『Fight in the Top 2022~名古屋でら頂上決戦~』
6月26日(日)名古屋国際会議場(観衆1213人=満員)
試合結果
◆3WAYバトル 15分1本勝負 | ||
琉悪夏 |
6分1秒 |
月山和香 |
※もう一人はウナギ・サヤカ
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
向後桃 |
8分59秒 |
天咲光由 |
○飯田沙耶 | レディ・C● |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
ひめか |
10分5秒 |
白川未奈 |
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 3WAYイリミネーション 30分 | ||
<王者組> |
23分00秒 |
<挑戦者組> |
渡辺桃 | 壮麗亜美● | |
スターライト・キッド | MIRAI | |
○鹿島沙希 | 朱里 |
※第27代王者組の鹿島沙&スターライト・キッド&渡辺桃が初防衛に成功
※もう一チームはジュリア&舞華&桜井まい
退場順
(1)(17分46秒、OTR)キッド●ジュリア●朱里●
(2)○桃(20分34秒、OTR)MIRAI●&舞華●
(3)○桜井(20分45秒、OTR)桃●
(4)○鹿島(22分22秒、起死回生)桜井●
◆シングルマッチ二番勝負 第一戦~ケージマッチ~ 時間無制限3カウント+エスケープルール | ||
中野たむ |
25分5秒 |
なつぽい |
◆STARSvsQQ ケージマッチ 時間無制限エスケープルール | ||
葉月 |
24分36秒 |
上谷沙弥 |
○コグマ | AZM● | |
岩谷麻優 | 林下詩美 |
退場順
(1)岩谷(11分56秒、エスケープ)
(2)上谷(12分58秒、エスケープ)
(3)葉月(16分27秒、エスケープ)
(4)林下(17分52秒、エスケープ)
試合詳細レポート
◆3WAYバトル 15分1本勝負 | ||
琉悪夏 |
6分1秒 |
月山和香 |
※もう一人はウナギ・サヤカ
ウナギ・サヤカ、月山和香、琉悪夏が3WAYマッチで対戦。ウナギと月山がCOSMIC ANGELSで、琉悪夏が大江戸隊とあって、まずは2対1の図式が考えられる。と同時に、裏切りもあるのが3WAYマッチでもある。ウナギと月山が共闘し、最終的にはどちらかが自身の勝利をつかみにいく形になるだろうが、孤立無援となるはずの琉悪夏が意外な共闘を見せるシーンがあるかもしれない。
ウナギと月山が向き合いロックアップから腕の取り合い。ウナギがヘッドロックにいくと月山がロープに振る。ウナギがビッグブーツで倒してストンピング連打。コーナーに座って見ていた琉悪夏が加わりウナギが突進するが月山が邪魔をしてコンプリートショット。月山は2人に乗ってパロ・スペシャルを決める。ウナギが2人まとめてギロチンも月山はかわす。ウナギが琉悪夏をコーナーに叩きつけると大ふへん固めへ。月山がミサイルキックで破壊しウナギにドロップキック、クロスボディー。月山がエルボー連打から突進もウナギがフェースクラッシャー。ウナギと月山がエルボーの打ち合い。ウナギが月山に「やり返せ!」と指示。月山が連打して突進するがウナギがフェースクラッシャー。すると琉悪夏がまとめてセントーンとクロスボディー。琉悪夏がウナギの首を絞めると背後から月山が丸め込みの連続。琉悪夏が返してラリアット、フィッシャーマンバスター。しかし月山の肩が上がる。琉悪夏はフィニッシュを予告し冷凍庫爆弾。3カウントが入り、琉悪夏が月山をフォールした。試合後、琉悪夏は月山に張り手を見舞いリングを下りた。月山はウナギに背負われて退場。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
向後桃 |
8分59秒 |
天咲光由 |
○飯田沙耶 | レディ・C● |
STARSの飯田沙耶&向後桃組とクイーンズクエストのレディ・C&天咲光由組がタッグで対戦。前日の京都大会における2度目の地元凱旋で勝利を飾った天咲がレディと共闘し連勝を狙えば、対するSTARSは向後がシングルで敗れた借りを天咲に返しにくるだろう。飯田のアシストを得て向後がリベンジを果たすか、それとも天咲が返り討ちにしてみせるか。飯田とレディによるスケールの大きい闘いも見どころになる。
向後が先発を買って出ると天咲も先発を志願、レディが送り出して試合開始。向後がヘッドロックに取ると天咲がロープに振る。向後がドロップキックを打ち込み飯田と合体攻撃。飯田が天咲にエルボードロップ。天咲のエルボー連打を飯田が受けて立つ。飯田がチョップ一発で天咲を吹っ飛ばしボディースラム。天咲が返すと飯田がカバーの連続。向後が天咲をロープに固定しドロップキック、串刺しで突進するが天咲がかわして側転エルボー、ドロップキック。レディが向後にビッグブーツ、予告してジャイアントスイング。向後が返すとレディはコブラツイストを狙う。しかし飯田がカットする。それでもレディは2人まとめてコブラツイストにとらえてみせると河津落とし。返した向後がレディにドロップキック。飯田がレディにショルダータックル。飯田の逆水平にレディがやり返す。チョップの応酬から飯田がジャンピングチョップ。レディがビッグブーツを放つが向後がダイビングボディーアタックで援護し飯田と合体。レディが返すと、飯田は腕十字へ。エスケープしたレディに向後が619,飯田が飯田ロケット発射。しかし天咲がカットする。飯田はレディに突進。レディがかわすとビッグブーツ、天咲がDDT。レディが飯田にチョークスラム。しかし向後のカットが間に合う。向後が天咲にドロップキック。レディがジャイアントバックブリーカーを飯田に決める。向後がカットすると、飯田と合体もネックブリーカーを食らう。返した飯田にレディはジャイアントバックブリーカー。飯田が切り返しラリアット。レディが返すと、飯田は腕をロック。回転して腕固めにきめるとレディがギブアップ。最後は飯田がレディから勝利した。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
ひめか |
10分5秒 |
白川未奈 |
記者会見での遺恨が残るドンナ・デル・モンドのひめかとCOSMIC ANGELSの白川未奈が一騎打ち。リング上ではアーティスト・オブ・スターダム王座をめぐり何度も闘ってきた両者だが、シングルマッチは珍しいだけに、注目の顔合わせとなる。
白川がリングに上がりポーズを取ると背後からひめかが襲いかかりタオルで首を絞めていく。コーナーに追い込むとゴングが打ち鳴らされ突進。白川がかわして丸め込みの連続へ。白川が左ヒザへのドロップキックを打ち込み左ヒザをマットに叩きつける。白川はニークラッシャーからヒザへのストンピングを連打し足4の字固め。ひめかが回転しロープへ逃れる。白川の突進をひめかがキャッチしバックフリップ、串刺しボディーアタックからショルダータックル。逆エビ固めにいくが白川がエスケープ。ひめかの突進に白川が左ヒザへのドロップキック、ひめかをかいくぐりリバースDDT、足4の字固め。ひめかが回転するがロープに届かず。白川が元に戻して締め上げる。ひめかがエスケープし場外で悶絶。白川が追いかけリングに戻すとコーナーに振ろうとするがひめかが倒れてしまう。白川が背後からエルボー。白川がヒザへのストンピングを連打し、仁王立ち。ひめかが立ち上がり髪をつかむが白川がバックブロー。白川の突進にひめかがラリアット連打。ひめかは白川コーナーに乗せパワーボムの構え。しかしヒザの痛みで崩れてしまう。白川が狙いすまして延髄斬り。ひめかが返すと、白川がサイドからヒザへのドロップキック。しかしひめかが上になり掟破りのグラマラスコレクションMINAで強引に押さえ込むと3カウントが入った。試合後、ひめかが握手を求めると白川は拒否。立ち上がってもひめかは手を差し出す。応じた白川はひめかを突き飛ばした。
ひめかのコメント
「白川未奈とシングル、3回目? 未奈ちゃんとはハタチの頃からの親友で、育ってきた環境すべてが違って、正直目に入らない存在だった。今日闘って、きっと私のパワーを封じ込ませようとしたんだと思う。でも、それを見てプロレス好きの未奈ちゃん、私が大好きだった未奈ちゃんはまだいた。でも最後、自分の持ち技のグラマラスコレクションMINAで取られたのは悔しいんじゃない? これからはいいライバルでいましょう」
白川のコメント
「悔しい! ひめちゃん、いつグラマラスコレクションMINA学んだの? あっ、ミラノさんでしょ! これは参謀はミラノさんだな。だってミラノさんと考えた技だもん。でもいいよいいよ、ひめか、今まで私のことをケチョンケチョンに上から見下ろしてたけど、これからはバチバチやり合いましょう。もっともっと。次は掟破りのパワーボム? ライガーボム? か、足4の字で足を壊してあげるよ。あー、悔しい!」
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 3WAYイリミネーション 30分 | ||
<王者組> |
23分00秒 |
<挑戦者組> |
渡辺桃 | 壮麗亜美● | |
スターライト・キッド | MIRAI | |
○鹿島沙希 | 朱里 |
※第27代王者組の鹿島沙&スターライト・キッド&渡辺桃が初防衛に成功
※もう一チームはジュリア&舞華&桜井まい
退場順
(1)(17分46秒、OTR)キッド●ジュリア●朱里●
(2)○桃(20分34秒、OTR)MIRAI●&舞華●
(3)○桜井(20分45秒、OTR)桃●
(4)○鹿島(22分22秒、起死回生)桜井●
ドンナ・デル・モンドの最多防衛記録樹立を目前で消し去りアーティスト・オブ・スターダム王者となった鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃組の大江戸隊が初防衛戦。挑戦者はドンナ・デル・モンドのジュリア&舞華&桜井まい組と、ゴッズアイの朱里&MIRAI&壮麗亜美組で、王者が一度に2ユニットを迎え撃つ前代未聞のアーティスト王座戦だ。しかもルールはイリミネーション形式。最後に残った選手のいるユニットが王者として認定される。それだけに、王者としてはもっとも難しい防衛戦とも言えるだろう。DDMは桜井がポイントゲッターであり、ゴッズアイはチーム発足以来、いまだ無敗。そのなかで鹿島の起死回生がさえわたるかどうかが勝負のカギとなりそうだ。また、7・9立川で赤いベルトを争う朱里と桃には前哨戦だ。
桃、朱里、舞華が先発。まずは朱里と桃が激しいミドルキックの応酬、桃がヘッドロックに取ると朱里がロープに振る。舞華が割って入りカバーの応酬。桃の蒼魔刀を朱里と舞華がかわす。鹿島、桜井、MIRAIがリングイン。MIRAIが「ベルト取るぞ!」と気合を入れると桜井、鹿島をボディースラム。ゴッズアイが合体し鹿島を持ち上げエプロンに送り出す。DDMが背後から突進するとゴッズアイ、大江戸隊を場外へ。場外戦から大江戸隊がリングに戻りキッドがエプロンから飛ぶもゴッズアイにキャッチされる。鹿島が桜井をリングに戻し顔面を踏みつける。キッドも「ベルト取れんのか、コイツ?」と桜井の顔面を踏みつけていく。桜井がエルボー連打で向かっていくがキッドが一発で倒してみせる。桃が桜井の顔面にストンピング連打。桜井が向かっていくと桃が強烈なミドルキックを叩き込む。鹿島が入ってくると桜井は桃とまとめてスタナー。舞華が壮麗とショルダータックルをぶつけ合う。舞華と壮麗が桃にショルダータックル。舞華を壮麗がショルダータックルで打ち倒す。桃が舞華と壮麗に蒼魔刀、キッドが舞華にヘッドシザーズホイップ。舞華がキッドのクロスボディーをキャッチも壮麗がカット。壮麗とキッドが打撃の応酬。壮麗がキッドを担いでマットに叩きつける。MIRAIが舞華に向かっていくとキッドが阻止してロープに振る。MIRAIがかいくぐりキッドにショルダータックル。舞華とMIRAIがエルボーの打ち合い。MIRAIがキッドを呼び込むがキッドは舞華にローキック。舞華はキッドとMIRAIをまとめてブレーンバスター、ジュリアがミサイルキック。ジュリアがキッドにフェースロック、MIRAIも加わりサブミッション。ジュリアとMIRAIがキッドをロープに振る。キッドがかいくぐりまとめてコルバタ、ドロップキック。鹿島がジュリアとMIRAIをマットに叩きつけるとフェースクラッシャー。鹿島はMIRAIにコーナーに追い込まれるが反転してフェースクラッシャー、ジュリアが鹿島の背中にドロップキック、MIRAIにエルボーもラリアットを食らう。朱里と桜井が同時に鹿島にドロップキック。桜井が朱里にエルボー連打。朱里が桜井にニーの連打からフロントネックチャンスリー。鹿島が朱里をカットし大江戸隊が次々と串刺し攻撃、そこにゴッズアイも加わる。ゴッズアイとDDMがいっせいに鹿島を蹴飛ばす。朱里は鹿島にサッカーボールキック。鹿島が返すと、朱里に起死回生もカットされる。鹿島が朱里にコルバタ、ビッグブーツ。替わったキッドがダイビングボディーアタックからその場飛びムーンサルト。朱里が返すと、キッドは次々とコーナーに追い込み大江戸隊で串刺し攻撃。大江戸隊が連係で朱里を攻め込みキッドがネックスクリュー。朱里が返し15分経過。キッドがコーナーに上がるとジュリアがカットし雪崩式狙い。朱里が上がりジャーマンで2人を叩きつける。朱里とジュリアが共闘しキッドに大蛇。投げっぱなしジャーマンも競演。朱里がジュリアをロープに乗せる。舞華がラリアットでエプロンへ。朱里とジュリアに挟まれキッドがエプロン。キッドはジュリアにエプロンでタイガー狙い。朱里が加わるがカットされジュリアがキッドにヘッドバット。キッドが道連れにするように3人で落下、朱里、ジュリア、キッドが失格に。MIRAIが舞華に変型の裏投げ。桃がコーナーから舞華に蒼魔刀。桃が舞華を捕まえ鹿島がコーナーからフェースクラッシャー。MIRAIが鹿島と桃にラリアット。MIRAIの突進を桃がキャッチしエプロンへ持っていく。MIRAIはラリアットをエプロンから放ちコーナーに上がる。舞華が上がって雪崩式を狙うが桃がカット、桃が舞華に向かっていくと、舞華が桃を外に出す、桃のドロップキックでMIRAIと舞華が失格。桜井が蹴落とし桃が失格。鹿島が壮麗と桜井のショルダータックルを食らう。壮麗と桜井が鹿島を打撃の挟み撃ち。桜井が鹿島を後方に投げつけるが2カウント。壮麗が桜井にショルダータックル。鹿島が壮麗に起死回生狙い。壮麗がこらえてラリアット、桜井とダブルの挟み撃ちを狙うがかわされる。鹿島が桜井を起死回生で失格に。最後は鹿島と壮麗。壮麗が前に叩きつけるが鹿島が起死回生。3カウントが入り、鹿島が壮麗をフォールしベルトを守った。
キッド「さすが鹿島沙希! スパパパパーンと勝ち抜いてくれました。拍手大喝采。ユニットとしての結束力といい、頭のよさといい、2つのユニット? 倒しちゃったということは? やはり大江戸隊が一番、最強ユニットということで間違いナシだ! あとはまぁ、残りのユニット、いや、そのほかのチーム? ユニット? 全部、全部、全部、ぶっ潰してさ、ウチらがプロレス界No.1最強トリオだ。ハハハハハハハ!」
鹿島「名古屋でも、スパパパパーン決めちゃったよー。次の防衛戦、誰でもいいよ。ウチらいつでもね、どこでも、誰でも、受け付けてるから。以上…」
大江戸隊のコメント
キッド「今日も?」
桃「今日もまた?」
キッド「スパパパーンと?」
鹿島「起死回生!」
キッド&桃「イエーイ!」
キッド「2連発! 沙希を信じて託した意味も込めて。私は厄介なジュリアと朱里を道連れにしてやったよ。自分も頭フラフラしててよくわかんないけど、史上初の3WAY、歴史的な瞬間に自分たちが立ち会えてよかったと思うし、V1したということで、今日はDDMとゴッズアイ、残りのスターダムのユニットも潰したいし、ウチらは生え抜きですからね。生え抜き同士の史上初、アーティストとかもやりたいなーなんて私は思ってるんだけど」
桃「やりたいじゃん、そんなの」
キッド「まあ、次挑戦者が誰くるかわからないし、沙希が言ったように誰でも挑戦を受け付けてやっからよ。とりあえずほしいヤツがいたら口に出してみろ。まあ、ウチには最強の鹿島沙希がおりますし。スパパパーンだけじゃなくて、桃とキッドもいるから。とりあえず最多防衛記録?」
桃「やっちゃう?」
キッド「いっちゃうか。ハハハ」
桃「今日もまた!」
キッド「スパパパーンと!」
鹿島「起死回生!」
◆シングルマッチ二番勝負 第一戦~ケージマッチ~ 時間無制限3カウント+エスケープルール | ||
中野たむ |
25分5秒 |
なつぽい |
中野たむとなつぽいの遺恨対決決着戦は今大会と2日後の後楽園ホールの二番勝負でおこなわれることに。今回の第1戦は、中野の提案からケージマッチで実現する。両者の一騎打ちは昨年4月以来で、このときは中野のワンダー・オブ・スターダム王座になつぽいが挑む図式だった。今回はノンタイトルながら両者初体験の金網戦。逃げ場のない金網での闘いによって、2日後の第2戦を前に大きなダメージを負ってしまうことも考えられる。しかしながら、この試合を制しなければ勝ち越しは消えてしまうため、どちらも必死になって勝利を奪いにくるだろう。後楽園に向けて先手を取るのは中野か、それともなつぽいか?
試合は3カウントフォール+エスケープルール。ピンフォールを奪った選手が金網から完全に出た時点で決着となる。セコンドがドアを閉め施錠。ゴングが打ち鳴らされるが両者ともコーナーから動かない。ゆっくりと歩を進め睨み合い。中野が髪をつかみ金網に投げつけエプロン際でもつれ合うと、中野がマウントを取りパンチの連打から顔面を金網に叩きつけていく。顔面をこすりつけるとさらに顔面を金網に叩きつける。リング中央でパンチを見舞いマウントパンチも連打。レフェリーが止めに入り「拳はダメだ」と注意する。中野はもう一度なつぽいを金網に叩きつけて踏みつける。コーナーに叩きつけるとドラゴンスリーパーで宙づりに。すぐになつぽいが逃れてコーナー上の中野にドロップキック。中野は金網に激突。なつぽいが低空ドロップキックの連打、中野の頭部が金網に激突する。5分経過。なつぽいが中野の顔面を金網に叩きつける。さらにお返しとばかりに金網にこすりつけ、ニーを突き立てる。なつぽいが別方向に中野を投げ飛ばし金網を上ってフットスタンプ。なつぽいが髪をつかんで金網に押し付けると張り手。中野が張り返すと、なつぽいももう一発。バックを取ると中野が切り返しバックの取り合い。なつぽいがバックキックから突進。中野がキャッチするがなつぽいが背後から飛び乗り丸め込む。3カウントが入るとなつぽいが金網を上る。慌てて中野が足をつかんで阻止。ロープ上でエルボーの応酬。中野はロープ上で金網に向けてバックドロップ。中野がニーアタック、丸め込みの応酬から中野が3カウントをゲット。10分経過、中野が金網を上るとなつぽいも上がる。なつぽいの蹴りをかわしてカカト落とし、なつぽいが転落。しかし、なつぽいが追いかけ雪崩式ポイ捨てジャーマン。両者ダウン状態。なつぽいが立ち上がりかけるがダウン。なつぽいが立ち上がり中野を寝かせフェアリアルギフト投下。中野が返すと、なつぽいはフェアリーストレインを狙いバックを取る。中野がロープに逃れるがなつぽいがトラースキック。なつぽいがバックを取ると中野が切り返してタイガースープレックス。しかしホールドできずに両者ダウン状態。なつぽいがバックを取るが中野がスピンキック、かわしたなつぽいがタイガーも2カウント。もう一度バックを取りクロスアーム式ジャーマン。3カウントをなつぽいがゲット。なつぽいは這いつくばってロープへ向かい、金網を上がり始める。15分経過。金網を上がると中野が足を引く。中野も上がり2人ともてっぺんに。最上段でエルボーを打ち合い、張り手も打ち合う。中野が内部に落下、なつぽいも落ちる。エプロン際で2人がダウン状態。髪をつかみ合いヒザを着いた状態で、金網に顔面をぶつけ合う。中野がトラースキック、なつぽいもトラースキック。両者リング内に入り、なつぽいがクロスアームでバックを取る、中野が切り返しカウンターのスピンキック。なつぽいがポイ捨てジャーマン。20分経過。中野がタイガーも2カウントどまり。中野がスピンキックもなつぽいが立ち上がると頭部へのキック。中野がバイオレットシューティングもなつぽいが返す。中野がトワイライトドリームで3カウントをゲットするが立ち上がれず。中野がなんとか立ち上がり、金網には上がらずなつぽいを見下ろす。なつぽいが立ち上がるのを待つように見下ろす。這いつくばるなつぽいの髪をつかみ張り手。ためにためてのVSDで3カウントを奪い、這いつくばりながら金網へ。なつぽいもはいつくばって中野を追いかける。中野はスリーパーで宙づりに。もういい、もういいよとレフェリーが声をかける。中野が外してなつぽいが落下。中野は金網からエスケープ。両足が場外に出てゴング、25分5秒。中野がカギを開けてリングへ戻るとなつぽいに駆け寄る。中野の勝利が宣告されると中野がマイク。
中野「なっちゃん…アンタみたいに性格チョー悪くて、不器用なヤツのことわかってあげられるのなんて、たむくらいしかいないんだから。(なつぽいを起こして)ケージマッチは、たむの完勝。もういいでしょ。2回…2回も闘わなくていい。十分でしょ」
なつぽい「ふざけんなよ…。『わかってあげられる?』なんもわかってねーよ! 『2回もやんなくていい?』そんなこと言われて、のこのこ引き下がるの、私じゃねーだろ。私は、絶対に諦めない! たむちゃんを越えるまで、絶対に何度も何度も挑戦する。諦めないって言ってるだろうがっ!」
中野「もちろんそう言うことはわかってたよ。その憎まれ口、叩けないくらい、あさって後楽園でもっとケチョンケチョンにしてやるよ。後悔するなよ」
なつぽいがダウン状態で頷く。
中野のコメント
「ケージマッチ、中野たむが完勝しました。ホントにさあ、こんなに性格が悪くて不器用で、口がメチャクチャ悪い、なつぽいのこと、こんなにわかってんの、中野たむだけだよ。なつぽいのこと、なんでもわかってんだから。もう2回もやる必要ないでしょ。それを易々と引き受けないのがなつぽいだってこともわかってる。明後日の後楽園、今日以上の地獄を味わわせてあげるよ。中野たむを存分に味わうがいい」
なつぽいのコメント
「たむちゃん、私のこと、なにもわかってないなあ。負けたらあとがない?そんな言葉、私の中にはないんだよ。あきらめないって、私が決めたから。たむちゃんを超えるまで、絶対にあきらめない! 2日後の後楽園、ケチョンケチョン、たむプリンにグチャングチャンにしてやるよ。たむちゃんこそ、覚悟しとけよ」
◆STARSvsQQ ケージマッチ 時間無制限エスケープルール | ||
葉月 |
24分36秒 |
上谷沙弥 |
○コグマ | AZM● | |
岩谷麻優 | 林下詩美 |
退場順
(1)岩谷(11分56秒、エスケープ)
(2)上谷(12分58秒、エスケープ)
(3)葉月(16分27秒、エスケープ)
(4)林下(17分52秒、エスケープ)
STARSの岩谷麻優&葉月&コグマ組とクイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM組がケージを使っての6人タッグマッチで激突。前回の名古屋大会でAZMのハイスピード王座に挑んだコグマは、敗れたものの次なる闘いを示唆。それがケージマッチだったということになるのだろう。コグマは金網から飛ぶことを前提にAZMに提案。そこからユニット対決の様相を呈し、このカードが決定した。まったく新しいタイプのケージマッチの行方やいかに?
試合はエスケープルール。岩谷がコグマと葉月をハグし「よっしゃ、いける、いける、いける!」と気合を入れる。ゴングが鳴るやいっせいにSTARSが金網を上り始める。AZMとコグマがロープの振り合い、コグマがドロップキック。全員で目まぐるしいロープワークでドロップキックの相打ち。再びこんどはQQが金網を上り始めるが阻止される。上谷がコグマをボディースラム。AZMとコグマがやり合う中、岩谷がひとりで登り始めるが詩美が気づいて阻止。AZMがコグマに串刺しドロップキック。詩美がコグマをボディースラム。コグマは詩美にDDT。葉月がAZMにドロップキック、セントーン。詩美と上谷が合体も葉月がロープを使ってアームホイップからドロップキック。STARSが顔面ウォッシュで競演。チャンスとばかりに3人で金網を上るが落とされてしまう。AZMが葉月をコーナーに振ると葉月が金網に上がろうとするが阻止される。上谷が葉月の二段蹴りを食らうが、やり返す、二段蹴りの相打ちで両者ダウンもすぐに上谷がカウンターで二段蹴りからニールキック。葉月が上谷にクロスフェース。岩谷が詩美に飛びつきスリーパー。そのまま詩美がコーナーを上がると岩谷が金網のトップに届く。葉月とコグマが岩谷を援護しようとするが詩美がまとめて雪崩式ブレーンバスター。岩谷は最上段で停止状態。しかし仲間を見捨てられないと中に入ってしまう。そこを詩美が捕まえるが、岩谷が切り返して雪崩式フランケン、ミサイルキック、フロッグスプラッシュ。しかしフォールカウントは数えられない。詩美が岩谷にサイドバスター、アルゼンチン。岩谷が切り返しドラゴンスープレックス。これもカウントされず。岩谷は「終わり!」と絶叫し金網を上る。AZMと上谷が追いかけ岩谷を中に落とす。しかし岩谷がまとめてアームホイップ、ドロップキック、詩美にトラースキック。10分経過。葉月とコグマが岩谷とロケット狙いもAZM、上谷がカットする。AZMがQQで合体ムーンサルト。上谷が金網を上がるがカットされQQがスピアを食らう。葉月がAZMをコーナーに乗せてSTARSがロケット発射。コグマと葉月が岩谷を金網に乗せる。岩谷は最上段から飛び降りてエスケープ成功。脱出第1号となる。詩美と上谷がミサイルキックで競演し葉月にマジックキラーを狙う。コグマがカットし、葉月と合体し上谷をコーナーに振る。上谷が金網に飛び乗るとAZMがドロップキックで援護。上谷がエスケープに成功。両軍入り乱れダウン状態。葉月とAZMがエルボー合戦。詩美がAZMをアシスト、AZMが金網を上がるが葉月が追いかけ最上段に。葉月とAZMが最上段でエルボーを打ち合う。葉月が蹴飛ばすとAZMがバランスを崩すも中に落下。コグマが詩美とAZMをつかんで葉月が最上段からプランチャ。そして葉月が金網エスケープ成功。試合はコグマvs詩美&AZMに。QQが合体ネックブリーカー、コグマが上り出すがAZMがドロップキックでカットしミスティカ式フェースロック。その間に詩美が最上段。詩美が外に出てエスケープ成功。最後はコグマとAZMの一騎打ち。エルボーの応酬からコグマが振るとAZMが金網を上がる。コグマが追いかけ2人がトップロープ上段を移動。金網最上段で向き合い、ジャンケンで負けた方が相手に近づいていくことに。20分経過。最接近しあっち向いてホイ、AZMの張り手をコグマが食らう。次はコグマがお返しの張り手。両者中で闘うことになりいっせいに下りるとハイスピードの攻防。AZMがミサイルキックを放ち、ダイビングフットスタンプ。AZMの突進をコグマがかわしてジャーマン。AZMが脚を取ってジャーマン、金網を上がり最上段からダイビングフットスタンプ。コグマが悶絶。放ったAZMも右脚を抑えて悶絶。コグマが立ち上がり、踏みつけてから金網へ。上がりきったところでAZMが追いつきハイキック、落とすと予告するがコグマがはねのけて最上段から外を向くと場外にプランチャ。これで決着がつき、STARSの勝利となった。
コグマ「(引き揚げるAZMに向かい)AZMちゃーん! AZMちゃん、楽しかったね! へへ。また遊ぼうねっ! 麻優さん、一番にエスケープおめでとうございます。リーダー誘ったの私なので、私が責任もって、麻優さんを安全に外に出しました。おめでとう!」
岩谷「ありがとう」
コグマ「いいえ、またやりましょうね。葉月、私を置いてエスケープしてくれてありがとう!」
葉月「コグマなら最後残っても、絶対に勝ち抜いてくれると思ってたよ。ありがとう!」
コグマ「STARSの信頼あってこその勝ち! みなさん、ありがとうございましたー!! (うずくまるコグマ)フットスタンプ、効いてる…。そして、麻優さん、葉月! また新たな挑戦してみませんか? 麻優さん、内容による?」
岩谷「内容によるね」
コグマ「オッケー、大丈夫。私たちの新たな挑戦、この3人でアーティストのベルト狙ってみませんか? これなら大歓迎。みなさーん! まあたぶんどこかにキタキタキタキタキタ!」
キッドが登場。
キッド「ずいぶんと楽しそうね、コグマ。まあ、誰の挑戦でも大歓迎な大江戸隊ですけれども、トリオとはいえ、ブラックデザイヤーとFWCはもうやらないって言ったよな? それでも、このベルトが欲しいって言うんだったら…あさって、6月28日、後楽園ホール大会でのキャプテンフォールマッチ、そこ大江戸隊も入ってっからよ、そこでSTARSが勝ったら挑戦考えてやってもいいよぉ? まあでも、そこのカード、私はちょっと入ってないんだけどな、ハハ。じゃあ、そういうことでよろしくー。グッバーイ」
葉月「おいキッド、ブラックデザイヤーとFWCは、やらないよ。でも、これトリオでしょ? 3人だからFWCでもないし、お前らはブラックデザイヤーでもない。大江戸隊vsSTARSの闘いだから。ですよね? キャプテンフォールマッチで私たちがしっかり勝って、アナタたちが持ってるアーティストのベルトに挑戦させていただきます。よろしくお願いします。ってことで、今日はSTARSが勝ったので、STARSが締めてもいいですかーーー? の前に麻優さん、ひとことお願いします!」
岩谷「名古屋のみなさん、こんばんはー! STARS、ラダーマッチ、金網、ここまで来たらもう最強チームです! 必ずアーティスト、いやSTARSがいろんなベルトを持ってみなさんにまた会いに来るから、また会いに来てください。今日はありがとうございました。やっぱり今日の締めは、コグマ、よろしく!」
コグマ「リーダー、くると思ってました。ではSTARS、3人、いや! STARS、残りのSTARSもリングに上がってー! では、STARSが締めさせていただきます。いまを信じて、明日に輝け、We Are STARS! ありがとうございましたー」
STARSのコメント
コグマ「楽しかった!」
岩谷「…楽しくないよ!楽しくないけど、やばすぎ!やばすぎた。やばすぎてなんであんな、最後…飛んで」
コグマ「最後、上って。あ、下りれば勝ちだなって。そういえば」
葉月「そうだよね。3人地面に足がつけばエスケープ成功だからね」
コグマ「で、こう下りてったらつかまえられるかもしれないから。だから(飛んだ方が)早いかなって。やっぱりでも、高いところから飛びたかった」
岩谷「いや、楽しかった?」
コグマ「楽しかったですよね?またやりましょう。AZMちゃんも絶対楽しかったって言ってる。笑ってたもん、リングで」
葉月「楽しそうだった」
コグマ「楽しかった。また金網公園でいつかあるときは、遊びましょう!」
葉月「でも、誘ってくれてうれしかった」
コグマ「楽しかったよね」
葉月「楽しかった。あんな高さから飛ぶことなんて。絶叫系嫌いだけど、楽しかった。またやりたい」
コグマ「またやろう!」
葉月「またやりたい!また遊びに誘って」
コグマ「またやりましょう!みんなでまた遊びましょう!」
葉月「OK!」
岩谷「…」
コグマ「楽しかったですよね、麻優さん」
岩谷「終わってみれば…やってよかったとちょっと思ったかも。この3人、ラダーも経験して、金網経験して、もう身体ともに成長しすぎた。このラダーも金網も勝ったんだったら、その証が欲しいなって」
コグマ「3人の証」
岩谷「まあ、やってよかったのかな」
コグマ「より絆が深まったし」
葉月「信頼度が増したよね。本当に楽しかった。またいつかあるのかな? わからないけど、そのときは誘ってもらえたら」
コグマ「絶対誘うよ。葉月も、麻優さんも。ね?みんなで楽しい遊びしましょう」
岩谷「…大丈夫、笑ってる」
葉月「大丈夫。だってラダーからムーンサルトした人だよ。きょうもムーンサルトを、ちょっと」
岩谷「まあね、リングに上がったら変わりますよ、そりゃ」
葉月「さすがアイコン」
岩谷「2人が一番に外に出してくれて、本当にありがたかった」
コグマ「それも信頼関係です」
――葉月、コグマが金網トップから飛んだが、自分も飛びたかったのでは?
岩谷「いや、飛びたくないです(笑)。飛びたいと思うのはこの人たちだけなので。自分が普通の人間だと思うんですよね、おかしいのは2人組(FWC)なので。自分は正常です。普通の人は飛びたいと思わないと思います」
コグマ「普通の人はラダーからムーンサルトしませんよ」
岩谷「まあまあ、クレイジータッグに加わったら自然とクレイジーになっちゃうんだなっていう。結局、3人とも頭のネジが飛んでるんだろうね」
葉月「そうだと思います」
岩谷「たしかに、それがいいところだよね」
QQのコメント
AZM「コグマ、最高に楽しかったよ。よくもやってくれたな。場外に飛ぶとか、おまえ狂ってんだろ。いいよ、いいよ。一回やった私は強いぞ。もう一回でも何回でも、コグマとならなんでもルールでやってやるよ。ねえ? 負けたけど、楽しかったよね」
詩美「全然、楽しく、なかったです!もう二度とやりません!」
AZM「え…。(上谷に)やりたいって言ってたよね?」
上谷「自分、本当は高いところめっちゃ苦手で」
AZM「フェニックスやってるのに?」
上谷「いやでも…。でも、本当にAZMさん筆頭に」
AZM「AZMだけ?」
上谷「本当にフットスタンプもすごくて。ついていきます」
AZM「ついてくるってことは、やってくれるんだね、また。まあ今回は負けたよ、コグマ、STARS。でも、これを乗り越えたQQ、これからも楽しみにしててください。まだ終わらねえからな、おい。私はもう一回できるよ。金網とは言わず、なんでもいいよ、私は。コグマがいるならなんでもルール、やってやるよ。で、一緒にまたやる?あれ、やらない?」
上谷「詩美さん意外とイキイキしてましたよ」
詩美「いや、全然」
AZM「やりたくないって言ってたけど、一番楽しんで…」
詩美「いや、とにかく早く出ることに必死で。でも、いま思えばいい経験になりました。ありがとうございました。もう自分はこれ以上、大丈夫です」
上谷「自分は高いところが苦手なんですけど、AZMさんが本当にフットとかめちゃくちゃすごくて。その背中を見たらこれからも」
AZM「またやりたいって」
上谷「(小声で)できるように頑張ります…」
AZM「2人はわからないけど、私はコグマがいるならいつでもまたどんな公園でも私は集合しますよ。これからのQQ、負けたけど楽しみにしててください。このままでQQ、終わらないから」
――来月にはショーケースがあるが?
上谷「……」
AZM「(映像で何者かに)襲われてなかった?」
上谷「そうですね。謎の死神みたいなのに襲われて、失神させられたんですけど、小川さんと一緒に。あのあと記憶がまったくなくて。これからどうなるか、いま本当に何もわかってない状態なので。でも、失神させられたからにはやり返したい気持ちがあるので、あの正体を漏洩させてやり返したい気持ちがあります」
AZM「ショーケースってことはまた金網ってこと?」
詩美「名前がショーケースってだけなんですね?金網大会ではない?」
上谷「でもここだけの情報によるといままでにやったことのないようなものが。ここだけの秘密なんですけど、いままでにやったことのない新たなものが取り込まれるということで、スターダムに新しい刺客がやってくるんじゃないかなと」
AZM「書いちゃダメですよ。3人だけの秘密。そして私は金網が終わって、やっとこももあなただけに集中できるよ。金網を乗り越えた私に勝てるかな。こもも、いろいろやってくれてるみたいだけど、楽しみに変わったから、楽しみにしてるよ、こもも」