『NEW YEAR STARS 2022/Day-2』
1月9日(日)後楽園ホール(観衆725人=超満員札止め/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
テクラ |
7分58秒 |
鹿島沙希 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○羽南 |
8分54秒 |
月山和香● |
岩谷麻優 | ウナギ・サヤカ |
◆6人タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○MIRAI |
12分40秒 |
桜井まい● |
ひめか | 白川未奈 | |
舞華 | 中野たむ |
◆4vs3ハンディキャップマッチ 20分1本勝負 | ||
○渡辺桃 |
17分8秒 |
|
スターライト・キッド | レディ・C● | |
琉悪夏 | 上谷沙弥 | |
吏南 | 林下詩美 |
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<挑戦者組> |
16分55秒 |
<王者組> |
○葉月 | 朱里 | |
コグマ | ジュリア● |
※第21代王者組のジュリア&朱里が5度目の防衛に失敗。葉月&コグマが第22代王者組となる
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
テクラ |
7分58秒 |
鹿島沙希 |
ドンナ・デル・モンド加入のテクラが大江戸隊の鹿島沙希と初遭遇のシングルマッチ。前日の後楽園ではジュリア&テクラ組がスターライト・キッド&琉悪夏組を破っている。テクラが大江戸隊を返り討ちか、それとも鹿島がリベンジか?
リング中央でテクラがポーズをとって鹿島を挑発。鹿島は乗らずにゴングを待つ。鹿島が殴り掛かりロープワークに。鹿島が押し倒して突進するとテクラがかわして押さえ込む。鹿島のアームホイップでテクラがリング外に。すると大江戸隊のセコンドが襲いかかる。リングに戻すと「コイツ笑ってるぞ」「気持ち悪いんだ、コラ!」と叫んで攻撃。片足でカバーするがテクラが返す。鹿島は腕を取り至近距離からニードロップ。腕を絞り上げるがテクラがエスケープ。しかし鹿島はロープに腕をかけると蹴り上げて、さらにワキ固めへ持っていく。テクラが鹿島の突進を止めて挑発。ロープに乗って蹴り上げると、DDTへ。鹿島が返すと、テクラがチョップの連打でコーナーに追い込む。鹿島がコーナーに振るとテクラが宙づりの首4の字固め。テクラが突進をかわされもワキ固めのお返し。鹿島が逃れると顔面をかきむしって顔面パンチ。テクラがこらえて挑発し突進。しかし鹿島がカウンターのキック。テクラが突進をブリッジでかわしてスピアを見舞う。ブレーンバスターからカバーするが鹿島がクリアー。テクラはダブルアームの構え、鹿島がこらえるとコーナーに振る。鹿島がかわしてフェースクラッシャー。テクラが返すと鹿島はハイキック。しかしロープ際で命拾い。ならばと鹿島はダブルアーム式フェースクラッシャー。鹿島はマイエンブレムを狙うがテクラが回転足折固め。3カウントが入りテクラの勝利となった。
テクラのコメント
「ハジメマシテ。マタ、オーエドタイ? スターダムキテヨカッタネー。メッチャタノシイ。コレカラヨロシクネ。DDM、フォーエバー」
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○羽南 |
8分54秒 |
月山和香● |
岩谷麻優 | ウナギ・サヤカ |
岩谷麻優&羽南のSTARSとウナギ・サヤカ&月山和香のCOSMIC ANGELSがタッグで対戦。羽南は12・29両国で琉悪夏を破りフューチャー・オブ・スターダム王者となった。羽南はウナギとの約束を果たした形となり、ベルトを巻いてから元王者と初顔合わせとなる。また、ウナギのパートナーである月山は挑戦条件を満たしており、羽南vs月山のタイトルマッチも考えられる。それだけに羽南と月山には大事な闘いとなるだろう。岩谷&羽南のSTARS連係が上回るか、それとも白いベルト次期挑戦者のウナギが月山をリードし挑戦に持っていかせることができるか?
握手をかわすとウナギが岩谷を指名。月山が割って入るがウナギが無視。が、月山はウナギを制して羽南と対峙する。腕の取り合いから羽南がレッグロック。月山が切り返すが羽南がグラウンドでヘッドロック。羽南がドロップキックから突進もウナギがカットし月山と合体。コズエンが連係で羽南を攻撃するが羽南が返す。月山がエルボー連打、羽南がコーナーに振られるもボディーアタック。岩谷が月山に逆水平、串刺しドロップキック、逆エビ固め。ウナギはカットせずに月山のエスケープを待ち「やり返してこい!」と声をかける。月山がドロップキックを決めてウナギにチェンジ。ウナギが岩谷に串刺しエルボーアタック、フェースクラッシャー。大ふへん固めを岩谷に決めるが羽南が月山を押しのけカットする。岩谷と羽南が合体を試みるが、ウナギがまとめてカカト落としとギロチンドロップ。岩谷とウナギがエルボーの打ち合い。岩谷がドロップキックを決め羽南に託す。羽南もドロップキックの連打で続く。ウナギが返すと、羽南はダブルリストの構え。ウナギが切り返すが羽南が払い腰。返したウナギに羽南が突進。しかしウナギがキャッチしマットに叩きつける。ウナギはコードブレーカー、月山がドロップキック、ウナギがギロチン、月山がミサイルキックで猛攻。羽南が返すと月山は両腕をロック。切り返した羽南が叩きつけるも2カウント。羽南が飛びついて腕十字へ。月山が必死にエスケープするが羽南がカナディアンで担ぎ上げる。月山が切り返してエルボーの打ち合いに。羽南が払い腰からカナディアン。岩谷がトラースキックを見舞い羽南が前方に叩きつけるがカットされる。羽南は「次こそ終わりだ!」と絶叫。しかし月山が丸め込みの連続。返した羽南が突進に旋風脚。ブロックバスターホールドを決めると月山が返せず、羽南が勝利した。
◆6人タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○MIRAI |
12分40秒 |
桜井まい● |
ひめか | 白川未奈 | |
舞華 | 中野たむ |
ドンナ・デル・モンドのアーティスト・オブ・スターダム王者である舞華&ひめかが新加入のMIRAIと初トリオを結成、COSMIC ANGELSの中野たむ&白川未奈&桜井まい組と対戦する、DDMvsコズエンの2連戦第2ラウンド。前日の後楽園ではMIRAIが朱里&舞華と組んで白川&桜井まい&月山和香組に快勝、フィニッシュを取ったのがMIRAIだった。しかしそれだけではなく、なんとパートナー朱里の赤いベルトに挑戦することを表明。朱里は受けて立つ姿勢を見せたが、それだけにMIRAIにはタイトルマッチを前にいいところを見せつけていく必要がある。前日、MIRAIは東京女子プロレス時代にタッグも組んでいた白川と再会し、チームのリーダー格から直接勝利。苦杯をなめさせられた白川も当然リベンジを狙ってくるだろう。赤いベルトの次期挑戦者となれば、もちろんマークもきつくなる。白いベルトの前王者・中野との遭遇も大きな見どころだ。
白川がMIRAIを挑発し先発に指名。しかし舞華が先発に名乗り。その背後から桜井がエルボーを連打し試合がスタート。桜井がなおも連打するが舞華がやり返す。ロープに走るとコズエンがカットして乱入、トリオで舞華を攻撃する。桜井がカバーするが舞華が返す。舞華は桜井をボディースラム。ひめかが滞空時間を取ってのボディースラム。MIRAIが桜井にボディースラム3連発。桜井は1カウントで肩を上げる。舞華が桜井にバックブリーカー。返した桜井に舞華が突進、桜井はビッグブーツをカウンターで連打。中野が入ると舞華とひめかが合体。中野が2人をコーナーに追い込み串刺しエルボーアタック、まとめてダイビングボディーアタック。ひめかと舞華がキャッチするが逃れた中野がまとめてドロップキック。中野は舞華に側転ダブルニードロップ。白川が舞華に串刺しエルボーアタック、ドロップキック。舞華のブレーンバスターを白川が切り返すが、舞華はあらためてブレーンバスターを決める。ひめかが白川にショルダータックル。白川のエルボー連打をひめかが受けて立つ。エルボーの応酬からひめかが「こいや!」と仁王立ち。すると白川は顔面へのエルボーからDDT。コーナーに振るとひめかの背中にローリングエルボー。コーナーに上がると舞華がカットし雪崩式ブレーンバスター。舞華とひめかがサンドイッチラリアット。しかしコズエンがカットに成功。ひめかは白川を担ぎ上げる。切り返した白川をコズエンが援護。白川は中野と打撃の合体。中野がひめかを起こし白川がダイビングエルボーアタック。両軍乱戦から白川がひめかにDDT狙い。こらえたひめかが至近距離からリアットも白川がローリングエルボー。ひめかが桜井にラリアット連打。MIRAIが桜井に串刺しエルボーアタック、ボディースラム。桜井が切り返すがMIRAIがアームロック。桜井がエスケープすると、MIRAIにラリアット。MIRAIがかいくぐりショルダータックル、アームロック。しかしコズエンのカットが間に合う。中野と白川の合体を舞華とひめかが阻止して分断。MIRAIが桜井に殴るようなラリアット、もう一発ラリアットを放つと、エアプレーンスピンから前方に叩きつけるミラマーレショック。3カウントが入り、MIRAIが桜井を破ってみせた。
◆4vs3ハンディキャップマッチ 20分1本勝負 | ||
○渡辺桃 |
17分8秒 |
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スターライト・キッド | レディ・C● | |
琉悪夏 | 上谷沙弥 | |
吏南 | 林下詩美 |
林下詩美&上谷沙弥&AZM&レディ・C組vs渡辺桃&スターライト・キッド&琉悪夏&吏南組は、クイーンズクエストと大江戸隊の8人タッグマッチ全面対決。1・3新宿でQQ入りを果たしたレディが初めてメンバーに加わる一戦だ。前日の後楽園ではAZMと桃が一騎打ちをおこない、AZMが桃に衝撃のレフェリーストップ負けを喫した。鼻を負傷したと思われるが、予定通りにAZMはカードに組み込まれた。大江戸隊からの集中攻撃が心配だが、そこは新生QQがチームワークでカバーするしかないだろう。
ところが、案の定、試合前にAZMの負傷欠場が発表された。カードは入場時の発表で、AZMを抜いた3vs4のハンディキャップマッチに。入場時には新加入のレディも白いマスクを着用。
キッド「おいおいおい、AZMはどうした? そんな試合やる必要なくな~い?」
上谷「そんなん言うんだったらさあ…」
レディがマイクを奪い「今日は私がクイーンズクエストとして初めての試合です。このまま3対4でやらせてください、私が大江戸隊から勝ちます!」
詩美「レディがここまで言ってんだよ。クイーンズクエスト3人でやってやるよ!」。
QQが襲いかかりハンディ戦が正式にスタート。詩美が桃を捕まえてエルボー、ボディースラム。桃が返すと詩美はレディに託す。詩美が振ってマットに叩きつけると上谷がバック転式のニードロップ、レディがニードロップ。レディは桃を起こしてボディースラムの構え。キッドが乱入すると両軍が続々乱入。ブレーンバスターの掛け合いとなり大江戸隊が投げ切ってみせる。桃が片ヒザでレディをカバー。レディが返すと桃はミドルキック。吏南がレディにヘアーホイップ。大江戸隊が連係でレディを攻め込む。吏南が片足でカバーするがレディが返す。吏南は「何がQQ守るだ!」とレディを挑発。琉悪夏がレディをコーナーに追い込み首を絞める。大江戸隊はレディをロープに固定して攻撃。キッドがレディの後頭部をマットに叩きつけて顔面を踏みつけ「相手になんねえよ!」。レディがエルボー連打で向かっていくとキッドがダッシュ。レディがカウンターのショルダータックル。しかし大江戸隊がQQをリングサイドに落としてレディにタッチをさせず。吏南が「こんなもんかよ?」「やり返してみろよ」とレディを挑発。吏南が走ると詩美が乱入してカット。レディは上谷とのタッチが成立。上谷がスワンダイブのボディーアタックを吏南に見舞う。上谷はキッドにドロップキック。桃と琉悪夏が合体すると上谷はまとめてフランケン。吏南が払い腰から上谷にノーザンライト。琉悪夏が上谷にショルダータックル、串刺しラリアット。上谷が返すと、琉悪夏を側転でかく乱しドロップキック。詩美が琉悪夏をかいくぐりショルダータックルをぶつけ合う。詩美が打ち勝つも、琉悪夏が突進を止めてショルダータックルで吹っ飛ばす。さらにセントーンを決めるとキッドにチェンジ。キッドは詩美へダイビングボディーアタック。キッドが飛びつくと詩美がキャッチ、しかしキッドがコルバタで投げ捨て619,ここに桃のキックも加わる。キッドがその場飛びムーンサルトも詩美が返す。キッドと詩美がエルボー合戦。詩美がバックフリップを決めレディとチェンジ。10分経過、レディはキッドに豪快な逆水平の連打。必死に押さえ込むがキッドが返す。レディがビッグブーツも2カウント。チョークスラム狙いをキッドがドロップキックで阻止。桃が串刺しドロップキックをレディに連打と見せかけミドルキック。ブレーンバスターを食らったレディがクリアーに成功。桃はミドルキックの連打から突進。レディがビッグブーツも桃が押し倒す。レディが返すと、桃はスリーパー。レディがエスケープすると桃はフィニッシュを宣言しBドライバー狙い。レディが切り返すと桃がエプロンに送り出し琉悪夏がラリアット、場外に落ちたレディだが詩美が救出。上谷がキッドと吏南にニールキック、場外へスワンダイブ式プランチャを見舞う。上谷は桃をリングに入れて詩美と2方向からのミサイルキック。レディが桃にチョークスラムを決める。しかし桃が返してみせる。レディはフィニッシュ狙いでジャイアントバックブリーカーへ。しかし吏南と琉悪夏がカットに入る。15分経過。レディがコーナーに上がるがキッドがアームホイップでカットし桃がPK。大江戸隊がレディに次々と串刺し攻撃。キッドがDDT、琉悪夏がコンプリートショット、桃がBドライバー。QQがカットも大江戸隊が足を引く。桃はレディに胴締めスリーパー。桃は狙いすまして頭部へのキック。しかしレディが返してみせる。すると桃はフィニッシュを宣言し前方へBドライバー(人でなしBドライバー)。3カウントが入り、桃がレディを破った。
キッド「オイ、オイ、クイーンズクエストのオマエら、4対3とかバカなこと言ってるからこんな結果になってるんだろがよ。オイ、レディ・C! オマエは自業自得。まぁでも、これは大江戸隊からのお年玉だと思え。それからなあ、オマエら今後一切、マスクかぶって出てくんじゃねぇ。被っていいのは、本物のマスクウーマンのスターライト・キッドだけなんだよ!」
詩美「オイ、渡辺桃から引き継いできたマスクなんてさ、こっちから願い下げだよ。オイ、オマエらのことは絶対許さないからな。とくにオマエ、渡辺桃!」
詩美が桃につかみかかる。
詩美「オマエさ、私とシングルやれよ」
桃「最近、赤いベルトを失った林下詩美に価値なんてねーんだよ。ハハハハ。でも、そんなオマエに私が、このブラックピーチが負けるわけねーんだよ。それをしっかり教えてやるよ! そうだな…11周年ビッグマッチ、名古屋であるよね? 1月29日、名古屋でオマエも破壊してやるよ。楽しみにしておけよ」
大江戸隊のコメント
桃「今日も大江戸隊は勝っちゃったよ。で、あれなに? 4対3?」
キッド「アイツ、バカじゃねえか? 自業自得過ぎるだろ。4対3でやって、人数的には当たり前だけど、この大江戸隊の実力的にも勝てるわけねえんだよ! あの新人がなに言ってんだよ」
桃「新人が調子乗ってんじゃねえぞ。で、どうしたのAZMちゃ~ん、AZMちゃ~ん。AZMちゃん見てんのかな? どうしちゃったのかな? 破壊されちゃった? 私に昨日、破壊されちゃったから今日、逃げ出しちゃったのかな?」
キッド「うわあ~、やっちゃったねえ~。アハハ」
桃「いつ戻ってくるかわからないけど、こっちは準備万端で待ってるから、いつでもやり返してこいよ、AZM」
キッド「そうだよ。オマエ、憎くて悔しくてたまんねえだろ。だったらオマエが返ってきたときにウチらをKO負けさせるくらい勢いつけてこいよ」
キッド「オマエにはな、気持ちってもんが見えねえんだよ! 昨日の試合見てても。完全に気持ちで負けてんだよ、桃に。ま、明日もQQだからさ」
桃「そうだねえ。やっちゃおう、やっちゃおう」
キッド「あ~あ、楽勝すぎたね」
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<挑戦者組> |
16分55秒 |
<王者組> |
○葉月 | 朱里 | |
コグマ | ジュリア● |
※第21代王者組のジュリア&朱里が5度目の防衛に失敗。葉月&コグマが第22代王者組となる
ジュリアの復帰により、ゴッデス・オブ・スターダム王座戦が久々におこなわれる。“アリカバ”朱里&ジュリア組の防衛戦は昨年7・22札幌での林下詩美&上谷沙弥組戦以来、半年ぶり。昨年9・6後楽園での白川未奈戦以来、首を痛め欠場していたジュリアだが、12・29両国で復帰した。これまで3戦を消化し負け知らずで、MIRAI、テクラという新戦力もDDMに導入してみせた。1・3新宿ではタイトルマッチの早期実現を要求し、今大会で実現。挑戦者はゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦を制した葉月&コグマ組だ。ジュリアには復帰間もない時期でのタイトル戦がどんな影響を及ぼすか。前日には赤いベルトに集中するためSWA世界王座の返上を申し出た朱里だが、タッグとなれば話は別。返上も、防衛戦をおこなわなかったのもジュリアの帰還を待っていたから。その思いが爆発し、さらなる防衛ロードにつなげるか。あるいは、葉月&コグマ組がタッグリーグ戦の勢いそのままにベルトをかっさらうか。こちらのチームが勝てば、復帰後初戴冠。今後のタッグ戦線を占う闘いになりそうだ。
挑戦者組は蛍光色のグリーンを基調としたニューコスチュームで登場。ジュリアと葉月が先発し、お互いが「久しぶり」と髪の毛をつかみ合う。エルボーの打ち合いからジュリアがヘッドロック。葉月が髪をつかんで切り返すとジュリアもつかんでロープに押し込む。ジュリアがエルボーを放つがコグマが乱入し合体攻撃、両サイドからのドロップキックを決める。葉月が顔面ウォッシュを狙うがジュリアが阻止。朱里とジュリアが連係で葉月を攻め込む。ジュリアは葉月にネックブリーカー。朱里が葉月に滞空時間の長いボディースラム。ジュリアも続き、四方に見せつけてのボディースラム。朱里が「みなさんお待ちかね」とサッカーボールキックをヒットさせる。しかしコグマがカットに入る。葉月がコーナーに振られると反転してミサイルキック。顔面ウォッシュを決めるとコグマにチェンジ。コグマは朱里の背中にフットスタンプ。ジュリアが乱入するがコグマが2人をコーナーに追い込み串刺しボディーアタックからフライングボディーアタック。朱里が返すと、突進をかわしてリング下で「こいよ」と挑発。コグマが追いかけると朱里がリングに戻ってミドルキックを浴びせる。ジュリアと朱里が串刺しエルボーアタックからドロップキックで競演。ジュリアのカバーをコグマが返す。ジュリアはコグマにフェースロック。コグマがDDTからミサイルキック。葉月がスワンダイブで飛ぶが、ジュリアがかわすとエルボーの打ち合い。ジュリアがビッグブーツも葉月がエルボーアタック、朱里がニーをぶち込みジュリアと合体、葉月が阻止してまとめてアームホイップ、コグマとドロップキックの競演。葉月が場外へトペスイシーダ。さらにコグマが場外プランチャ。葉月はスワンダイブ式ミサイルキックをジュリアに決める。ジュリアが返すと葉月はダイビングセントーン狙いでコーナーへ。朱里がカットしジュリアがコーナー上でダブルアーム、朱里が雪崩式でまとめて投げ捨てる。しかしコグマがジュリアのカバーをダイビングボディープレスで葉月ごとカットする。コグマは朱里にジャーマンもハイキックを食らう。4人がダウン状態に。葉月とジュリアがエルボーの打ち合い。ジュリアが張り手を見舞うと葉月もやり返していく。張り手の応酬からジュリアがサポーターを外して突進も葉月が二段蹴り。葉月が担ぎ上げてコグマと合体し叩きつける。葉月は垂直落下式ブレーンバスターへ。しかしジュリアのカットが間に合う。葉月はジュリアに垂直落下狙い。朱里がカットしジュリアに指示。朱里とジュリアが合体も葉月とコグマがカット、しかしジュリアと朱里がジャーマンで競演。朱里が葉月を捕まえジュリアとともに持ち上げると前方に叩きつける。さらにジュリアがサブミッションで葉月を捕獲。葉月がなんとかエスケープに成功。15分経過。ジュリアがグロリアスドライバーを決めるがコグマがカット成功。ジュリアはダウンの葉月を引き起こす。葉月の張り手をかわしてジュリアがバックドロップ。ジュリアはグロリアス狙いも葉月が葉・月ストラルで丸め込む。3カウントが入り、葉月が勝利、ゴッデス王座が移動した。
葉月「私たちFWCが新タッグチャンピオンになりました! 私たちもクレイジーだけど、アリカバ、アナタたちも私たちと同じくらいクレイジーだったよ。ありがとう! そしてコグマ…昔から言ってた夢、一緒にゴッデスを巻く、やっと実現できたね! ウチとタッグを組んでくれてありがとう!! 私たちが新しいタッグのチャンピオンならやっぱり挑戦者には条件が必要かな、と。みなさん、どう思いますか? 私たちに挑戦する…」
舞華とひめかが登場し、舞華がマイク。
舞華「オイオイオイオイオイ、トリオといえば、舞ひめぽい。タッグと言えば、舞ひめ、だろ。みんなそう思うだろ!? そのベルト、そろそろ舞ひめの腰に帰りたいって言ってると思うんだけど、そう思わない?」
葉月「私たちに挑戦したいなら条件があります。それは、私たちと同じくらいクレイジーじゃないと、挑戦は受け付けません!」
舞華「クレイジーねぇ。アレ? ラダーマッチに敗れたオマエら、私たちの方がクレイジーだと思うんだけど…? 挑戦、受けてくれるよなあ?」
コグマ「クマイカ、ひめグマ…。とくに、とくにクマイカ! キミは福岡だよな? 福岡。それにラダーマッチ、クレイジーだったよ。まぁ、FWC、クマイカが入ってFTCにそのうちなってもいいけど、いまはひめグマとのタッグで挑戦させてやるよ」
葉月「舞ひめの挑戦は受けて立とうと思います。ただアリカバを倒した私たちは、そんな簡単に潰せるようなタッグじゃないと思います。これから、スターダムにもっと刺激を、そしてタッグにも刺激を与えてくんで、楽しみにしといてください。みなさん、今日は私たちが勝ったので、STARSで締めてもいいでしょうか? 羽南もベルト取って、私たちもベルト取りました。次は麻優さんの番です。そして飯田、復帰を待ってるよ。レベルアップして帰ってきてね。それでは私たちが締めたいと思います。いまを信じて、明日に輝け、We are STARS!」
葉月&コグマのコメント
葉月「私たちが新タッグチャンピオンです。はあ、しんどかった…。しんどかったけど、粘ってよかった。あきらめなくてよかった。そして、復帰してよかった。…泣かない。私とコグマがタッグ巻いたからには、しっかりスターダム、いま以上におもしろく盛り上げたいと思います。そして、内に秘めているクレイジーさを持つ人、どんどん暴き出していきたいなと思います」
コグマ「昔からね、取ろうって言ってたりとかして…(涙)。もう一緒にリングに立つこともないと思ってたから、すごい、なんか…復帰して、こんなことがあるんだなと思って。あきらめないって大事だっていうこと、身をもって伝えられたんじゃないかと思います」
葉月「次の挑戦者、急きょもう決まって、舞ひめ。舞華はラダーマッチのときにラダーから雪崩で麻優さんを投げつけてたので、まあ舞華にはクレイジーさがあるかなと。ひめかはどうかわかりませんけど、舞華にクレイジーさがあるのなら、私たちは受けて立ちます」
コグマ「ハイ。同じ福岡だし」
葉月「私たちそんな簡単に潰れないし」
コグマ「挫折を経験した者は強いということをこれから証明していこうと思います」
葉月「これから記録に残るかは置いておいて、記憶に残るタッグチャンピオンとしてしっかり成長します。楽しみにしといてください」
――どんな王者像を作っていきたい?
コグマ「人生いろいろあると思うんですけど、あきらめたり挫折したり、そういうことを乗り越えて、もっといい未来が待ってるよという、そんなような支えになれるような王者になっていきたいと思います」
葉月「そうだね。新しく自分たちを知った人もいると思うので、私たちの過去を知らない人も多いと思いますけど、しっかり過去も見てもらって、私たちのいまを知ってもらえればなと思います。アリカバを倒した私たち、なかなか私たちを倒せる相手はいないんじゃないかなと思います」
朱里&ジュリアのコメント
ジュリア「ああ…。朱里、ごめん。本当にごめん」
朱里「ウチらはまだ終わらないし、絶対、絶対終わらない。アリカバは最高のタッグ。絶対、一番世の中に広めることができるタッグだと思ってる。絶対取り返そう」
ジュリア「朱里とタッグ、アリカバを組んでからすごくタッグのおもしろさとか気づいて。自分と朱里でしかできないこと、まだまだやりたいことがいっぱいあるから。必ずコグマと葉月から私たちが取り返して、また完全な最強の王者を目指したいと思います。今日は負けました。認めます。ただ葉月、2年ぶり、楽しかったよ。もっとやりたい。もっとやり合いたいなと思った相手がまた現れたんで、これから楽しみです。でも、やっぱ悔しいー! 帰ろう」
朱里「帰ろう」
ジュリア「メシ行こう」
朱里「行こう行こう」
舞華&ひめかのコメント
ひめか「みんな舞ひめの復活、待ってたんじゃない? ねえ?」
舞華「ウン」
ひめか「あの日、アリカバにベルトを取られて、舞ひめぽいとしてアーティストを狙って、DDMに持って帰ってきて。アリカバがゴッデス取られて、誰が次に出るのといったら、もちろん舞ひめ」
舞華「あのゴッデスの条件? クレイジーさが条件みたいなこと言ってたけど、ユニットトーナメント、ラダーマッチ、勝ったのは誰ですか? そしてあの2人、福岡県出身。クレイジークレイジー言ってるけど、一番クレイジーなのはこの私だから、そのことよーくあの2人に教えてやるよ」