2022/04/17 試合結果

2022年4月17日 『CINDERELLA TOURNAMENT 2022』

『CINDERELLA TOURNAMENT 2022』
4月17日(日)後楽園ホール(観衆1151人)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
テクラ

5分35秒
レッグロック・クラッチホールド

レディ・C

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
向後桃

8分22秒
ファルコンアロー→体固め

月山和香●
○葉月 白川未奈
羽南 中野たむ

◆10人タッグマッチ 15分1本勝負
天咲光由

11分18秒
変形ボディバスター→体固め

渡辺桃
○妃南 スターライト・キッド
上谷沙弥 フキゲンです★
林下詩美 琉悪夏
AZM 吏南●

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
飯田沙耶

5分53秒
飯田岩→片エビ固め

桜井まい

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
なつぽい

4分45秒
フェアリーストレイン

ウナギ・サヤカ

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
コグマ

7分38秒
OTR

ジュリア

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
鹿島沙希

17秒
起死回生

岩谷麻優

◆タッグマッチ 15分1本勝負
壮麗亜美

15分00秒
時間切れ引き分け

ひめか
朱里 舞華

◆トーナメント準々決勝 10分1本勝負
コグマ

4分52秒
横入り式エビ固め

飯田沙耶

◆トーナメント準々決勝 10分1本勝負
MIRAI

6分47秒
ミラマーレ

鹿島沙希

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
テクラ

5分35秒
レッグロック・クラッチホールド

レディ・C

 クイーンズクエストのレディ・Cとドンナ・デル・モンドのテクラがオープニングマッチで激突。レディがSWA世界王者の胸を借りる。

 探り合いからレディが高く手を上げて挑発。テクラは応じず腹部へパンチ。腕を取って締め上げるとアームブリーカー。さらに串刺しエルボースマッシュからビッグブーツ。レディが返すと、テクラは狙いを定めて突進。しかしレディが反転。それでもテクラがレディを捕まえてタランチュラ、フェースクラッシャー。レディが逆水平の連打を浴びせ、ロープに振る。テクラがエプロンに出てアームブリーカー、ビッグブーツ。レディがキャッチし足を引っ張る。テクラがロープを握るがマットに叩きつけられる。レディはジャイアントスイングでテクラをぶん回す。テクラが返すと、レディはチョークスラム狙い。テクラが切り返してバズソーキック。レディがかわしてビッグブーツのカウンターを決める。レディはフィニッシュを宣言してチョークスラム。しかしテクラが肩を上げる。レディはバックを取るがテクラが組み付いてネックロック。レディがエスケープすると、テクラが突進。レディがかわすがテクラが丸め込む。3カウントが入りテクラがレディを破った。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
向後桃

8分22秒
ファルコンアロー→体固め

月山和香●
○葉月 白川未奈
羽南 中野たむ

 COSMIC ANGELSの中野たむ&白川未奈&月山和香組とSTARSの葉月&&羽南&向後桃組が6人タッグマッチで対戦。元アクトレスガールズの月山と向後の絡みが試合のカギを握る。いまだ未勝利の月山が悲願の初勝利をつかめるか?

 向後が立候補しコズエンにアピール。「今日は正々堂々勧誘に参りました。白川さん!」。白川が歩を進め、試合がスタート。「私たち両国ではとてもいいチームだったと思いませんか? あらためましてSTARSに戻りませんか?」。向後が握手を求める。白川が「どうせデリシャスやって…」と言いかけたところで向後がデリシャスポーズを作って攻撃。白川は「うそつき!」と叫んでフライングクロスチョップ。コズエンがまとめてサブミッションで競演。白川のカバーを向後が返す。中野が向後をボディースラム。向後が返すとエルボーを打っていくが中野が受けて立つ。中野の突進に向後がドロップキック。羽南も続いてドロップキックから払い腰。出てきた白川も投げ捨て中野にノーザンライト。ボディースラムを狙うと中野がこらえてドロップキック。月山が中野と合体すると白川も加わりドロップキックの競演。月山は羽南へミサイルキックも大外刈りで倒される。葉月がコードブレイカー、顔面ウォッシュ。中野と白川が援護し月山をボディープレス、しかし葉月が返してみせる。月山が両腕をクロスし叩きつけるが2カウント。葉月は向後の619から二段蹴りを放つとフィニッシュを宣言。しかし月山が丸め込む。コズエンがスターズをコーナーに振るも羽南と向後がボディーアタック。葉月が二段蹴りからダイビングセントーン。しかし月山がギリギリで肩を上げる。すると葉月はファルコンアロー。月山が返せず3カウントが入った。

◆10人タッグマッチ 15分1本勝負
天咲光由

11分18秒
変形ボディバスター→体固め

渡辺桃
○妃南 スターライト・キッド
上谷沙弥 フキゲンです★
林下詩美 琉悪夏
AZM 吏南●

 上谷沙弥&林下詩美&AZM&妃南&天咲光由のクイーンズクエストと渡辺桃&スターライト・キッド&琉悪夏&吏南&フキゲンです★の大江戸隊が10人タッグマッチで全面対決。QQには復帰した妃南と新人の天咲が合体。久しぶりとなる妃南と吏南の双子姉妹対決も注目される。

 大江戸隊が襲いかかり試合開始。リング上ではフキゲンが天咲を踏みつける。天咲がロープワークを試みるがフキゲンは応じない。天咲がドロップキックを決め2発目を狙うが場外から足を引かれる。大江戸隊は天咲を捕まえ全員で攻撃。しかしQQがカットする。桃が天咲をカバーも2カウント。桃はクソ新人呼ばわりし天咲を蹴飛ばしていく。桃のミドルに場内がどよめく。キッドが天咲のノドを踏みつける。キッドが突進すると上谷がカットし天咲がDDT。替わったAZMだがすぐにフキゲンがカット。しかしAZMは吏南の手を取りフキゲンとまとめてアームホイップ。キッドがカットするとAZMの左手を踏みつけていく。キッドのフィッシャーマン狙いをAZMが切り返してブレーンバスター。キッドが返すと桃と競演。大江戸隊がAZMを高角度でマットに叩きつける。つづけてキッドがその場飛びムーンサルト。琉悪夏がAZMにショルダータックル。詩美が琉悪夏にドロップキック、串刺しエルボー。桃がカットし琉悪夏がセントーン。詩美と上谷が合体し琉悪夏を攻撃。琉悪夏が返すと、詩美が突進。しかし琉悪夏がラリアット。詩美と琉悪夏のラリアットが交錯。妃南と吏南がエルボーの打ち合い。吏南が張り手を打ち込むがQQが串刺し攻撃で妃南を援護。妃南が払い腰も吏南が返してみせる。妃南が突進すると吏南がかわして大江戸隊が次々と串刺し攻撃。琉悪夏のコンプリートショットから吏南がダイビングダブルニードロップ。吏南がゴリーボム狙いにいくが妃南が切り返してマットに叩きつける。妃南が外道クラッチもキッドがカット。乱戦模様から上谷がフランケンで琉悪夏を場外に送り出し、スワンダイブ式プランチャ。QQが吏南にドロップキック、妃南がフィニッシュを予告も吏南が切り返し桃がハイキック、吏南が丸め込む。吏南が妃南を起こして突進するが天咲が入ってダブルアームパイルドライバー、妃南が担ぎ上げて叩きつける。吏南が返せず妃南がフォール勝ちをゲットした。

AZM「クイーンズクエスト、全員そろいましたー! ということは、そろそろクイーンズクエスト、リーダー決めたいですよねえ? ここは先輩であるAZM先輩がリーダだっていうのはどうでしょうか?」

レディ「ちょっと待ったー! まとめるのであれば、この元教師であるレディ・Ⅽが担任として適任ではないでしょうか!?

妃南「待って待って。今日勝ったのは私ですよね!? だったら私にも参加させてください」

詩美「ちょっと待ってください。リーダーするって言うなら、この女子プロレス大賞を受賞した林下詩美じゃないですか!?

上谷「いやいやいやいや、そこはそこはそこは、白いベルトの王者でありスターダムの不死鳥であるこの私がリーダー、どうですか!? そーのーなーも、クイーンズクエスト総選挙だーーー!」

AZM「OKOKOK。OK、総選挙ね。まあリーダーは次の来月の後楽園ホールで決めるというのはどうでしょうか!? 次、新生クイーンズクエスト、誰がリーダーになるのか楽しみにしといてください! ありがとうございました!」

 

クイーンズクエストのコメント

妃南「ハイ、久しぶりのQQ、タッグ組んですぐに勝ってしまいました。少し最初は不安だったけど勝てたってことはいまQQ一番強いんじゃないかなって思います」

AZM「妃南ちゃんはね、フューチャーのベルト挑戦はあるよね。まだいつかは決まってない?」

妃南「ハイ」

AZM「それに向けてね、絶好調になったんじゃないでしょうか。そして、ここですよ、クイーンズクエスト新リーダー、来月の5月で決めるので、もちろん私がリーダーになります」

詩美「いや、この女子プロレス大賞を受賞した林下詩美です」

上谷「いやいやいやいやいや、そこは白いベルトの王者、不死鳥・上谷沙弥ではないでしょうか」

AZM「来月5月でしっかり、誰がリーダーになるのか、決めましょう。楽しみにしていてください」

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
飯田沙耶

5分53秒
飯田岩→片エビ固め

桜井まい

 STARSの飯田沙耶は大江戸隊の吏南を破り、ドンナ・デル・モンドの桜井まいはクイーンズクエストのレディ・Cを破って2回戦に進出した。飯田と桜井はシングル初対決。桜井が飯田のパワーをどうかいくぐるかが勝負の分かれ目になりそうだ。

 蹴りのかわし合いから飯田がヘッドロック。飯田がショルダータックルで吹っ飛ばし、後頭部にエルボー連打。桜井が返すと、飯田がスリーパー。桜井がスタナーから串刺しビッグブーツ、ドロップキック、STF。飯田がエスケープすると、桜井がビッグブーツ、ダイビングエルボードロップ。飯田が逆水平連打。桜井はビッグブーツで対抗。飯田の連打を桜井がこらえてビッグブーツで倒す。しかし飯田がカウンターのジャンピングチョップ。桜井がカウンターのビッグブーツからスタンディングギロチン。桜井はボディースラムで飯田を叩きつけコーナーへ。飯田がカットしデッドリードライブ、ラリアット連発。桜井が返すと、飯田はフィニッシュを狙ってブレーンバスターの構え。桜井がこらえて張り手。飯田が突進を止めてコーナーに追い込みラリアット。飯田がコーナーから飯田岩。押さえ込むと3カウントが入り飯田が勝ち進んだ。

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
なつぽい

4分45秒
フェアリーストレイン

ウナギ・サヤカ

 ドンナ・デル・モンドのなつぽいは1回戦でスターライト・キッドを破り、COSMIC ANGELSのウナギ・サヤカは妃南の復帰戦を制して2回戦にコマを進めた。なつぽいとウナギのシングルは昨年9・4新宿以来。このときは両者リングアウトに終わっており、この試合がある意味決着戦。さらに4・23神戸ではアーティスト・オブ・スターダム王座を懸けて両者が対戦することも決まっており、この試合は前哨戦でもある。舞ひめぽいのⅤ7が懸かるタイトル戦に、Ⅴ7の最多防衛記録を保持するコズエンが挑む。それだけに、さまざまな思惑が交錯する闘いとなるだろう。前回と同じ結果なら2人ともトーナメント脱落だが…。

 レフェリーがウナギのゴムバンドをチェック。ウナギが握手を求めるとなつぽいは腕に隠されていたゴムバンドを発見し引っ張る。両サイドで引き合い、なつぽいが離すとリング中央でレフェリーがゴムパッチン状態に。試合がスタートするとウナギがフェースクラッシャー、ギロチン連打で先制。なつぽいが返すがウナギが連続で押さえ込む。なつぽいが丸め込みからドロップキック。なつぽいがコーナーに振るがウナギがエプロンに追い出す。なつぽいが転落しそうになるとウナギがエプロン越しにコードブレイカー。なつぽいがエプロンからウナギの足をつかむ。ウナギが隠していたゴムバンドで引っ張り、トップロープに頭部を当てる。大ふへん固め狙いをなつぽいが切り返しネックブリーカー、低空ドロップキック。なつぽいはコーナーに上がるがウナギが追いつきカナディアンの体勢から前方に叩きつける。なつぽいが返すと、ウナギがカカト落とし、コーナーに上がりマッドスプラッシュも、なつぽいがヒザを立ててカットに成功。なつぽいが突進しバックキック、バックラッシュ。ウナギが切り返し丸め込む。なつぽいがジャーマンで投げ捨てトラースキック。ウナギが返すと、なつぽいがフェアリーストレイン(クロスアーム式ジャーマン)。3カウントが入りなつぽいが勝利した。なつぽいはベスト4入り。

 

なつぽいのコメント

「ハイ、シンデレラ・トーナメントベスト4入り確定しました。いやあ、この闘い、こしゃくな手を使ってくるだろうと思ってたけど、ウナが考えてる作戦はどんなのかわかんないけど、だいぶ村山さんに取られて最後は私が勝って、いい気味です! アーティスト戦も控えているので、アーティストもしっかりコズエンから防衛しつつ、私が絶対ヒロインになります! ぽい!」

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
コグマ

7分38秒
OTR

ジュリア

 テクラとの盟友対決を制したジュリアと、大江戸隊のフキゲンです★を破ったコグマが2回戦で激突。両者は昨年8・13後楽園での5★STAR GP公式戦で対戦しており、このときはジュリアが場外プランチャも披露して勝利。4・10大阪でのゴッデス・オブ・スターダム王座戦でも久しぶりに場外弾を放ってみせた。今回もジュリアがコグマを破り駒を進めるか。それともコグマが雪辱を果たし、同日におこなわれる準々決勝に進出か。

 ゴングが打ち鳴らされるとコグマがクマポーズで接近。ジュリアは尻をかくポーズを一瞬取って襲いかかる。しかしコグマが場外エスケープ、「おりてこいよ」と挑発する。ジュリアが追いかけるとコグマが逃走。サッと戻って丸め込みからドロップキック。コグマが背中にフットスタンプ、ジュリアが返すとエルボーを叩き込む。コグマがロープを引くがジュリアは立ち止まってセーフのポーズ。ジュリアがコグマの顔面を踏みつけネックブリーカーからSTF。しかしすぐにコグマがロープへ。コグマがエルボー連打から突進、ジュリアがロープを引くがコグマは中央に戻る。コグマはあえてロープに上り「こいよ」と誘う。ジュリアも上がりロープ上で向き合う。ゆっくりと歩を進めエルボーの打ち合い。ともに落下するがエプロン上。コグマが蹴落とそうとするがジュリアが生還しドロップキック、ミサイルキック。コグマが返すと、ジュリアがバックドロップもコグマが反転。ジュリアが返すとレフェリーにコグマの足を持たせて蹴り上げる。コグマが丸め込むがジュリアがクリアー。コグマがジャーマンの構えもジュリアが切り返しグロリアス狙い、さらに切り返してコグマがDDT。ジュリアがファルコンアローもカバーをコグマが反転。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。ジュリアがニーを放つがコグマがキャッチ。ジュリアが飛びついて卍固め。残り3分。コグマがエスケープしたままロープへ。ジュリアをエプロンに落とし蹴飛ばすとジュリアが落下、コグマがオーバー・ザ・トップロープで勝利となった。

◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
鹿島沙希

17秒
起死回生

岩谷麻優

 岩谷麻優と鹿島沙希のライバル対決。両者のシングルは昨年9・20後楽園での5★STAR GP公式戦以来だ。STARSの岩谷は向後桃との同門対決を制し、大江戸隊の鹿島はCOSMIC ANGELSの月山和香を軽く料理してこの日を迎えた。この試合で勝った方が、同日の準々決勝、MIRAI戦に進出。ドローならばMIRAIが自動的に4強入りを果たすこととなるが…。

 鹿島が「お願いします!」と握手を求める。岩谷は手を広げて後退。それでも鹿島は手を出し続ける。岩谷が恐る恐る手を出すと鹿島が手を引いて攻撃も岩谷がトラースキック。ゴングが鳴り鹿島が起死回生。回転して丸め込むと3カウントが入った。

 

鹿島のコメント

17秒! 17秒。次、準々決勝? 17秒で岩谷麻優、気持ちいい! このあとMIRAIに勝って準決勝必ず行くから」

 

岩谷のコメント

「え~と、なにが起きました? なにが起きました?」

――起死回生が起きた。

「起死回生一回返して…」

――一回返して、くるくる回されてもう一度起死回生を決められて3カウント。

「私、今日、汗かいてないし、なんなら入場の方が15倍くらい長かった(笑)」

――客席に投げた方が労力を使ったのでは?

「あ、そうですね、ハイ。なんだろな? 鹿島沙希とは何かがあるとは思ってたんですけど、まさかこんな形で今年のシンデレラが終わるとは思わなかったんで。いまなんか混乱ですね。試合した、試合しましたよね」

――握手しようかどうか迷ったのが…。

「そうっすね。あれがちょっと心理戦というか、わっかんない。とりあえずわかんない(苦笑)」

――あのやり方も初めてではないが。

「ハイ。まあ、うん、あんな一瞬で今年のシンデレラが終わるとは思わなかったです。なんか、すいません」

◆タッグマッチ 15分1本勝負
壮麗亜美

15分00秒
時間切れ引き分け

ひめか
朱里 舞華

 ゴッズアイを結成した朱里と壮麗亜美がタッグを組み、ドンナ・デル・モンドの元ゴッデス・オブ・スターダム王者、舞華&ひめか組と対戦する。4・10大阪ではシンデレラ・トーナメントで朱里とひめかが対戦も引き分けにより両者失格。しかし、4・29大田区での赤いベルト戦が決定したため、王者・朱里と挑戦者・ひめかには前哨戦となった。また、大阪ではひめかが「壮麗亜美を迎えた朱里に腹が立つ」とゴッズアイへの思いを吐露。危険な香りのするタッグマッチになりそうだ。

 朱里とひめかが睨み合うと壮麗が朱里を制して先発を買って出る。試合は壮麗とひめかでスタート。ロックアップでの力比べからひめかが押し込む。ひめかは頭を軽くたたいてブレイク。再びロックアップで組み合うとすぐに壮麗がロープに押し込む。3度目のロックアップでひめかが腕を取りにいく。壮麗が取り返すとひめかがヘッドロック。壮麗がヘッドシザーズもひめかが脱出。朱里と舞華が対峙。グラウンドの攻防となり朱里が腕十字を狙う。すぐに舞華がエスケープ。舞華がヘッドロックにいくと朱里がロープに振ってロープワーク。舞華がショルダータックルで朱里を吹っ飛ばすとひめかとダブルでショルダータックル、ダブルのブレーンバスターも決めてみせる。ひめかは串刺しニーアタックからショルダータックル。朱里が返すと、ひめかが担ぎ上げる。朱里が止めて卍固め。壮麗は舞華へのアルゼンチンで朱里を援護。朱里が串刺しニーアタックからフロントネックチャンスリードロップ。壮麗のショルダータックルをひめかが受けて立つ。ショルダーをぶつけ合い、壮麗が打ち勝つ。壮麗はアルゼンチンを狙うがひめかが切り返す。舞華が壮麗に串刺しラリアット。壮麗がダブルチョップから舞華を担いでカミカゼ。返されると壮麗は逆エビ固め。しかし舞華がロープへ逃れる。壮麗がアルゼンチンを狙うが舞華が阻止してパワースラム。壮麗がファイヤーマンズキャリーからサイドに落とす。舞華が返すとブレーンバスター。壮麗が返すと、舞華のラリアットをかわして前方に叩きつける。返した舞華が「なめんじゃねえ!」とラリアット。ひめかと朱里が技のかわし合い。朱里がニーを叩き込むが、ひめかがラリアット。朱里は2発目をかわしてアキレス腱固め。ひめかが逃れると、朱里がニーを顔面へ。朱里がコーナーに上がるとひめかが抱えてバックフリップ。ひめかは逆片エビ固め。エスケープされるが背中にニーアタック。朱里が返すと、ひめかがアルゼンチン。壮麗がカットし、朱里と合体。壮麗のショルダータックルから朱里を持ち上げてボディープレス。残り3分。朱里がひめかにサソリ固め。しかし舞華がカット成功。朱里はひめかをコーナーに追い込むがかわされ。舞ひめが合体攻撃。ひめかがニーも朱里がクリアー。エルボーの打ち合いから、ひめかが強烈な一発。朱里はニー連打とサッカーボールキック連発でやり返す。ひめかが蹴りをつかんでハイキックをかわすとバックドロップ、ラリアット。残り1分。ひめかがアルゼンチンからJPコースターも、壮麗のカットが間に合う。ひめかがパワーボム狙いも朱里がかわして、壮麗がショルダータックル。朱里はロープに乗せてDDT。カバーに入ったところで時間切れ引き分けとなった。

朱里「4月29日、ひめかとこの赤いベルトを懸けてタイトルマッチが決まってます。絶対に、私が守り抜きます! みなさん、ゴッズアイは始動したばかり。でも、スターダムで中心に立っていきたいと思ってます。そしてゴールデンウイーク、1人、2人目の最強のボディガードを発表したと思います! こちらです」

ビジョンに小波が映される。

小波「スターダムファンの皆さん、こんにちは。最強のボディガードこと小波です。私が帰る場所、それは朱里さんが作ったユニット、ゴッズアイしかありません。ゴールデンウイーク限定で参戦します。ネバーエンド!」

そこへ、キッドと渡辺桃が駆け込んでくる。

キッド「おいおいおいおいおいおいおいおい! 朱里!」

朱里「はいはいはいはいはい、なんでしょうなんでしょう?」

キッド「オマエが小波のこと大好きなのは、よーくわかっているけれどさー」

朱里「うんうん」

キッド「わざわざ退団させてまで自分のユニットに入れたかったの!? えー! ウソだろ? 引くわ引くわ引くわ!」

朱里「おいおいおいおいおいおい」

キッド「オマエって意外と、そういうふうに詰めるタイプの人? うっわー、わっるー。赤のチャンピオンのくせにわっるー!」

朱里「まあまあまあまあ。あのさ、万が一ね、万が一私がそう言ったとしよう。言ったとしてさ、小波がさ、ゴッズアイに入りたいから退団するって、そんな小波がちっちぇえヤツだと思ってたの!? そっちの方が最悪だわ!」

キッド「あせっちゃってちょっと早口になってますけど大丈夫ですか~?」

朱里「あー、ごめんねー。でも言い返したくってさー」

キッド「はあ? そうい悪い女だったと思わなかったよ」

朱里「オマエに言われたくねえな。もういいかな? いい? そういうことで、5月7日、カード組まれてるからさ。それで確かめればいいじゃん。まあ、よーく、現実を見とけよ」

キッドが「ふん!」と吐き捨て、桃と退場。

朱里「というわけでこれからもゴッズアイが盛り上げていくので、みなさんよろしく」

 

朱里のコメント

「ゴッズアイ、亜美と初タッグ。舞ひめとドロー。私は赤いベルトの前哨戦、今日、ひめかとラストになります。必ず4月29日、私が赤いベルトを守り抜きます。そしてゴッズアイ、最強のボディガード、小波がゴールデンウイーク中、参戦決定しました。ゴッズアイのメンバーとして、みなさん楽しみにしててください」

◆トーナメント準々決勝 10分1本勝負
コグマ

4分52秒
横入り式エビ固め

飯田沙耶

 両者クリーンに握手をかわし試合がスタート。「STARS同士お願いします」とコグマが握手を求める。飯田が「もちろんお願いします」と応じるとコグマが丸め込みの連続。コーナーに追い込むと飯田がかわして逆水平連打からジャンピングチョップ。コグマが丸め込みも飯田が返す。飯田の逆水平をコグマが連続でブロック。飯田が逆水平を乱打しドロップキック。コグマが返すと、飯田が串刺しエルボーアタック。飯田岩狙いをコグマが切り返しエルボー連打。落とそうとするが飯田がエプロンでこらえてコグマの突進をかわす。エプロンで飯田がブレーンバスターの構え。コグマをリングに戻してコーナーから「飯田ロケット発射!」。コグマがDDTからバックを取る。飯田がこらえてラリアット。コグマがかわして高角度の投げっぱなしジャーマン。飯田がノーザンライトもホールドにはいけず。コグマがダッシュすると飯田がスパインバスター。コグマが返すと飯田は飯田橋狙い。コグマが120%スクールボーイで覆いかぶさると3カウントが入った。これにより準決勝の葉月vsコグマが決定。

 

コグマのコメント

「STARS対決、私が勝ちました。(胸を指して)勝ったけど、メチャクチャ痛い…。どうなってるかわからないけど、メッチャ熱持ってる。初めてシングルして、飯田さん、パワーがすごかった。情熱が…。STARSの頼もしい一員だと思います」

――準決勝は葉月とのパートナー対決だが?

「楽しみです。大阪城の復帰以来のシングル。でも葉月とは昔からよく対角で闘っているので、めったにないシングルを楽しんで、私がクマデレラになりたいと思います」

◆トーナメント準々決勝 10分1本勝負
MIRAI

6分47秒
ミラマーレ

鹿島沙希

 鹿島が握手を求める。MIRAIが苦笑い。鹿島は無表情で求める。MIRAIが応じると両手で握手をかわして静かにブレイク。試合が始まると鹿島が「バカタレ!」と顔面をかきむしる。「落ちろ!」とOTR狙いもMIRAIがこらえる。MIRAIがロープに振るとラリアットをかいくぐりショルダータックル。MIRAIがコーナーに振って串刺しラリアット。鹿島がかわしてミドルキック乱打、ニーで顎を蹴り上げスープレックス。コーナーに上がるとMIRAIも立ち上がる。鹿島がコーナーから丸め込む。MIRAIが返すと、鹿島が突進。MIRAIが捕まえるが鹿島が逃れる。しかしMIRAIがカウンターでドロップキック。MIRAIはコーナーに追い込み串刺しラリアット、ショルダータックル。さらに前方に叩きつけるが2カウント。MIRAIがボディースラムからコーナー際に寝かせると「魂込めていくぞ」とコーナーへ。鹿島が立ち上がりカットしアッパーを打ち込む。鹿島は雪崩式フランケンシュタイナー。鹿島がハイキックを放つがMIRAIが肩を上げる。鹿島はダブルアームの構え。MIRAIがこらえてショルダースルー。鹿島が先に立ち上がりエルボー連打。MIRAIが足を取り持ち上げるとマットに叩きつける。返した鹿島にMIRAIは腕十字狙い。5分経過。MIRAIが腕十字に入るが、これを外して前方に叩きつける。鹿島がかわすがMIRAIがラリアット。MIRAIはもう一発走り込んでラリアット。鹿島が下から丸め込むがMIRAIが返す。MIRAIがストンピングから抱え上げる。鹿島が丸め込もうとするがMIRAIが持ち上げて腕をロックするミラマーレ。鹿島がギブアップしMIRAIが4強入りを決めた。

MIRAI「後楽園ホールのメインイベントで、このMIRAIが勝利しましたー! (ゴッズアイがリングへ)いいですね。この、いろいろいま気を付けなきゃけないことがたくさんありますけど、こうやってここ後楽園ホールに、この景色(フルサイズ解放の客席)が戻ってきていることが、自分はとてもうれしいです。今日、自分は勝ったので、ベスト4です。シンデレラ・トーナメント4・29大田区総合体育館で、自分は、魂込めて! 優勝狙っていきます。じゃあ、最後に、自分に負けるな、限界を超えろ、ゴッズアイ、魂込めて、ロック、オン!」

MIRAIのコメント

「シンデレラ・トーナメント準々決勝、今日しっかり勝つことができました。岩谷麻優と鹿島沙希、どっちが上がってくるかなと思ったんですけど、鹿島沙希で。鹿島沙希は何してくるかわからないので、深いプロレスをしてくるというか、自分は苦手だなと思ってちょっといたんですけど、でもしっかり勝つことができました。今日勝ってベスト4。ベスト4にけっこう自分は興奮しているんですけど、ベスト4めざしてるわけじゃないので、しっかり大田区総合体育館で勝って初出場初優勝めざしたいと思います。この新格闘プリンセスが、ドレスとティアラをまとって、夢をかなえる瞬間を魂込めて、みなさんにお届けします」

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