2022/09/13 試合結果

2022年9月12日 『5★STAR GP 2022後楽園大会』

『5★STAR GP 2022後楽園大会』
9月12日(月)後楽園ホール観衆781人)

 

試合結果

◆タッグマッチ 10分1本勝負
○フキゲンです★

6分9秒
後方回転エビ固め

レディ・C
吏南 妃南●

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
なつぽい<10点>

6分8秒
回転蹴り→片エビ固め

羽南<0点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
白川未奈<6点>

10分42秒
足4の字固め

壮麗亜美<10点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
SAKI<6点>

6分35秒
カワイルドバスター→片エビ固め

鹿島沙希<6点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
飯田沙耶<4点>

7分48秒
飯田橋

葉月<14点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
林下詩美<10点>

4分22秒
ジャーマンスープレックスホールド

桜井まい<8点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
朱里<10点>

6分31秒
グラウンド式朱雀

向後桃<0点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
世羅りさ<10点>

5分45秒
あずみ寿司を切り返し→エビ固め

AZM<12点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
中野たむ<10点>

10分32秒
バイオレットスクリュードライバー→片エビ固め

ウナギ・サヤカ<2点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
岩谷麻優<11点>

10分52秒
ジャーマンスープレックスを切り返し→エビ固め

鈴季すず<2点>

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 10分1本勝負
○フキゲンです★

6分9秒
後方回転エビ固め

レディ・C
吏南 妃南●

 クイーンズクエストのレディ・C&妃南と大江戸隊の吏南&フキゲンです★がタッグで対戦。妃南と吏南、双子姉妹の対決でもある。

 レディが先発に立候補し、まずはフキゲンと対峙。探り合いからレディが「デース!」と叫んで手を高く上げる。フキゲンはタイムをかけてコーナーに上がってから手を上げる。レディが普通に上げてもこちらの方が高く、フキゲンがさらにコーナーを上がる。レディが届くとフキゲンはロープ渡りに同行させてアームホイップ。吏南がレディに串刺しニーアタック、卍固め。妃南がカットに入ると大江戸隊が合体でビッグブーツ。レディが吏南にコブラツイストから河津落とし、ニードロップ。レディはチョークスラムを狙うが吏南が切り返す。しかしレディがネックブリーカー。妃南が吏南にドロップキック、大外刈り。吏南が返すと姉妹でエルボーの打ち合い。妃南が突進するが吏南が読んでロープワークの攻防。妃南が払い腰で吏南を投げつけるが突進をかわされフキゲンにエプロンから叩かれる。妃南がフキゲンのセントーンをかわし大江戸隊が次々と串刺し攻撃、フキゲンがセントーンを決める。妃南が返すと、フキゲンが予告してブレーンバスター。しかし反対に叩きつけられる。レディと妃南が合体しフキゲンをマットに叩きつけるが吏南のカットが間に合う。フキゲンの丸め込みを返した妃南が外道クラッチ。レディと妃南が連係で串刺し攻撃。大江戸隊を鉢合わせにするが突進をかわされフキゲンが妃南を丸め込む。これで3カウントが入り、大江戸隊がQQを破った。

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
なつぽい<10点>

6分8秒
回転蹴り→片エビ固め

羽南<0点>

 ゴッデス・オブ・スターダム王者なつぽいとフューチャー・オブ・スターダム王者・羽南による5★STAR GP公式戦。いまだ白星のない羽南が待望の初勝利を挙げるかどうかが焦点にもなるが、なつぽいは前日の横浜大会メインでゴッデス・オブ・スターダム王座を防衛。リーグ戦では後がないだけに、昨日の勢いそのままに確実に2点をゲットしておきたいところだろう。

 両者クリーンに握手を交わして試合がスタート。羽南が突っかかりドロップキックにいくがなつぽいがかわす。羽南が投げを打つと腕十字。なつぽいがエスケープすると、羽南はダブルリストの体勢。なつぽいが切り返してドロップキックを連発。なつぽいはエプロン越しでもドロップキック。気合を入れるとコーナーからダイビングボディーアタック。羽南が返すと、飛びついて腕十字に取る。なつぽいがエスケープすると羽南がダブルリストアームサルト。返したなつぽいが羽南とエルボーを打ち合う。なつぽいが崩れ落ちるが回し蹴りを打ち込む。なつぽいの突進をキャッチし羽南がダブルリストからフェイマサ―、バックドロップをこらえられるがコーナーから飛んでボディーアタック。なつぽいの突進にトラースキック、ぽい捨てジャーマン。なつぽいはコーナーに上がってフェアリアルギフト。しかし羽南がかわしてドロップキック。羽南はバックドロップを狙うがなつぽいが切り返しマヒストラル。羽南が抜け出し押さえ込む。なつぽいがトラースキックを叩き込み、狙いすまして顔面へキック。3カウントが入り、なつぽいが羽南を破った。

 

なつぽいのコメント

「(コスチュームの手の部分を見せて)新コスがこんなぶっ壊れるぐらい熱いフューチャーチャンピオンでした。私はフューチャーを巻いたことないし、フューチャーの道は通れなかったし、いまから通ることもできないけど、羽南いまのフューチャーの味をしっかりと味わいました。ホントに年齢、歴、関係なくリングは一つひとつ刺激的で勉強できて、いっぱい勉強させてもらいました。でも、シングルでもタッグでも私は絶対に負けません。次、大阪、キッちゃん。去年みたいにドローというわけにはいかないから、革命の味しっかりと味わってもらいます。ばいぽい」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
白川未奈<6点>

10分42秒
足4の字固め

壮麗亜美<10点>

 白川未奈と壮麗亜美が5★STAR GP公式戦で一騎打ち。ともに3敗とあって決勝進出に向けてどちらも負けられない闘いとなった。白川はアーティスト・オブ・スターダム、壮麗が前日のゴッデス・オブ・スターダム王座奪取に失敗しているだけに、ある意味で出直しの試合にもなるだろう。白川のテクニックと壮麗のパワーが真っ向から激突する!?

 ロックアップで組み合い壮麗がヘッドロック。白川がロープに振ってヒザへのドロップキック。かわした壮麗が逆水平を連続で叩き込む。壮麗がコーナーに振ると白川が足を出し突進。しかし壮麗がラリアット。壮麗が回転してもう一発ラリアット。白川が返すと、壮麗が持ち上げようとするが白川が切り返しヒザへのドロップキックを決める。白川は壮麗のヒザにエルボーを落としレッグロック。左ヒザを連続でマットに叩きつけ、足4の字固め。壮麗がエスケープして足を引きずりながら逆水平。白川が受けて立ちヒザへの蹴りを入れる。白川が誘い壮麗の逆水平をもう一度受けて立つ。白川が突進すると壮麗がショルダータックルから逆エビ固め。白川がエスケープすると、壮麗がショルダータックル。白川が返すと、壮麗はアルゼンチン狙い、白川がかわして河津落とし狙い。壮麗がこらえると白川はヒザへのドロップキック、ヒザ裏を連続で蹴ってからカバー、壮麗が返すと再び足4の字固め。壮麗がなんとかエスケープに成功。白川は壮麗の背後からエルボー、コーナーに乗せてDDT。壮麗が返すと、白川インプラントDDTを狙うが壮麗がこらえる。白川はバックブローで壮麗をダウンさせ、引き起こして突進。しかし壮麗が受け止め後方に投げつける。白川が突進すると壮麗がラリアットから前方に叩きつける。しかし白川の肩が上がる。壮麗は白川を引き起こし雷の如く狙い。白川が切り返しヒザへのドロップキック。白川は壮麗の背後からドロップキック、足4の字固め。10分経過。締め上げるとついに壮麗がタップ、白川の勝利となった。

 

白川のコメント

「やったー! 弾ける2点、ゲット。武藤敬司さんの引退のことを考えてると、足4の字でギブを取れるような、そんなレスラーになりたいなっていうふうに思ってて最近、脚攻めとかトライしてて、やっとその目標が今日、達成できた。やっぱり私、ライガーさんとか武藤さんとか、やっぱりもう立ってるだけですごいレスラーなんですよね。私、そういう試合が好きだから、そういうのがきちんとできるレスラーになりたいなと思って、一個目標が達成できました。それを言うとね、ライガーさんも、猪木さんも、武藤さんも、ほかのレジェンドレスラーの方も立ってるだけでオーラがあるわけ。それを壮麗亜美はすでに満たしている。だからすっごいそれが私は悔しい。だからもっともっとアタマを使って心を使ってプロレスを愛してもっと上に行く。そして絶対に白いベルトのチャンピオンになる!」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
SAKI<6点>

6分35秒
カワイルドバスター→片エビ固め

鹿島沙希<6点>

 COSMIC ANGELS&カラーズ連合軍のSAKIと大江戸隊の鹿島沙希が、サキサキ対決。これを当人が意識しているかどうかはわからないが、異色の初遭遇であるだけにどんな闘いが展開されるのか興味深い。SAKIの華やかさと、鹿島の起死回生、二つのカラーがぶつかり合う。勝つのはどっちだ!?

 鹿島が拍手を止めて「今日はまじめにやるから」とアピール。「同じ名前だし正々堂々よろしくお願いします」と握手を求める。SAKIが応じると手を引いてコーナーに叩きつける。SAKIが走るとセコンドが足を引いて刀羅ナツコ、琉悪夏がボックスで攻撃。リングに戻されたSAKIの顔面を鹿島が踏みつけグラウンドコブラツイスト。鹿島はSAKIに「オマエ苗字なんだよ?」と問いかけると「わたなべだよ」と返す。SAKIがエスケープすると、SAKIの突進に鹿島がアストロシザーズからコルバタ、ビッグブーツ。鹿島はダブルアームの体勢も切り返されるとレフェリーを引っ張りフェイント。ダブルアームスープレックスで投げると、コーナーに上がりダイビングフットスタンプ。しかしSAKIがかわしてビッグブーツ、ブレーンバスター。鹿島もビッグブーツでやり返す。SAKIがロープの反動を利用してブレーンバスター。ケンタッキーボムを狙うが鹿島が丸め込む。SAKIがバックを取るが鹿島がこらえる。それでもSAKIが投げつけカバー。鹿島が返すとSAKIが旋回式ブレーンバスター。3カウントが入り、SAKIが鹿島を破った。

 

SAKIのコメント

「6点目ゲットしました!私、プロレス10年目で初めて同じ名前の“さき”と試合ができて、私だからユニットを超えて仲良くなれるかなとちょっと思ったんですけど、ふられてしまいました。ふられたってことはきっとまた闘うことがあるということなので、次も楽しみにしてます。5★STARの逆襲が始まります」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
飯田沙耶<4点>

7分48秒
飯田橋

葉月<14点>

 開幕から破竹の7連勝と独走態勢に入っていた葉月だが、ここにきて連敗でブレーキがかかった。初優勝に向けて、ここはなんとしても連敗をストップさせたいところ。この日、対戦するのはSTARS同門の飯田沙耶。飯田のパワーが爆発すれば葉月といえども決して楽勝とはいかないだろう。5連敗していた飯田だが8・28浜松で待望の初勝利。優勝争いは難しいものの、後半戦は大物食いで存在感を示したい。

 ロックアップで力比べ。葉月がブレイクし飯田が突進。葉月が受けて立ちショルダーをぶつけ合う。飯田が葉月に「いけや」と指令。ロープワークとなり飯田がショルダータックルで葉月を倒しボディースラム。葉月が返すと飯田は起き上がりこぼし式で逆水平連打。葉月が返し飯田が走ろうとすると、飯田の髪をつかんで倒し、サイドからドロップキック、顔面ウォッシュへ。セントーンを飯田がかわしてバックエルボー、エルボードロップ。葉月が返すと、飯田はノーザンライトの構え。葉月がかわしてエルボー。飯田もやり返しエルボーの打ち合い。飯田がダウンも立ち上がってやり返す。エルボーの応酬はどちらも引かず。葉月が連打し飯田が崩れ落ちるがすぐに立ち上がる。葉月がフルネルソンバスターからセントーン。飯田が返すと葉月はフェースロック。飯田がエスケープすると葉月はボディースラムで叩きつけコーナーに上がる。飯田が下からジャンプしてヘッドバット、コーナーに上がると雪崩式パワースラム。両者突進し飯田がスパインバスター。ノーザンライトも決めてみせるが葉月がクリアー。ならばと飯田はもう一度コーナーに上がり飯田ロケットを発射する。葉月が返すと飯田はブレーンバスター狙い。葉月が切り返し二段蹴りを顔面へ。葉月が持ち上げようとすると飯田が切り返すがカウンターの二段蹴りを食らう。葉月が串刺しエルボーアタックからコーナーに乗せてコードブレイカー。飯田が返すと、葉月は前方に叩きつけてから予告して垂直落下狙い。飯田が切り返し「もらった!」と飯田橋。もう一度強引に押さえ込むと3カウント。飯田が葉月に土をつけた。

 

飯田のコメント

「葉月さんからー、スリー、2点取りました。やっぱり師匠と闘うのはすごく楽しい。でも今日で超えたと思ってないんで。やっぱり葉月さんは、高い壁ですなあ。ああ。今日は、でも、勝った。その高い壁、ちっとだけ超えたんじゃねえか。でもまだ終わってない。アッシはまだまだ大爆発、炸裂するから、こんなもんじゃねえぞ。見てろ」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
林下詩美<10点>

4分22秒
ジャーマンスープレックスホールド

桜井まい<8点>

 林下詩美と桜井まいが5★STAR GPで激突。“まさかの成績同士”の対戦となるのだろうか。詩美は4勝3敗で意外な苦戦を強いられており、予選リーグ突破で本戦エントリーの桜井は予想に反して4勝4敗と健闘。ここで桜井が勝てば詩美を上回るだけに、興味深い状況での対戦となった。詩美が確実に2点をゲットし優勝争いに踏みとどまるか、それとも桜井が金星をゲットし、白星を先行させるか。

 桜井が「少し早いですけど、お誕生日おめでとうございます」と言って赤いバラを差し出す。詩美が受け取り場内にアピール。背後から桜井がドロップキックで奇襲を仕掛けエルボー連打。詩美がショルダータックルで桜井を吹っ飛ばす。桜井がエルボー連打からボディースラム狙い。反対に詩美が滞空時間を取って叩きつける。桜井が返すと、顔面へビッグブーツを踏みつけるように叩き込みドロップキック。さらに桜井はSTF。詩美がエスケープすると、桜井の突進にドロップキック。詩美は串刺しエルボーからミサイルキック。桜井が返すと、詩美はスリーパー。桜井がスタンディングギロチンから詩美にダイビングエルボードロップ。しかし詩美が返してみせる。桜井がビッグブーツ、詩美がラリアット、コウモリ吊り落とし。桜井が反転して丸め込む。桜井の突進を詩美が止めてジャーマンへ。3カウントが入り詩美が桜井を破った。試合後、詩美は試合前にプレゼントされた花束を桜井に叩きつけた。

 

詩美のコメント

「桜井に勝ってまた無事に2点もらいました。昨日AZMさんに負けてしまったけど、気持ちを切り替えてきょうしっかり2点取ることができました。桜井は同じユニットじゃないからあまり見てないけど、日々成長しているのは陰ながら感じてます。まだまだ林下詩美には届かないけど、同じ9月14日生まれとして、陰ながらちょっとだけ応援しておきたいと思います。ということで林下詩美9月14日で24歳になります。ありがとうございます。皆様からの熱い愛のこもったお手紙、たくさんお待ちしております。ありがとうございました。24歳になってしまって、23歳の年は、去年はまだベルトを持ってたのか…。24歳は、23歳で林下詩美の年にしましたので、落ち着いてしまった分これをバネにして、24歳でまた林下詩美の年にクールにロイヤル美しく決めていきたいと思います」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
朱里<10点>

6分31秒
グラウンド式朱雀

向後桃<0点>

 現ワールド・オブ・スターダム王者の朱里が5★STAR GPでまさかの苦戦を強いられている。ここまで8試合を消化して4勝4敗の五分。負け数からしても決勝進出は厳しい状況と言わざるを得ない。とはいえ、王者のメンツにかけても、もうひとつの負けも許されない。今回対戦するのはSTARSの向後桃。向後はテクラの欠場から繰り上げエントリー、連敗を強いられていたが、7戦目にして待望の白星を鹿島沙希からゲットしたばかり。ここで朱里まで食うようなら得点はともかく、向後の存在感は大きくアップするだろう。朱里にとって決して油断してはいけない相手なのだ。

 向後が握手を求めると朱里もクリーンに応じる。向後がドロップキックを放ちゴング。バックの取り合いから向後がアームホイップ。朱里が腕十字にいくが向後がエスケープ。朱里が串刺しニーを連発。向後が返すと、朱里の蹴りをかわしドロップキック。朱里がかわしてサッカーボールキック。向後は朱里の突進をかわすとエプロン越しにフットスタンプ。619を朱里がキャッチしサイドバスター。向後が返すと、朱里は腕十字から腕固めへ。フロントネックチャンスリーを向後が返すと、朱里はコーナーに上がる。向後が619で落としてボディーアタック。正調619も決めるが朱里が返す。向後はスワンダイブ式ミサイルキックも2カウントどまり。朱里のハイキックをかわして向後がトラースキック、ネクターピーチ。朱里がニーを連打し流炎狙い。向後が丸め込んでジャックナイフ。朱里が返すとニーアタック。向後が返すと、朱里は腕十字から腕固め。さらにサブミッションで締め上げると向後がギブアップ。朱里の勝利が宣告された。

 

朱里のコメント

「向後桃戦、勝利しました。私の試合はあと3試合。全勝して決勝進出したら2連覇の可能性はある。絶対にこの私が5★STAR2連覇を成し遂げるので、お楽しみに」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
世羅りさ<10点>

5分45秒
あずみ寿司を切り返し→エビ固め

AZM<12点>

 AZMは前日の横浜大会で林下詩美との同門対決に勝利、前赤いベルトの王者を差し置いてレッドスターズのトップを走っている。この日の相手はプロミネンスの世羅りさ。試合数こそ異なるが、世羅もAZMと同じく2敗をキープしているだけに、まだまだ圏内。優勝争いの行方を左右する一番と言っていいだろう。はたして、異色の対決で最後に勝ち名乗りを受けるのは?

 AZMが握手を求めると世羅が恐る恐る手を出す。その手を引いてAZMがしっかりと握手。ゴングが打ち鳴らされ、探り合いからAZMが手を引く。世羅がこらえるとAZMは足を蹴飛ばしロープワークに誘う。世羅がアームホイップから突進。AZMがロープ間を走り飛びつくが世羅が受け止めてジャイアントスイング。世羅が串刺しダブルニーアタックからコーナーに上がるとAZMが飛びついて腕十字。しかしロープに世羅の足が届く。エルボーの打ち合いからAZMが連打。世羅もやり返し、ブレーンバスターの構え。しかしAZMがブレーンバスターで叩きつける。AZMは予告してコーナーからダイビングフットスタンプ、世羅が悶絶。AZMは反対コーナーにも上がるが世羅が追いつく。しかし下からAZMが蹴り上げ宙吊りにするとマリンスパイク狙い。下から世羅がAZMを投げ切る。AZMの突進に世羅がサイドスラム、スプラッシュ式ダブルニードロップ。AZMが返すとハイキック。AZMの突進を世羅がキャッチしサイドに叩きつける。AZMが返すと、世羅は前方に叩きつけるがAZMが反転しカバー。飛びついて丸め込むが世羅が上になって押さえ込み。そのまま3カウントが入り、世羅の勝利となった。

 

世羅のコメント

「ハイスピードチャンピオンだからしょっぱなからくるのかと思ってましたけど、それだけは警戒して、だけども、早いね、やっぱり。一回でも動き留めたら勝ちだと思ってたんで、そこだけ、なんて言うんですかね、ウラカンラナで丸めようとしたのかな? あれを止めてジャイアントスイングできたっていうのは勝利の一つの大きなところじゃないでしょうか。彼女はね、同期ですよね、確かね。あんなちっちゃいのに同期ですよ。まだ二十歳、あとちょっとでなるところらしいし、まだまだ同期だろうと若造には負けてらんねえよって話ですわ。でも、ちょっと楽しかったから、またやってねって感じです」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
中野たむ<10点>

10分32秒
バイオレットスクリュードライバー→片エビ固め

ウナギ・サヤカ<2点>

 中野たむとウナギ・サヤカがCOSMIC ANGELS同門対決。中野はこれまで4勝2敗で決勝進出争いで好位置をキープ、前日の横浜ではなつぽいとのタッグでゴッデス・オブ・スターダム王座を守っているだけに、その勢いのまま同門対決をクリアー、初の決勝進出に向けてさらに前進したいところだろう。一方のウナギはこのリーグ戦でわずか1勝、まさかの不振にあえいでいる。優勝争いからは脱落と見られるが、中野との同門対決を契機に何かをつかみたい。

 ゴングが鳴らされても視殺戦が続き中央に歩み寄って睨み合う。ウナギが張り手を見舞い挑発、中野の張り手を阻止して城門突破狙い。中野がかわすがウナギはアームブリーカー。ウナギは中野をエプロンに連れ出し右腕にギロチンドロップ。ウナギはエプロンで城門突破。さらに大ふへん固めを狙うが中野がこらえる。ウナギがもう一度試みると切り返した中野がバイオレットシューティングを見舞いコーナーからプランチャで飛ぶ。中野はウナギを戻して顔面へニーアタック。両者エプロンで顔面を蹴飛ばし合う。中野が「こいよ」と挑発、顔面の蹴飛ばし合いが続く。ウナギが中央にもっていきギロチンドロップ。中野が返すと、ウナギは大ふへん固めを決める。変型でも締め上げるとコーナーに乗せてコードブレイカー。ウナギはコーナーからマッドスプラッシュも2カウント。ウナギはフィニッシュを予告し大儀であった狙い。中野が切り返しバックドロップ。さらに中野がタイガーを投げっぱなしで放つ。中野がバックを取るとウナギが切り返し城門突破。両者ダウン状態から髪をつかみ合い立ち上がると中野がエルボー。ウナギもやり返そうとするが、中野がグラウンドにもっていき締め上げる。ウナギがこらえると中野が外して「起きろよ」と挑発しながら顔面を叩く。中野が引き起こすと「ウナギ!」と叫んでスピンキック。ウナギが立ち上がりビッグブーツもカウンターの蹴りを食らう。中野がウナギを引き起こして張り手。「起きろ!」と挑発しバイオレットシューティング。10分経過、返したウナギに中野はVSD。3カウントが入り、中野がウナギを破った。

 

中野のコメント

「ウナギ、あんたから(名前入りのリストバンドを)もらった。コズエンの気持ち大切にする、ありがとう。人はさあ、成長するときとか変わろうとするとき、必ず痛みを伴います。いまコズエンはナンバーワンになろうとみんな必死でもがいてて、自分の居場所を脅かされる恐怖と闘う人とか、自分が引っ張んなきゃって葛藤する人とか、結果を出そうともがく人とか、いま正直本当に苦しいです。でも、この苦しみを乗り越えた先にしかナンバーワンにはなれないから。コズエンはこんなところで崩れるような絆じゃない。みなさん私たちを信じてついてきてください。必ず、幸せにします」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
岩谷麻優<11点>

10分52秒
ジャーマンスープレックスを切り返し→エビ固め

鈴季すず<2点>

 スターダムのアイコン岩谷麻優と、プロミネンスを象徴する鈴季すずが一騎打ち。リーグ戦は岩谷が白星先行も前日のジュリア戦で引き分けとなった。この1点がプラスとなるかマイナスに響くかは今後しだい。それだけに鈴季との初遭遇で確実に2点をもぎ取っておきたいところだが、相手が何をしでかすかわからないだけに細心の注意が求められる。鈴季は前日の横浜で白いベルトの王者・上谷沙弥を破り初白星を挙げているだけに、岩谷にとってはなおさら注意が必要だろう。出遅れた鈴季とはいえ、3敗をキープしつづければ大逆転の可能性も見えてくる。

 場外戦で鈴季が岩谷を圧倒、レフェリーを挑発しながら岩谷にサッカーボールキックをぶち込む。リングに戻ると鈴季は顔面にニー。岩谷の反撃に「いてえな!」と叫んでやり返す。鈴季がコーナーに振ると岩谷がかわしてドロップキック。エルボーの打ち合いから岩谷が腕を取りコーナーからアームホイップ。低空ドロップキックも決めるが鈴季が返す。岩谷がコーナーに上がると鈴季が笑みを浮かべて「いかせるか、バカヤロー」とコーナーに上がる。エルボーの打ち合いから鈴季がヘッドバット、雪崩式フランケンシュタイナー。鈴季のトラースキックを岩谷が止める。しかし鈴季が投げっぱなしジャーマン。バックブリーカー狙いをかわして岩谷がスリングブレイド。岩谷がダイビングフットスタンプも鈴季が返す。岩谷がドラゴンの構えにいくが鈴季が切り返す。岩谷が強烈なエルボーも鈴季がドロップキック、両者ダウン状態から髪をつかんで立ち上がる。鈴季がマットに叩きつけるが岩谷が返す。鈴季がバックを取ると岩谷がロープに逃れるも鈴季が強引にジャーマン。岩谷がすぐに投げっぱなしドラゴン。鈴季がトラースキックで岩谷ダウン。10分経過。鈴季が立ち上げヘッドバット。崩れる岩谷のバックを取ってフィニッシュ狙いで前方に叩きつけるが岩谷が返す。鈴季はロコモーション式のジャーマンを狙うが岩谷が丸め込む。3カウントが入り、岩谷が鈴季を破った。

岩谷「後楽園ホールのみなさん、こんばんは!(倒れたままで)本日も後楽園ホールお越しいただきありがとうございました!最後、メインイベントで勝ったんですけど、マイクする気力が残ってないです。もう帰りたい、帰りたい。昨日横浜武道館でジュリアと15分ドローして、きょうも…。でも無事に勝ち点2ポイントゲットしたんで、岩谷麻優が優勝する確率全然ありますよね。STARS3人、代わりに締めてください」

飯田「麻優さんがこんなにもダメージがあるというわけですが、私もなかなかダメージがございます。STARSの師匠である葉月さんから勝ったから!自分も今回やっと2点取れたので、しかも葉月さんから勝ったので、この後楽園、私が締めます。それでは私が明日を信じて…(向後に間違いを指摘される)いまを信じて!」

羽南「いまを信じて、明日に輝け、ウィー・アー・STARS!」

岩谷のコメント

岩谷「無事に2点ゲット。ちょっときつい。最後、気持ちの丸め込みというか。でも、なんとしてでも鈴季すずとの初対戦、ドラゴンかムーンサルトを決めてバチッと勝ちたかったけど、丸め込みだけど勝てたからよかった。まだまだ岩谷麻優が優勝する可能性全然あります。たぶんね。わかんないけど、みんなの点数がどうなってるのか。でもこの夏駆け抜けて、一味違う2022年の岩谷麻優を見せつける、それだけ。ああ、キツ。ありがとうございました」

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