8月3日(水)、会見がおこなわれ、8・21名古屋大会「STARDOM×STARDOM2022~名古屋真夏の遭遇~」の対戦カードを発表、タイトルマッチの調印式とともに出場戦車が意気込みを述べた。
記者会見詳細レポート
ロッシー小川エグゼクティブプロデューサー「今回ですね、愛知県体育館という非常に大きな会場でのビッグマッチとなりますので、それにふさわしいスターダムの初期メンバーである選手が出場したり、そして今のスターダムとの遭遇がおもしろいと思いますので、お楽しみください」
▼フューチャー・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉羽南vs〈挑戦者〉天咲光由
天咲「クイーンズクエストの天咲光由です。まずはタイトルマッチ挑戦受けてくださり、ありがとうございます。羽南さんはツイッターで、タイトルマッチをすることはプレッシャーのかかることだと教えてあげるとおっしゃっていましたが、私はデビュー前からプレッシャーのかかることをしてきたし、期待もされてきました。そして、それを超えてきた自信があります。今回のこのタイトルマッチも最短でフューチャーのベルトを巻き、このリング、てっぺんに咲きたいと思います」
羽南「第8代フューチャー・オブ・スターダムチャンピオンの羽南です。私はいままで8人とこのベルトを懸けて闘ってきて、みんな覚悟を持って挑んできてくれました。でもあの試合後の動画を見る限り、天咲は自分の意志で挑戦したいと思ってるのかなあとか、いまの恵まれた環境に甘えてるんじゃないのかなとか、いろいろ思っちゃって。私はこのベルトを取るまでに4年半以上かかりました。でも、デビューしてまだ1年も経ってないアナタに私は倒せないよ。やるからには正面から相手しますけど、この試合の意味を考えてきてください」
▼アーティスト・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃vs〈挑戦者〉白川未奈&ウナギ・サヤカ&SAKI
白川「アナタのハートにパワーボム、白川未奈です。まあホントね、こないだの5★STARのシングルで渡辺桃に勝てたことは、ホントにうれしくて、もうホントに生きててよかったなって思ったんです。あんなふてくされてる顔してる渡辺桃だけど、それだけの存在ってことなんですね、私にとっては。ホントにうれしかった。コズエン革命だけど、そこをね、中野たむとなつぽい2人だけ任せておくわけにはいかないなと思っています。ホントにコズエンをスタートからやってる私としては、そこは譲れないところだしプライドがあります。だからこないだ渡辺桃にシングルで勝って、桃の持ってるベルトに挑戦表明をしたわけです。なのでまあ、ホントに今回このアーティストのベルトをしっかりとコズエンに持って帰って、コズエン革命に弾みをつけたい。私はコズエンを引っ張る、コズエンを輝かせる、そんな存在になっていきたいと思います、やってやるって」
ウナギ「宇宙に駆ける傾奇者ウナギ・サヤカです。いやあすごい正直な気持ちを言っていい? 正直ね、あのシングルマッチ、渡辺桃と4回も負けて」
白川「そうですね、いままで4回負けてます」
ウナギ「あの渡辺桃よ。4回負けてさ、ぶっちゃけ、次も負けるだろうなって思ってたの。まさか勝っちゃうだからさあ! いやあすごいよねマジで。褒めてる、褒めてる。すごいよ。だって、あの渡辺桃に勝ってるんだよ。すごい。そしてなんと、アーティストの挑戦権まで持ってきてくれちゃうなんて、未奈ちゃん、やっぱりアンタはビーナスだよ」
キッド「おいおい、それ褒めてんの?」
ウナギ「褒めてるよ」
白川「褒められてる」
キッド「なんかその言葉にすごーく裏を感じるんだけど。っていうかさあ、さき、こっち側のね、鹿島沙希がさ、あのなに、乳ばっかり出してるヤツら」
白川「今日は出してません」
キッド「なんかね、まったく興味ないらしくて、これ(キモオタTシャツ)だけ預けて島根大会のプロモーションに行っちゃったよ。かわいそう。起死回生出すまでもない相手。っていうか、なに、このタイトルマッチ知らない間になんか話が進んじゃってて。なにがどう? さっきなんか言ってたけど、あまり聞いてなくて」
桃「私が負けてね」
キッド「負けた?」
桃「負けたのよ。しっかり負けたの。たった一回負けただけ。だけど、まあいいかなと思って。5★STAR中でもラクに防衛できる相手だったらいいじゃん。消化試合になるから。ただの消化試合。5★STAR中でもラクに防衛できる相手はコズエンしかいないと思ったの。だと思うんだよね。まあ負けたけど、たった一回、たった一回勝ったくらいで、ずっと偉そうにしてるけど。白川、テメエ調子こきすぎ」
白川「調子こいちゃってるのは、スパナぶんまわしてる桃ちゃんだよ。まあ、いいよいいよ。たった一回と言うなら、今回で渡辺桃のこと蹴り倒してやるよ。スパナ握れる握力ないくらいまで蹴り倒してやるよ」
キッド「言うことある?」
桃「特にない」
キッド「まあ要はさあ、なつぽいがコズエンに入って立ち位置取られちゃって嫉妬の塊のかわいそうなトリオってことでよろしいかな。そうだよね。そちらのSAKIもいないみたいだけど、SAKI、カラーズのSAKI。見てる? やっとスターダムのリングで再会できたね。だけどさあ、還暦祭のときとはまったく違うんだよ、大江戸隊は。還暦祭のときの、以上のSAKIで私の対角に立ってくださいね。あと、やたらと絡んでくるウナギ。オマエ、去年の今頃のような勢いは、どこに置いてきちゃったの?」
ウナギ「キッドパイセン、お忘れでしょうか。そのベルト、一番巻いてきたの私たちなんですよ。私たちの思いが一番たくさん詰まってるベルトなんですよね。アナタが長―くベルトを巻かないでくすぶってた時期、私はフューチャーとアーティストを巻いてるんですよ。私はスターダムに来て、アナタがずっと対角にいてホントによかったと思ってる。勢いね。ギャンギャンに感じさせてあげたいので、そのベルト、必ず取って、おい、偉い人、スターライト・キッドとシングルマッチ組め」
キッド「相変わらず私のことが大好きなようで。まあさあ、ベルト取ったらシングル組めとかありきたりのこと言わないでさ、そんなに大好きならサッサと偉い人にお願いすればよかったのに。でもそちらがそう言うなら、大阪で止まってる私たちのシングルのつづき。ウチらが負けることはないけどさあ、万が一イヤでもこちらから偉い人にお願いしにいってやるよ、シングルマッチ」
ウナギ「言ったな。じゃあオマエ負けたら土下座させてやるよ」
白川&ウナギ「コズミックレボリューション!」
▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉葉月&コグマvs〈挑戦者〉中野たむ&なつぽい
なつぽい「COSMIC ANGELSの絶対ヒロイン、なつぽいこと…なつぽいです。まずはFWCのお二人、逆指名ありがとうございます。たむちゃんと私のタッグ名を発表したいと思います。タッグ名はジャジャーン、こちら『明太子とジェノベーゼ。』」
中野「いえいえ、違うでしょ、話が違うでしょ。絶対嫌なんだけど」
なつぽい「これでいくって言ったじゃん」
中野「言ってないよ」
なつぽい「言ったじゃん」
中野「これは絶対嫌って言ったじゃん」
なつぽい「だってウチらっていったら明太子とジェノベーゼしかないでしょ」
中野「そうだけどさあ、タッグ名だよ。これからやっていくタッグ名が明太子とジェノベーゼって? このちっちゃい○なに?」
なつぽい「タッグ名っぽいかなあと思って」
中野「ぽくないでしょ」
葉月「ねえ、そんなんだったらゴッデスの挑戦やめる?」
中野&なつぽい「やめない!」
葉月「ねえ、革命って何?」
コグマ「革命の具体的な例ありますか?」
中野&なつぽい「ある!」
中野「私たちは革命を起こす。なっちゃん、たむはね、なっちゃんとなら、いまなんでもかなえられると思ってる。タッグのベルトは革命の第一歩なの。だから、タッグ名もちゃんとしたいいヤツを決めたいの。こういうダサいのじゃなくて」
なつぽい「確かに。これダサい。これやめよう」
中野「やめよう」
なつぽい「やめよう。私もたむちゃんとだったら革命起こせると思うし、絶対に興すと思ってる。革命って何か? それは、いま言葉で説明してもなにもおもしろくないから、いまは言わない。でもウチらの中にはちゃんと明確なことがある。それはスターダムだけじゃない。きっと女子プロ界に新たな歴史を刻むことになる。それくらい大きな革命を起こそうと思ってます。そしてウチらは、今年スターダム、そして東スポさんのベストタッグ賞を取る」
中野「いやいやいや、それは今日は言わないって言ったじゃん」
なつぽい「言っちゃおうよ」
中野「いやいや、なんで言うの?」
なつぽい「だってもう言わないとさ、何?とか言ってくるからさ」
中野「一番いいタイミングっていうのがあるじゃない。ちゃんと話したじゃん、それは」
なつぽい「いまがタイミングだよ、もう。言っちゃったし」
中野「いまじゃない」
なつぽい「言っちゃおうよ。言っちゃったけど」
中野「なんで勝手にさ、そうやってさ」
なつぽい「でもさ、取るでしょ」
中野「取る。私たちは、東スポ、そしてスターダムのタッグ大賞を取って、そして今年も週プロのユニット大賞、コズエンが総取りする。FWC、私たちの革命の皮切りに、いま一番おいしそうなそのベルト、私たちがいただきます。よろしくお願いします」
なつぽい「お願いします」
葉月「第24代ゴッデス・オブ・スターダムチャンピオンの葉月と」
コグマ「コグマです」
葉月「たむぽい、明太子とジェノベーゼ。タッグの2人のコメント聞いてても、まあ革命の具体的な例は実はないんだよね。わかってるよ。ないんだよね。いいよ、無理しなくて。まあ2人を逆指名したのは、勢い、そして話題性、そこを利用してゴッデスの価値をさらに上げます。私たちがアナタたちにしっかり防衛し、最多防衛記録の折り返し地点に立ちたいと思います」
コグマ「コグマです。たむぽいあらため明太子とジェノベーゼ。」
中野「違う」
なつぽい「ボツになりました」
コグマ「おいしそうだし、いいと思う」
中野「いい名前じゃないでしょ」
なつぽい「(仮)にしとこうか?」
中野「(仮)じゃない、ボツ」
コグマ「OK。明太子とジェノベーゼ。(仮)、明太子役のたむちゃんとはこの前エニウェアでお友だちになりましたし、ぽいちゃん、ジェノベーゼ役のぽいちゃんはクマやってくれるいい仲でありますけど、昨日の友だちは今日の敵。私はたむぽいじゃなくて明太子とジェノベーゼの革命の味知ってみたいです。でもそれ以上に、私たちが勝ったら明太子とジェノベーゼ、おごってください」
中野「まあ、おごることはないと思いますけど。私たちの革命の味、そんなに知りたいなら、たっぷりその体に味わわせてあげますよ」
コグマ「期待してます」
▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉上谷沙弥vs〈挑戦者〉KAIRI
上谷「第16代ワンダー・オブ・スターダムチャンピオン、クイーンズクエスト、ゴールデンフェニックスの上谷沙弥です。KAIRIさんに白いベルトが泣いていると言われてから、夜も眠れないほど、ずっとずっと考えていました。確かに、この大切な白いベルトを守ることに必死で、まわりが見えなかったこともあったかもしれません。ですが、私はいっつも全力で、粗削りな部分はあったかもしれませんが、挑戦者と向き合い、そして、気持ちも背負ってここまでこの白いベルトの価値を上げてきたつもりです。だからこの白いベルトは泣いてません。私はいまキャリア3年ですが、いまのKAIRIさんとしっかりと向き合って、いまのスターダム存分に体感してください。この歴史との勝負、私が制して、ホンモノのスターダムになります」
KAIRI「そのコメントさあ、この前もまったく同じこと言ってなかった?」
上谷「同じことは言ってないですよ」
KAIRI「ホントに自分で考えた? ずいぶん軽く感じる。そういうところ、ホントに寝れないくらい考えた? 寝てるよね」
上谷「寝てないです」
KAIRI「メッチャ顔、元気だよ」
上谷「しっかり化粧してきました」
KAIRI「この前も、あのリング、ウチに言われて泣いてたように見えたけど、ウチねえ、けっこう近くにいったよね。涙、流れてないよね」
上谷「心、汚いですよ。ちゃんと涙流してました、私、あのとき」
KAIRI「みなさん、あれは、嘘泣きですよ。本気でアンタ、チャンピオンか?」
上谷「チャンピオンです」
KAIRI「本気で、ウチとバチバチやろうと思ってる?」
上谷「思ってます」
KAIRI「思ってないよね」
上谷「思ってます」
KAIRI「このタイトルマッチが組まれた意味、わかってる?」
上谷「私、アナタを、アナタを超えることしか考えてないし、まあもちろん、それに対していろいろ言ったこと、ちゃんと胸に響いてます。そのうえで私はアナタを超えたい」
KAIRI「いや、軽いよ、すべてが。言ってることも。まったく言葉に気持ちがこもってない。そんなもんなの?」
上谷「海外で活躍したスーパースター様だからって、そんなに偉いんですか?」
KAIRI「いや、べつに。自分のことえらいって思ったこと一度もないよ」
上谷「プロレスは技じゃなくて気持ちだと か言ってましたけど、そんなのとっくにわかってますし、心で試合してます、私はいつも。口下手なところとかあるかもしれませんが、 ずっとずっとプロレスのことばかり考えてるし、誰も見てないところでも…みんなには伝わらないかもしれないけど(涙)、うまく伝えることができないけど…。私は、この白いベルトとともに成長して、もっとリングの上で表現したいって…」
KAIRI「泣いてんじゃねえよ! みんな負けて悔しくて泣いたことある。ウチだってある。先輩に勝てなくてベルト流出して泣いたことある。だけど闘う前から泣いたこと一度もないよ。そんなチャンピオンと闘いたくないね」
上谷「自分の弱さを見せること、何がいけないんですか? 強さだけがチャンピオンなんですか? 強いことだけがチャンピオンなんですか?」
KAIRI「いいよ、そうやって同情をかってれば。試合で、リングで、勝った方が強いんだから。それで決着つけよう」
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉朱里vs〈挑戦者〉高橋奈七永
朱里「第14代ワールド・オブ・スターダムチャンピオン、世界に通用するモノが違う女・朱里です。現チャンピオンと初代チャンピオンの闘いは、歴史的な一戦になると自負しています。ただ私は、現在進行形のチャンピオン。過去の歴史に負けるわけにはいかない。いまは、いまだと思っています。この闘いに勝利し、スターダム史上最強の女になります」
奈七永「初代ワールド・オブ・スターダムチャンピオンの高橋奈七永です、パッション!私は、過去にすがってプロレスをしているわけではありません。私も現在進行形のプロレスラーとして、いまを生きている証として、赤いベルトがほしい。素直にそう思う。ただ、ただですよ。ただ、私がスターダムの歴史を創ってきたというそういうもの、偉大な先人だというものはどうしても勝手についてきてしまうし、朱里、オマエの前にも立ちはだかる。わかる? オマエがチャンピオンとしてどんなドラマを見せてきたのか、どんな生き様を見せてきたのか、どんなロマンをリングで見せてきたのか知らないけどさ、強さは確かにあるでしょう。赤いベルトのチャンピオンだしな。でも、そこにパッションはあるのかよ? オマエのどこに、どこにパッションがあるの?」
朱里「はあ? あるに決まってんだろ。パッション? そんなんさ、あるに決まってんだろ!」
朱里が張り手、奈七永が張り返し、張り手の応酬からもみ合いに。
奈七永「楽しみになってきたよ、オマエよお。このつづきと私が勝つところを見たいヤツは、名古屋にこいよ、パッション!」
朱里「プロレス歴14年のすべてをかけて、この赤いベルトを守ってみせる!」