2022/07/31 試合結果

2022年7月31日 『5★STAR GP 2022~開幕戦DAY2~』

『5★STAR GP 2022~開幕戦DAY2~』
7月31日(日)大田区総合体育館(観衆1323人)

試合結果

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
天咲光由

4分12秒
あずみ寿司

レディ・C●
○AZM 妃南

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
天咲光由

2分59秒
あずみ寿司

吏南
○AZM 琉悪夏●

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
○天咲光由

3分28秒
天橋立

葉月
AZM 羽南●

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
桜井まい

3分45秒
ラリアット→片エビ固め

天咲光由●
○舞華 AZM

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
コグマ<2点>

6分27秒
横入式エビ固め

向後桃<0点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
白川未奈<2点>

10分44秒
グラマラスコレクションMINA

渡辺桃<0点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
世羅りさ<4点>

8分13秒
羅紗鋏→エビ固め

SAKI<2点>

◆タッグマッチ 30分1本勝負
○KAIRI

13分49秒
インセインエルボー→片エビ固め

飯田沙耶●
なつぽい 岩谷麻優

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
中野たむ<2点>

11分50秒
トワイライトドリーム

ひめか<2点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
MIRAI<4点>

12分10秒
エビ固め

ジュリア<0点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
スターライト・キッド<2点>

9分45秒
モモ☆ラッチ

上谷沙弥 <0点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
林下詩美<2点>

14分56秒
ハイジャックボム→片エビ固め

朱里<2点>

 

試合詳細レポート

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
天咲光由

4分12秒
あずみ寿司

レディ・C●
○AZM 妃南

 葉月&羽南組、舞華&桜井まい組、AZM&天咲光由組、レディ・C&妃南組、琉悪夏&吏南組によるガントレット戦。勝ち抜き方式のタッグマッチで、最後に残ったチームの勝利となる。

 レディ&妃南組vsAZM&天咲組のクイーンズクエスト同門対決でスタート。妃南と天咲が先発しグラウンドの攻防。天咲のドロップキックを妃南がかわしてレディと合体クローズライン、ドロップキックとビッグブーツで競演する。天咲がレディにエルボー連打、レディは逆水平の連打でやり返す。天咲がドロップキックを連打しAZMに託す。AZMは予告してブレーンバスターもレディがかわす。AZMはロープワークで翻弄しブレーンバスターを決めるがレディがクリアー。レディがAZMの突進をかわし、妃南が投げを打つ。レディの突進をAZMがかわすと天咲が側転エルボー、AZMのダイビングフットスタンプをかわしてレディがネックブリーカー。大外刈りと河津落としで妃南とレディが合体するがAZMが返す。AZMがコーナーからレディを丸め込むが2カウント。レディとAZMがやり合っているところを背後から天咲が丸め込む。さらにAZMが丸め込むとレディが3カウントを奪われた。

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
天咲光由

2分59秒
あずみ寿司

吏南
○AZM 琉悪夏●

 3組目は琉悪夏&吏南組。大江戸隊が襲いかかりQQを分断。吏南がAZMに串刺しニーアタック、琉悪夏が介入し、吏南がボディースラムでカバー。AZMが返すと、琉悪夏がAZMのウラカンをキャッチ、しかしAZMが強引に投げ飛ばす。琉悪夏が串刺し攻撃をかわし大江戸隊が合体。琉悪夏がAZMに滞空時間の長いフィッシャーマンを決めるがカットされる。天咲がまとめてDDT、AZMが琉悪夏へトラースキック。琉悪夏がラリアットもAZMが丸め込んで3カウントを奪った。

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
○天咲光由

3分28秒
天橋立

葉月
AZM 羽南●

 4組目に葉月&羽南組が登場すると、AZMが葉月を指名。高速ロープワークからドロップキックが交錯するとヘッドスプリングで立ち上がる葉月にAZMがハイキック。羽南が天咲を払い腰で叩きつける。エルボーの打ち合いから羽南が突進も天咲が足を出しAZMがミサイルキックで援護。QQがクローズラインも羽南がかわして葉月とダブルでドロップキック、顔面ウォッシュでも競演する。羽南が天咲にダブルリスト。返した天咲に葉月が二段蹴り、羽南がSTO、ブロックバスターホールド。AZMがカットに成功。天咲が羽南の突進を止めて天橋立、天咲が羽南をフォールした。

◆ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
桜井まい

3分45秒
ラリアット→片エビ固め

天咲光由●
○舞華 AZM

 ラストは舞華&桜井組。リングに上がった舞華組をAZM組が急襲。しかしDDMがすぐに逆転しAZMを捕獲。桜井がAZMに串刺しで突進。AZMがかわしてミサイルキック。天咲が側転エルボーアタックからドロップキックもかわされる。桜井がドロップキックからスタンディングギロチン。天咲がドロップキックも桜井がビッグブーツ。舞華が天咲を捕まえるがAZMがカットしAZMのハイキックから天咲がDDT。舞華が返すと、天咲がエルボー連打。舞華がダッシュを止めて後方に投げ捨てる。舞華のブレーンバスターをかわして天咲が丸め込む。返した舞華がパワースラムもAZMのカットが間に合う。舞華が天咲にラリアット。天咲がカバーを反転も2カウント。天咲の突進を止めて舞華がローリングラリアット。3カウントが入り、舞華が天咲を破った。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
コグマ<2点>

6分27秒
横入式エビ固め

向後桃<0点>

 コグマと向後桃はSTARSの同門対決。コグマはこの試合がリーグ戦の初戦であり、向後は2戦目。前日は同じ団体に所属していた桜井まいに敗れたが、同門対決で初勝利を狙う。また、ゴッデス・オブ・スターダム王者のコグマにとってもこのリーグ戦はシングルプレーヤーとして飛躍する大きなチャンス。前日にはパートナーの葉月がジュリアに勝利し、メインを飾った。コグマも向後との対戦を制し、勢いをつけたいところだろう。

 両者クリーンに握手をかわしてゴング。コグマがクマポーズを取ると向後も同調し2人で決める。向後がさっと丸め込む。丸め込みの連続で追い込むがコグマがクリアー。ロープワークから向後がアームホイップ。コグマがドロップキックからキャメルクラッチ。ボディースラムからカバーするが向後が返す。コグマはもう一発ボディースラムからクマポーズとともにカバー。向後が返すとコグマが体当たり、向後はカウンターでドロップキック。向後は619も、コグマがキャッチし背中を踏みつける。向後はエプロンからスライディング、ロープ越しにフットスタンプを食らわし背中を踏みつけてお返し。そしてあらためて619を決めるが2カウント。コーナーへの振り合いから向後が叩きつけ突進。コグマがドロップキックをかわしてボディーアタック、ガンスタン。向後が返すと、コグマがコーナーへ。向後が追いつき下からエルボー連打、619で落としてエプロンからスワンダイブ式ミサイルキック。コグマが返すと、向後はネクターピーチ狙い。コグマがこらえるが投げ切ってみせる。返したコグマに向後が突進。丸め込みから向後が飛びつくがコグマが切り返して丸め込むと3カウントが入った。

 

コグマのコメント

「テクラの代打コモモから取りました。ちょっと危ないところもあったけど、コモモ、ちょっと私と似てるところもあって、トリッキーな動きしてくるのですごい楽しかったです。でも確実な2点です」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
白川未奈<2点>

10分44秒
グラマラスコレクションMINA

渡辺桃<0点>

 白川未奈、渡辺桃とも、この試合が初の公式戦。昨年の5★STAR GPでも両者は対戦しており、桃が勝利。また、この2人のシングルでは桃が全勝している。桃が大江戸隊入りしてからは初のシングルとなるが、桃が連勝を更新か、それとも白川が流れを変えるか。

 桃が蹴りで追い込むも白川が強烈なバックブローを叩き込む。白川はミドル連打で桃に対抗、相手をダウンさせる。桃が返すと、白川は串刺しをかわしてコルバタ式河津落とし。桃に走らせず白川がリバースDDT。コーナーに振ると桃の背後にローリングエルボー。しかし桃がマットに叩きつけてスリーパーへ。白川がエスケープすると桃が投げっぱなしジャーマンから蒼魔刀、コーナーからの蒼魔刀も決める。白川が返すと、桃はテキーラの構え。白川がロープに逃れるとカウンターでローリングエルボー、桃はハイキック、白川が浴びせ蹴り。白川がエルボー連打からコーナーに乗せてDDT。しかし桃の肩が上がる。白川が桃を引き起こしインプラントDDT狙い、桃が切り返しハイキックからBドライバー。白川が返すと、桃は人でなしドライバー、白川が反転も2カウント、桃はレフェリーに白川をぶつけてスパナを持ち出す。しかしレフェリーが発見、取り上げようとする。そこへ白川が延髄斬りからグラマラスコレクションMINAで丸め込むと3カウントが入った。

白川「目標のスパナ封印! そして、その上で勝ったぞーーー! やっとやっとやっと、やっと渡辺桃に私は勝てた。そんなちゃんみなから言いたいことあります。私とウナギとSAKIの3人でアーティストのベルトに挑戦したい! 私はね×2、たむたむ、コズエンの勝利の女神、ビーナスになりたいの! 頑張る頑張る頑張る頑張る頑張る、今日負けたから、異論ないよねぇ?」

桃「オイ、白川未奈、クソババア、テメー、1回勝ったくらいで調子こいてんじゃねーぞ! テメー、ババア! 挑戦? これに? いいよ、受けてやるよ! だけど、テメーらごとき消化試合にしかなんねーんだよ。まあ消化試合でも今世紀最大の恥かかせてやるよ!」

白川「恥かくのはテメーらの方だ!」

 

白川のコメント

「やっと渡辺桃に勝てました!5回目のシングルなんですかね。スパナ封印とかいろいろ言ってたけど、結局私の5★STARは私のいまの夢の白いベルトに近づくためのリーグ戦だと思ってるから、白いベルト最多防衛記録を持ってる渡辺桃に勝ったのは私の中ですごい大きな一歩。これを重ねていって、絶対に夢に近づく、絶対に夢をあきらめない。そしてアーティストのベルト、コズエン&COLOR’Sで取ってやる。恥をかくのはスパナ依存症の渡辺桃だからね!」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
世羅りさ<4点>

8分13秒
羅紗鋏→エビ固め

SAKI<2点>

 プロミネンスの世羅りさとカラーズのSAKIがスターダムのシングルリーグ戦で激突。リーダー同士の対決は、スターダムのサバイバルにも直結する闘いである。前日の開幕戦ではともに勝利し幸先いいスタートを切った。当然、両者とも連勝でスタートダッシュを決めたいところだが…。

 ロックアップで組み合い、エルボーの打ち合いに。SAKIがビッグブーツも世羅が捕まえ逆エビ固め。世羅はカンパーナに移行し揺さぶりをかける。世羅は背中にニードロップ、コーナーに叩きつけると顔面を踏みつける。コーナーに振るとエルボーアタック。返したSAKIに世羅はエルボー連打。SAKIがブレーンバスターからビッグブーツ、かわした世羅にニーからビッグブーツを叩き込む。世羅が返すと、SAKIはバックを取る。世羅がサイドに叩きつけニードロップ、世羅は串刺しで突進もかわされる。SAKIがコーナーに乗せてニーアタック、世羅が丸め込むとゆりかもめで絞り上げる。世羅が逆エビ固めの体勢へ。前方に移行してコーナーに叩きつけると串刺しダブルニーアタック。SAKIが返すと、世羅が担ぎ上げる。SAKIが髪を引きビッグブーツ連打から突進。世羅が受け止めてサイドに叩きつけるがビッグブーツ連打を食らう。SAKIがコブラツイストも世羅が抜け出す。SAKIはブレーンバスターを決めるが2カウント。世羅がダッシュを止めて羅紗鋏で叩きつけると3カウントが入った。

 

世羅のコメント

「アゴ取れたかと思った。SAKIのブーツ、顔蹴るヤツ、いままで何回も食らってるので最重要として思ってたんですけど、結局蹴られるし、ブレーンバスターとかすごい強烈だし、なんなのアイツ? 足もあるし力もあるってズルいよ。いいなあ、うらやましいよ。でもね、そんなSAKIに勝ったのは私だ。同じ10年目、同期のSAKIですよ。なぜか10年目に入ってから3戦やってるんですよね。いままで一切なかったのに、シングル3戦やって、1回ドローありましたけど、2勝で世羅が勝ち越してる。もう一回あったとしても絶対世羅が勝つと思うので、そのときはブーツ、ブレーンバスターどっちでもいいので、もっと鍛えてから世羅のアゴ取れるくらいにしといてくださいよ。じゃ、また」

◆タッグマッチ 30分1本勝負
○KAIRI

13分49秒
インセインエルボー→片エビ固め

飯田沙耶●
なつぽい 岩谷麻優

 前日には高橋奈七永との七海里を復活させ、上谷沙弥&レディ・C組を破ったKAIRIが、なつぽいとタッグを結成。かつてKAIRIがなつぽいにコスチュームを譲った過去がある。KAIRI&なつぽいの初タッグと対するのは、STARSの岩谷麻優&飯田沙耶組。KAIRIのスターダム在籍時代、岩谷に紫雷イオを加えたトリオは団体の柱で「スリーダム」と呼ばれていた。KAIRIがWWE進出後もスターダムを守ってきた岩谷とリングで再会する。

 なつぽいがKAIRIから譲り受けたコスチュームで登場。両軍がクリーンに握手をかわし飯田が先発に名乗りを挙げる。飯田はKAIRIを指名し、試合がスタート。飯田が筋肉ポーズを披露し、KAIRIを挑発。KAIRIもポーズを決めるが自軍コーナーへ戻ろうとする。あらためて対峙し、飯田がタックル。KAIRIがネックロックに取ると腕の取り合いへ。KAIRIがヘッドロック、飯田がロープに振ってショルダータックルをぶつけ合う。飯田が「KAIRIさん、ください」と受けて立つ構え。KAIRIが飯田の胸元にチョップを打ち込む。するとKAIRIも飯田のチョップを受けて立つ。チョップの打ち合いからKAIRIがフェイントで脚を踏みつける。飯田はロープに振られずサミング。なつぽいと岩谷がロープワークの攻防。カバーの応酬からなつぽいがドロップキック、KAIRIを呼び込みダブルで攻撃、ドロップキックの挟み撃ちへ、なつぽいが岩谷にボディースラム。岩谷が丸め込みからドロップキック。飯田がなつぽいに逆水平連打。岩谷がなつぽいに逆水平。なつぽいがバックキックからネックブリーカー。KAIRIが岩谷の足を取りカカト落とし。飯田が乱入し岩谷とクローズラインもKAIRIがまとめてスピア。KAIRIは岩谷に串刺しスライディングエルボー、コーナーからダイビングエルボーアタック。岩谷が返すとバックブローをかわしてエルボー。なつぽいが介入するが岩谷がまとめてアームホイップ。岩谷と飯田がドロップキックの競演、岩谷が場外へトペで飛ぶ。岩谷がKAIRIを捕まえドラゴン狙い。KAIRIが丸め込むが、返した岩谷がトラースキック。飯田がKAIRIへ飯田ロケットを発射し、バックエルボー、エルボードロップ。飯田が腕十字にいくがKAIRIが上になりカバー。飯田が腕を取り絞り上げると岩谷のフットスタンプを呼び込む。飯田は白目の腕固めに決めるもカットされる。KAIRIは飯田をマットに叩きつけコーナーへ。飯田が追いつき雪崩式狙い、なつぽいがカットし、ダブルのマリンスパイクを放つ。しかし飯田が返してみせる。KAIRIは飯田に逆エビ固め。しかし岩谷がカット成功。KAIRIがスライディングエルボーも飯田が止めて丸め込む。返されると飯田橋へ。KAIRIが返すと飯田はフィニッシュを宣言しKAIRIへブレーンバスター狙い。KAIRIが切り返しバックブロー連打。KAIRIはなつぽいに指示を送り、なつぽいがフェアリアルギフト、KAIRIがインセインエルボー。3カウントが入り、KAIRIが飯田を破った。

 

KAIRI&なつぽいのコメント

KAIRI「勝ったね」

なつぽい「勝ちました。うれしい」

KAIRI「今日の勝利は完全になつぽいのおかげ。本当に」

なつぽい「KAIRIさん…。本当は今日自分が勝って、KAIRIさんにいまの自分を知ってもらって、本当は私もKAIRIさんと試合がしたいです!その気持ちで今日は闘いました」

KAIRI「そんなふうにまず思ってくれることが。アメリカにいるときもすごいこまめに、ことあるごとに彼女は報告を、マメすぎるぐらいしてくれる子で。ずっと活躍が気になってたんですけど、金網マッチもすごく怖かったと思うし、あんな怖い場所でケガをせずにすべてを出し切れる選手って本当にいないと思う。そんななかで2連戦よく走り抜けた。その成果がきょうの試合でしっかり、これでもかってぐらい伝わってきた。正直、なつぽいとじゃなかったら負けてたかもしれない。麻優さんのキック、相変わらず最高に痛くて、夢みちゃうぐらい気持ちいいぐらいの激しいキックだけど、一瞬ふわっとしたときに腕攻めされて正直危なかった。そこで全部助けに入ってくれたのがなつぽいだった。どれだけ救われたか。やっぱりタッグマッチって個々のパワーも必要だけど、チームワークが一番勝利に結びつく一番のカギだと思ってるから。今日ほぼ、まあ2回目だけど、6年?」

なつぽい「6年ぶりです」

KAIRI「なんだけど、そんなこと感じないし、これからも彼女を期待してください!」

なつぽい「ありがとうございます。コズエンでもなつぽい革命、コズエン革命、ぜひ見ててください」

KAIRI「できるよ。絶対できる」

なつぽい「いつかシングルできるように頑張ります」

KAIRI「やろう。はい。ありがとうございました」

なつぽい「ぽいレーツ!」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
中野たむ<2点>

11分50秒
トワイライトドリーム

ひめか<2点>

 中野たむとひめかの公式戦。中野はこれが初戦で、ひめかは第2戦。ひめかは前日の開幕戦で林下詩美に勝利、これは20年の決勝戦の再現であり、そのときは詩美の初優勝となったが、今回はひめかがリベンジ。初制覇に向けて幸先いいスタートを切った。そしてこの日は、中野との対戦となる。両者は一昨年の公式戦でぶつかり、ひめかが勝利。このときのひめかは翌日のジュリア戦も勝って、決勝進出へのきっかけを作っている。それだけに、ひめかからすれば2度目の決勝進出と、当時を上回る初優勝という結果に向けて連勝を飾りたい。対する中野はシングルの祭典というとなぜか縁がないが、そろそろ5★STAR GPでも結果がほしい。COSMIC ANGELS&カラーズ連合軍のリーダーとしても威厳を見せたいところだ。

 ひめかがヘッドロックで絞り上げ、ロープに振られることを拒否。中野がバックドロップを狙うもひめかがこらえる。中野が振ると回し蹴り。コーナーに叩きつけると串刺しで突進もショルダータックルを食らう。ひめかは串刺しでニーをぶち込むとバックブリーカーから逆片エビ固めへ。中野がエスケープすると、ひめかはアルゼンチンで揺さぶりをかける。中野が逃れるも、ひめかはショルダータックル。ひめかがラリアットを狙うが中野がかわしてネックブリーカー。中野が腕十字もロープに逃げられる。中野はニーアタックから背中にドロップキック。ひめかが至近距離からラリアット、スライディングでもラリアットを打ち込む。中野が返すと。ひめかは逆片エビ固め。中野が逃れると、ひめかはアルゼンチン狙い。中野がこらえると、ひめかはもう一度持ち上げて前方に叩きつける。しかし中野が返してみせる。ひめかはコーナーに乗せてパワーボムの体勢。中野が切り返すが、ひめかがエルボー。エルボーの打ち合いから中野が回転エビ固め狙い。ひめかがこらえると、中野は後ろからハイキック、雪崩式バックドロップ。中野はタイガーの構え。ひめかが切り返しエルボー連打、中野がラリアットを迎撃しタイガーを放つ。ひめかが返すと、中野が突進。ひめかがかわしてラリアット。ひめかはコーナーに叩きつけるが中野がスピンキック、バイオレットシューティング3連打。返したひめかに中野はトワイライトドリームで投げ切る。ひめかが返せず中野が勝利した。

 

中野のコメント

「真夏のたむロード、白星発進!ひめか、確かにかわいい、確かにめっちゃでかい、確かにめっちゃ強い。でも、一番強くてかわいくてすごいのは、中野たむなんだ!みなさん、宇宙一美しい夏の黄昏をみなさまにお見せします。ビリーブ・イン・たむ!」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
MIRAI<4点>

12分10秒
エビ固め

ジュリア<0点>

 ジュリアは葉月に敗れ、MIRAIは岩谷から勝利。前日の開幕戦では明暗を分けたジュリアとMIRAIが5★STAR GP公式戦で初シングル。MIRAIはドンナ・デル・モンドの新メンバーとして今年からスターダムにやってきたが、朱里率いるゴッズアイの誕生により離脱した。そんな状況下で迎える一騎打ちだが、ジュリアは昨年の5★STAR GPを負傷により途中棄権し、今年こそとリベンジかつ優勝を狙っている。MIRAIは今年のシンデレラ・トーナメント覇者で史上初となる春夏連覇を目指している。リーグ戦序盤のカギを握るとも言える一戦で、勝ち名乗りを受けるのは?

 MIRAIが握手を求めジュリアも静かに応じる。MIRAIがラリアットをかいくぐるがジュリアがドロップキック。MIRAIが腕を取るとジュリアが腹部にニー。MIRAIが腕を取り返しレッグロック。ジュリアが丸め込むが2カウント。MIRAIの突進をジュリアがかわしエプロン際からアームホイップ。ジュリアがコルバタから丸め込み。MIRAIが返すと視殺戦。手四つからジュリアがアームホイップ、ドロップキック。ジュリアはスイングDDT、ノーザンライト。MIRAIが返すと、ジュリアはSTFもエスケープを許す。ジュリアはMIRAIの頭部を踏みつけていくとサードロープに顔面を叩きつける。MIRAIがエルボーで向かってくがジュリアも応戦。連打を食らったジュリアがドロップキック一発で吹っ飛ばす。MIRAIがエルボーをかわし前方に叩きつける。後方にも叩きつけるが2カウント。MIRAIが回転エビ固めから首を取ってサブミッション。ジュリアが逃れると、MIRAIはコーナーに上がり旋回式スプラッシュ。担ぎ上げられたジュリアが変型卍固めに切り返す。MIRAIが立ち上がるがジュリアが締め続ける。形が崩れてロープブレイク。ジュリアがミサイルキックもMIRAIが返す。MIRAIがラリアットもジュリアがかいくぐり変型卍固め。MIRAIが強引にマットに叩きつける。ラリアットをかいくぐりながらMIRAIがラリアットもジュリアが返す。MIRAIはミラマーレショック狙いもジュリアが切り返し強引にバックドロップ。ジュリアが引き起こしてニーを顔面へ。引き起こすとグロリアスドライバー狙い、MIRAIが切り返し、ラリアット狙いで突進もドロップキックを食らう。しかしMIRAIがラリアット。カバーの応酬からMIRAIがフォール勝ちをゲットした。

 

MIRAIのコメント

「2連勝。あの花道を2日間連続で自分の足で歩いて帰ってくることができました。初めてのリーグ戦、リーグ戦の闘い方、初めてで全然わかってないんですけど、自分は最初からガンガン飛ばしていきます。ジュリア、アナタがいなければ自分はここに存在していません。だから、この感謝の気持ちをリング上で少しでもアナタに伝えたかった。でもまだまだ恩返しには足りないから、次やるときはしっかりミラマーレショックで恩返ししてみせますよ。ジュリア、本当にありがとう。そして自分は昨日ここでスターダムのエースになると言いましたが、その言葉にウソ偽りはありません。真夏のシンデレラストーリー、勇気の夏、このシンデレラのMIRAIが、この夏、魂込めて、当たり前の景色を変えてみせますよ」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
スターライト・キッド<2点>

9分45秒
モモ☆ラッチ

上谷沙弥 <0点>

 白いベルトを争った上谷沙弥とスターライト・キッドが5★STAR GP公式戦で再戦。7・9立川でのタイトルマッチでは上谷がベルトを守り、キッドとのシングルでも3戦全勝となった。が、前日の大会では上谷が高橋奈七永&KAIRI組の七海里にタッグマッチで敗れ、KAIRIのアピールから白いベルト戦が確実になった。よって、元王者から罵倒された現王者はスターダムレジェンドとのタイトル戦も視野に入れながらこのリーグ戦を闘わなければならない。しかも相手がリベンジを狙う“欲望の塊”ことキッド。上谷には大ピンチの初戦と言っていいだろう。

 上谷がキッドのエルボー連打を受けて立つ。マウントを取ったキッドがエルボー連打。「テメエなんかに負けるか!」とキッド。キッドの突進に上谷がドロップキック、場外へスワンダイブ式プランチャ。リングに戻すと、エプロン越しにボディープレス。切り返しの応酬からキッドが背中へのニーアタック。キッドはコーナーに上がりムーンサルトプレスもかわされる、上谷がマウントを取りエルボー乱打。上谷がコーナーに上がるとキッドが追いつき張り手、カサドーラで飛びつき雪崩式で叩きつける。さらに後方に叩きつけるが2カウント。キッドはムーンサルトプレスを決めるが上谷が返す。キッドがタイガー狙いも上谷が切り返し回し蹴りからミサイルキック。返したキッドに上谷はフィッシャーマン。スタークラッシャー狙いをキッドが切り返すと丸め込みの連続。しのいだ上谷がコーナーにキッドの頭部を叩きつけ丸め込みから持ち上げてボム。しかしキッドの肩が上がる。上谷がフェニックス狙いもキッドが足をつかんで阻止。上谷がドロップキックから二段蹴り、ニールキック。上谷がスタークラッシャーを狙うが切り返したキッドがモモ☆ラッチで丸め込むと3カウントが入った。

 

キッドのコメント

「なんでこの結果がワンダー戦の立川で出せなかったのか、自分にイラっとするね。でもさ、私が一番負けたくない相手、上谷にシングル初勝利。おまけに大事な大事な2点までペロリしちゃいました。これは自分にとって本当に大きな勝利だと思うけど、ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンに直接勝利したということは、ということは…だけど!いまは5★STAR GPも狙っているし、さすがにまたいますぐ再挑戦なんて私は先走らねえよ。けど!この1勝をしただけでこの前のバックスタージで出た言葉は晴らせるほど軽いもんじゃねえんだよ。ってかさ、なんで昨日チャンピオンの上谷が泣いてんだよ。いままで8人挑戦してきたヤツら、そして私。私の挑戦と言動なんだと思ってるんだよ、ふざけんなって話だよ。でも、まだまだまだまだ完全勝利はしていない。上谷のお豆腐メンタルがズタボロになるぐらい、私は一生おまえ上谷、つきまとってやるぞ。とりあえず5★STAR GP、上谷沙弥、天罰完了」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
林下詩美<2点>

14分56秒
ハイジャックボム→片エビ固め

朱里<2点>

 昨年何度も対戦し、トータル約100分の激闘の末に決着をつけた朱里と林下詩美が、赤いベルト移動となった昨年1229両国以来の一騎打ち、立場を変えての再戦となる。前日の開幕戦では朱里がAZMに勝利し、詩美がひめかに敗れた。5★STAR GPではどちらも優勝経験があり、朱里はワールド・オブ・スターダム王者として、またディフェンディングチャンピオンとしてスターダム史上初の連覇を狙っている。また、詩美にも2度目の優勝が懸かっており、実現すれば初の複数回優勝者となる。リーグ戦の流れを左右する大一番だ。

 ゴングが打ち鳴らされても両者動かず。ゆっくりと歩を進めロックアップで力比べ。激しく押し合い朱里が慎重にブレイクする。詩美がエルボーを打つと朱里もやり返していく。朱里がビッグブーツからヘッドロックでグラウンドへ。バックの取り合いから朱里がネックロックで立ち上げる。詩美が腕を取るが朱里がサソリ固めの構えから腕十字狙い。詩美がエスケープすると、再度ロックアップから朱里がヘッドシザーズ。コーナーに振り合い詩美が突進。かわされるがショルダータックルを決め、くし刺しでエルボーアタック、ドロップキック。朱里が返すと、詩美はアルゼンチン。朱里が逃れて串刺しニーアタックから腕十字の構え。詩美が逃れると朱里はコーナーに上がる。詩美が追いつき雪崩式狙い、朱里が逃れて下からキック。詩美が転落すると朱里がサッカーボールキック、前からの蹴りは詩美がかわす。エルボーの打ち合いから朱里が先を読んでニー。朱里はコーナーに上がると詩美が下からドロップキック、宙吊りスリーパー、エプロンへのミサイルキック。エプロンで引き起こされた朱里がミドルキック連打。詩美がつかんでコウモリ吊り落としをエプロンで決める。両者場外でダウン。朱里がDDTを放ち先にカムバック。詩美もリングに戻り、エルボーを打ち合う。朱里が連打しバックキック、腕十字から腕固め。詩美がエスケープすると、朱里はトップロープに乗せてDDT。10分経過。朱里がニーアタックも詩美が返す。朱里はバズソーキックを狙うが詩美がパワーボム。朱里の突進をかわし投げっぱなしジャーマン。さらに串刺しでラリアット、コーナーに乗せると雪崩式コウモリ吊り落とし。朱里が返すと、詩美は狙いすましてスリーパーに入る。詩美はカナディアンも朱里が逃れる。詩美はドロップキック、朱里がコードブレイカー。詩美がヘッドバットからジャーマン。ギリギリで朱里が返すと詩美はアルゼンチンからトーチャーラックボム、朱里が上になるが詩美が返して左右のハンマー。朱里がハイキック、詩美がエルボー乱打。詩美の突進に朱里がジャーマン。詩美が至近距離からラリアット。後方からラリアット。残り1分。前からもラリアットを決めるが朱里が返す。詩美が至近距離からラリアット。朱里を引き起こし担ぎ上げるとハイジャックボムを旋回式で決める。カバーにいくと朱里が返せず3カウントが入った。

詩美「朱里から、朱里からはじめてピンフォールとったぞー! さすがは、さすがは赤のチャンピオン様だよ。メチャメチャ強かったよ。でも、今日この大田区、最後に立ったのは林下詩美です。去年、年末朱里から赤いベルトとられてから、林下詩美個人の輝きまったく放てなかったけど、たったいまから林下詩美、復活します。こんなに痛いのに、辛いのに、まだ5★STAR GP、2戦しか終わってません。5★STAR GPはあと2カ月、私たちも全力で闘いぬくので、みなさんも残り2カ月、全力でついてきてください。2022年、林下詩美がみなさんに最高の夏をお届けします。その日まで、ご機嫌よう」

詩美のコメント

「まずは、林下詩美が、現ワールドチャンピオン、そして最大のライバル朱里から初のピンフォールとりました。朱里からは年末赤いベルト取られてしまって、それから私はずっとずっと個人の活躍何もできなかったけど、今日の5★STAR GP、5★STAR GPだけど、ただの一戦、公式戦だと思ってません。赤のチャンピオン朱里から取ったんです。残りまだまだ試合たくさんあるけど、まだまだ死闘たくさん残ってるだろうけど、2022年はこの林下詩美が大復活します。みなさん楽しみにしていてください」

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