2022/01/09 試合結果

2022年1月8日 『NEW YEAR STARS 2022/Day-1』

『NEW YEAR STARS 2022/Day-1』
1月8日(土)後楽園ホール(観衆547人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負
コグマ

5分46秒
横入り式エビ固め

レディ・C

※もう一人はひめか

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
○葉月

8分59秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

フキゲンです★
羽南 吏南●
岩谷麻優 鹿島沙希

◆タッグマッチ 15分1本勝負
テクラ

9分10秒
ビアンカ

スターライト・キッド
○ジュリア 琉悪夏●

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○MIRAI

12分11秒
ミラマーレ・ショック→片エビ固め

月山和香
舞華 桜井まい
朱里 白川未奈●

◆タッグマッチ 20分1本勝負
上谷沙弥

20分00秒
時間切れ引き分け

ウナギ・サヤカ
林下詩美 中野たむ

◆シングルマッチ 30分1本勝負
渡辺桃

15分53秒
レフェリーストップ

AZM

試合詳細レポート

向後桃が参戦表明

スターダム参戦を希望する選手として呼び込まれたのは元アクトレスガールズの向後桃。

向後「みなさん、はじめまして。元アクトレスガールズの向後桃です。私は夢を持って、今日このリングにやって参りました。私の夢は、この最高峰のリングでいつかベルトを巻く選手になることです。不器用だとか、ポンコツだとか、さんざん言われた私がこんなことを言ったら笑われるかもしれませんが、私は本気です。強くなるために、最大限努力することを誓います。このリングで闘わせてください。よろしくお願いします!」

するとウナギ・サヤカがリングへ。

ウナギ「じゃーん、みなさんお待たせしました。いえ、お待たせしすぎたかもしれません。スターダムのリングでベルトを取りたい? やれんのか?」

向後「最大限努力します」

ウナギ「ほほー。いいんじゃないですか? では、この2022年一発目の査定試合、やってやろうじゃん」

向後「ハイ、よろしくお願いします!!

ウナギ「というわけでエラい人、よろしくね!」

◆3WAYバトル 15分1本勝負
コグマ

5分46秒
横入り式エビ固め

レディ・C

※もう一人はひめか

 ドンナ・デル・モンドのひめか、STARSのコグマ、そして、1・3新宿でクイーンズクエスト入りしたレディ・Cが3WAYマッチで激突。大型のひめかとレディのぶつかり合いをハイスピードジニアスのコグマが攪乱する図式が考えられる。レディは翌日の1・9後楽園で林下詩美&上谷沙弥&AZMと組むため、本格始動に向けて勢いをつけたいところだろう。

 林下詩美がロープを引き上げてレディをリングに迎え入れる。握手は交わさず試合がスタート。レディが手を高く差し上げるとひめかが応じて背比べ状態。コグマがジャンプも届かずコーナーに上がる。コーナー上で両手を上げて二人を誘う。するとレディとひめかが攻撃、ダブルのクローズラインを試みるがコグマがかわして熊のポーズでおどけてみせる。ひめかが応じると、コグマはレディを誘う。レディも徐々に応じると背後からコグマを襲う。ひめかとレディが合体ショルダータックル。結託と見せかけレディが攻撃。しかしひめかがショルダータックルで吹っ飛ばしてみせる。ひめかは逆エビにレディをとらえるとコグマが片足を取って加わる。嫌がるひめかだがレディが自力でエスケープ。ひめかとコグマが結託と思いきやコグマが丸め込む。レディがカットしひめかにエルボー連打で向かっていく。エルボーのラリーにコグマがダイビングボディーアタック。レディがコグマにコブラツイスト、ひめかがカットに入るがレディがまとめて絞り上げる。さらにまとめてネックブリーカー。レディはコグマにチョークスラムを狙う。コグマがこらえてネックロック。レディはジャイアントスイングに移行し左右で回転。しかし、ひめかがカットする。ひめかはコグマにラリアット。コグマが丸め込むとひめかが切り返す。レディがビッグブーツを放ちひめかを吹っ飛ばすが、コグマが丸め込むと3カウントが入った。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
○葉月

8分59秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

フキゲンです★
羽南 吏南●
岩谷麻優 鹿島沙希

 STARSの岩谷麻優&葉月&羽南組と大江戸隊の鹿島沙希&フキゲンです★&吏南組が6人タッグマッチで全面対決。STARSの羽南は1229両国で大江戸隊の琉悪夏を破り悲願の初戴冠&フューチャー・オブ・スターダム王座奪取を成し遂げた。大江戸隊がリベンジを期して羽南狙いにくることも考えられる。先にベルトを取られた妹・吏南が次期挑戦も視野に入れ、姉をターゲットにしてくる可能性も大きいだろう。だとすれば、岩谷と葉月が羽南、鹿島とフキゲンが吏南をアシストする形になりそうだ。

 ゴング前に大江戸隊が奇襲を仕掛け場外戦に持っていく。しかし羽南が吏南をリングに上げてSTARSがトリオで集中攻撃。トリプルドロップキックを見舞うと羽南がボディープレス。葉月が吏南にヘアーホイップから顔面ウォッシュ。岩谷が吏南にロープ越しのフットスタンプ。吏南が岩谷にドロップキックを決めて鹿島に託す。鹿島は「よくも吏南に!」と岩谷に襲いかかる。岩谷の突進をかわすとフェースクラッシャー。葉月が入ってくると鹿島に「出てくんな!」とコルバタで排除する。岩谷がエルボー連打から鹿島の突進をかわしてドロップキック。羽南が鹿島にドロップキックの連打。鹿島がコーナーに振るが羽南がボディーアタックをヒットさせる。鹿島がダブルアームスープレックスホールドを決めるが2カウント。羽南が大外刈りで倒しノーザンライト。鹿島が返すと、カウンターでビッグブーツ。フキゲンと葉月がロープワークの攻防。フキゲンがサミングを見舞いバックエルボー。喫煙ポーズで押さえ込むが葉月が返す。吏南が葉月に串刺しエルボーアタックからドロップキック、卍固め。丸め込みに移行するが葉月がクリアー。葉月はフルネルソンの構えからバックブリーカー。コーナーに振られた吏南がかわして大江戸隊が一斉に攻撃。吏南が葉月にノーザンライト。しかし葉月が返してみせる。吏南はフィニッシュを狙ってゴリーボム。しかし岩谷がカットする。吏南が突進すると羽南が妨害し岩谷と葉月がトラースキックの競演、葉月が前方に叩きつけるが吏南が返す。葉月はフェースロックに吏南をとらえる。吏南がなんとかロープに逃れる。葉月のブレーンバスターを吏南が切り返しジャックナイフ。しかし羽南のカットが間に合う。葉月が二段蹴りからSTARSを呼び込み吏南にロケット発射。そして葉月が垂直落下式ブレーンバスター。吏南が返せず葉月がピンフォールを奪った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
テクラ

9分10秒
ビアンカ

スターライト・キッド
○ジュリア 琉悪夏●

 1・3新宿で正体を現したドンナ・デル・モンドの新メンバー。そのひとりであるテクラが仕掛け人のジュリアと組んで大江戸隊と対戦。ジュリア&テクラ組でスターライト・キッド&琉悪夏組というカードが組まれた。まずは新顔を前に、キッドと琉悪夏がどんな闘いを仕掛けてくるかが注目ポイントになるだろう。また、ジュリアとテクラの連係はどうなのか? 翌日のゴッデス・オブ・スターダム王座戦を控えるジュリアにとっては、タッグマッチの感を取り戻すためにも落とせないカードとなる。

 テクラが握手を求めると見せかけ大江戸隊に背を向ける。先発はキッドとジュリア。背後からテクラがキッドの背中に張り手を打ち込む。キッドがロープを引いてテクラを排除すると琉悪夏と合体しジュリアを踏みつける。琉悪夏とキッドがジュリアをロープに固定。テクラが入ってくると2人まとめてロープに固定する。キッド「プロレスで」琉悪夏「ハッピー!!」。キッドがジュリアにヘアーホイップ、「久しぶりだな」と呼びかけエルボー、ジュリアは「会いたかったぞ」と打ち返す。ジュリアは「ちょっと太ったか」と呼びかけエルボーの打ち合いに。ジュリアが体を浴びせ押さえ込む。キッドが返すとジュリアがカウンターでドロップキック。テクラがキッドの顔面を蹴り上げエルボー連打。テクラはキッドをエプロン越しに攻撃し背後からドロップキック。テクラの突進をかわしたキッドが「はじめまして」とエルボーアタック。テクラがやり返すとキッドとロープワーク。キッドがボディーアタック、その場飛びムーンサルトプレスを浴びせるがテクラが返す。琉悪夏がテクラにショルダータックル。セントーンをテクラがかわすと打撃の連打からDDT。ジュリアが琉悪夏にエルボー連打、テクラがサミングで援護しジュリアと合体。ジュリアが背負って琉悪夏に体を浴びせる。ジュリアのバックドロップ狙いをキッドがカットし、琉悪夏がセントーン。琉悪夏が持ち上げてキッドがダイブ。琉悪夏がフィッシャーマンもジュリアが返す。琉悪夏はジュリアに冷凍庫爆弾もかわされてしまう。ジュリアがドロップキックを見舞うとテクラがダイビングボディープレス、ジュリアがミサイルキック。キッドがカットするとテクラがスピアで排除する。ジュリアが琉悪夏を引き起こすがエルボー連打を食らう。ジュリアが応戦するがラリアットの餌食に。ジュリアが飛びついて琉悪夏に卍固めから三角絞め、ビアンカ。琉悪夏がギブアップしジュリアの勝利となった。

 

ジュリア&テクラのコメント

ジュリア「テクラ、今日でスターダム2戦目。初めてだね、大江戸隊」

テクラ「オーエドタイ、ハジメテ! ウー、オーエドタイ! スターライト・キッドネ、オモシロイネ。マアマアネ、ソーソーネ。DDMノホウガイイ」

ジュリア「ホントに? ありがとう(笑)。今日から3連戦。1日目はテクラと組んで、明日は私はFWCだね。朱里とアリカバで、メッチャ久々にゴッデスやります。久々すぎて申し訳ない気持ちもあるけど、防衛するのは私たちアリカバで間違いないでしょう。まだまだ負けるわけにはいかないんでね。というわけで、テクラともまたタッグをやりたいと思うし、DDM7人になってさらに活性化されていくんじゃないかな。というわけで、アリベデルチ、またな」

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○MIRAI

12分11秒
ミラマーレ・ショック→片エビ固め

月山和香
舞華 桜井まい
朱里 白川未奈●

 1229両国でワールド・オブ・スターダム王座を奪取し、SWA世界、ゴッデス・オブ・スターダムと合わせ3冠王となった朱里がドンナ・デル・モンドの舞華&MIRAIを従えて登場。MIRAIはDDMの新メンバーで、1・3新宿で怪覆面を脱ぎ捨て素顔を明かした。その正体は、元・東京女子プロレスの舞海魅星。心機一転MIRAIへとリングネームを変え、この日第2戦目を迎える。対戦相手はCOSMIC ANGELSの白川未奈&桜井まい&月山和香組。MIRAIとの再会となる白川が、桜井と月山をどうコントロールするかが試合のカギとなりそうだ。1・3新宿ではジュリアから辛らつな言葉を投げつけられた桜井の心境は…?

 白川がMIRAIを指名し、先発で対峙する。ロックアップでの力比べ。ロープに振られた白川が止まって挑発。MIRAIをかわしてリング上でグラビアポーズを決める。見せつけられたMIRAIは舞華とタッチ。月山が白川の後ろから強引にタッチしリングイン。舞華が月山を捕まえボディースラム。DDMがトリオで月山を攻撃。3人で手足を締め上げると、月山が悲鳴を上げる。MIRAIが月山をボディースラム連発。朱里が月山にサッカーボールキックを連打。月山がエルボーで向かっていくと朱里が受けて立つ。月山がカウンターのボディーアタック。月山が朱里の背中をマットに叩きつける。白川と桜井が合体しキックの連打。桜井がエルボードロップも朱里が返す。朱里が桜井を担ぎ上げマットに叩きつけると腕十字、腕固めへ。DDMがコズエンのカットを阻止して朱里がサッカーボールキック。舞華が桜井を挑発。桜井がエルボー連打も舞華が一発で吹っ飛ばす。桜井の連打を舞華が仁王立ちで受けて立つ。舞華が再び一発で吹っ飛ばすと、桜井が立ち上がりフェースクラッシャー。白川がタッチを申し出てリングイン、舞華にコルバタ式河津落とし。舞華がブレーンバスターを決めMIRAIに託す。MIRAIは白川にショルダータックル、串刺しエルボーアタック、ショルダータックル。エルボーの打ち合いから白川がネックブリーカードロップ。月山と桜井も入り串刺し攻撃の連打、白川がDDT。白川はMIRAIをコーナーに激突させコーナーに乗せるとDDT。しかしDDMのカットが間に合い10分経過。白川がMIRAIにドラゴンスリーパーも舞華がカット。朱里と舞華が白川にダブルのブレーンバスター。MIRAIが白川を持ち上げ旋回させて叩きつける。MIRAIが朱里と舞華をどかして月山に至近距離からラリアット、桜井、白川にもラリアット。朱里と舞華が控えに回るなか、白川を引き起こすと担ぎ上げてエアプレーンスピンから前方に叩きつける。白川が返せずMIRAIがフォール勝ちをゲットした。

MIRAI「スターダム参戦2戦目、このMIRAIが勝ちました。そこでひとつ、私から要望があります。朱里さん、アナタの持っているその赤いベルトに挑戦させてください。自分はプロレスをやってきている中で、最高に楽しいです。だからこれを、この魂を爆発させたい!」

朱里「赤いベルトに挑戦? そっかー、そうきたか…。ま、やる気はね…すげえ素晴らしいと思ってる。でもな、この赤いベルトは敷居がたけーんだよ。オマエそれわかって言ってるの? 私に勝てると思ってるの? 今日、この試合でMIRAIはあの3人を片付けた。それは認める。そして、気に入ったよ。挑戦、受けてやる。でも、オマエの実力は未知数。この私がこのスターダム最高峰の赤いチャンピオンとして、オマエの力を引き出してやるよ。限界越えてけよ、MIRAI。あと、ちょっとこの場をお借りして言いたいことがあります。えっとー、私はシングルはこの赤いベルトのチャンピオンに集中していきたい。だから、このSWAのベルト、返上したいと思っています。テクラとか権利のある人たちで争ってほしい。以上!」

 

朱里&舞華&MIRAIのコメント

MIRAI「(1月)3日のウナギ、今日の白川。どこか懐かしい感覚もあるんですけど、あっちが先にこっちに来て、その間成長してきたって言ってるのもわかるんですけど、その間、自分も何もしてなかったわけじゃないので。もうあっちが知っている、あのころのMIRAIじゃない。そして今日、白川からこのMIRAIが勝ちました。そして、スターダム参戦2戦目でさっそく動かせていただきました。朱里さん、挑戦を受けてくれてありがとうございます。しっかし、このMIRAIが魂込めて闘いを見せます。そして、モノが違う女を狩りたいと思います。そしてそして、このMIRAIが赤いベルトへの挑戦、1回でしっかりこのベルト、いただきます。よろしくお願いします」

舞華「COSMIC ANGELS、今日闘ってみて、ちょっとずつ桜井、いい目してきたんじゃない? でも、オマエに足りないもの、自分探しの旅にでも出掛けてみたら?」

朱里「ちょっとSWAの話を先にさせてください。私はこのSWA、母の母国を背負って防衛をしてきました。たくさんの試合、そして思いが詰まってます。でも、1229日、この赤いベルトをやっと、やっとスターダム最高峰の赤いベルトを手に入れることができました。私はこの赤いベルト、シングルはこの赤いベルトに集中していきたい。そう思ったので、そう決意したのでSWAを返上させていただきたい、そう思ってます。そして、MIRAI。(両者とも立ち上がる)覚悟を持ってこの赤いベルトに挑戦表明したんだよな。ナメたマネしたら…ビビッて逃げんじゃねえぞ」

◆タッグマッチ 20分1本勝負
上谷沙弥

20分00秒
時間切れ引き分け

ウナギ・サヤカ
林下詩美 中野たむ

 前・赤いベルトの王者・林下詩美と現・白いベルトの王者・上谷沙弥がタッグを結成。1229両国で明暗分かれたものの、クイーンズクエストはレディ・Cを迎え入れ心機一転を図らなければならない。渡辺桃が去っただけに、なおさら詩美と上谷の力も試される。今大会ではCOSMIC ANGELSの中野たむとウナギ・サヤカ組が相手。白いベルトの前王者となってしまった中野は早くも上谷と再戦で、次期挑戦に名乗りを挙げたウナギには前哨戦となるだろう。白いベルトに「全力」というキーワードを掲げた上谷を中心に、赤白対決ならずの詩美vs中野も含め、様々な思惑が交錯する。

 QQは詩美を先頭に、上谷のテーマ曲で登場。ウナギが歩を進め上谷を睨みつける。上谷が詩美を制してウナギと対峙。ゴングが鳴るとウナギがビッグブーツからエルボー連打、バックエルボー。上谷がカウンターでドロップキックを打ち込みウナギの動きを止める。コーナーに追い込まれたウナギが上谷をかわしてエルボーアタック。ウナギのエルボーから上谷もやり返していく。エルボーの打ち合いから髪の毛をつかみ合う。詩美が入りウナギの前に立ちはだかる。ウナギは中野にタッチ。お互いにベルトがないことをジェスチャーで挑発し合うとバックの取り合いに。首の取り合いに移行し、中野がヘッドロック。詩美が切り返しヘッドロック。詩美がロープに振られるもショルダータックル。中野がカバーを抜けてネックブリーカー。ウナギを呼び込みダブルで詩美を攻め込む。ウナギが詩美をかいくぐり控えの上谷に向かっていく。背後から詩美が襲いかかりボディースラム。上谷が入りウナギにストンピング連打。上谷がウナギにボディースラム。ウナギが返すたびに上谷がカバー。ウナギが返すと、上谷は詩美に託す。詩美がエルボー、串刺しエルボーアタック、ドロップキック。ウナギが返すと、詩美がコーナーに追い込みストンピング連打。上谷が自軍コーナーでウナギにストンピング連打。ウナギのエルボーに上谷は「そんなもんか」「もっとこいよ」と受けて立つ。上谷が狙いすましてエルボー。一発で倒すとウナギにストンピング連打。上谷の突進をウナギがキャッチしマットに叩きつける。中野が上谷にダイビングボディーアタック。詩美が乱入し上谷と合体。中野がかいくぐりまとめてドロップキック。上谷が返すと、中野を側転でかく乱しドロップキック。詩美が中野にドロップキック、ミサイルキック。アルゼンチンを中野がかわして突進もラリアットを食らう。詩美がバックを取ると中野が切り返しスピンキック。詩美がブロックするが中野がネックブリーカー。10分経過。中野が詩美に「赤白懸けてやるんじゃなかったのかよ!」詩美は「オマエと赤白やりたかったよ!」中野「また来年だ!」詩美「当たり前だろ!」言葉とエルボーの応酬が展開される。詩美が突進するとウナギがエプロンで援護し中野がジャーマン。詩美が返すと、中野がバイオレットシューティング。詩美がかわして投げっぱなしジャーマン、中野もやり返す。詩美がラリアットを見舞い、両者ダウン状態。上谷が中野を引き起こし二段蹴り。中野がキャッチしバックドロップ。ウナギが上谷にビッグブーツ、串刺しエルボーアタック、フェースクラッシャー。上谷がニールキック、詩美がサイドバスター、上谷がバック転式のダブルニー。ウナギが返すと、中野が入りバックドロップ、ウナギがギロチンドロップ。ウナギは上谷に大ふへん固め。上谷が切り返すと中野が入ってウナギと合体。上谷がかいくぐりまとめてフランケンシュタイナーで場外に送り出す。15分経過。上谷がスワンダイブ式プランチャ。ウナギを戻すと上谷と詩美が2方向からミサイルキックで競演。上谷がノーザンライトもウナギが返してみせる。上谷はウナギを引き起こしてスタークラッシャー狙い。中野がスピンキックでカットしウナギがフェースクラッシャー。上谷が返すと、中野とウナギがダブルのカカト落としを浴びせる。しかし詩美のカットが成功。残り3分。中野が詩美にトラースキック、指示を受けたウナギが場外にプランチャ。ウナギは上谷をリングに入れてマッドスプラッシュ。しかし上谷がクリアー。コーナーでコードブレイカーも上谷が返す。乱戦から4人がダウン状態。ウナギと上谷がエルボーの応酬。ウナギが大ふへん固め、大儀であったを狙うが上谷が切り返すとスタークラッシャーの構え、ウナギが切り返しスイングネックブリーカー。残り30秒。ウナギは上谷を引き起こし大儀であった。しかし詩美のカットが間に合う。ウナギがギロチン投下もゴングが鳴った後だった。試合後、ウナギがマイク。

ウナギ「オイ、新チャンピオンの上谷沙弥。引き分けだぞ? 時間足りない相手だけど、どうするんだよ!? もちろん白、挑戦決定ってことでいいですよね?」

上谷「オマエよ、欲望のまま生きて、全力ですべて奪い取ろうとするところ圧倒されたよ。挑戦受けてやるよ。ただこのベルト、簡単に手に入るものじゃないから」

 

上谷&詩美のコメント

上谷「この白いベルトのひとつの目標、朱里の持つ赤いベルトを超える試合を連発して、団体で一番最高の最強のベルトにしていくこと。おい、ウナギ、久しぶりに闘ったウナギはデリシャスだったね。でも、う~ん、まだまだ全力さ、足りないかな。まあでも、挑戦受けてやるよ! 始まったばかりの、この全力防衛上谷沙弥ロード、見ていてください」

 

中野&ウナギのコメント

ウナギ「白のベルト、決定しました! いや、やっぱり私は、たむさんの一番近くで白いベルトをずっと見てきたつもりなので、やっぱり白はコズエンがお似合いじゃないかと思ってます。全力のベルト、上谷よりむしろ、このウナギ・サヤカの方が合ってると思うので全力で取りにいかせてもらいます」

中野「死ぬ気で全部かけて、闘いな」

ウナギ「全力で、死ぬ気でいきます」

◆シングルマッチ 30分1本勝負
渡辺桃

15分53秒
レフェリーストップ

AZM

 1218大阪での「敗者強制ユニット脱退キャプテンフォールイリミネーション8人タッグマッチ」。クイーンズクエストのキャプテンである渡辺桃が試合終了を待たずしてユニットを裏切り大江戸隊との結託を表明した。裏切られたAZMは1・3新宿で桃との一騎打ちをアピール。これが受け入れられ、今大会でAZMと桃のシングルマッチが実現する。とはいえ、ブラックピーチに変貌した桃には、大江戸隊が大挙してセコンドに着くことは必至。厳しい状況下でAZMがいかにして桃との決着を図るのか。いずれにしても、QQと大江戸隊の抗争を占う闘いになりそうだ。なお、AZMが後楽園ホール大会のメインでシングルマッチをおこなうのはこれが初めてのこととなる。

大江戸隊がリングサイドを占拠すると、欠場中の刀羅ナツコがリングへ。

ナツコ「オマエら久しぶりだなぁ。なんでここにいるかって? 復帰…いやまだ復帰はできないんだけど。まぁ焦るなよ、私の復帰なんてよぉ。でも今日は一つだけオマエらに覚えて帰ってほしいことが、ある。私がこうやってここのリングに立つってことは、必ず何かがあるときだ。そう、今日はオマエらの大好きなブラックピーチ、渡辺桃が真の大江戸隊になる日。いままで言ってただろ? アレは仮の姿だって。今日出てくる渡辺桃が、真の大江戸隊。『桃ちゃん、なんで…』って19のガキを泣かせた新しい渡辺桃なんだよ。まぁ私が長々としゃべっててもしょうがないから、主役のご登場かな。桃ーー!」

 リング上では桃がAZMに握手を求めて手を差し出す。AZMが蹴飛ばしドロップキック。ロープワークで桃が蹴りを入れるがAZMが脚をすくってドロップキック。AZMはコーナーの桃に狙いを定めるがセコンドに足を引かれる。キッドは「オマエひとりだぞ」と挑発。大江戸隊が総出で攻撃、ナツコは1人距離を置いて見守る。桃がAZMをリングに戻しロープに固定。桃が「かわいそうだね、AZMちゃん」と挑発し踏みつける。QQのセコンドにレディ・Cが駆け付ける。桃がAZMを蹴飛ばしボディースラム。AZMが返すと、桃はサッカーボールキック、後頭部をマットに叩きつける。AZMが飛びつき、卍固め。丸め込みからブレーンバスターの構えも桃がこらえて突進。AZMが止めてブレーンバスター。場外に出た桃にAZMはバランスを崩しかけながらも三角飛びプランチャ。AZMは桃をロープにかけてダイビングフットスタンプ。桃が返すと、AZMはアームブリーカー式に腕をマットに叩きつける。コーナーに上がるとダイビングフットスタンプを腕に投下。桃が返すとAZMがワキ固め。ともに突進を読み合い、AZMがエルボー、桃もやり返す。エルボーの打ち合いからAZMが突進、桃がハイキック、カウンターのドロップキック、コーナーに宙づりにして頭部を蹴り上げる。さらに背後から串刺しニーアタック、コーナーに乗せて雪崩式Bドライバー狙い。AZMが切り返し雪崩式アームホイップ。AZMはダイビングフットスタンプを投下も2カウント。詩美がセコンドへ。AZMが雪崩式で腕を取るがエスケープを許す。10分経過。AZMが串刺しで突進も桃がキャッチ。AZMはハイキックをキャッチ。AZMが三角飛びも桃が蹴りで迎撃する。桃が背後から蒼魔刀。正面からも蒼魔刀を決める。AZMが返すと、桃はチキンウイングフェースロック。AZMが丸め込みの連続、ラリアットをかいくぐり飛びつく。桃がキャッチしBドライバーを決める。しかしAZMがクリアーに成功。桃はチキンウイングフェースロック。AZMがエスケープすると、桃はテキーラの体勢。AZMが切り返しカナディアンデストロイヤー。しかし大江戸隊がレフェリーのカウントを妨害する。AZMは桃を引き起こしエルボー乱打。AZMがハイキックを決め桃を引き起こすとフィニッシュ宣言し、ヌメロウノ。しかし桃が反転して脱出、AZMが飛びつくと桃がキャッチしてパイルドライバー。桃はピーチサンダー。セコンドの琉悪夏がボックスをもってエプロンへ。レフェリーが止めている間に桃はシューズに何かを仕込む。桃がその足で顔面を蹴り上げると危険と見たレフェリーがゴングを要請。桃の勝利がアナウンスされた。

桃「AZMちゃーん、オマエがどんなに張り切ったって、私には勝てっこねぇんだよ。今日はオマエらクイーンズクエストの破滅の第一歩にすぎないからな。今年、覚悟しておけよ」

キッド「オイ、クイーンズクエスト、一人入れたからってなんの役にも立ってねーぞ? あと前からずっと思ってたんだけどさ、オマエらマスクウーマンじゃないんだから、マスクなんか被って出てくるんじゃねーよ! なぁ! 全世界のマスクマンと、この私、スターライト・キッドに失礼な話だろうが。わかんないのか、失礼ということがよぉ! わからないんだったらマスクと次はクイーンズクエストのユニットごと破壊してやってもいいんだぞ!」

詩美「オイ、うるせぇ! 好き勝手言ってんじゃねぇ。明日、レディも入って初のユニット戦なんだよ。私たちクイーンズクエストが絶対勝って、オマエらのへらねー口を黙らせてやるよ」

桃「ハイ、ハイ、ハイ、わかったから、さっさと帰って。邪魔なんだよ! いま大江戸隊の見せ場なの、早く帰れよ。帰れ、帰れ、帰れ、帰れ、帰れ! ホントかわいそうに、今日はクイーンズクエストの破滅の第一歩と言ったが、スターダムにいる全ユニットに忠告しておくよ。私たち大江戸隊、そしてブラックピーチがぜーんぶ破壊してやるよ!!

大江戸隊のコメント

桃「あ~あ、あ~あ、AZMもクイーンズクエストも、ファンのお前らも思い知っただろ。今日が破壊初めの日だよ。これから私たち大江戸隊でクイーンズクエスト、いや、全ユニット、破壊していくんで、これからも、よろしく」

キッド「ブラックピーチ楽しみだなあ~」

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