『後楽園大会』
6月28日(火)後楽園ホール(観衆901人)
試合結果
◆5★STAR GP2022 出場権争奪リーグ Aブロック公式戦 10分1本勝負 | ||
向後桃[4点] |
7分5秒 |
吏南[4点] |
◆5★STAR GP2022 出場権争奪リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負 | ||
飯田沙耶[5点] |
6分17秒 |
妃南[3点] |
◆5★STAR GP2022 出場権争奪リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負 | ||
桜井まい[5点] |
5分54秒 |
琉悪夏[4点] |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
スターライト・キッド |
6分57秒 |
月山和香 |
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負 | ||
<王者> |
15分00秒 |
<挑戦者> |
羽南 | 稲葉ともか |
※第8代王者の羽南が7度目の防衛に成功
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
清水ひかり |
10分28秒 |
レディ・C● |
○SAKI | 上谷沙弥 | |
ウナギ・サヤカ | AZM | |
白川未奈 | 林下詩美 |
◆キャプテンフォール ユニット対抗4WAYバトル 30分 | ||
ひめか |
10分18秒 |
葉月 渡辺桃 |
舞華 | コグマ (C)フキゲンです★● | |
(C)○ジュリア | (C)岩谷麻優● 鹿島沙希 |
※もう一チームは(C)朱里&MIRAI&壮麗亜美
退場順
(1)○MIRAI(7分44秒、ラリアット→体固め)鹿島●
(2)○フキゲン(9分26秒、OTR)朱里●
◆シングルマッチ二番勝負 第二戦 30分1本勝負 | ||
なつぽい |
20分31秒 |
中野たむ |
試合詳細レポート
◆5★STAR GP2022 出場権争奪リーグ Aブロック公式戦 10分1本勝負 | ||
向後桃[4点] |
7分5秒 |
吏南[4点] |
今年の5★STAR GPの出場者残り3枠を決める予選リーグ戦は、この日が最終日。すでに壮麗亜美が4戦全勝で1位通過、出場権を確定させているが、あとは混戦模様。この日おこなわれる3試合で、本選進出の2名が決定する。まずは、1勝2敗の向後桃と2勝1敗の吏南が公式戦。向後が勝ったとしても3位以内は難しい状況で、吏南が勝てば6点となり2位の可能性が高くなる。本戦出場の可能性はほぼ断たれている向後だが、7・9立川ではハイスピード王座に挑戦するだけに、易々と負けるわけにはいかないだろう。一方の吏南は自力での進出をもくろんでおり、キッチリと2点をゲットしたい試合だが…。
探り合いから向後がバックを取りにいく。吏南が腕を取ると向後がヘッドロック。ロープワークからアームホイップの応酬。向後がカバーにいくがすぐに吏南が返してストンピング。吏南がボディースラムも向後が返す。吏南は髪をつかんでマットに叩きつけコーナーに追い込む。向後のエルボーに吏南は「きかねえよ」と挑発して張り手。片足でカバーすると向後がクリアー。向後はカウンターのドロップキックから619へ。吏南がかわすと後頭部からマットに叩きつける。吏南がコーナーに振ると向後が突進をかわしダイビングボディーアタック。向後はヒザ、頭部へのドロップキック。吏南が返すとモンキーフリップから串刺しニーアタック。返した向後を引き起こして卍固め狙い。向後が切り返すが吏南が払い腰、大外刈り。返された吏南は向後をコーナー際に寝かせてダイビングダブルニードロップ。しかし向後の肩が上がる。向後が丸め込みからウラカンラナも吏南が丸め込み。吏南はドロップキックを放ちフィニッシュを予告。コーナーに上がるとダイビングダブルニーもかわされてしまう。向後は619からスワンダイブ式ミサイルキック。向後がスイングDDTを決めるが吏南が返す。向後はフィニッシュを宣言も吏南がこらえると。向後がトラースキック。丸め込むと3カウント。向後がピンフォールを奪った。
向後のコメント
「勝ちました。リーグ戦、勝ち点2点もぎ取りました。自力での本戦出場は絶望的だけど、それでも絶対に絶対に勝ちたかった。ものすごく気持ちを込めて挑んだ闘いだったので、本当に本当に苦しかったんですけど、勝ててめちゃくちゃうれしいです。この勢いをハイスピードまで続けて、ハイスピード挑戦のときには、いままでで一番強い最高の向後桃で挑みたいと思います。AZMさん、楽しみにしててください」
◆5★STAR GP2022 出場権争奪リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負 | ||
飯田沙耶[5点] |
6分17秒 |
妃南[3点] |
Bブロックは3点でリーグ戦を終えたレディ・Cが脱落、飯田沙耶vs妃南の公式戦は、ともに1勝1敗1分けで、勝った方が滑り込みの本戦エントリーに望みをつなぐこととなる。
ゴングと同時に飯田がテイクダウンを取りにいく。バックの取り合いから妃南がヘッドロックも飯田がヘッドシザーズ。すぐに妃南が脱出し睨み合い。ロックアップで組み合い、飯田がヘッドロック。ロープに振られた飯田がショルダータックル。飯田は逆水平を連打し、ジャンピングチョップも妃南がかわす。妃南のドロップキックを飯田もかわす。妃南がボディースラムで叩きつけるが飯田が返す。妃南は逆エビ固めも飯田がエスケープ。コーナーへの振り合いから飯田がジャンピングチョップ。コーナーに上がると追いかけてきた妃南に張り手連発。しかし妃南が抱え上げて前方に叩きつける。飯田が返すと、妃南がバックブリーカー。妃南は飯田を引き起こしマットに叩きつける。返された妃南はフィニッシュを宣言し抱え上げるが飯田が切り返す。妃南の突進に飯田はスパインバスター、バックエルボー、飯田ロケット。しかし妃南の肩が上がる。飯田はフィニッシュを宣言しブレーンバスターを狙うが妃南が丸め込む。返した飯田がラリアット連発。しかし妃南の肩が上がる。飯田が串刺しラリアットから飯田岩。3カウントが入り、飯田が勝利した。
飯田のコメント
「突破したぞ。本戦に出場できます!正直、こんなに予選で苦戦すると思ってなくて、いまやっと妃南から勝ち取り、本戦へ出場できることになったけど、正直予選からこんなにハードだと公式戦、どうなるかわからなくてちょっと不安なところはあるけれど、やっと闘いたいヤツらと同じスタートラインに立ったから、ここからがアッシの本番。飯田魂大爆発サク烈で5★STAR GP突っ走っていきます。ありがとうございます」
◆5★STAR GP2022 出場権争奪リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負 | ||
桜井まい[5点] |
5分54秒 |
琉悪夏[4点] |
1勝1敗1分けの桜井まいと1勝0敗2分の琉悪夏が最終公式戦。琉悪夏が勝てば6点となり本戦進出の可能性が高まるが、桜井も初の5★STAR GP出場に向けてなんとしても2点がほしい試合である。
琉悪夏が髪をつかんでロープ際に追い込む。桜井が突進するがショルダータックルを食らう。琉悪夏は桜井にヘアーホイップからコーナーに追い込み顔面を踏みつける。片ヒザでのカバーを桜井が返しエルボー連打で向かっていくとドロップキック。桜井が串刺しビッグブーツも琉悪夏がかわして背後からボディーアタック。セントーンも放つが2カウント。琉悪夏はフィッシャーマンの構えも桜井がこらえる。琉悪夏の突進に桜井がビッグブーツ、レッグドロップ、コーナーに上がるとミサイルキックを命中させる。琉悪夏が返すとコンプリートショット。滞空時間の長いフィッシャーマンバスター。桜井がカバーを反転するが琉悪夏が返してその場飛びのボディーアタック。返されるとフィニッシュを宣言しネックハンギングボム狙い。桜井が切り返すが琉悪夏がラリアット。琉悪夏はフィニッシュを予告しコーナーへ上がると冷凍庫爆弾を背中に投下。何逃げてんだよと追う琉悪夏を桜井が丸め込む。3カウントが入り、桜井が本戦出場を決めた。セコンドの刀羅ナツコがボックスを投げ入れ琉悪夏が殴打、止めに入ったジュリアも殴打しリングを下りた。
桜井のコメント
「5★STAR本戦出場、勝ち取りました! ギリギリで…昨日の夜、不安で寝られなかったんですけど、最後、琉悪夏強敵の相手に勝てたことは自分の中ですごい自信になりました。予選リーグ突破できなかった悔しい思いしている選手いっぱいいると思う。でも、私は本戦に出て、そのみんなの気持ちも背負って絶対にいい結果を残します」
――本戦に向けての意気込みは?
「そうですね。やっぱりシングルでふだん闘えない選手たくさんいるので、強い選手とシングルで闘って自分の経験値を上げていきたいです」
――(本戦で)誰とやってみたい?
「やっぱり気になるのは、中野たむ選手です。自分がコズエンを抜けてDDMに入ってまだシングルで闘ってないので、成長して、自分が前よりは強くなってると思うので、中野たむとシングルしたいです」
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
スターライト・キッド |
6分57秒 |
月山和香 |
スターライト・キッドと月山和香が一騎打ち。大江戸隊を引っ張るキッドと、COSMIC ANGELSで成長中もいまだ白星に恵まれない月山。セコンド介入も予想される闘いで、月山は突破口を見出すことができるのか?
月山が「お願いします」と握手を求めるが、キッドはコーナーから動かない。ゴングが打ち鳴らされ、グラウンドで首の取り合い。月山はネックロックに取るがキッドがコーナーに追い込む。月山がドロップキックも、すぐにキッドも打ち返してみせる。キッドは右ヒザをマットに叩きつけ、レッグロック。月山がカバーを返すとキッドの突進にクロスボディーをヒットさせる。月山が背後から飛び乗りパロ・スペシャルから丸め込み。月山が突進するとキッドが足をかけて619,その場飛びムーンサルトへ。月山が返すとキッドはフィッシャーマンの構え。月山がこらえ、ロープの反動を利して顔面を叩きつける。コーナーに上がると、月山はミサイルキック、極楽ドン。キッドがテキサスクローバーホールド狙い。しかし月山がステップオーバーを許さず。キッドは顔面を蹴飛ばし月山のエルボーを受けて立つとドロップキック連打。月山がオースイスープレックスもキッドが返すとレッグスクリューから変型のストレッチマフラー。月山がタップしキッドの勝利となった。
キッドのコメント
「おい、月山が前回のシングルからどれぐらい成長しただとか、そんなの私には関係ねえし、私は月山の相手なんかしてる暇はねえんだよ。今日のシングルマッチ特に意味もなんもないカードでしょ。だからさ、きょうは完全に私が白いベルト戦のために利用してやったという意味をつけた試合にしてやったよ。私は別に関節技とか特にこだわりはなかったんだけど、5★STAR GPも始まることだし、何よりも7・9立川、あんだけ体格差がある上谷なんだよ。今日のフィニッシュ。そうだな、黒虎脚殺(こっこきゃくさつ)とでも名づけようか。脚と殺すと書いて黒虎脚殺だ。それと自分の持ち技、うまく使い分けて二度と生き返らせないように不死鳥を完全に殺してやるよ。もう飛べなくなっちゃうな、かわいそうに。仮想第17代ワンダー・オブ・スターダムチャンピオン、闇に踊るスカイタイガー、スターライト・キッド。アーティストと2冠チャンピオン」
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負 | ||
<王者> |
15分00秒 |
<挑戦者> |
羽南 | 稲葉ともか |
※第8代王者の羽南が7度目の防衛に成功
昨年12・29両国で琉悪夏を破った羽南がフューチャー王座7度目の防衛戦。現在6度の防衛を果たしており、第2代王者・林下詩美と並ぶ最多防衛タイ記録でもあり、この試合でベルトを守れば最多記録更新となる。新記録を狙う羽南だが、今回初めて他団体の選手を迎え撃つことに。相手はかねてから挑戦を熱望していたJUST TAP OUTの稲葉ともか。現センダイガールズワールドジュニア王者でもあるだけに、羽南には試練の防衛戦となりそうだ。羽南が新記録樹立か、それとも稲葉が2冠王に輝くか?
単身乗り込んできた稲葉は、仙女ジュニア王座のベルトを巻いて登場。ゴングが打ち鳴らされても両者コーナーから動かず。ゆっくりと歩を進め、探り合いから羽南がグラウンドにもっていく。首の取り合いから羽南がヘッドロック。稲葉が腕を取ると羽南も取り返す。腕の取り合いから羽南が締め上げると、稲葉が左右でヘッドロック。羽南のヘッドシザーズを稲葉が抜け出し睨み合う。羽南がコーナーに振ろうとするが稲葉が切り返す。羽南はコーナーからボディーアタック。稲葉が返すと、羽南はレッグロック、ストンピング連打から逆片エビ固め。稲葉がエスケープすると、羽南がストンピング連打。稲葉が突進をかわし腹部にニー、前蹴りで吹っ飛ばす。稲葉は羽南の足をロープにかけて締め付けるとロープごと蹴り上げる。さらに左ヒザを踏みつけていくとローキック、左ヒザへエルボードロップ連打。稲葉が左脚を締め上げると羽南がなんとかエスケープ。稲葉の左脚への蹴りにどよめきが起こる。羽南はエプロンにエスケープ。稲葉が追うと場外に出て間合いを取る。羽南が戻ろうとしロープをくぐると左脚を蹴飛ばしドラゴンスクリュー。さらに稲葉はスタンディングヒールホールド。羽南が逃れワキ固めから腕十字。稲葉が体をのせてカバー。羽南が返すと稲葉がワキ固め、すぐに羽南が回転も稲葉は切り返してヒールホールド。羽南がエスケープすると、払い腰で叩きつけ「いくぞ!」と絶叫。羽南は稲葉を起こしてダブルリスト狙い。稲葉が切り返しヒールホールド。羽南が必死にエスケープし10分経過。羽南が「負けるか!」とエルボー乱打、稲葉が足を取るがエスケープされる。稲葉が前に投げようとすると羽南がこらえて「ともか!」と叫んで大外刈り。稲葉の蹴りをかわし後方に投げ捨てる。立ち上がった稲葉がハイキック。両者ダウン状態からヒザを着きエルボーを打ち合う。残り3分。立ち上がってもエルボーの打ち合い。稲葉のエルボーで場内がどよめく。稲葉の突進に羽南がニーアタック連打、フェイマサ―。稲葉が返すと、羽南が絶叫、相手を起こしてバックドロップ狙い。稲葉が切り返しヒールホールド。さらにグラウンドで締め上げるが羽南がロープに到達。稲葉が起こして前方に投げるとサッカーボールキック。しかし羽南の肩が上がり残り1分。稲葉が一撃必殺ともか蹴り。しかし羽南がかわしてみせる。稲葉が正拳突きから回転エビ固め。羽南が上になりカバーの応酬。稲葉がミドルキック、腹部を蹴り上げ、ミドルキック。しかし足を取り回転するところでタイムアップ。引き分けで羽南の防衛となった。
羽南「稲葉ともか、私が…ドローだけど、私が防衛しました! 次は決着つけましょう。ありがとうございました」
稲葉が拍手をして、退場。リングを降りた。
羽南「そして、そして次の防衛戦の相手…次の立川で闘うことが決まってる月山和香! どこだ?」
月山「ハイ! ハイ!」
羽南「次の立川、シングルマッチ、私とこのベルトをかけて闘いませんか?」
月山「私はまだ勝ったことがないけれど、羽南さんとそのフューチャーのベルトをかけて闘いたいです!」
羽南「そんなの関係ない! 月山はプロレスが好きなんだよね?」
月山「ハイ!」
羽南「私も大好きです! だから、このベルトにお互いの気持ちをぶつけあいましょう!」
月山「よろしくお願いします」
羽南のコメント
「最多防衛記録更新できました! よかった、ホントによかった。もういままでで一番危なかったです。メッチャ足痛いけど、足痛いけど、まだ稲葉ともかとの決着はついていません。もっともっと自分も力を磨いて、稲葉ともかに勝てる技ができてから挑戦じゃないけど、対戦したいと思います。そして月山和香、私はアナタとずっとフューチャーを懸けて闘いたかったです。すごく楽しみにしています。お互いの気持ちをこのベルトにぶつけ合いましょう」
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
清水ひかり |
10分28秒 |
レディ・C● |
○SAKI | 上谷沙弥 | |
ウナギ・サヤカ | AZM | |
白川未奈 | 林下詩美 |
COSMIC ANGELSとカラーズの連合軍が本格始動。まずはピンクカブキの白川未奈&ウナギ・サヤカにカラーズの師弟コンビSAKI&清水ひかりが合体。どんな化学反応を起こすのか興味深い。対するは林下詩美&上谷沙弥&AZM&レディ・C組のクイーンズクエスト。リーダー中野たむはなつぽいとの一騎打ちのため、この試合には加わらないが、まずは初戦での内容が期待される。両ユニットの合体は、吉と出るか、凶と出るか?
清水が先発に立候補し、AZMと向かい合う。AZMからバックを取り合い、蹴りのかわし合いから清水がクロスボディー。AZMがドロップキックも、両者のドロップキックが交錯する。コーナーへの振り合いからAZMが串刺しドロップキック。上谷が自軍コーナーに清水をとらえてストンピング連打、ボディースラム、鎌固め。コーナーに振られた清水は突進をかわしミドルキック連打。白川が上谷に串刺しボディーアタック、ラリアットをかいくぐりコルバタ式河津落とし。AZMが乱入するが白川がかわしてウナギと蹴りの競演。白川のカバーを上谷が返す。白川が投げようとするが、上谷がカウンターでドロップキック。上谷がエルボー連打、白川がカウンターのエルボー。上谷がニールキック。白川がバックブロー。SAKIが詩美の腹部にパンチ、詩美がサイドバスター。詩美がバックを取るがSAKIが切り返しウナギのアシストを得てビッグブーツ。エルボーの打ち合いからSAKIがブレーンバスター、詩美がカウンターでラリアット。詩美がジャーマンでSAKIをホールドもカットされる。AZMとレディが合体し上谷がボディーアタック。ウナギがレディとAZMにコードブレイカー。ギロチンをかわしてレディがウナギにビッグブーツ、SAKIにショルダータックル、ジャイアントスイング。しかしSAKIが返してみせる。レディはSAKIのリバーススプラッシュをかわす。詩美が抱え上げレディのネックブリーカーと合体。レディがSAKIにチョークスラム。しかし清水がカットする。レディがSAKIに突進も清水がトラースキック、SAKIとウナギがビッグブーツで競演。しかしAZMがダイビングフットスタンプでカットする。詩美と上谷が合体で白川を捕獲もSAKIがカット。ウナギがレディに大ふへん固め、白川のネックブリーカーと合体。SAKIがレディにランニングブレーンバスター。3カウントが入りSAKIがレディを破った。
SAKI「COSMIC ANGELS COLOR’S連合軍、勝ちました。私から一つ提案があります。5★STAR GP推薦枠、私がいただいてもいいですかー?」
ウナギ「いいよーー!」
SAKI「どうもありがとう! いいの?」
ウナギ「大丈夫です」
SAKI「やったー! それでは皆様ご一緒に、私たちも、アナタたちも、デリシャース、ウーンマ!」
白川組のコメント
白川「SAKIありがとう。呼び捨てにしちゃったけど、いいよね。ねえ、ひかり」
SAKI「いいよ、呼び捨てで」
清水「いいよ。ねえ、未奈」
ウナギ「SAKIの山」
SAKI「ありがとう」
ウナギ「SAKIの山、何に出るって」
SAKI「5★STAR GP。だっていいって言ったでしょ?」
ウナギ「うん、いいよ」
白川「ひかりもいいの?」
清水「うん、いいよ。今日勝ったもん」
ウナギ「良い子!」
白川「優しい!」
SAKI「そんなにみんな権利持ってるの?」
白川・ウナギ「持ってる持ってる!」
白川「ということはブロック一緒だったら、ボコボコに」
ウナギ「私は子分にしてやる」
SAKI「いいよ、子分にしてやるよ」
白川「楽しみな闘いが増えましたね」
ウナギ「頑張ってダンス覚えてきてて」
SAKI「ふえーん(苦笑)。もう!」
ウナギ「なぜか締めの言葉もちゃんとできて、まあ、いいんじゃないでしょうか」
白川「まあ、ちょっとダンスは練習生からやって」
ウナギ「やり直してもらって」
SAKI「それはウナちゃんがずっと間違えて呪いかけてたの」
ウナギ「そう、きょうお祈りしてたの(笑)」
SAKI「ずっと横で必死にね…」
清水「仲良くして」
白川「ホント仲良くして」
ウナギ「はい」
白川「じゃあまとめてください。……さっきやったじゃないですか」
SAKI「それでは皆さんご一緒に」
全員「私たちも、あなたたちも、デリシャース、ウーンマ!」
◆キャプテンフォール ユニット対抗4WAYバトル 30分 | ||
ひめか |
10分18秒 |
葉月 渡辺桃 |
舞華 | コグマ 🄫フキゲンです★● | |
🄫○ジュリア | 🄫岩谷麻優● 鹿島沙希 |
※もう一チームは🄫朱里&MIRAI&壮麗亜美
退場順
(1)○MIRAI(7分44秒、ラリアット→体固め)鹿島●
(2)○フキゲン(9分26秒、OTR)朱里●
キャプテンフォール式の6人タッグマッチで4ユニットが対抗戦。ゴッズアイ(朱里&MIRAI&壮麗亜美組)、大江戸隊(鹿島沙希&渡辺桃&フキゲンです★組)、ドンナ・デル・モンド(ジュリア&舞華&ひめか組)、STARS(岩谷麻優&葉月&コグマ組)が一度に激突する。アーティスト・オブ・スターダム王座を逃したゴッズアイ、そのベルトを守った大江戸隊の鹿島と桃、朱里と桃には赤いベルト前哨戦でもある。舞華&ひめかは前アーティスト王者でもあり、岩谷&葉月&コグマ組は2日前の名古屋におけるケージマッチで快勝を飾ったばかり。その試合後にはアーティスト王座の挑戦を表明。キッドからはこの試合に勝てば考えてもいいと言われており、キッドは不在なものの、アーティスト王座をめぐる駆け引きも展開されそうだ。
試合前、キャプテンが敗れた時点でチームが失格、キャプテン以外は2名の脱落でチームが失格し、オーバー・ザ・トップロープ、ノータッチルールが採用されることがアナウンスされる。キャプテンは大江戸隊がフキゲン、DDMはジュリア、STARSは岩谷、ゴッズアイは朱里。DDMは2人がリングを下りキャプテンのジュリアに託す。全チームがキャプテンの先発で試合がスタート。岩谷が誘い手を上げて手四つ、しかしフキゲンは届かず、手四つの山を機嫌悪そうにくぐっていく。手四つが低くなると輪に入り喫煙ポーズ。そのまわりを3選手がグルグル回りフキゲンに蹴りを入れる。コーナーに追い込むと朱里とジュリアがニー、3人で共闘しOTRを狙う。しかしフキゲンがかいくぐり朱里、ジュリア、岩谷にサミング。コグマがドロップキックでカットすると桃が攻撃も壮麗と舞華が共闘。しかし葉月がカット。コグマと葉月がDDMをロープに追い込み岩谷を加え顔面ウォッシュ。ゴッズアイが突進もリング下から大江戸隊が足を引く。場外戦では大江戸隊の刀羅ナツコも手を出していく。フキゲンがリングに戻りMIRAIに首4の字固め。次々と選手が入り数珠つなぎに。ひめかが逆エビ固め。ジュリアが先頭の葉月にチンロック、舞華が次々と踏みつける。桃が朱里にサッカーボールキック。朱里もやり返すが前方からの蹴りを桃がかわしローをぶつけ合う、もみ合う二人に葉月がスワンダイブ式ミサイルキック。ジュリアと葉月がエルボーの応酬。ジュリアの突進に葉月が二段蹴り。岩谷が大江戸隊、葉月がDDMにアームホイップ、岩谷と葉月が共演も壮麗とMIRAIがロープに振ると岩谷と葉月は場外トペ。朱里が鹿島にフロントネックチャンスリー、MIRAIが鹿島をマットに叩きつけるが2カウント。MIRAIは鹿島を担ぐが鹿島が起死回生狙い。MIRAIがこらえてぶん回し後方に叩きつける。MIRAIがラリアットで鹿島から3カウントをゲット。DDMがゴッズアイにバックドロップ。ジュリアが朱里にファルコンアロー。しかしゴッズアイがカットする。DDMが合体も朱里がかわして同士討ち。岩谷が朱里にミサイルキック、ムーンサルト狙いでコーナーへ。朱里が上がると反対側ではフキゲンがジュリアに串刺し攻撃を何度もカットされる。フキゲンが朱里を落としてゴッズアイを失格にさせる。フキゲンは岩谷も落とそうとする。岩谷がフキゲンをエプロンに出す。ひめかと舞華がボディーアタックもセコンドが落下を阻止。DDMが合体しジュリアが蹴飛ばすとフキゲンと岩谷が転落し失格、DDMの勝利となった。
ジュリア「おい、落ち着け。落ち着け、落ち着け。勝ったのはドンナ・デル・モンドなんだよ、バカヤロー。STARS? この試合に勝ったら、アーティストに挑戦するとか言ってたのに、なんかスミマセンねぇ。えっ、えっ? どういうこと? そういうこと? えっ、DDMが…? あの3人のアーティスト挑戦するってこと? 挑戦させてもらますか、アーティスト、チャンピオンの大江戸隊さん」
キッド「何回やんだよ、オマエ!」
ジュリア「本当だよな」
キッド「わけわかんねーけどさ、あれ、STARS? 有言実行ならずか、残念でした! バイバーイ。で、ドンナ・デル・モンド? ジュリア…、そんなに私たちのベルト、何回も挑戦したいなら…」
ジュリア「運も実力のうちってヤツですかね、これはね」
キッド「そんなのに私の持つこの水色のベルトが欲しいんだね」
ジュリア「たぶんね、そっちから寄ってきちゃってんだと思うけどねー」
キッド「まあ、ちょっとそれはよくわからないけど、まあ来る者、拒まず。うん、ジュリアの挑戦、私からしたら断る理由なんて1ミリもねぇからな。場所は、そうだな…立川の次のビッグマッチにでもしようか? 次は7月24日とか? 名古屋とか? そこらへん? まぁ、いつでもいいしね。まぁまぁ、いいよ。またお前らDDMをスパパパパーンと、ぶっ倒して二度とこのベルトに近づけないようにしてやるよ。アリーべデルチ、またな!」
ジュリア「アイツら『スパパパパーン』しか言わねーな。キッドもいつの間にか、エラくなっちまって、その減らず口、叩けないようにやってやるからよ。ということで、このマイベルト、ジュリアだったらちょっと取っちゃう姿しか浮かばないよね。ねぇ、お客さん。剥けば剥くほど新しい新鮮なものになる。というわけで、何度目の挑戦かわからないけど、ちょっとすげー新しいモノ3人で見せてやるよ、楽しみにしとけ。アリーべデルチ、またな!」
DDMのコメント
ジュリア「おとといアーティストの3WAYやったばかりなんだけど、今度は3対3対3対3の4WAY。なんかいろいろ展開がこうなってるうちに、気づいたら我々DDMがなんか勝ってしまってたというね、これも運も実力のうちというかね、アーティストのベルトの方から、ベルトの方から、DDMによってきちゃってんじゃないのかなと。大江戸隊、調子に乗っていられるのもいまのうち。7月24日名古屋で、この舞ひめとジュリアが、挑戦すればDDMの元にアーティストのベルトがやってくる、間違いないでしょう。オマエらスパパパパーンしか言ってないで、もうちょっとなにか新しいもの見せてよ。楽しみにしてるよ。アリベデルチ、またな」
◆シングルマッチ二番勝負 第二戦 30分1本勝負 | ||
なつぽい |
20分31秒 |
中野たむ |
6・26名古屋でのケージマッチで壮絶な闘いをやってのけた中野たむとなつぽいのシングル二番勝負第2ラウンド。金網戦では中野が先勝、なつぽいの勝ち越しはすでになくなったとはいえ、なつぽいは「超えるまで絶対にあきらめない」と宣言。中一日でダメージが消えないのは確実な状況下で、中野となつぽいはどんな闘いを見せるのか。試合後のリング上も注目される。
リングインした中野が先に入場のなつぽいにつかみかかる。両陣営のセコンドが分けて選手コール。ゴングと同時に両者突進、なつぽいが中野を場外に出してプランチャで飛ぶ。リング下でバックを取り合い、中野が滞空時間を取ってボディースラム。なつぽいもやり返し、ボディースラム。中野がもう一度ボディースラム。なつぽいがマットを剥がし、ボディースラムを狙う、中野も狙うがなつぽいが切り返す。中野はなつぽいの突進を止めてボディースラムで叩きつける。中野がなつぽいをリングに戻し、仁王立ち。なつぽいはエプロンサイドでダウン状態。中野がコーナーで引っ張り上げスリーパーで宙吊りに。外に落とすと、エプロンに上がったなつぽいの背後にニーアタック。中野はセカンドの金具に乗せてリバースチンロック、止めに入ったレフェリーを蹴散らす。中野はリング中央でスリーパー。胴締めに移行し、さらに締め上げる。なつぽいがエスケープすると、中野がサッカーボールキック連打。なつぽいがエルボー、中野が先を読んでニーアタックからカバー。なつぽいが返すと、中野はコーナーへ。なつぽいも上がり、コーナー上でエルボーを打ち合う。なつぽいがドロップキックで中野を場外に落とす。なつぽいはエプロンからフェアリアルギフトを投下。なつぽいが中野をリングに戻し、コーナーからフェアリアルギフト。しかし中野がかわして後方からニーアタック。中野はジャーマンを狙うが、なつぽいがフェアリーブリンク。しかし、中野が切り返してジャーマン。なつぽいが返すと、中野がバイオレットシューティング、コーナー際に寝かせ、フェアリアルギフトを敢行。10分経過。引き起こされたなつぽいがエルボー。中野も打ち返し、エルボーの打ち合い。なつぽいが崩れ落ちるが立ち上がって張り手。中野が崩れ落ち、立ち上がると張り手のお返し。なつぽいがもう一発張り手を打つと、張り手の応酬。なつぽいが乱打するが、中野の一発でダウン。中野はなつぽいを引き起こし、顔面を蹴飛ばしていく。なつぽいが下から中野の顔面を蹴り上げ張り手、エルボー、回し蹴り。コーナーに上がると、フェアリアルギフトを決める。「まだ!」と叫ぶと、さらにフェアリアルギフトを4連発。カバーしたなつぽいだが中野が返してみせる。15分経過。なつぽいがフェアリーストレインも2カウント。タイガーの構えを中野がこらえてロープへ。なつぽいが叫んで突進するが中野がエルボー、クロスアームジャーマン。しかしホールドできず両者ダウン。レフェリーがリングドクターをリングサイドに待機させる。髪をつかみ合い立ち上がるとエルボー、張り手が連続で交錯、中野がスピンキック、タイガー、なつぽいがジャーマン、タイガー。なつぽいはブレーンバスターの要領で持ち上げるが崩れてしまう。もう一度持ち上げようとするが中野が切り返す。なつぽいが持ち上げるが再び崩れる。なつぽいがカバーするがロープ際。なつぽいは前方に叩きつけるが2カウント。20分経過、コーナー際に寝かせるとニードロップ気味のフェアリアルギフト、フェアリーストレイン。3カウントが入り、なつぽいがフォール勝ちをおさめた。
なつぽい「勝ったぁ…、勝ったぁぁぁ…。(仰向けになったままの中野を見ながら)たむちゃん、眉毛ないよ? たむちゃんってやっぱり凄いね」
中野「えっ?」
なつぽい「たむちゃんって、やっぱり凄いね」
中野「気持ちワルッ。ねぇ、なっちゃん。たむはさ、引退なんか絶対しないし、なっちゃんのことも絶対、引退なんかさせないから」
握手を求める中野。なつぽいは悩んだ末に張り返す。
なつぽい「私は今日1回勝ったくらいで、たむちゃんを越えたなんて思ってないよ。これで、今日で1勝1敗。次は7・9立川、ユニット対抗戦で最終決着しよ。今度は私がたむちゃんに引導わたしてやるよ」
中野「そっちがその気なら、COSMIC ANGELSは、この手で徹底的にアンタを叩きのめしてやるから、覚悟しとけ…」
中野が退場すると、ジュリアが入ってなつぽいをハグ。ほかのメンバーもリング内へ。
なつぽい「今日は平日の暑いなか、8試合? 見に来てくださったみなさん、本当にありがとうございました! またみんなで新たな道に突き進めるように私も頑張る! まいちゃん、舞華ちん、ひめか、ジュリアちゃん、テクラ、なつぽいこと、なつぽい。世界にはじける女たち、ドンナ・デル・モンド、ばいぽーい!」
なつぽいのコメント
「やっと勝てました(涙)。私のプロレスラー人生、中野たむに出会えてよかった。でも、こんな最高なストーリー、終わらせるつもりないから。7・9、ユニットととしてもたむちゃんに勝ちます。引導、渡してやるよ(笑顔)。なつぽい、次のステージへ突っ走ります。ありがとうございました」
中野のコメント
「たむはなっちゃんのことをホントになんでもわかってると思ってた。性格悪いとこ、口悪いの、不器用なとこ、八方美人なとこ。でも今日、こんな強いなっちゃんをたむは知らなかった。みんなね、本当の自分の強さに気づいてないと思うんです。その強さのリミッターを解除するのは人それぞれで、それがたむにとってはジュリアだったし、なっちゃんにとっては、そのリミッターを解除するのはたむしかいないと思ってました。なっちゃんはたむじゃなきゃダメでしょ。まあ今日はこれで1勝1敗。次、7・9立川で完全決着。もうこれで本当に終わりにしよう」