2022/07/25 試合結果

2022年7月24日 『STARDOM MidSummer Champions 2022 in NAGOYA』

『STARDOM MidSummer Champions 2022 in NAGOYA』
7月24日(日)名古屋国際会議場(観衆1064人=満員)

試合結果

◆タッグマッチ 10分1本勝負
羽南

10分00秒
時間切れ引き分け

網倉理奈
飯田沙耶 桜井まい

◆タッグマッチ 15分1本勝負
向後桃 

4分48秒
ドドンパ

フキゲンです★
○岩谷麻優 琉悪夏●

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
<王者>

8分4秒
反抗期クラッチ

<挑戦者>
AZM 吏南

※第22代王者のAZMが6度目の防衛に成功

◆キャプテンフォール 3WAYマッチ 30分1本勝負
○鈴季すず

11分42秒
グラン・マエストロ・デ・テキーラ

清水ひかり
柊くるみ ウナギ・サヤカ
🄫世羅りさ 🄫白川未奈●

※もう一組は🄫レディ・C&妃南&天咲光由

(1)○くるみ(3分55秒、ラリアット→片エビ固め)レディ●

(2)○世羅(7分0秒、羅紗鋏→片エビ固め)ウナギ●

(3)○白川&清水(8分31秒、OTR)くるみ●

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

12分56秒
起死回生

<挑戦者組>
渡辺桃 ひめか
スターライト・キッド 舞華
○鹿島沙希 ジュリア●

※第27代王者組の鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃が2度目の防衛に成功

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

18分54秒
葉・月ストラル

<挑戦者組>
○葉月 壮麗亜美●
コグマ MIRAI

※第24代王者組の葉月&コグマが4度目の防衛に成功

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

13分22秒
フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 SAKI

※第16代王者の上谷沙弥が8度目の防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

22分18秒
朱世界→片エビ固め

<挑戦者>
朱里 中野たむ

※第14代王者の朱里が7度目の防衛に成功

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 10分1本勝負
羽南

10分00秒
時間切れ引き分け

網倉理奈
飯田沙耶 桜井まい

 当初は飯田沙耶と鈴季すずのシングルマッチが組まれていたが、欠場者が出たことによりカードが変更。飯田&羽南のSTARSと、桜井まい&網倉理奈組がタッグで対戦することになった。桜井はドンナ・デル・モンドで網倉はカラーズ。ともにアクトレスガールズ出身で、再会のタッグ結成となる。

 飯田と網倉が先発し、探り合いから手四つの構えで力比べ。ショルダータックルをぶつけ合い網倉が打ち勝つとワープレス。飯田と羽南が合体し、ボディープレス。網倉が返すと羽南のドロップキック連打を受けて立ちショルダータックル。羽南がボディーアタックも網倉が返す。羽南はダブルリストの体勢も網倉がこらえてカナディアンバックブリーカーで締め上げコーナーに乗せる。桜井が串刺しエルボーで援護し網倉が串刺しボディーアタック、セントーン。桜井が羽南にビッグブーツからドロップキック。羽南が腕十字にいくと飯田が網倉のカットを阻止。羽南が桜井を持ち上げて飯田がドロップキック。桜井が返すと、飯田にドラゴンスリーパー。飯田が桜井に逆水平の連打。桜井がロープに振るが飯田がジャンピングチョップ。桜井の突進を羽南がカットし、飯田がバックエルボー。羽南がフェイマサ―を決め飯田がエルボードロップ。しかし網倉のカットが間に合う。飯田は桜井を持ち上げようとするが網倉がカットし桜井がドロップキック。網倉が桜井を背負ってワープレス。桜井が飯田の顔面に蹴りを連打。飯田と桜井がエルボーを打ち合う。飯田の突進に桜井が顔面蹴り、ビッグブーツ。網倉がショルダータックルを浴びせ桜井がミサイルキックも同士討ち。桜井が羽南と飯田をまとめてDDT。飯田が返すと桜井はブレーンバスターの構え。しかしここで時間切れを告げるゴングが打ち鳴らされた。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
向後桃 

4分48秒
ドドンパ

フキゲンです★
○岩谷麻優 琉悪夏●

 STARSの岩谷麻優&向後桃と大江戸隊の琉悪夏&フキゲンです★組がタッグ対決。敗れはしたもののハイスピード王座に挑戦し、決定から試合にかけて飛躍を見せた向後。スターダムのアイコン岩谷と組んで大江戸隊を突破できるかが焦点となりそうだ。

 向後が「昨日のゴキゲンさんはどこだ? ゴキゲンさんを出せ! 戻りませんか、STARSへ」と呼びかける。しかしフキゲンが拒否して試合開始、喫煙ポーズをとってみせる。向後がクレームをつけるとフキゲンはスポーツ紙で殴打していく。フキゲンは向後の鼻をつまんで攻撃。コーナーに振ると串刺し攻撃を試みるが向後がかわしてボディーアタック。岩谷がフキゲンにドロップキック。フキゲンが岩谷の注意をそらし目突きを入れるとブレーンバスターを予告。岩谷もかけようとするがレフェリーを巻き込みフキゲンがブレーンバスター。琉悪夏がセントーンからフィッシャーマン狙い。岩谷がかわしてドロップキック。大江戸隊が岩谷に串刺し攻撃、琉悪夏がコンプリートショット。岩谷が返すと、琉悪夏は滞空時間を取ってフィッシャーマンで叩きつける。向後がカットすると岩谷と619で競演。岩谷が向後を背負ってボディープレス。向後がフキゲンにミサイルキック、岩谷と向後がトラースキックの競演、岩谷がドドンパを決めると琉悪夏が返せず、3カウントが入った。

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
<王者>

8分4秒
反抗期クラッチ

<挑戦者>
AZM 吏南

※第22代王者のAZMが6度目の防衛に成功

 7・9立川でAZMが向後桃を破りハイスピード王座5度目の防衛に成功すると、吏南が挑戦を表明。バックステージでも王者を襲撃し大胆なアピールをやってのけた。これによりAZMが受諾し吏南のハイスピード初挑戦が決定。向後に続き初挑戦の相手を迎え撃つAZM。他団体の駿河メイも含め、ハイスピード戦線の人員を増やす作業に入ったと思われる。が、ベルトを落としてしまっては本末転倒。吏南のポテンシャルを引き出した上での防衛が求められるが、もちろん吏南も一発奪取の快挙を狙っている。大江戸隊だけに、昨今のハイスピード戦にはなかったような闘い方を仕掛けてくる可能性がある。そうなれば、王者には厄介な闘いになるかもしれない。

 AZMが手を差し出すが吏南はコーナーから動かず。試合がスタートするとAZMが吏南を走らせず。ともに髪をつかみ合う。AZMのドロップキックを吏南がかわす。AZMがスクッと立ち上がると吏南が蹴りをぶちこむ。ロープワークから吏南が腕を取る。ロープワークからAZMがアームホイップも吏南が受けずに腕を取る、AZMがエスケープすると、吏南は気合を入れて突進しビッグブーツ。AZMが場外に転落すると、吏南も追いかけ場外ボディースラム。吏南はAZMをリングに入れようとするがAZMがスライディングのコルバタ。AZMが吏南をリングに戻してコーナーからダイビングフットスタンプ。かわした吏南が丸め込み。AZMが返すと吏南がイスを投げしてキャッチしたAZMに蹴りを入れる。吏南はダイビングフットスタンプもAZMが返す。吏南は再びコーナーに上がりダイビングダブルニードロップ。AZMがかわすが吏南はリバースブレーンバスター。AZMが返すと吏南はフィニッシュを予告してピンクデビルの構え。AZMが切り返しドロップキック。蹴りのかわし合いからAZMがハイキック。AZMはフィニッシュを予告してコーナーへ、吏南が追いつき、コーナー上でエルボー連打。AZMが下から蹴り上げ宙吊りにするとマリンスパイク狙い。吏南がかわしてコーナーに上がるがAZMが雪崩式アームホイップ。両者突進し吏南がジャックナイフ、AZMが切り返し丸め込みの応酬。AZMが腕を取り丸め込むが2カウント。AZMが突進し飛びつくが吏南が切りかわしグラウンドで卍固め。AZMが上になるが吏南が返す。AZMが吏南を起こすがブレーンバスターで投げられる。吏南はピンクデビルの構えもAZMが背後から飛びつき押さえ込む。3カウントが入り、AZMが防衛となった。試合後、吏南がつかみかかるも、あとの祭りだった。

 

AZMのコメント

「声がガサガサだけど6回目、防衛しました。声大丈夫か、これ? まあまあまあまあ、反抗期の吏南ちゃんには、昔から私が、昔からというか、私がキッズファイターのいわば反抗期のときから使っていた丸め込み、そう、反抗期クラッチで取ってあげましたよ。そう、真の反抗期はこういうことなんだよ、わかったか、反抗期、おい! 悔しかったらな、AZMみたいにもっとしっかり勉強しろ。ってか、もうこの声じゃしゃべれねえ。次、挑戦させたい人、してほしい人いるけど、いったんタンマ。声なおしてくる」

◆キャプテンフォール 3WAYマッチ 30分1本勝負
○鈴季すず

11分42秒
グラン・マエストロ・デ・テキーラ

清水ひかり
柊くるみ ウナギ・サヤカ
🄫世羅りさ 🄫白川未奈●

※もう一組は🄫レディ・C&妃南&天咲光由

(1)○くるみ(3分55秒、ラリアット→片エビ固め)レディ●

(2)○世羅(7分0秒、羅紗鋏→片エビ固め)ウナギ●

(3)○白川&清水(8分31秒、OTR)くるみ●

 カラーズの清水ひかりが急きょ参戦。COSMIC ANGELSのピンクカブキ白川未奈&ウナギ・サヤカとの連合軍で登場。クイーンズクエストは林下詩美の欠場により、レディ・C&天咲光由に妃南が加わった。また、プロミネンスは夏実もちに代わって鈴季すずがこのカードに入り、世羅りさ&柊くるみとトリオ結成。キャプテンフォール方式による3WAYでの6人タッグマッチとなる。

 白川、レディ、世羅が各チームのキャプテン。キャプテン同士が先発し手四つで力比べ、世羅が2人に打撃を入れるが白川が2人を巻き込んでグラビアポーズを作る。コズエンが合体し白川と清水がドロップキックの挟み撃ちをレディに仕掛ける。ウナギがQQをコーナーに追い込み串刺し攻撃。レディがウナギにカウンターのビッグブーツ、QQで合体攻撃を仕掛ける。QQはプロミネンスもコーナーに追い込みコズエンとまとめて串刺し攻撃を決めていく。QQがくるみを捕獲し天咲がドロップキックでQQの河津落とし。レディはくるみにチョークスラム狙い。くるみが切り返すと天咲と妃南がカット。くるみはダブルのラリアット、レディにサイドスラム。さらにラリアットを決めるとレディがフォールされQQが失格に。プロミネンスがコズエンにブレーンバスター。プロミネンスはウナギに串刺し攻撃。くるみがフットスタンプ、世羅がダブルニー、くるみがサマーソルトドロップ。世羅がウナギを担ぐとすずが合体、ウナギがかわしてコズエンがドロップキック。ウナギが世羅にギロチンドロップ。エルボーを打ち合い、ウナギがカウンターでビッグブーツ。大ふへん固め狙いは世羅がこらえる。ウナギは城門突破を狙うが世羅が切り返して 羅紗鋏で叩きつける。ピンフォールされたウナギが退場。くるみが白川をコーナーに追い込むがかわされエプロンへ。プロミネンスが白川にOTR狙い。清水がカットするがくるみはエプロンで白川も持ち上げる。清水と白川の蹴りでくるみが転落し失格に。白川がすずにリバースDDT。すずが投げっぱなしジャーマン。世羅と合体しコーナーからダイブする。すずがカバーも清水がカット。清水のハイキックをすずがかわしジャーマン狙い、清水がカウンターのキックから白川が延髄斬り。しかし世羅がダイビングダブルニーでカバーを阻止。世羅がコーナーに上がると清水がカットしエプロンに送り出しエルボー乱打。清水のハイキックから白川とダッシュも、清水が足をリング下から引かれ、すずが白川を丸め込むと3カウントが入った。

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

12分56秒
起死回生

<挑戦者組>
渡辺桃 ひめか
スターライト・キッド 舞華
○鹿島沙希 ジュリア●

※第27代王者組の鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃が2度目の防衛に成功

 鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃組の大江戸隊がアーティスト・オブ・スターダム王座2度目の防衛戦。挑戦者のドンナ・デル・モンドは6・26名古屋における3WAY戦で挑戦も敗れており、今回はジュリア&舞華&桜井まい組に代わり、ジュリア&舞華&ひめかの最強トリオでベルト奪取を狙う。大江戸隊が返り討ちか、それともDDMがアーティスト王座を奪取し、なつぽい離脱のショックを払拭するか?

 キッドとジュリアが先発に名乗り。キッドがエルボーをぶち込みジュリアがやり返す。エルボーの打ち合いから髪をつかみ合いジュリアが打撃をカットも、キッドが脳天にチョップ。キッドが連打し突進するとジュリアがドロップキック、串刺しエルボー。ひめかがキッドにボディースラムから逆エビ固め。ひめかが突進すると鹿島がカットし大江戸隊がひめかを攻撃。キッドがその場飛びムーンサルトプレス。フィッシャーマンを狙うとひめかがこらえて串刺しボディーアタック、ショルダータックル。キッドがコルバタを放ちフィッシャーマンで叩きつける。桃がひめかにミドルキック連打、串刺しドロップキックを連打と見せかけミドルキック。ひめかが返すと、桃にバックフリップ。舞華が桃にショルダータックル連打。舞華はハイキックをキャッチし後方に投げ捨てる。桃はカウンターでドロップキックを見舞いブレーンバスターの構え。舞華が切り返すが桃が裏投げ。舞華が返すと、桃がハイキック。舞華が迎撃しローリングラリアット。桃は舞華にハイキックで両者ダウンに。ジュリアが鹿島の腕を取って担ぎ上げるが丸め込まれる。ジュリアが返すと鹿島が突進をかわし大江戸隊が乱入、合体のフェースクラッシャー。鹿島はダブルアーム式フェースバスターもカットされる。鹿島がジュリアのバックを取る。ジュリアが切り返すとひめかと舞華が合体し、ジュリアがネックブリーカー気味に叩きつける。ジュリアは鹿島にミサイルキック。しかし大江戸隊のカットが成功。ジュリアは鹿島にファルコンアロー。返した鹿島が起死回生狙い。ジュリアが切り返し腕をロック。大江戸隊がカットしようとするとDDMが阻止。鹿島がエスケープすると、DDMがトリオで鹿島をマットに叩きつける。ジュリアが鹿島を引き起こしグロリアス狙い。鹿島が起死回生で丸め込むがギリギリでカットされる。ジュリアが鹿島を引き起こそうとするが、グロッギー状態。ジュリアが引き起こすとニー。鹿島がかわして昇竜拳をぶち込む。鹿島の突進をジュリアが雁之助クラッチも場外からレフェリーが足を引かれる。大江戸隊がジュリアを攻撃。キッドと桃が合体するが舞華とひめかがカットする。舞華とひめかがサンドイッチラリアットもジュリアに誤爆し鹿島が起死回生。3カウントが入り、鹿島がジュリアを破った。

 

鹿島組のコメント

桃「お疲れ。今日も最後」

キッド「やってくれました」

鹿島「2人がいなかったら取られてたよ、完全に」

キッド「いやいやいや。DDMは2回連続で挑戦してきてさ、起死回生しかないの、ほかの新しいもの見せてこいよと言ったあのジュリアが、あれ?」

鹿島「起死回生しかないんじゃなくて、起死回生があるんだよ、こっちには!」

キッド「そうなんだよね。雁之助クラッチ、残念だったね」

桃「バカだよ、バカ」

鹿島「レフェリー、バカだったな」

桃「全員バカ」

キッド「今週号の週刊プロレスのチャンピオントーク、沙希が出てるんだけど、そこを読んでもらえばわかると思うけど、うちらはやりたい相手というか。うちら3人生え抜き同士だし、生え抜き同士の防衛戦をやりたいなと私は思ってる。だからまだまだこのベルトは落とせないし、次は誰が挑戦してくるのかわからんけど、スパパパパーンに勝てるヤツらいないんじゃない? まあ、うちらもいつかはスリーちょちょって。私たち3人ともありますから!」

 

ジュリア組のコメント

ジュリア「アーティスト、あれ、なんか気づいたら終わってましたけど、まあいいでしょう。もうこれでアーティストは一旦終わり。私たちは5★STARに向けて集中したいので、やっと解放されたというかね。終わったね。よかった、よかった。よかったって、全然よくないんだけど、あのチャンピオンだから。なんか闘った気もしないし。まあ大江戸隊が持ってるうちはとりあえずもういいかなって感じ」

舞華「あんなチャンピオンならいらねーよな」

ジュリア「以上」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

18分54秒
葉・月ストラル

<挑戦者組>
○葉月 壮麗亜美●
コグマ MIRAI

※第24代王者組の葉月&コグマが4度目の防衛に成功

 7・2大阪で引き分けた葉月&コグマ組とMIRAI&壮麗亜美組が再戦するゴッデス・オブ・スターダム王座戦。同タイトルマッチが連続して同一カードになるのは極めて異例。両軍とも今回こそ決着をつけるべくリングに上がってくるだろう。葉月&コグマには長期政権を築くためにも避けては通れない相手であり、MIRAI&壮麗はスターダム初戴冠でゴッズアイにタッグのベルトをもたらしたい。はたして、どちらの気持ちが上回るか?

 コグマとMIRAIが先発。MIRAIがいきなりドロップキックを見舞い控えの葉月をリング下に落とす。MIRAIと壮麗がチョップの連打でコグマを倒す。MIRAIはコグマにボディースラムからカバー。壮麗がコグマをコーナーに宙づりにして串刺しボディーアタック。コグマが返すと、壮麗はエプロンの葉月を落としてからコグマを自軍コーナーに連行する。MIRAIがコグマにボディースラム。コグマが返すとMIRAIはサソリ固め。葉月がカットしようとするが壮麗が阻止。しかし葉月のカットが間に合う。MIRAIが突進するとコグマがかわしてサイドからドロップキック。壮麗がコグマにタッチをさせず、ボディースラム、逆エビ固め。壮麗の突進にコグマがドロップキック、RKO。タッチを受けた葉月が壮麗にドロップキック。壮麗がすぐにショルダータックル。葉月はMIRAIと壮麗にまとめてドロップキック、壮麗に顔面ウォッシュを浴びせる。さらに両足を取りエプロンにぶち当てる。コグマが壮麗の背中にフットスタンプ。壮麗が返すと、コグマが背後から飛び乗る。しかし壮麗が払いのけてコグマにストンピング連打。ダッシュするとコグマと葉月がカットし両サイドからドロップキック。コグマは壮麗を捕まえてキャメルクラッチ、コーナーに追い込むと串刺しボディーアタック、壮麗がキャッチしコーナーに叩きつけると串刺しボディーアタック。コグマが丸め込むが壮麗が返す。コグマの突進に壮麗がニー、ショルダータックル。MIRAIが「魂込めていくぞ!」と叫んでミサイルキック、コグマをレイネーラにとらえ締め上げる。コーナー際に寝かせると旋回式リバーススプラッシュ。コグマがDDT、葉月がスワンダイブ式ミサイルキック、コードブレイカー。MIRAIが返すと、葉月はクロスフェース。しかしMIRAIがエスケープに成功。葉月がエルボーを放ち、「こいMIRAI!」と挑発、「負けてたまるか!」とMIRAIもやり返しエルボーの打ち合い。10分経過。MIRAIが連打し突進すると葉月が葉・月ストラル。壮麗がカットしMIRAIがラリアット。MIRAIは後方に葉月を叩きつけるが2カウント。壮麗が葉月にショルダータックル、串刺しラリアットを連打。抱え上げると後方に叩きつけるが葉月が返す。葉月はクロスフェースに壮麗をとらえる。しかしMIRAIがカットに入る。MIRAIと壮麗が葉月をロープへ。葉月がエプロンに出てロープ越しにまとめてDDT。そこへ葉月が下からドロップキック。コグマがプランチャ葉月がトペスイシーダで同時にダイブ。葉月が壮麗をコーナーに上げてカナディアンで担ぐとコグマがネックブリーカー。15分経過。葉月はダイビングセントーン投下、前方に叩きつけるがカットされる。葉月は壮麗にブレーンバスター狙い。壮麗がこらえると葉月が二段蹴り。MIRAIがリング下から足を引き壮麗がカミカゼ。MIRAIと壮麗が合体のエルボードロップ。壮麗は葉月に前方回転ラリアット。押さえ込むがギリギリで葉月が返す。壮麗がもう一発ラリアットを放ち葉月を引き起こすと至近距離からラリアット3連打。葉月を引き起こすと、前方に叩きつける。しかしコグマがカット成功。MIRAIがコグマにラリアット、壮麗とMIRAIが葉月の上にコグマを叩きつける。MIRAIと壮麗が至近距離からダブルのラリアット。壮麗は葉月を引き起こすが葉・月ストラルで丸め込まれる。これで3カウントが入り、葉月が壮麗をフォールした。

葉月「4度目の防衛に成功しましたー! MIRAI、壮麗、2度もこのベルトに挑戦してくれてありがとう。アナタたちと2度も闘えて、このベルトの価値はさらに上がりました。ありがとうございました! またいつでも挑戦してきてください。待ってます。そして、次のゴッデスの挑戦者はー、誰? いない?いない?いない?、いないのであれば、私から逆指名してもいいですか? 逆指名したい相手わかるよね、コグマ。いま、革命をおこすとか、ふざけたことを言ってる、中野たむとなつぽい! そう、たむぽい。私たちはあの2人と防衛戦がしたいです。お客さん、いいですよね? たむぽいはわざわざ聞かなくてもわかるでしょ。アイツらはやりたいと思う。私たちはこれからもゴッデスのベルトどんどん防衛して、最多防衛記録、塗り変えていくのでお楽しみに!」

 

葉月&コグマのコメント

葉月「4度目の防衛に無事、Ⅴ4成功。ただ、アミライ、タッグとしての急成長すごかったね。前回よりも、しんどかった」

コグマ「いやでも、葉月の」

葉月「葉・月ストラルは」

コグマ「あの魔法は解けないよ。いけると信じてた」

葉月「ありがとう。次は逆指名して、たむぽい。革命?」

コグマ「革命ってなに? 革命ってなんだろう?」

葉月「革命ってどういう意味なんだろうね。いい年齢して革命とか言って。革命は起こさせません」

コグマ「もっと具体的な例を出してほしい」

葉月「そうだね。まあ刺激のある相手だと思ったので、私たちは逆指名しました。2人との対戦が楽しみだね」

コグマ「昨日、私はたむ、たむちゃんとお友達になったけど、昨日のお友だちは今日の敵」

葉月「そうだね」

コグマ「Ⅴ4。まだまだ折り返しになるから、次は」

葉月「そうだね」

コグマ「まだまだやっていこう」

葉月「やってく。私たちがタッグの価値、もっともっともっと上に上げていきます」

 

MIRAI&壮麗組のコメント

MIRAI「いやあ、悔しい。悔しいね。最後、助けに行けなくてごめん」

壮麗「一度は防いだ葉・月ストラル…」

MIRAI「悔しいけど今日は、葉月、コグマ、FWCが強かった。また、チャンスをつかんでいきたいと思います。そして、個人的なことを言うと、いままでいろんなベルト挑戦してきましたけど、ひとつも届かない。あとがないシンデレラのMIRAIですけど、ここから立ち上がって突き進んでいきたいと思います。シンデレラのMIRAIは勇気の夏で突き進みます」

壮麗「今回、負けたので、なにもいうことはありません。FWCは次の中野たむ、なつぽいを見てるみたいですけども、また必ず、MIRAIと挑戦したいと思うので、そのときまでしっかり腰にベルト巻いてて待っててください」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

13分22秒
フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 SAKI

※第16代王者の上谷沙弥が8度目の防衛に成功

 昨年末にワンダー・オブ・スターダム王座を奪取した上谷沙弥が8度目の防衛戦にして初めて他団体選手を迎え撃つ。挑戦者は7・9立川での試合後にアピールしてきたカラーズのSAKI。もちろん、上谷には未知の領域である。COSMIC ANGELSとの連合軍を結成したSAKIは今年がデビュー10年目であり、アクトレスガールズ退団後はユニットを率いさまざまな団体で活躍、スターダムでも5★STAR GPにエントリーされた。SAKIが白いベルトの王者として5★STAR GPに乗り込めばこれ以上ないアピールにもなり、一気に優勝候補に名を連ねるだろう。となれば、ある意味で上谷にとって大きな試練。シングルリーグ戦にも影響を及ぼすであろう大一番だ。

 SAKIの方から手を差し出すが上谷は動かず。ゴングが打ち鳴らされ、ロックアップ。SAKIがロープに追い込み慎重にブレイク。すぐに上谷がロープワークに持っていきドロップキックで相手を場外に送り出す。上谷がスワンダイブを狙うがSAKIがブレーンバスターの構えでリング下に落とす。SAKIが「いくぞ!」と絶叫しリングにカムバックしサソリ固めの体勢から腕を取って変型カンパーナ。これを外すと顔面を蹴飛ばしていく。SAKIはあらためてサソリ固め。上谷がエスケープすると、SAKIはボディープレス。上谷が返すと、コーナーに振られてバック宙からフランケン。場外のSAKIに上谷がスワンダイブ式プランチャ。上谷は相手をリングに戻し、コーナーに上がるとミサイルキック。SAKIが返すと、上谷がフィッシャーマンの構え。SAKIが切り返すと上谷が突進。SAKIがかわしてコーナーに乗せると串刺しニーアタック、リバーススプラッシュ。ブレーンバスターを上谷が着地する。悶絶するSAKIがコーナー上の上谷に襲いかかる。SAKIは雪崩式ブレーンバスター。上谷が二段蹴り、SAKIはロープの反動を利用しブレーンバスター、背後からビッグブーツ、ケンタッキーボム。上谷をコーナー際に設置すると、コーナーへ。上谷が追いつき下からドロップキック、雪崩式フランケン。しかし2カウントどまり。上谷はコーナーに上がるがSAKIがカットしマットに叩きつけるとビッグブーツ。上谷が返すと、SAKIは笑みを浮かべて後方に投げる。上谷が切り返してニールキック。SAKIが突進をとらえて叩きつけると丸め込みの応酬。10分経過。SAKIがカワイルドバスター、カワイルドニードロップ。しかし上谷がかわして顔面へ二段蹴り。両者ダウン。8カウントで立ち上がり、エルボーの打ち合い。SAKIが連打から担ぎ上げるが上谷が切り返しハイキック、SAKIがビッグブーツ。ブレーンバスターを切り返した上谷が滞空時間を取って叩きつけるが2カウント。上谷はSAKIをコーナー際に設置しフェニックススプラッシュ、3カウントが入り、上谷の防衛となった。

上谷「8度目の防衛、成功しましたー! この記録は愛川ゆず季さん、KAIRIさんに並ぶ記録になります。そして、さらなる目標としてQQを裏切った渡辺桃の記録13回を越える最多防衛記録を樹立したいと思います! そしてSAKIさん、女子プロレス界でもまれてきたSAKIさんの歴史。とっても刺激的でした。さらにさらに、広い世界を見てみたいなと心から強く思いました。でも、キャリアはプロレスには関係ありません。私がプロレス界の中心です。誰がなんと言おうと、私がスターダムだー!」

 

 

SAKIのコメント

「認めるけど認めないです。私が挑戦するって言ってなんで誰も止めないの? 初対戦の私が挑戦するって言っていいの? それで認めてんの? それがナンバーワンの団体なの? うん、月末から5★STAR決まってるけど、これがいまの女子プロレスで、これがスターダムだったら、また決勝で会うんじゃないかな。楽しみにしてます」

 

上谷のコメント

「ワンダー・オブ・スターダム8度目の防衛に成功しました。この記録は愛川ゆず季さん、KAIRIさんと並ぶ記録であり、そして私はさらに上を目指して、QQを裏切った渡辺桃の新記録13回を超える防衛回数を樹立させていきたいと思っています。SAKIさんはプロレス10年やってて、いろんな人たちに揉まれてきて、そのSAKIさんの歴史というものを体感して、SAKIさんの刺激をとても受けました。さらにさらに広い世界をもっと今後見ていきたいなと思いました。そして来週、七海里戦が控えています。さらにその先にもうまた野望が私にはあるので、まずはその七海里戦、ぶっ倒して、レディと力を合わせて頑張っていきたいと思っています」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

22分18秒
朱世界→片エビ固め

<挑戦者>
朱里 中野たむ

※第14代王者の朱里が7度目の防衛に成功

 朱里と中野たむがワールド・オブ・スターダム王座を懸けて一騎打ち。朱里は昨年の5★STAR GPを制覇し、年末の両国で悲願の赤いベルト奪取、以来6度の防衛に成功中だ。一方の中野は赤いベルト戦線に名乗りを挙げるも欠場となり、3・2627両国で挑戦する権利を闘わずして失ってしまった。それだけに、今回はリベンジのチャンスであり、8・21ドルフィンズアリーナでは王者としてのメイン出場を狙っている。もちろん、朱里はその目論見を阻止して防衛を継続するつもりでいる。また、両者とも5★STAR GPでは同じブロックに入っており、公式戦を睨んでの闘いともなる。

 探り合いからグラウンドの攻防。朱里が腕十字にいこうとするがロープ際でブレイク。ロックアップから中野がヘッドロック、朱里が切り返しヘッドロックへ。中野が振ろうとするが朱里はグラウンドへ。しかし中野がバックドロップ、エプロンに出てニーアタック、鉄柱際に乗せてスリーパーで締め上げる。朱里は中野を場外に投げ捨てると場外へニーアタック。リングに戻すと、反対の花道に送り出す。朱里は中野をステージに連行。担ぎ上げられた中野が切り返してニーアタック。中野はステージ上からのダイブを敢行。17カウントで両者生還。中野がニーアタックで朱里をエプロンに送り出す。エプロンで蹴飛ばし合い、中野が顔面蹴りを連打。朱里もやり返し顔面を蹴りまくるリングに戻り、ミドルキックの連打。中野が受けて立ち、組み付くとヘッドシザーズ。朱里が立ち上がりコーナーに叩きつけると、中野が呼び込むようにしてドラゴンスリーパー。朱里が切り返し、張り手から腕をロックし雪崩式で叩きつける。10分経過。朱里がスタンディングギロチン、腕十字から腕固め。髪をつかみ合い中野がヘッドバット、朱里がニーから山折り。中野が返すと、抱え上げられるも丸め込み。返した朱里が顔面を蹴り上げ、中野がダウン。9カウントで中野が立ち上がり朱里へパンチ。朱里がダウンし、中野が引き起こす。中野が変型ヘッドシザーズを決めると朱里の動きが止まる。中野は朱里のバックを取りタイガースープレックス。朱里が返すと、15分経過。中野がスピンキックからニーで顔面を蹴り上げバイオレットシューティング。朱里が返すと、中野はブレーンバスターの構え。朱里がこらえるが中野があらためて持ち上げてバイオレットスクリュードライバーを決める。バックを取るが朱里がロープへ。中野が引き戻しジャーマンも、2カウントどまり。中野が頭部、顔面へのキックを連打。中野の突進をかわして朱里が顔面を蹴り上げハイキック。両者ダウンから髪をつかみ合い立ち上がる。ハイキックが交錯し、中野がスピンキック、朱里がコードブレイカー、中野が飛びついて丸め込む。返した朱里が抱え上げコーナーに叩きつける。20分経過。朱里が投げっぱなしジャーマン、ニーアタック。中野が返すと、朱里はフィニッシュを宣言し、流炎で叩きつける。しかし中野が肩を上げる。中野が立ち上がるが朱里がハイキック。朱里が絶叫しバズソーキック。中野が返すと、朱里は肩車して朱世界で叩きつける。3カウントが入り、朱里が赤いベルトを防衛した。

朱里「中野たむ、いまメッチャ首がやばいわ、首が…。まさかここまでやってくるとは思わなかった。中野たむのギラギラした情念、嫌いじゃない。いや、嫌いというより、メチャクチャ好きだわ! 5★STAR、当たるね。楽しみにしてるよ」

中野「首がイテーのはこっちだよ!(朱里の赤いベルトをさわりながら)赤いベルト、近いようで遠いなぁ…。まぁ、そうきてもらわなきゃとね。中野たむは執念深い女だから、朱里、ここからが朱世界の終わりのはじまりだ。覚悟しとけ」

朱里「7度目の防衛に成功しました! 次の防衛戦、821日、ここより大きな会場、愛知県体育館、5★STAR中なのでまだ誰になるか、わからないのですが、私はやりたい選手がいます。まだどうなるかわからないので、近々、ハッキリさせたいと思います。スターダム、名古屋大会、2日間ありがとうございました。こうやってたくさんの人が会場に来てくれて、そしてこのリングに立ててること、すごくすごく幸せだなといまも感じています。来週、5★STARがはじまります。私たちは止まってられない。今年もこの夏、みなさん一緒に熱く盛り上げていきましょう! それではみなさん、またお会いしましょう。みんなサラマポ、ありがとうございました!」

朱里のコメント

「7度目の防衛に成功しました。中野たむの情念、私の心にしっかりと刻み込まれました。5★STARでもアイツと当たるので、ガンガンとやり合いたいと思います。そして次の防衛戦、8月21日愛知県体育館。私はやりたい相手がいる。でも、まだどうなるかわかりません。もしその人とやることができたら、私はさらに一皮むけると確信しています。私の防衛ロードはまだまだ終わらせない。見ててください」

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