『第11回 ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ戦~』
11月7日(日)ふじさんめっせ(観衆382人=超満員札止め/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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渡辺桃 |
6分0秒 |
琉悪夏 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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○白川未奈 |
8分53秒 |
スターライト・キッド |
中野たむ | 鹿島沙希● |
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 20分1本勝負 |
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○門倉凛 |
10分13秒 |
月山和香● |
岩谷麻優<7点> | レディ・C<0点> |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 20分1本勝負 |
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コグマ |
13分11秒 |
桜井まい● |
○葉月<5点> | ウナギ・サヤカ<4点> |
◆6人タッグマッチ 30分1本勝負 |
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○なつぽい |
13分20秒 |
上谷沙弥● |
ひめか | 林下詩美 | |
朱里 | AZM |
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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渡辺桃 |
6分0秒 |
琉悪夏 |
当初は渡辺桃vsひめかvs琉悪夏の3WAYマッチが予定されていたが、舞華の負傷欠場の影響でカードが変更、桃vs琉悪夏のシングルマッチとなった。桃は前日の鹿島沙希戦につづき、2大会連続でカードが3WAYからシングルに変更、しかも両試合とも大江戸隊との対戦だ。桃はスターライト・キッドから大江戸隊に勧誘されており、この試合でも心理的揺さぶりをかけられることが予想される。
試合前、琉悪夏が桃に声をかける。「今日はオマエにいいものを持ってきたぞ。塩、むすびだ。どうだ?」琉悪夏は手を差し出すが桃は無視して試合開始。開始後も琉悪夏が手を差し出すが桃はやはり無視する。琉悪夏が強引に手を引いて「ハイ、握手(成立)」。琉悪夏はヘアーホイップから顔面ウォッシュへ。桃が返すと琉悪夏は再びヘアーホイップから顔面を踏みつけていく。桃のドロップキックを琉悪夏がかわしてボディープレス。返した桃を琉悪夏がコーナーに叩きつけ突進。かわした桃がミドルキックから串刺しドロップキック連打。琉悪夏が返すと、桃はブレーンバスターの構え。琉悪夏がこらえるが桃はブレーンバスターで投げ切ってみせる。琉悪夏が返すとクロスフェースへ。桃がエスケープしても琉悪夏はギリギリまで締め続ける。ブレイクするとコンプリートショットからフィッシャーマン。琉悪夏はフィニッシュを宣言してコーナーへ。冷凍庫爆弾を投下するが桃がかわして蒼魔刀、コーナーからも蒼魔刀を見舞う。返した琉悪夏に桃はテキーラ狙い。琉悪夏が切り返しラリアット、セントーン。桃が返すと、琉悪夏はフィッシャーマンの構え、かわした桃がハイキック連打。しかし琉悪夏の肩が上がる。ならばと桃はBドライバー。キッチリと3カウントが入り桃の勝利となった。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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○白川未奈 |
8分53秒 |
スターライト・キッド |
中野たむ | 鹿島沙希● |
タッグリーグ戦にエントリーしている中野たむ&白川未奈組が大江戸隊のスターライト・キッド&鹿島沙希とタッグで対戦。前日の大津大会では岩谷麻優&門倉凛組と引き分けるも、いまだリーグ戦では白星がない中野&白川組。両者によるワンダー・オブ・スターダム王座戦が確実なだけに、タッグリーグ未勝利では寂しいばかり。この試合はタッグリーグ公式戦ではないが、キッド&鹿島組から快勝し、最終公式戦の11・14後楽園にコマを進めたい。とはいえ、キッド&鹿島組が簡単に勝ちを譲るわけもなく、試合は混戦が予想される。白いベルトの王者・中野とハイスピード王者・キッドのチャンピオン対決も見どころのひとつだ。
ゴングを待たずして鹿島組が奇襲攻撃、コズエンを分断し白川を孤立させダブルで攻めていく。鹿島が白川の額にクローを仕掛け、ボディースラムから片足カバー。白川が返すと鹿島は腕をロック。エスケープした白川を鹿島がコーナーに叩きつけ、キッドにタッチ。キッドと鹿島が白川の顔面を踏みつける。キッドはボディースラムからキャメルクラッチ。中野が入ろうとすると鹿島が威嚇して阻止。キッドは白川に「こいよ」と挑発。白川がエルボーを打つとより強いエルボーで倒してみせる。しかし白川が「なめんな!」とフライングクロスチョップ。タッチを受けた中野が入るが鹿島が乱入。中野は2人をかいくぐりまとめてドロップキック、キッドに側転ニードロップ。キッドが返すと中野の突進をかわしてコルバタ、619をヒットさせると、その場飛びムーンサルトへ。中野が串刺しで突進するとキッドがかわす。中野はドロップキックをかわすがキッドもミドルをかわしていく。かわしあいから中野がバックドロップを決めるがキッドはタッチを許さずドロップキック。キッドが鹿島に託すと中野も白川にタッチ。鹿島が白川にビッグブーツ、白川がネックブリーカードロップ、吊り天井。しかしキッドがカットに成功。白川は鹿島を持ち上げようとするがこらえられる。鹿島がコーナーに振ってキッドともに串刺し攻撃、キッドのネックブリーカーから鹿島がダイビングダブルニードロップ。鹿島がマイエンブレムを狙うが白川が切り返して突進。キッドがカットするが中野もカット。中野が呼び込み、白川と2方向からダイブの競演。白川が鹿島を後方に投げつけるが2カウントどまり。白川が鹿島を引き起こしインプラントDDT狙い。鹿島が起死回生も中野のカットが間に合う。ダブルの打撃を決めたコズエンは白川が鹿島にインプラントDDT。中野がキッドを押さえつけている間に白川が鹿島をフォールした。
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 20分1本勝負 |
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○門倉凛 |
10分13秒 |
月山和香● |
岩谷麻優<7点> | レディ・C<0点> |
岩谷麻優&門倉凛組とレディ・C&月山和香組のタッグリーグ公式戦。ともに3戦を消化した時点で岩谷組は負けなしの2勝1分けで5点。前日の大津大会では中野たむ&白川未奈組と引き分けたが、決勝進出に向け好調をキープしている。一方のレディ組は3連敗。岩谷組からの勝利は厳しい状況と思われるが、スターダムのアイコンを前になんらかの爪痕を残したいところ。岩谷組は無敗で最終公式戦の渡辺桃&AZM組を迎えるか、それともレディ組が大金星をゲットするか?
両軍クリーンに握手をかわすと、レディ組が襲いかかって試合開始。岩谷を捕まえレディがビッグブーツ、月山がドロップキック。レディが月山をボディースラムで岩谷に叩きつける。月山がボディースラムを狙うと岩谷が切り返しエルボー、サッカーボールキック連発。門倉が自軍コーナーで月山を捕獲して攻撃。中央に持ってくるとサーフボードストレッチ。そこから丸め込みにいくが月山が返す。門倉はボディースラムからカバー。返されると岩谷と合体しダブルのエルボー、門倉の逆エビに岩谷がストンピング。岩谷がボディースラムも月山が返す。岩谷がエルボーで倒すが月山が返す。岩谷が突進すると月山がドロップキック連発。レディが岩谷にショルダータックル、河津落とし。返した岩谷にレディは脳天唐竹割り、マットに叩きつけるとビッグブーツ。かわした岩谷がドロップキック。門倉も続き、キャノンボールへ。返したレディに門倉が丸め込むがレディが体を浴びせてカバー。門倉が返すとレディはコブラツイストで締め上げる。さらにビッグブーツからカバーするが2カウント。月山がチェンジを申し出てリングイン、グラウンドコブラで締め上げる。岩谷がカットするとレディが場外に落とす。レディが月山を肩車し門倉にボディープレス。門倉が返すと月山はコーナーへ。しかし岩谷が足を引き、門倉がデッドリードライブからドロップキック。門倉はダイビングフットスタンプへ。かわした月山がレディのアシストから丸め込む。返した門倉がブレーンバスター。月山が返すと門倉は逆エビ固め。レディがカットし月山をジャイアントスイングで門倉にぶつける。さらに回し続けるが岩谷がカットし門倉がレディにトラースキック。岩谷と門倉が月山にトラースキックの競演、門倉がノーザンライトも月山が返す。門倉はフィニッシュを宣言してフルネルソン。しかし月山が丸め込む。月山の突進に門倉がトラースキック、逆エビ固め。場外では岩谷がレディの額をエプロンに叩きつけていく。そして月山がギブアップ、門倉の勝利となった。
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 20分1本勝負 |
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コグマ |
13分11秒 |
桜井まい● |
○葉月<5点> | ウナギ・サヤカ<4点> |
葉月&コグマ組とウナギ・サヤカ&桜井まい組による公式リーグ戦。葉月組はここまで1勝1敗1分けでまったくの五分。ウナギ組は2勝1敗で勝ち越しており、初タッグとしては十分健闘と言っていいだろう。どちらもいい形で最終公式戦を迎えたいだけに落とせない闘い。また、新メンバーを加えたSTARSvsCOSMIC ANGELSのユニット闘争としても注目の一番だ。
桜井が先発に立候補し、両チームが握手。葉月組はコグマが名乗りを挙げる。試合はコグマと桜井でスタート。コグマがウナギのグッズを掲げると、ウナギは「返せよ!」と追いかける。ウナギと桜井が奪い返して場内に誇示すると背後から葉月が攻撃。コグマがカムバックし、葉月と合体攻撃を桜井に見舞っていく。コグマが桜井にボディースラムからその場ボディープレス。コグマは桜井の背中を踏みつけフットスタンプも投下する。葉月が桜井にボディースラム連発。桜井が返すと葉月はロープ際に追い込んで顔面ウォッシュ。もう一発狙うとウナギが乱入、しかし葉月とコグマが阻止して葉月組が顔面ウォッシュの競演を披露。コグマが桜井にボディースラム、その場ボディープレス。桜井が返すと、コグマが突進。桜井がビッグブーツを打ち込みウナギに託す。ウナギがコグマにビッグブーツ、フェースバスター。コグマが返すと、ウナギは大ふへん固めを狙う。葉月がカットしコグマと合体。しかしウナギがまとめてギロチンドロップ。ウナギがコグマにエルボー連打、コグマがカウンターでドロップキック。葉月がスワンダイブ式ミサイルキック、串刺しエルボー、コードブレイカー。ウナギが返すと葉月はクロスフェース。ウナギがエスケープするとエルボーの打ち合いに。葉月が「こい、こい」と挑発。ウナギがエルボー連打から突進すると葉月がコードブレイカー。返したウナギがギロチン投下。桜井が葉月にビッグブーツ、串刺しでもビッグブーツを決めブルドッキングヘッドロック、STF。葉月がなんとかロープに逃れると桜井が突進。葉月がビッグブーツをかわして二段蹴り。葉月が桜井を持ち上げるとコグマが突進、しかしウナギがカットし桜井が振るとウナギが前方に叩きつける。桜井がカバーするがコグマがカットに成功。桜井は葉月を起こすがDDTを食らう。桜井が返すと、葉月はボディースラムからダイビングセントーン狙いでコーナーへ、ウナギがカットし桜井がスタナー、ダイビングエルボードロップ。しかしコグマのカットが間に合う。桜井は葉月にブレーンバスターの構え、葉月が切り返しコードブレイカー、二段蹴り、みちのくドライバー。しかし桜井が反転してカバー。葉月が返すとカウンターの二段蹴りから桜井を持ち上げてコグマと合体。葉月がみちドラで叩きつけるがウナギがカットする。葉月はボディースラムからフィニッシュを宣言してダイビングセントーン。桜井が返せず葉月の勝利となった。
◆6人タッグマッチ 30分1本勝負 |
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○なつぽい |
13分20秒 |
上谷沙弥● |
ひめか | 林下詩美 | |
朱里 | AZM |
舞華が前日の大津大会から負傷欠場。林下詩美&AZM&上谷沙弥組vs朱里&舞華&なつぽい組の6人タッグマッチが発表されていたが、舞華の代わりにひめかが入り、林下詩美&AZM&上谷沙弥組vs朱里&ひめか&なつぽい組に変更された。とはいえ、クイーンズクエストとドンナ・デル・モンドの全面対決に変わりはなく、詩美と朱里の12・29両国をにらんだ“前哨戦”もおこなわれる。詩美が赤いベルトの王者で、朱里が挑戦権利証保持者。両者とも両国までにお互いの冠をかけた闘いが控えているだけに、両者の駆け引きとともに、ベルト、権利証の行方も見逃せない。また、詩美&上谷とひめか&なつぽいには11・14後楽園でのタッグリーグ公式戦の前哨戦。どちらも4戦して詩美組は2勝1敗1分けの5点で、ひめか組は3勝1敗の6点。決勝進出をかけた大一番を前に、両軍が手の内を探り合う?
詩美と朱里が歩を進め、先発に名乗りを挙げる。朱里がテイクダウンを取りグラウンドに誘う。バックの取り合いから朱里がネックロック。朱里が立ち上がると詩美が切り返して腕の取り合いに。朱里がヘッドロックから再度グラウンドへ。詩美がヘッドシザーズもすぐに立ち上がって睨み合い。AZMとなつぽいがハイスピードの攻防を展開。アームホイップの応酬からAZMがドロップキック、コーナーに振られたなつぽいがかわすがAZMが切り返すとQQが一気に串刺しドロップキックを決める。上谷がなつぽいにストンピング連打で自軍コーナーに捕獲。中央にもっていくと滞空時間を取ってボディースラム。カバーの連続をなつぽいが返していく。詩美がなつぽいをコーナーに振ると串刺しエルボーからドロップキック。返したなつぽいに詩美はフロントネックロック。AZMがなつぽいにボディースラム。なつぽいが返すとAZMがワキ固め。なつぽいがエスケープし、AZMとエルボーの打ち合いに。なつぽいがアームホイップからドロップキック。ひめかがAZMにショルダータックル連打。アルゼンチンで担ぎ上げると上谷がカット。しかしひめかはAZM、上谷に次々とショルダータックル、AZMに逆エビ固め。AZMがエスケープすると、ひめかがアルゼンチン狙い。AZMが切り返して三角飛びボディーアタック。詩美がひめかにドロップキック、ミサイルキック。両者ショルダータックルをぶつけ合い、ひめかが打ち勝つ。朱里が詩美にドロップキック。ラリアットを詩美がかわすが朱里がコルバタ、ネックブリーカー。詩美と朱里がエルボーの打ち合い。朱里がミドルキック連打。詩美がキャッチするが朱里がニーアタック。詩美がエルボーから突進も朱里がジャーマン。詩美もジャーマンをやり返す。上谷が朱里にドロップキック、朱里がコンプリートショット。なつぽいが上谷にダイビングボディーアタック。上谷が返すとなつぽいがドロップキックの連打。3発目をかわして上谷がドロップキック。なつぽいの突進に上谷が側転で翻弄しドロップキック。ひめかが乱入しラリアット、なつぽいがネックブリーカー。上谷が返すと朱里となつぽいが合体し上谷を攻める。なつぽいが上谷に低空ドロップキック。上谷が返すと、なつぽいがバックを取る。上谷が切り返すと二段蹴りを連打。10分経過。上谷が場外へスワンダイブ式プランチャ。なつぽいをリングに戻すとQQが3方向でミサイルキック。なつぽいが返すと、上谷はスタークラッシャー狙い。ひめかが乱入しラリアット、朱里と合体し、なつぽいがフェアリアルギフト投下。しかしQQがカット成功。なつぽいの突進を詩美がバックフリップ、AZMのフットスタンプから上谷がノーザン。なつぽいが返すと上谷はフィニッシュを宣言しスタークラッシャー狙い。切り返したなつぽいがフェアリーブリンクで飛びつき丸め込むと、3カウントが入った。
なつぽい「DDM、QQに勝ちました! きれいな富士山の前で華麗に勝利することができました、ありがとうございます。次はDDM5人揃ってまたふじさんめっせに帰ってきたいと思います。それでは、ジュリア、舞華、ひめか、朱里姉ちゃん、なつぽい、世界にはじける女たちドンナ・デル・モンド、バイぽーい」
DDM試合後コメント
なつぽい「フェアリーブリンクで2度目、勝ちました」
朱里「あれが出たらもう絶対勝つね」
なつぽい「うれしい。いまタッグリーグ続いてるんですけど、朱里姉ちゃんと舞華ちん、ポニ士とは決勝で絶対に会おうって決めてるので、絶対に決勝に来てください。自分たちも絶対に決勝にいきます」
朱里「いま舞華がちょっと負傷のため欠場してるんですが、舞華の治癒力はすごいので14日必ずタッグリーグ勝利して、決勝はDDM対決で勝負して、どっちが優勝するか決めましょう」
なつぽい「バイぽい!」