2021/09/17 試合結果

2021年9月16日 『5★STAR GP 2021 後楽園大会』

『5★STAR GP 2021 後楽園大会』
9月16日(木)後楽園ホール(観衆363人/コロナ対策限定人数)

 

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

羽南

6分27秒
ブロックバスターホールド

レディ・C

◆月山和香 スターダム・チャレンジ③ 15分1本勝負

スターライト・キッド

9分44秒
テキサス・クローバーホールド

月山和香

◆桜井まい スターダム・チャレンジ⑦ 15分1本勝負

ひめか

8分11秒
ラリアット→体固め

桜井まい

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

なつぽい[9点]

5分24秒
回転式ラ・マヒストラル

鹿島沙希[2点]

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

渡辺桃[10点]

8分26秒
ピーチサンダー→片エビ固め

白川未奈[4点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

上谷沙弥[11点]

8分34秒
回転エビ固め

AZM[2点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

彩羽匠[9点]

10分34秒
ライガーボム→エビ固め

ウナギ・サヤカ[5点]

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

岩谷麻優[7点]

10分1秒
両者リングアウト

コグマ[5点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

小波[10点]

11分26秒
首固め

林下詩美[7点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

朱里[9点]

12分11秒
流炎→片エビ固め

中野たむ[8点]

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

羽南

6分27秒
ブロックバスターホールド

レディ・C

 羽南とレディ・Cの生え抜き同士によるシングルマッチ。身長がグンと伸びた羽南と身長177センチのレディが、プロレスの成長具合を一騎打ちで競う。

 両者クリーンに握手を交わして試合がスタート。ロックアップからすぐにバックを取り合いレディがヘッドロック。羽南がロープに振ってドロップキック。羽南はなぜか「元先生」のレディに文句を言いながら攻撃。エルボーの打ち合いからレディが脳天唐竹割りを連発。羽南がなおも向かっていくが、レディが脳天唐竹割りで吹っ飛ばす。バックをとると河津落としからコーナーにかけてビッグブーツ。羽南が返すと、チョークスラム狙い。羽南が丸め込みから投げつけると、コーナーからダイビングボディーアタック、腕十字。引き起こしダブルリストへ。ロープに振られることを拒否したレディが顔面ビッグブーツからコブラツイスト。チョークスラムも決めるが羽南が返してみせる。レディが絶叫しコーナーに乗せるとそこからのチョークスラムを狙う。羽南が切り返して腕十字もレディが上になってカバー。ビッグブーツをかわして羽南がマットにたたきつけると担ぎ上げて前方に落とす。さらにブロックバスターで叩きつけるとレディが返せず羽南の勝利となった。

◆月山和香 スターダム・チャレンジ③ 15分1本勝負

スターライト・キッド

9分44秒
テキサス・クローバーホールド

月山和香

 月山和香スターダム・チャレンジ第3戦の相手はハイスピード王者のスターライト・キッド。当初はジュリアが予定されていたが欠場により変更された。キッドはハイスピード王者であると同時に大江戸隊の一員。ヒール王者相手に月山はどう向かっていくのか?

 月山が「よろしくお願いします」と握手を求めるがキッドは応じない。バックの取り合いから月山が足を取って倒すがキッドがすぐにネックロックにとってみせる。キッドはヘッドロックで額をこすりつけさらに締め上げる。月山がヘッドロックからドロップキックもキッドがすぐにお返しのドロップキック。キッドは月山を場外に送り出し、鹿島がレフェリーを引きつける。キッドは月山をフェンスに投げ捨てていく。キッドは月山をリングに戻し片足でカバー。月山が向かっていくがキッドは余裕で受けて立つ。キッドは「終わるぞ」と言って立ち上げるが月山がドロップキックの連打。月山が串刺しドロップキックを放つがキッドが返す。キッドがエルボーで倒しボディースラムの構え。月山がこらえてコーナーに上がる。キッドが追いつくが月山が背中に乗ってパロ・スペシャルに入る。アームホイップで投げるがキッドが返す。月山のドロップキックをかわしてキッドがドロップキック。ロープに設置し低空ドロップキックも決める。月山が返すとエルボーで向かっていくがキッドが「そんなもんかテメエ!」。キッドが張り手一発で倒すと、さらにエルボーを連打する。コーナーに振って串刺しエルボーアタック、ネックブリーカー、その場跳びムーンサルトプレス。返した月山にキッドが突進すると月山がクロスボディーアタックからカバーの連続。しのいだキッドがドロップキック。月山がエルボーとドロップキックを連打しミサイルキック。キッドが返すと、月山の突進をキャッチし逆片エビ固め。キッドがバックブリーカーを放つが月山が丸め込みの連続。月山はスリーパーもキッドが上になりカバー。返されたキッドがスリーパーにとらえる。キッドが突進し背中にドロップキック、「終わりだ!」と叫んでテキサスクローバーホールド。月山がギブアップしキッドが勝利した。

◆桜井まい スターダム・チャレンジ⑦ 15分1本勝負

ひめか

8分11秒
ラリアット→体固め

桜井まい

 桜井まいスターダム・チャレンジ第7戦は、ドンナ・デル・モンドひめかとの一騎打ち。ここまで6戦して全敗の桜井だが、ひめかの印象に残る闘いができるのか。スターダム参戦そうそうCOSMIC ANGELS入りを果たした桜井だが、まずは気迫で向かっていくことが求められる。

 腕の取り合いからひめかがヘッドロック。桜井がロープに振ろうとするがひめかがこらえる。ひめかがショルダータックルで吹っ飛ばすと桜井がコーナーに追い込みエルボー連打。ひめかが「こいよ」とエルボー連打を受けて立つ。ひめかはエルボー一発で倒すとボディースラム、片足で顔面を踏みつける。コーナーに追い込みヘアーホイップ、顔面を再び踏みつけていく。もう一発ボディースラムでたたきつけるが桜井が返す。ひめかはキャメルクラッチ。桜井がロープに逃れスタナーを放つ。さらに串刺しビッグブーツからフェースクラッシャー、エルボードロップ。ひめかが返すと桜井はSTFへ。ひめかがエスケープすると、桜井がボディースラム狙い。ひめかが切り返すとエルボー連打を受けて立つ。桜井がさらに向かっていくとひめかがボディーアタック、バックフリップ、逆片エビ固め。桜井がエスケープし突進をかわすと走り込んでビッグブーツ。コーナーに上がった桜井にひめかがビッグブーツ、ラリアット。桜井が返すと、ひめかが突進。桜井がビッグブーツをカウンターで放ちもう一発決める。しかし2カウントでひめかが返してラリアット連発。桜井が返すともう一発ラリアット。桜井が返せずひめかが3カウントを奪ってみせた。

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

なつぽい[9点]

5分24秒
回転式ラ・マヒストラル

鹿島沙希[2点]

 なつぽいvs鹿島沙希の公式戦。なつぽいはここまで7試合を消化し、残りはこの試合を含みあと2戦となった。1つの引き分けが響いており、ここで負ければ脱落の可能性が大きいだけに負けられない闘いだ。一方の鹿島はまだ5試合目と折り返し地点。すでに3敗しており、こちらも負けられない。

 なつぽいが「お願いします」と両手を出す。鹿島がおそるおそる応じようとすると手を引いてみせる。カバーの応酬から鹿島が「いかせるか!」と髪を引いてロープワークを拒否。ロープに固定し攻撃する。鹿島はボディースラム狙いもなつぽいが脱出、鹿島も回転して脱出しボディースラムを決める。鹿島はキャメルクラッチを仕掛けなつぽいを挑発。ストンピング連打からロープに追い込み踏みつける。なつぽいがエルボーなら鹿島がビッグブーツ。鹿島が受けて立ち押し倒す。さらにビッグブーツで顔面を蹴り上げる。なつぽいがネックブリーカーも2カウント。ドロップキック連打からなつぽいが低空で顔面へもう一発。コーナーに上がるとダイビングボディーアタック、両腕を決めて変型キャメルクラッチ。ストンピングの連打からフィッシャーマンを狙うと鹿島がこらえてビッグブーツ連打。なつぽいが返すが鹿島がフェースクラッシャー、バズソーキック。鹿島はフィニッシュを宣言しダブルアームの構え。切り返したなつぽいがドロップキック、ジャックナイフ。なつぽいがマヒストラルの連続を決めると3カウントが入った。

 

なつぽいのコメント

「勝ちましたあ。沙希お姉様から2点いただきました。もう5★STAR GPこれ以上負けられません。残すは白川未奈、大田区絶対に負けません。ぽいっ!」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

渡辺桃[10点]

8分26秒
ピーチサンダー→片エビ固め

白川未奈[4点]

 渡辺桃と白川未奈による公式戦。桃は2つの勝ち越しで順調にリーグ戦をこなしていると言っていいだろう。やはり、大江戸隊とのダブルヘッダー連勝が大きい。対する白川は2連勝でスタートダッシュもこのところ3連敗。内容は悪くないだけに、ここで負の連鎖を断ち切りたい。桃からの白星は同時に金星にもなるが…。

 ロープワークでスタートし白川がヒザにドロップキック、足を取ってグラウンドに誘う。桃がエスケープすると、リング中央にもっていき吊り天井を決める。白川の突進に桃がドロップキック。串刺しでも決めてコーナーに追い込みミドルキックの乱れ打ち。白川が突進に対してヒザへのドロップキックから足4の字固め。桃が裏投げ、背後と前から蒼魔刀。テキーラの構えを白川がかわすが桃がハイキック、コーナーに乗せると雪崩式裏投げ狙い。白川がこらえると雪崩式のインプラントDDT。白川はフィニッシュを宣言し首を取る。桃がこらえてハイキック。白川がこらえて浴びせ蹴り。両者ダウン状態から桃が立ち上がりBドライバー狙い。白川が丸め込みからその場飛び空中胴締め落とし。突進すると桃がハイキック。桃はコーナーからダイブして蒼魔刀を決めるが2カウント。桃はフィニッシュを宣言しピーチサンライズの体勢から前方にたたきつける。3カウントが入り桃の勝利となった。

 

桃のコメント

「本日、また新技で勝ちました。そして名前、2回目に出すときは発表すると言ったんですけど、名前は『ピーチサンダー』に決定いたします。理由はサンダーっていう、上から真っ逆さまに雷のように落とすという意味です。みなさんぜひ覚えてください。白川未奈、楽しかったけど、もっとやれることあったでしょ。次闘うとき、勝ちにこいよ」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

上谷沙弥[11点]

8分34秒
回転エビ固め

AZM[2点]

 上谷沙弥とAZMによるクイーンズクエスト同門対決。星取りでは上谷が連敗スタートから盛り返し現在4勝2敗1分け、9・12仙台大会終了時点でブルースターズのトップに立った。初優勝に向けて加速度をつけていると言っていいだろう。一方のAZMは1勝4敗で星取りでは伸び悩みと言ったところ。4敗しているだけに優勝は絶望とみてよさそうだ。ならばAZMの役割は対戦相手の足を引っ張ること。同門の上谷にどんな闘いを挑むのか。AZMの出方がカギを握るかもしれない。

 ハイスピードのロープワークでスタートしAZMがコルバタも上谷が立ち上がる。探り合いからAZMがサッカーボールキック。返した上谷にAZMがワキ固め。AZMが串刺しドロップキックからカバーするが上谷が返す。AZMが「こいよ」と挑発し、向かってくる上谷にエルボー連打。AZMが突進すると上谷がカウンターのドロップキック。コーナーのAZMを落として逆エビ固めでギブアップを迫る。AZMがエスケープに成功すると上谷が背中にドロップキック。AZMが返すと上谷はブレーンバスター狙いを切り返しニールキック。AZMが読んでいて腕をキャッチ、グラウンドで腕固めに入る。腕十字にいくがすぐに上谷がエスケープ。AZMがエルボー、上谷が「コノヤロー!」とやり返す。ロープワークから上谷がニールキック。上谷がミサイルキックを放つが2カウント。スタークラッシャー狙いはAZMがこらえて三角跳びボディーアタック、ミスティカ式ワキ固め。腕十字に移行しようとすると上谷が丸め込み、丸め込みの応酬となる。AZMがコーナーからダイビングフットスタンプも2カウントどまり。AZMがフィニッシュを予告してコーナーへ。上谷が下からのドロップキックでAZMを落とすとスワンダイブ式プランチャを場外へ。しかしAZMがリング下でコルバタ、コーナーからリング下へダイビングフットスタンプ。上谷がエプロンからキック。18カウントでカムバック。ロープワークでのかわしあいから上谷が丸め込むと3カウントが入った。

 

上谷のコメント

「2点ゲッとしました。シンデレラ・トーナメント優勝につづき、5★STAR優勝するべく、次なる最後はウナギ。ウナギをおいしくいただいてしまいます。そして、私が優勝して、最高のスターダムに君臨します!」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

彩羽匠[9点]

10分34秒
ライガーボム→エビ固め

ウナギ・サヤカ[5点]

 彩羽匠とウナギ・サヤカが5★STAR GP公式戦で初遭遇。リーグ戦ならではの異色対決と言っていいだろう。スターダムが古巣でマーベラス所属の彩羽はここまで3勝1敗1分の成績。小波に敗れた黒星が大きいが、まずまずの星取りを残している。対するウナギはフューチャー・オブ・スターダム王者。スターダム初戦の相手にベルトをかけることで物議を醸しているが、ウナギにはウナギなりの考えがあってベルトの価値を独自の色に染めようとしている。それと並行しておこなわれている最強決定リーグ戦。シンデレラ・トーナメント時にはフューチャー王座決定トーナメントが同時進行しており、ダブルの闘い方に違和感はおぼえていない様子である。それだけに見逃せない異色カード。その結末は?

 ウナギが握手を求めるが、顔面を蹴とばす。彩羽が怒ってハイキック。試合がはじまると、彩羽が顔面を蹴飛ばしサッカーボールキック。足を取るとサソリ固めに入る。戻ってきたウナギに彩羽がスリーパー。彩羽がフロントネックチャンスリーからスリーパーに再び入る。ウナギがエスケープすると、彩羽がバックキック。ウナギがカウンターでコードブレイカー、ギロチン連発。彩羽が返すと、ウナギがカカト落とし連打。ウナギが大ふへん固め狙いも彩羽がかわしてニールキック。ウナギが返すと彩羽はスワントーンボム。返したウナギにパワーボム狙い。ダウン状態からウナギが立ち上がりエルボー合戦を挑む。彩羽がローリングエルボー、ウナギが崩れ落ちる。彩羽がキックの連打、ウナギがエルボー連打で向かっていく。彩羽がトラースキックもウナギが丸め込む。返されると大ふへん固めへ。大儀であった狙いから丸め込むが2カウント。彩羽がハイキックもウナギがなんとか返す。彩羽はパワーボムからライガーボム。3カウントが入り彩羽の勝利となった。

 

彩羽のコメント

「粘ったね、ウナギ。意外に。変なヤツっていうのはツイッターで聞いてた部分があったので、覚悟はしてたんですけど。まだキャリア2~3年? 3年弱? 最初は見た目だけかなと思ってたんですよ。でも、まだ技が少ないなか。でも攻めどころをわかってるなと思いましたね。でも、自分も落ち着いてはいられないので。2点をしっかり取らなきゃいけない立場だったし、前の試合で上谷選手が11点と聞いて、ちょっとやばいなと思ったので。早く畳みかけようと思ったら、まさか10分試合してました。でも、ファンの人が言うほど変なヤツじゃなかったです。ちゃんとプロレスラーでした。ありがとうございました」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

岩谷麻優[7点]

10分1秒
両者リングアウト

コグマ[5点]

 岩谷麻優とコグマの公式戦。岩谷はここまで3勝2敗で優勝戦線に残っている。一方のコグマは2勝2敗とまったく五分の星でSTARS同門対決を迎えた。5★STAR GPならではのシングル同門対決、果たして天才対決の行方やいかに…。

 岩谷がコグマの握手に応じて試合開始。岩谷がアームホイップにいくとコグマもやり返す。岩谷が仕掛けて腕の取り合いからヘッドロック。コグマがドロップキックも岩谷がかわしてみせる。岩谷はロープに追い込み体重を乗せていく。さらにサッカーボールキックを打ち込みキャメルクラッチへ。コグマがエスケープすると、岩谷はストンピングの連続からフットスタンプを背中に打ち込む。コグマが返すと、岩谷は逆片エビ固め。コグマがエスケープするが岩谷が背中を蹴飛ばしていく。岩谷が挑発するがコグマがダッシュをつかんで丸め込み。コグマはお返しとばかりに背中にフットスタンプ。岩谷が返すと低空ドロップキック。岩谷はダイビングフットスタンプを決めるが2カウント。岩谷はフィニッシュを宣言しドラゴン狙い。コグマが丸め込みの連続で追い込んでいく。トラースキックをキャッチしたコグマを岩谷が丸め込む。岩谷はジャーマンもコグマもやり返す。コグマがRKOからミサイルキック。岩谷が返すと、コグマはスリーパーを胴締めで決める。コグマがジャーマンでホールドするも岩谷が返す。コグマはコーナーに乗せて雪崩式狙い。岩谷が切り返すがコグマが上がってトップロープに顔面を叩きつける。コグマは場外プランチャを敢行。さらに場外マットへのジャーマンを狙うが岩谷がトラースキック。コグマがスイングDDTで場外フェンスに叩きつける。さらにヨシタニック。そのまま20カウントとなり両者リングアウトに。

 

岩谷とコグマのコメント

岩谷「アナタは何を考えているんだ?」

コグマ「麻優さんに勝って大金星と言われるのを狙ってたんですけど、0点より、1こずつ分け合いたかったっていうのが最後に出てきたんでしょう(笑)。負けたくはなかった」

岩谷「すごいコメントだね。恐れを知らないんだね。考えてないでしょ、何も」

コグマ「はい!」

岩谷「はい!(笑)それがコグマのいいところでもあるんだけど、対戦したときにあらためてこいつはとんでもない、とんでもない選手が復活したなって。仲間でよかったです。でもね、次闘うときは仲間としても、対戦相手としても、もっと次こそ決着をつけよう」

コグマ「はい。次は大金星と言われない勝ちをします」

岩谷「はい」

コグマ「はい」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

小波[10点]

11分26秒
首固め

林下詩美[7点]

 林下詩美と小波が公式戦で激突。昨年度覇者の詩美はここまで3勝1敗1分で優勝候補筆頭のひとり。小波は朱里、彩羽匠からの白星が大きく2つの勝ち越しで優勝戦線を賑わせている。そんな2人による公式戦。ここで小波が詩美を破るようなことにでもなればまたまた大きな波乱となる。V2を狙う詩美には絶対に落とせない闘いだが…。

 詩美が入場しリングに上がると小波が蹴落としゴング。リング下では大江戸対が詩美を攻撃。小波はエプロンを走る。詩美がキャッチし場外戦に。詩美がフェンスに叩きつけると場外でQQと大江戸隊が乱闘。リングに戻った詩美がボディースラム。小波が返すと、詩美が背中にドロップキック、キャメルクラッチ。小波がエスケープすると、詩美がコーナーに追い込みストンピング連打からボディースラムの連続。詩美は背中への連続パンチ。引き起こすとエルボー、小波がロープの反動を利用し蹴りをぶち込む。串刺しで突進すると詩美がかわすが小波がぶら下がり腕十字。コーナーに上がると右腕へのフットスタンプからワキ固め、三角締め。ラリアットをかわして詩美がバックフリップ、スライディングラリアット。詩美はバックをとりジャーマン狙い。小波が切り返しエルボー連打を受けて立つ。エルボーの打ち合いから小波が連打し突進。詩美がエルボーにいくが小波がニー、詩美がラリアット。エルボーの応酬から小波がミドルキック連打。ラリアットを止めて腕十字の体勢から三角締め。詩美が持ち上げようとするが小波が腕十字。詩美がエスケープすると、小波は投げっぱなしジャーマン、スライディングキック。詩美が返すと、小波はアームロック。詩美が切り返すが小波がスリーパー。詩美が切り返してスリーパーから投げを打つ。小波が体を浴びせカバーも2カウント。小波がハイキックからジャーマン。詩美が返すと、小波がハイキック。つかんだ詩美がパワーボムで叩きつける。詩美はコウモリ吊り落とし、ジャーマン。しかし小波が返してみせる。詩美はアルゼンチンも小波が丸め込む。すると3カウントが入り、小波が勝ち名乗りを受けた。

 

小波のコメント

「よっしゃ、勝ったぞ。林下詩美、アイツから3カウント取ったぞ。この5★STAR、彩羽匠、朱里、そして林下詩美。このスターダムの3大巨頭?を私が下した。いままさにスターダムに起きてるのは小波という名のビッグウェーブだ! ハハッ! 今年の5★STAR GP、私が優勝の切符をこのまま手にする。絶対に見逃すんじゃねえぞ。ジ・エンド!」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

朱里[9点]

12分11秒
流炎→片エビ固め

中野たむ[8点]

 SWA世界王者&ゴッデス王者・朱里とワンダー・オブ・スターダム王者&アーティスト王者・中野たむが5★STAR GP公式戦で激突。優勝して林下詩美との赤いベルト再戦を狙う朱里は3勝2敗1分で、あとひとつ落とせば苦しいながらも、まだまだ優勝圏内と言えるだろう。一方の中野は4勝3敗で8点ながら残りあと2試合とあって優勝するには2戦2勝が決勝進出への最低条件になってきそう。シングル王者としても負けられない2冠王同士の一戦。果たして試合後の風景とは?

 中野が手を差し出すが朱里は応じない。ゴングが打ち鳴らされ、朱里がグラウンドで首を取りにいく。中野がバックをとるが朱里が腕をひねりあげる。腕の取り合いから朱里はヘッドロックでグラウンドへ。中野がヘッドシザーズを狙うが朱里がかわす。バックの取り合いから中野がヘッドロック。朱里が抜け出してヘッドロックからグラウンドへ。中野がかわして睨み合い。探り合いから朱里がサッカーボールキック、中野が悲鳴を上げる。中野が返すと、朱里がコーナーに追い込みニーアタック、フロントネックチャンスリードロップ、スリーパー。中野がエスケープすると、朱里がストンピングの連続、ミドルをキャッチしエルボーを落とす。朱里の突進に中野がハイキック、場外へ飛ぼうとするが朱里が戻ってエプロンでエルボー。中野が受け止めてぶら下がりでドラゴンスリーパー。中野が飛ぶと朱里が足を出して迎撃する。エプロンでエルボーを打ち合うと、中野がジャーマン狙いでバックをとる。朱里が抜けてバックキック。朱里がジャーマンを狙うが中野がロープをつかんでこらえる。朱里はキックを連打、ハイをかわした中野がハイキックからジャーマンでエプロンに叩きつける。場外で中野がジャーマンを狙う。ジャーマンが決まり両者ダウン。19カウントで生還し、リング中央で蹴り合う。応戦した朱里が顔面を蹴ると中野はエルボーへ、朱里もエルボーで応戦。立ち上がって両者がエルボー合戦。朱里が連打し中野のローリングエルボーをかわす。朱里が裏拳も中野がこらえる。朱里がもう一発裏拳を打つと中野が倒れるも2カウントで返す。朱里がバズソーキック、中野がつかんでスピンキック、バイオレットシューティング3連発。中野が朱里を引き起こしタイガースープレックスを放つが2カウント。中野がトワイライトドリーム狙いも朱里がこらえてロープへ到達。中野が強引に引き戻し顔面を蹴り上げる。中野がブレーンバスターを狙うが朱里が切り返して山折り。10分経過。朱里はバズソーキックで顔面を蹴り上げる。しかし中野の肩が上がる。朱里が持ち上げようとするが中野がこらえる。朱里はスリーパーへ。中野がなんとかロープをつかむ。朱里はジャーマンで叩きつけると、バズソーキック。「まだ!」と絶叫した朱里が流炎で叩きつける。中野が返せず朱里が3カウントをゲットした。

朱里「中野たむ、白いベルト、呪いのベルトを持つチャンピオン。きょう初シングルマッチだった! 私はきょうシングルマッチをやって、また一人、面白い相手を見つけたと思ったよ。もっともっとやり合おうな」

 

中野のコメント

――4勝4敗で決勝進出は絶望的?

「絶望的、優勝は絶望的。負けちゃったけど、でも、たむはこの5★STARに負けたヤツ全員に復讐してくから!」

――朱里はどうだった?

「強いし、怖いよお! 蹴りもモノが違うって文字通りって感じ。マジのマジのマジのやつだし、マジでスイッチ入ったときの目がヤバい。目がやべえ。殺されると思った。けど、私は殺し合いできるくらいの相手、いつも求めてるから。朱里、朱里選手もたむのこと見つけたって言ってたからさ、うれしい。すごく。でも絶対復讐する!」

朱里のコメント

「5★STAR GP、中野たむ、勝利しました。中野たむとはシングルマッチ初でホントに交わることはなかった。でも、今日やって、自分はジュリアとタッグを組んでて、ジュリアはあんなおもしれえヤツとずっと闘ってたんだなってさらに思いました。これからもっともっとやり合いたいなと思った相手です。5★STAR GP、あと2戦。絶対絶対勝利して私が優勝します。そして私は決勝でジュリアとアリカバ対決がしたいと思ってたんですけど、でもジュリアにはしっかりとケガをいま治してもらって、ジュリアの分まで自分が優勝したい気持ちもすごくあります。私が5★STAR GP制して、こんどこそこんどこそ、チャンスを掴んで、赤いベルトを私がつかみ取ります」

一覧へ戻る