2022/03/27 試合結果

2022年3月26日 『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Best~』

『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Best~』
3月26日(土)両国国技館(観衆2712人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

7分5秒
バックドロップホールド

<挑戦者>
羽南 吏南

※第8代王者の羽南が3度目の防衛に成功

◆黄金世代シングルバウト 15分1本勝負
MIRAI

10分23秒
ミラマーレ

飯田沙耶

◆6人タッグ・ガントレットマッチ 15分1本勝負
フキゲンです★

4分9秒
マイエンブレム→片エビ固め

向後桃
琉悪夏 月山和香●
○鹿島沙希 白川未奈

◆6人タッグ・ガントレットマッチ 15分1本勝負
天咲光由

2分39秒
回転足折り固め

フキゲンです★
レディ・C 琉悪夏
○AZM 鹿島沙希●

◆6人タッグ・ガントレットマッチ 15分1本勝負
桜井まい

3分10秒
JPコースター→片エビ固め

天咲光由
なつぽい レディ・C●
○ひめか AZM

◆DDMvsプロミネンス 20分1本勝負
○鈴季すず

10分27秒
ジャーマンスープレックスホールド

テクラ●
世羅りさ 舞華

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<挑戦者組>

14分8秒
ピーチサンダー→片エビ固め

<王者組>
○渡辺桃 葉月
スターライト・キッド コグマ●

※第22代王者のコグマ&葉月が3度目の防衛に失敗。スターライト・キッド&渡辺桃組が第23代王者となる

◆海賊王女スターダム復活スペシャル タッグマッチ 30分1本勝負
KAIRI

17分36秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

ウナギ・サヤカ●
○岩谷麻優 中野たむ

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

27分11秒
フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 林下詩美

※第16代王者の上谷沙弥が3度目の防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

26分54秒
朱世界→片エビ固め

<挑戦者>
朱里 ジュリア

※第14代王者の朱里が2度目の防衛に成功

 

試合詳細レポート

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

7分5秒
バックドロップホールド

<挑戦者>
羽南 吏南

※第8代王者の羽南が3度目の防衛に成功

 女子プロレスとして初となるスターダムの両国2連戦がフューチャー王座戦でスタート。1229両国で悲願のベルトを奪取した羽南が妹・吏南を迎え3度目の防衛戦だ。吏南は2・23長岡での挑戦者決定戦を勝ち抜き初日の挑戦が決定。同王座には2度目のチャレンジとなる。勝った方が翌日のタイトルマッチに王者として進出。羽南がスターダムの両国3大会連続でフューチャー王座戦を闘うか、それとも吏南が初戴冠か?

 羽南が歩を進めようとするが、吏南は最初から握手をする気なし。ゴングが鳴るとエルボーの応酬。吏南が後ろから髪を引いて倒すとボディースラム。羽南が1カウントで返すと吏南が腕を取ってワキ固め。羽南がエスケープすると吏南がストンピング連打、左腕をロープにかけて締め上げる。吏南は「チャンピオンこんなもんか」と挑発。羽南が「なめんな」と払い腰。羽南が丸め込みからヒザ十字へ。吏南がエスケープすると。羽南は左脚をロープにかけてドロップキック、ダブルリストアームサルト。コーナーに振られるとボディーアタック。しかし吏南が蹴りで迎撃。エルボーをかわして吏南が張り手を連発。吏南の突進に羽南がドロップキック、ストレッチマフラー。吏南がエスケープすると、羽南が大外刈りを狙う。しかし吏南がかわして卍固め。グラウンドに移行するも羽南がエスケープに成功。吏南がコーナーに追い込み串刺しダブルニーアタック。吏南はコーナーに上がりダイビングダブルニー。しかし羽南の肩が上がる。吏南はピンクデビル狙いも羽南が押し倒す。吏南の突進に羽南がブロックバスターホールド。吏南がピンクデビルも羽南が返す。吏南が羽南を引き起こすが羽南が至近距離からニーを打ちフェイマサ―。吏南が返すと、羽南はバックドロップ。もう一度決めてホールドすると3カウントが入った。試合後、羽南が握手を求めると吏南はその手を叩いてみせた。

羽南のコメント

「Ⅴ3達成しました。吏南、一プロレスラーとして今日迎え撃ったんですけど、すごくすごくすごく強くなってて、なんかホントにもう負けちゃうんじゃないかなってすごい思ったんですけど、意地でも負けられない闘いだなと思ったのでバックドロップホールドで3カウント取りました。明日は桜井まい、防衛したいと思います。吏南と今日闘えて、すごくよかったです」

◆黄金世代シングルバウト 15分1本勝負
MIRAI

10分23秒
ミラマーレ

飯田沙耶

 約1年ぶりに復帰した飯田沙耶とMIRAIが「黄金世代シングルバウト」と銘打たれた試合で初シングルマッチ。ゴツゴツとした闘いが展開されそうだ。

 ゴングと同時に両者が突進し組み合う。力比べからブレイクし、飯田が手四つに誘う。MIRAIが上になると飯田も盛り返し上になる。MIRAIが下になると両脚で頭をパチンと挟んで脱出。エルボーの打ち合いから飯田が逆水平連打。MIRAIはエルボー連打でやり返す。飯田が逆水平を連打していくとMIRAIがかわすが飯田がカウンターでジャンピングダブルチョップ。MIRAIがボディースラムの構えも飯田がこらえる。飯田が投げつけると、起き上がりこぼし式の逆水平を連打する。MIRAIがかわしてレイネーラ。MIRAIがダッシュしラリアット。しかし飯田がこらえてみせる。飯田のラリアットもMIRAIが耐える。ラリアットの打ち合いをどちらもこらえていく。MIRAIがラリアットで飯田を倒すも、飯田もラリアットでMIRAIを吹っ飛ばす。両者のラリアットが2度交錯し、両者ダウン。MIRAIがスリーパーを決めるが飯田がコーナーに追い込み脱出。飯田は串刺しラリアットからダイビングショルダータックル。ノーザンライトの構えをMIRAIが切り返し前方に叩きつける。MIRAIと飯田がラリアット。飯田が打ち勝ちカバーするが2カウント。飯田はMIRAIを引き起こし垂直落下狙い。MIRAIがミラマーレで腕をロック。10分経過。MIRAIが中央に戻して締め上げると飯田がギブアップした。

 

MIRAIのコメント

「このリングに来る前から気になっていた飯田沙耶。今日初めてシングルができました。そして、勝てました。飯田沙耶、ヤバイですね。強い。でも、今日自分が勝ったので。自分は勝ち逃げなんてそんなことはしないので、また飯田沙耶とぜひやりたいですね。そして今回、両国2日間あるんですけど、どちらも自分は黄金世代シングルバウト。もちろん2連戦、2連勝するつもりでいるので、明日は上谷沙弥なのか、林下詩美なのか、どちらが来てもしっかり勝って、その次につなげたいと思います」

 

飯田のコメント

「あー…。なんでこんなに負けたのに、悔しいけど気持ちいいっていう。なんかすげぇ複雑な気持ちでいまいっぱいです。もちろん、タップした自分も悔しいし、MIRAIにタップで負けたっていうのが悔しいけど、それよりも新たなライバルを見つけたというこの気持ちが一番きてて。そこはうれしいというか、清々しい気持ちでいる。アイツのラリアット、めっちゃ…耐えたけど、いまでも何かが出そうでヤバイ。あいつもツイッターでアッシを一番気にしてたって書いてあったし、アッシもツイッターで、会見でもアイツが一番気になってたって言ってたし。お互いいいライバルになったんじゃねえかな。次、もう一度闘うときは、あっしがオマエ、3カウント奪ってやるから、楽しみにしとけ」

◆6人タッグ・ガントレットマッチ 15分1本勝負
フキゲンです★

4分9秒
マイエンブレム→片エビ固め

向後桃
琉悪夏 月山和香●
○鹿島沙希 白川未奈

 ひめか&なつぽい&桜井まい組、白川未奈&月山和香&向後桃組、鹿島沙希&フキゲンです★&琉悪夏組、AZM&レディ・C&天咲光由組によるガントレット方式の6人タッグマッチ。白川&月山のCOSMIC ANGELSにはなぜかSTARSの向後桃が合流。当初はXとされていたAZM&レディ・C組にはクイーンズクエスト入りした天咲が入った。

 白川組vs鹿島組でガントレットマッチがスタート。大江戸隊が向後を捕まえフキゲンがコーナーに追い込み攻撃する。琉悪夏が向後をコーナーに振って突進。向後がかわしてクロスボディーアタック。白川が琉悪夏に食し刺しエルボー、サイドからのドロップキック。河津落としをこらえられると向後がスワンダイブで援護し白川が決める。琉悪夏は白川の首を絞めるがエルボーを食らう。白川の突進に琉悪夏がショルダータックル。白川が鹿島を止めて吊り天井。月山と白川が合体、向後が619で援護し月山がミサイルキック。大江戸隊が分断すると鹿島がアッパー、フキゲンがセントーン、琉悪夏がボディープレス、鹿島がダブルアームスープレックスホールド。月山が返すと鹿島がハイキックからマイエンブレムで3カウントを奪った。

◆6人タッグ・ガントレットマッチ 15分1本勝負
天咲光由

2分39秒
回転足折り固め

フキゲンです★
レディ・C 琉悪夏
○AZM 鹿島沙希●

 3組目はクイーンズクエスト。ゴング前から大江戸隊が奇襲を仕掛け天咲を攻撃。フキゲンがコーナーに追い込み突進するたびに天咲が足を出す。フキゲンになったフキゲンはレフェリーを使うが失敗。AZMがフキゲンにドロップキック、琉悪夏も含めてコーナーからヘッドシザーズホイップを決める。フキゲンが返すとAZMが突進。フキゲンがかわして鹿島がフェースクラッシャー。天咲が乱入しドロップキックでカット。レディのアシストを得てAZMがブレーンバスター。AZMは鹿島にダイビングフットスタンプもかわされる。鹿島が起死回生で丸め込むがQQがカット。AZMの蹴りを鹿島が丸め込む。AZMも丸め込みでお返しすると鹿島が3カウントを奪われた。

◆6人タッグ・ガントレットマッチ 15分1本勝負
桜井まい

3分10秒
JPコースター→片エビ固め

天咲光由
なつぽい レディ・C●
○ひめか AZM

 4組目はDDM。なつぽいとAZMのハイスピードな攻防でAZMが丸め込みの連続。キックをかわし合いエビ固めの応酬。桜井がカットも天咲もカット。レディがなつぽいにビッグブーツ。なつぽいが2発目をかわしドロップキック。レディが返すと、ひめかがショルダータックル連打。レディがかわしてQQが合体。レディがネックブリーカーからカバーするがひめかが返す。レディはコーナーから脳天唐竹割り。しかしなつぽいがカットする。レディがジャイアントバックブリーカーを狙うがひめかがショルダータックル、アルゼンチン、AZMがミサイルキックでカットも、なつぽいが投げっぱなしジャーマン、桜井が天咲にスタナー。ひめかがラリアットを決めるがレディが返してみせる。ひめかはアルゼンチンからJPコースターで前方に叩きつけるとレディが返せず3カウントが入った。

◆DDMvsプロミネンス 20分1本勝負
○鈴季すず

10分27秒
ジャーマンスープレックスホールド

テクラ●
世羅りさ 舞華

 両国2連戦におけるドンナ・デル・モンドvsプロミネンスの第1ラウンド。翌日の8人タッグ全面対決を前に、まずはタッグマッチがおこなわれる。DDMは舞華&テクラ組でプロミネンスは世羅りさ&鈴季すず組。プロミネンスの2人はどちらもジュリア狙い。ジュリアがこの日のメインで敗れればプロミネンスの思惑通りの展開だが、まずはこの試合で勢いをつけられるか?

 ゴング前にDDMが奇襲攻撃、場外に送り出して攻撃する。しかし世羅が舞華にやり返し鉄柱に叩きつける。すずもテクラを鉄柱に叩きつける。世羅が舞華を戻して逆エビ固めからカンパーナへ。すずがエプロンに宙づりの舞華にリングサイドからドロップキック。リングに入ると舞華の顔面を蹴飛ばしていく。舞華はカウンターでパワースラム。テクラが入るとプロミネンスが合体。テクラはまとめてスピア、すずに串刺しエルボー、モンキーフリップ。すずがネックブリーカーを放ち世羅に託す。世羅の突進にテクラがコルバタ。舞華、テクラが串刺しラリアット。舞華が世羅に串刺しラリアット。ショルダータックルをぶつけ合うと、世羅が突進も舞華がショルダータックル。世羅が舞華を担いでバックフリップ、串刺しダブルニーアタック。舞華がブレーンバスターでお返し。世羅が前方に叩きつけるが舞華が1カウントでクリアー。エルボーの打ち合いから世羅が突進も舞華がラリアット連打。世羅が返すとシュバインを舞華に決める。すずとテクラがエルボーの打ち合い。テクラがブリッジでかわせば、すずも同様にかわしてみせる。すずのハイキックをかわしてテクラが鎌固め。テクラと舞華が合体もすずが返す。テクラはすずをかわすが。すずが背後からスライディングでバックドロップ気味に叩きつける。さらにコーナーからダブルでダイブ。すずが張り手を連打しテクラに延髄斬り。コーナーに上がろうとするすずをテクラが止めるがハイキックを食らう。すずがコーナーに上がるとテクラが追いつく。すずがヘッドバット、雪崩式で叩きつける。しかしテクラの肩が上がる。すずがバックを取るとぶっこ抜くようにジャーマン。3カウントが入り、すずがテクラをフォールした。

すず「おいおいおいおい、DDMさん勢い足りないんじゃないですか? DDMに勝ったところで当たり前の結果なんだよ。明日、ジュリア出てくるのかわからないけど、出てきてからが本当の勝負だ」

舞華「ジュリアジュリアうるさいねえ。姉離れ本当はできてないんでしょ。ジュリアにばっか目を向けてると、痛い目あうぞ、コラ!」

プロミネンスとDDMがつかみ合いの乱闘になり、バックステージへ。

世羅&すずのコメント

世羅「何人いんだよ? 知らねぇヤツが何人かいたな。あれ全員、ドンナ・デル・モンドなんでしょ? 悔しかったんじゃない、我々に負けて。2対2ですから。明日はプロミネンス全員揃います。ドンナ・デル・モンドさんもほぼ揃うでしょ。(朱里とジュリアの)どっち来るか知らないけどさ、明日勝って、完全に潰してやりますよ」

すず「DDM、だせー。あんだけプロミネンスなんて私たちが片づけてやるよってどの口が言ってたんだろうね。鈴季すずのジャーマン、ナメんなよ。明日完全にプロミネンスの試合にしますんで。よろしく」

世羅「楽しみだね」

――初の対スターダムだったが?

すず「アイツら油断してたなって。完全に油断してたでしょ。全然疲れてないですよね?」

世羅「全然疲れてない」

すず「この乱闘で無駄な体力使っちまったけど、全然まだ体力有り余ってるんですわ。明日もプロミネンスが勝ちですね」

――明日はジュリアと闘いたい?

すず「もちろん。自分がここに来たのはジュリアを潰すためにきたので。明日、ジュリアが出てこなかったら正直、今日と同じでしょう。メンバーが増えようが朱里が来ようが、誰が来ようが一緒なんだよ。ジュリアじゃないと意味がないんだよ」

世羅「じゃ、また明日」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<挑戦者組>

14分8秒
ピーチサンダー→片エビ固め

<王者組>
○渡辺桃 葉月
スターライト・キッド コグマ●

※第22代王者のコグマ&葉月が3度目の防衛に失敗。スターライト・キッド&渡辺桃組が第23代王者となる

 葉月&コグマ組のゴッデス・オブ・スターダム王座に大江戸隊の渡辺桃&スターライト・キッド組が挑戦。翌日には葉月と桃がノンタイトルでの一騎打ちをおこなうが、まずはタッグベルトが懸かる大事な試合。葉月&コグマのFWC(フクオカダブルクレイジー)が3度目の防衛か、それとも、あえて博多弁で挑発する挑戦者組がベルトを引っぺがすか?

 葉月と桃の先発でスタート。桃が手四つと見せかけヘッドロック。腕を捻って首を取る。グラウンドに持ち込むとサッカーボールキック。葉月がつかんで阻止してみせるとドロップキックから顔面ウォッシュを浴びせていく。コグマが桃の背中を踏みつけフットスタンプ。桃が返すとキッドが乱入しコグマを妨害、場外戦に持っていく。キッドがコグマをリングに戻し桃が顔面を踏みつける。桃が仁王立ちでコグマの打撃を受けて立つ。桃がミドルキックでコグマを倒す。キッドがコグマにストンピング連打。コグマがドロップキックを放ち葉月に託す。葉月がキッドにフェースロック。2人まとめてアームホイップ、ドロップキック。さらに場外へのトペスイシーダも披露。キッドをリングに戻しスワンダイブ式ミサイルキック。キッドが返すと、葉月がエプロンに送り出す。キッドはエプロン越しに葉月のアタマをコーナーに叩きつけダイビングボディーアタック。葉月が返すと、キッドとエルボーを打ち合う。桃がドロップキックで妨害しキッドと合体。キッドが葉月にその場飛びムーンサルト、丸め込みの応酬へ。葉月がコードブレイカーもキッドがドロップキック、葉月が二段蹴り。コグマが桃にエルボー連打。串刺しボディーアタックをかわして桃がドロップキック、ミドルキック、裏投げ。コグマが返すと、コーナーの桃に雪崩式フェースクラッシャー。コグマがミサイルキックで桃を吹っ飛ばすが2カウント。コグマがジャーマン狙いも桃が投げっぱなしドラゴン。コグマがジャーマンを放ち10分経過。コグマは桃にDDT。葉月とコグマがドロップキックも大江戸隊がかわす。葉月とコグマもかわしてドロップキックの競演。葉月が持ち上げコグマのネックブリーカーと合体。コグマが桃にダイビングボディープレス。しかしキッドのカットが間に合う。コグマは桃のバックを取る。桃が切り返してチキンウイングフェースロック。グラウンドにいくとキッドが旋回式ボディープレス。桃がBドライバー。葉月がカット成功。大江戸隊がマジックキラー狙いで合体するが葉月がコードブレイカーで阻止。キッドと桃が合体するが葉月が分断。葉月はキッドにフルネルソン。桃がイスで殴打し前方に叩きつける。しかし2カウントどまり。桃はピーチサンライズ狙いもこらえられる。キッドがイス殴打から捕獲しマジックキラー的に叩きつける。桃がピーチサンダーを敢行するとコグマが返せず3カウントが入った。試合後、キッドが場外ダウンの葉月をリングに戻してイスで殴打。

桃&キッドのコメント

キッド「かわいそうなかわいそうなベルトが私たちの元にやってきて、開放されたね~! よかったね~、かわいそうだったね~。いやー、やっちゃったねえ」

桃「やっちゃったね~」

キッド「葉月のお望み通り、あえて凶器でもなんでも使ってやって、最後は屈辱的なクマポーズwithウォーター。ハハハハ! アイツらにド派手にクレイジーにぶちかまして、クレイジークレイジーになっちゃったねえ」

桃「アイツらのどこがクレイジーなんだ? こっちの方が狂ってんだろ!」

キッド「クマポーズとクレイジーさ? 全部上回って完勝しちゃったね。いや~、楽しかった~!」

桃「これからはこのベルト、タップリ可愛がってあげるから。オマエら見てろよ」

キッド「ウチら、ベストユニット賞取った大江戸隊だぞ。これ取ったなら、次はアーティストとか狙ってちゃう? ウチらはBLACK DESIRE、欲望の塊のヤツらが出てきてくれると嬉しいな~。ま、余裕ってところ? フフフ、ナイスでしたー」

◆海賊王女スターダム復活スペシャル タッグマッチ 30分1本勝負
KAIRI

17分36秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

ウナギ・サヤカ●
○岩谷麻優 中野たむ

 スターダムでデビューした宝城カイリ、WWEスーパースターのカイリ・セインが古巣の両国大会で復帰戦。試合をするのは1年8カ月ぶり、スターダムでは2017年6・4新木場以来となる。新しいリングネームはKAIRIで、スターダムのアイコン岩谷麻優とタッグを結成する。対するはCOSMIC ANGELSの中野たむ&ウナギ・サヤカ組。KAIRIを知らないウナギは「査定してやる」と息巻いているが…。

 岩谷と中野が先発。ウナギが入るとKAIRIを指名。岩谷は仕方なくKAIRIにタッチ。KAIRIが入り、ウナギと対峙。探り合いからウナギが手を上げて見下ろす。KAIRIがスライディングして手を上げ挑発。ロックアップで組み合いKAIRIがロープ際に押し込む。KAIRIがバックブローの威嚇。ウナギがエルボー連打から張り手。KAIRIが睨みつけるとウナギが後ずさり。中野は「戻ってくるな」とウナギを押し出す。KAIRIが足を取り自軍コーナーに持っていくと岩谷がドロップキック。岩谷とKAIRIがロープに振ってクローズライン。岩谷とKAIRIがキックの競演。岩谷がウナギにサッカーボールキックを連発。KAIRIがウナギをロープに固定してチョップ、スライディングエルボー、エプロン越しにフットスタンプ。KAIRIはリング中央でウナギの生還を待つ。ウナギが戻るとKAIRIがカバー。ウナギが1カウントで返す。ウナギがコーナーに振ろうとするがKAIRIが振ってドロップキック。岩谷がウナギに串刺しドロップキック、キャメルクラッチ。中野がカットすると岩谷が追い出す。岩谷がウナギに逆水平、KAIRIがエルボー連打を受けて立つ。中野が2人まとめてドロップキック。KAIRIとリング上で向き合い接近すると髪の毛をつかみ合う。中野がエルボー、KAIRIもやり返す。エルボーの打ち合いが展開され、中野が連打。KAIRIが先を読んで突進。中野も先を読んでエルボーが交錯。中野のローリングエルボーをブロックしKAIRIがバックブロー、中野が回し蹴り。岩谷がウナギにドロップキック、ダイビングボディープレス。ウナギが返すと、エプロン越しにネックスクリュー。しかしKAIRIがカットする。ウナギと中野が合体でKAIRIをマットに叩きつける。岩谷も叩きつけウナギがギロチン投下。15分経過。ウナギが中野と合体のカカト落とし、岩谷にウナギが大儀であった。決まったと思われたがKAIRIがカット成功。KAIRIがスピア、ウナギにバックブロー。KAIRIと岩谷がハイタッチをかわし2方向からプランチャで競演。岩谷がウナギを戻してハイキック、ドラゴン狙い。ウナギが丸め込みも岩谷が返してトラースキック。岩谷がウナギを寝かせてKAIRIがインセインエルボー投下。そして岩谷がムーンサルトプレス。3カウントが入り、岩谷がウナギをフォールした。

岩谷「ほーちゃん、いや、KAIRI、おかえり。いまの心境をお願いします」

KAIRI「麻優さん、超、超、超気持ちいい! なんも言えねえ、なんも言えねえ。なんも言えねえです。レディースエンドジェントルメン、ウエルカムトゥスターダムワールド! ただいま。長い年月経ちましたが、こうしてまた愛するスターダムのリングで試合ができたこと本当にうれしく思います。今日はありがとうございました。リングからなるべく多くのみんなと目を合わせようと見てるつもりです。ヤバい、なんも言えないね、うれしくて。麻優さん、麻優さんのおかげでいまのスターダムがあると思います。麻優さんからなんか(一言)。同じ山口県出身なんです」

岩谷「相変わらず話が長い!」

KAIRI「残り2試合ですよね、白いベルト赤いベルト、ものすごい試合が待ってますよ。あと2試合乗っていこー! いまを信じて明日に輝や…いちゃダメかまだ。後半もお楽しみにい!」

岩谷&KAIRIのコメント

岩谷「スターダム、復帰戦っていうんですかね。スターダムのリングにまた上がってくれて、本当にこの両国大会を盛り上げてくれたと思うんですけど、久しぶりにスターダムのリングに上がった感想は?」

KAIRI「まずスターダムのリングに上がれたこともですし、タッグパートナーが麻優さん…麻優さんは節目、節目、すごく大事な時にやってきた存在ですし、自分にとっていつも節目になる試合が麻優さんなんですよ。だから、今日もこうして麻優さんが隣で闘って立ってくれてるだけで、どれほど勇気をもらえたか、安心できる、笑顔になれる。本当に麻優さんはかけがえのない存在です」

岩谷「なんか楽しかった。自分たちはちょっとどこか抜けてるところがあって、息が合ってるのか。息が合ってないのか。なんか個人プレーをしちゃうんだよね。合わそうと思っても。そういうところがスーパースターになっても宝ちゃんの変わらないいいところでもあるし。自分たちがタッグを組んだら、超天才なタッグパートナーではなく、ちょっとどこか愛嬌のある面白いタッグになるのかなって思いました」

KAIRI「珍しいです。こんな強さとアホさ…なんて言えばいいんだろう」

岩谷「間違ってないんだよね、言葉。合ってる」

KAIRI「やっぱ麻優さんの蹴り、映像ではずっと見てましたけど、今日こうして同じリングに立って音で目で見て、全部、五感で感じて、麻優さんの技一つひとつ完成度がずば抜けて高いですし。受け身の美しさ、間の取り方、本当にずば抜けてると思います」

岩谷「今日は宝ちゃんの…KAIRIのダイビング・エルボーからムーンサルト、これで決めたんですけど、明日、宝ちゃんはキッドと、自分はどっちかわからないけど赤いベルト、大事な一戦を控えてるので。2日目も勝って自分たちが輝きたいと思います」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

27分11秒
フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 林下詩美

※第16代王者の上谷沙弥が3度目の防衛に成功

 1229両国で師匠・中野たむの長期政権を切り崩し、白いベルトを奪取した上谷沙弥が、クイーンズクエスト同門で前ワールド・スターダム王者の林下詩美と防衛戦。この試合で勝った方が翌日の同所で中野の挑戦を受けることとなる。ワンダー・オブ・スターダム王者の上谷にはどちらも意味深いカード。2連戦を共に防衛できれば最高の結果となるが、詩美が白いベルトを奪取すれば赤白制覇の快挙にもなる。果たして、翌日の両国にコマを進めるのは上谷か、詩美か。まずは昨年3・3日本武道館でおこなわれた赤いベルト戦と同一カードのこの試合がどうなるか? 立場を代えての一騎打ちで、最後にベルトを巻くのは…?

 ロックアップでの力比べでスタートし詩美が押し込み余裕のブレイク。再度ロックアップで組み合い力比べ。詩美が押し込み再び余裕でブレイクする。上谷が突進していくと詩美がヘッドロックで止める。上谷がロープに振るが詩美がショルダータックルで吹っ飛ばす。ロープワークとなり詩美がかわしてロープに振る。上谷がフランケンで場外に送り出すが詩美が戻ってショルダータックル。詩美が腰へのパンチを連打し滞空時間の長いボディースラム。上谷が返すと、詩美が腰にストンピング。滞空時間の長いボディースラム。詩美は足を取ると逆エビ固めに持っていく。上谷の手がロープに届くと詩美が中央に持っていきカバー。上谷が返すと、詩美はコーナーに頭部を叩きつけコーナーに何度も振る。詩美が「こいよ」と挑発して前蹴り、ストンピング連打、背中にダブルニードロップ。5分経過。詩美はキャメルクラッチから背中を蹴飛ばす。上谷が返すと、詩美が「どうした?」と挑発。上谷が向かっていくが詩美が蹴飛ばす。詩美の突進に上谷は打点の高いドロップキック。上谷がストンピング連打から首を攻撃し首4の字固め。詩美がエスケープすると、上谷がリング下に降りてエプロンの詩美の顔面を蹴飛ばしカカト落とし、サイドからドロップキック。詩美が返すと、上谷はネックロック、スピンキック、ネックブリーカー。詩美が返すとエルボー。上谷もやり返すとエルボーの打ち合いに。10分経過。詩美がエルボー連打、背中へのエルボー、ドロップキック。詩美が串刺しで突進も上谷がかわす。詩美もかわすと上谷がエプロンからスワンダイブ。詩美が止めてショルダースルー、背後からスライディングラリアット。上谷が返すと、詩美はコーナーへ振る。しかし上谷がエプロンからコルバタ、場外に落ちた詩美にトペコンヒーロを敢行。上谷は詩美をリングに戻し背中にミサイルキック。詩美が返すと、上谷は気合を入れてスタークラッシャー狙い。詩美がこらえると上谷がエルボー連打。詩美が至近距離からドロップキック。上谷が至近距離からのドロップキックをやり返す。詩美が後方に投げつけ両者ダウン状態。15分経過。ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合い、立ち上がってもエルボーの応酬。上谷がよろめくも立ち上がって連打。詩美の一発で上谷がダウン。上谷も打ち返すが詩美が走ろうとする上谷の背中にエルボー。詩美はアルゼンチンで担ぎ上げて絞り上げるとバックフリップ。返した上谷に詩美はジャーマン狙い。上谷がロープをつかんでエスケープも詩美が背中にエルボー、中央に戻してバックを取る。上谷が切り返すが詩美がアルゼンチン。上谷が逃れると詩美がジャーマン。上谷が立ち上がりスパニッシュフライをその場飛びで見舞う。上谷はコーナーに上がるが詩美が追いつく。詩美はエプロン越しにラリアット、上谷は場外転落。詩美が上谷を戻してエプロンで担ぎ上げる。上谷が離れてエプロンでスタークラッシャーの構え。詩美が切り返すがエプロンの上谷がその場でフランケンシュタイナー。両者場外転落し20分経過。15カウントで上谷がカムバック。詩美は19カウントで生還する。上谷が突進すると二段蹴り。詩美がカットしコウモリ吊り落とし。詩美はコーナーからミサイルキック、ジャーマン。しかし上谷が返してみせる。詩美はアルゼンチン狙いも詩美がリバースでフランケン。上谷がラリアットをかわしてニールキック、フィッシャーマン。詩美が返すと、上谷はフェニックススプラッシュ狙いでコーナーへ。詩美が立ち上がるが上谷が蹴落とす。詩美が捕まえてハイジャックボム狙い。上谷が切り返し丸め込み。詩美が返すと、上谷が突進もサイドスラムを食らう。詩美は上谷を引き超し突進しラリアットで一回転させる。上谷が返し25分経過。詩美がハイジャックボムで旋回も上谷が切り返しフランケンから二段蹴り。上谷が丸め込みから変型ジャーマン、さらに突進にニールキックを叩き込む。上谷は詩美を起こしてスタークラッシャー。ギリギリで詩美が返すと、上谷はフェニックススプラッシュへ。3カウントが入り上谷が詩美を破ってみせた。

上谷「詩美さんから防衛したぞー! 詩美さん、去年とは逆の立場になりました。上谷沙弥の全力どうでしたか? 明日は中野たむとのリマッチがあります。歴史を逆戻ししては意味がありません。スターダムの未来をこれから作っていくのは、このアタシ、上谷沙弥です」

中野が登場。

中野「(ガラガラの声で)上谷!」

上谷「なんですか、そのしゃべり方…」

中野「さっきの試合でこんな声になっちゃった。歴史を逆戻し…」

上谷「何言ってるか聞こえないんですけど」

中野「笑うなよ!」

上谷「えっ、何?」

中野「スターダムの歴史を中野たむが新しく作る。上谷、もう背伸びしなくていいんだよ(と跪かせる)」

上谷「背伸びなんかしてません! いまのスターダムはこのアタシだ!!

 

詩美のコメント

「負けちゃった、上谷…。負けちゃったけど、ちょっと偉そうに言わせて、上谷。チャンピオンは全力が当たり前なんだよ。ベルトを輝かせるのだって、当たり前のことだから。私は、赤いベルト取って全力でやったよ、だけど『岩谷麻優の方がよかった』『林下じゃダメだ』って言われたし、最高峰のベルトをセミの試合にしたのも私だよ。全力だけじゃダメなんだよ、上谷。その上をもっともっと行かないとダメなんだって。上谷にはそれをわかってほしかった。上谷はできるから、上谷なら全力以上、もっともっと最高に頑張れるはずだから。私に勝ったんだから、もっともっとすごい白いベルト見せてよ、上谷」

上谷のコメント

「やっと、詩美さんを超えることができました。練習生の頃から詩美さんに憧れて、ずっと詩美さんの近くで頑張ってきて、そしてQQに入ってタッグを組んでゴッデスを取って、一番近くでいたつもりだったのに、いつもいつも遠くにいて、すごく悔しい思いをたくさんしてきました。フューチャーも勝つことができず、去年の日本武道館の赤いベルトも取ることができず、なかなかデビュー当初からの目標、打倒詩美、なかなか超えることができませんでした。でもついに今日私が白のチャンピオンとして超えることができた。これはホントにホントに、うれしいです。ですが、全力が、プロレスラーは全員全力だとか、ああだこうだ、すごいさんざんたくさん言われてきましたけど、私はホントに器用じゃないし、無我夢中にがむしゃらにやることしかできず、全力という言葉がホントに大好きです。だから誰に何と言われようと、これからも全力を信じて、一生懸命この上谷沙弥全力防衛ロード突っ走っていきたいと思います」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

26分54秒
朱世界→片エビ固め

<挑戦者>
朱里 ジュリア

※第14代王者の朱里が2度目の防衛に成功

 両国2連戦で両日にわたりメインを飾るのは、赤いベルトのタイトルマッチ。初日の今回はワールド・オブ・スターダム王者の朱里にジュリアが挑戦するドンナ・デル・モンド同門対決だ。この試合に勝った方が翌日の同所でスターダムのアイコン・岩谷麻優の挑戦を受ける。朱里とジュリアは3・21名古屋でタッグチーム、アリカバを解散。しかも朱里が「最強のボディガードを連れてくる」と宣言し、「DDMのメンバーは朱里のセコンドにつけばいい」と発言。DDMからの離脱を示唆するようなコメントで、あえて退路を断ったと言っていいだろう。対するジュリアも悲願の赤初戴冠に向けて、朱里との別れという切り札のきっかけを作ってみせた。こちらも同様の覚悟でこの試合に臨むこととなる。敗れた選手が翌日のDDMvsプロミネンスの8人タッグに出場するのだが、まずはこの試合の結果待ちだ。

 視殺戦から探り合い、手四つの構え。グラウンドの攻防から朱里がネックロック。ジュリアが腕を取ると朱里も取り返す。ジュリアがヘッドロック。朱里が取り返して締め上げる。ジュリアがロープに振ると蹴りをかわして蹴り上げる。ジュリアの突進を朱里が読んで両者リング下へ。朱里がリング下で腕十字の構え。ジュリアがバックを取って鉄柱にジャーマンの構え。朱里がかわすがハイキックをかわされ鉄柱に誤爆。ジュリアは朱里をリングに入れると朱里が仕掛けてエルボーの打ち合いに。ジュリアが丸め込みからフェースロックへ。朱里がエスケープすると、ジュリアが串刺しエルボー、朱里が突進するとジュリアがコーナーに乗せて腕をロックし担ぎ上げ後方に投げつける。朱里が返すと、腕をクロスしバックブリーカー、串刺しニーからフロントネックチャンスリー、サッカーボールキック連打。ジュリアが返していくも朱里が何度もカバーする。しのいだジュリアが朱里の突進をかわし場外に落とす。ジュリアは場外で腕をロック。ジュリアはレフェリーを突き飛ばし朱里にドロップキック。さらに朱里をテーブルにパイルドライバー。ジュリアが先に戻り、再びリング下に降りて朱里を戻す。10分経過。ジュリアはミサイルキックも2カウント。朱里が場外に出るとジュリアが追う。ジュリアが突進すると朱里がボードで殴打する。さらにリング下でフロントネックチャンスリードロップ。エプロンからミサイルキックでジュリアを射抜く。スタンディング式ギロチンドロップも放つが返したジュリアが丸め込んでビアンカ。朱里がエスケープすると、バックの取り合い。朱里が投げっぱなしジャーマン。ジュリアもやり返すと朱里がコードブレイカー、ジュリアがキャプチュード。両者ダウン。15分経過。コーナーで睨み合いジュリアが突進。ジュリアがビッグブーツ、朱里が二段蹴り。朱里が担いで山折りもジュリアが返す。朱里が腕十字から腕固め。ジュリアがエスケープすると、朱里がニーアタック、コーナーでヘッドバット。ジュリアが下から張り手も朱里がエプロンでハイキック、顔面を蹴り上げる。朱里はコーナーに上がるがジュリアも上がりヘッドバットを叩き込む。ジュリアは雪崩式ダブルアームスープレックス。朱里が担いでコーナーに頭部を叩きつける。さらに朱里が担ぎ上げるがジュリアが丸め込む。丸め込みの応酬、ジュリアがバックドロップ、グロリアス狙いを朱里が切り返してグロリアスドライバーを決めてみせる。朱里が返すと20分経過。こんどはジュリアが流炎を敢行。ヒザを着いた状態で張り手を打ち合い、立ち上がっても張り手の応酬がつづく。朱里がミドルキック連打でジュリアを倒す。ジュリアが向かっていくと蹴りをかわしてバックドロップ、ニーを叩き込むが2カウント。ジュリアはグロリアスドライバーを放つが朱里の肩が上がる。ジュリアがノーザンライトボムもロープ際で朱里が命拾い。ジュリアはもう一発ノーザンを狙うが朱里がこらえてハイキック連打。25分経過。朱里が流炎もジュリアが返す。朱里はジュリアを引き超し朱世界の構え。しかしジュリアが切り返しジャックナイフから押さえ込む。返したジュリアがバズソーキックも3カウントには届かず。朱里が裏拳3連打から肩車して朱世界で叩きつける。3カウントが入り、朱里が防衛した。

朱里「両国初日、赤いベルト、守り抜きました! ジュリア、いてえよ…。でも、やっぱ、もっともっと闘っていきてーわ! 私はドンナ・デル・モンドとしては今日で最後、私のユニットを作る。今日、一緒に来たのはその最初のメンバー。私は、私の道を突き進んでいく」

ジュリア「上等だよ、朱里。新しいユニット、リーダーは大変だぞ。オマエにできるかなぁ? なぁ朱里。これからは、朱里は私のライバル…ちゅーか、こんなに『あぁ、悔しい、越えたいな』って思った相手は、アナタが初めてだよ。その赤いベルト、一度目指したからには私は必ず奪いにいく。ジュリアは必ず有言実行するから、たっぷりこれからは容赦なくオマエにケンカを売ってやるから覚悟しとけよ。というわけで、明日はプロミネンス、ちょっくらやっつけてくっから。な。すずとも対戦…聞いてるかわからないけど、明日楽しみにしてるよ。朱里、いままでありがとな。アリべデルチ」

ジュリアが退場。

朱里「私は明日、岩谷麻優とスターダム、ナンバーワンを決める闘いをします。岩谷麻優!」

岩谷が登場。

朱里「明日、私は勝つよ」

岩谷「朱里、防衛おめでとう。試合見てたけど、本当に、本当に凄い試合だった。心の底から『2日目選んでよかった!』って思いました。今日、たぶんメチャクチャ、ダメージあると思うんで、明日はそのダメージをいかしつつ、自分が2日目、両国国技館、おいしいところを持っていきたいと思います!」

朱里「オマエのせいでな、ウチまで『リョウゴクコクギカン』って言えなくなって怖くなったんだよ、言うのが!」

岩谷「人のせいにするのはよくない。そして赤いベルト、掲載? 完済? 奪取? 赤いベルトを3回巻いた人はいない。スターダムの歴史、これからの岩谷麻優が作っていくのでみなさん応援よろしくお願いします!」

朱里「スゲーな…。明日、最高の闘いをしよう」

両者が握手。

朱里「岩谷麻優、やっぱスゲーな。明日、選手、みんな明日も熱く心を燃やして闘い抜きます。女子プロレス最大の試合を見に来てください! それではまた明日もお会いしましょう。みんなサラマポ。ありがとうございました!」

ジュリアのコメント

「赤いベルト、取れなかった~…。でもね、私はずっと求めてた、目指したいものをずっと探してた。ずっと私に超えたいと思わせてくれる相手が目の前にいまいる。こんなに幸せなことはないよ、プロレスラーとして。朱里、あなたには本当に特別な思い、言葉では伝えきれない特別な思いがたくさんある。でも、これからは…。だーれもスターダムの選手らが朱里にケンカ売らないんだったら、最初の一人目ジュリアがやっちゃうからね。朱世界、いやいやいや、邪魔者がいないと朱里もやりがいがないでしょ。たっぷり邪魔してやるから。まあ、せいぜいボディガード引き連れて、新しいユニット頑張ってくれよ。ありがとう。明日はプロミネンス。ちょちょっと相手して、明日終えたらクレープでも食いにいってやるよ。アリベデルチ、またな」

朱里のコメント

「両国1日目、赤いベルト守り抜きました。私は後戻りしないし、進化を止めない。自分の道を突き進んでいきます。202010月3日、私はあの日、岩谷麻優に負けました。今度こそ、今度はこのスターダム最高峰の赤いベルトのチャンピオンとして、岩谷麻優にリベンジし、両国国技館2連戦、伝説を作ります」

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