『Flashing Champions 2022』
5月28日(土)大田区総合体育館(観衆1871人)
試合結果
◆6人タッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○向後桃 |
6分15秒 |
妃南● |
レディ・C | 吏南 | |
飯田沙耶 | 壮麗亜美 |
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負 | ||
<王者> |
5分30秒 |
<挑戦者> |
羽南 | 琉悪夏 |
※第8代王者の羽南が6度目の防衛に成功
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
夏実もち |
10分56秒 |
月山和香● |
藤田あかね | ウナギ・サヤカ | |
○鈴季すず | 白川未奈 |
◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
7分21秒 |
<挑戦者> |
AZM | テクラ |
※第22代王者のAZMが4度目の防衛に成功
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
4分59秒 |
<挑戦者> |
岩谷麻優 | フキゲンです★ |
※第9代王者の岩谷麻優が初防衛に成功
◆タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
○KAIRI |
19分44秒 |
天咲光由● |
中野たむ | 林下詩美 |
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者組> |
15分11秒 |
<挑戦者組> |
葉月 | 桜井まい● | |
○コグマ | ジュリア |
※第24代王者組の葉月&コグマが初防衛に成功
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<挑戦者組> |
14分7秒 |
<王者組> |
渡辺桃 | なつぽい● | |
スターライト・キッド | ひめか | |
○鹿島沙希 | 舞華 |
※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが8度目の防衛に失敗。鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃が第27代王者となる
◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
25分1秒 |
<挑戦者> |
上谷沙弥 | MIRAI |
※第16代王者の上谷沙弥が6度目の防衛に成功
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 時間無制限1本勝負 | ||
<王者> |
14分29秒 |
<挑戦者> |
朱里 | 世羅りさ |
※第14代王者の朱里が5度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆6人タッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○向後桃 |
6分15秒 |
妃南● |
レディ・C | 吏南 | |
飯田沙耶 | 壮麗亜美 |
当初は壮麗亜美、レディ・C、妃南、飯田沙耶、向後桃、吏南が出場する6人タッグマッチで組み合わせは抽選で決定とされていたが、5月17日の会見に出席した選手たちからのアピールにより、飯田沙耶&向後桃&レディ・C組vs妃南&壮麗亜美&吏南組が決定した。
向後が先発に名乗りを挙げ吏南に突進。吏南がヘッドロックにとりロープワークへ。向後がアームホイップからドロップキック。レディが控えの2人を場外に落としてから吏南にジャイアントスイング。吏南が返すとレディに串刺しニーアタック。吏南は妃南をレディの上にボディースラム、壮麗が吏南を2人の上にボディースラムで叩きつける。吏南は殴るように壮麗にタッチ。飯田が壮麗に逆水平の連打。壮麗がやり返すと飯田もさらにやり返す。壮麗と飯田がショルダータックルをぶつけ合う。飯田が打ち勝つが壮麗がラリアット。妃南が飯田にドロップキック。妃南が飯田にバックブリーカー。飯田がジャンピングチョップを放ち向後に託す。向後の突進を妃南がかわすが向後はダイビングボディーアタックから619をヒットさせる。レディと飯田が妃南に逆水平の乱打。向後がドロップキック、レディがニードロップでつづく。5分経過。吏南と妃南が共闘し向後を叩きつけるがカットされる。壮麗がレディにラリアット。妃南が向後をマットに叩きつけるが2カウント。妃南がフィニッシュを予告し向後を担ぐ。向後が切り返すとバックの取り合い。吏南のビッグブーツが妃南に誤爆。向後が丸め込むと妃南が返せず3カウントが入った。試合後、吏南はレフェリーにつかみかかった。
レディ組のコメント
レディ「第0試合、コモモがね、あの妃南さんからスリーを取りました」
向後「スリーを取りました。ありがとうございます。私、ずっと自分がスリーを取ったらやりたいと思っていたことがあるので、本当に念願のスリーカウント取りました。ありがとうございます」
レディ「やりたいことは?」
向後「やりたいことは…ハイスピードへの挑戦を表明したいと思っています」
レディ「今日AZMさんとテクラがやるので、どっちになるかわからないけど、コモモならいけるんじゃないかなと思いました」
向後「めちゃくちゃこのスリーは私にとって本当に大きいです。何よりすごくすごく自分で取る勝利に飢えていたので、本当に本当にうれしいです。ありがとうございます」
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負 | ||
<王者> |
5分30秒 |
<挑戦者> |
羽南 | 琉悪夏 |
※第8代王者の羽南が6度目の防衛に成功
羽南と琉悪夏によるフューチャー・オブ・スターダム王座戦は昨年12・29両国以来。このときは羽南が勝利し、初戴冠を達成した。以来、羽南は5度の防衛に成功。ここで琉悪夏を退ければ、林下詩美の6度防衛と並び最多タイとなる。羽南が詩美と肩を並べるか、それとも前王者が返り咲くか?
ゴングと同時に琉悪夏がショルダータックル、羽南はドロップキックでやり返す。琉悪夏がコーナーに振ると羽南が飛ぶが琉悪夏が首をキャッチし絞める。セコンドの刀羅ナツコが押さえて琉悪夏がエプロンでセントーン。羽南が投げようとするが琉悪夏がこらえる。琉悪夏の突進に羽南が払い腰。羽南がダブルリストの構えも琉悪夏がこらえる。羽南が飛んで腕十字へ。琉悪夏がエスケープすると先を読んで体当たり。低空のクロスボディー。フィッシャーマンで叩きつけるとリバーススプラッシュ。ギリギリで羽南が返すと琉悪夏はフィニッシュを宣言し冷凍庫爆弾。しかし羽南がかわしてドロップキック。琉悪夏がすぐにラリアット。羽南が丸め込むが2カウント。羽南はダブルリストアームサルトからフェイマサ―。絶叫するとブロックバスターホールドへ。しかし琉悪夏が返してみせる。羽南はバックドロップを狙う。琉悪夏がこらえると前方に叩き落とす。5分経過。琉悪夏が首をつかむと羽南が切り返し丸め込む。3カウントが入り、羽南の防衛となった。
羽南「私は一番になったことがありません。だから最多防衛記録保持者になって、フューチャーの一番になりたいと思います。そして、私がやりたい相手は、稲葉ともか、あなたです」
稲葉がセンダイガールズワールドジュニアのベルトを持って登場。
稲葉「スターダムファンの皆さん、こんばんは。JUST TAP OUT所属、第8代センダイガールズワールドジュニアチャンピオンの稲葉ともかです。羽南、防衛おめでとう。防衛すると思ってたよ。なんで自分がここのリングに来たか、わかるよね? 待ってましたよ。どっちが真のフューチャーか決着つけましょう。仙女のジュニアチャンピオン、そしてスターダムのフューチャー、前代未聞の2冠王者になってやるよ。一撃必殺ともか蹴り、押忍!」
羽南のコメント
「6回目の防衛成功しました。いつも私の節目にいるのは琉悪夏で、琉悪夏と闘う試合はすごくすごく楽しくて、きょうもいい刺激をもらいました。でも私が勝って最多防衛記録に並びました。私は一番になったことがないので、フューチャーのチャンピオンの中で最多防衛記録を取って、一番になりたいと思います。そして相手は稲葉ともか。仙女のチャンピオン? フューチャーのチャンピオンが負けるわけがないですよね。私が稲葉ともかに勝って最多防衛記録を更新していって、足跡のない未来に進んでいきたいと思います」
稲葉のコメント
「羽南の持ってるフューチャーに挑戦表明したんですけど、なんでフューチャーにこだわっているかというと、自分が追いかけている人がもともとフューチャーを持っていて。その人に追いつくために、まずはフューチャーに目をつけるのもありかなと思ってずっとフューチャーに興味があったんですけど、なかなかチャンスがなかったので。きょうこの手で自分がチャンスをつかみにここにきたんですけど、次、自分に防衛したら最多なんですよね、羽南選手。この稲葉ともかがフューチャーを奪い取って仙女のジュニアチャンピオン、スターダムのフューチャー、前代未聞の2冠チャンピオンになってやります。一撃必殺ともか蹴り、押忍」
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
夏実もち |
10分56秒 |
月山和香● |
藤田あかね | ウナギ・サヤカ | |
○鈴季すず | 白川未奈 |
白川未奈&ウナギ・サヤカ&月山和香のCOSMIC ANGELSがプロミネンスの鈴季すず&藤田あかね&夏実もち組を迎え撃つ。コズエンは6・5後楽園でのカラーズ戦が決まっていたが、5・13「NEW BLOOD2」での鈴季のアピールから月山が対戦に名乗りを挙げ、このカードが決定した。
月山とすずが先発。月山が相手コーナーでエルボー連打もすずが髪をつかんで相手コーナーに押し戻す。月山がかかっていくとすずがエルボーで倒して藤田にタッチ。夏実が押さえて藤田、すずが突進。藤田がロープ際で捕まえるとリング下からすずと夏実が挟み撃ち。藤田がボディースラムからエルボードロップ。月山が返すと、藤田の背後にまわりパロ・スペシャルを狙うがマットへ投げつけられる。月山がマットを這いつくばりウナギにタッチ。ウナギが藤田にビッグブーツ、フェースクラッシャー。ウナギがエルボー連打も夏実が乱入し藤田と合体。しかしウナギがまとめてギロチン投下。藤田が返すとウナギがエルボー連打。藤田がカウンターでダブルチョップ、担ぎ上げて前方に叩きつける。夏実がロープ間を何往復もしてヒップドロップ。ウナギがコードブレイカーを決めて白川に託す。白川は夏実にコルバタ式河津落とし。夏実が白川にモンゴリアンチョップ連打、白川が止めてエルボー、夏実の突進に白川がローリングエルボー。夏実がバックドロップ、白川が延髄斬り。月山がすずにエルボー連打。すずが打ち返すが月山は走らせずに連打する。すずがニーも白川がカットし、ウナギがギロチンで援護し、月山が合体ボディープレス。すずが返すと、月山がミサイルキック。しかしプロミネンスがカットする。月山が両腕をクロスするがすずが切り返す。コズエンの援護を得て両腕をクロスしてシットダウンで叩きつける。すずがエルボー連打から顔面を蹴飛ばしていくと顔面へドロップキック。すずがヘッドバットを狙うと月山が反対にヘッドバット。月山の突進にすずがトラースキック、ハイキック。月山が返すと、すずがバックを取る。藤田がコーナーからプレスし夏実がリバーススプラッシュ、すずが前方に叩きつける。しかしコズエンのカットが間に合う。すずがジャーマンにいくと月山が返せず3カウントが入った。
すず組のコメント
すず「コズエン? 全然強くなくない? 誰でもいいって言ったけど、勢いだけじゃなくてもうちょっと強いヤツとやりたかったなあ」
もち「そうだねえ」
すず「でも月山以外の2人とはまだ今日は挨拶程度だったんで。アイツらがどんなもんなのか、見てみたいと思うけど」
藤田「ウナギ・サヤカ、キャンキャン吠えてきた割には大したことねえなっていう」
もち「白川も同じ。いーっつもオッパイ見せてきて何してくんのかと思ったけど、大したことないよねえ!」
すず「ま、プロミネンスなめんなよ。じゃ、帰りましょう」
ウナギ組のコメント
月山「(涙目で)あのときNEW BLOODで鈴季すずが『誰か?』って言ったときに、名乗り出てよかったと思いました。今日は負けた。けど、次は勝つ!」
白川「月山が自分でいって、チャンスをくれたプロミネンスさんにはありがとうございました。ですけども! すず、もち、あかね、もうスターダムにはいらないよ?」
ウナギ「スズキチ、まだやりたそうだったけど、大人しくしてたら5★STARでちゃんと潰してやるから。待っとけよ。キミ(月山)も5★STARに出て、ちゃんとすずとシングルやろう」
月山「予選勝ちます。鈴季すず、待ってろよ!」
◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
7分21秒 |
<挑戦者> |
AZM | テクラ |
※第22代王者のAZMが4度目の防衛に成功
AZMがハイスピード王座4度目の防衛戦。挑戦者は岩谷麻優に敗れSWA世界王座から転落したテクラだが、5・22甲府での前哨戦ではテクラらAZMから直接フォール勝ちを奪っている。AZMが外国人の挑戦を受けるのは初めてであり、外国人選手が挑戦するハイスピード王座戦は3年ぶり。前哨戦の内容からしてもテクラが新王者になる可能性も十分あるだろう。ある意味、AZMにはベルトを巻いて以来、最大のピンチかもしれない。
テクラの突進をAZMがかわしていく。足をつかみ合い両者エルボー。ロープワークからテクラが絡みつく。AZMがほどくと再び高速ロープワークからドロップキックを打ち合う。テクラがブリッジで威嚇もAZMは動じずAZMがコーナーに振るとテクラが待ち伏せ。テクラはぶら下がり式首4の字へ。別のコーナーでも決めると腹部へのパンチを連打しロープ越しスタナー。テクラがコーナーから飛ぶとAZMがフェイントをかけてドロップキック。額をつけ合い睨み合う。AZMが腕を蹴飛ばしコーナーから腕へのフットスタンプ。テクラが返すとAZMは腕を取る。顔を蹴り上げるとAZMが突進。テクラが蹴りを入れてローも連打。テクラがビッグブーツからカバーも2カウント。テクラのハイキックをAZMがかわすがエルボーを食らう。テクラが腕を取って顔面を蹴りまくる。AZMがハイキック。テクラが丸め込みへ。AZMが切り返し腕固め。両腕を取って締め上げるがテクラがエスケープ。AZMがバックにまわるがテクラがこらえて突進にスピア。テクラの蹴りをAZMがつかんで後方にジャーマン。テクラがカウンターのエルボー、テクラが飛びついて丸め込むが2カウント。テクラがダブルアームの体勢から叩きつけるがAZMが丸め込み。AZMはその場でフットスタンプ3連打。AZMがコーナーからダイビングフットスタンプもテクラがかわして後方からマッケンロー気味にラリアット。テクラが毒グモを狙うがAZMが切り返し「終わり!」と叫び丸め込む。テクラが返すとAZMが腕を取ってヌメロウノ。テクラがタップしAZMの防衛となった。
AZM「ハイスピード、防衛したぞ! テクラはまだ2回しか闘ったことないけど、すでに大嫌いだよ!(引き揚げながら叫ぶテクラに)うるせえ黙れ! 引け引け引け引け! でもまあ、テクラが挑戦してくれたことによって、ハイスピードに新しい風が吹いたことは感謝するよ。ありがとう。っていうことは私がV4をしたということは次の目標はそう、最多防衛記録。このベルトに挑戦したヤツ、だーれだ!?」
向後「AZMさん、私は、新たな目標としてあなたが持つそのハイスピードのベルトを見てきました。前々から次に自分がスリーを取ったら挑戦したいと思っていました。私がそのベルトに挑戦したいと言ったら、挑戦を受けていただけますか!?」
AZM「コモモ、今日は第0で? 勝った?」
向後「はい、自分がスリー取りました」
AZM「いや、だから? そんなの甘っちょろいので挑戦できないんだよ、わかるか? まあでも、いいよ、1個見つけた。オマエの今の師匠、葉月だろ? コモモが葉月の指導でたくさん練習してきて、コモモと闘ってちょっとでも葉月の姿が見えるなら、いいよ、やってあげてもいいよ」
向後「よろしくお願いします!(握手を求める)」
AZM「まあ期待しない程度に期待しといてやるよ。よろしくお願いします」
AZMが握手に応じる。
AZM「お客さんも楽しみにしてくれるなら、よろしくお願いします。(向後に)帰って。次、コモモ、このまま私が最多防衛記録いくまで楽しみにしといてください。そしてグレート‐O‐カーンさん、あとで会いましょう。ありがとうございました」
AZMのコメント
「今回、大田区でテクラからキッチリ、ギブアップなのかな?取れました。まあね、テクラは大っ嫌いだけど、これから私の倒したい一人にまた加わったんじゃないでしょうか。テクラとなら何回でも挑戦させてあげるから、いつでもかかってこいよ。また腕へし折ってあげるから。あと、次はコモモ? リング上でも言った通り、いまの指導者、師匠は葉月?だったよねえ。私は葉月には興味がありありだから、コモモとシングルをしてちょっとでも葉月を感じられるのなら、私はぜひ挑戦受けて立ちます」
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
4分59秒 |
<挑戦者> |
岩谷麻優 | フキゲンです★ |
※第9代王者の岩谷麻優が初防衛に成功
テクラを破りSWA世界王座のベルトを巻いた岩谷麻優、フューチャー・オブ・スターダム以外のスターダム管理王座すべてを手にした岩谷が迎え撃つのは、外国人選手ではなく宇宙人を名乗るフキゲンです★。本物の実力は知られるだけに岩谷には要注意。久しぶりに獲得したベルトを岩谷が死守するか、それとも宇宙に流出か?
フキゲンがスポーツ紙でガウン姿の岩谷を殴打。ガウンを脱がせブレーンバスターを宣言するが反対に叩きつけられる。岩谷の突進をフキゲンがかわし串刺し攻撃を狙う。そのたびに岩谷に蹴飛ばされ不機嫌になるフキゲン。フキゲンがレフェリーを飛ばすとDDTの形に。フキゲンがカバーするが岩谷が返す。岩谷が雪崩式フランケンからフキゲンへミサイルキック投下。岩谷がフロッグスプラッシュもフキゲンが返す。岩谷はフィニッシュを宣言しドラゴン。しかしフキゲンが立ち上がりジャーマン。返されたフキゲンはムーンサルト。岩谷がトラースキックもフキゲンが丸め込む。岩谷がツームストーンパイルからムーンサルトプレス。3カウントが入り岩谷が防衛した。
岩谷のコメント
「SWA、1回目の防衛成功しました。ちょっとフキゲン、フキゲンのことはナメてもないし、簡単に勝てる相手ではないって思ってたけど、まさかムーンサルト! フキゲンのムーンサルトなんか聞いたことないよ。スターダムで見たことないよ。初めてなんじゃないの? 悔しいけど、悔しいけど、麻優が出すムーンサルトより、フキゲンが出すムーンサルトの方がお客さんの心をつかんでいたなんて。防衛したけどそこはちょっと悔しいところではあるかなって。本来は日本人同士闘えないベルトだけど、まさかの宇宙人で。これはこれでありかなって思いました。まあ宇宙人と何回でもやりたいと思います。ここ(太もも)にフキゲンの残像(メイクの後)をくっきり残されたので、またいつでも挑戦待ってます」
◆タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
○KAIRI |
19分44秒 |
天咲光由● |
中野たむ | 林下詩美 |
クイーンズクエストの林下詩美&天咲光由組が、中野たむ&KAIRI組と対戦。天咲は3・11「NEW BLOOD1」にて詩美の胸を借りてデビュー。早くも自力勝利を挙げているが、今回、団体が試練を与えるために組まれたのが中野&KAIRI組との闘いだった。元WWEのスーパースターであるKAIRIは両国2連戦に出場し、初日で中野と対戦した。そして今回、チーム名を「ホワイトナイツ」として大田区のリングにやってくる。光由がどこまで期待に応えるファイトを見せるのか。また、詩美とKAIRIの遭遇にも注目だ。
天咲が先発に名乗り。詩美が制すが天咲が先発を主張。すると詩美が押し出して天咲を送り出す。まずは中野とグラウンドの攻防。中野がネックロックからヘッドロック。天咲がヘッドシザーズにいくと中野がかわす。天咲が張り手を見舞うと中野がお返し…と見せかけ仁王立ち。詩美とKAIRIが対峙。詩美が赤いバラを差し出すと、KAIRIが受け取る仕草。すると詩美がサッと引いてロックアップに。詩美がコーナーに追い込み至近距離からラリアット。ロープに振られたKAIRIがヘッドシザーズからドロップキック。KAIRIがコーナーに振るが詩美がショルダータックル。天咲がKAIRIにドロップキック。こらえたKAIRIが天咲にドロップキックを打たせる・KAIRIがドロップキックからエルボー連打。中野を呼び込むとダブルで攻撃。エプロンでホワイトナイツが攻撃。KAIRIがカバーするが天咲が返す。中野が天咲にサッカーボールキック。天咲が返すと、中野がレッグロックからブリッジ、さらに腕をロックするが詩美がカット。KAIRIが天咲をロープに固定しチョップを叩き込むとスライディングラリアット。天咲は場外に転落。戻ってきた天咲をKAIRIがカバー。天咲が返すと、KAIRIがボディースラム、逆片エビ固め。スタンディングヒールホールドに移行。天咲が手を伸ばすが場外から中野が詩美を妨害。KAIRIがヘアーホイップで自軍コーナーに天咲を追い込む。中野がコーナーで蹴りの連打。天咲が返してエルボー連打で向かっていくが中野が仁王立ちで受けて立つ。中野のエルボーで天咲がダウン。中野が起こしてコーナーに振るが天咲が崩れ落ちる。天咲は向かってくる中野にDDT。替わった詩美が中野に串刺しエルボー。KAIRIを中野に投げつける。詩美が中野のバックを取る、中野が取り返すが詩美がエルボー。詩美の突進に中野がローリングエルボー。中野が詩美にバックドロップ。詩美が返すと、中野がデスティニーハンマー。かわした詩美がジャーマン。中野がジャーマンのお返し。詩美も、もう一発ジャーマン。しかしKAIRIのカットが間に合う。天咲がKAIRIを場外に送り出すと詩美が中野にアルゼンチン。中野が切り返してスピンキック。両者ダウンから中野がタッチ。KAIRIが詩美を踏み台にして控えの天咲にエルボー、フィニッシュを宣言しコーナーに上がるが詩美がコーナーへ、KAIRIは「ようこそリーダー」と言ってコーナー上でエルボーの打ち合い。KAIRIがマリンスパイクを狙うが詩美が読んでおりコーナーからコウモリ吊り落とし。天咲がタッチを求めリングイン。残り5分。天咲がKAIRIにマウントエルボー連打。腕十字に移行するがKAIRIがエスケープ。天咲がロープに腕をかけてドロップキック。KAIRIが返すと天咲は腕固め。しかし中野がカットする。詩美がKAIRIにアルゼンチンから叩きつけ天咲をKAIRIにぶつける。天咲のカバーをKAIRIが返すと、天咲はダブルアームを狙うがKAIRIが担いでスパインバスター。KAIRIがスピア、串刺しスライディングエルボー。KAIRIのダイブを天咲をかわした詩美が受ける。天咲が丸め込むがKAIRIがクリアー。詩美のラリアットから天咲が天聖。しかし中野がカット成功。中野が詩美にタイガースープレックス、場外へプランチャ。リング上はKAIRIと天咲。KAIRIがバックブロー、インセインエルボー。3カウントが入り、KAIRIが天咲を破った。
KAIRI「詩美君。今日はギリギリだったけど、光由君を守り切れなかったね。でも、ちょっと…思った以上に、やるじゃん、2人とも。今度、バラくれたし、デートというか、シングルマッチでも、どう?」
詩美が握手に応じようとするとKAIRIは手を引く。
KAIRI「なーんちゃって。今日はとりあえず、部下を連れて帰りたまえ。光由君、どうだった? 痛かった?」
天咲「痛かったです!」
KAIRI「そうだ、プロレスは痛いんだ! だけど、それがたまってたまって、負け続けて、悔しい気持ち、痛い気持ちをためて、それで勝つからみんなが感動するんだ! だからプロレスは面白いの!またやろ」
詩美と天咲が退場。
中野「ねえKAIRI」
KAIRI「はい」
中野「プロレス、面白いね!」
KAIRI「なんていった? ゴメン」
中野「プロレス面白い!」
KAIRI「面白い!」
中野「私は、こうして、あなたと組めたことを、本当に心から誇りに思う。ホワイトナイツ、白いベルトに選ばれしものとして、これからも、ともに闘おう。(握手をして)でも、私は、ホントは、いつかあなたと最高の舞台で、シングルしたいって思ってるけどね」
KAIRI「そうね。いつか、で~っかい会場で、デートの続き、しましょう。(2人でサインを作って)これホワイトナイトのWです」
中野「逆だよ」
KAIRI「あ、こうか。(直して)はーい。ホワイトナイツでしたー」
中野&KAIRIのコメント
KAIRI「ホワイトナイツ、タッグ初勝利! まずね、たむクンの隣、安心感あるよ。認め合った者というか、スイッチのオンオフ、緩急、厳しい時は厳しくできる。そんなたむちゃんだからこそ、こうやって名前をつけてまでタッグを組みたいと」
中野「本当に、KAIRIとこうしてこのタイミングでタッグを組めたこと、私は心の底から誇りに思います。ありがとう! ホワイトナイツとしてこれからもKAIRIのそばで頑張りたい」
KAIRI「ウチらって最初は注目されてなかったし、デビューしてから詩美ちゃんや光由ちゃんと違って負け続けて、石ころみたいで。でも、ここまで私たちは這い上がってきた。その意地はカンタンに破れないと思ってる。さっき光由クンにも言ったけど、やっぱりプロレスって悔しい気持ち、本当に泣きたくなるほど自分のこと大キライになるし、訳分かんなくなるし、プロレスって楽しいかと思ったら、次の試合でプロレスってなんでこんなに裏切ってくる、難しい、思い通りにならない、そんな気持ちを10年間。たむちゃんは数年間。何年?」
中野「今7年ちょっと」
KAIRI「7年戦士。今までたくさん背負ってきた。今日は私のミッションは詩美クンと光由クン、最初から注目されて、それっていいことでもあるけど、ときに足を引っ張ってしまうこともある。本当に苦しい思いをして勝った方がプロレスって楽しいし、ファンのみなさんと一緒に喜べるから。今日はトコトン辛口にいきました」
中野「アマサキじゃなくて、カラサキミユ」KAIRI「そう!」
中野「でも結構時間ギリギリだった。慌てたね」
KAIRI「慌てたね。ちょっとそれは思いのほか詩美がかばってくるから」
中野「でも愛を感じた」
KAIRI「感じたね。なんかリーダーって、今ユニットが。たむもリーダーでしょ?」
中野「リーダーです」
KAIRI「リーダー全員が違うリーダーとしての働きをすると思うし、100%正しいリーダーなんて私はいないと思うし。私自身も正しくないです。でも、こうやってぶつかり合って、イデオロギーをぶつけ合うことで切磋琢磨して、もっともっと。コズエンも個性豊かなメンバーばっかりで大変だろうけど」
中野「大変だよ~。でも、結構しっかりして頑張ってると思うけどな(苦笑)」
KAIRI「またこれからも続きが。ホワイトナイツとしての物語の続きがあるかもね」
中野「KAIRI、ホントによくしゃべるよね」
KAIRI「ちょっとしゃべりすぎた(苦笑)。ありがとうございました」
詩美&天咲のコメント
天咲「すごく痛かったんですけど、KAIRIさんが仰っていた通り、プロレスのこと、面白くて楽しいものだと、あらためて思いました」
詩美「今日は光由を守ることができなかったけど、でもすごく、スーパースター・KAIRI、勉強になりましたよ。最後に言ったシングルマッチ、私は冗談だと思ってないですから。やりましょう。クイーンズクエストリーダーの林下詩美とスーパースターのKAIRI。楽しみにしてますよ」
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者組> |
15分11秒 |
<挑戦者組> |
葉月 | 桜井まい● | |
○コグマ | ジュリア |
※第24代王者組の葉月&コグマが初防衛に成功
5月5日、地元・福岡でゴッデス・オブ・スターダム王座奪回に成功したFWC葉月&コグマ組。しかし、5・7大阪でのタッグマッチでコグマが桜井まいにフォールを奪われてしまった。試合後、桜井はジュリアと組んでのゴッデス王座挑戦を表明。王者組が受諾し、今回のタイトルマッチが決定した。ドンナ・デル・モンドに桜井を迎え入れたジュリアにとってはゴッデス王座奪回のチャンス。朱里とのアリカバは解散したものの、桜井とのコンビでベルトを奪えばDDMにとって大きな成果となることは間違いない。一度はベルトを失い取り戻した葉月&コグマにとっても負けられない闘い。勢いづいた桜井が初戴冠か、それともFWCがリベンジを果たして防衛するか。
DDMから歩を進め王者組が握手に応じる。DDMが蹴りを入れ場外にスライディングキック。王者組をリングに戻してコーナーに上がる。王者組がデッドリードライブで叩きつけると、桜井にダブルエルボー、ドロップキックの挟み撃ち。コグマが桜井をボディースラム。桜井が返すとコグマがもう一度ボディースラム。返した桜井を踏みつけてコグマが葉月にタッチ。葉月は桜井にヘアーホイップ、顔面ウォッシュ。コグマが桜井にキャメルクラッチ、葉月がサイドからドロップキック。桜井が返すと、エルボー連打、ドロップキック。桜井がドラゴンスリーパー、葉月が入ってくるとまとめてスタナー。桜井がタッチを求めるがコグマがバックを取る。桜井がブルドッキングヘッドロックで叩きつけジュリアにタッチ。ジュリアはコグマを抱えて後方に投げつける。グラウンドにいくがコグマがすぐにエスケープするとDDT。葉月がジュリアにスワンダイブ式ミサイルキック、串刺しエルボー、コードブレイカー。ジュリアが返すと葉月はフェースロック。桜井がカットに入るがコグマが外に出す。ジュリアが葉月の脳天にチョップ、エルボー。葉月はジュリアの後頭部をマットに叩きつけヘアーホイップの連続。ジュリアがヘッドバット乱打、葉月が二段蹴り。ジュリアがファルコンアローも葉月が反転し丸め込みの応酬。ジュリアがニーを出すと葉月がキャッチしヘッドバット。ジュリアがエルボーを打つと両者ダウン。桜井がコグマにエルボー連打、コグマがドロップキック、背中を踏みつけフットスタンプ。桜井が返すと、コグマは串刺しボディーアタック、フェースクラッシャー。コグマが持ち上げて葉月を待つがジュリアが阻止。王者組がコーナーに振るが挑戦者組がミサイルキック、ドロップキックの挟み撃ち。桜井がノーザンもコグマが返す。コグマが突進すると桜井がかわしてビッグブーツ。ジュリアがドロップキックで援護し、2人で持ち上げるとコグマの腕をクロスして後方に叩きつける。さらにダブルでダインビングエルボードロップ、桜井が垂直落下ブレーンバスター。しかしカットされてしまう。ジュリアが呼び込むもドロップキックがかわされ同士討ちに。葉月が捕まえるとコグマと合体のネックブリーカー。コグマが桜井にミサイルキックも2カウント。コグマは桜井をコーナーに乗せて雪崩式スタンガン。しかしジュリアがカットする。葉月がジュリアにコードブレイカー、場外にトペ。コグマが桜井を設置しダイビングボディープレス。しかし桜井がかわして丸め込む。コグマが返すと、ビッグブーツをかわして高角度ジャーマン。1カウントで桜井が返す。コグマが絡みつき胴締めスリーパー。場外でジュリアと葉月がやり合う。桜井がエスケープすると、コグマはゆっくりとコーナーへ上がりダイビングボディープレス。3カウントが入りコグマが桜井を破った。
ジュリア&桜井のコメント
ジュリア「ごめん」
桜井「ごめんなさい」
ジュリア「いやいや、こっちこそ。(葉月に)夢中になっちまって気づいたら終わってた。ごめん。でもここからだよ」
桜井「このDDMに入って一番大きなチャンスが今日でした。だから、ジュリアさんと一緒にベルト巻きたかった、ホントに。でもあきらめないので絶対にまた挑戦して、一緒に巻きましょう!」
ジュリア「そうだね。いい経験だったと思うし、これを次に生かせばいいし。でも私は、おもしろいケンカ相手を見つけたから、収穫はあったと思ってるよ。ゴッデスのベルトは、私たちが必ず巻く。あきらめないから」
葉月&コグマのコメント
葉月「ゴッデス、初防衛」
コグマ「今日は私がさくまいに借りを返す日だったので。この前の貸しがまぐれだってことを証明できたまでです」
葉月「ただ、下の子の成長は早いので、またね、新しく成長したら挑戦受け付けてもいいのかなとは」
コグマ「いつでも。あのまっすぐな目は好きです」
葉月「ジュリア、私はまだまだまだまだ、やり足りない。ジュリアもそうだと思うよ」
コグマ「最後私に任せてくれて、場外でずっとやり合ってた。これから楽しみ」
葉月「楽しみだね。5★STARもあるし。同じリーグになったらまた血管がドクドクするような試合やろう」
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<挑戦者組> |
14分7秒 |
<王者組> |
渡辺桃 | なつぽい● | |
スターライト・キッド | ひめか | |
○鹿島沙希 | 舞華 |
※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが8度目の防衛に失敗。鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃が第27代王者となる
COSMIC ANGELSとはフルタイムドローながらもアーティスト・オブ・スターダム王座防衛最多タイに並んだ舞華&ひめか&なつぽい組が新記録を懸けて8度目の防衛戦に臨む。挑戦者は鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃組の大江戸隊。それだけに、セコンドにも気を配りながらのタイトルマッチとなることは必至だ。
大江戸隊が突っかかりコーナーに追い込む。DDMが反転もすぐに大江戸隊が元に戻す。DDMが大江戸隊を場外に送り出し、なつぽいがプランチャ。DDMが合体を試みるとセコンドの吏南がなつぽいの足を引き妨害。舞華とひめかもセコンドに足を引かれてしまう。大江戸隊がなつぽいを捕まえて攻撃。キッドがその場飛びムーンサルト。なつぽいがエルボー連打、キッドも打ち返すが、なつぽいがバックキックからネックブリーカー。舞華がキッドにショルダータックル。舞華とひめかが次々と串刺し攻撃、ショルダータックル。舞華がキッドに強引なブレーンバスター。キッドがラリアットをかいくぐりDDT。桃が舞華にミドルキック連打、串刺しドロップキック。舞華がミドルをキャッチしラリアット、パワースラム。桃がハイキックから投げっぱなしドラゴン。鹿島がコルバタもひめかがキャッチし逆エビ固め。鹿島が突進をかわしキッドが619、桃とキッドで前後からの蒼魔刀。ひめかが鹿島にバックブリーカー。舞華とひめかでサンドイッチラリアット。ひめかのラリアットも食らった鹿島だが肩を上げる。ひめかがアルゼンチンからJPコースターもカットされる。ひめかがパワーボムを狙うが鹿島が起死回生の構え。ひめかがこらえてラリアット。ナツコが鉄パプで殴打し鹿島が起死回生も舞華がカット。なつぽいが鹿島にダイビングボディーアタック。鹿島が突進するとなつぽいがドロップキック連打。ひめかがパワーボムの構え、なつぽいが飛ぶがかわされる。桃がバックを取りキッドがコードブレイカー、鹿島がフェースクラッシャーで合体。キッドが場外へプランチャ狙い。しかし舞華がエプロンでブレーンバスターを狙う。しかし桃がドロップキックでカットしキッドがケブラーダで舞う。10分経過。鹿島がなつぽいにダブルアーム式フェースバスター。マイエンブレム狙いをなつぽいが丸め込む。キッドと桃がなつぽいを捕まえるがひめかがラリアット。舞華が鹿島に雪崩式ブレーンバスター。なつぽいがジャックナイフ。返した鹿島になつぽいがジャーマン狙い、起死回生をなつぽいが丸め込む。なつぽいがジャーマン、舞華とひめかが持ち上げてなつぽいがダイブ。桃がイスを持ち出すが舞華がカット。なつぽいが鹿島にフェアリアルギフト投下。しかし鹿島の肩が上がる。なつぽいが起こすが鹿島が起死回生。3カウントが入り、ベルトが大江戸隊に移動した。
舞華組のコメント
なつぽい「…(涙目でうつむく)」
舞華「舞ひめぽい、こんなんじゃ折れないし、あきらめない」
ひめか「DDMからベルトが1本もなくなっちゃったけど、DDMの輝きは消えてない。落ちたときは上れるときだから。DDMはまだまだこれから。みなさん、着いてきてください。ありがとうございます」
大江戸隊のコメント
鹿島「舞ひめぽいの最多防衛記録、スパパパパーンと阻止して大江戸隊がアーティストのベルトを持ってきたぞ!」
キッド「よっしゃー! 私は7度目の挑戦で、ようやく初めてこのベルトがやってきた。今日はみんなのアシストもあったおかげで、大江戸隊全員で取ったアーティストのベルトだと思ってる。どんなヤツらが挑戦してくるのかわからんけど、NEW BLOODに出てるヤツらとか、プロミネンスのヤツらとか、他の団体の人たち? スターダムの中でもいいよ。誰でも受け付けてやろうかなあ。ねえ?」
桃「アーティストもフューチャーもゴッデスも全部取っちゃおうぜ」
キッド「まだまだベルト総取り目指して。このアーティストのベルトが大江戸隊にやってきた。そしたら次はシングル戦線に行ってもいいし…」
フキゲン「デース! ゴッデース!」
鹿島「ゴッデス? チーム東スポでいくか?」フキゲン「デース!」
鹿島「ゴッデスがほしいんだな。わかった、じゃあ次はチーム東スポでゴッデスのベルトを大江戸隊に持ってくるか」
キッド「大江戸隊がリング上で一番強い。おつかれー!」
◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
25分1秒 |
<挑戦者> |
上谷沙弥 | MIRAI |
※第16代王者の上谷沙弥が6度目の防衛に成功
シンデレラ・トーナメント覇者同士によるワンダー・オブ・スターダム王座戦。ここまで5度の防衛に成功している上谷沙弥は昨年度の優勝者で、今年のトーナメントを制したのは挑戦者のMIRAIだ。上谷はシンデレラになったことで年末の白いベルト奪回に到達したが、MIRAIはさらに速いペースで白いベルトを獲得するかが注目される。すでに赤いベルトにもチャレンジしているMIRAI。上谷は「白いベルトは遠い」と挑戦者を挑発しているが…。
ロックアップでの力比べでスタートし、MIRAIが腕を取りにいく。腕の取り合いから上谷がヘッドロックもMIRAIがグラウンドにもっていく。MIRAIが三角絞めにいくと上谷が体重を乗せる。ロープワークから上谷がバック宙で翻弄しドロップキック。ボディースラムで叩きつけるがMIRAIがすぐに肩を上げる。上谷が逆エビ固めもMIRAIがエスケープ。上谷は背中にフットスタンプを投下しエプロン越しにカカト落とし。MIRAIが返すと、もう一発カカト落とし。コーナーに3度叩きつけ背中へのダメージを蓄積させるとその場飛びダブルニードロップ。MIRAIが返すと、上谷が仁王立ちで「こんなもんか」とエルボー連打を受けてみせる。上谷の突進をMIRAIが止めてボディースラム。しかしすぐに上谷がストンピング連打。MIRAIがラリアットをかいくぐりショルダータックル連打から羽折り固め。バックドロップ狙いは上谷がこらえる。MIRAIが二弾蹴りをかわすがドロップキックを食らいリング下へ。上谷がスワンダイブもMIRAIがかわしてエプロンで担ぎ上げる。上谷がエプロンでスタークラッシャーの構え。MIRAIが切り返しバックを取るとエプロンに叩きつける。MIRAIが戻るが再びリング下へ出て上谷をリングに入れる。MIRAIは腕十字に入るが上谷の足がロープに届く。MIRAIが上谷の腕を蹴り上げ突進。上谷がエプロンに出しドロップキックで場外に落とすとスワンダイブ式プランチャ。MIRAIをリングに戻すと、上谷はノーザンライトから逆エビ固め。MIRAIがエスケープすると、上谷が背後からドロップキック。上谷はコーナーへ上がる。しかしMIRAIが落として15分経過。MIRAIが上がると上谷も上がる。MIRAIが落とすが上谷が上がり宙づりにして背中にフットスタンプ。上谷がコーナーに上がるとMIRAIが雪崩式水車落とし。ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合い、立ち上がってもエルボーを連打。MIRAIがラリアット、担ぎ上げるが上谷が切り返す。MIRAIの突進をかいくぐり上谷がニールキック。上谷がスタークラッシャーをコーナー際で見舞うとフェニックスへ。しかしMIRAIがかわして腕をロック。20分経過。上谷がエスケープすると、MIRAIが前方に叩きつけてラリアットで一回転させる。上谷が返すと、MIRAIが旋回式ミラマーレショック。しかしギリギリで上谷の肩が上がる。上谷が後方からフランケンシュタイナー。MIRAIが打撃の乱打から突進すると上谷がフランケン、MIRAIが丸め込む。上谷がニールキックから丸め込み、変型バックドロップホールドへ。上谷がスタークラッシャーを決めるとコーナーに上がりフェニックススプラッシュ。MIRAIが返せず上谷が白いベルトを防衛した。
上谷「ワンダー・オブ・スターダム6度目の防衛に成功しました! MIRAI、やるじゃんかよ! すごい! まあでも、この全力が魂をねじ伏せた。MIRAIとは、いいライバルになれるよ」
MIRAI「(ダウンしたまま)この3拍子、勝って聞きたかった。負けて、めちゃめちゃ悔しいけど、自分にはまだまだ伸びしろしかないと思うから。だって、だって、自分は、シンデレラだから。(手拍子)また、絶対に必ず次のチャンスをつかんで、ものにして、次は必ずベルトを魂込めて、取ります!」
スターライト・キッドが登場。
上谷「おお、え、なに…」
キッド「かみたーに」
上谷「はい、はい?」
キッド「今日、私ね、7度目の挑戦で、よーやくアーティストのベルトが取れたのー! ハイスピード挑戦の8回に続く数かー。でもさ、白いベルトはそんなに回数重ねる気、一切ないんだよねー。というより、オマエのフェニックスの餌になるつもりなんてな、さらされねーんだよ! あっはっはっはっは。はははは。白いベルト、3度目の挑戦でこの黒虎がフェニックス、食ってやるよ!」
上谷「欲の塊のようなスターライト・キッドちゃん、来ると思ってたよー! まあね、この白いベルトは見ての通り、価値ってものがね、どんどん上にいってるの。高いところから、眺めてるんで、せいぜい追いついてきな」
キッドのコメント
「今日7度目の挑戦でようやくこのアーティストのベルトを取れたSLK。アーティスト、ゴッデスときたら、次は5★STAR GP…が始まる前に白いベルトいただいちゃおうかなって思ってさ。全力のベルト? 私、STARSのときからずっと、ずっとずっとずっと全力、全力、全力でやってきたよ!それでも全然ベルトには届かなかった。全力だけがすべてじゃねえんだよ。上谷、おまえには5★STAR、シンデレラとやられてる借りがあるんだよ。私の勢い、このままこのベルトを守りながら、シングルのベルトも…いただきまーす」
上谷のコメント
「ワンダー・オブ・スターダム6度目の防衛に成功しました。MIRAI、やるじゃんかよ。最初さ、全然このベルトに対して欲がなくて、どうにか、どうにかなると思ったけど、いいライバルになれそうだよ。でもね、全力と魂、全力でねじ伏せてみせたから、まだまだこのベルト、防衛していくから。そしてスターライト・キッドちゃん。欲のかたまりの黒虎。白いベルトに対する熱い思いっていうのは耳にしてたから、必ずくると思ってた。でも、この白いベルトの価値っていうのはどんどん高くなってるし、いまの私にかなうものはないんじゃない? とってもとっても楽しみにしてるよ」
MIRAIのコメント
「悔しい…。前回の大田区で初めてすっごいうれしい天井を見ました。そして、その2カ月後、今日見たのは悔しい天井でした(涙)。またかと思って、すごい、すごい悔しいけど、こんな自分と闘ってくれた上谷沙弥には感謝してます。本当にありがとう。上谷沙弥、すごい強くてかっこよかったから、絶対に超えてみせるから。その持っている素晴らしい白いベルト、絶対に手放すなよ。今日ゴッズアイに自分が黒星をつけてしまって、今日こうやってきょう負けて、限界を超えるって言いながら、まだまだ自分の限界を超えられてないけど、どんなに灰かぶりになっても、自分は立ち上がってみせるから。夢をあきらめない話を…この始まったばかりの夢をあきらめない話を、どんどん皆さんに見せていきたいと思います。だって自分はシンデレラだから。赤いベルト、白いベルト、半年もたたずして味わわせていただきました。まだまだこのMIRAIのサイズには合わなかったかもしれないけど、自分はあきらめません。次は…魂込めて、絶対に負けられない夏」
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 時間無制限1本勝負 | ||
<王者> |
14分29秒 |
<挑戦者> |
朱里 | 世羅りさ |
※第14代王者の朱里が5度目の防衛に成功
メインは朱里の保持する赤いベルトにプロミネンスの世羅りさが挑むワールド・オブ・スターダム王座戦。今年1月、デスマッチ&ハードコアユニットのプロミネンスがスターダムを急襲。朱里がリーダーの世羅を指名したことで今回のタイトルマッチが決定した。この試合では朱里のアピールから完全決着ルールを採用。通常は30分1本勝負だが、今回は時間無制限で争われ、ピンフォールなしで、ギブアップかKOで決着。また、場外カウントは数えられない。
世羅は竹刀を手に入場。プロミネンスのセコンドはついたままゴング。朱里がいきなりジャーマンで投げつけサッカーボールキック。世羅のエルボーから打ち合いに。世羅が連打すると朱里がミドルキックの連打でやり返す。朱里がヘッドロックからグラウンドにもっていく。腕十字にいくが世羅がエスケープして場外で間合いを取る。世羅が竹刀を手にすると朱里がリング下に追いかけマウントを取り左右の張り手。世羅が反転も朱里が反転して左右の張り手。世羅が再び反転し首を絞める。朱里が至近距離からドロップキック。世羅をリングに戻すとサッカーボールキックから腕十字から腕固め。世羅がエスケープすると、朱里がストンピング連打、ダッシュするとすずがリング下から足を引いて世羅が竹刀で殴打。レフェリーが竹刀を取り上げて場外に投げ捨てる。世羅が担ぎ上げて後方に叩きつけると逆エビ固め。5分経過。世羅がカンパーナから背中をグリグリ踏みつける。朱里が腹部へのニーを連打、世羅がエルボーでコーナーに追い込み突進。先を読んでいた朱里だが世羅が持ち上げてコーナーに叩きつけダブルニーアタックを串刺しで決める。世羅がダブルニードロップをコーナーから見舞うが朱里がかわしてジャーマン。世羅が担ぎ上げて前方に叩きつけると後方にも叩きつける。両者ダウン状態からエルボーの応酬。世羅がダウンすると朱里がストンピング連打。世羅の竹刀を朱里が受け止める。朱里は竹刀を置いて世羅をかわす。世羅が竹刀を手にしてレフェリーごと殴打。プロミネンスが乱入し柊くるみがラリアット。世羅がエプロンで断崖式シュバイン、さらに場外でも竹刀で殴打。壮麗が世羅。プロミネンスに次々とショルダータックル。くるみとつかみ合うと背後から世羅が竹刀で殴打。世羅が竹刀で顔面を殴打、コーナーに乗せると雪崩式シュバイン。さらにダイビングダブルニードロップ。世羅がダウンカウントを取るようにレフェリーに要求。9カウントで朱里が立ち上がり竹刀を奪い取ると真っ二つにして投げ捨てる。担ぎ上げるとコーナーに投げ捨て串刺しニーアタック。世羅のエルボーをかわして朱里がミドルキック連打。世羅がダウンすると朱里がスリーパー。朱里が担ぐが世羅が切り返すも、朱里がハイキックから顔面を蹴り上げる。朱里はスリーパー。胴締めに移行し締め上げる。タオル投入で試合終了。
朱里「世羅りさ、これがワールド・オブ・スターダムチャンピオンだ! どんなルールでも、この赤いベルトは、守り続ける。世羅、シングル久し振りだよね。オマエさ、竹刀とかさ、そういうの、使わなくても強えじゃん。すげえことできるじゃん。だから、次、試合するときは、そういうのなしでオマエと向き合って、1対1で、心で試合したいよ。いつでもかかってこいよ、待ってるから」
世羅は無言でリングを降り、プロミネンスに支えられ退場。つづいて渡辺桃が登場。
桃「朱里ぃ~」
朱里「おぉ…」
桃「忘れたとは言わせねえぞ。去年、5★STARの決勝でてめえに負けて以来、ようやくこのときが来たんだよ。次の赤いベルトの挑戦者は、この私だよ~」
朱里「渡辺桃、わかった、でも、危ないもんしまってくれ。(桃が手に持っていた凶器を置く)いやあ、大江戸隊、ブラックピーチになった渡辺桃、私もこの赤いベルトを懸けて、試合したいと思ってたよ。でもさ、こういうの(凶器)とか、なんか大江戸隊ってさ、いろんな人なんか介入してきたりするじゃん。じゃなくて、うちは渡辺桃と1対1でこの赤いベルト懸けて試合したいから、そこんとこ頭に入れておいてよ」
桃「さっきどんなルールでも勝つのが赤いベルトの王者って言ってたよな~」
朱里「いやー、そういこともあったよ!」
桃「ああ、そうよねそうよね。恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいね。うんうん。まあ、オマエと1対1で、正々堂々やってやるよ」
桃が退場。
朱里「5度目、赤いベルトを防衛しました! 今日、スターダムは7大タイトルマッチでした。スターダムの勢いは止まらない。皆さんこれからも一緒に盛り上げていってもらえたらうれしいです! 私はスターダム最高峰の赤いベルトのチャンピオンとしてこのベルトを守り続けていきます! 自分に負けるな、限界を超えろ、みんなサラマポ! ありがとうございました!」
世羅のコメント
「竹刀、取られましたね。はあ…。まあ、卑怯な手を使ってたのは重々承知だけど、そうまでしてでも朱里に勝ちたかったし、あのベルトほしかったんで、後悔はしてないですよ。ただ、竹刀取られるくらいなら次からは正々堂々と勝負してやってもいいかなって思います。朱里、もう一回やろうよ。次は竹刀折るんじゃねえぞ」
朱里のコメント
「ワールド・オブ・スターダム5度目の防衛しました。世羅りさ、今日、こういうルールをして、でも世羅りさは、ああいう凶器を使わなくても強いの知ってるから、今度、試合をするときは一対一で向き合って、試合がしたい。そう思いました。そして、次の挑戦表明、渡辺桃がリングに上がってきて、私はうれしかったですね。5★STARで決勝戦で闘って大江戸隊に行った渡辺桃を見てるので、すごい弾けてるなというか、殻を破ったんじゃないかと見てて思ったので、この赤いベルトを懸けて一対一で渡辺桃と試合がしたい。そう思ってます。この赤いベルトは、誰にも渡さない。私が、防衛し続ける。そして、一人ひとりのお客さんの心に残る朱世界をこれからも見せていきます」