2021/06/19 試合結果

2021年6月19日 『清水大会』

『清水大会』
6月19日(土)清水マリンビル多目的ホール(観衆275人=満員/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

吏南

4分28秒
ジャックナイフ式エビ固め

レディ・C

◆シングルマッチ 15分1本勝負

渡辺桃

5分54秒
Bドライバー→エビ固め

妃南

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

舞華

13分48秒
白虎

フキゲンです★

○朱里

小波

ジュリア

鹿島沙希●

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

白川未奈

林下詩美

ウナギ・サヤカ

AZM

中野たむ

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負

○スターライト・キッド

15分36秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

コグマ

琉悪夏 

羽南●

刀羅ナツコ

岩谷麻優

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

吏南

4分28秒
ジャックナイフ式エビ固め

レディ・C

 吏南とレディ・Cによるシングルマッチ。体格差は歴然も、最近の吏南はプロレス成長具合と同様に背丈もグングン伸びている。年下ながらキャリアで上回る大江戸隊の吏南がレディに胸を貸す試合となるのか。それともいまだ未勝利のレディがついに初勝利を挙げるのか。何気に注目のシングルマッチだ。

 吏南のセコンドには大江戸隊がつく。レディが手を挙げて誘い挑発。吏南が脚を蹴飛ばし向かっていくとレディがショルダータックル連打で吹っ飛ばしていく。吏南がレディに走るように指示。レディがロープに走ろうとすると吏南が押し倒してヘアーホイップへ。吏南は「このクソババアが!」と叫んで顔面を踏みつける。さらにロープに固定すると、背中へのドロップキックを決める。レディが返すと、吏南はボディースラムの構え。こらえたレディが反対にボディースラム。連発でマットに叩きつけるが2カウント。レディがコーナーに追い込みビッグブーツ。中央でももう一発放つが吏南が返す。レディが河津落としを狙うと吏南が丸め込みの連続へ。レディの腕を取った吏南が噛みつき攻撃。ゴリースペシャルの体制に入った吏南にレディが河津落とし。チョークスラム狙いは吏南がかわして大外刈り。レディが返すと、吏南はフィニッシュを予告する。レディが切り返してエルボー連打からコーナーに乗せる。吏南が切り返してジャックナイフ。3カウントが入り、吏南が勝利した。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

渡辺桃

5分54秒
Bドライバー→エビ固め

妃南

 クイーンズクエストの渡辺桃と妃南が同門対決。非常に珍しいカードであり、白いベルトの最多防衛記録など実績ある桃に妃南が挑む図式になっている。妃南が桃からなにを盗み、“ネクスト桃”への足がかりを掴むか?

 妃南の方から握手を求め、桃もクリーンに応じる。ロックアップから桃がロープに押し込みブレイク。妃南が桃をかわしてヘッドロック。妃南がロープに振るとミドルキックをかわしドロップキックの連打。桃が挑発しドロップキックの連打を受けると、ミドルキックで妃南を吹っ飛ばす。桃はボディースラムから片ひざでカバー。かえした妃南に桃は逆片エビ固め。妃南がエスケープすると、桃が背中にストンピング連打。妃南がエルボーで向かっていくと桃が挑発。妃南の連打に桃が一発で倒してみせる。桃が走ろうとすると妃南が止めてマットに叩きつける。妃南の腕十字狙いを桃が上になりカバー。妃南がSTOで倒すが桃が返してみせる。しかしすぐに妃南が腕十字へ。桃がエスケープすると、妃南は予告してファイヤーマンズキャリー、しかし桃がすぐに切り返してマットに叩きつける。妃南がミサイルキックをかわすが外道クラッチ狙いを切り返される。桃が逆片エビ固めにとらえるが、妃南がなんとかエスケープ成功。桃のハイキックをかわして妃南が外道クラッチ。返した桃がハイキック。返した妃南に桃はフィニッシュを宣言しBドライバー。妃南がかえせず桃の勝利となった。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

舞華

13分48秒
白虎

フキゲンです★

○朱里

小波

ジュリア

鹿島沙希●

 ドンナ・デル・モンドのジュリア&朱里&舞華がトリオで登場。DDMはひめかとなつぽいを負傷で欠いており、ある意味非常事態と言えるだろう。DDMのベストメンバーが迎えるのは、小波&鹿島沙希&フキゲンです★の大江戸隊。STARSとの全面戦争で優位に立ち、刀羅ナツコ&鹿島沙希&琉悪夏組では6・26むつでCOSMIC ANGELSのアーティスト・オブ・スターダム王座に挑む。ここでDDMのベストトリオを倒せば無敵状態か。DDMにとっても真価が問われる闘いとなる。

 朱里と小波の先発で試合開始。首の取り合いから小波が三角絞め狙い。小波はフロントネックロックの構えからバックに回る。朱里がヘッドシザーズに取るもすぐに小波が抜け出してみせる。ジュリアとフキゲンが対峙。ジュリアが誘って手四つの構えもすぐにフキゲンが顔面をかきむしる。フキゲンはタバコを吸うポーズでジュリアを挑発。ジュリアが「オマエ、どこ中だ?」と問うとフキゲンは「アル中デース!」と返答。ジュリアが退場を要請すると本当にフキゲンがリングを下りる。DDMが慌ててフキゲンをリングに戻す。鹿島が舞華にボディースラム。小波は舞華にサッカーボールキックを食らわす。フキゲンが舞華の手を取ってロープ渡り。バック歩行もするとアームホイップ。フキゲンがエルボー連打からラリアット。かわした舞華がジュリアに託す。大江戸隊がジュリアを攻撃。しのいだジュリアがフキゲンにDDT。ジュリアがフキゲンの串刺し攻撃に足を出していく。フキゲンはジュリアの突進を倒してカバー。ジュリアが返すとフキゲンは小波に託す。小波が突進するとジュリアがかわしてミサイルキック。舞華が小波に串刺しラリアット。もう一発ラリアットをぶち込むが2カウント。舞華がブレーンバスターを狙うが小波が切り返す。ジュリアと朱里が小波を持ち上げてバックドロップ。舞華がリバーススプラッシュ投下。舞華は小波に炎華落としを狙うがスリーパーにとらえられる。小波が舞華に三角絞め。舞華がリフトアップするが小波が首を取って離さない。しかし舞華が強引にブレーンバスターで叩きつける。小波が返すと、バックドロップ、延髄斬り。鹿島が朱里にコルバタ、ビッグブーツ。朱里が返すと、アキレス腱固め。ジュリアと朱里が串刺しダブルエルボー、ドロップキックで競演。朱里がカバーするが鹿島が返す。朱里がコーナーに振って突進するが鹿島がかわして大江戸隊が串刺し攻撃。鹿島は朱里にダイビングフットスタンプ、ダブルアーム式フェースバスター。朱里がニー連打、サッカーボールキック。鹿島が返すと、朱里がミドルキックの連打。しかし大江戸隊のカットが間に合う。残り2分。ジュリアと舞華がバックドロップの競演。朱里が鹿島を担ぎ上げるが反対に丸め込まれる。鹿島は起死回生狙いも朱里が変型ストレッチマフラーから白虎で切り返す。鹿島がギブアップし、朱里の勝利がアナウンスされた。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負

上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

白川未奈

林下詩美

ウナギ・サヤカ

AZM

中野たむ

 COSMIC ANGELS中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカのアーティスト・オブ・スターダム王者チームが、クイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM組と全面対決。ベルトが懸かってもおかしくないカードが組まれた。シンデレラ・トーナメントで悲願の初優勝を達成した上谷は、中野の保持するワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦を表明、7・4横浜武道館でのタイトル戦が決定したため、この試合は前哨戦となる。上谷はまた、詩美とのコンビによるゴッデス・オブ・スターダム王座挑戦も控えており、シンデレラから一気に2冠王へのチャンスが訪れた。まずはこの試合で結果と内容を残し、タイトルマッチに歩を進めたいところである。

 中野と上谷が先発で対峙。手四つでの力比べで上谷が上になる。中野が返して上に乗り、カバーの連続。ダブルフォールの形は両者がブリッジ。中野がヘッドロックにとりフライングメイヤー。上谷がキックをかわしてカバーの応酬。中野の蹴りを上谷がキャッチ。お互いに牽制し合いながらタッチする、詩美と白川が対戦。白川がアームホイップから詩美に吊り天井。しかしQQがカットに入る。AZMが白川にサッカーボールキック、フットスタンプの連打。上谷が白川にストンピング連打、ボディースラム。詩美が白川にボディースラム。上谷がキャメルでとらえAZMがキックの連打。上谷が白川を挑発しエルボーを打たせる。白川がフライングクロスチョップを見舞い中野に託す。中野は上谷の顔面を蹴飛ばすと乱入したAZMを蹴散らし、上谷と詩美にまとめてDDT、側転ダブルニードロップ。上谷が返すとエルボー連打。エルボーの打ち合いから中野が仁王立ち。上谷が連打でやり返すと中野がバックキックから突進。上谷はニールキックで中野を吹っ飛ばす。詩美が相手コーナーからミサイルキック。中野が返すと、詩美がエルボードロップ。ウナギのアシストを得て中野がバックドロップ。白川が詩美にエルボー、コルバタ式河津落とし、串刺しエルボー、ドロップキック。10分経過。詩美が白川にサイドバスター。AZMが白川にミサイルキック、腕を取ってサブミッション。白川が上谷とAZMにネックブリーカードロップ。ウナギがAZMにビッグブーツ、フェースクラッシャー、巴投げ、ギロチンドロップ。突進をかわしたAZMが上谷、詩美と合体のトリプルドロップキック。ウナギが返すとAZMがブレーンバスター。残り2分。AZMがウナギにワキ固め。しのいだウナギが突進も詩美がカット、上谷がダブルニー、AZMがダイビングフットスタンプ。しかし白川がカットする。残り1分。中野が詩美にスピンキック。AZMとウナギがエルボーの打ち合い。AZMがロープに振るがコズエンが乱入し、ウナギがギロチン投下。ウナギは大ふへん固めに入るがAZMが切り消して腕を取る。しかしここでタイムアップのゴング、試合は時間切れの引き分けとなった。リングを下りるQQにウナギがマイク。

ウナギ「おいクイーンズクエスト、まだ負けてないんですけど。引き分けってことは、決着つけた方がいいんですよね。クイーンズクエスト、次のアーティスト防衛、考えておいてやるよ。おい、おい」

QQが退場。

中野「まあまあ落ち着いて、ウナギちゃん落ち着いて。まだ、むつで26日に(大江戸隊との)防衛戦あるから。最多防衛記録の更新を更新してから、そういうこと言おうね」

ウナギ「ヤダ!」

中野「ヤダじゃないの。まあまあ。私たちもアナタたちも、デリーシャス、ウ~~ンマ!」

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負

○スターライト・キッド

15分36秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

コグマ

琉悪夏 

羽南●

刀羅ナツコ

岩谷麻優

 STARSと大江戸隊が6人タッグで激突。しかもスターライト・キッドには、大江戸隊としてのお披露目カードにもなっている。STARSは岩谷麻優&コグマ&羽南組で、大江戸隊は刀羅ナツコ&琉悪夏&キッド組。大江戸隊はキッドと琉悪夏が元STARSという異常事態。大江戸隊に捕らわれたキッドがこの試合から悪に染まるとは思えないが…。コグマが新戦力に加わりながらも劣勢を強いられているSTARSに、逆転の奇策はあるのだろうか? 

 琉悪夏、ナツコのあとに大江戸隊のパーカーを羽織ったキッドが花道へ。リング上では大江戸隊の3人がリング中央に並ぶ。岩谷とキッドで試合開始のゴング、ゆっくりとリング内をまわり、キッドがグラウンドに誘おうとする。腕の取り合いから岩谷がグラウンドに持っていこうとするがキッドがすぐに脱出、慎重に探り合うと大江戸隊が乱入しナツコと琉悪夏で岩谷を攻撃。ダブルのセントーンを浴びせる。2人がリングを下りるとキッドがフットスタンプ。琉悪夏が岩谷にヘアーホイップの連続。琉悪夏が岩谷をコーナーに追い込む。ナツコが指示を送るがキッドはリング下に下りる。ナツコが岩谷にストンピング連打。岩谷がエルボーを打つとナツコがボディースラム。岩谷が返すと、ナツコはカバーの連続からチョーク攻撃。岩谷をロープに固定すると、小波も加わる。ナツコが岩谷にボディースラム、セントーン。岩谷が返すと、ナツコは控えのキッドに「大江戸隊だろ、やれよ」とつかみかかる。キッドが岩谷と対峙しエルボーの打ち合い。キッドが連打し突進、岩谷がカウンターでトラースキック。コグマがキッドに串刺しボディーアタック、フェースクラッシャー。琉悪夏がキッドとコグマを振るがカウンターのクロスボディーを食らう。キッドがコグマを丸め込み。キッドはコグマにコルバタ、低空ドロップキック。ナツコは戻ってくるようにキッドに指示。替わったナツコがコグマに顔面ウォッシュを浴びせる。ナツコはコグマのドロップキックをかわすがDDTを食らう。岩谷がナツコにエルボー連打、バックキック。ナツコが突進をかわすが岩谷のドロップキックを食らう。岩谷がナツコにハイキック、スリングブレイド。動きを読んだナツコがスピア。羽南が琉悪夏とエルボー合戦。10分経過。琉悪夏が羽南にビッグブーツ。羽南がカウンターでドロップキック。STARSが琉悪夏を捕まえトリオのフェースクラッシャー。羽南は琉悪夏にノーザンライト。羽南の突進をナツコが妨害。キッドが琉悪夏のタッチを受けてリングインし、羽南にフェースクラッシャー、羽南がキッドをかわすがカウンターのクロスボディーを食らう。キッドは619からその場跳びムーンサルトプレス。羽南がキッドに払い腰、クロスボディーアタック、ドロップキック。串刺しはキッドがかわし大江戸隊が乱入。ナツコがキッドを振って羽南をマットに叩きつけるとキッドがコーナーへ。しかし羽南がコグマのアシストを得てデッドリードライブ。キッドと羽南が丸め込みの応酬。STARSがキッドを捕らえるが大江戸隊がリング下からカット。ナツコと琉悪夏が羽南を挟み撃ち、キッドがスイングネックブリーカー。キッドは羽南を引き起こすが腕十字に捕まる。コグマがカットするがナツコのラリアットを岩谷が食らう。ナツコが羽南を抱えて琉悪夏がラリアット

ナツコが設置しキッドがムーンサルトプレス。羽南が返せずキッドが3カウントを奪った。

ナツコ「(退場するSTARSに)聞けよ。そんなにしおれちゃってるの? 大江戸隊のキッドと闘って、どうだった? 楽しかったでしょ。なあ、(キッドは)STARSにいる頃より楽しかったってよ。おい、話は最後まで聞こうぜ。行っちゃった。そういうところだよ。まあいいや。どうせアイツらは裏でこういうのちゃんと聞いちゃってるヤツらだから言うけど、次、STARSとまたウチら大江戸隊があたるときは、今日よりもずっとずっと大江戸隊色に染めてあげるからね。その日までSTARSもオマエらも、震えて眠れ」

大江戸隊のコメント

ナツコ「あのさあ、ウチも琉悪夏も、正直、セコンドについていた大江戸隊も、あの瞬間全員同じこと思ったと思うんだよ。敵に対して、なに、さん付けで呼んでんだよ? おかしいだろ? 自分でもわかってるんだろ? オマエ、今どっちのコーナーに立ってる? アイツらと一緒か? アイツらと一緒に連係したか? してねえだろ。オマエは、大江戸隊で生きていくしかねえんだよ。もっとちゃんとやれよ。テメエのせいで大江戸隊が恥じかくだろうが!」

ナツコと琉悪夏が退場。

キッド「今日はナツコと琉悪夏、決して一人の力で勝ったわけではありません。でも、勝ったのに全然うれしくなくて、対角にいるみんなの顔を見たらすごく心が痛いです。見た目は少し変わったかもしれないけれど、全然まだ私の心の中は、整理がついてないし、モヤモヤが残ってます。今後、このスタイルのままで大江戸隊としてやっていくのか、どうなるのか、まだ私にも全然わかりません。でも、だからといってこのモヤモヤをずっと残していくわけにはいかない。早く自分自身と向き合って、このモヤモヤを解消していきたいです」

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