2021/12/19 試合結果

2021年12月18日 『OSAKA SUPER WARS〜大阪超女大戦〜』

『OSAKA SUPER WARS〜大阪超女大戦〜』
12月18日(土)エディオンアリーナ大阪 第一競技場(観衆1222人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆赤いベルト挑戦権スペシャルマッチ~三人掛け~ 15分1本勝負
朱里

2分18秒
ハイキック→片エビ固め

月山和香

◆赤いベルト挑戦権スペシャルマッチ~三人掛け~ 15分1本勝負
朱里

2分0秒
スリーパーホールド

桜井まい

◆赤いベルト挑戦権スペシャルマッチ~三人掛け~ 15分1本勝負
朱里

2分57秒
足四の字固め

レディ・C

◆1,000万円賞金争奪ユニット・トーナメント1回戦 アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

15分25秒
パワーボム→エビ固め

<挑戦者組>
なつぽい Maria●
○ひめか 門倉凛
舞華 彩羽匠

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが2度目の防衛に成功

◆1,000万円賞金争奪ユニット・トーナメント1回戦 30分1本勝負
○葉月

13分49秒
葉・月ストラル

ウナギ・サヤカ
コグマ 白川未奈●
岩谷麻優 中野たむ

◆敗者ユニット強制脱退 キャプテン・フォール イリミネーションマッチ 30分
琉悪夏

19分6秒
反則勝ち

上谷沙弥
小波 林下詩美
鹿島沙希 AZM
(C)○スターライト・キッド (C)渡辺桃●

①小波(5分12秒、ダブルOTR)林下詩美

②鹿島沙希(9分37秒、起死回生)上谷沙弥

③AZM(12分1秒、ヌメロ・ウノ)琉悪夏

④AZM(12分24秒、あずみ寿司)鹿島沙希

◆1,000万円賞金争奪ユニット・トーナメント決勝戦 イリミネーション・ラダーマッチ アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 時間無制限
<王者組>

18分42秒
賞金奪取

<挑戦者組>
○なつぽい 葉月
ひめか コグマ●
舞華 岩谷麻優

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが3度目の防衛に成功

①岩谷麻優(10分19秒、ムーンサルト・プレス→片エビ固め)舞華

②ひめか(15分20秒、ラリアット→エビ固め)コグマ

試合詳細レポート

◆赤いベルト挑戦権スペシャルマッチ~三人掛け~ 15分1本勝負
朱里

2分18秒
ハイキック→片エビ固め

月山和香

 1229両国国技館で林下詩美の赤いベルトに挑戦、自らも保持するSWA世界王座とのダブルタイトルマッチ、時間無制限1本勝負に臨む朱里が、大阪でのビッグマッチで3人掛けを敢行する。相手は桜井まい、月山和香、レディ・C。順当にいけば朱里の3連勝はかたいと考えられるが、珍しい試合形式だけに必ずしも順当にいくとは限らない。朱里がもしここでつまずけば、両国に向けて暗雲が垂れ込めるかもしれない。朱里にはある意味、両国を控えての試練となる。また、対戦する3人のなかで誰が爪痕を残すことができるのか。番狂わせにも期待したい。なお、この試合のサブタイトルには「赤いベルト挑戦権」と記されているが、朱里が敗れても挑戦権が移動することはない。

 月山、桜井、レディの順に入場。朱里のリングインを待つ。全員がリング中央で順々に握手をかわす。月山が先発を買って出て、まずは朱里vs月山。朱里が大きく手を広げて月山を迎え入れるように試合開始。グラウンドから朱里が月山を持ち上げるが月山が丸め込みの連続に。月山が飛び乗りパロスペシャルの体勢。朱里が前方に投げてサッカーボールキックを連打。月山が両腕をクロスし後方からシットダウンで叩きつけるとミサイルキックへ。月山はエルボー連打から突進もハイキックを浴びる。3カウントが入り月山が敗退。

◆赤いベルト挑戦権スペシャルマッチ~三人掛け~ 15分1本勝負
朱里

2分0秒
スリーパーホールド

桜井まい

 2人目は桜井。ロープへの振り合いから桜井がグラウンドにもっていく。朱里がエスケープするとコーナーに上がる。桜井が下からエルボーを連打しマットに叩きつける。コーナーに上がるとダイビングエルボードロップ。返した朱里に桜井はブレーンバスターの体勢。朱里が切り返して前方に叩きつける。スリーパーを決めると桜井がギブアップ。

◆赤いベルト挑戦権スペシャルマッチ~三人掛け~ 15分1本勝負
朱里

2分57秒
足四の字固め

レディ・C

3人目のレディが突進。レディがエルボー連打からビッグブーツを顔面に連打。朱里が突進するとレディがネックブリーカードロップ。朱里が返すと、レディがチョークスラムを狙う。朱里がこらえてDDTからアキレス腱固め。レディがエスケープすると、朱里がストンピング連打からミドルキック。かわしたレディが脳天唐竹割り、チョークスラム。しかし朱里が返してみせる。レディはジャイアントバックブリーカーの構え。朱里がかわしてローキック連打、ニーアタック。返したレディに朱里は足4の字固め。レディがタップし朱里が3戦全勝した。試合後、謎の怪覆面が2人登場。レディを襲撃した。

 

朱里のコメント

1229日、赤いベルトへの試合の前、1対3。この試合を組んでもらえて私はすごく嬉しかったです。自分の強さがどのぐらいか。3人相手に自分がどれぐらいできるのか。今日しっかり勝って、この勢いのまま1229日、赤いベルトを絶対に私の腰に巻きます。見ててください」

◆1,000万円賞金争奪ユニット・トーナメント1回戦 アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

15分25秒
パワーボム→エビ固め

<挑戦者組>
なつぽい Maria●
○ひめか 門倉凛
舞華 彩羽匠

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが2度目の防衛に成功

 賞金1000万円をかけたユニット対抗6人タッグトーナメントにエントリーしたドンナ・デル・モンドのひめかがこの試合にアーティスト・オブ・スターダム王座を懸けることを提案。これが通り、トーナメントには6人タッグのベルトも懸けられることとなった。まずはDDMの王者組(舞ひめぽい)がMarvelous勢を迎え撃つ展開となる。マーベラスからは10・9大阪城ホールで林下詩美の赤いベルトに挑戦した彩羽匠が、同大会にも参戦した門倉凛&Mariaを従えて登場。1000万円とベルトを持ち変えるつもりだ。一方の王者組にはひめかとなつぽいに生じた亀裂が不安材料か。この試合を迎えるまでに修復されていればいいのだが…。

 舞華が彩羽を指名するが、門倉が制して先発に。ロックアップでの力比べからブレイク。バックの取り合いからグラウンドに移行し、舞華が腕をひねり上げる。門倉がやり返しヘッドロック。舞華がヘッドシザーズもブレイクして睨み合い。ひめかと彩羽が対峙。彩羽がロープに振りショルダータックルをぶつけ合うと、ひめかが打ち勝つ。すぐに彩羽がエルボースマッシュ。Mariaがネックブリーカー。ひめかがボディースラムで叩きつけ、なつぽいに託す。なつぽいがMariaにドロップキック。なつぽいが突進するとMariaがドロップキックから顔面を蹴っていく。Mariaはビッグブーツからロープ越しにダイブ。彩羽がなつぽいにミドルキック。ボディースラム。なつぽいが返すと、彩羽はコーナーに額を叩きつけてエルボー。なつぽいが向かっていくが彩羽が受けて立つ。門倉がなつぽいにドロップキック。ネックブリーカー。なつぽいがかいくぐりドロップキック、2発目は門倉がかわして低空ドロップキック。門倉がブレーンバスターを狙うがなつぽいが切り返しエルボーの打ち合いに。門倉の突進になつぽいはネックブリーカー。舞華が門倉にショルダータックル、串刺しラリアット。ショルダータックル。門倉がトラースキックから舞華にブレーンバスターを決める。舞華が返すと、門倉が舞華をかいくぐりタッチしていた彩羽がニールキックを打ち込む。彩羽の蹴り足を舞華がキャッチしエルボー合戦に。彩羽が後方からトラースキック。舞華がコーナーに振ってラリアットもかわされMarvelous勢が串刺し攻撃から分断。しかし舞華が彩羽にショルダータックル。彩羽がキックのコンビネーションで舞華を攻撃。彩羽は高速ブレーンバスターも2カウント。10分経過。彩羽が突進するが舞華がパワースラム。DDMが彩羽に次々と串刺し攻撃。ひめかのニーがヒットするが彩羽が返す。彩羽がミドルキック、門倉がミサイルキック。門倉が彩羽を飛び越えてダイブもカットされる。彩羽はコーナーに上がるが舞華がカットに入り雪崩式ブレーンバスターを敢行。ひめかがスライディングラリアット。しかし彩羽が返してみせる。ひめかは彩羽にラリアットもキャッチされワキ固めを決められる。彩羽が腕を蹴り上げるとキックの連打。Mariaがひめかにサブミッションもなつぽいがカット。Mariaがひめかに飛びつき卍固めの体勢。舞華のカットを彩羽が阻止。しかしひめかがロープに到達。エビ固めの応酬を彩羽がカット、なつぽいもカットに入る。Mariaが突進も舞華がラリアットでカット、なつぽいがドロップキック。舞華とひめかが合体しなつぽいがダイビングボディーアタック。しかし彩羽のカットが間に合う。ひめかがMariaにスライディングラリアット。ひめかはショルダータックルからラリアット、パワーボム。Mariaが返せずひめかが3カウントを奪った。DDMがアーティスト王座防衛とともに、決勝戦にコマを進めた。

◆1,000万円賞金争奪ユニット・トーナメント1回戦 30分1本勝負
○葉月

13分49秒
葉・月ストラル

ウナギ・サヤカ
コグマ 白川未奈●
岩谷麻優 中野たむ

 トーナメント1回戦の岩谷麻優&葉月&コグマ組vs中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ組はSTARSvsCOSMIC ANGELSの図式。優勝賞金1000万円をかけるユニット対抗のトーナメントは岩谷の発案により実現。岩谷はタッグリーグ戦を制した葉月&コグマとともにエントリー。このチームでは絶好調をキープしているだけに、言い出しっぺとしてもなんとしても賞金をユニットにもたらせたいところだろう。対するコズエンは前アーティスト・オブ・スターダム王者チームで、10・3名古屋でのタイトルマッチでDDMの舞ひめぽいにベルトを奪われてしまった。現王者組はトーナメントにベルトも懸けると宣言。コズエンとしてはまずはSTARSを倒したうえで決勝戦でDDMを破り、ベルト奪回と優勝賞金をかっさらいたいところである。発案者組か、それとも前王者組か?

 白川が先発を買って出ると、STARSからはコグマが出てくる。ロックアップと思わせ白川がかいくぐるとコグマが丸め込む。白川はコグマをかわして捕獲するとコズエンで連係攻撃。白川がコグマに吊り天井からドラゴンスリーパー。中野がコグマに串刺しエルボーアタック、前後のキックからカカト落とし。ウナギがコグマにキャメルクラッチ、顔面へビッグブーツ、フェースクラッシャー。コグマが返すと、ウナギの突進を止めてドロップキック。岩谷がウナギにバックキック、ノーザンライト。ウナギがコードブレイカーからギロチンドロップ、大ふへん固め。ウナギが2人まとめてカカト落としとギロチンドロップ。中野が岩谷にダイビングボディーアタック。岩谷が中野に丸め込みからドロップキック。ハイキックのかわし合いから岩谷がトラースキックを決める。ウナギがスタナーで援護し中野が岩谷にジャーマン。中野がタイガーを狙うが岩谷が切り返しスリングブレイド。葉月がスワンダイブでミサイルキックからフェースロック。中野がドロップキックをかわすも葉月がコグマと連係攻撃。葉月がセントーンを放つが2カウント。葉月は中野を挑発。中野がエルボーをぶち込むと葉月もやり返す。エルボーの打ち合いから葉月が連打。中野が丸め込むが葉月が返す。中野はバックドロップを決めて白川に託す。白川が葉月に串刺しエルボーアタック。10分経過。白川が葉月を持ち上げようとするがこらえられる。岩谷、コグマが乱入し葉月がビッグブーツ、ボディースラム。葉月のブレーンバスターを白川がかわしウナギがギロチン、大ふへん固め、白川がネックブリーカー。中野とウナギがトラースキックの競演。コズエンが合体し中野が場外ダイブ。白川が葉月にダイビングエルボーアタック。葉月が返すと、白川がDDTを狙う。葉月がこらえると二段蹴り。白川がかわしてバックブロー、フィニッシュを宣言しインプラントDDT。しかしSTARSのカットが間に合う。コズエンが合体しトリオでカカト落とし。白川は葉月にグラマラスドライバーMINAを狙う。しかし葉月が丸め込んで3カウント。白川がレフェリーに食い下がるも判定は覆らず、STARSの決勝進出が決まった。

 

中野組のコメント

中野「チャンミナ! 復帰おめでとう!」

ウナギ「おかえり」

白川「でも怒ってますよね、最後」

中野「怒ってないよ。勝ったと思った」

ウナギ「勝ってましたよね?」

中野「勝ってた、最後まで」

白川「いやあ、もう、あれですね。ダメだなあ…」

中野「すごいよかった」

ウナギ「やっぱこの3人楽しいなって思った」

白川「楽しいし、でも1000万でマジで掃除機、買いたかった」

中野「新しい美顔器も買いたかった」

白川「イベントやってもたぶん余る。葉月のあれ(フィニッシュ)、何?」

中野「でもこの3人で最高でした」

白川「気持ちいい、最高。気持ちいい!」

中野「まだまだコズエン上行けると思ったんで」

ウナギ「行けますよ、まだ」

3人「私たちも、アナタたちも、デリシャース、ウ~~ンマ!」

◆敗者ユニット強制脱退 キャプテン・フォール イリミネーションマッチ 30分
琉悪夏

19分6秒
反則勝ち

上谷沙弥
小波 林下詩美
鹿島沙希 AZM
(C)○スターライト・キッド (C)渡辺桃●

①小波(5分12秒、ダブル・オーバーザ・トップロープ)林下詩美

②鹿島沙希(9分37秒、起死回生)上谷沙弥

③AZM(12分1秒、ヌメロ・ウノ)琉悪夏

④AZM(12分24秒、あずみ寿司)鹿島沙希

 STARSとの全面戦争でスターライト・キッド、フキゲンです★を獲得した大江戸隊の次なるターゲットはクイーンズクエストだった。標的にされたのは渡辺桃。身も心も闇落ちしたキッドが桃とのシングルマッチをハイスピード王座戦とし、このベルトには興味のない桃の怒りを増幅させた。が、これはキッドの狙い通り。桃を大江戸隊に勧誘し、今回のキャプテンフォール・イリミネーション戦に持ち込んだのである。QQからはキャプテンの桃、林下詩美、AZM、上谷沙弥。大江戸隊からはキャプテンのキッド、小波、鹿島沙希、琉悪夏がキャプテンの移籍をかけて全面対決をおこなう。試合はどちらかのキャプテンが負けた時点で終了。それまでは負けた選手が順に退場し、試合の権利を失う。よって、どちらかの移籍は必至。大江戸隊の桃が誕生するのか、それともキッドがマスクを脱ぎ、クイーンズクエストに加わるのか。

 両軍がほぼ同時に突進し試合がスタート。QQがキッドを捕まえ連係で攻め込む。詩美がアルゼンチンから場外に落とそうとするが丸め込まれる。AZMがキッドに串刺しドロップキック。小波が妨害しキッドのクロスボディーを引き出す。小波がAZMにサッカーボールキック、サーフボードストレッチ、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。琉悪夏がAZMを蹴飛ばしロープに振ると、AZMがかわしてコルバタからドロップキック。詩美が琉悪夏にドロップキック。琉悪夏と鹿島のクローズラインをかわして琉悪夏にドロップキック。琉悪夏と詩美がショルダーをぶつけ合う。琉悪夏が打ち勝つと、小波にタッチ。小波が詩美にスライディングキック。ジャーマンを狙うと詩美がこらえて持ち上げるが、小波がこらえてグラウンドへ。小波が突進すると詩美がキャッチしバックフリップ、QQが小波に4人でドロップキック。詩美が小波にカナディアンの体勢からロープへ持っていく。小波がぶら下がり十字にいくが場外に落とされて両者失格に。キッドが突進すると桃にコルバタ。キッドは旋回式ダイビングボディープレスもカットされる。桃がキッドに蒼魔刀、チキンウイングフェースロック、Bドライバー。上谷がキッドにニーアタック。ドロップキック。タッチして権利を得ていた鹿島がコルバタ、ビッグブーツ。上谷の突進をエプロンに送り出す。スワンダイブ狙いを鹿島がカット。上谷がスワンダイブ式ボディーアタック。上谷と桃がダブルのニーアタック。上谷がスタークラッシャーを狙うが鹿島が丸め込む。鹿島は上谷に突進もニールキックを食らう。上谷は鹿島にスタークラッシャーの体勢。琉悪夏が背後からラリアット、鹿島が丸め込んで上谷が失格。AZMがダイビングフットスタンプ。琉悪夏がショルダータックルからフィッシャーマンを狙うが切り返される。AZMが桃と合体するが琉悪夏がAZMのダイブをキャッチ。琉悪夏は冷凍庫爆弾投下もAZMがかわしてドロップキック。AZMはダイビングフットスタンプも琉悪夏が返す。桃とAZMがハイキックで競演しAZMがミスティカ式腕固めからのヌメロ・ウノ。琉悪夏がギブアップし失格。丸め込み合戦で鹿島が失格。桃とAZMがキックの競演、キッドを起こしてAZMがコーナーに上がると小波が妨害。キッドがAZMに雪崩式アームホイップ。AZMがミスティカ式で飛びつき丸め込みの応酬。キッドがギリギリ返すとAZMの突進をかわす。桃がキッドをカットしミドルキック連打。キッドがドラゴンスクリュー。AZMが妨害し桃がチキンウイングフェースロック。AZMが後方からダイブし前方からハイキック。桃がテキーラサンライズもキッドがクリアー。15分経過。桃がテキーラを狙うがキッドがこらえる。桃が蹴り上げテキーラを決める。しかしセコンドがレフェリーの足を引いて妨害。桃とAZMがハイキックの挟み撃ち。キッドがこらえるとAZMのハイが桃に誤爆。キッドが丸め込むが2カウント。キッドがスイングネックブリーカー、ムーンサルトプレス。黒虎天罰。しかしAZMのカットが間に合う。琉悪夏がボックスを渡す。レフェリーが奪い取るが琉悪夏がクレームをつける。そのすきにキッドがイスを取る。AZMがカットするがキッドがあらためてイスを取り、桃に投げてドロップキック。桃がイスを振りかざしなんとAZMとレフェリーを殴打。ここでゴングとなり、桃の反則負け、キッドの反則勝ちとなった。詩美が詰め寄る。

キッド「ハハハハハ! フッハハハハ! 渡辺桃、ようこそ大江戸隊へ! ハハハハ」

桃「あー楽しいな。おい、こうなるのは、必然の当然なんだよ。いままで、オマエらバカみたいなヤツらを引っ張って来たけどよ、クイーンズ・クエストのリーダー、渡辺桃はここにはいないんだよ。(詩美の顔を覗き込んで)その顔見たかった。楽しいね。AZM、上谷(2人の顔を蹴る)。これからは、大江戸隊のブラックピーチとして生まれ変わるんで、クイーンズクエストのオマエら、破壊してやるから楽しみに待っとけよ」

キッド「(曲を止めさせて)待て待て待て。まだしゃべることあんだよ。ふざけんな。大江戸隊はもっともっとメンバーを増やして、スターダムの中心に立ってやるよ! なんか言いたいことあんの?」

詩美「桃さん、ホントにそれでいいんですか?」

AZM「桃ちゃん、なんで? なんで?(涙)」

キッド「桃ちゃんじゃねえんだよ。オメエもだよ(AZMと詩美を蹴る)。もうQQの渡辺桃はいねえんだよ! 現実を知れ! 小波、哀れなQQに言ってやれよ」

小波「クイーンズクエスト、ジ・エンド!」

大江戸隊のコメント

キッド「大江戸隊の新メンバー、渡辺桃! ブラックピーチ! ド派手にかましてくれたね、見たオマエら? あの無残な姿のクイーンズクエストの顔。もうたまらなくて仕方なかったよ。マスクも剝げなくて、なんと渡辺桃に裏切られるんて、かわいそすぎるだろ! アハハッ!」

桃「なんかクイーンズクエストがよく言ってるよね。誰を信じるかは自分で決めろって。私は私のことを信じた結果だよ、これが。見てるオマエらも誰を信じるかは自分で決めろよ。アイツらの言葉を借りるようだけどさ」

キッド「イキイキしてて最高だよ。これからはブラックピーチの渡辺桃、もっともっとド派手にかましてくれるんじゃないかな。オマエらこれからの大江戸隊からさらに目を離すなよ」

小波「クイーンズクエスト、ジ・エンド!」

QQのコメント

コメントスペースに現れるも、3人とも放心状態。なにも話さずにその場を立ち去った。

◆1,000万円賞金争奪ユニット・トーナメント決勝戦 イリミネーション・ラダーマッチ アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 時間無制限
<王者組>

18分42秒
賞金奪取

<挑戦者組>
○なつぽい 葉月
ひめか コグマ●
舞華 岩谷麻優

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが3度目の防衛に成功

①岩谷麻優(10分19秒、ムーンサルト・プレス→片エビ固め)舞華

②ひめか(15分20秒、ラリアット→エビ固め)コグマ

 決勝戦は舞華&ひめか&なつぽい組vs岩谷麻優&葉月&コグマ組で、イリミネーション形式のラダーマッチとなる。

 賞金の入ったアタッシェケースが天井から吊り下げられる。タイトルマッチセレモニー、コールが終了するとリング中央にラダーが設置される。また、この試合にはオーバー・ザ・トップロープは認められず、ラダーは公認凶器として使用することができるとアナウンスされた。ゴングが鳴るとコグマとなつぽいがラダーを上がるが阻止される。コグマとなつぽいがラダーの周りを走り、コグマが上がるとなつぽいが追いかける。なつぽいがてっぺんに上がるがコグマが足を引いて阻止。ロープワークからSTARSが入り、なつぽいをトリオで攻撃、3人でドロップキックを打ち込む。コグマがなつぽいの背中を踏みつけフットスタンプ。岩谷がサッカーボールキックからなつぽいにキャメルクラッチ、串刺しドロップキック。葉月がなつぽいにボディースラム、顔面ウォッシュ。なつぽいが返すと、葉月がカバーの連続で追い込む。なつぽいがボディーアタックを放つと、ひめかに託す。ひめかのバックブリーカーをコグマがカットし葉月を救出、しかしひめかが2人にショルダータックル。岩谷がひめかに串刺しボディーアタック、ドロップキック。舞華となつぽいが合体も岩谷がまとめてアームホイップ、ドロップキック。ひめかがラダーに上がると岩谷も追う。ラダー上でエルボーの打ち合い。ひめかがケースに手をかけると岩谷が張り手。岩谷はひめかを押さえながらラダーに手を伸ばす。しかしひめかが岩谷を担いでバックフリップ。舞華が岩谷に串刺しラリアット、バックフリップ。岩谷がブレーンバスター狙いを切り返しバックキック。岩谷がラダーを立てて上るが舞華も追いかけラダー上での雪崩式ブレーンバスターを放つ。舞華は山茶華も2カウント。STARSがロケット発射。岩谷がコーナーに立てかけたラダーを上がりムーンサルトプレス。これで3カウントが入り舞華が失格に。10分経過。コグマがラダーのなつぽいにボディーアタック。なつぽいが返すと、コグマはラダーに上り始める。ひめかが追いかけるが葉月がカット、なつぽいも上がるが葉月はひめかを超えて上がるとコグマと葉月をラダーから落とす。なつぽいが場外にプランチャもかわされてしまう。コグマがラダーに上がりケースではなく場外へプランチャ。岩谷と葉月がトペで続く。戻ったコグマはなつぽいにミサイルキック。コグマはなつぽいのバックを取る。なつぽいが切り返し投げっぱなしジャーマン。託されたひめかが入るもコグマが丸め込む。ひめかがコグマにラリアット、アルゼンチンからJPコースター。しかし葉月がラダーでカットする。コグマがコーナーに上がるとひめかが下からエルボー連打。担ぎ上げてパワーボム狙い。コグマがこらえてボディースラム狙い。ひめかがこらえて突進しラリアット。15分経過。コグマがフォールされて失格。なつぽいが葉月にラリアット、葉月がカウンターのビッグブーツ、岩谷を呼び込み串刺し攻撃、ブレーンバスター、トラースキックで競演し葉月がみちドラ。返された葉月はラダーを中央に設置し上がっていく。なつぽいが背後からジャーマンで投げて上がっていくと岩谷が追いかける。ひめかが岩谷を捕まえるとなつぽいのボディーアタックと合体。なつぽいはラダーに上がるが葉月がスワンダイブ式ミサイルキックでカット。葉月がラダーを上がりケースに手をかける。下からひめかが捕まえて雪崩式バックドロップ。ひめかは岩谷にラリアット、なつぽいを肩車し上がらせる。ひめかはなつぽいとともにラダー上へ。なつぽいがケースに手をかけケースを奪う。これで試合が終了。DDMがベルト防衛とともに賞金もゲットした。ラダー上でなつぽいとひめかがハグ。

なつぽい「ひめか、ごめんね。ありがとう!」

ひめかから手を差し出す。2人がハグをかわす。

なつぽい「舞華ちん、ありがとう。防衛したね! 1000万も取ったね! 重いね。こっから、舞ひめぽい、最多防衛記録目指して、前に前に進んでいきます! これから…」

ひめか「最多防衛記録作っていくんだったら、いいチャンスが転がってんじゃん。1229日、両国国技館、COSMIC ANGELS、まあ正直ね、相手にならないけど(苦笑)。まあ…」

ウナギが登場。

ひめか「なんかいつもタイミング悪りいんだよ、コイツ。まあでも、自分的にもおいしんじゃないの? このベルト、奪い返したいんじゃないの?」

ウナギ「はっはーん。まあ望むところだよ。こっちは桜井にベルト巻かしたいんで、今年最後の、大大大どんでん返し、やってやろうじゃん」

ウナギ、白川、桜井がリングに入って王者組を睨みつける。

ひめか「わかった、わかった、わかった。もうやるって言ったから、帰って、帰って。しつこいの。COSMIC ANGELSはしつこいの。しつこいから。もういい、いい。のらない、のらない。帰れ、帰れ。グダグダになるから。帰って。ということで、1229日、両国国技館、アーティストの防衛戦が決まりました! ぜひ、舞ひめぽいが防衛する姿、見に来てください」

舞華「ひめぽいね、やっと、やっと、仲直りしたし、1000万円も手に入れたし、DDMで、旅行に行くぞー!」

なつぽい「はい、これからもDDMは最強なんで、みなさん、ついてきてくれたらうれしいです。それでは、ジュリアちゃん、朱里ねえちゃん、舞華ちん、ひめか、なつぽい、世界に弾ける女たち、ドンナ・デル・モンド、バイポーイ!」

舞華組のコメント

ひめか「今日2試合して、仲間っていいなってすごく思ったし、ひめぽいのときもそうだったけど、お互いを素直に尊重してお互いがないところを補える。舞ひめぽいもそんな素敵な関係だと思うから、これからも最多防衛記録を作って、この1000万を大事に使いたいなと思います。どう?」

なつぽい「ありがとう、ありがとう」

舞華「ありがとう。まあ、ホントにひめぽい、大丈夫、もう? もう大丈夫?」

なつぽい「大丈夫」

ひめか「大丈夫です」

舞華「それなら、私についてこい!」

ひめか「え、なんで?」

舞華「行くぞ、コラ!」

ひめか「どこ? どこ? 旅行? 旅行?」

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