2022/03/13 試合結果

2022年3月13日 『後楽園大会』

『後楽園大会』
3月13日(日)後楽園ホール(観衆778人)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負
白川未奈

8分17秒
インプラントDDT→片エビ固め

向後桃

※もう一人はフキゲンです★

◆シングルマッチ 15分1本勝負
ウナギ・サヤカ

6分31秒
城門突破→片エビ固め

桜井まい

◆タッグマッチ 20分1本勝負
天咲光由

10分14秒
ダイビングフットスタンプ→片エビ固め

月山和香●
○AZM 中野たむ

◆両国前哨戦 10人タッグマッチ 201本勝負
渡辺桃

13分35秒
PINK♥Devil→片エビ固め

葉月
スターライト・キッド コグマ
琉悪夏 羽南●
○吏南 飯田沙耶
鹿島沙希 岩谷麻優

◆両国前哨戦 タッグマッチ 20分1本勝負
MIRAI

20分00秒
時間切れ引き分け

テクラ
朱里 ジュリア

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

18分43秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

<挑戦者組>
なつぽい レディ・C●
ひめか 上谷沙弥
○舞華 林下詩美

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが6度目の防衛に成功

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負
白川未奈

8分17秒
インプラントDDT→片エビ固め

向後桃

※もう一人はフキゲンです★

 COSMIC ANGELSの白川未奈、STARSの向後桃、大江戸隊のフキゲンです★が3WAYマッチで激突。それぞれのユニットを背負った対戦になりそうだ。

 向後が2人に握手を求めるとフキゲンは「ノーでーす」と拒否。探り合いから手四つの構えに入り力比べ。白川が向後の腕を取って捻り上げるとフキゲンも取って数珠つなぎに。向後とフキゲンで白川を締め上げる。白川と向後がクローズラインで合体。向後が協力を白川に求め「ゴキゲンさんンに戻しましょう」とアピール。白川はデリシャースをすることを条件に向後と合体しドロップキックの挟み撃ち。向後が裏切ると白川は「嘘つきデリシャース」と糾弾し吊り天井を仕掛ける。さらに白川は串刺しエルボーからドロップキック、足4の字固め。そこへフキゲンがスポーツ紙を読みながらリングイン。蹴飛ばして反転させるとその上に座り込んで新聞を読む。元に戻すと向後に乗ってカバー。返されると白川もカバーする。フキゲンは白川と向後に串刺し攻撃を試みるがそのたびに返される。しかし向後をコーナーに振ってまとめて串刺し攻撃。向後がかわしてボディーアタック。向後はフキゲンに619もかわされる。そこへ白川がドロップキックも向後がクリアー。白川と向後がエルボーの打ち合い。向後がカウンターのドロップキック。ラリアットをかわしてもう一発ドロップキック。そして619をヒットさせる。フキゲンがカットすると向後がかわしてセントーンは白川へ。向後がスワンダイブのミサイルキックから白川を丸め込む。向後の突進に白川がエルボー連発。向後が返すと、白川はインプラントDDT。3カウントが入り白川が向後を破った。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
ウナギ・サヤカ

6分31秒
城門突破→片エビ固め

桜井まい

 ウナギ・サヤカと桜井まいが一騎打ちで対戦。昨年8・13後楽園でのスターダム初参戦で桜井はいきなりウナギのフューチャー・オブ・スターダム王座に挑戦。それ以来のシングルマッチであり、桜井がコズエンを離脱しDDM入りしてからのシングルも初めてとなる。「認めない」としながらも仲間として闘ってきたウナギにとって、桜井のDDM入りはどう映っているのか? 桜井としても移籍の意義を試合内容で知らしめるには絶好の機会。DDM入りしてからは勝ち星も増えてきているだけに、シングルでの勝利も期待したいところだが…。

 ロックアップから桜井がヘッドロック。ウナギが取り返しヘッドロックの応酬。グラウンドに移行もすぐにロープに振り合い桜井がビッグブーツもウナギが倒れずチョップでなぎ倒す。ウナギがコーナーに串刺しエルボーアタックから顔面を踏みつけていく。ウナギがカバーすると桜井が1カウントで返す。ウナギはレッグロックも桜井が髪をつかんでいく。ウナギはヒザをマットに叩きつけカバー。返した桜井がエルボー連打で向かっていくとウナギが仁王立ち。ウナギが突進すると桜井がエルボーもウナギは倒れず。しかし桜井がスタナー。ウナギが串刺しで突進も桜井がビッグブーツ、フェースクラッシャー、ドロップキック。返したウナギに桜井はビッグブーツ。ウナギがかわしてエプロンから足を蹴り上げる。ウナギはストンピング連打から突進。桜井が止めてSTFへ。ウナギがエスケープするが桜井がビッグブーツ。ウナギが返すと桜井はダイビングエルボードロップへ。しかしウナギが返してみせる。ウナギが叩きつけようとするが桜井が切り返して張り手、変型レッグドロップ。桜井はウナギを寝かせてダイビングエルボードロップ投下。しかしウナギが返してみせる。桜井は「決めるぞ!」と叫んでフロントバスター狙い、ウナギが切り返して前方に叩きつける。返した桜井にウナギは城門突破。3カウントが入り、ウナギが桜井を破った。

ウナギ「桜井まい、オマエが裏切ってくれたおかけで月山は目つきもカラダつきも変わって、ようやくプロレスラーらしくなってきたよ。ただ、オマエは私の相手じゃない。まあもう少し耐えてほしかったなぁ」

桜井「ウナギ・サヤカ、いつも元気ですね。でも、私は押しつけられるのが大嫌いなんだよ! コズエンという小さな世界で吠えてろ!」

ウナギ「私は感謝のないヤツとか、何かのせいにするヤツとか大嫌いなんだよね。自分の責任でやってみろ。あと外野で、カンケーねーのに、ギャーギャー顔を出さずに言ってるヤツらが一番大嫌いだけどな。桜井、やれるもんならやってみろ」

◆タッグマッチ 20分1本勝負
天咲光由

10分14秒
ダイビングフットスタンプ→片エビ固め

月山和香●
○AZM 中野たむ

 COSMIC ANGELSの中野たむ&月山和香組がクイーンズクエストとタッグ対決。QQではAZMのパートナーが「X」とされていたが、3・11「NEW BLOOD1」で林下詩美を相手にデビュー、前日の3・12高田馬場でスターライト・キッドと対戦した新メンバーの天咲光由が入った。天咲にはこれがデビュー3戦目で初のタッグマッチとなる。となれば、デビューからいまだ未勝利の月山にはチャンス到来か。同時に、天咲にとっても初勝利のチャンスとなるだろう。中野、AZMのリードが影響を及ぼすこと必至。最後に勝ち名乗りを受けるのは、誰か?

 天咲が先発を買って出るとコズエンからは中野が手を上げる。ロックアップから腕の取り合いとなり中野がヘッドロック。天咲がロープに振ろうとすると中野が体重を乗せて拒否してヘッドロックで締め続ける。天咲がロープに振るが中野がショルダータックル。中野は滞空時間の長いボディースラム。天咲が返すと、中野は月山と合体し左右からドロップキックの挟み撃ち。月山がカバーするが天咲が返す。天咲のエルボー連打を中野が仁王立ちで受けて立つ。中野が一発で吹っ飛ばしロープに振るが天咲がドロップキック。さらに天咲はドロップキックを連打、中野が受けて立つ。天咲が高角度のDDTを決めるとAZMにタッチ。AZMが中野と月山をかいくぐりドロップキック、2人まとめて腕を取る。中野がバックキック、エルボー、バックドロップ。AZMが返すと、月山がタッチを申し出る。月山は天咲を場外に落としてAZMに向かっていくがPKを食らう。月山が返すとトリッキーな動きでAZMを翻弄。中野が月山を振って串刺しエルボーを引き出す。月山はさらにコンプリートショットで叩きつけるがAZMが返す。月山が腕をクロスするがAZMが丸め込む。月山はAZMに串刺しで突進。AZMがかわすと天咲が側転エルボーでアシストしAZMがミサイルキック。AZMはダイビングフットスタンプもかわされ中野のスピンキックを食らう。天咲が月山をカッとするが中野が場外に送り出す。月山のノーザンをAZMがクリアー。月山はAZMにパロ・スペシャル狙い。しかしAZMがかわしてデッドリードライブ、ハイキック。しかし中野がカット成功。天咲が中野にダブルアーム式パイルドライバー。月山がAZMを丸め込むが2カウント。AZMがダイビングフットスタンプを決めると月山が返せず3カウントが入った。

AZM&天咲のコメント

AZM「(天咲が)初めての後楽園ホール、無事勝利しました! おめでとう」

天咲「ありがとうございます!」

AZM「今日は私が勝ちましたけども、いつかは光由が勝ってくれることを信じます。そして私もね、そのときもね、2人でタッグ組んでアシストし合って、いずれかはね、もっともっとタッグ進化していきたいと思います。何かある?」

天咲「今日AZMさんのおかげで勝てたんですけど、次は自分が勝てるよう、頑張っていきたいと思います」

◆両国前哨戦 10人タッグマッチ 201本勝負
渡辺桃

13分35秒
PINK♥Devil→片エビ固め

葉月
スターライト・キッド コグマ
琉悪夏 羽南●
○吏南 飯田沙耶
鹿島沙希 岩谷麻優

 STARSと大江戸隊が10人タッグマッチで全面対決。STARSが岩谷麻優&葉月&コグマ&羽南&飯田沙耶組、大江戸隊が渡辺桃&スターライト・キッド&鹿島沙希&琉悪夏&吏南組で出陣する。3・11「NEW BLOOD1」でカムバックした飯田には復帰第3戦となる。ゴッデス・オブ。・スターダム王者の葉月&コグマ組は桃&キッド組と、フューチャー・オブ。スターダム王者の羽南は吏南と、3・26両国に向けた前哨戦となる。

 大江戸隊のセコンドには刀羅ナツコとフキゲンです★もつく。ゴング前に大江戸隊が突進し飯田に集中攻撃。吏南が飯田にボディースラムから片ヒザでカバー。鹿島が「おかえりなさい」と顔面を踏みつけ右足をロック。琉悪夏が飯田の首を絞めつける。キッドは後頭部をマットに叩きつける。飯田が向かっていくとキッドがエルボーで倒し自軍コーナーへ。桃がミドルキック、ヘアーホイップ。コーナーに追い込むと顔面を踏みつける。飯田のドロップキックを桃がかわしてストンピング連打。桃と鹿島が合体するが飯田がチョップでなぎ倒し葉月とタッチ。葉月は桃に串刺しエルボー、ミサイルキック、フェースロック。STARSが5人でドロップキックを敢行。顔面ウォッシュでも競演する。桃が葉月のセントーンをかわすとPK、串刺しドロップキック。2発目を読んで葉月がコードブレイカー。キッドとコグマがハイスピードのかわし合い。丸め込みの応酬からキッドがドロップキック、コグマがフェースクラッシャー。岩谷とコグマが合体ボディープレス。キッドと琉悪夏でコグマを攻撃。キッドがスイングネックブリーカーもコグマが返す。キッドがコーナーに上がると岩谷が止めてコグマが雪崩式ブルドッキングヘッドロック。キッドとコグマが丸め込みの応酬、コグマがDDT。羽南がキッドにドロップキック。ロープに振られたキッドに吏南がタッチし試合権利が移る。羽南と吏南でエルボーの打ち合い。10分経過。羽南と飯田でカウンターのジャンピングチョップ、羽南が吏南にノーザンライト。STARSが吏南を捕獲しマットに叩きつけると羽南がブロックバスターホールド。吏南が串刺し攻撃をかわし羽南に大江戸隊が串刺し攻撃。吏南が後方に叩きつけるが羽南の肩が上がる。吏南はゴリーボム狙いも羽南が岩谷のトラースキックを呼び込み丸め込む。3カウントかと思われたがかろうじて2カウント。吏南が逆さ押さえ込みからジャックナイフ。STARSがカット成功。乱戦から鹿島と琉悪夏がブレーンバスター、吏南がダイビングダブルニードロップ。ギリギリで羽南が肩を上げる。吏南がゴリーボムを決めると羽南が返せず3カウントが入った。

キッド「途中はしっかり2カウントです! でも最後、キッチリ、123、見ただろ! 両国前哨戦、これが現実だよ。あと2週間あるから、せいぜい頑張ってくださぁーい。まあ、でも桃とキッド? 挑戦する日は2回目のタッグやけどー、ウチらがその日、ベルト巻くけん、ヨロシクー!」

葉月「おい博多弁、バカにすんなよ! 前哨戦で勝ったぐらいで粋がるな。本番で勝ってみろよ。大江戸隊? 凶器でもなんでも使ってこい。その上でウチらFWCが勝っちゃうけん、楽しみにね」

 

大江戸隊のコメント

キッド「まずさあ、なにあの途中(のゴング)? 吏南しっかり肩上げてただろー! あのリングアナ失格だ。両国では、変えろ」

ナツコ「いい加減にしろよ、マジで」

キッド「でも最後、しっかりスリー」

吏南「おい、羽南、オマエいまのままじゃ、フューチャーのベルト、26日、すぐ落とすぞ。テメエもっと練習して、私とちゃんと闘えるくらいに強くなれ!」

キッド「今日はね、最後しっかり沙希と琉悪夏もいい連係決めてくれてねえ~、ナイスアシストでした。そして、ウチら、ブラックデザイヤー。ウチら(キッド&桃)がベルト巻くけ~ん!」

桃「巻くけ~ん!」

キッド「前哨戦だからって勝ちは勝ちだよ。このまま当日も同じ結果で、3人ともベルト、両国で巻くけ~ん。よーく見とき~」

◆両国前哨戦 タッグマッチ 20分1本勝負
MIRAI

20分00秒
時間切れ引き分け

テクラ
朱里 ジュリア

 朱里&MIRAI組とジュリア&テクラ組は3・26両国に向けての前哨戦。両国初日に朱里とジュリアが赤いベルトを懸けて激突する。しかも先日の会見ではジュリアが「朱里と一緒にやっていくことは難しいかもしれない」と発言。王者・朱里も同じようなことを感じており、まずは前哨戦で何が起こるのか目が離せない。MIRAI、テクラともにジュリアが連れてきたDDMの新メンバー。万が一DDMが分裂ともなれば、MIRAIとテクラの去就も気になるところ。DDMは存続されるのか、それとも…。

 朱里とジュリアの先発でゴング。グラウンドの攻防からブレイクし視殺戦。つづいてMIRAIとテクラが対峙しバックと腕の取り合い。テクラが腕十字を狙うがMIRAIがかわしてみせる。手四つの構え力比べ、MIRAIが上になるがテクラがブリッジ。MIRAIがストンピングを入れてロープワークに移行。テクラがアームホイップを放ちカバーの応酬。テクラが蹴りを入れてネックロック。MIRAIがコーナーに押し込んで朱里に託す。朱里がテクラにサッカーボールキック、スリーパー。しかしジュリアが乱入してカットする。テクラがMIRAIにビッグブーツ。ジュリアが入ると朱里が乱入しMIRAIと合体。しかしジュリアがまとめてドロップキックを決めて分断。自軍コーナーに連行しテクラとともに顔面を踏みつける。テクラがMIRAIの左腕をロープにかけて蹴り上げる。ジュリアがMIRAIの腹部にパンチ、ネックブリーカー。ジュリアの突進にMIRAIはカウンターのエルボー。朱里がジュリアにブレーンバスター、テクラをコードブレイカーで追いやりジュリアにサッカーボールキック3連打。ジュリアが返すと朱里は腕十字から腕固めを狙う。ジュリアが阻止して飛びつき卍固め。10分経過。テクラが朱里の顔面へビッグブーツ、鎌固め。バズソーキックを朱里がキャッチしコンプリートショットでテクラを叩きつける。MIRAIがテクラにショルダータックル、ラリアットをかいくぐりショルダータックル。テクラがエプロン越しにアームブリーカー、ビッグブーツ、DDT。ラリアットで倒すと両者ダウン状態に。ジュリアが朱里にドロップキック。朱里もやり返すがジュリアがダブルチョップ。ジュリアの突進に朱里がDDT。ジュリアが返すと、朱里はサソリ固め。ジュリアが強引にはねのけてフェースロック。しかし朱里がエスケープ。ジュリアとテクラが連係攻撃。朱里が返すと、15分経過。ジュリアが朱里の突進をかわしてテクラがカット、ジュリアがミサイルキック。乱戦から朱里がジャーマン、ジュリアもお返しをし、両者のハイキックが交錯。残り3分。朱里とジュリアが張り手の応酬。エルボーも打ち合い残り2分。朱里のハイキックをかわしジュリアが張り手、ドロップキック。MIRAIがジュリアを引き起こし朱里のスタンディングギロチンを呼び込む。MIRAIがバックドロップ、朱里がジャーマン。しかしテクラのカットが間に合う。朱里のハイキックをかわしてジュリアがバックドロップ。朱里が返すとジュリアはグロリアスドライバー、カバーに入るがここでタイムアップ、時間切れ引き分けとなった。試合後、プロミネンスの世羅りさと柊くるみがリングへ。

世羅「どーもー、プロミネンスの世羅です。両国、待ちきれなくて来ちゃった」

ジュリア「オマエら、本当いつもいいタイミングで来るのは何なんだよ。(鈴季)すず、どうした、すず?」

世羅「すみませんね、プロミネンスもまぁ、まぁ忙しいので。オマエに構ってる暇ないんだよ。今日、私が来たのは一つ! 言いたいことがあります。26日、2人闘うんでしょ? アタシは朱里に勝ってほしい。そして、朱里から赤いベルト取りたい。27日、ジュリア、オマエが出て来たらプロミネンス総当たりでぶっ潰してやるよ。そこで前の団体の出来事、清算しよう」

ジュリアが世羅に張り手。

ジュリア「ナメんじゃねーぞ、テメーら! あれか? グルか、オマエら。邪魔すんじゃねーよ!」

ジュリアが退場。

朱里「今日はな、ジュリアとの両国、最後の前哨戦だったんだよ! ジュリアと朱里の誰にも邪魔されたくない日だったんよ! オマエにな、言われなくても両国2連戦、私がこのベルトを守り抜いて、オマエと防衛戦やるの、頭の中にあったんだよ! 両国終わったあと、覚悟しとけ」

朱里は赤いベルトを世羅に見せつける。

ジュリアのコメント

「両国前の、今日が前哨戦ラストでしょ、朱里と。あと両国前最後の2試合は組むんだよな。両国前の最後の試合がアリカバ・メモリアルっていう、すごいタイトルだね。私はそこで、両国の後どうなるかわからないから、私たち2人の関係がなんだったのかっていうのを再度確かめた上で私は容赦なく両国、赤いベルト朱里から奪いにいくんで。ちょっと今日のプロミネンス、スターダムに上がりたいんでしょ。スターダムに上がりたいなら上がりたいって素直に言えよ。そういうところがダセーんだよ。朱里もさ、まずは私、私だよ。まずあんたの相手は私なんだよ! 私を倒してもないのに後のことをベラベラ勝手に決めてんじゃねえよ。岩谷? 岩谷とやるのはこのジュリア。あんたは赤いベルトを世羅となんちゃらかんちゃら言ってたけど、そんなこと絶対させないから。勝手に先のこと決めてんじゃねえ」

 

朱里のコメント

「今日はジュリアとの大事な大事な最後の前哨戦だった。グルなんかじゃねえし。世羅りさのせいで大切な時間が邪魔されました。両国終わったあと、覚悟しとけ」

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

18分43秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

<挑戦者組>
なつぽい レディ・C●
ひめか 上谷沙弥
○舞華 林下詩美

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが6度目の防衛に成功

 

 舞華&ひめか&なつぽいのアーティスト・オブ・スターダム王者がクイーンズクエストの上谷沙弥&林下詩美&レディ・C組を迎え撃つ6度目の防衛戦。この試合を乗り越えれば、最多防衛記録タイまであと1勝に迫ることとなる。COSMIC ANGELSの記録超えを目標とするDDMには絶対に落とせない闘いだ。一方のQQはレディのアピールにより挑戦が実現した。新メンバーの天咲光由を迎え入れた新星QQ。上谷&詩美&レディの「大型トリオ」が、勢いに乗るQQにさらなるベルトをもたらすか。

 レディが先発に名乗りを挙げると王者チームはなつぽいが立候補。なつぽいがコーナーに上がり手を上げて挑発。レディが下から向かっていくとパンチを入れて手を取る。なつぽいがアームホイップで投げてコーナーへ。レディがエプロンに出すとなつぽいがトリッキーなムーブで生還しクロスボディーアタック。詩美がドロップキックでカットし上谷と合体してレッグスプリット。レディが蹴りを入れてカバーするが2カウント。レディはジャイアントスイングでなつぽいをぶん回す。上谷がなつぽいにボディースラム。カバーの連続をなつぽいがクリアー。詩美が自軍コーナーでなつぽいを攻撃、中央に持っていくと滞空時間の長いボディースラムで叩きつける。詩美がネックロックでとらえてレディに渡す。レディがボディースラム。2発目をなつぽいが切り返してトリッキーな動きからドロップキック。替わったひめかが次々とショルダータックルを放ちレディに逆エビ固め。しかし詩美がカットに成功。ひめかが上谷、詩美に串刺しボディーアタック、2人まとめてアルゼンチンで担いでみせる。5分経過。レディがひめかのラリアットをかいくぐりネックブリーカードロップ。詩美がひめかにドロップキック、ミサイルキック。ひめかのラリアットをかわして詩美がスリーパー。詩美がバックを取るとひめかがこらえて両者のラリアットが6度交錯。7度目の両者ダウンもすぐに立ちあがりラリアットを打ち合う。両者ダウン。上谷となつぽいがロープワークの攻防。上谷がレディと合体し連係でなつぽいを攻め込む。上谷となつぽいが技のかわし合い。なつぽいがジャーマンで投げ捨て舞華に託す。舞華が上谷にブレーンバスター。上谷が返すと10分経過。舞華は後方に上谷を投げつけるが2カウントどまり。舞華の突進を読んだ上谷だが舞華も動きを読んでラリアット。上谷がニールキックを打ち込みレディに託す。レディは舞華に逆水平乱打、串刺しビッグブーツ。舞華が返すとレディはネックブリーカー、ニードロップ。舞華がロックボトムもレディが返す。詩美がアシストしレディが舞華にコブラツイスト。しかしひめかがカットする。レディの突進をなつぽいがカットし舞華がエルボードロップ。レディが返すと、舞華にコブラツイスト。舞華がエスケープするとレディがビッグブーツ連打で場外に送り出す。上谷がスワンダイブ式プランチャで場外へ。リングに戻すとレディが舞華へチョークスラム。しかし舞華の肩が上がる。レディは絶叫してコーナーに上がる。なつぽいがカットし舞華が雪崩式ブレーンバスターを決める。レディが返すと、舞華がエルボー、レディもやり返す。15分経過。舞華が手を広げて挑発しパワースラム。レディが返すと舞華はフィニッシュを予告して炎華落とし狙い。レディが切り返し詩美が援護。詩美とレディでマジックキラー、上谷のスワンダイブ式ミサイルキックと合体する。レディがジャイアントバックブリーカーを放つがDDMがカット。レディは舞華を引き起こし、ジャイアントバックブリーカー狙い。舞華がこらえて至近距離からラリアット、ひめかとサンドイッチラリアット。舞華はレディを叩きつけるがカットされる。上谷と詩美がドロップキックも舞華がかわしてひめかがラリアット。なつぽいが場外プランチャで飛ぶとリング上では舞華がレディにラリアット。しかしレディが返してみせる。舞華がみちドラを決めると3カウントが入った。

舞華「あー、レディ・C、強かったね。強いわ。さて、無事に6度目、防衛成功しました!」

なつぽい「あと1回で防衛タイ! 2回で新記録でーす!!

中野&白川&ウナギが登場。

ウナギ「ギャン、ギャン、ギャーン! 舞ひめぽいさん、お待たせしました。次でⅤ7、私たちが持ってる防衛記録タイということでね、そんなね、とっておきな試合の対戦相手をCOSMIC ANGELSで! COSMIC ANGELSで!!

舞華「オマエ、ホントにしつこいぞ? しつこいのは嫌われるってわかってる? まぁ、次で7度目? お前たちに並ぶよね。まぁ、まぁ挑戦して新記録かかってるし、受けてやってもいいよ」

白川「ありがとう、チャンピオン。追いかけられてるうちが華だから、うれしいことだと思うよ。まぁ、8度目の防衛戦で私が最後は肩上げられなくて、そのベルト持っていかれちゃって、もう悔しくて悔しくてかわいいダンスが踊れないの。だからもうね、本当に返してほしいんだ。そのピンクのベルト、返していただきまーす!」

中野「うん、舞ひめぽい。私たちから奪ったそのベルト、おいしく育ててくれてありがとう。コズエンに運気とパワーをもたらしてくれて、そのベルト返してもらう。ねぇ、なつ」

なつぽい「たむちん、丸腰だねぇ」

中野「丸腰になるのは、アンタだよ」

両者がつかみ合い、コズエンが王者組を睨みつけながら退場。

舞華「まあ、ファンのみんなも私たちの新記録、見たいですよね? 必ず、必ず舞ひめぽいが、このアーティストの新記録、塗り替えてみせます。舞ひめぽいで締めたいと思います。舞・ひめ・ぽい、モンド。さらばだ!」

 

舞ひめぽいのコメント

舞華「無事に6度目成功しました。次の挑戦者、またCOSMIC ANGELSということでホントしつこいよね。まあでもね、アイツら7度目が最高なんだよね。それに私らも並ぶということで、いい挑戦者なんじゃない。まあでも私たち、そこまでじゃないので。もっともっと、このアーティストのベルト、新記録叩き出していこうと思います!」

 

中野&白川&ウナギのコメント

ウナギ「(アーティスト挑戦)もう決定でしょ!」

白川「舞華はいつもイヤだイヤだと言いつつ」

ウナギ「うれしそうな顔してたよ、今日」

白川「イヤよイヤよも好きのうちだし、ホント追われてるうちが華だから」

中野「舞ひめぽいが正直ここまで来るとは思わなかった。私たちが作り上げた最多防衛記録、並ばせるわけにはいかないでしょ。それを止めるのは、コズエンしかない」

白川「ホントね、8度目(防衛戦)の最後持ってかれちゃったという、ずっとずっとしこりがあったんで、自分が取りにいくつもりですね」

ウナギ「イヤイヤイヤイヤイヤ、でもそこはもちろんウナギ・サヤカが取りにいきますよ!」

中野「イヤイヤイヤ、ここはリーダーの中野たむが取るしかないでしょ」

白川「イヤイヤイヤイヤ、やっぱり、チャンミナが可愛く可憐に取り返してきます!」

中野「じゃあ、3人の…なんて言うの?…闘いでもあるわけですよ!」

白川「思うんだけど、前のアーティストのチャンピオンのときよりもいろんな連係技とか増えてる」

ウナギ「確かに。楽しみでしかないんですけど!」

白川「私たちもかなり成長してるから、新しい闘いを見せましょう」

中野「舞ひめぽい、おいしくいただいちゃいますよ」

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