2022/09/25 試合結果

2022年9月24日 『5★STAR GP 2022高田馬場大会』

『5★STAR GP 2022高田馬場大会』
9月24日(土)ベルサール高田馬場観衆683人)

試合結果

◆タッグマッチ 10分1本勝負
レディ・C

6分50秒
外道クラッチ

琉悪夏
○妃南 吏南●

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
羽南<2点>

6分40秒
セブンティーン

白川未奈<8点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
向後桃<4点>

5分27秒
ウラカンラナ

舞華<14点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
スターライト・キッド<14点>

7分19秒
黒虎天罰→片エビ固め

飯田沙耶<4点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
鈴季すず<12点>

10分31秒
ジャーマンスープレックスホールド

壮麗亜美<10点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ひめか<14点>

9分3秒
ランニングパワーボム→エビ固め

ウナギ・サヤカ<2点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
渡辺桃<10点>

11分32秒
ピーチサンダー→片エビ固め

岩谷麻優<13点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
林下詩美<14点>

9分3秒
ハイジャックボム→片エビ固め

中野たむ<14点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ジュリア<15点>

14分49秒
フロントネックロック→レフェリーストップ

上谷沙弥<13点>

◆ハイスピード選手権試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
<王者>

7分44秒
あずみ寿司

<挑戦者>
AZM フキゲンです★

※第22代王者のAZMが7度目の防衛に成功
※もう一人は葉月

 

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 10分1本勝負
レディ・C

6分50秒
外道クラッチ

琉悪夏
○妃南 吏南●

 天咲光由の欠場により6人タッグマッチがタッグマッチに変更。クイーンズクエストの妃南&レディ・C組と大江戸隊の琉悪夏&吏南組が激突する。妃南と吏南は双子姉妹対決だ。

 妃南と琉悪夏で試合がスタート。琉悪夏が突進しようとするとレディが乱入しビッグブーツ。レディと妃南でビッグブーツとドロップキックを琉悪夏にヒットさせる。妃南が突進すると琉悪夏がショルダータックル。吏南が妃南をヘアーホイップで叩きつけ「このクソガキ!」と顔面を踏みつける。吏南が妃南にボディースラム。琉悪夏が妃南の顔面を踏みつけてから突進。妃南が止めて払い腰。レディが琉悪夏にビッグブーツからコブラツイスト、河津落とし、ニードロップ。レディの突進に琉悪夏がクロスボディー。吏南がレディに串刺しダブルニーアタック、卍固めで絡みつく。レディが返すと、ネックブリーカー。妃南が吏南にドロップキックから払い腰、STO。返した吏南に妃南はバックブリーカー。妃南が突進すると吏南がかわして琉悪夏が介入、琉悪夏のコンプリートショットから吏南がダブルニードロップをコーナーから放つ。妃南が返すと吏南がコーナーへ。レディがカットし妃南とともに吏南をマットに叩きつける。カットした琉悪夏が2人まとめてラリアット。吏南がフィニッシュを宣言し、ピンクデビル狙い。妃南が切り返して外道クラッチ。これで3カウントが入り、妃南が吏南を破った。

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
羽南<2点>

6分40秒
セブンティーン

白川未奈<8点>

 フューチャー・オブ・スターダム王座の現王者と元王者が5★STAR GP公式戦で一騎打ち。現王者は羽南だが、初の5★STAR GPエントリーでリーグ戦の壁に苦しんでおり、10戦して白星なし。リーグ戦は残り2試合で、なんとしても1勝はしておきたいところ。残るチャンスはあと2回。まずはこの試合に全力を注ぐ。一方の白川は連勝スタートもその後つまずき、優勝の可能性はすでになくなった。が、前日の後楽園では白いベルトの王者・上谷沙弥を破り、念願の白いベルト戦に向けて絶好のアピールになったと言えるだろう。それだけに現フューチャー王座を一蹴し勢いをキープしたい。優勝争いとは別に、どちらも絶対に勝利をもぎ取りたい闘いである。

 白川から先に手を差し出し握手を交わす。ゴングと同時に羽南がドロップキック。ロープに振ると払い腰からもう一発ドロップキック。白川が返すと、羽南は予告してダブルリストの構え。白川がこらえると羽南はコーナーに追い込み突進。しかし白川がかわしてヒザへのドロップキック。白川は左ヒザをマットに叩きつけると吊り天井へ。もう一度ヒザをマットに叩きつけるが羽南が返す。羽南がエルボーで向かっていくと白川が「チャンピオーン!」と手を広げてエルボーを受けて立つ。白川の突進に羽南が払い腰。白川が振ろうとするが、切り返した羽南がロープに振って腕十字へ。白川がエスケープすると、羽南はダブルリストアームサルト。羽南が持ち上げようとするがバックの取り合いに。羽南の突進に白川がエルボーを叩き込む。羽南が返すと、白川のヒザ裏を蹴飛ばしていく。白川がヒザ裏にドロップキック。足4の字を狙うと羽南が切り返し、ダッシュしてきた白川にカウンターでブロックバスター。羽南がフェイマサ―を放つが白川が返す。羽南はフィニッシュを宣言し、バックを取る。白川が切り返し左脚を取ってドラゴンスクリュー。足4の字を狙うが羽南が切り返し丸め込む。白川が返すと羽南がさらに丸め込み。これで3カウントが入り、羽南が初勝利を挙げた。試合後は白川から握手を求め羽南の勝利を称えた。

 

羽南のコメント

「やっと、やっと!2点、獲得しました! あと今日含めて残り2戦しかなくて、ホントに悔しくて、何もつかめずに終わるのだけは絶対嫌だったので、今日こうやって、丸め込みだったけど、スリー取れて、2点獲得できて、本当にうれしいです。白川未奈とはこれからもどんどんやり合っていきますし、私は白川未奈に言われた通り、フューチャーのベルトを壮麗亜美から守り抜きたいと思います」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
向後桃<4点>

5分27秒
ウラカンラナ

舞華<14点>

 舞華と向後桃の5★STAR GP公式戦で初シングル。舞華は連敗スタートながらも盛り返し、ここまで7勝3敗と初の決勝進出に向けて好位置につけている。対する繰り上げエントリーの向後は10戦して1勝と初の5★STAR GPで白星に恵まれていない。舞華からすれば確実に2点を取れそうな試合ながら、油断は禁物だ。

 向後が「シングル初めまして。よろしくお願いします」と握手を求める。舞華が拒否も執拗に向後が求め、舞華が応じようとすると丸め込んでいく。舞華が返すと、軽々と持ち上げてボディースラム。向後のボディーアタックを舞華が受け止めマットに投げつける。舞華はラリアットからショルダータックル。向後がカバーを反転するが舞華が返してラリアット。向後がかわしてコルバタで飛びつくが舞華がキャッチしコーナーに叩きつける。コーナーに振られた向後がボディーアタックからコルバタ。向後は619をヒットさせるが2カウント。向後がスワンダイブを狙うが舞華が止めて滞空時間を取ってのブレーンバスター。舞華はスリーパーに向後をとらえる。舞華は胴締めに移行し締め上げる。しかし向後の足がロープへ届く。舞華がラリアットも向後の肩が上がる。向後はラリアットをかわしトラースキック。しかし舞華がラリアット。舞華は山茶華で叩きつけるが向後が返す。向後がウラカン・ラナにいくと舞華が返せず3カウントが入った。

 

向後のコメント

「向後桃が舞華選手からスリー取りました! 正真正銘のスリーです。5★STAR4点目、メチャクチャ大きな4点目ゲットしました。舞華選手の攻撃が一個一個重くて痛くて、心折れそうだったんですけど、勝つことができて本当にうれしいです。私のなかで、ひとつこれはとても大きな勝ちになりました」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
スターライト・キッド<14点>

7分19秒
黒虎天罰→片エビ固め

飯田沙耶<4点>

 飯田沙耶とスターライト・キッドが5★STAR GP公式戦で一騎打ち。STARSの元同門ということにもなるが、大江戸隊入りしてからのキッドは急成長。今年のリーグ戦ではここまで6勝3敗で優勝の可能性を残している。一方の飯田は予選リーグからエントリーし、ここまで2勝7敗。優勝の可能性はすでに消えているが、大江戸隊キッドの足を引っ張ることは十分可能。キッドの欲望を食うか、注目の対戦だ。

 髪とマスクをつかみ合い、飯田がロープに振ってショルダータックル、逆水平の連打。ジャンピングチョップをかわしてキッドがフライングエルボー、その場飛びムーンサルト。キッドのチョップに飯田はショルダータックルから腕をつかんでエルボーを放つ。キッドもやり返しエルボーの打ち合い。飯田は連打してノーザンライトの構え。キッドが切り返しネックブリーカーを狙うが飯田が切り返しカウンターでジャンピングダブルチョップ、ノーザンライト。返された飯田はコーナーに上がり飯田ロケットを狙うもキッドが雪崩式アームホイップ。キッドは旋回式ダイビングボディープレスを放つが飯田がかわす。飯田が飯田ロケットを発射。しかしキッドが返してみせる。飯田がブレーンバスターを狙うがキッドがかわす。飯田はキン肉バスターの構えもキッドが切り返す。しかし飯田がラリアット。飯田は滞空時間を取ってのブレ―バスターを狙うがキッドが丸め込み。飯田が返すとキッドは黒虎脚殺へ。しかしロープ際で飯田がエスケープ。キッドが背後からダブルニーアタック、旋回式ダイビングボディープレス。飯田が返すとキッドはフィニッシュを宣言し黒虎天罰の構え。しかし飯田が切り返しラリアット。キッドがスイングネックブリーカーも1カウントで返される。飯田の突進を止めてキッドが黒虎天罰。飯田が返せずキッドが3カウントを奪った。

 

キッドのコメント

14点。きてるよ。決勝戦までのコマ着々と進んでるよ。飯田、沙耶、チョップとエルボーいままでの公式戦の中で一番気持ちがこもってて、私が折れそうになった。でも唯一飯田沙耶だけ大江戸隊に移動した私を受け入れてくれていない、そんな気がする。でもいいんじゃないの、その方がどんどん欲しいものも出てくるでしょう。いつでもお相手してあげるんで。ということであとは2戦、明日ようやくの鈴季すず。私はこの3連戦、3連勝、6点かっさらうつもりなんで、明日はいままで以上にバチボコな試合になるかもしれねえな、楽しみだ。飯田沙耶、天罰完了」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
鈴季すず<12点>

10分31秒
ジャーマンスープレックスホールド

壮麗亜美<10点>

 予選リーグをぶっちぎりで勝ち抜いた壮麗亜美はここまで5勝5敗。優勝の可能性はなくなったと思われるが、健闘の部類に入るだろう。この日は白星を再び先行させるための試合となるが、相手はプロミネンスの鈴季すず。3連敗スタートも立て直し、前日の後楽園では遂に白星を先行させた。崖っぷちながらも大逆転の可能性を残していると言えそうだ。鈴季が勢いをキープしさらに突っ走るか、それとも壮麗がストップをかけるか、注目の初対決だ。

 ゴングが打ち鳴らされゆっくりと歩を進める。ロックアップで壮麗が押し込むと鈴季がすぐに反転、ブレイクと見せかけニーをぶち込む。コーナーに追い込むと顔面を踏みつけていく。エルボーの打ち合いから鈴季がダッシュすると壮麗がショルダータックルからボディースラム、コーナーに乗せてボディーアタック、鈴季が返すと壮麗は逆エビ固め。鈴季がエスケープするとタックルを見舞い、突進。壮麗がカットするが鈴季がエプロン越しにスタナー。鈴季はミサイルキックで壮麗を吹っ飛ばすが2カウント。鈴季は予告してジャーマン狙い。壮麗が阻止しエルボーの応酬へ。鈴季が手を広げて壮麗の打撃を受けて立つ。壮麗が逆水平連打も鈴季がエルボー。鈴季のダッシュを止めて壮麗がマットに叩きつける。壮麗は逆エビ固め。鈴季がエスケープすると壮麗が背後からボディーアタック、ショルダータックル。壮麗はアルゼンチンバックブリーカー「決めるぞ!」と叫んでアトミックドロップ狙い。鈴季が切り返すが壮麗が背後からラリアット。鈴季がヘッドバット、エルボー連打。フィニッシュを予告するが壮麗がラリアット、ブルーサンダー。返した鈴季に壮麗は雷の如くの体勢、「させるか!」と鈴季がジャーマン、テキーラショットで叩きつけるが2カウント。鈴季はあらためてフィニッシュを宣言しジャーマン。壮麗が返せず鈴季が勝利をゲットした。

 

鈴季のコメント

「よっしゃ、5★STAR GP12点、メキメキメキメキ結果を残してますよ。壮麗亜美、ただのでかい緑じゃなかったな。あっぶねえ。私の武器のここ(腰)がなくなっちまうところだっただろ。それでも勝つのが鈴季すず、このまま鈴季すずの時代をスターダムで築いてやるからな」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ひめか<14点>

9分3秒
ランニングパワーボム→エビ固め

ウナギ・サヤカ<2点>

 ウナギ・サヤカとひめかの一騎打ちが5★STAR GP公式戦で実現。しかし戦績には大きな差があり、ウナギは1勝どまりで苦しんでいる。一方のひめかは6勝4敗で2度目の決勝進出に向けてひとつも落とせないところ。得点だけ見れば確実に勝ちを取れそうなところだが、不振のウナギは大物食いで印象を残すためにもがむしゃらに来るだろう。ひめかが細心の注意を払い決勝進出に望みをつなぐか、それともウナギがひめかの足を引っ張るか。

 ひめかがコーナーに上がりコールを受けているところでウナギが襲いかかって落とすとギロチンドロップ。足を取りにいくがひめかがエスケープ。ひめかはリング下で間合いを取る。ウナギが追いかけ場外戦。ウナギがエプロンでギロチンを投下しリングに戻す。ウナギはひめかの顔面を踏みつけビッグブーツ。ひめかが返すと、ウナギがエルボーを受けて立つ。ひめかが崩れ落ちウナギが蹴りの連打から突進。ひめかがキャッチもウナギが切り返しビッグブーツ連打。ウナギがロープに振ろうとするがひめかが阻止してバックフリップ。ひめかは、串刺しボディーアタックからショルダータックル。ウナギがエルボーを放ち、ひめかもやり返す。ひめかがエルボーを打つが力が入らず。ウナギが連打すると、ひめかもやり返す。エルボーの打ち合いが交錯し両者ダウン状態。ひめかが立ち上がりウナギの手を取りエルボー。ウナギも応戦しエルボーの応酬が続く。ひめかが連打しウナギがダウン。しかし、ひめかが突進するとウナギがフェースクラッシャーから腕を取ってサブミッション。ひめかがエスケープすると、ウナギは城門突破狙い。ひめかがかわしてバックドロップ。ウナギが返すと、ひめかはアルゼンチンからJPコースター。ギリギリでウナギが返すと、ひめかは至近距離からラリアット。起き上がりこぼし式で3連発。ウナギがダッシュしてきたひめかの腕をとりアームブリーカー、しかしひめかがラリアット。ウナギが返すとひめかがコーナーに追い込み背後からラリアット。コーナーに乗せるとパワーボムを決める。3カウントが入り、ひめかがウナギを破った。試合後、ウナギがもう一度を意味して指を差し出すと、ひめかはその手を払いのけた。

 

ひめかのコメント

「5★STAR公式戦、2週間ちょっと休んで、それも夏休みなのかな? ウナギ、オマエの7番勝負以来のシングル、すごく闘っててワクワクして、でもな、もう一回って言ってたけど、もう一回だけじゃないよ。何度でも、これからもずっと、オマエはライバルだ。そのみんなに渡してる名前入りのヤツ、返したから。毎回私と闘うたびにもってこい。そのたびに返してやるよ。そして、残すは10・1、舞華。いま同点かな? どっちが決勝に行ってもおかしくないなか、舞ひめ対決、ファンのみんな期待してるから、その期待を超えるような試合をお見せして、あ・げ・る」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
渡辺桃<10点>

11分32秒
ピーチサンダー→片エビ固め

岩谷麻優<13点>

 岩谷麻優と渡辺桃が5★STAR GP公式戦で激突。これまで何度も闘ってきた両者だが、大江戸隊入りしての桃となれば、岩谷にとっては過去の成績は参考にならないだろう。実際、年を追うごとに桃が勝つ試合も増えてきているだけに、どちらが勝ってもおかしくない対戦だ。昨年準優勝も、今年は優勝の目がすでに消えた桃。しかしながら、それだけに何をしでかすかわからない。2度目の優勝に向けて前進するためにも、岩谷には絶対落とせない闘いだ。

 岩谷のコール中に桃が襲撃、リング下に落として場外戦で圧倒する。しかし岩谷が鉄柱に桃を叩きつけると先に生還。戻ってきた桃が「正々堂々やってやるよ」と握手を求める。岩谷がその手を蹴飛ばしエルボー。エルボーの応酬から岩谷がドロップキック。岩谷がバックキックも大江戸隊のセコンドに足を引かれる。桃がサッカーボールキックから首を絞めてカバー。桃は「やり返してみろよ」と挑発してミドルキック。桃はスパナを持ち出すが岩谷がかわす。岩谷がスパナを手にするとレフェリーが気づく。岩谷が丸め込みからドロップキック連打、ダイビングフットスタンプ。桃が返すと、岩谷がドラゴン狙い。蹴りのかわし合いから桃がハイキック、岩谷がトラースキック、岩谷がスリングブレイド。岩谷がフロッグスプラッシュも2カウント。岩谷はフィニッシュを宣言しドラゴンの構え。桃が切り返すが岩谷が丸め込み。桃が蒼魔刀も2カウント。桃はチキンウイングフェースロックに岩谷をとらえる。桃はBドライバーを決めるが岩谷がクリアー。桃がツームストーンの構えも岩谷が丸め込む。桃がハイキックを放つとキッドがイスを持ってレフェリーを引きつける。桃がスパナをレガースに仕込むが岩谷がトラースキック。岩谷がドロップキックで桃を場外に落としトペスイシーダ。しかしイスでカットされてしまう。リング下では大江戸隊が桃に加勢。桃がエプロンから岩谷を蹴飛ばす。岩谷は15カウントで生還。10分経過。桃が胴締めスリーパー。フィニッシュを宣言すると、ピーチサンライズ狙い、切り返した岩谷がドドンパを狙うが桃がハイキック。桃が岩谷の顔面を蹴り上げピーチサンダー。岩谷が返せず桃が勝利した。

 

桃のコメント

「あいつ、私のスパナ2本だと思ってたでしょ。違うんだよ。私のスパナは3本でもない、無限にあるんだよ。ハハハッ。何回排除しても無駄ってこと。オマエらわかっただろ。学べよ、いい加減。5★STAR 最終戦なんだっけ、葉月だっけ。最初勢いあったみたいだけど、いまもう勢いガタ落ちじゃん。あんなヤツ最後にいっちばんみじめな思いさせて私が勝ってやるよ。5★STARなんてもう知らねえよ」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
林下詩美<14点>

9分3秒
ハイジャックボム→片エビ固め

中野たむ<14点>

 林下詩美と中野たむの5★STAR GP公式戦は、今年のシンデレラ・トーナメント以来のシングルマッチ。詩美は6勝4敗で、中野は7勝3敗。どちらも決勝進出に向けて崖っぷちで落とせない一戦となる。中野は前日の朱里戦で敗れており、連敗は避けたいところ。勝った方が生き残りへの権利をつかむ重要な闘いだ。

 中野の入場で詩美がマイクを取り生歌で迎え入れる。すると中野は詩美を睨みつける。詩美はぶりっ子ポーズで中野の心を折りにかかる。レフェリーが「頑張ろう」と中野に声をかけてゴング。中野がニーアタックで突進し「なめんな!」とバックドロップ。場外へプランチャ狙いでコーナーに上がると詩美が阻止してアームブリーカー。詩美がボディースラムからカバーも中野が返す。詩美はアルゼンチンの構えも中野が切り返し突進。しかし詩美がエルボー、中野はラリアットをかわしガンスタン、ニーアタック、場外へプランチャ。中野は「なめんな」と詩美をリングに戻し、バックを取る。詩美がエルボーも中野がスピンキック、ジャーマン。詩美がジャーマンのお返し、中野もジャーマン。詩美がもう一発ジャーマン。両者ダウン状態から詩美がジャーマン狙い。中野がこらえるが詩美は強引にジャーマン。中野が返すと、詩美はコウモリ吊り落とし狙い、中野がこらえてサブミッションへ。詩美が持ち上げてコウモリ吊り落としを決める。中野が返すと、詩美はアルゼンチン。中野がタイガー、バイオレットシューティング。ダウン状態から立ち上がりエルボーの打ち合い。中野がカウンターでスピンキック。詩美がショルダータックル。中野がVSDを狙うが詩美が切り返しラリアット。詩美はアルゼンチンから前方に叩きつけるが中野がクリアー。詩美は旋回してハイジャックボム。3カウントが入り、詩美が中野を破った。

 

詩美のコメント

「たむちゃんから、たむちゃんから2点ゲットしました。なんかたむちゃん、いいもの持ってたね。ゴッデスのベルト。今日、私、勝ったから、5★STARが終わったら始まるゴッデス・オブ・スターダムのベルトに関係するあれあるよね、タッグリーグ。今日、大事な1勝だったよ。たむちゃん、楽しかった。中野ぅたみも喜んでたよ、ありがとうね」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ジュリア<15点>

14分49秒
フロントネックロック→レフェリーストップ

上谷沙弥<13点>

 上谷沙弥とジュリアが5★STAR GP公式戦で対戦。ワンダー・オブ・スターダム王座の現王者と元王者の直接対決でもある。前日の後楽園大会では上谷が白川未奈に、ジュリアが渡辺桃に敗れ痛い黒星を喫してしまった。どちらも優勝の可能性があるだけに、前日の敗戦をこの試合で払拭したい。ともに6勝3敗1分けで、負けた方が大きく後退となるだけに、どちらも絶対に落とせない大一番だ。

 探り合いからグラウンドへ。ロックアップからジュリアがヘッドロック。上谷がロープに振るがジュリアがフェイント、上谷は側転で威嚇しドロップキック。上谷が後方からドロップキック。返したジュリアがドロップキック、ネックブリーカー。上谷が返すと、ジュリアがベアハッグから後方に投げつけボディープレス、フェースロックへ。上谷がエスケープすると、ジュリアがエプロンでのバックドロップを狙う。上谷がこらえるとジュリアはロープ越しにネックブリーカー。場外戦から上谷がスワンダイブ式ボディーアタック。ジュリアが返すと、上谷はスタークラッシャー狙い。ジュリアが切り返しジャーマン、上谷の二段蹴りをかわして蜘蛛の巣で絡みつく。上谷が後方に叩きつけると、コーナーへ。ジュリアが追いつきコーナー上でエルボーを打ち合う。上谷が落とすがジュリアが再び上がって雪崩式ダブルアームスープレックス。上谷がスピンキック、張り手。上谷の突進にジュリアがドロップキック。上谷がカウンターで二段蹴り。両者ダウン状態から突進し上谷のニールキックがヒット。ジュリアがバックブローから両者のエルボーが交錯。10分経過。エルボーの打ち合いからジュリアが連打しパンチで倒す。引き起こされた上谷が至近距離からドロップキック。コーナーに上がりミサイルキックからノーザンライト。残り3分。スタークラッシャー狙いを切り返してジュリアがファルコンアロー。上谷が返すと、逆さ押さえ込みからビッグブーツ、スタークラッシャー。しかしジュリアの肩が上がる。上谷はコーナーに上がりファイヤーバードスプラッシュもヒザを突き立てられる。ジュリアは三角絞めからバックドロップ。上谷が返すと、残り1分。ジュリアのレッグロックにつかまった上谷は張り手連打。上谷が反転し上になる。しかしジュリアがフロントネックロックで締め続けると、時間切れ寸前でレフェリーがゴングを要請。ジュリアの勝利が宣告された。

 

ジュリアのコメント

「あと1戦、あと1戦…。きょうは現ワンダーチャンピオンの上谷沙弥とやっとやっと闘うことができた。今年に入って2回目?3回目?シングルは2年ぶり。だから5★STAR好き。こんなにちょっとあいてるうちに上谷はホントに立派な立派なチャンピオンになって、それも見てたし、ずっとやりたかったよ、上谷オマエと。今日はありがとう。最後、時間はギリギリ。とっさに引き出しを開けてなんとか絞め落として今日勝ちました。次は鈴季すず!待ってろよ。そして必ずここはジュリアが制して決勝への切符をつかみ取ってやる。アリベデルチ、またな」

◆ハイスピード選手権試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
<王者>

7分44秒
あずみ寿司

<挑戦者>
AZM フキゲンです★

※第22代王者のAZMが7度目の防衛に成功
※もう一人は葉月

 5★STAR GPシリーズ内でおこなわれるハイスピード選手権試合。王者AZMには7度目の防衛戦。3WAYマッチによる防衛戦は3・27両国以来となる。今回はかねてから熱望していた葉月との対戦。さらに大江戸隊のフキゲンが加わるだけに勝負の行方は混とんを極めそうだ。AZMは葉月の王者時代に一度挑戦しており、立場を変えてのタイトルマッチ。葉月の本意は白いベルトにあり、ハイスピード王座には当時から興味を示していなかったが、AZMの希望により挑戦者としてリングに立つことになった。また、フキゲンも元をたどればハイスピードの第一人者。AZMには、ハイスピード王座の歴史と一度に向かい合う形となるが…。

 AZMが葉月に突っかかりロープワークの攻防。2人がヘッドスプリングで立ち上がるとフキゲンと顔をそろえる。フキゲンがまとめてセントーン。ダブルを宣言するがブレーンバスターで2人に叩きつけられる。葉月が2人に顔面ウォッシュ。葉月はもう一度まとめてセントーン、AZMをコーナーに追い込むがAZMが交わしてフキゲンの手を取るとまとめてアームホイップとコルバタ。AZMがコーナーに上がるとフキゲンが落として場外へ。しかし葉月が横からカットし、場外へトペスイシーダを放つ。葉月はAZMにコードブレイカーからクロスフェース。AZMがエスケープすると、葉月がDDT。フキゲンのカットは葉月がかわしてAZMにセントーン。葉月がフキゲンに二段蹴り。フキゲンが返すと葉月は垂直落下狙い。フキゲンが切り返しスピンキックからヨシタニック。AZMがカットしミスティカ式ワキ固め。フキゲンがAZMのバックを取るが葉月の二段蹴りがヒット。葉月はAZMにもトラースキックで3人がダウン状態。AZMと葉月がエルボー合戦。丸め込みの応酬にフキゲンがまとめて押さえ込む。ギリギリで返されたフキゲンはAZMと共闘。葉月が2人まとめてスワンダイブ。AZMが交わしてフキゲンにヒット、AZMが葉月を丸め込む。AZMが葉月に飛びつくが葉月が葉・月ストラル。フキゲンがカットすると葉月が二段蹴り。AZMがブレーンバスター、葉月がセントーン。AZMが葉月を飛び越えてフキゲンにダイブ、フキゲンがAZMを丸め込む。AZMが連続で丸め込みにいくと3カウントが入った。

AZM「7度目の防衛に成功しました!ずっと言おうと思ってた、葉月ちゃんに勝ってからじゃないと言えないなと思ってて。直々にじゃないけど、葉月ちゃん、お帰り。スターダムに戻ってきてくれてありがとう」

葉月「AZM、ただいま。やっとお帰りって言ってくれたね。逆指名してくれてありがとう。うちを3WAYで破ったからにはしっかりうちが超えられなかった最多防衛記録、AZMが塗り替えてください。楽しみにしてます」

AZM「もうしんみりした感じはおしまい。次は約束した通り、花園桃花さんとこのベルトを懸けてタイトルマッチ。要望どおり大阪のビッグマッチで、小川さん組んでください。OK?」

詩美がリングへ。

詩美「おい大江戸隊。ずいぶん前にQQにメッセージもらえたけど、返事遅くなってごめんね。私たちQQ忙しかったですが、ようやくスケジュールあきました。なので、そのアーティスト戦、私たちQQスケジュールあきました。なので、そのアーティスト懸けてやりましょうか」

キッド「返事がおせーよ。まあずいぶんと前にお約束して私たちもちょうどいま次期挑戦者がいないので逆指名させてもらいましたけど、あと1人誰か連れて。誰かは教えてくれない感じですかね?あの日、ちょうどいたメンバーで、っていう認識でいいのかな?」

詩美「今日はちょっとボロボロでここにいないけど、私、AZMさん、そして上谷沙弥で挑戦したいと思います」

キッド「2連続で生え抜き同士の防衛戦、それでは会社さん、ワンダーとハイスピードの防衛戦がない日に防衛戦を組んでくださーいっ!どうぞ、よろしくお願いします」

AZM「私たちも大江戸隊との決着がちょうどついてなかったんでね、まあ大江戸隊から取るのは私たちしかいないでしょ!私たちQQが大江戸隊からアーティストベルトひっぺがすんで、ご期待ください。きょうは公式戦じゃないし、久しぶりにQQで締めようか。いまを信じて?明日に輝け?誰を信じるかは自分で決めろ。Bow down to the queens!」

AZMのコメント

「ハイスピード防衛戦、V7、防衛しました。よかった。正直言っちゃうとすごく不安だったけど、無事、葉月ちゃんにもお帰り言えたし、私が葉月ちゃんとまた新たな約束を果たすために最多防衛記録をしたいと思います。言っちゃえば、いまスターダムの所属選手で私からこのハイスピードのベルトを取れる人、いないんじゃないの?正直。悔しかったらそのへん頑張ってもらって、次は花園桃花さん。約束通り会社にも大阪のビッグマッチでやろうと伝えておいたので、素晴らしい舞台で素晴らしい試合やりましょう。期待しています」

葉月のコメント

葉月「3年前と同じ3WAY、今回はAZMがフキゲンから3。勝敗にはかかわってないけど、私が試合を通してちゃんとAZMがハイスピードチャンピオンとして誇りを持ってやってることを感じたし、勝敗にかかわってなくても私は負けたなと、しっかり思います。リング上でも言った通り、私が超えられなかったハイスピードの最多防衛記録、これをAZMにはしっかり超えてほしいと思います。そしてAZM、早いけどハイスピードチャンピオンのまま20歳、おめでとう!またやろうね」

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