『5★STAR GP 2022~開幕戦DAY1~』
7月30日(土)大田区総合体育館(観衆1527人)
試合結果
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○吏南 |
3分31秒 |
天咲光由 |
琉悪夏 | 妃南● |
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○コグマ |
2分30秒 |
吏南● |
羽南 | 琉悪夏 |
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
なつぽい |
3分35秒 |
コグマ |
○中野たむ | 羽南● |
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○なつぽい |
3分8秒 |
渡辺桃 |
中野たむ | 鹿島沙希● |
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○なつぽい |
3分31秒 |
スターライト・キッド |
中野たむ | フキゲンです★● |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
桜井まい<2点> |
5分56秒 |
向後桃<0点> |
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
壮麗亜美<2点> |
8分14秒 |
飯田沙耶<0点> |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
SAKI<2点> |
9分7秒 |
ウナギ・サヤカ <0点> |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
世羅りさ<2点> |
8分19秒 |
舞華<0点> |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
朱里<2点> |
9分31秒 |
AZM<0点> |
◆タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
KAIRI |
15分32秒 |
レディ・C● |
○高橋奈七永 | 上谷沙弥 |
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
MIRAI<2点> |
12分51秒 |
岩谷麻優<0点> |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
ひめか<2点> |
10分52秒 |
林下詩美<0点> |
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
葉月<2点> |
11分54秒 |
ジュリア<0点> |
試合詳細レポート
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○吏南 |
3分31秒 |
天咲光由 |
琉悪夏 | 妃南● |
第0試合で6チームによるガントレットタッグマッチ。琉悪夏&吏南組vs妃南&天咲光由組でスタートし、天咲が先発に名乗りを挙げ琉悪夏と対峙、と思いきや大江戸隊がダブルで攻撃を仕掛ける。が、QQが合体し天咲が側転エルボー。妃南が入ると琉悪夏がコンプリートショット。妃南が吏南に柔道殺法の連続。琉悪夏が乱入し吏南をアシスト。吏南はフィニッシュを宣言しコーナーに上がるが、妃南が抱えて前方に投げつける。天咲がDDTを放ち妃南がロックボトム。しかし琉悪夏のカットが間に合う。吏南がジャックナイフで丸め込むと3カウントが入った。
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○コグマ |
2分30秒 |
吏南● |
羽南 | 琉悪夏 |
3組目はコグマ&羽南組。大江戸隊はジャンケンで先発を決め琉悪夏がコグマと対戦。コグマのクマポーズに琉悪夏がパンチ。吏南がコグマにヘアーホイップ。大江戸隊がSTARSをロープに固定して攻撃。吏南がコグマのタッチを阻止も、丸め込まれて退場に。
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
なつぽい |
3分35秒 |
コグマ |
○中野たむ | 羽南● |
4組目は中野たむ&なつぽい組だが、コグマ組が入場ゲートで襲撃しダンスをさせず。コグマは花道でなつぽいにキャメルクラッチ。リング上では羽南がダイビングボディーアタックを中野に浴びせる。羽南がダブルリストの体勢にいくが中野が切り返す。しかし羽南が腕十字。戻ってきたなつぽいがカットし中野を救出。中野となつぽいがバックキックから競演しドロップキック、ネックブリーカーをダブルで決める。中野が羽南のバックを取るが丸め込まれる。中野が返すとなつぽいがトラースキック、中野がスピンキック。しかしコグマのカットが間に合う。中野は羽南にバイオレットシューティング。羽南がギリギリで返すと中野がジャーマンでフォールした。
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○なつぽい |
3分8秒 |
渡辺桃 |
中野たむ | 鹿島沙希● |
5組目は鹿島沙希&渡辺桃組でリングに上がるなりコズエンを分断、なつぽいを連係で攻める。桃がなつぽいに串刺しドロップキック。鹿島がダブルアームの構えにいくと中野がカットに入るが大江戸隊に足を引かれる。大江戸隊がなつぽいに次々と串刺し攻撃。鹿島はダブルアーム式フェースバスターを決めるが中野にカットされる。なつぽいが丸め込むが鹿島が返す。丸め込みの応酬で桃の蹴りが誤爆。なつぽいが回転式マヒストラルで鹿島をフォールした。
◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負 | ||
○なつぽい |
3分31秒 |
スターライト・キッド |
中野たむ | フキゲンです★● |
最後に入場はスターライト・キッド&フキゲンです★組。フキゲンがスポーツ紙でなつぽいを殴打しキッドがダイビングボディープレス。黒虎天罰を狙うと中野がカットもフキゲンがセントーン。フキゲンはタッチしようとする中野をカットし、なつぽいにサミング。フキゲンの串刺し攻撃をなつぽいがかわしていく。中野となつぽいがトラースキックで競演。なつぽいがフキゲンを丸め込むがキッドがカット。中野となつぽいはジャーマンで競演するが2カウント。フキゲンがなつぽいを丸め込むと中野のカットが間に合い、ダブルのトラースキック。なつぽいがフェアリアルギフトからカバーし3カウント。中野&なつぽい組の勝利となった。
中野&なつぽいのコメント
中野「ガントレット、たむぽい、たむぽい? 勝ちました。なっちゃん、名古屋でFWCからタッグの逆指名受けたけど、どうなの、なっちゃん?」
なつぽい「たむちゃんはどうなの?」
中野&なつぽい「やるしかないでしょ!」
中野「たむね、なっちゃんとなら、いまなんでも叶えられそうな気がしてる」
なつぽい「素直じゃん」
中野「…たまにはね。たむとなっちゃんでゴッデス取って、そして白川とウナギとSAKIにはアーティストのベルトを狙ってほしいと思ってる。コズミック・エンジェルズがユニットのベルトを総取りします。コズミック・エンジェルズにユニットの象徴を集めます。コズミック・レボリューション、みなさん、信じてついてきてください! 私たちも…」
なつぽい&なつぽい「アナタたちも、デリシャース、ウ~ンマ!」
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
桜井まい<2点> |
5分56秒 |
向後桃<0点> |
テクラが負傷箇所の治療に専念するため5★STAR GPを欠場。代わって向後桃がエントリーされた。向後は予選リーグ敗退も7・9立川でのハイスピード王座戦が認められる形でエントリー。開幕戦で対するはともにアクトレスガールズに所属していた桜井まいだ。桜井は予選リーグを勝ち抜き最後の一枠を勝ち取った。思わぬところでの再会は、どんな結末を迎えるか?
あとから入場の向後がエルボー連打で奇襲、桜井もやり返しエルボーの応酬。向後が走ると桜井がビッグブーツも向後がドロップキック、桜井はビッグブーツをもう一発も向後ももう一度ドロップキック。619は桜井がかわしてドロップキック。桜井はSTFを決めるが向後がエスケープ。桜井が突進しビッグブーツ、ドラゴンスリーパーの構えを向後が切り返す、桜井はスタンディングギロチン。返されるとコーナーからミサイルキックを放ち突進、向後がかわしてダイビングボディーアタック。桜井が返すと、向後が619をヒットさせる。向後がスワンダイブ式ミサイルキックから投げを狙うが桜井が切り返してMPR。向後が返すと桜井がカウンターでビッグブーツ、向後が立ち上がるがもう一発食らう。向後は倒れずもう一発食らう。それでも向後は倒れずドロップキック。桜井が張り手から回し蹴り。コーナーに上がるとダイビングエルボードロップ。しかし向後の肩が上がる。桜井はブレーンバスターの体勢。向後がかわしてトラースキックから突進もドロップキックを食らう。桜井はノーザンライトも2カウント。前方に叩きつけるシャイニングバスターが決まると3カウントが入った。試合後も両者は乱闘。
桜井のコメント
「5★STAR開幕戦初日、向後桃から勝ちました! この1勝、勝ち上がるには非常に大きな点数なんで、まず幸先いいスタート切れたことホントにうれしい。そして、テクラがすごく喜んでくれてたので、ホントにうれしかった。私はテクラの分まで頑張るので、応援、みなさんよろしくお願いします。ありがとうございました」
向後のコメント
「……。悔しいです。いまはそれしか言えません、ありがとうございました」
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
壮麗亜美<2点> |
8分14秒 |
飯田沙耶<0点> |
ともに予選リーグを勝ち抜き本戦にエントリーされた壮麗亜美と飯田沙耶が開幕戦で激突。スタートダッシュをかけるのは、予選リーグ4戦全勝でぶっちぎりの壮麗か、それとも2度目の出場となる飯田か?
逆水平の打ち合いから壮麗が指令通りに走ると飯田が丸め込みからワキ固め。飯田が低空のエルボーアタックから右腕をマットに叩きつける。さらに飯田は腕十字。壮麗のチョップをブロックし飯田が逆水平。壮麗はショルダータックルからバックフリップ、逆エビ固め。壮麗が担ぎ上げると飯田が切り返して腕十字。壮麗が反転して上になるが2カウント。飯田がショルダータックルからバックエルボー、飯田ロケット。壮麗が返すと飯田は腕十字、腕固め。壮麗が反転しリフトアップし叩きつける。ともにダッシュし壮麗のラリアットがヒット。壮麗のアトミックドロップ狙いを切り返し飯田がラリアットのお返し。壮麗は右をブロックされると左でラリアット、ボムで叩きつけるが飯田が返す。すると壮麗は旋回式ブレーンバスター。3カウントが入り壮麗が飯田を破った。
壮麗のコメント
「5★STAR初戦、勝ち星を飾ることができました。飯田沙耶とは以前シングルしたことがあるんですけど、そのときはお互い真っ向勝負という感じだったんですけど、今日は飯田沙耶もアタマを使ってきましたね。でも、それを上回る私もしっかりアタマを使って対策を考えてきたので、勝ち星ゲットすることができました。そして本来ならば明日は鈴季すずとの対戦があったんですけど、体調不良で欠場。こういうご時世なので仕方ないことだとは思うんですけども、おかげで明日の試合、私なくなったからな! 絶対不戦勝とかそんな白星いらないので、しっかりあらためてカード組んでください。次も勝利します」
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
SAKI<2点> |
9分7秒 |
ウナギ・サヤカ <0点> |
ウナギ・サヤカとSAKIの公式戦。COSMIC ANGELS&COLOR‘S連合軍の同門対決となるが、両ユニットの結託はまだ始まったばかり。同門対決というよりは個人での闘いという意味合いが大きいだろう。SAKIは7・24名古屋で上谷沙弥のワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦も敗退。5★STAR GPは、スターダムで闘っていく上での仕切り直しのチャンスとなるが…。
SAKIから握手を求めると、ウナギが前進するも応じない。試合が始まると探り合いからウナギが手を差し出す。SAKIが応じると見せかけバックを取る。ロープワークでフェイントを掛け合いSAKIが突進するとウナギがビッグブーツ。SAKIも打ち返し、あらためて手を差し出す。ウナギが手を引き城門突破狙い。SAKIがこらえるとウナギはビッグブーツ。SAKIもビッグブーツを放つとビッグブーツの応酬に。顔面に入れ合い、ウナギがカカト落とし。ウナギがもう一発撃つがSAKIがキャッチしエルボー。ウナギがビッグブーツもSAKIもビッグブーツ。両者ダウンから髪をつかみ合いSAKIがビッグブーツ連打。ウナギがコードブレイカーからギロチン。腕をマットに叩きつけてカバーするが2カウント。SAKIが腕を取り顔面にビッグブーツ。ウナギが返すと、城門突破。両者突進するとSAKIのビッグブーツがヒット。SAKIは前方に叩きつけるがウナギが返す。SAKIが旋回式ブレーンバスターを決めるとウナギが返せず3カウントが入った。試合後SAKIが握手を求めるとウナギが応じてハグ。しかしウナギはあらためてSAKIを突き放した。
SAKIとウナギのコメント
SAKI「4月にこの大田区に来て、こうしてここで5★STAR GP推薦枠として初戦、勝利ができたことすごく、すごくうれしく光栄に思います。コズエンがCOLOR’Sを連合軍として認めてくれたからいま私がここにいて、いまこうしてここで大好きなプロレスができました。きょうウナちゃんと絆深められたと思うので…」
ウナギが入ってきてSAKIに抱きつく。
SAKI「ねえ、約束した?」
ウナギ「してない!」
SAKI「したしたした。めっちゃ痛いんだけど」
ウナギ「なつぽいとたむさんが、未奈ちゃんと3人でアーティスト取れって言ってるから、しょうがねえから」
SAKI「頑張ろうよ!」
ウナギ「SAKIのやまのこと全然好きじゃないけど!組んでやってもいいからな」
SAKI「好きじゃん、だってここ(ウナギのコスチュームの胸の部分)名前つけてるじゃん。組もうよ、タッグ。組も。(コスチュームから胸の部分を外して)ウナちゃんのオッパイ取ったぞー!タッグ期待しててください」
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
世羅りさ<2点> |
8分19秒 |
舞華<0点> |
パワーファイトを身上とする舞華とデスマッチファイター世羅りさの公式戦。5★STAR GPならではの異色注目対決と言っていいだろう。
探り合いから髪の毛をつかみ合い世羅が場外に落とす。世羅が追いかけリング下でも髪の毛をつかみ合う。世羅が頭部を蹴飛ばすと、舞華がボディースラムの構え。世羅が切り返し、舞華を本部席に叩きつけるとノドを踏みつけると鉄柱にも叩きつける。15カウントで戻すと、世羅はコーナーに叩きつけ串刺しエルボー。舞華が返すと、「なめんじゃねえぞ!」とブレーンバスター。返した世羅がエルボー、舞華もやり返していくと仁王立ちで受けて立つ。エルボーの打ち合いから世羅が後方に叩きつける。舞華が返すと、世羅は逆エビ固め。エスケープさせずに中央にもっていくと、リフトアップしコーナーに叩きつけダブルニーアタック。世羅はコーナーに上がるが舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスターを敢行。世羅が返すと、エルボーの打ち合い。舞華が突進すると世羅がキャッチしサイドに叩きつける。舞華が返してパワースラム。すぐに世羅がファルコンアロー。これも舞華がすぐに返してラリアット。世羅がすぐに返すと舞華がラリアット。世羅が返すと舞華はフィニッシュを宣言し炎華落とし狙い。世羅が切り返し前方に叩きつける。舞華が返すと世羅は羅紗鋏からダイビングダブルニードロップ。3カウントが入り、世羅が舞華を破った。
世羅のコメント
「勝っちゃいました。完勝でよろしいんでしょうか。バッチリ3カウント取ったので完勝でしょうよ、舞華。よそ者が来た、楽しいじゃやっていけねえだろうよ、このリング。もっとこいよ。エルボーとラリアット、ちょっと痛かったけど。次また相手してあげてもいいよ。ただ、エルボーとラリアット1回ずつとかにしとけ。またな」
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
朱里<2点> |
9分31秒 |
AZM<0点> |
前年度覇者で現ワールド・オブ・スターダム王者の朱里が開幕戦で苦手のAZMと対戦。過去の5★STAR GP公式戦でも敗れているだけに細心の注意が求められる闘いだ。朱里は前年度に初制覇し、そこから赤いベルト奪取への道が始まった。そして今年はディフェンディングチャンピオンとして史上初の連覇を狙う。しかし、開幕戦の相手がハイスピード王者のAZMとあって一筋縄ではいかないだろう。しかも翌日が林下詩美との公式戦とあって、連覇を狙う赤い王者・朱里には厳しい闘いが予想される。
AZMがミサイルキックで先制、朱里の突進に足を出し丸め込みらラリアットをかいくぐり三角飛び。しかし朱里がミドルで迎撃する。朱里が串刺しニーアタックをぶち込むがAZMが返す。朱里がスリーパーからAZMをロープに固定し締め上げると臀部にミドルキック。AZMが返すと朱里がカバーの連続。AZMがサッカーボールキック、朱里が怒ってやり返す。朱里がニーで突進しAZMを場外に送り出す。朱里はエプロンをダッシュもAZMが止めて下からハイキック。AZMは朱里をリング下に寝かせてダイビングフットスタンプ投下、エプロン越しにヘッドシザーズから頭部を叩きつける。ミスティカ式ワキ固めから腕固めにとったAZMだがエスケープを許す。それでもAZMは朱里の左腕を蹴り上げる。朱里がコーナーに乗せるがAZMが下からのハイキックで宙吊りにしてマリンスパイク狙い。朱里が起き上がり雪崩式ブレーンバスター。AZMが返すと、朱里はコーナーに上がりスタンディングギロチン。返したAZMがミドルをキャッチしハイキック。バックを取られるも丸め込み。しかし朱里がマットに叩きつける。AZMが返すと朱里はサソリ固め。しかしAZMがロープに到達。朱里のバズソーキックをAZMがかわして丸め込む。朱里がサッカーボールキックを連打し。前からの蹴りをかわしてAZMがハイキック。カナディアンデストロイヤー狙いを朱里が切り返してニーアタック。返された朱里は流炎狙い、AZMが切り返して丸め込むが朱里が反転。さらにAZMが反転。返した朱里がカウンターでハイキック。しかしAZMがすぐに返す。朱里が丸め込みから白虎の構え。中央で決めるとAZMがタップ、朱里が白星で発進した。
◆タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
KAIRI |
15分32秒 |
レディ・C● |
○高橋奈七永 | 上谷沙弥 |
7・9立川でスターライト・キッドを破り白いベルトを防衛した上谷沙弥の前に、元スターダムの高橋奈七永が登場、KAIRI指名のパートナーが奈七永だったことを明かした。上谷のパートナーには同じクイーンズクエストのレディ・Cが名乗りを挙げ、七海里を知らない世代でスターダムレジェンドを迎え撃つ。また、この試合で上谷とKAIRIの白いベルト戦への機運が高まるのかも注目すべきポイントだ。
7年ぶり登場の七海里はKAIRI運転のバイクに乗って登場。レディが先発を買って出ると上谷が制止して前に出る。七海里はKAIRIが先発。上谷とKAIRIが対峙しゆっくりと歩を進める。一気にロックアップで組み合うとロープに押し合い、KAIRIが慎重にブレイクと見せかけ腹部にパンチ。上谷のラリアットをかわしてKAIRIが誘う。上谷が飛ぶとKAIRIがかわしてロープワーク、KAIRIがコルバタも上谷がカバー。カバーの応酬から視殺戦を展開。ともにタッチし奈七永とレディが対戦。レディが手を上げて挑発すれば、奈七永も手を上げて手四つに誘う。奈七永が上になり投げ飛ばすとロープ際で顔面を踏みつけると、コーナーでチョップの連打。KAIRIが割って入り連係攻撃。替わったKAIRIがカカト落としからレディにチョップ。カカト落とし、チョップの連打。奈七永がヘッドロックからレディをロープ際に追い込む。奈七永はレディを挑発しエルボーを打たせる、レディの突進に奈七永はショルダータックル。レディがカウンターのビッグブーツを叩き込み上谷に託す。上谷がスワンダイブで飛ぶが奈七永がかわす。上谷が突進をかわし場外のKAIRIにダイブ、リング内の奈七永にボディープレス。奈七永が上谷を持ち上げるが逃れられる。奈七永は二段蹴りをこらえてラリアット。KAIRIがネックブリーカーからスライディングⅮ、アラバマスラム。KAIRIがコーナーに上がると上谷が立ち上がり、コーナー上でエルボーを打ち合う。奈七永が割って入り上谷を担ぐとKAIRIがエルボーアタック。KAIRIは上谷に逆エビ固めもレディがカット。奈七永がレディを起こしKAIRIが上谷に張り手。挑発された上谷がニールキック。上谷がエルボーをブロックしスピンキックも、KAIRIがバックブロー。両者ダウン状態で10分経過。ともにタッチしレディが脳天唐竹割り。こらえた奈七永が張り手、レディも張り返す。レディがエルボー連打も奈七永が一発で倒す。レディは河津落としを決めて突進しビッグブーツ。しかし奈七永が返してみせると張り手から延髄斬り。奈七永はバックドロップもレディが返すKAIRIがドロップキックで援護し奈七永がダブルを指示。しかしレディがかいくぐり上谷がスワンダイブ式ボディーアタック。上谷とレディがビッグブーツ、ネックブリーカーで競演。上谷がその場飛び、レディがニードロップを同時に決める。レディが逆水平の連打も奈七永が向かっていきエルボー連打のお返しからラリアット、コーナーに上がると上谷がドロップキックで止める。レディはコーナー上の奈七永を担いでマットに叩きつけるがKAIRIのカットが間に合う。レディは奈七永を起こすが、Bドライバーを食らう。七海里が合体しKAIRIがエルボードロップ。しかし上谷のカットが成功。奈七永が乱入した上谷にラリアット。カバーされたレディが返すと奈七永は冷蔵庫爆弾。3カウントが入り、奈七永がレディをフォールした。
奈七永「KAIRI、KAIRI、シン七海里。最高、パッショーン! KAIRIが呼んでくれて、シン七海里、組めたわけですが、今日、いまのスターダム? これですべて出したんですか? いまのスターダムこんなもんか! オラ! 背の高い姉ちゃんと、跳び技のできる姉ちゃん? ただそれだけじゃプロレスってものはやっていけないのよ! パッションがなければ、やっていけないのだーーー! ということで、私は一つ言いたいことがある。現・ワールド・オブ・スターダム・チャンピオン、朱里!」
朱里がリングへ。
奈七永「どうも出て来てくれて。あのー、まあ言いたいこといっぱいあるけど、まず私が赤いベルトの初代チャンピオンとして、スターダムの礎を築いたから今がある。そして、スターダムの歴史もここにたどりつくには私という人間が必要不可欠だった。そして、いまの朱里がチャンピオン、私がいなければ、なかった話なので、私には言う権利があると思う。その赤いベルト、パッションがあるならば、高橋奈七永と歴史的な闘いしようじゃないか」
朱里「初代ワールド・オブ・スターダム・チャンピオン高橋奈七永の挑戦表明ってことでいいですか? スターダムの歴史に必要な人。私はアナタとやりたいと思ってた。でも、ちょっといろいろ言い方? 改めてもらってもいいですか? パッション? パッションがない? いまのスターダム、バカにしてんじゃねーよ! いまのスターダム…いや、いまの女子プロレスの強さを見せつけてやるよ。オマエ、高橋奈七永から勝利し、私が最強を名乗らせてもらう」
奈七永が朱里に襲いかかり馬乗りエルボー、壮麗が止めに入るが、奈七永がラリアットで返り討ちにする。
奈七永「おい朱里、試合楽しみにしてるよ。歴史の闘いだ。楽しみだな、パッショーン!KAIRIもなんか言いたいことがあるよね?」
KAIRI「上谷沙弥ちゃん、先走る女? 上谷沙弥…なんか私の名前をたくさんあげてくれるのはうれしいんだけど、私は先走らない。いま、ここにいるパートナー、そして対戦相手、そのことに点で全力で集中してる。私の名前を出されて対戦してきた選手、どんな気持ちになる? 白いベルト、泣いてるよ。いま、これまでの白いベルトの対戦相手、その相手たちと心から向き合ってないから悲しみがベルトにたまって、白いベルトが泣いてるよ。いま私、5年前の白いベルトとはお別れしたけど、呼ばれてる。白いベルトに呼ばれてる。挑戦、受ける?」
上谷「この白いベルト…泣いてるのかなぁ? まだまだ未熟なチャンピオンだと思うし、苦しいことも、辛いこともたくさんあって、怖くて、怖くて、怖くて…! 前を見て見ぬふりしたことあったかもしれない。でも、私はいま自分ができることを全力でやってきたつもりです! いま、8度防衛してアナタの防衛回数と並んでいます。私はアナタを倒して、越えてみせる!」
上谷&レディのコメント
レディ「歴史が、歴史が、重くて強かったです(涙)。でも必ず、私たちが必ず歴史を変えて新しい未来を作ります」
上谷「KAIRIさんにこのベルトが泣いてるって言われて、正直めちゃくちゃ悔しくて(涙)。このベルトを取ってから不安だったりプレッシャーだったり、本当に自分でなんとか言い切れないほど重いベルトで。挑戦者とかいままで向き合いきれてなかったのかなと思ったことをストレートに言われてしまって。でも、私は自分なりにこのベルトに全力で向き合ってきたつもりだし、絶対に次、KAIRIさんを倒して超えてみせる(涙)。絶対に守り抜いてみせます」
奈七永&KAIRIのコメント
奈七永「KAIRIが呼んでくれて七海里。シン七海里。7年ぶり、8年ぶり?」
KAIRI「その流れ、感じなかったですね」
奈七永「感じない!全然感じなかった。けれども、いま2人泣いてたでしょ。泣いてたけど、それは7~8年前のKAIRIだから。ああやって試合後いつも泣いてて、2人でも泣いてて、悔しくて悔しくて勝てなくて、それでも立派に成長して海外に行って成功して、こう帰ってきて強くなって、当時は悔しかったと思うよ、いっつも泣いてたから。すごいケチョンケチョンに言われて悔しかったと思うけど、それがなければいまがないわけだから。私もそう。私も先輩たちにボッコボコにやられてきて。でもさ、それが闘いでしょ。適当にその場だけ盛り上がりゃいいってもんじゃないでしょうよ。こうやって強い者が勝つ、それが当たり前。で、悔しかったら泣いてもいいよ。泣いてもいいけど、ちゃんとやり返してこいって。その闘いを私が持ち込んでやるから。だから朱里ね。いきなりてっぺんいくよ。その方が話が早いから。で私が赤、KAIRIが白」
KAIRI「はい。私が今回、奈七永さんを対戦相手にして、彼女たちと闘った理由、これです。一番奈七永さんは対戦相手と心から向き合う人。対して上谷沙弥、先走る。対戦相手決まってるのに私の名前を出してる。対戦相手、本当に心から向き合ったのか、私はそうは感じない。キッドの涙、MIRAIちゃんの悲しそうな顔。試合後の対戦相手の表情を見たらわかる。だから一番女子プロレス界の中で引退試合、相手をしてきたのは奈七永さん。なんでかって、引退試合って自分の最後の試合。自分を看取ってくれる人がどれほど大切か。そのなかで奈七永さんを選ぶ人が先輩、後輩問わず多い。それは奈七永さんが一番自分の最後、自分と向き合ってくれるから。上谷、泣いてる暇があったら潰しにこい。やってやるよ。それだけ」
奈七永「いいね。このシン七海里で赤と白巻いちゃってさ。そしたらタッグなんかもね、あるしね。最高にエモいじゃん」
KAIRI「(ゴッデスの現王者は)コグマと葉月でしたっけ?」
奈七永「いまね、うん。いいじゃん、いいじゃん。狙っちゃおうよ」
KAIRI「ハイ」
奈七永「どんどんいこう」
KAIRI「ガンガンいきましょう。秘密特訓しましょう」
奈七永「OK!」
KAIRI「いくぞー!」
奈七永「よっしゃー!」
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
MIRAI<2点> |
12分51秒 |
岩谷麻優<0点> |
岩谷麻優とMIRAIの公式戦。岩谷は4年ぶり2度目の優勝を狙い、MIRAIはシンデレラ・トーナメントに次ぐシングルの勲章を取りにいく。
慎重に手を取り合いグラウンドに移行するとバックを取り合い。岩谷が腕を取るがMIRAIがヘッドロックからショルダータックル。ロープワークで岩谷がアームホイップ、ドロップキック、サッカーボールキック。MIRAIが返すと、岩谷がコーナーに追い込み左脚をロープにかけてドロップキック、アキレス腱固め。MIRAIがロープに逃れるが岩谷がもう一度かけて締め上げる。蹴り上げられたMIRAIは悶絶。岩谷が「どうしたMIRAI」と立ち上げるがボディースラムを食らう。岩谷がバックキックもMIRAIがラリアットをかいくぐりショルダータックル。MIRAIはコーナーに追い込み串刺しラリアットからショルダータックル。岩谷が返すと、MIRAIは腕をロックし首も締め上げる。岩谷がエスケープすると、MIRAIはマットに叩きつけコーナーへ。岩谷が立ち上がり下からチョップ。コーナーに上がると雪崩式フランケン、ミサイルキックで場外まで吹っ飛ばす。岩谷はトペをかわされてしまう。MIRAIはカナディアンから岩谷を場外マットへ。MIRAIが戻り、岩谷は17カウントで生還。MIRAIがカナディアンで担いでリング内でも叩きつける。返した岩谷を引き起こそうとするMIRAI。強引に起こすがトラースキックを食らう。岩谷がコーナーのMIRAIにトラースキック、コーナーに上がると、フロッグスプラッシュ。しかしMIRAIの肩が上がる10分経過。岩谷がフィニッシュを予告しドラゴンの構え。MIRAIが切り返すと岩谷がエルボー連打。MIRAIが後方からラリアット。引き起こすと。至近距離からラリアット。もう一度引き起こし走り込むが双方の体制が崩れる。しかしMIRAIが後方に叩きつける。残り3分。岩谷が丸め込むが2カウント。MIRAIが至近距離からラリアット。後方から走り込んでラリアット。引き起こすとミラマーレショックを旋回して決める。3カウントが入りMIRAIが岩谷を破ってみせた。
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
ひめか<2点> |
10分52秒 |
林下詩美<0点> |
林下詩美とひめかによる大型対決が5★STAR GP開幕戦で実現。2020年の決勝を争った2人でもある。そのときに勝ったのは詩美で、今年は2年ぶり2度目の優勝を狙う。対するひめかは一昨年のリベンジとともに、初優勝への足掛かりをつかみたい。
ロックアップで組み合いブレイクするとひめかがヘッドロックでグラウンドにもっていく。探り合いから詩美が蹴りを入れるとショルダータックルをぶつけ合う。額をつけ合うとエルボーの打ち合いへ。ひめかの突進を読んで詩美がスリーパー。ひめかがエスケープすると、詩美がコーナーに追い込み串刺しエルボー、ミサイルキック。詩美がバックを取るがひめかがロープへ逃れる。詩美が突進するがひめかがショルダータックル、逆エビ固め。詩美がエスケープすると、ひめかが背後からニーアタック。返した詩美にひめかはアルゼンチンを狙う。詩美が持ち上げようとするがひめかが切り返しラリアットを打ち合う。ラリアットの応酬から両者ダウン。8カウントで立ち上がりひめかがバックドロップ、スライディングラリアット。ひめかがアルゼンチンで担いでJPコースター。しかし詩美の肩が上がる。ひめかは詩美をコーナーに追い込んでパワーボムの体勢。投げ切ってみせるが詩美がクリアー。ひめかは詩美を引き起こすが投げっぱなしジャーマンを食らう。詩美はジャーマンもひめかが返す。詩美がアルゼンチンから旋回するがひめかが着地しラリアット。残り5分。ひめかは詩美の後方からラリアット、コーナーに乗せるとランニングパワーボムへ。詩美が返せず、ひめかが3カウントをゲットした。
ひめかのコメント
「5★STAR2022開幕戦林下詩美。まぁ林下詩美には私が初めての5★STARの決勝でやられた借りがあったから、やっと返せたよ。まぁね、まだまだ続くけど、最終戦舞華とやるまではケガ1つできない。万全な、100%、いや、200%、300%のひめかで舞華を倒してやる」
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
葉月<2点> |
11分54秒 |
ジュリア<0点> |
ジュリアと葉月の公式戦。両者は会場も同じ大田区でゴッデス・オブ・スターダム王座を争うも、場外でやり合ううちにリング上では桜井まいがコグマに敗れる結果となった。今回はシングルでの決着戦であり、5★STAR GPの大事な開幕戦。白星発進するのは、ジュリアか、それとも葉月か?
ゴングと同時に突進しエルボーの打ち合い。葉月がロープに追い込み顔面ウォッシュを仕掛けようとするがジュリアがかわしてマットに叩きつける。ジュリアは反対に顔面ウォッシュを敢行、葉月を場外に落とす。ジュリアが追いかけ、リング下でエルボー、エプロンに叩きつける。花道に連行するとステージへ、ジュリアはレフェリーを踏み台にドロップキック。グロリアスドライバーの体勢にいくと葉月がかわし蹴飛ばす。するとジュリアが階段を転げ落ちる。葉月は階段の上からダイビングボディーアタック。リング下で髪をつかみ合いジュリアがヘッドバットもかわされて鉄柱へ直撃。葉月がリングに戻りトペスイシーダ。リングに戻すと、あらためて顔面ウォッシュ。リング中央でフルネルソンの構え。ジュリアがかわすと葉月はコーナーに上がる。ジュリアが背中を叩いて雪崩式ダブルアームスープレックス。両者ダウン状態からヘッドバットの交換。立ち上がると張り手の応酬。ジュリアがビッグブーツ、葉月がやり返す。ビッグブーツの応酬から葉月が二段蹴り。ジュリアが突進をかわしてバックドロップ、コーナーに上がるとミサイルキックを頭部に放つ。返した葉月にジュリアはSTF。反転し、さらに締め続ける。葉月が串刺しエルボー、コーナーに乗せてコードブレイカー。ダイビングセントーンも決めるが、ジュリアの肩が上がる。ジュリアがファルコンアローも葉月がカバーを反転。葉月がヘッドバットから前方に叩きつけると垂直落下式ブレーンバスター。ジュリアが返せず、葉月が初戦をモノにした。
葉月「ジュリア、待たせたな。欲しかったでしょ? この刺激…フフフフ。これで1勝1敗。また何度でも刺激のある試合をしましょう。3年ぶりの5★STAR GP出場、今日から熱い、熱い、闘いがはじまりますけど、盛り上がる準備はできてますか? 2022年、5★STAR GP、この葉月がワイルドでそして最高にクレイジーな闘いを見せるけん、お楽しみに!」
葉月のコメント
「5★STAR開幕戦、ジュリア。つえー…。強かったけど、勝ったのは私。この夏、誰よりも一番、誰よりも私が楽しんでサイッコーの熱い夏にしたいと思います。ジュリアとは決着がついたわけじゃないから。ジュリアがスターダムに来て、初戦が葉月とのシングルで、レフェリーストップで負け。今回、2度目のシングルで私が垂直落下で取り、1勝1敗。これからもアイツとの楽しい闘いは続きます」
ジュリアのコメント
「(倒れ込んで)クッソー…。初戦、負けちった。葉月、葉月…。でも、約3年前、私がスターダムにやってきた初戦の相手、葉月。あの日、葉月はいなくなって、モヤモヤが残ったまま、唯一残ったまま私はこのスターダムで闘い続けて、まさかオマエが復帰して、まさかまさか、また葉月と闘えるなんて思ってなかったから。負けたのはマジで悔しいけど、このモヤモヤが晴れた気がする。しかし、リーグ戦、1回戦目負けたのはよくねーよな。まだ始まったばかり。ジュリアの夏はここからだから。決勝に向けて走り抜けるから。今日はアンタとやれてホントによかったよ。またやろう。アリベデルチ、またな」