2022/10/10 試合結果

2022年10月10日 広島大会

『広島大会』
10月10日(祝・月)広島県立広島産業会館観衆353人)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
レディ・C

5分29秒
ジャイアントバックブリーカー

月山和香

◆シングルマッチ 15分1本勝負
コグマ

7分20秒
ダイビングボディプレス→片エビ固め

桜井まい

◆8人タッグマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

11分18秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

向後桃
○スターライト・キッド 葉月
琉悪夏 飯田沙耶●
鹿島沙希 岩谷麻優

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
なつぽい

13分59秒
足4の字固め

上谷沙弥●
○白川未奈 AZM
中野たむ 林下詩美

◆ワールド・オブ・スターダム選手権前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
ひめか

17分12秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美●
○舞華 MIRAI
ジュリア 朱里

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
レディ・C

5分29秒
ジャイアントバックブリーカー

月山和香

 レディ・Cと月山和香が昨年9・20後楽園以来の一騎打ち。このときは月山和香のスターダムチャレンジ第5戦でレディがシングル初勝利を挙げており、レディは月山からの連勝と、6・11大阪で飯田沙耶を破った5★STAR GP予選リーグ以来のシングルでの勝ち星を狙う。一方の月山はシングルはおろか、タッグ戦でもいまだ白星に恵まれていない。レディへの雪辱と、記念すべき初勝利をめざし、この日も月山はリングに上がる。

 レディの方から握手を求め月山もクリーンに応じてゴング。月山がタックルにいくとレディがバックを取る。バックの取り合いからレディがヘッドロック。月山がロープに振るがショルダータックルで吹っ飛ばされる。月山がすぐに立ち上がりヒザへのドロップキックからクロスボディー。レディが返すと、月山はネックロックから飛びついてパロ・スペシャル。レディがエスケープすると、カウンターでビッグブーツから河津落とし、ニードロップ。月山が返すと、レディは予告してジャイアントスイング。レディの突進を月山が止めて回転エビ固め。返された月山はすぐにドロップキックを打ち込んで突進。レディがかわしてロープ越しにニードロップ。串刺しビッグブーツを決めるが月山がクリアー。レディのチョークスラムを月山がこらえて丸め込みの連続。ギリギリで返したレディが突進を止めてチョークスラムで叩きつける。しかし月山が肩を上げてみせる。レディがジャイアントバックブリーカーからネックブリーカー。さらにジャイアントバックブリーカーで締め上げると月山がギブアップ、レディの勝利となった。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
コグマ

7分20秒
ダイビングボディプレス→片エビ固め

桜井まい

 コグマと桜井まいのシングルマッチ。両者は5★STAR GP8・20大阪で対戦しており、このときはコグマが勝利。コグマが返り討ちにするか、それともリーグ戦で奮闘した桜井が雪辱を果たすか?

 探り合いから桜井が足を踏みつけると腕を取って捻り上げる。桜井がヘッドロックにとるとコグマがロープに振るがビッグブーツを食らう。桜井がもう一発ビッグブーツを放つとコグマはリング下に転落。桜井も下りて場外戦に。コグマが逃走し、桜井が追いかける。コグマは一度リングに戻るがエプロンから誘って回転エビ固めからドロップキック。コグマはキャメルクラッチから「強制クマ」ポーズ。さらに背中を踏みつけフットスタンプ。桜井が返すと、コグマは串刺しで突進。読んでいた桜井がドロップキック、串刺しエルボー、フェースクラッシャー。さらに「お返しだ」とキャメルクラッチからこめかみをグリグリ。ミサイルキックでコグマを吹っ飛ばすが2カウント。コグマがネックロックも桜井が切り返してスタンディングギロチンからSTF。コグマがエスケープすると桜井はコーナーへ。コグマが立ち上がり雪崩式フェースクラッシャー。桜井が返すと、コグマはDDT、ミサイルキック。返した桜井が丸め込むが2カウント。コグマはビッグブーツをかわしジャーマンからダイビングボディープレス。3カウントが入り、コグマが桜井を破った。

◆8人タッグマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

11分18秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

向後桃
○スターライト・キッド 葉月
琉悪夏 飯田沙耶●
鹿島沙希 岩谷麻優

 岩谷麻優&葉月&飯田沙耶&向後桃組のSTARSと鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃&琉悪夏組の大江戸隊が8人タッグマッチで全面対決。大江戸隊の鹿島&キッド&桃組は前日の名古屋でクイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM組とドローでアーティスト・オブ・スターダム王座5度目の防衛に成功した。STARSでは9・11横浜で葉月&コグマ&羽南組が挑戦しているがベルト奪取はならなかった。王者組は前日の試合後、外部ユニットとの防衛戦を希望。同時に既存ユニットからの挑戦も必要あれば認めるとのことで、岩谷率いるSTARSがベルト奪取に乗り出すかも注目される。1023立川立飛で開幕のタッグリーグ戦では、岩谷と向後がチームを組んでエントリー。タッグリーグを見据えての闘いも視野に入れての対戦となる。

 ゴング前に大江戸隊が奇襲攻撃、場外戦となりリング上ではキッドが向後の顔面を踏みつける。キッドがコーナーに向後を連続で叩きつけると大江戸隊が総出で攻撃。キッドがカバーするが無効に。桃が向後の顔面を踏みつけミドルキックを連打。向後が琉悪夏にコルバタ。エプロンに送り出されるとコーナーから反転ボディーアタック。琉悪夏が返すとSTARSが連係で攻撃する。合体ドロップキックを狙うと大江戸隊が足を引いて阻止。しかしSTARSがアームホイップと顔面ウォッシュで競演。琉悪夏のフィッシャーマン狙いを岩谷が阻止。しかし琉悪夏の低空クロスボディーで岩谷が悶絶。鹿島が岩谷とエルボーの応酬。鹿島は髪をつかんで後頭部をマットに叩きつけコーナーからフェースクラッシャー。岩谷がドロップキックを放ち飯田に託す。飯田は鹿島にドロップキック、エルボードロップ。鹿島がダブルアームスープレックス、キッドがダイビングボディーアタックで続く。飯田がチョップにいくとキッドがエルボーで応戦。打撃の応酬からキッドが連打し突進も飯田のジャンピングチョップを食らう。飯田はエルボーアタックから串刺しで突進。キッドがかわし大江戸隊が次々と串刺し攻撃。キッドと桃が蒼魔刀の挟み撃ち、キッドがその場飛びムーンサルト。カットされたキッドが飯田にエルボーから突進。飯田がかわして岩谷と向後が619で競演、葉月が捕まえ岩谷と飯田がフェースクラッシャー。つづいて飯田がキッドに飯田ロケット。しかし大江戸隊のカットが間に合う。飯田はキッドにノーザンライトの構え。キッドが丸め込むが2カウント。キッドはストレッチマフラーにとるが向後がカットする。岩谷と葉月の合体を鹿島が阻止してリング上はキッドと飯田。10分経過。キッドが黒虎天罰を狙うが飯田がこらえて至近距離からラリアット、垂直落下式ブレーンバスターの構え。桃がカットしキッドとマジックキラー。キッドはムーンサルトプレスを投下。3カウントが入りキッドが飯田を破った。

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
なつぽい

13分59秒
足4の字固め

上谷沙弥●
○白川未奈 AZM
中野たむ 林下詩美

 前日の名古屋大会で鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃組のアーティスト・オブ・スターダム王座に挑戦も引き分けでベルト奪取ならなかった林下詩美&上谷沙弥&AZM組が気持ちを切り替え、中野たむ&なつぽい&白川未奈組のCOSMIC ANGELSと6人タッグマッチで対戦する。タッグリーグ戦ではゴッデス・オブ・スターダム王者の中野&なつぽい組もエントリー。元王者の詩美&上谷組も同ブロックで出場するだけに、両チームには前哨戦だ。また、11・3広島のビッグマッチでは上谷と白川がワンダー・オブ・スターダム王座をかけて激突。会場こそ違うが、同じ広島での前哨戦となった。まずはこの6人タッグマッチでどんな駆け引きが展開されるか。

 白川が上谷を手招きし、白いベルトを争うこの2人で試合がスタート。ロックアップでの力比べから上谷がロープに押し込むが白川がつかみ返して張り手を見舞う。上谷が詰め寄りエルボー合戦を仕掛ける。上谷が連打し二段蹴り。白川がかわし視殺戦。なつぽいとAZMがハイスピードの攻防。AZMがアームホイップもなつぽいが丸め込み。上谷と詩美が乱入しQQがトリオでなつぽいを攻撃する。なつぽいが返すと、AZMが串刺しドロップキック。AZMはエルボーからラリアット。なつぽいがかわしドロップキック。中野がAZMにダイビングボディーアタック。上谷が乱入しAZMと合体クローズライン。中野がかわすとなつぽいとネックブリーカー、ドロップキック&ニーアタックの競演。中野がダッシュすると詩美が妨害しAZMと合体攻撃。AZMがミサイルキックも中野が返す。詩美がショルダータックルから背中へのドロップキック。中野が返すと、両軍が乱戦。リング上は中野と詩美。エルボーの打ち合いから中野がジャーマン、詩美もジャーマンでやり返す。詩美が担ぎ上げようとすると中野が回避しスピンキック、詩美がカウンターでラリアット。両者ダウン。上谷と白川が打撃の応酬。白川が右ヒザへの蹴りを連発、上谷がヒザ狙いのドロップキックをかわしてドロップキック。コーナーに振られた白川が突進をかわす。上谷が突進すると白川がヒザへのドロップキックを決める。白川が足4の字を狙うと上谷が回避。コーナーに振られた上谷が崩れ落ちる。白川が突進するが上谷がかわしQQが挟み撃ち、上谷がスワンダイブ式ボディーアタック。白川が返すと、上谷はスタークラッシャー狙い。白川が切り返しヒザ裏へドロップキック、足4の字固め。コズエンは場外でQQを捕獲。しかしAZMがカットに成功。10分経過。中野となつぽいがジャーマンで分断しダブルのプランチャ。リング上は上谷と白川。白川がヒザへの蹴りを連打、上谷はエルボーで向かっていく。エルボーの打ち合いから白川がヒザへの蹴り、しかし上谷がカウンターでスピンキック。上谷がダッシュすると白川がバックブロー連打。足を取るとドラゴンスクリュー狙い。上谷が切り返しマットに叩きつける。カミゴェ狙いを白川がカットしドラゴンスクリュー3連発から足4の字固め。すると上谷がタップアウト。白川が白いベルトの前哨戦を制した。

白川「広島のみなさん、元気ですか? 3週間後、この広島という地で新ワンダー・オブ・スターダムのチャンピオンになる白川未奈です。はあ~、はあ~、月山、月山、ちょっと乱れちゃったから(櫛を)ちょうだい。(髪をとかしながら)上谷~、ボロボロにグチャグチャにしてくれるんじゃなかったっけ? ボロボロになったの髪の毛だけなんですけど。かわいい? かわいい、かわいい。ボロボロになったのは、上谷のヒザだねえ。11月3日、泥道、砂利道出身の私が、その希望のベルト、取ってやるよ。絶望を味わうのは、上谷、アナタだよ」

上谷「白川未奈、私に2連勝、私はまだまだまだこんなもんじゃない。私には最多防衛記録更新という大きな夢もある。私にとってアナタは通過点なんだよ。アナタにとって年に一度の大舞台、絶望のその先に突き落としてやる」

白川が上谷のヒザを踏みつける。

白川「いい加減にしろよ」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
ひめか

17分12秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美●
○舞華 MIRAI
ジュリア 朱里

 ゴッズアイの朱里&MIRAI&舞華組とドンナ・デル・モンドのジュリア&舞華&ひめか組が6人タッグマッチで激突。1023立川立飛で開幕するタッグリーグ戦では、ゴッズアイから朱里がJUST TAP OUTの新メンバー稲葉ともかと組んで、またゴッデス王座3度挑戦のMIRAI&壮麗組が出場し、DDMからはジュリア&テクラ組(1023で復帰予定)、舞華&ひめか組がエントリー。よってこの試合はタッグリーグを見据えての闘いとなりそうだ。とくに同ブロックに入っているMIRAI&壮麗組と舞華&ひめか組には前哨戦。そして、今年の5★STAR GPを制覇したジュリアには赤いベルトの王者・朱里を大いに意識した闘いとなるだろう。12月の両国でワールド・オブ・スターダム王座への挑戦を表明したジュリアは朱里がベルトをキープしたままでタイトル戦に出てきてほしいと考えている。それだけに、ジュリアから仕掛けるような闘いになることも考えられるが…。さらにはすでに赤いベルトを懸けてのタイトルマッチが11・3広島に決まっている朱里と舞華が直接対決。5★STAR GP公式戦で舞華が勝利していることからタイトルマッチが決定。大一番を前にどんな駆け引きが展開されるか。

 舞華がほかを制して朱里と向き合う。試合は朱里と舞華でスタート。グラウンドの展開からひめかと壮麗にタッチをして、両者がショルダータックルをぶつけ合う。続いてジュリアとMIRAIが対峙。MIRAIがショルダータックルでジュリアを吹っ飛ばすと壮麗を呼び込んでダブルで逆水平を連打する。ジュリアが返すと壮麗はボディースラム狙い。ジュリアがこらえて蜘蛛の巣で絡みつく。ひめかがMIRAI、舞華が朱里をアルゼンチンで抱え上げて援護する。ジュリアはクモの巣を継続。壮麗がエスケープすると、ジュリアが背中へのダブルチョップから腕を蹴り上げる。舞華が壮麗の腕を取って自軍コーナーで締め上げていく。ジュリアが壮麗をベアハッグから後方に投げつける。壮麗が返すと、ジュリアが突進。壮麗が抱えてマットに叩きつける。MIRAIがジュリアにショルダータックル。コーナーに追い込むが舞華が乱入。しかしMIRAIは2人をコーナーに追い込み次々と串刺し攻撃、ジュリアにミサイルキックを叩き込む。ジュリアが返すと腕を取る。MIRAIがエスケープすると、ジュリアはミサイルキック。ひめかがMIRAIへ串刺しボディーアタック、ショルダータックル、逆エビ固め。ひめかがMIRAIの背後からニーアタック。MIRAIがエルボー連打からバックドロップ狙い。ひめかがこらえてエルボーで打ち倒す。MIRAIがドロップキックから朱里に託して10分経過。朱里はひめかにサッカーボールキックの連打。ひめかが担ぎ上げるが朱里が切り返してドロップキック、舞華を指名する。舞華が入り、朱里の蹴りをかわす。朱里もラリアットをかわしてみせる、ロックアップで朱里がロープに追い込むと舞華がエルボー。朱里もやり返してエルボーの打ち合い。舞華がブレーンバスターを狙うが朱里がネックロック。舞華が持ち上げて「なめんじゃねえぞ!」と叫びながらブレーンバスターを決める。朱里がニー、舞華がラリアット。舞華が担ぎ上げて後方に投げ捨てる。朱里のミドルキック連打を舞華がこらえてみせる。朱里はコーナーに上がるが舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスター。舞華が向かっていくと朱里がハイキック。両者ダウン状態から朱里がタッチ。壮麗が入り舞華にラリアット連打。舞華が返すと、壮麗は雷の如く狙い。DDMがカットに入るとMIRAIと壮麗がショルダータックル連打で分断。壮麗が舞華にカミカゼ、壮麗とMIRAIが合体攻撃、壮麗がブルーサンダー。しかしジュリアがカットに間に合う。DDMが壮麗を捕まえてマットに叩きつける。舞華がスライディングラリアット。ジュリアがMIRAIにバックドロップ。朱里がジュリアを前に叩きつける、舞華とひめかが壮麗にサンドイッチラリアット、舞華が山茶華。しかしMIRAIの肩が上がる。壮麗が舞華にブレーンバスターも舞華がラリアット、みちのくドライバー。壮麗が返せず舞華が3カウントをゲットした。

舞華「朱里、朱里、私はオマエと違って過去最高に調子がいいぞ。5★STAR GPよりも今日の試合よりも113広島、投げて投げて投げて、オマエをぶっ潰してやる」

朱里「舞華、オマエの怒涛のパワー、すげえ身に染みてわかってるよ。でも私は、オマエに2度負けるわけにはいかない。しっかりとオマエから勝利して、9度目の防衛成功させるから覚悟しとけ」

ゴッズアイが退場。

舞華「広島大会、今日はありがとうございます。残念なことにテクラがお休み中でDDM揃ってくることはできませんでしたが、113広島大会では5人勢ぞろいするので、そして私が赤い女帝になる姿をみなさん見に来てください。それでは広島のみなさん、さらばだ!」

DDMのコメント

舞華「見てわかるでしょ。過去一最強になった私を。調子がすこぶるいいよ。ケガもなく今日も勝利しました。これが最後の前哨戦になるかはわかんないけど、前哨戦あったとしても私が勝つことでしょう。そして11・3広島で私が赤い女帝になってやるよ」

ジュリア「私は5★STAR優勝して1229日の両国で赤いベルトに挑戦する権利を持ってる。舞華と朱里の闘いを私はしっかり見守ってどっちが来ても舞華が来ても朱里が来ても、私は万全の状態に整えておきますので」

舞華「年末、その前に11・3私が必ず赤いベルト取って、ジュリア、年末楽しみにしといてよ。その日まで、さらばだ」

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