『STARDOM YEAREND CLIMAX 2021』
12月25日(土)後楽園ホール(観衆725人=超満員札止め/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆3WAYバトル 15分1本勝負 | ||
羽南 |
6分49秒 |
フキゲンです★ |
※もう一人は白川未奈
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
レディ・C |
8分44秒 |
吏南● |
○ひめか | 琉悪夏 |
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
葉月 |
11分32秒 |
月山和香● |
○コグマ | 桜井まい | |
岩谷麻優 | 中野たむ |
◆ザ・サブミッション・アーツ 20分1本勝負 | ||
小波 |
14分48秒 |
ウナギ・サヤカ● |
○朱里 | 舞華 |
◆因縁沸騰!ブラック・ピーチ初見参 30分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
19分34秒 |
上谷沙弥 |
スターライト・キッド | 林下詩美 | |
○鹿島沙希 | AZM● |
試合詳細レポート
◆3WAYバトル 15分1本勝負 | ||
羽南 |
6分49秒 |
フキゲンです★ |
※もう一人は白川未奈
STARSの羽南、COSMIC ANGELSの白川未奈、大江戸隊のフキゲンです★が3WAYマッチで対戦。ユニット代表としてしのぎを削る。最も若い羽南は2大会を負傷欠場し、これが復帰戦、12・29両国で琉悪夏の保持するフューチャー・オブ・スターダムに挑戦する。タイトルマッチ直前だけに、ここは勢いをつけて大舞台に臨みたいところだが…。
白川が「メリークリスマス!」とポーズを取るとその前にフキゲンが立って邪魔をする。白川が出ればフキゲンが前に。白川とフキゲンが前を取り続けると、羽南が割って入り仕切り直し。ヘッドロックの取り合いにフキゲンは入っていけず、ブレイクすると3人でポーズを決める。すると羽南と白川が共闘。フキゲンが喫煙ポーズを見せるとまねようとした羽南を白川が止めに入る。フキゲンは白川をロープ際に追い込んで踏みつける。顔面を蹴り続けるとロープに振るがフライングクロスチョップを食らう。羽南がドロップキックを白川に放ち、ダブルリスト狙い。白川がこらえてコルバタ式河津落とし。羽南が返すと白川が吊り天井。そこへフキゲンが割って入り横取りのカバー。羽南が返すとフキゲンは白川をコーナーに追い込む。串刺し攻撃を白川がかわしていくと、フキゲンは羽南に同じ攻撃をさせる。白川はこれにも足を出して妨害。フキゲンは白川と結託と見せかけ丸め込む。フキゲンは羽南も裏切るが、白川が2人まとめてネックブリーカー。白川が羽南に串刺しエルボーアタックからサイドへのドロップキック。白川は羽南にエルボー。羽南も打ち返しエルボー合戦に。白川がフェイントをかけてドロップキックも、羽南が大外刈りからボディーアタック。白川がかわして丸め込むが2カウント。白川のエルボーが決まるもフキゲンがスポーツ紙でカット。フキゲンが白川にスポーツ紙で殴打、羽南が割って入り丸め込むと3カウントが入った。怒りのフキゲンはデューク佐渡レフェリーを暴行した。
羽南のコメント
「復帰戦で勝てました! 次の29日の両国、フューチャーに向けて、いい勢いがつけられたんじゃないかなと思うので、このまま勢いつけて勝ちたいと思います。ありがとうございました!
――ケガの状態は?
「頭を打っちゃったんですけど、でも全然。意外とすぐに治って、休んでる間はトレーニングの時間ができたので、トレーニングできて、両国に向けて頑張っていきたいと思います」
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
レディ・C |
8分44秒 |
吏南● |
○ひめか | 琉悪夏 |
ひめかとレディ・Cの大型タッグが誕生、大江戸隊の琉悪夏&吏南組と対戦する。レディにはフューチャー・オブ・スターダム王座戦で敗れた悔しさを琉悪夏にぶつけ、再挑戦への道のりを作りたい試合だろう。また、王者・琉悪夏には12・29両国でベルトを懸けた羽南との一騎打ちが待っている。
レディがひめかを抑えて先発に名乗りを挙げると吏南と向き合う。吏南が手を上げて「こいよ!」と挑発、レディが応じようとすると足を踏んで腕を取る。レディが怒って腕の取り合い。レディがヘッドロックも吏南が噛みつき攻撃。吏南はヘッドロックに切り返し締め上げギブアップを迫る。レディがロープに振って逆水平。コーナーに振ると串刺しビッグブーツ。吏南がかわすがレディがエルボー連打。しかし琉悪夏がエプロンから妨害し吏南と合体で攻めていく。吏南は片足でカバーするがレディが返す。琉悪夏がレディのエルボー連打を受けて立つ。ビッグブーツをかわすとチョーク攻撃。すると4カウントで返すことの連続。替わった吏南がヘアーホイップから顔面を踏みつける。琉悪夏も続いて顔面を踏みつけていく。レディがカウンターのビッグブーツ。連打を決めるとひめかにタッチ。ひめかと琉悪夏がショルダータックルをぶつけ合う。打ち勝ったのはひめか。ひめかがコーナーに振るが琉悪夏がショルダータックルで吹っ飛ばす。吏南がドロップキックも2カウント。吏南のエルボー連打をひめかが受けて立ち突進。琉悪夏がカットし吏南が卍固め。しかしレディがカットに入る。吏南はフィニッシュを宣言しひめかにゴリーボムの体勢。ひめかが切り返してバックフリップ、逆エビ固め。吏南が丸め込みの連続も、レディがカットする。琉悪夏と吏南がクローズライン、ひめかがラリアットも琉悪夏がこらえる。琉悪夏は連続でこらえるが、ひめかがラリアットを決める。ひめかとレディがダブルのブレーンバスター。ひめかがスライディングラリアットからラリアット。3カウントが入り、ひめかが吏南を破った。
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
葉月 |
11分32秒 |
月山和香● |
○コグマ | 桜井まい | |
岩谷麻優 | 中野たむ |
岩谷麻優&葉月&コグマ組のSTARSと、中野たむ&桜井まい&月山和香のCOSMIC ANGELSが6人タッグで激突。STARSの3人は岩谷をリーダーにタッグリーグを制覇した葉月&コグマ組を含み盤石の体勢。一方のコズエンは中野が桜井と月山を率いる新編成だ。1年前はウナギ・サヤカと白川未奈を加入させアーティスト・オブ・スターダム王座を奪取、1年をかけてウナギと白川を成長させていった。この新編成でもその再現なるか。この試合が起点となるか、注目される。
月山が「お願いします!」と握手を求め桜井とともに手を差し出す。コズエンの月山と桜井がSTARSと握手をかわす。中野が前に出ると、月山が阻止して先発に名乗りを挙げる。中野が胸をたたいて送り出すが、月山にダメージが…。ゴングが鳴るとドロップキックも岩谷が打ち返す、STARSが飛び出し月山に連係で攻撃を加える。トリプルドロップキックを見舞うと、岩谷がサッカーボールキック。コグマがボディースラムからボディープレス。月山が返すと、替わった葉月が顔面ウォッシュの洗礼。岩谷が月山に逆水平。月山がエルボーで向かっていくと岩谷が仁王立ち。岩谷はボディースラムも中野がエプロンから蹴りを入れて月山をアシスト。月山は桜井にタッチ。桜井が岩谷に向かっていくがコグマが飛び出しクローズライン。桜井がかわすと中野がエプロンで2人にスタナー。中野が入り岩谷にネックブリーカー。岩谷がドロップキックでやり返す。キックのかわし合いから中野がネックブリーカー、岩谷がスリングブレイド。葉月が中野にコードブレイカー。葉月の突進を桜井がカット、中野とダブルのビッグブーツ、ネックブリーカー。葉月が返すと、中野とエルボーの打ち合い。葉月が二段蹴りからスワンダイブ式ミサイルキック。ビッグブーツは中野がかわしてバックドロップ。葉月がカウンターの二段蹴り。コグマが月山にドロップキック、背中を踏みつけフットスタンプ投下。月山が返すと、コグマは串刺しアタック。月山がかわすが葉月の援護からコグマがDDT。月山が返すと、コグマはコーナーへ。中野がカットし桜井がネックブリーカー。月山が丸め込むがコグマが返す。月山はグラウンドコブラツイスト。中野と桜井が合体しSTARSを場外に送り出す。中野がプランチャで飛び、コグマを戻すとコズエンがトリプルでカカト落とし。月山が両腕をクロスしシットダウン式にコグマを叩きつける。10分経過。岩谷と葉月がトラースキック、岩谷とコグマが合体ボディープレス。しかしコズエンのカットが間に合う。コグマは月山にミサイルキック、STARSがロケット発射。葉月がマットに叩きつけコグマがダイビングボディープレス。月山が返せずコグマがフォールを奪った。すると背後から3人に増殖した怪覆面が乱入しリングジャック。中野と岩谷がトラースキックを決めると、ひとりのマスクが取れて、正体がジュリアと判明。
中野「オマエ…。ジュリア、アンタどういうつもりだ! こんなことやって!」
ジュリア「オイ、中野たむ! どういうつもりもクソもねーだろ。あん? COSMIC ANGELS、もうちょっとまともに試合させろ、このクソ新人どもが! 来年私はこの2人をドンナ・デル・モンドの新メンバーに加えます。オマエのユニットCOSMIC ANGELSをひねり潰してやる。それからクイーンズクエスト、大江戸隊、STARS、テメエらもだ。アリべデルチ、メリークリスマス」
中野「やれるもんならやってみろよ。楽しみにしてる」
コズエンのコメント
中野「謎の覆面女がジュリアだったと。驚きました。でも、COSMIC ANGELSを、大江戸隊も、STARSも全部ひねり潰してやるって言ってましたけど、そんなこと絶対にさせない。逆に復帰明けのジュリア、返り討ちにして木っ端微塵にひねり潰してやりますよ。ボコボコに。奥歯、何本でも折ってやりますよ! 桜井、月山! しっかりしてくれよ、これから。できるか?」
桜井「ハイ」
月山「(小声で)やります」
たむ「…え!? え!?」
月山「やりまーす! やりまーす!!」
たむ「OK、いくぞー!」
◆ザ・サブミッション・アーツ 20分1本勝負 | ||
小波 |
14分48秒 |
ウナギ・サヤカ● |
○朱里 | 舞華 |
12・29両国国技館でスターダムラストマッチを迎える小波が師匠・朱里とユニットの枠を超えてタッグを結成。対戦相手は同時に名乗りを挙げた舞華とウナギ・サヤカ。こちらもユニットの枠を超えたチームとなる。試合は朱里と小波によるサブミッションの競演が見どころとなりそう。そこに舞華とウナギがどう対応していかがカギとなる。
コールを受けた朱里が小波を呼び、二人並んだ写真を撮らせる。ウナギが小波を指名すると、舞華も指名。小波はウナギを張って、舞華と対峙。グラウンドの攻防でスタートし、小波がネックロック。舞華が切り返すと首の取り合い。ウナギが小波に蹴りを入れボディースラムで叩きつける。小波が返すとウナギはコーナーに振って串刺しエルボー。小波がかわすと朱里が小波と合体のドロップキックを正面から決める。小波はウナギにエルボー連打。コーナーに追い込むと朱里と2人で顔面を踏みつける。朱里がウナギにサッカーボールキック。ウナギが返すと、控えの舞華が「まだ負けんなよ」と声をかける。朱里がウナギをカバーも2カウント。小波もウナギにサッカーボールキック。ウナギが返すと、小波は顔面へのストンピング連打。朱里も続いてウナギにストンピング連打。ウナギがエルボー連打、朱里が受けて立つ。朱里の突進をウナギがキャッチしマットに叩きつけるとギロチンドロップ。舞華が朱里にショルダータックル。入ってきた小波にもショルダータックル。朱里をショルダータックルで吹っ飛ばしブレーンバスター狙い。小波がカットしようとするが舞華はまとめてブレーンバスター。舞華と朱里がエルボーの打ち合い。朱里が舞華にサッカーボールキック。小波が舞華にミドルキック連打。舞華がカウンターのショルダータックルも小波がカウンターでミドルキック。舞華のブレーンバスターを小波が空中で切り返し腕を取る。グラウンドにもっていくがウナギがカット。舞華とウナギがロープに振ると朱里と小波がこらえてロープ際でぶら下がり腕十字の競演。小波が舞華の頭部にドロップキック。舞華が小波をキャッチしパワースラム。ウナギが小波に串刺しエルボーアタック、フェースバスター。小波が返すと、大ふへん固め狙い。小波が切り返すがウナギが前方に叩きつける。ウナギと小波がエルボーの打ち合い。ウナギが小波をかわして張り手を放ち挑発。朱里が背後から蹴りを入れると小波の丸め込みもアシスト。ウナギが返すが小波がワキ固め。立ち上がったウナギに張り手からフィッシャーマン。朱里がウナギにドロップキック。ニーアタック、フロントネックチャンスリードロップ。10分経過。朱里がウナギにアキレス腱固め。舞華がカットに入ると朱里が排除。朱里の突進にウナギがコードブレイカー、ギロチンドロップ。ウナギはエルボー連打から大ふへん固め。舞華が入り、ツイストして叩きつける合体技。カウンターで朱里はミドルキック。ウナギが悶絶しダウン。立ち上がったウナギに朱里がミドルキック連打から前方に叩きつける。舞華がラリアットでカットすると小波がミサイルキックで舞華を捕獲。朱里と合体するがウナギがアシストし舞華がまとめてラリアット。ウナギが朱里にカカト落としも2カウントどまり。ウナギがコーナーに上がると朱里がデッドリードライブ、サッカーボールキック。コーナーに上がると舞華が止めて雪崩式ブレーンバスター。ウナギが朱里を引き起こしネックブリーカー。しかし小波がカットする。朱里がウナギにニー連打。小波のジャーマンからサッカーボールキックの連係。朱里がウナギを抱えて山折りを決める。しかし舞華がカットする。小波は舞華を場外に送り出す。朱里がウナギにニーアタックも2カウント。朱里はストレッチマフラーから白虎へ。小波がカットに入ろうとする舞華にトライアングルランサー。ウナギがギブアップし朱里が勝利した。
小波「(舞華&ウナギに)今日は相手になってくれてありがとうな。オマエら2人に出会えて本当によかったよ。メリークリスマス。朱里さん、今日は本当にありがとうございました。朱里さんとはまたリングの上で必ず会いましょう。ネバーエンド」
朱里「小波、今日は本当にありがとー! まさか組めると思ってなかったから本当にすごくうれしかった。12月29日あと1試合、駆け抜けて。小波、ネバーエンド」
朱里&小波のコメント
小波「急なタッグマッチ、自分が組みたいって言ってから、快く了承してくれてホントにありがとうございました。最後に朱里さんとタッグ組めてホントに楽しかったです。両国大会、赤いベルト、あると思うんで、必ず取ってスターダムの横綱になって後輩たちの大きな壁になってほしいと思います。そのときがきたら、また自分もここのリングに戻ってベルトに挑戦しにいくので、そのときまで忘れないでくださいね。ネバーエンドですよ」
朱里「いやあもう、最高のクリスマスです。ホントに組めると思ってなかったし、12月29日、小波は全部をスターダムのリングで出して、でも帰ってくるって信じてるし、私が12月29日絶対赤いベルトを取って、赤いベルトを持ち、小波が挑戦してくる日まで私が持ち続けます。絶対に赤いベルトを取ります。ネバーエンド」
◆因縁沸騰!ブラック・ピーチ初見参 30分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
19分34秒 |
上谷沙弥 |
スターライト・キッド | 林下詩美 | |
○鹿島沙希 | AZM● |
12・18大阪での敗者強制ユニット移動マッチでまさかの裏切り。敗れる前から大江戸隊への移籍を決めていた渡辺桃が、大江戸隊としていきなりクイーンズクエストと対戦する。新生・桃は鹿島沙希、スターライト・キッドとのトリオで林下詩美&AZM&上谷沙弥組と対戦。裏切られたQQはどのようにして桃と向き合うのか注目される。桃の入場から目の離せない一戦となりそうだ。また、12・29両国でハイスピード王座をコグマを加えた3WAYで争うキッドとAZMにはタイトルマッチ前哨戦となる。
桃が手を上げ先発に名乗りを挙げるとAZMを指名。ゴングが鳴ると大江戸隊が襲いかかり場外戦となる。桃がリング上でAZMを踏みつけながら挑発。キッドがAZMとハイスピードなロープワークを展開。QQが大江戸隊を圧倒するがリング下からキッドがAZMの足を引いて流れを止める。キッドはAZMの髪を引っ張り、プレッシャーをかける。キッドは「ハイスピード次あるだろうが」と挑発しながら顔面を蹴っていく。キッドは剥き出しのコーナーポストにAZMを叩きつける。桃が「どうしたの、AZMちゃん」と挑発。AZMが向かっていくが桃がミドルキック。さらにロープに追い込んで顔面を踏みつける。桃の突進をAZMがかわしブレーンバスターの構え。桃がこらえてAZMをエプロンに送り出す。背後からキッドが足を引いて場外に落とす。桃がエプロンでミドルキック。場外におりるとコーナーポストで殴打する。桃はAZMをリングに戻すと喉元を踏みつける。レフェリーの注意に桃は「うっせえんだよ、ジジイ!」と悪態をつく。鹿島が「オマエ、かわいそうだな!」と挑発しながら蹴飛ばしていく。AZMがドロップキックを決め、ようやく詩美にタッチ。鹿島とキッドをかいくぐり、詩美がドロップキック。鹿島は詩美にコルバタ、ビッグブーツ。桃が詩美にミドルキック連打。詩美が蹴り足をつかむが、桃が切り返してミドルキックでダウンさせる。桃の突進を詩美がかわしてミサイルキック。上谷が桃に串刺しニーアタック、ドロップキック。桃がかわしてPK。キッドが上谷にダイビングボディーアタック。上谷が返すと、キッドはフィッシャーマン狙い。上谷が切り返すがキッドが足を引きコードブレイカー。上谷が側転でかく乱しドロップキック、逆エビ固め。キッドがエスケープすると、上谷がダッシュ。桃がドロップキックでカットしキッドと鹿島がビッグブーツ、キッドがフィッシャーマン。上谷が返すと10分経過。キッドがコーナーに上がるが上谷がデッドリードライブ、トリオで串刺し攻撃。上谷がその場飛びダブルニードロップ、フィッシャーマン。上谷がキッドにエルボー連打。上谷の突進をキッドがかわすが二段蹴りを食らう。上谷がスタークラッシャーをかわされるもニールキックを決める。桃がAZMにドロップキック。AZMがエルボーを打つと桃が手を広げて受けて立つ。エルボーの打ち合い。桃がダッシュすると詩美と上谷が入りトリオでドロップキック。AZMが桃にワキ固め。桃がエスケープすると、AZMの突進を止めてBドライバー狙い。AZMが切り返すが桃がミドルキック、コーナーに追い込むと串刺しドロップキック。2発目と見せかけ立ち止まり、ミドルキックを叩き込む。鹿島がAZMの顔面を蹴り上げる。コーナーに振られるが反転してフェースクラッシャー。鹿島は大江戸隊を呼び込みAZMに次々と串刺し攻撃。鹿島はAZMにダブルアーム式フェースバスター。キッドと桃が上谷と詩美をロープに振るがドロップキックを食らう。詩美と上谷が鹿島をマットに叩きつけ場外に送り出す。上谷がスワンダイブ式プランチャで舞い、詩美がラリアット、AZMが雪崩式で落として腕を取る。鹿島がエスケープすると、AZMの突進をかわし起死回生。しかしQQのカットが間に合い、トリオでミサイルキック。AZMは鹿島を寝かせてダイビングフットスタンプ。しかし桃がカット成功。AZMが突進すると鹿島が丸め込む。切り返して丸め込むが2カウント。桃が「AZMちゃん」と声をかけ一瞬止まる。桃が打撃をぶち込み鹿島が丸め込む。鹿島がAZMから3カウントをゲットした。試合後も桃とキッドがAZMに暴行。ダブルでニーをぶち込みAZMの顔面を踏みつけた。
キッド「最後、桃と沙希のバッチリすぎる! 大江戸隊、生き生きしてるじゃん、楽しそうじゃん! クイーンズクエストよ、ブラック・ピーチはここからドンドン進化していくから泣いて逃げ出すんじゃねーぞ。オイ、とくにAZM! オマエ、次ハイスピード決まってるのに、もうすでにメンタルボロボロだな。ハハハハ」
桃「大江戸隊、楽しいね! いいねぇー!! 私は、オマエらのその悲しい悔しい、その顔が見れるのがいまの生きがいなんだよ。楽しいよ、本当に。2022年、オマエら、待っとけよ。オマエらも楽しんだよな?」
詩美「おい大江戸隊、おい渡辺桃、オマエら絶対許さないからな。AZMさん、もうクヨクヨするのやめましょう。悔しくないんですか?」
AZM「(泣きながら)初めから気持ち切り替えるの難しいけど……、年内最終戦ハイスピードあるから、桃ちゃん、いや渡辺桃! 年明け、きっちり決着つけてやるから、覚悟しとけ!」
エンディングでは大江戸隊を除くユニットがリングに上がった。そして、2021年のダイジェスト映像が流れた。最後にマイクを取ったのはSTARSの岩谷。
岩谷「本日2021年ラストの後楽園ホール、ご来場いただきまして誠にありがとうございます。えー今日、メインで勝った大江戸隊は帰ってしまったので、今日はせっかくリングに全員いるので、まあ大江戸隊以外。みんなでクリスマスなんで、めでたくみんなしめたいと思います! いいですか、いいですか? いいですか?(敗戦でショックを受けるクイーンズクエストに)ごめんね、QQ。ごめんね、大丈夫だよ、大丈夫。本当に本当に、いまVTRにあったように、2021年本当にいろんなことがありました。でも、みなさんがこうやって会場に来て応援してくれるおかげで、スターダムここまでやってこれました。本当にありがとうございます! 年内まだあと1試合、両国大会があるんですけれども、これからも年内最後まで、そして来年からも突っ走っていくんで、今日は頑張ってみんなで締めましょう。2021年ありがとう。来年もよろしくお願いします。今を信じて、明日に輝け、We are STARDOM!」
QQのコメント
AZM「さっきはリングで泣いちゃったけど、もういいです。今年あと最終戦、スターライト・キッドとハイスピードがあるのでいったん切り替えて、キッドに集中して、そしてね、年明け桃ちゃんではなく渡辺桃、オマエを私がぶっ潰してやるよ」
上谷「渡辺桃、いままでは信じられない、信じたくない、そんな気持ちだったけど、心の底からアイツが憎い。私も白いベルトが両国で待っているので、いまはいったん切り替えて、両国で白いベルト奪取、それに一本集中して挑んでいきたいと思っています」
詩美「大江戸隊、渡辺桃。絶対許さないから」
大江戸隊のコメント
鹿島「渡辺桃、あらためて大江戸隊にようこそ」
キッド「ようこそー! 今日最後、ナイス連係」
鹿島「でもでも、そのさらに最後、キッドと渡辺桃、やってんね、やってんね」
桃「やっちゃったよ、あれは」
キッド「あれはなんだっけ?」
桃「なんだっけね、あれ。見たことあるよね」
キッド「見たことあるヤツ、やっちゃったよね、あえてAZMに。ってことは?」
桃「ってことは来年から。来年と言わずともいまから、私が最初に破壊するのはAZM。楽しみにしとけよ、AZM!」
キッド「渡辺桃は来年からだみたいなことを言ってたけど、まず私はAZMとハイスピードがあるから、そこでもしっかり亀裂入れとくからさ。っていうか、いまのままじゃな、AZM、何も残せないまま終わるぞ。これはほかのQQメンバーにも言えることだと思う。このまましょぼくれたQQでいたら何も変わらないし、うちらに潰されるだけだし、なんならユニットごとなくなっちゃうんじゃない?」
桃「ああ、それもいいね。まあ破壊ってそういうことだけど。フフフ」
キッド「渡辺桃、これからどんどんやっちゃってよ」
桃「やっちゃいますんで、オマエらしっかり見とけよ」