2022/05/15 試合結果

2022年5月15日 『後楽園大会』

『後楽園大会』
5月15日(日)後楽園ホール(観衆913人)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負
琉悪夏

6分7秒
冷凍庫爆弾→片エビ固め

羽南

※もう一人は吏南

◆シングルマッチ 15分1本勝負
壮麗亜美

7分42秒
ブレーンバスター→片エビ固め

飯田沙耶

◆タッグマッチ 15分1本勝負
MIRAI

15分00秒
時間切れ引き分け

ひめか
朱里 舞華

◆4vs4イリミネーションマッチ 20分
フキゲンです★

13分31秒
起死回生

向後桃●
渡辺桃 葉月
スターライト・キッド コグマ
○鹿島沙希 岩谷麻優

(1)●フキゲン(8分53秒、両者OTR)岩谷●

(2)鹿島&○桃(1039秒、OTR)コグマ●

(3)●キッド(1036秒、OTR)STARS○

(4)桃●(1137秒、OTR)葉月●&向後○

※鹿島のひとり残り勝ち。

◆4vs4イリミネーションマッチ 20分
○桜井まい

18分21秒
足掛けエビ固め

月山和香●
テクラ ウナギ・サヤカ
なつぽい 白川未奈
ジュリア 中野たむ

(1)○ジュリア(6分28秒、グロリアスドライバー→片エビ固め)ウナギ●

(2)●テクラ(8分58秒、OTR)白川○

(3)●ジュリア(1016秒、両者OTR)白川●

(4)●なつぽい(14分22秒、両者OTR)中野●

※桜井のひとり残り勝ち。

◆Queen’s Quest総選挙 5WAY イリミネーションマッチ 30分
林下詩美

13分44秒
OTR

AZM

(1)○上谷(5分55秒、スタークラッシャー→片エビ固め)レディ●

(2)○妃南(8分42秒、OTR)上谷●

(3)○AZM(1045秒、エビ固め)妃南●

※詩美のひとり残り勝ち。詩美がQQのリーダーとなる。

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負
琉悪夏

6分7秒
冷凍庫爆弾→片エビ固め

羽南

※もう一人は吏南

 STARSの羽南、大江戸隊の吏南と琉悪夏が、3WAYマッチで対戦。3WAYマッチでありながらも、この組み合わせでは“姉妹チーム”羽南&吏南vs琉悪夏ではなく、羽南vs“大江戸隊”琉悪夏&吏南の様相が濃くなることが予想される。事実上のハンディキャップマッチ状態でフューチャー・オブ・スターダム王者の羽南がどのようにして勝利を引き寄せるか。吏南にはベルト奪取ならずのリベンジ、羽南と琉悪夏には5・28大田区でおこなわれるフューチャー王座戦の前哨戦だ。

 吏南と琉悪夏が羽南に向けて手を上げて誘う。ロープに振るとダブルでエルボー、吏南のドロップキックから琉悪夏がボディープレス。吏南と琉悪夏がヘアーホイップの連続、2人でコーナーに追い込み挑発しながら顔面を踏みつける。コーナーに振られた羽南がかわして吏南にボディーアタック、琉悪夏をロープに振って払い腰で叩きつける。吏南が羽南をコーナーに振ってダブルニーアタック、卍固めから丸め込む。吏南と羽南がバックの取り合い。琉悪夏が突進するがクロスボディーが吏南にヒット。羽南と琉悪夏がエルボーの打ち合い。羽南が大外刈りで倒すが琉悪夏が返す。羽南は腕十字にとるが、琉悪夏がエスケープ。羽南の突進を吏南が妨害、羽南はドロップキックを琉悪夏にぶつけると吏南が場外に転落。琉悪夏が羽南にセントーンも2カウント。琉悪夏が羽南にフィッシャーマン狙いも丸め込まれる。吏南がカットし琉悪夏と合体。しかし羽南がまとめて丸め込む。返された羽南が吏南にエルボー、琉悪夏が吏南をどけて羽南にラリアット。吏南がダイビングダブルニードロップ。琉悪夏がフィニッシュを予告し冷凍庫爆弾を投下。3カウントが入り、琉悪夏が羽南をフォールした。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
壮麗亜美

7分42秒
ブレーンバスター→片エビ固め

飯田沙耶

 ゴッズアイの壮麗亜美とSTARSの飯田沙耶がシングル初対決。どちらもパワーファイターとあって力と力のぶつかり合いが期待される好カード。ここを起点に、何かが生まれる可能性もありそうだ。

 ゴングとともに飯田がタックル、グラウンドの展開となり、両者が向き合う。飯田の逆水平に壮麗も対抗。チョップの打ち合いから壮麗がショルダータックル。ショルダータックルのぶつけあいで壮麗が打ち勝つ。壮麗は逆エビ固めに入るが飯田がエスケープ。壮麗がアルゼンチンの構えも飯田が切り返す。すると壮麗はアトミックドロップから串刺しボディーアタック。飯田が返すと、壮麗は「投げるぞ!」と予告。しかし飯田が強引にボディースラムで叩きつける。壮麗がコーナーに振るが飯田がかわしてショルダータックル、バックエルボー。壮麗が返すと、ブレーンバスターの掛け合い。どちらも譲らず逆水平の応酬になる。飯田が壮麗をかいくぐりジャンピングクロスチョップ。さらに起き上がりこぼし式に逆水平の連打。壮麗がチョップとエルボーでやり返すと、飯田がロープに振るも壮麗がラリアット。飯田がカバーを許さずラリアットをかいくぐり反対にラリアットを放つ。もう一発狙うが壮麗がブロックしてラリアット。壮麗は前方に飯田を叩きつけるが2カウント。壮麗が飯田を起こして旋回式ブレーンバスター。3カウントが入り、壮麗が勝利した

 

壮麗のコメント

「対戦相手の飯田沙耶、ちっちゃくてもパワーがあって、チョップも痛かった…。スターダムにきてシングルをしたのはゴッズアイの朱里さんとやって以来だったので。いまゴッズアイは負けナシ、今日本当に負けるわけにはいかなかったので、勝つことができてよかったです。また飯田沙耶と試合したいなと、きょう本当に思いました」

 

飯田のコメント

「チクショー。でっけえヤツに負けた。しかもチョップの使い手に…。まだ、まだアッシの全部を出し切ってない。まだまだリベンジさせやがれ」

◆タッグマッチ 15分1本勝負
MIRAI

15分00秒
時間切れ引き分け

ひめか
朱里 舞華

 元ドンナ・デル・モンドでゴッズアイの朱里&MIRAI組とドンナ・デル・モンドの舞華&ひめか組がタッグマッチで激突する。朱里はワールド・オブ・スターダム王者でMIRAIが今年のシンデレラ・トーナメント優勝者。対する舞ひめは元ゴッデス・オブ・スターダム王者で現アーティスト・オブ・スターダム王者、5・5福岡では舞華が上谷沙弥のワンダー・オブ・スターダム王座、4・29大田区でひめかが朱里のワールド王座に挑戦したばかり。どちらもベルト奪取はならなかったが、ひめかには朱里との直接対決とあって雪辱に向けての闘いにもなりそうだ。

 朱里と舞華が先発。グラウンドでバックの取り合い。朱里が腕十字狙いも舞華が反転、朱里がネックロックで立ち上がると舞華が切り返してグラウンドへ。ひめかとMIRAIが対峙。ロックアップで組み合い力比べ。ひめかがロープに押し込みブレイク。再び力比べでMIRAIが追い込んでブレイク。さらにロックアップしひめかがショルダータックルへ。MIRAIがこらえるとショルダーをぶつけ合う。ひめかが打ち勝つもMIRAIがやり返す。MIRAIがひめかをコーナーに振るがひめかがショルダータックルのお返し。さらに、ひめかと舞華でショルダータックル。ダブルのブレーンバスターも決めてみせる。ひめかがMIRAIに滞空時間を取ってボディースラムを2連発。舞華とMIRAIがエルボーの打ち合い。舞華のラリアットをかいくぐりMIRAIがショルダータックル。朱里が舞華にドロップキック。ひめかが乱入するが朱里が排除し、舞華にフロントネックチャンスリードロップ。朱里は舞華にサッカーボールキック連打。舞華がダッシュを受け止めブロックバスター。ひめかが朱里にショルダータックル連打、串刺しボディーアタック、バックブリーカー、逆片エビ固め。朱里がエスケープすると、卍固め。舞華のカットをMIRAIが阻止。ひめかがエスケープすると、朱里がローキック、ニーアタック。コーナーに上がるがひめかが担ぎ上げる。朱里が逃れるとひめかとエルボーの応酬。舞華が乱入してラリアット、ひめかもラリアットを放つが2カウント。ひめかがもう一発狙うが朱里がジャーマン、ひめかがニーアタック、ラリアット。ひめかの突進に朱里がハイキック。MIRAIがひめかにミサイルキック。ひめかが返すと、MIRAIは腕十字狙いも舞華がカット。ひめかがMIRAIにバックフリップ。舞華が串刺しラリアットを2コーナーで連打しブレーンバスター狙い。MIRAIがこらえるとラリアットの打ち合い。舞華が腕十字を狙うがMIRAIが反転、舞華も反転しアームロック。残り3分。MIRAIがエスケープするとラリアットをかわしてレイネーラ。ひめかがカットするとMIRAIへ舞華とひめかで串刺し攻撃の連続からサンドイッチラリアット。舞華がMIRAIとエルボーの打ち合い。舞華がパワースラム、MIRAIがショルダータックル、ラリアットをかわし前方に叩きつける。MIRAIがバックを取り朱里がスタンディングギロチン。MIRAIがマットに叩きつけるがひめかがカット。残り30秒。MIRAIが舞華の腕をロック。中央に持っていき締め上げるがひめかがカット。朱里がひめかを場外に落とすもMIRAIがエアプレーンスピンで担ぎ上げたところでタイムアップとなった。

 

朱里&MIRAIのコメント

MIRAI「15分ドロー。15分じゃ足りないなって見てる人は思うかもしれないですけど、自分は15分でキッチリ決着をつけるつもりでいましたし、つけられる選手にならないといけないなと思うので。この前のひめか、そして今日の舞華、白の上谷。黄金世代にはまだまだいっぱい勝たなきゃいけない相手がいるので、これから黄金世代、一人ひとり潰して自分が黄金世代で一番、いやスターダムで一番、いや、プロレス界で一番になります」

朱里「今日、舞華ひめかと試合して、やっぱり対戦する方があの2人とはめちゃめちゃ楽しいし、これからもっともっと試合をしていきたい。そして5月28日、私は赤の防衛戦。そしてMIRAIは白に挑戦する。5月28日は2人でベルトを持って並び立ちます。あとこの間NBで世羅りさ。この間はよくもやってくれたな。私は売られたケンカは全力で買うタイプなんで、5月28日、どうなるか、楽しみにしてろよ。ぶっ潰してやる」

 

舞華&ひめかのコメント

ひめか「ゴッズアイ、いつもいつもドロー。15分短すぎるんだよ」

舞華「でもね、そろそろ決着つけようよ。時間無制限でもなんでもいい。ゴッズアイ対DDM、もしくは舞ひめだっていい、時間無制限でどっちが強いか、そろそろ決着つけよう。あとMIRAI、シンデレラ・トーナメント優勝して次、白いベルトに挑戦するみたいだけど、いまのままで大丈夫? 私、今日何もしてないから。けっこう追い込まれた部分はあるけど、いまのMIRAIじゃ上谷沙弥は超えられないよ」

◆4vs4イリミネーションマッチ 20分
フキゲンです★

13分31秒
起死回生

向後桃●
渡辺桃 葉月
スターライト・キッド コグマ
○鹿島沙希 岩谷麻優

(1)●フキゲン(8分53秒、両者OTR)岩谷●

(2)鹿島&○桃(1039秒、OTR)コグマ●

(3)●キッド(1036秒、OTR)STARS○

(4)桃●(1137秒、OTR)葉月●&向後○

※鹿島のひとり残り勝ち。

 岩谷麻優&葉月&コグマ&向後桃組のSTARSと鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃&フキゲンです★の大江戸隊がイリミネーションルールでの8人タッグマッチで激突。岩谷率いるSTARSと大江戸隊の対戦となると、大江戸隊サイドが岩谷の元を去った選手ばかりになるのもいまや珍しくはなくなった。今回の鹿島、キッド、フキゲンはもちろん、桃もQQ入り前に岩谷を裏切っている。そのQQを裏切り大江戸隊に入った桃はキッドとのブラックデザイヤーでゴッデス・オブ・スターダム王座も奪取。しかし5・5福岡でSTARSのFWC、葉月&コグマ組の奪回を許したとあって、この試合はタッグの遺恨をはらんだ闘いにもなりそうだ。また、岩谷とフキゲンには5・28大田区でおこなわれるSWA世界王座前哨戦。鹿島の強硬な主張によりフキゲンは宇宙人、よって挑戦資格アリとされたが…。

 鹿島が「岩谷麻優!」と叫んで岩谷を指名。「オマエの相手は宇宙人だ」(鹿島)「どう考えても日本人だ」(岩谷)「ワレワレハウチュージンデース」(フキゲン)。岩谷とフキゲンのロープワークでスタート。岩谷が「宇宙人はタバコ吸わねえだろ」とフキゲンの喫煙ポーズに突っ込みを入れる。フキゲンが岩谷の足を踏みつけ「宇宙人ブレーンバスター」を予告。すると続々とカットに入り、STARSが投げ切る。鹿島が向後をコーナーに追い込み喉元を踏みつける。キッドも向後をコーナーに追い込んで攻撃。桃が「クソモモ」と挑発しながら向後の顔面を蹴り飛ばしていく。岩谷と葉月がロープを利用しアームホイップ、コグマを加えて大江戸隊に顔面ウォッシュから低空ドロップキック。いつのまにかフキゲンは本部席からSWAのベルトを奪い取り腰に巻く。鹿島が岩谷に起死回生も2カウント。ベルトを巻いたフキゲンが勝ち誇るようにリングインし岩谷を攻撃。岩谷が「ふざけんな」「宇宙人」と叫んでコーナーに振るが大江戸隊が一斉に襲いかかる。フキゲンがブレーンバスターで岩谷を叩きつける。岩谷が返すと、フキゲンがコーナーに。岩谷が立ち上がり雪崩式フランケン狙い。フキゲンが反転し落とそうとする。フキゲンのダッシュに岩谷が飛びつくと2人ともエプロンに出る。フキゲンが地獄突きからバックを取って飛び降りる。岩谷とフキゲンがOTRで失格に。キッドとコグマがエプロン越しの攻防。キッドがコグマにダイビングボディーアタック、その場飛びムーンサルト。10分経過。コグマがキッドにDDT、背中を踏みつけていくと鹿島と桃が背後から転落させる。すぐにキッドもOTRで退場に。桃が葉月をエプロンに送り出す。葉月がOTRを狙ってエプロンに出す。桃がBドライバーの構えも葉月がこらえる。向後がドロップキックで桃と葉月が退場。向後が鹿島に低空ドロップキック。鹿島が顔面をかきむしり、ダブルアームでトップロープに乗せると顔面を蹴り上げる。突進に向後がスワンダイブ式ミサイルキック。鹿島が返すと、向後がフィッシャーマン狙い。鹿島が切り返しコーナーに。エプロンに出た鹿島に向後が619、鹿島がかいくぐるとリングイン。鹿島が起死回生で丸め込むと3カウントが入った。試合後、フキゲンがベルトで岩谷を殴打した。

 

大江戸隊のコメント

鹿島「スパパパパーン! フキゲン、いや、宇宙人、SWAに向けて、なにか一言、言ってやれ!」

フキゲン「デース、デスデスデース!」

鹿島「そういうことだ!」

フキゲン「デース!」

キッド「最強スパパパパーン」

 

STARSのコメント

岩谷「負けました! ワチャワチャワチャワチャしたなかで、仕留められなかったのは悔しいですけども、やっぱり相手は大江戸隊、ただ単に悪いことしてるわけじゃなく、実力もチームワークもあるところなんで、そういうところにも負けてられないし、うかうかしてられない。このベルトも必ず宇宙人に防衛して、もっともっと有名にしていくんで。どうでした、最後はコモモが負けちゃったけどね」

葉月「最後粘ってくれたけど、惜しかったね」

向後「メチャメチャ悔しいですう。あとちょっと」

岩谷「鹿島沙希にやられてるときにね、うれしがってはダメだよ、ねえ。ファンの頃の気持ちがあってね、沙希さんと闘えるっていうのがあるのかもしれないけど、いまは敵だから」

向後「そうですね」

葉月「勝負になったら別だからね」

向後「そうですね。これからは心を鬼にして、鬼のごとく闘っていきたいと思います」

◆4vs4イリミネーションマッチ 20分
○桜井まい

18分21秒
足掛けエビ固め

月山和香●
テクラ ウナギ・サヤカ
なつぽい 白川未奈
ジュリア 中野たむ

(1)○ジュリア(6分28秒、グロリアスドライバー→片エビ固め)ウナギ●

(2)●テクラ(8分58秒、OTR)白川○

(3)●ジュリア(1016秒、両者OTR)白川●

(4)●なつぽい(14分22秒、両者OTR)中野●

※桜井のひとり残り勝ち。

 ドンナ・デル・モンドのジュリア&なつぽい&テクラ&桜井まい組とCOSMIC ANGELSの中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ&月山和香組がイリミネーションルールの8人タッグマッチで全面対決。ジュリアと中野を軸に、激しいユニットバトルが展開されそうだ。カギを握るのは桜井と月山の存在か。桜井は先日の大阪大会で自らフォール勝ちを奪い、ジュリアとのタッグでゴッデス・オブ・スターダム王座挑戦の道を切り開いた。5・28大田区で葉月&コグマ組の保持するベルトに挑戦するが、ジュリアとのタッグワークを意識した闘いをしてくるだろう。また、DDMに牙をむいたプロミネンスに割って入ったのが、5・13竹芝「NEW BLOOD2」での月山だった。ジュリアとの一騎打ちをあらためてアピールする鈴季すずに対し対戦要求、コズエンでの対戦が決定的になった。いまだ未勝利の月山だが、プロミネンスとの対戦を前に何としても1勝を手に入れたい。チームプレーが重視される今回のイリミネーションマッチはチャンスでもあるが…。

 コズエンが中野の「いくぞ!」の号令とともに突進、DDMにエルボー連打。しかしDDMが全員ボディースラム。中野と月山が4人からドロップキックを食らう。DDMが中野を捕まえて外に落とそうとするが、白川とウナギがリングサイドで受け止め戻してみせる。コズエンがキックで競演。ウナギがジュリアにフェースクラッシャー。ジュリアがウナギにミサイルキック。ジュリアをコーナーに乗せてウナギがコードブレイカー、マッドスプラッシュ、大ふへん固め。そこへ白川がフェースクラッシャーで合体、ウナギがジュリアを顔面からマットに叩きつける。コズエンがジュリアにカカト落とし。テクラとなつぽいがトラースキックでジュリアを救出。ジュリアがウナギをカバーも月山がカット。乱戦からジュリアがウナギにグロリアスドライバー狙い。ウナギが切り返すとジュリアがドロップキック。ジュリアと桜井がドロップキックで挟み撃ち。ジュリアがウナギにグロリアスドライバー。3カウントが入りウナギが失格。テクラと白川がポーズで対抗。白川がベルトはどこだと聞くとテクラはやりたかったよと返す。テクラとなつぽいが合体も、白川がまとめてネックブリーカー。テクラが白川にブレーンバスター、エルボー。白川がエルボー連打からロープに乗せるがテクラがぶら下がり式腕十字。白川の蹴り足をつかんでレッグブリーカー、後方から飛びつくと白川がはねのける。テクラが失格に。エプロン際での攻防からジュリアと白川がエプロンに。ジュリアが白川をロープにかけてフットスタンプ。白川がこらえてもつれ合う。10分経過。白川のリバースDDTでジュリアとともに転落し失格に。中野となつぽい、月山と桜井が対峙。コズエンがドロップキック。中野がなつぽいとロープワークの攻防。エルボーを打ち合い中野がニーアタック。中野がバックドロップの体勢で持ち上げるとなつぽいがこらえる。なつぽいが中野に飛びつきエプロンに送り出す。なつぽいがエプロンを走るが中野がコーナーへ上がりドラゴンスリーパー。桜井がカットも月山もカットに入る。中野がエプロンでバックを取るが、なつぽいが切り返しジャーマン。しかし中野は落ちずに反対にジャーマン。なつぽいも落ちずに続行。中野がバックを取りジャーマンで落とそうとする。月山が入りエルボー連打も桜井がカット。中野となつぽいは宙づり状態。月山と桜井がドロップキックを放つと中野となつぽいが転落して失格。残るは月山と桜井。エルボーの応酬から月山がクロスボディー。ボディースラムを掛け合い月山がエプロンに送り出す。月山が落とそうとするが、桜井がエプロン越しに三角絞め。桜井が突進すると月山がかわしてドロップキック。月山が串刺しで突進しマットに叩きつける。コーナーに上がるとミサイルキック。桜井が返すと、月山は極楽ドン狙い。切り返した桜井がスタンディングギロチン。返された桜井はフロントバスターの構へ。月山が切り返して極楽ドン。桜井が返すと丸め込み、反転して月山が丸め込み。月山がオースイスープレックスも2カウント。桜井が十字固めで丸め込むと3カウントが入った。試合後、中野となつぽい、月山と桜井が乱闘。

なつぽい「たむちゃんさあ、最近のたむちゃん、気持ち悪いんだよね。引退でもするの?」

中野「引退なんかするわけないだろ、バーカ!」

なつぽい「じゃあ、ただ年取っちゃっただけか。たむちゃんのこと嫌いだけど、いまのたむちゃんはもっと嫌い。ベルト落としたときからベルトとともにどんどん感情むき出しのたむちゃんも消えちゃったのかな」

中野「お言葉ですけど、なっちゃんこそ、最近楽しんでプロレスしてるようには見えないけど。引退しちゃえば」

なつぽい「フフフ。私が引退したら、たむちゃんが悲しむでしょ。私はあの白いベルト戦以上のもっとドロッドロの試合をたむちゃんとしたい」

2人「シングル!」

なつぽい「…しない?」

たむ「いいよ」

 

DDMのコメント

桜井「月山、初勝利したくて闘志メラメラだけど、私も同じく悔しい思いはいっぱいしてるんだよ。オマエにはぜったいに負けたくない」

なつぽい「たむちゃん、久々にドロッドロの昼ドラ、しようね。ぽい」

ジュリア「(カメラにウインクして)アリベデルチ!」

 

コズエンのコメント

中野「言葉がない?」

月山「(涙)」

中野「悔しいよね。コズエンにいてよかったと思えるように、思ってもらえるように、私たちも支えるし、どんだけでも練習付き合うから、一緒に強くなろう」

月山「(うなずく)」

白川「全然ダメとかじゃないんだよ。本当、あと一歩なの。でも、あと一歩に到着するのが難しいっていうとき、すっごく苦しくなるじゃん」

ウナギ「一番苦しいね」

白川「うん、そう。でも絶対折れないでね。折れない限り、私たちがついてる。味方するから。大丈夫」

中野「なっちゃん、私もあんたと闘いたかった。コズミック・エンジェルズ、まだまだ大逆襲するから私たちを信じてついてきてください」

◆Queen’s Quest総選挙 5WAY イリミネーションマッチ 30分
林下詩美

13分44秒
OTR

AZM

(1)○上谷(5分55秒、スタークラッシャー→片エビ固め)レディ●

(2)○妃南(8分42秒、OTR)上谷●

(3)○AZM(1045秒、エビ固め)妃南●

※詩美のひとり残り勝ち。詩美がQQのリーダーとなる。

 渡辺桃の脱退により、クイーンズクエストはリーダー不在状態。そこで新リーダーを決める総選挙がおこなわれることになった。総選挙とはいえ実際に投票がおこなわれるのではなく、試合で決めようというもの。上谷沙弥、AZM、林下詩美、妃南、レディ・Ⅽが一度に闘い、その勝者がリーダーとなる。期待の新人・天咲光由も加わった新生QQのリーダーとなるのは、果たして誰か?

 ゴングが打ち鳴らされ、全員が探り合い。手四つの構えからヘッドロックをとりロープに振りあう。AZMが上谷にドロップキック。上谷が全員からカバーされるが返してみせる。再び探り合いから上谷が詩美に「いきましょう!」と合体を求める。詩美が応じるとレディにダブルでドロップキック。連係を見せるがレディがネックブリーカー、AZMと妃南に河津落とし。レディがまとめてカバーするが返される。レディは予告してAZMにジャイアントスイング。右から左回転に移行しようとすると妃南がカットしAZMにダイヤル固め。AZMが返すと、バックの取り合い。詩美がカットに入るがAZMが阻止、上谷の二弾蹴りが妃南にヒット。AZMが上谷からエプロンに出される。AZMが上谷をエプロンに出してバックを取る。そこへ詩美がダッシュもAZMがかわして詩美をエプロンへ出す。そこへ妃南とレディがドロップキックも、こらえられる。3人リングインし妃南とレディにドロップキック。上谷、詩美、AZMにレディがチョップ連打。詩美と上谷がレディを捕まえるも脳天唐竹割を食らう、詩美と上谷が合体しマジックキラー。上谷が詩美のアシストをえてスワンダイブも詩美にもヒットさせる。上谷がレディにスタークラッシャーで退場させる。詩美は上谷を裏切り者呼ばわりして攻撃。上谷とAZMが共闘しドロップキック。詩美が上谷にミサイルキック。AZMが詩美のカバーをダイビングフットスタンプでカットする。AZMは上谷に突進もかわされる。上谷と妃南が合体も詩美がまとめてラリアット。詩美が上谷を起こして、コウモリ吊り落とし。上谷が返すと、詩美はジャーマン。上谷がかわしてフランケンもキャッチされる。詩美はOTR狙いでエプロンに持っていく。詩美の突進を上谷がスワンダイブも妃南がカット。妃南が詩美に払い腰、上谷に払い腰。上谷がOTRで失格に。AZMが妃南に串刺しドロップキック。妃南がAZMに払い腰、エルボー連打。妃南の突進を詩美がカットしAZMがガンスタンで合体。AZMが詩美と妃南にまとめてジャックナイフ。10分経過。AZMが詩美をかいくぐりミスティカ式ワキ固め。妃南がAZMを丸め込むが2カウント。AZMが丸め込むと妃南が3カウントを奪われ失格。残るは詩美とAZM。エルボーの打ち合いからAZMがワキ固め。詩美が持ち上げてマットに叩きつける。詩美がスライディングラリアット、アルゼンチン。AZMがかわしてハイキック。「終わり」と叫んであずみ寿司にいくが詩美が返す。詩美の突進にAZMがヘッドシザーズでエプロンに。突進するが詩美がキャッチしエプロンへ。AZMがハイキック。詩美がAZMをキャッチしパワーボムで落とすと、これで決着、詩美がAZMを破った。

詩美「クイーンズクエストの新しいリーダーになりました林下詩美です。これからこの最高のユニットクイーンズクエスト、リーダーとしてたくさん支えていきたいと思いますので、みなさんよろしくお願いします!AZMさん、これからも変わりなく司令塔をお願いします。そして、上谷も妃南さんもレディも、そして光由もみんなでクイーンズクエストを盛り上げて、またスターダムのトップにいきますので楽しみにしていてください。いまを信じて、明日に輝け?誰を信じるかは自分で決めろ。Bow down to the queens!」

クイーンズクエストのコメント

詩美「ハイ、ということで私がクイーンズクエストの新リーダーとして、またこのクイーンズクエストを最高のユニット、スターダムのトップに引っ張っていきたいと思うので、みなさんよろしくお願いします」

AZM「私が言い出しっぺで、(リーダーに)なれないのがすごく悔しい。けど、まあ、もう司令塔とか言わないから、私はちゃんとみんなと一緒にサポートし合って、またクイーンズクエストをトップにね、詩美をトップで駆け上がろう」

詩美「お願いします」

上谷「自分も白のチャンピオンとして自分の色を出しつつ詩美さんについていきながら、そしてQQ一致団結して、さらにさらに上のユニットへ上がっていきたいと思っていまっす」

妃南「ハイ、ウタがリーダーになったからにはウタに全力でついていきたいと思います」

レディ「私も。詩美さんがリーダーということは、かなり頼もシーのですごくありがたいんですけども、QQ、担任があってもいいんじゃないでしょうか」

AZM「要らない。よくない」

レディ「担任があるまではまた、担任総選挙やりたいと思います」

AZM「勉強したくない」

詩美「とりあえずこのメンバー含め、光由と大好きなみんなでクイーンズクエスト、必ずトップに上ってみせます。みなさん見守っててください。(全員でポーズを取り)すごい友情を感じた。愛にあふれてるよ」

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