2022/10/20 試合結果

2022年10月19日 『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 5』

『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 5』
10月19日(水)新宿住友ホール観衆418人)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
向後桃

9分55秒
ネクターピーチ

rhythm

◆タッグマッチ 15分1本勝負
杏ちゃむ

7分52秒
テキーラショット→エビ固め

レディ・C●
○鈴季すず 妃南

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
LINDA

11分18秒
怨霊クラッチ

水森由菜
○ラム会長 月山和香●
吏南 白川未奈

◆シングルマッチ 15分1本勝負
桜井まい

10分16秒
マイパンロール

ちゃんよた

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
○KARMA

13分50秒
スリーパーホールド

ななみ●
スターライト・キッド 稲葉ともか
琉悪夏 MIRAI

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<挑戦者>

12分3秒
雷の如く→片エビ固め

<王者>
壮麗亜美 羽南

※第8代王者の羽南が11度目の防衛に失敗。壮麗亜美が第9代王者となる

 

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
向後桃

9分55秒
ネクターピーチ

rhythm

 第5回となる「NEW BLOOD」のオープニングマッチは、向後桃が初参戦となるJUST TAP OUTのrhythmとシングルで対戦。

 慎重に探り合って腕を取り合いrhythmがヘッドロックからグラウンドにもっていく。向後が抜け出しロープに振るとドロップキック。向後がボディースラムから逆エビ固め。rhythmが逃れようとするが向後が中央で締め上げる。それでもなんとかrhythmがロープへ。向後は背中にダブルニードロップ、後方からドロップキック。rhythmが返すと、エルボーの打ち合い。rhythmが足を固めてカンパーナ。変型の吊り天井から両肩をマットにつけるが向後が返す。rhythmはこの体勢から弓矢固め。コーナーに詰めるとチョップを放って突進、向後がかわしてクロスボディーアタック。rhythmが返すとエルボーの応酬。rhythmがヘッドロックで頭部をコーナーに打ち付けてブルドッキングヘッドロック。向後が返すと、rhythmは三角絞め。向後がエスケープすると、カウンターでドロップキック、ロープにかけて619を決める。返したrhythmに向後はフィニッシュ宣言。ネクターピーチを仕掛けようとするがrhythmが切り返してネックロック。さらに両腕を絡めて締め上げるが向後の足がロープに届く。rhythmが「終わりだ!」と叫んで叩きつけるが2カウント。向後がトラースキックからスワンダイブ式ミサイルキック。しかしrhythmが返してみせる。すると向後はフィニッシュを宣言しネクターピーチ。rhythmが返せず向後が勝利した。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
杏ちゃむ

7分52秒
テキーラショット→エビ固め

レディ・C●
○鈴季すず 妃南

 クイーンズクエストのレディ・Cと妃南がタッグを組んで他団体と対戦。対するはプロミネンスの鈴季すずと信州ガールズプロレスリングの杏ちゃむだ。プロミネンスの鈴季は5★STARGPで強烈なインパクトを残し、関節技を武器とする杏ちゃむはスターダム初参戦。このタッグがどんな化学反応を起こすか。そして、迎え撃つQQに秘策は?

 杏ちゃむが両手を差し出しレディに握手を求める。レディが拒否すると鈴季と杏ちゃむが襲いかかって試合がスタート。レディを捕まえ鈴季、杏ちゃむがネックブリーカードロップを決める。レディをエプロンに寝かせると鈴季と杏ちゃむがキックの挟み撃ち。レディが杏ちゃむに河津落としからストンピング連打。予告してジャイアントスイング8回転。妃南が杏ちゃむをマットに叩きつける。投げようとした妃南に杏ちゃむがワキ固めからSTF。妃南が逃れると、杏ちゃむがダイビングボディーアタック。鈴季が妃南の後方からニーアタック連打。エルボーの打ち合いから鈴季が妃南を打ち倒す。しかし妃南が投げを打ちレディにタッチ。レディはビッグブーツからロープにかけてニードロップ、ネックブリーカードロップ。鈴季が返すと、レディはチョークスラム狙い。鈴季が切り返すと脳天唐竹割りをブロックしエルボー。串刺しニーアタック。杏ちゃむがコーナーから空中胴締め落とし、鈴季がミサイルキックで続く。レディが返すと、鈴季の突進を妃南がキャッチしマットに叩きつける。レディと妃南が合体で鈴季をマットへ。レディがチョークスラムを決めるが2カウント。レディがジャイアントバックブリーカー。鈴季がこらえてトラースキック。しかしレディが返してみせる。鈴季がテキーラショットでレディをマットに叩きつけると3カウントが入った。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
LINDA

11分18秒
怨霊クラッチ

水森由菜
○ラム会長 月山和香●
吏南 白川未奈

 白川未奈&月山和香のCOSMIC ANGELSに水森由菜が合体。水森は我闘雲舞を退団、フリーになってからは初参戦となる。対するはラム会長&LINDA&吏南組という危険な香りのする3人。月山と会長の因縁も含め。エクトプラズムとムチが乱舞するであろう試合の結末は…?

 LINDAが手を挙げて「今週のフライデーに絶賛掲載中の白川未奈さん。ああ、しばきたい、しばきたい」と前進。白川は「そちら凶器ですよね。でもSM嬢の人は体の一部なのでしょうか? 仕方ないなあ、そしたらスターダムのプロレスラーとして胸を貸してあげますよ。そちらのムチ、使ってどうぞ。ただし、3回までね。3回までならお好きにお使いください」。このアピールが通りLINDAのムチは3回まで使用がOKとなった。試合は白川とLINDAの先発でスタート。さっそくLINDAがムチでの殴打を試みるが白川がかわしていく。白川はヒザへのドロップキックからコズエンを呼び込みトリオで攻撃、3方向からのドロップキックを決める。月山がLINDAにエルボー連打。吏南が月山を妨害しロープに固定し3人で攻撃。LINDAがムチで殴打し、「1ロストポイント」がコールされる。吏南が月山をカバーするが2カウント。会長が月山を挑発。会長が首を絞めてグラウンドでエルボー連打。吏南が月山にヘアーホイップ。コーナーに追い込むとクソババア扱いし踏みつける。止めに入ったバーブ佐々木レフェリーにはクソジジイ扱い。替わった白川が吏南にコルバタ式河津落とし。吏南が返すと、会長が乱入し吏南と合体。しかし白川がまとめてネックブリーカー。白川は吏南にニー連打から突進。吏南がキャッチし叩きつけるとドロップキック。LINDAが白川に変型ヘッドシザーズ。LINDAがレフェリーの見ていないところでムチで殴打し踏みつけるが白川が返す。白川がエルボーを打ち込み水森にタッチ。白川と水森が串刺し攻撃の連続。水森がヘッドロックに取り白川の膝にココナッツクラッシュの合体。吏南が突進すると水森がラリアット。水森が突進するとLINDAがムチで殴打し「残り1回」とコールされる。会長と月山がエルボー合戦。月山がドロップキックから串刺しニーアタック、ヒップバット連打。月山の突進を吏南とLINDAが止めて会長がドロップキック。3人がかりで月山を攻撃する。水森が会長をコーナーに追い込み白川がローリングエルボー。月山が会長へミサイルキックもLINDAがムチでカット。3回使用により、LINDAはムチを使えないことに。10分経過。月山が会長にオースイスープレックス。白川がバックエルボーで吏南を排除し月山のボディープレスをヘルプ。しかし会長がかわしてエクトプラズム攻撃から怨霊クラッチ。3カウントが入り会長が月山をフォールした。

会長「月山、テメエまた負けてんなあ。タッグでも勝ったことないし、シングルでも勝ったことがない。私と何回も闘ってる。つーか、テメエのためにNEW BLOOD上がってるみてえになってんだよ。全然勝ててないんですけどお。もういい加減いいでしょう、月山と闘うのは。ほかの人と闘うのを見たいよね、みんな」

月山「確かに…今日のところは負けた。今日のところは。でも次は!次は!勝つ」

会長「イヤイヤイヤ、もういいから。ホントにいいから」

月山「イヤ、ラム、オマエと一緒に闘いたいパートナーがいる。みんな聞きたいよねえ。えっと、ちょっと下がっててもらっていいですか。その名は、中野たむ」

白川「白川未奈は用なしだったと」

ラム「テメエじゃ用なしなんだよ。中野たむいいんじゃない。やってやるよ。そしたら私もタッグパートナーが必要ってことだよなあ。NEW BLOOD初めて出たときからずっーと私のセコンドについてくれてる尾﨑妹加、出てこーい! コイツはな、絶対毎回セコンド来てくれたんだよ。それをきっと原田社長もロッシーもわかってるはずだ。ということで私は、尾﨑妹加と組む。そっちは中野たむと月山。これでカード決まったな。いつやるかしんねえけど楽しみにしててやるよ」

◆シングルマッチ 15分1本勝負
桜井まい

10分16秒
マイパンロール

ちゃんよた

 桜井まいとPPPのちゃんよたが異次元の一騎打ち。このところハードコアやムチ攻撃など新機軸にチャレンジしている桜井だが、今回は現役セクシー女優との対戦でもある。と同時に、ちゃんよたの鍛え抜かれた肉体とのフィジカルな対決にもなっている。桜井がこの試合でも開眼するか、それとも?

 ゴングと同時に突進しちゃんよたがダブルチョップ。カバーを桜井が返すとちゃんよたがいきなりサソリ固めに入る。桜井がロープに逃れるとちゃんよたは「逃げんなよ」と挑発し筋肉ポーズを披露。ちゃんよたが戻ってくるよう指示すると。桜井は「オマエがこいよ、ブス!」と挑発。花道でやり合い、桜井がビッグブーツ。桜井はロープに固定しドロップキックから筋肉ポーズを披露。桜井は「上がってこいよ」と挑発、戻ってくるとストンピング連打。コーナーに追い込むと顔面を踏みつけてブルドッキングヘッドロック。ちゃんよたが返すと桜井は逆エビ固め。かけられたちゃんよたが腕立て伏せをしてエスケープ。桜井が突進するとちゃんよたがかわしてネックブリーカー。桜井がコーナーに振るがちゃんよたがショルダータックル。桜井の突進をよんで、ちゃんよたがコブラツイスト。桜井がエスケープすると、ちゃんよたはフィニッシュを宣言。桜井がこらえると、スタンディングギロチンからSTF。ちゃんよたがエスケープすると桜井はコーナーからミサイルキック。返したちゃんよただが崩れ落ちる。桜井が仁王立ちでエルボーを受けて立つ。ちゃんよたがエルボー連打。桜井もやり返しエルボーを打たれると笑みを浮かべて連打する。ちゃんよたが至近距離からネックブリーカー。桜井が返すと、ちゃんよたはフィニッシュを宣言し担ぎ上げると、スクワットを繰り返しバックフリップ。返した桜井にちゃんよたがコーナーからダイブ、かわした桜井がビッグブーツ連打、ドロップキック。ちゃんよたが返すとカウンターでラリアット。ちゃんよたは、もう一発ラリアット。返した桜井がマイパンロールで丸め込むと3カウントが入った。試合後は桜井から握手を求めハグをかわした。

ちゃんよた「あらためまして、スターダム初参戦ありがとうございました。もっともっと、もっと私は強くなるので、またスターダムのリングに上げてください。お願いします! そして桜井選手、ありがとうございました。次、次またスターダムのリングに上がるときは、桜井選手とタッグを組んで闘いたいです。ぜひよろしくお願いします」

桜井「ちゃんよた、最初は、とんでもないヤツがスターダムのリングに上がるんだなって思ってたよ。でも、今日闘ってみてパワーもあるし、私も負けられないなって思わせてもらった。だから、またこれから一緒に闘って強くなっていきましょう!」

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
○KARMA

13分50秒
スリーパーホールド

ななみ●
スターライト・キッド 稲葉ともか
琉悪夏 MIRAI

 ゴッズアイに加入した稲葉ともかがMIRAIと初めて同じコーナーに立つ。MIRAI&稲葉と組むのは、ディアナのななみだ。対する大江戸隊にはスターライト・キッド&琉悪夏に梅咲遥が再合流。前回もキッドと組んだ梅咲だが、イス攻撃をしたものの試合後にはひとりで退場。その真意が測りかねている。今回も大江戸隊側につく梅咲だが、こんどはどのような行動を見せるのか。また、MIRAIと稲葉のコンビネーションは?

 最後に入場の梅咲はイメージを一新。リングに上がるとキッドと向かい合う。コールされたキッドがリングアナに耳打ち。梅咲は「身長体重不明、カルマ」とコールされる。キッドと琉悪夏が襲いかかり試合がスタート。キッドと琉悪夏はななみを捕まえてダブルで攻撃。キッドがななみにヘアーホイップ。キッドがカルマとタッチをかわす。カルマがななみを自軍コーナーでストンピング乱打、ヘアーホイップ。ロープに固定すると3人で攻撃する。カルマがななみにボディースラムから片足でカバー。ななみが琉悪夏をボディースラム。MIRAIが琉悪夏にミサイルキック、乱入したキッドも含め次々と串刺し攻撃。カルマがボックスを手に入ってくるが稲葉が止めてMIRAIのジャックナイフから稲葉がサッカーボールキック。MIRAIが琉悪夏にエルボー連打。琉悪夏がMIRAIへクロスボディー。キッドがMIRAIへ619、その場飛びムーンサルトプレス。MIRAIが返すとキッドを前方に叩きつける。稲葉がキッドに二段蹴りの連打。キッドが返すと稲葉はスタンディングヒールホールド。キッドが切り返しストレッチマフラー。稲葉が切り返しアキレス腱固め。稲葉とキッドがエルボーの打ち合い。キッドが連打しヒザへのドロップキック。稲葉がキッドの腹部にニーをぶつける。一撃必殺ともか蹴りを狙うが琉悪夏がカット。稲葉は串刺し攻撃を狙うがキッドと琉悪夏がかわしてキッドがダイビングボディーアタックからストレッチマフラー。稲葉がエスケープすると、キッドがネックスクリュー。稲葉が返すと、キッドが旋回式ダイビングボディープレス、稲葉がニーアタック。稲葉がニーを顔面にぶち込み一撃必殺ともか蹴り。かわしたキッドがドロップキック。稲葉がカウンターのハイキック。10分経過。カルマがななみにネックブリーカー、フットスタンプ。コーナーに上がるとミサイルキック。MIRAIがカルマを抱えて後方に投げつけるとななみがダイビングボディープレス。ななみがノーザンの構えもカルマが顔面をかきむしり、突進。ななみがショルダータックルからノーザンライト。しかし大江戸隊がカット成功。ななみがカルマを肩車。キッドがカットしななみと稲葉が合体。カルマとキッドがダイビングボディープレスの競演。琉悪夏がMIRAIにラリアット。カルマがななみにキューティースペシャル。ななみが返すとカルマはファイヤー攻撃からスリーパーへ。ななみがギブアップし、カルマの勝利がアナウンスされた。カルマはキッドの目の前でも火をつける。すると桜井まいが登場。

桜井「おい、梅咲遥、カルマってなんだよ。カルマだか何だか知らないけど、私は、SMタッグ、セクシー女優といろいろやってきてんだよ。次のNEW BLOODでオマエをぶっ潰してやるから、逃げんじゃねえぞ」

カルマは退場。

キッド「ハイハイハイハイハーイ。今日の私のタッグパートナーは琉悪夏と、そしてもう一人、驚いちゃったかなあ。あの子は、謎で、不思議で、自由なヤツだから、すぐ帰っちまったけどよ、改めて紹介しよう。カルマだあ! 桜井、さっそく新しいものに目をつけてやってきたのは素晴らしいけど、カルマのタッグパートナーとして私が返事をしてやろう。恥をかくのはオメエの方なんだよ(笑)。ってことで、ゴッズアイもさようなら、グッバーイ」

ななみ「すいません、自分があのカルマって人から、よくわかんないですけど、ギブアップを取られて負けてしまいました。私も全然あんな、あれはなんなのか、なんでああなったのか、なにがそうしたのか、なにもわからないですけど、でも、もっともっと強くなんないとっていうことは、強くなんないとって、この試合で強く実感しました。なので、私をゴッズアイのメンバーに入れてください。お願いします」

朱里がリングへ。

朱里「あの、なんかちょっといきなりすぎて、ちょっとビックリしてる。ななみ…ちゃん。えっと、ちょっとすごい気になってて、ひとつだけ聞いてもいい? すごい気になっちゃって。いま何歳? 何歳ですか」

ななみ「今年、16になりました」

朱里「すっごい気になっちゃって聞いちゃったんだけど、これからなんでもできるね。なんでもできますよね。これからもっともっと一緒に強くなりたい。MIRAI、ともか、いいよね? みなさんもいいですよね? じゃあみなさん、ゴッズアイのななみ、これからよろしくお願いします! そしてこの後は、フューチャーのタイトルマッチ。チャンピオンがSTARSの羽南、そしてゴッズアイの壮麗亜美が挑戦します。2人の闘いに期待してます。みなさんも期待してください。よろしくお願いします! (ななみに)これからよろしくお願いします」

ななみ「よろしくお願いします」

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<挑戦者>

12分3秒
雷の如く→片エビ固め

<王者>
壮麗亜美 羽南

※第8代王者の羽南が11度目の防衛に失敗。壮麗亜美が第9代王者となる

 昨年末の両国国技館でフューチャー・オブ・スターダム王座を奪取。以来、10度の防衛を記録し同王座の最多防衛記録を更新中の羽南が11度目の防衛戦。天咲光由が欠場ながらも念願のNEW BLOODメインでタイトルマッチをおこなうこととなった。とはいえ、相手はゴッズアイの壮麗亜美で、王者にとって最大の難敵と言えるだろう。壮麗は今年の5★STAR GPで予選リーグを全勝突破、本戦でも一時はトップ争いを演じていた。体格からしても羽南をもっとも脅かす存在であることは間違いない。しかしながら、羽南もここでベルトを守ってこそとの思いが強い。羽南も5★STAR GPには出場したが戦績は振るわなかった。しかし最後は2連勝でゴールしており、気持ちよくシリーズを終えられたのは今回に向けての収穫だろう。王者がベルトを守るか、それとも新王者誕生か。今後のNEW BLOODの流れを左右しかねないタイトル戦だ。

 両者ゆっくりと歩を進め、握手をかわして試合がスタート。バックと首の取り合いから壮麗がヘッドロック。羽南がヘッドシザーズも壮麗が抜け出す。壮麗がコーナーに振ると羽南が反転しボディーアタック。羽南の突進に壮麗がショルダータックル、ボディースラムを3連発。羽南は1カウントで返し、カウンターで払い腰。羽南はニーアタックからカバーも壮麗が返す。羽南は「上げるぞ!」とアピ―ルするが、壮麗がこらえて逆水平を連打。羽南がかわして大外刈り、ダブりリストアームサルト。壮麗が返すと。羽南はヒザ十字へ。壮麗がロープに逃れるとバックドロップ狙いを切り返しアルゼンチンバックブリーカー。コーナーに乗せると串刺しボディーアタック。返した羽南に壮麗は逆エビ固め。羽南がなんとかエスケープに成功。壮麗の突進に羽南がドロップキック。場外に出た壮麗に羽南がプランチャ。リングに戻すと、その場でフェイマサ―、走り込んで正調フェイマサ―。壮麗を引き起こすとブロックバスターホールド。返した壮麗に羽南はバックドロップ。しかしロープ際で壮麗が命拾い。羽南が壮麗を引き起こしバックドロップの構え。こらえた壮麗が至近距離からラリアット。両者ダウン状態から。羽南がエルボー。壮麗もやり返し、エルボーの打ち合い。10分経過。羽南が連打し壮麗が崩れ落ちる。羽南が突進すると壮麗がかわしてラリアット。羽南が返すと、壮麗が担ぎ上げる。羽南が切り返し丸め込むと、壮麗が切り返しブレーンバスター。壮麗はためにためて雷の如く。3カウントが入り、フューチャーのベルトが羽南から壮麗に移動した。試合後は羽南が壮麗の腰にベルトを巻いた。さらに羽南はベルトを指さして壮麗を突き飛ばした。

壮麗「フューチャー・オブ・スターダム第9代新チャンピオンになりました! 羽南、羽南はスターダムの生え抜きとして、いま推しに推されてるスターダムの未来。だけど、今日は私が勝ちました。私はスターダムの新しい未来として、このベルトを足掛かりにして、もっともっと上を狙っていきます! そして、このベルトは、私がプロレスデビューしてから初めてのベルトです! 今日は、今夜は自分のことを精一杯祝福してあげようと思います。今日NEW BLOOD最後まで楽しんでいただけましたか? ありがとうございます。今日参戦してくださった選手のみなさんリングに上がってください。全員出てきましたかね? えっと、今日、自分の大会だと言ってた天咲光由がいないみたいだけど、戻ってくるの待ってます。締めたいと思います。若さを信じて、未来に輝け…失礼しました。若さを信じて、明日に輝け、NEW BLOOD5!」

壮麗のコメント

「第9代フューチャー・オブ・スターダムチャンピオンになりました。ベルト初めて取ったのでこんな気持ち初めてです。ホントに、ホンットにうれしい。羽南が10度も防衛して、ずっとずっと大事に守り抜いてきたこのベルト、こんどは私がしっかり守り抜きたいと思います。私はフューチャーを取ったからと言ってほかのベルトに挑戦しないってわけではありません。過去、林下詩美がフューチャーを巻きながら4冠王になったように、私もそれをめざしていきます。ホントにありがとうございました」

――期限のあるベルトだが、どんなベルトにしていきたい?

「ベルトを巻いたからには、『このチャンピオンに勝ったんだ、すげえ』って思われるような、ベルトを取られるときに、そういったチャンピオンになりたいです。もちろん守り抜きますけど」

 

羽南のコメント

「あんなに受けるって言ってたけど、受けきれなかったです。メッチャ悔しいけど、悔しいけど、メッチャ…でも、私もスターダムの未来に変わりはないので、これからも未来を明るくするために次のステップに進んでいきたいと思います」

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