めて背中に飛びつきパロ・スペシャル。中野がエスケープすると月山が背中にドロップキック。中野が返すと月山はミサイルキック。月山は連続でカバーにいくと丸め込みへ。中野がバックドロップも月山が返す。月山がエルボーを打つと中野が受けて立ち一発で倒す。中野が「こいよ」と挑発しエルボー連打を受けて立つ。中野はエルボー連打で倒し、仁王立ち。月山が連打で向かっていくが中野がバックキック、「終わり」とつぶやきバイオレットシューティングにいくが月山が切り返してグラウンドのサブミッション。中野が切り返してアームロック。月山はなんとかロープへ到達。中野が突進しニーアタック。月山が返すと、中野は「終わり!」と叫んでバイオレットシューティング。月山が返せず3カウントが入った。

 

中野のコメント

「おい、月山和香? 月山和香? 合ってます。憧れてるのは、こ…なみさんだって。まあ、彼女がどういう信念を持ってここに来たのか、まだ私にはわからないけど、スターダムのリングはなりたい自分になれる場所だから、少しも気負いしなくていい。もっともっと自分の自分の心を信じて突き進んでいってくれたらいいなと思います。5★STAR、私は2週間休んでたので、試合からね、右手は万全、超絶好調! 顔も、顔も身体もメンタルも全部絶好調なので、崖っぷちですけど、このまま優勝めざして突っ走ります。崖っぷちの方が燃えるんで! みなさん、中野たむを信じてくださいね」

◆桜井まい スターダム・チャレンジ⑤ 15分1本勝負

朱里

7分59秒
腕固め

桜井まい

 桜井まいの「スターダム・チャレンジ」第5戦はSWA世界王者・朱里の胸を借りる。元アクトレスガールズで同期の月山和香もスターダムに参戦、こちらの「スターダム・チャレンジ」もこの日はじまるだけに、比較されることは間違いない。どちらが先に爪痕を残すか。先にやってきた桜井としては月山も意識する闘いがつづきそうだ。

 桜井が握手を求め朱里も応じる。朱里がヘッドロックに取ると桜井がロープに振ろうとするが朱里は応じずグラウンドへ引きずり込む。桜井がヘッドロックも朱里がロープに振る。桜井がショルダータックルも朱里は倒れず反対に朱里がショルダータックルで吹っ飛ばす。ロックアップで朱里が「もっとこい!」とアピール。朱里がロープ際に追い込むと桜井が反転してエルボー連打。朱里がヘッドロックからグラウンドへ。腕十字狙いは桜井が上になってカバー。返した朱里が腕十字もロープ際。朱里はストンピングからサッカーボールキック。桜井が返すと、朱里がロープに追い込みチンロック、ローキック。返した桜井に朱里はアームロック。桜井が逃れるとエルボー。レフェリーは「弱い弱い、しっかり」と鼓舞。朱里がストンピング連打から顔面を踏みつける、コーナーに叩きつけると、串刺しニーアタック。もう一発と予告するが桜井がコーナーに追い込みビッグブーツ、回し蹴り、フェースクラッシャー、エルボードロップ。朱里が返すと桜井はフェースロック。エスケープした朱里に桜井はエルボー連打。朱里が腹部にニーの連打。狙い澄まして突進すると桜井がかわしてビッグブーツ。桜井のダイビングエルボーを朱里がかわしてストンピング連打。朱里の突進に桜井がビッグブーツ。朱里がワキ固めも桜井の足がロープに届く。朱里はファイヤーマンズキャリーで担ぐが桜井が回転エビ固め。朱里の突進を桜井が丸め込み、スタナー、スリーパーにつなぐ。朱里がそのまま立ち上がり前方に投げるとサッカーボールキック3連打。しかし桜井の肩が上がる。すると朱里が腕固め。桜井がギブアップし、朱里が勝利した。

 

朱里のコメント

「桜井まい、チャレンジマッチ、桜井まいは覚悟を持ってこのスターダムのリングで輝くために来たんだと思います。なので、このリングに来たことが本人にとって、本当に正解だったと思えるようにこれから頑張ってほしいなと思うし、スターダムにはたくさんいろんなキャラが濃い選手がいます。そこでいまチャレンジマッチ、いろんな人と試合ができる。経験をたくさんつんで吸収して、何かをつかみ取ってほしいなと自分の中で、思います。自分のことなんですが、明日5★STAR、ウナギ・サヤカ、もう落とせません。必ず勝利します」

 

桜井のコメント

「きょうの朱里さんとの試合、正直すっごい怖かったです。やっぱりすごい試合をいままで見ていたので、実際こうやって闘ってみて、スターダムの壁の高さ、一戦一戦実感してます。今日5戦目を終えて、あと半分。自分が本当に何かここでつかみ取って、もっともっと強くなって、みなさんに成長した姿を見せていきたいと思います」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

フキゲンです★[4点]

3分57秒
反則勝ち

岩谷麻優[6点]

 岩谷麻優が元STARSのフキゲンです★と5★STAR GP公式戦で対戦。岩谷と対することでフキゲンがゴキゲンです☆時代を思い出すのか、それとも完全に吹っ切った状態で大江戸隊バージョンの闘い方で挑んでくるのか。岩谷としては足下をすくわれないよう再三の注意が必要だろう。ここで2点を獲得すれば、2度目の優勝に向けて大きく前進することとなるが…。

 岩谷が手を差し出すが、フキゲンは「ノーでーす!」と握手を拒否。岩谷が手を上げて誘うとフキゲンが足を踏もうとするが岩谷がかわして反対に足を踏みつける。ロープワークからカバーの応酬。どちらも譲らず、フキゲンの喫煙ポーズに岩谷は苦笑い。フキゲンがコーナーに突進するたびに岩谷が足を出す。フキゲンはバーブ佐々木レフェリーを巻き込み岩谷のドロップキックを誤爆させる。フキゲンはスポーツ新聞を岩谷の前に見せつける。岩谷が新聞で顔を覆って丸め込む。岩谷がバックキックから突進、ドロップキックから低空ドロップキック。フキゲンが返すと、岩谷はフィニッシュを宣言しダイビングフットスタンプ。しかしフキゲンの肩が上がる。「こんどこそ終わり!」と叫んだ岩谷がムーンサルト。かわしたフキゲンがイスを持ち込む。フキゲンが殴打するが岩谷がかわしまくる。するとフキゲンがイスで自爆。岩谷がイスを手にしているとリング下に落とされたレフェリーがカムバックし、反則のゴングを要請。フキゲンが勝者とコールされた。

 

フキゲンのコメント

吏南「反則だろ、岩谷」

フキゲン「勝利デース? デース、デース!」

 

岩谷のコメント

「人生初めての反則負け。もうわけわかんないよ。勝手にイス自爆してんじゃん、フキゲンさん。わかんない、わかんない、気づいたらフキゲンさん伸びてるし。自分試合終わってるし、もうわかんないな」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

林下詩美[7点]

8分50秒
ジャーマンスープレックス・ホールド

AZM[2点]

 林下詩美とAZMが5★STAR GP公式戦でクイーンズクエスト同門対決をおこなう。詩美は9・4新宿で朱里とフルタイムドロー。引き分けでの1点がプラスになるかマイナスとなるかは今後の展開次第となる。そのためにもAZMからは確実に2点をゲットしたいだろう。とはいえ、AZMの巧さは同門の詩美がよく知るところ。侮れないどころか一瞬の油断が命取りになりかねない。赤いベルトの王者がいかにしてAZMから白星を挙げるのか。また、AZMが勝てばワールド・オブ・スターダム王者から殊勲の白星で優勝への望みもつなげる。両者にとって非常に重要な一戦だ。

 両者クリーンに握手をかわしてゴング。ロックアップからすぐにロープワークに移行。詩美が付き合わずの姿勢もAZMがアームホイップから丸め込む。返した詩美がラリアットもAZMがかわしてカバーする。探り合いからAZMが蹴りを入れコーナーに追い込むと詩美が先を読んでショルダータックルで吹っ飛ばす。ボディースラムで叩きつけるがAZMが返す。詩美がコーナーに振って串刺しエルボー、背中にドロップキック。AZMが返すと、詩美はストンピング連打。ロープに振るがAZMがコルバタから丸め込み、コルバタで場外に送り出す。さらにエプロンで蹴りにいくが詩美がキャッチ、パワーボムの体勢はAZMが切り返して場外マットにブレーンバスター。AZMはリングに戻してスワンダイブ式ミサイルキックを敢行、返した詩美の腕を取ってギブアップを迫る。AZMのコルバタを詩美がキャッチしマットに叩きつける。詩美はコーナーに上がるがAZMが追いついて雪崩式アームホイップ。AZMがコーナーに上がると詩美も追いつく。AZMがハイキックで宙吊りにしてマリンスパイク。フィニッシュを予告してダイビングフットスタンプ投下。しかし詩美が返してみせる。詩美がエルボー連打、AZMもやり返す。エルボーの打ち合いから詩美が突進、AZMがラリアットをかわして足を蹴飛ばしハイキック。カサドーラで飛びついたAZMをキャッチし詩美が投げっぱなしジャーマン。詩美はコーナーからミサイルキック、コウモリ吊り落とし。しかしAZMの肩が上がる。詩美がバックを取るがAZMがアームホイップ。あずみ寿司狙いの丸め込みをかわした詩美がラリアット。AZMがハイキックから突進し丸め込むが詩美が返す。AZMがハイキック、突進してミスティカ式ワキ固め。詩美がそのまま持ち上げてマットに叩きつける。詩美はフィニッシュを宣言し、アルゼンチン。揺さぶりをかけるもAZMがこらえる。詩美がジャーマンにいくと3カウントが入った。

 

詩美のコメント

「AZMさんから勝って、5★STAR GP、勝ち星7点。絶好調なんじゃないでしょうか。AZMさん、となりにいていつもいつもいい寿司握ってくれましたが今日は私のパワーで握りつぶして、詩美押し寿司。これからもAZMさんにはとなりでいい寿司握っていただいて、今年も私が5★STAR GP、いい夏にします。お楽しみに」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

上谷沙弥[7点]

13分8秒
両者リングアウト

彩羽匠[5点]

 上谷沙弥が公開記者会見で「X」の正体をフライング発言。これにより上谷vs彩羽匠の5★STAR GP公式戦は思わぬところでビッグカードに昇華した。上谷は連敗スタートも、その後調子を上げてひとつの勝ち越し。彩羽も2戦目で小波に敗れるも、ひとつ勝ち越した状態でこの試合を迎えることとなる。それだけに両者とも星取りではまずまずの状態で対戦できると言っていいだろう。しかしながら、彩羽は所属団体Marvelousで3人が離脱というアクシデントに見舞われた。団体代表として参戦している彩羽は他団体のリーグ戦で勝ち抜くことでホームリングに明るいニュースを届ける使命感を抱いているが、一方の上谷も勝利した上で失態を清算するつもりでいる。さまざまな思いが交錯する上谷と彩羽の一騎打ち。その結末は?

 両者ガッチリと握手。彩羽が手を離さず睨み合い。上谷が「すいませんでした!」と絶叫し向かっていくと、彩羽が「落ち着け!」と一喝。あらためて手四つでて手を合わせる。彩羽が上になり上谷がブリッジ。彩羽がサッカーボールキックからボディースラム、その場飛びのボディープレス。コーナーに叩きつけるとミドルキックから逆水平。食らった上谷が悶絶。さらに彩羽が逆水平とエルボーを連打。上谷がエルボーで向かっていくが彩羽がミドルキック、エルボー、ストンピング連打。上谷が側転で翻弄しドロップキック。コーナーに追い込むと串刺しジャンピングニー、ドロップキック。彩羽は1カウントでクリアー。上谷が逆エビ固め。彩羽は悲鳴を上げるもロープに逃れる。上谷はすぐに背中へドロップキック。上谷は気合いを入れてロープに振ろうとするが、彩羽が切り返してキックの連打からPK、ドロップキック。彩羽が高速のブレーンバスター。上谷が返すと、エルボー連打。彩羽が受けて立ち、エルボーをやり返す。上谷がさらにエルボーの連打、彩羽が一発でダウンさせる。上谷が「負けるか!」と絶叫して突進も彩羽がエルボースマッシュ、ハイキック。ラリアットのかわし合いからニールキックが交錯。上谷がニールキックをもう一発。上谷が彩羽を引き起こしてフィッシャーマン狙い。彩羽が切り返して張り手も上谷がリバースのフランケンシュタイナー。上谷は「勝つぞ!」と絶叫しコーナーへ。ミサイルキックを決めるが彩羽が返す。上谷はスープレックスを放つが2カウントどまり。スタークラッシャー狙いは彩羽が切り返してニールキック。さらにハイキックを放つが上谷が返してみせる。10分経過。彩羽がランニングスリー狙いも上谷が逃れる。彩羽がハイキックからスワントーンボム。上谷がかわして飛びつくが彩羽が受け止めパワーボム。もう一発狙うが上谷が丸め込む。返した彩羽がハイキックからランニングスリーへ。しかし上谷が切り返してカウンターでフランケンシュタイナー。場外に出た彩羽に上谷はスワンダイブ式プランチャ敢行。彩羽が場外マットにブレーンバスター。彩羽がパワーボムを狙うが上谷が切り返す。上谷が戻ろうとするが彩羽が止める。彩羽が戻ろうとすると上谷がカット。20カウントが入り、両者リングアウトの引き分けに終わった。

上谷のコメント

上谷「彩羽匠、会見でいろいろありましたけど、ずっとずっと闘ってみたかった選手で、今日やっとやっと闘うことができました。結果としては両者リングアウト、非常に悔しい結果だったんですけど、引き分けということ、まだこの続きがあるってことだと思ってます」彩羽が入ってくる。

彩羽「ありがとう」

上谷「ありがとうございます」

彩羽「会見で1本取られて、試合で1本取り切れずに終わるっていう。このままじゃいけないのでね、もう一回やろうよ」

上谷「はい。もう一回お願いします」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

ひめか[6点]

15分57秒
ランニング・パワーボム→体固め

渡辺桃[6点]

 

 9・6後楽園でのダブルヘッダーを連勝した渡辺桃。一気に得点を伸ばしたが、この日対戦するのはDDMのひめかである。ひめかは腰の負傷から復帰してから連敗スタートもこのところ連勝を記録し星が五分。勢いがついているだけに桃には要注意の闘いになるだろう。桃が3連勝で波に乗るか。それともひめかが3連勝で勝ち越すか。優勝争いを左右する一番である。

 ロックアップでの力比べでスタートしバックの取り合いから桃が足を取る。ひめかが切り返すが桃もすぐに切り返しアキレス腱固めからレッグロック。桃はヘッドロックからフロントネックロックに移行。ひめかが切り返してヘッドロックで立ち上がる。グラウンドでも絞め続けるが、桃が脱出しストンピング連打からキャメルクラッチ。さらにストンピングを連打しサッカーボールキックを乱打する。ひめかが返すと、桃はロープに追い込みハイキック。場外に出たひめかに、桃はエプロンを走ってミドルキック。桃が投げの体勢に入るとひめかが反対にボディースラム。ひめかは桃の背中をリングに打ち付け16カウントでリングに入れる。ひめかは桃の腰にストンピング連打。さらにエプロン越しで腰を踏みつける。コーナーに乗せると串刺しボディーアタック。桃のミドルをキャッチしたひめかだが、桃がカウンターのミドルキック、串刺しドロップキックを連発しブレーンバスター。ひめかが返すと、桃がミドルキック連打。返したひめかに桃が突進もラリアットを食らう。ひめかが担ぎ上げてバックフリップ、逆エビ固め。ひめかはフィニッシュを予告してアルゼンチン。しかし桃が回避に成功しBドライバー狙い。ひめかが切り返してラリアット。桃がカウンターでハイキック。両者ダウンからヒザを着いた状態でエルボーを打ち合う。桃がラリアットをかわして裏投げ。10分経過。桃は蒼魔刀を決めるが2カウント。桃がBドライバーを狙うがひめかがこらえる。桃が蹴り上げあらためて決めるが、3カウントには至らず。桃が突進するとひめかがジャンピングニー、逆エビ固め。桃が逃れるもひめかがフィニッシュを宣言。アルゼンチンで担ぎ上げJPコースターへ。しかし桃の肩が上がる。ひめかは桃を引き起こしコーナーに叩きつけると、持ち上げてパワーボムの体勢。高く上げるが桃が上から蒼魔刀。桃はチキンウイングフェースロックへ。ひめかが逃れると桃がフィニッシュを宣言しテキーラの体勢。ひめかがこらえるとラリアットも桃が蹴り上げる。桃はテキーラを決めるが2カウントどまり。桃はピーチサンライズを狙うがひめかがこらえてロープへ。15分経過。桃が突進もひめかがラリアット連打。コーナーに叩きつけると背後からラリアット、コーナーに乗せてランニングパワーボムへ。桃が返せずひめかの勝利となった。

ひめか「本日はご来場誠にありがとうございました! 自分は5STAR GP、遅めのスタートだったんですけど、最初はどうなることかと思いましたが、えー、順調なのではないでしょうか。欠場してしまったジュリアのぶんまで、自分が絶対に優勝するのでその姿をしっかりと目に焼き付けてください。デカイは強い。デカイは正義。そして、デカイはかわいい。またな!」

ひめかのコメント

「5★STAR GP、勝ち点6。最初ね、2回負けちゃって、ちょっと危ういんじゃないのってお客さんも思ったと思うんですけど、私はそんなもんじゃねえんだよ。ジュリアが欠場になって、楽しみにしてたカードがなくなって、だからこそジュリアの分まで私は絶対に優勝します」

――桃に勝てたのはかなり大きい?

「まあ、そうですね。前回のなつぽいに引きつづき、渡辺桃には仙台大会で負けてしまって。煽るだけ煽って散々な負け方をしたので、まあここで晴らせたのではないかなと思います」

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