2021/09/20 試合結果

2021年9月20日 『5★STAR GP 2021 後楽園大会』

『5★STAR GP 2021 後楽園大会』
9月20日(月・祝)後楽園ホール(観衆632人=満員/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ひめか

5分57秒
パワーボム→体固め

羽南

◆月山和香 スターダム・チャレンジ⑤ 15分1本勝負

レディ・C

6分57秒
ジャイアント・バックブリーカー

月山和香

◆桜井まい スターダム・チャレンジ⑨ 15分1本勝負

上谷沙弥

8分25秒
スタークラッシャー→片エビ固め

桜井まい

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

フキゲンです★[8点]

3分34秒
エビ固め

コグマ[7点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

AZM[6点]

6分20秒
あずみ寿司

小波[10点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

朱里[11点]

6分4秒
バズソーキック→片エビ固め

琉悪夏[0点]

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

スターライト・キッド[11点]

9分24秒
モモ☆ラッチ

渡辺桃[10点]

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

林下詩美[8点]

20分00秒
時間切れ引き分け

彩羽匠[10点]

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

鹿島沙希[4点]

7分47秒
起死回生

岩谷麻優[9点]

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ひめか

5分57秒
パワーボム→体固め

羽南

 羽南とひめかがシングルマッチ。当初はひめかとジュリアの公式戦が組まれていたがジュリアの欠場からカードが変更。ひめかは羽南との一騎打ちとなる。

羽南が握手を求めるがひめかは応じずに試合がスタート。ロックアップでひめかが追い込むが羽南が反転してエルボー連打。羽南のドロップキックにひめかはショルダータックル連発で倒してみせる。ひめかは逆片エビ固めでギブアップを迫る。羽南がエスケープすると、ひめかはボディースラムをこらえるがストレッチマフラーで捕獲される。ひめかがエスケープも羽南がドロップキック。エルボーの打ち合いから羽南が丸め込む。ひめかがラリアットからたたきつけるが返される。ひめかは背後からラリアット、パワーボムを決めると3カウントが入った。

◆月山和香 スターダム・チャレンジ⑤ 15分1本勝負

レディ・C

6分57秒
ジャイアント・バックブリーカー

月山和香

月山和香のチャレンジ第5戦は昨年11月デビューのレディ・Cと対戦。ウナギのタイトルマッチのあり方に意義の声を上げたレディ。月山からこの試合で勝利すれば念願の初勝利となる。果たしてこの試合でレディが初勝利か、それとも月山のスターダム初勝利か?

 二人ともクリーンに握手を交わしてゴング。月山がテイクダウンを狙うがレディがバックをとる。バックの取り合いから月山がヘッドロック。レディがロープに振るとショルダータックルをぶつけ合う。月山のドロップキック連打にレディはエルボー。エルボーの打ち合いから月山が連打。レディが脳天唐竹割。月山が丸め込みからドロップキックを連打する。レディが返すとコブラツイスト。月山がエスケープする前にさらに絞り上げる。月山が何とかロープへ逃れる。レディが背後からビッグブーツ。月山がパロスペシャル、ドロップキック。ボディースラムからカバーの連続。月山がリバースでパロスペシャル。丸め込みは2カウント。月山が突進するとレディがビッグブーツ。レディがエルボー連打からチョークスラム狙い。月山が丸め込むがレディが返す。月山の突進にビッグブーツを食らわせる。レディはジャイアントバックブリーカー。月山がギブアップしレディは初勝利。

レディ「やっとシングル初勝利することができました(涙)。スターダムでデビューさせてもらって約10カ月、一番キャリアが浅いわけで、厳しい苦しい時間が続きましたが、やっとつかむことができました(涙)。この気持ちを一言で表すとうれC、たのC、レディC!(絶叫)これからもどんどん新しいレディCをお見せしたいと思いますので、ぜひ応援の方よろしくお願いします。アイム・レディ。ありがとうございました」

レディのコメント

「きょう一番キャリアの近い月山選手と闘わせていただいて、やっとやっと念願の初勝利をつかむことができました。いままでスターダムにキャリアが1年以上離れた先輩方しかいなくて、ずっと苦しい、悔しい、厳しい闘いのなかでいたんですけど、そのなかで得たものというのは必ず自分の無駄にはなってなくて、こうやって初勝利につなげられたのかなと思っています。最後、デビュー戦から使っているチョークスラムで3カウントを狙おうかなと思ったんですけど、一番キャリアの近い、そして他団体からきたばかりの月山さんが相手だったこともあり、スターダム生え抜きの意地として、相手にタップアウトさせたいと思い、きょうは密かに温めていたジャイアント・バックブリーカーで勝利を収めさせていただきました。馬場さんの技は最初、ずっと自分の大きな体を生かすためにどんな闘い方が向いているんだろうとか、どんな技を使っていけばいいのかとか、ずっとずっと10カ月悩んでいて。そのなかで過去の体の大きいレスラーの試合などを勉強していくうちに馬場さんにたどり着きました。馬場さんが日本プロレス界史上最大の巨体というふうに言われているので、現役日本女子プロレス最長身のレディ・Cなら馬場さんの技を使いこなせるなと思って、馬場さんの技を使わせいてただいてます。そして、馬場さんの技を使うことでどんどん反響が大きくなって、こういう馬場さんの技を使う女子プロレスラーがいるんだというふうに興味を持ってもらえることがすごく増えてきたので、そのことで日本の女子プロレスをもっともっと大きく広めていけたらいいなと思ってます」

――これからの野望は?

「とにかくデビューしてからいままで初勝利ということだけを目標にがむしゃらに頑張ってきたので、これからはより自分のことだけでなく、ユニットのことだったり、女子プロレス全体のことだったり、もっと興味をもってもらえるような試合をしていけたらいいなと思っています」

――意中のユニットはある?

「いまは無所属ってことで本当にたくさんのユニットに交ぜていただいて、いろんな方とタッグを組ませてもらってやってるんですけど、ちょっといま言えないんですけど、どうしてもこのユニット気になるというのは、心の中にあります。ただ、いまの気持ちだけで簡単に将来の進路というんですか? 教育でいうと進路なんですけど、進路を簡単に決められるものじゃないので、もう少しだけいろんなユニットに入らさせてもらいながら、確実に自分が一番信頼できるユニットを選びたいと思ってます」

◆桜井まい スターダム・チャレンジ⑨ 15分1本勝負

上谷沙弥

8分25秒
スタークラッシャー→片エビ固め

桜井まい

 桜井まいのチャレンジマッチ第9戦。最終戦が月山のため。スターダムの選手とはこの日の上谷沙弥が最終戦。ここまでは全敗で上谷からの勝利も難しいかもしれないが、何らかの爪痕を残すことは必要。大田区での最終戦に向けて弾みをつけたいが…。

 桜井が手を差し出すが上谷は応じない。ロックアップでの力比べから上谷が押し込む。ストンピング連打から上谷がボディースラム。桜井が返すとエルボーを連打しビッグブーツ。上谷が受けて立ちドロップキックを連発。逆エビ固めを桜井がエスケープ。ラリアットをかいくぐり桜井がビッグブーツ。串刺しで蹴りを入れてフェースクラッシャー、エルボードロップ。上谷がボディースラムでたたきつけ逆エビ狙い。桜井が丸め込みからビッグブーツのお返し。かかと落としも放つが上谷が返す。桜井はフェースロック。上谷がエスケープするとニールキック。スワンダイブでプランチャを決める。返した桜井がビッグブーツ連打。上谷が返すと桜井はカバーの連続から再びビッグブーツ。桜井はコーナーからダイビングエルボーも返される。もう一度上がるが上谷が落としてコーナーからミサイルキック。返した桜井に上谷は逆片エビ固め。桜井がエスケープすると上谷が滞空時間をとってたたきつける。そのまま3カウントが入り上谷が勝利した。

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

フキゲンです★[8点]

3分34秒
エビ固め

コグマ[7点]

 コグマとフキゲンの公式戦。コグマにはまだ優勝の可能性があり、フキゲンから何としてもゲットしたい。丸め込み合戦が勝負のカギを握りそうだ。

 コグマが握手を求めるがフキゲンははっきりと断る。試合が始まるとコグマがジャンプして威嚇。フキゲンが怖がるとコグマが丸め込みの連続へ。ロープワークの攻防からフキゲンが喫煙ポーズ。コグマが突進するとフキゲンがかわす。フキゲンは新聞を持ち出してコグマをたたきまくる。そのままセントーンを投下するがブレーンバスターで反対にたたきつけられる。バックの取り合いからコグマがDDT、ミサイルキック。コグマがジャーマンを狙うと丸め込み合戦。コグマがはねのけるがフキゲンがさらに丸め込む。コグマが丸め込むが、フキゲンが最後に丸め込み合戦を制した。

 

フキゲンのコメント

「(東スポを熟読)でーす、でーす、でーす!(東スポを振り上げながら退席)」

 

コグマのコメント

「やっちゃいました…。そういえば、ここで負けると決勝いけなかった…。いやあ、怪奇派に惑わされちゃいましたね。ちょっと遊び過ぎちゃった気がします。悔しいけど、麻優さんが残っているので、麻優さんにかわりに決勝にいってもらいたいと思います。リタイアです。でも残りまだ試合があるので、ここは楽しんでしっかり勝ちを取りたいと思います」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

AZM[6点]

6分20秒
あずみ寿司

小波[10点]

 52敗の小波と25敗のAZMが激突。リーグ戦の星取状況は対照的だが、AZMは彩羽を破ったばかりの勢いがある。小波もまた彩羽を破っており好調をキープ。先の読めない闘いとなりそうだ。

 AZMが握手を求め小波が拒否してロープワークから場外戦に。小波が優位に進めフェンスに。小波が戻ってきたAZMを踏みつけてカバー、顔面を踏みつける。小波の突進をAZMがキャッチし飛び越えてかわしていくとドロップキック。返した小波の腕をとる。AZMはエルボーの打ち合いを挑んでいく。打ち合いから小波が連打。小波が打撃の連打、AZMがかわして丸め込む。小波がスリーパーもAZMの足がロープへ。小波がスライディングキック。フィッシャーマン狙いをAZMがブレーンバスターに切り返す。ダイビングフットスタンプを決めるが2カウント。AZMがフィニッシュを宣言、小波が捕まえバックの取り合い。小波が腕をとって回転し腕固め。AZMが反転して丸め込む。小波が抑え込むがAZMが返す。小波がスリーパー。AZMが逃れると小波はジャーマン。返した小波が丸め込みの連続。3カウントが入りAZMの勝利に。

 

AZMのコメント

「残りがあと1戦の中で、小波から3カウント取りました。優勝候補はダメだったかもしれない。でも思い返してください。私誰から勝ちましたか? 朱里、彩羽匠、そして小波。しかも小波はね、詩美から勝ってるんですよ。実質ね、4強を倒したのと一緒ではないでしょうか? これから私の逆襲を楽しみにしててください」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

朱里[11点]

6分4秒
バズソーキック→片エビ固め

琉悪夏[0点]

 朱里と琉悪夏の公式戦。朱里は初優勝に向けて着実に星を伸ばしているが、対照的に琉悪夏は全敗。しかしながら大江戸隊だけに反則がらみの闘いを仕掛けてくる可能性もある。朱里には要注意の闘いとなるだろう。

 琉悪夏が握手を求めると朱里が苦笑い。応じようとする朱里に襲い掛かる。朱里が後悔も後の祭り。ならばと琉悪夏の髪をつかんで挑発。朱里はコードブレイカーからサッカーボールキック、腕十字。琉悪夏が逃れると、朱里がストンピング連打。琉悪夏がショルダータックル連打。ビッグブーツの打ち合いから琉悪夏が連打。朱里が腕を固めるが琉悪夏が逃れる。バックの取り合いから琉悪夏が押し倒してセントーン。朱里が返すと、琉悪夏がフィッシャーマン、コーナーに上がるが朱里が落とす。しかし琉悪夏が丸め込み。クロスボディーアタック。朱里がカウンターでハイキック。バズソーキックを決めると3カウントが入った。 

朱里のコメント

「きょう琉悪夏に勝利して、私は最終戦であと1試合になりました。対戦相手はマーベラスの彩羽匠。シングルマッチ自体が初めてなので、楽しみではあるんですけど、楽しみとは言ってられないかなって思います。絶対そこでしっかり勝利して決勝に進んで、このまま勝って5★STAR制して、必ず赤いベルトに挑戦して、今度こそ赤いベルトを私の腰に巻きます」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

スターライト・キッド[11点]

9分24秒
モモ☆ラッチ

渡辺桃[10点]

 リーグ戦で好調をキープする渡辺桃とスターライト・キッドが直接対決。勝ったほうが決勝進出に向けて大きくリードする重要な一番だ。

 桃がコーナーに上がるとキッドが襲い掛かる。リングに戻して再び落とすと場外戦に。フェンスにたたきつけビッグブーツを叩き込む。キッドはプランチャで飛ぶがかわされてしまう。桃がエプロンを走ってミドルキックをぶち込む。桃がリングに戻してサッカーボールキックの連打。PKも決めて引き起こすとさらにサッカーボールキックの連打を浴びせる。ミドルの連打から引き起こすとキャメルクラッチ。キッドがラリアットをかわし低空キック。エルボーを打つと桃もやり返すエルボーの打ち合いからキッドがチョップ。キッドが挑発しもう一発放つ。桃がミドルで打ち倒すとドロップキック。もう一発狙うとドロップキック。キッドがコーナーで飛びつきたたきつける。旋回式ボディープレスからムーンサルト。かわした桃が上から蒼魔刀。後ろからも決めて前からももう一発。桃がスリーパーからテキーラ狙い。キッドが切り返すが桃が丸め込む。キッドが飛びつくが桃がハイキック。Bドライバー。返したキッドが蹴りを交わすとタイガー。桃がピーチドライバーを狙うと大江戸隊が乱入。キッドが丸め込むと3カウントが入った。試合後フキゲンがハイスピード挑戦をアピール。

小波「おいキッド、最近調子がいいようだな。うちのフキゲンはきょうハイスピードジーニアスに勝って、新たな夢ができたそうだ。その夢はハイスピードを巻いて、グラビアで東スポの一面を飾ることだ! おまえら、フキゲンのグラビア見たいよな?OK、満場一致で見たい人(がいる)。キッド、ハイスピード、フキゲンにやらせてやってくれ!」

キッド「フキゲン、大きな夢を持つことはいいことだ。OK、もちろんチャンピオンとして受け入れてやるよ。でも、私は9・25大田区の最終戦で岩谷麻優に勝ち、決勝に進み、優勝するという未来がもう見えてるんだよ。だから、日程はまた後日。よろしく、フキゲン」

キッドの握手はフキゲンが応じずポーズ

小波「ジ・エンド!」

 

キッドのコメント

「ついに渡辺桃から自力スリー。レッドスターズ守ったぞ。このスターライト・キッドがかき回しまくって最高に面白くなってるんじゃないの? お前らもそう思うだろ。なあ。次は最後、岩谷麻優。見てるか、岩谷麻優。9・25大田区、もう岩谷麻優の輝く場所は、ないんじゃないの? ハイスピードはこの5★STARが終わってからだな」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

林下詩美[8点]

20分00秒
時間切れ引き分け

彩羽匠[10点]

 林下詩美とマーベラスの彩羽匠が注目の初シングル。どちらも優勝の可能性があり、勝ったほうが優位となる試合となるだろう。赤いベルトの王者・詩美と団体を代表し乗り込んできた彩羽。果たしてその結末は?

 両者握手を交わして試合開始。ロックアップからバックを取り合いグラウンドへ。探り合いから手四つの構え。ショルダータックルをぶつけ合い、詩美が打ち勝つ。彩羽もぶつけてカバー。彩羽がサッカーボールキックからスリーパー。コーナーにぶつけると顔面を踏みつけていく。彩羽は手をつかんでエルボーを打っていく。彩羽がエルボードロップ、詩美がカウンターでドロップキック。彩羽がスリーパー。胴締めを逃れた詩美がバックフリップ、ミサイルキック。彩羽が返すと、詩美はスリーパーにとらえる。彩羽がエスケープすると、キックのコンビネーション、高速のブレーンバスター。彩羽がコーナーに上がると詩美がデッドリードライブ。彩羽がカウンターのキックも詩美がコウモリ吊り落とし、ラリアット連打。彩羽が返すと、詩美はジャーマン狙い。彩羽がロープに逃れると、詩美はニールキックをかわす。彩羽はラリアットをかわしてみせる。エルボーの打ち合いから、詩美がダッシュも彩羽がバックエルボー。両者ダウン状態から詩美が立ち上がり引き起こすとさらにエルボーの連打を打っていく。彩羽が打ち返し詩美を倒す。振り合いから彩羽がニールキック、キックの連打。ジャーマンでたたきつけられた詩美がやり返す。詩美がもう一発でホールドも2カウント。詩美がコーナーに上がると彩羽が蹴落とす。キックの連打から上がって雪崩式でたたきつけるとネックロック。詩美が逃れると、彩羽はスワントーンボム。詩美がラリアット、彩羽がパワーボム、コーナーに乗せてランニングスリー狙い。詩美が切り返し首をとってたたきつけるとスリーパー。彩羽が逃れて残り1分。詩美がたたきつけるが彩羽が返す。詩美が抱えようとすると彩羽がBドライバー。詩美が抑え込むも決まらず。彩羽がハイキックを打ったところで引き分けとなった。

 

詩美のコメント

「5★STAR GP、一番の注目カード、林下詩美対彩羽匠。スターダム最高峰のベルト、ワールド・オブ・スターダムチャンピオン対マーベラスの深紅の継承者・彩羽匠。たった一つの公式戦ですが、一番楽しみにしてた試合、彩羽匠との試合で私が勝ち点2を取って、公式戦であり、ワールド・オブ・スターダム現チャンピオンとしての意地で勝ちたかったけど、きょうは20分引き分け。20分じゃ彩羽匠と決着なんてつけられない。あまりにも時間が足りなさすぎる。もっともっと試合がしたかった。すげー悔しいから、彩羽匠とはもう一度またリングで出会えたらと思います」

――20分というのは頭に入れて闘っていたと思うが?

「そうですね。いろいろ試合してきて20分という短い時間だとわかっていたので、私も得意のジャーマンも出したし、トーチャーラックボムも決めましたし、自分の出せる技どんどん出せるもの出していって、最後お互いの大一番の技はお互いに出せませんでしたけど、それでもそれ以外の技の得意技は出してきて、耐えられたというのはちょっと…悔しいです」

――あらためてシングルでやって、どんなところが印象に残った?

「体の大きさ、動き、スタミナ、蹴り一発一発の力とか破壊力とかすべてが輝いていて、対戦していて試合中でしたけど、対角に立っていた彼女が輝いて大きく見えました」

 

彩羽のコメント

「5★STARリーグ戦で最終戦を迎える1週間を切ったときに、前回はAZM選手に負けて、今回は詩美選手といえども引き分けというのが自分で残念です。20分じゃ足りないというか、そんなのじゃなくて、プロレスなので。20分なら20分でそこで仕留めるのが強さだと思うし、そこで仕留めきれなかった自分がふがいない。ドローの中でも今回一番、悔しいドローなんじゃないかなと思います。ちょっと…ふがいないですね、本当に、自分に。やっぱり赤いベルトの王者ですから、『ありがとうございました』じゃないです。普通に終わって『どうもありがとうございました』なんて言えないです。自分は今回の試合で勝つべきでした。それが勝てなかったのが自分で反省します」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

鹿島沙希[4点]

7分47秒
起死回生

岩谷麻優[9点]

 岩谷麻優と鹿島沙希の元パートナー対決が公式戦で実現。岩谷にはまだ決勝進出の望みが残されているが、鹿島は1勝5敗ですでに優勝争いからは脱落。しかしながらそれだけに岩谷には要注意の試合だろう。鹿島が足元をすくいに来るのは必至。岩谷がどのようにかわすか?

 一人で手ぶらの入場をする鹿島。あとから大江戸隊がセコンドにつく。岩谷のコール終了で鹿島が襲撃して試合開始。大江戸隊がレフェリーの気を引き付ける。場外で鹿島が岩谷をいたぶる。リングに戻すと、頭を蹴飛ばして挑発。カバーを返した岩谷だが鹿島は髪をつかんで攻撃を続ける。鹿島はストンピング連打から顔面を踏みつける。ふられた岩谷がかわしてエルボー連打。下から小波が足を引っ張る。岩谷はバックキックからダブルリスト。ボディースラムでたたきつけるとダイビングフットスタンプ。かわした鹿島が絶叫しビッグブーツ連打。岩谷が返すと、鹿島はエルボー連打で倒す。さらに張り手の連打からビッグブーツ。顔面蹴りも決めマイエンブレム狙い。岩谷とバックを取り合い、鹿島が投げると岩谷は自分から場外へ。ボックスを投げつけた岩谷が戻してコーナーからミサイルキック、低空ドロップキック。岩谷はフィニッシュを宣言も鹿島が丸め込み、岩谷が反転。岩谷がトラースキック。鹿島が起死回生、もう一度丸めこみに行くと岩谷が返せず鹿島が勝利した。

鹿島「レッドスターズ、まだまだわからなくなったな。面白くしてやったぞ! これは岩谷麻優に対する嫌がらせだ。これで5★STARの決勝はキッド、小波? これに決定じゃないかな。おまえら大田区で決勝のキッドvs小波、絶対に見にこいや。じゃあな、キモオタ!」

鹿島のコメント

「岩谷麻優に対する嫌がらせ。痛かった痛かった。でもこっちのブロックからキッドが決勝に上がることもできる。相手のブロックは小波も上がることができる。大田区の大江戸隊対決見たいよねえ。自分はできることはただただキッドのサポートに回って決勝戦、レッドスターズからキッドを決勝のリングに立たせること。以上」

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