2022/10/24 試合結果

2022年10月23日 『第12回 ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ開幕戦~』

『第12回 ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ開幕戦~』
10月23日(日)アリーナ立川立飛観衆2034人=満員)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負
向後桃

4分39秒
回転エビ固め

月山和香

※もう一人は吏南

◆フワちゃんデビュー戦 タッグマッチ 20分1本勝負
妃南

14分29秒
ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

フワちゃん●
○上谷沙弥 葉月

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
○フキゲンです★

5分23秒
後方回転エビ固め

レディ・C●
鹿島沙希<2点> 桜井まい<0点>

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
SAKI

10分32秒
反則勝ち

琉悪夏
○白川未奈<2点> 刀羅ナツコ●<0点>

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
天咲光由

7分49秒
あずみ寿司

羽南
○AZM<2点> 飯田沙耶●<0点>

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
稲葉ともか

15分00秒
時間切れ引き分け

渡辺桃
朱里<1点> スターライト・キッド<1点>

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
ひめか

9分12秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美●
○舞華<2点> MIRAI<0点>

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
テクラ

10分53秒
ジュリア式監獄固め

なつぽい●
○ジュリア<2点> 中野たむ<0点>

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
優宇

12分0秒
冷蔵庫爆弾→エビ固め

葉月
○高橋奈七永<2点> コグマ●<0点>

◆IWGP女子選手権 初代王座決定トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
KAIRI

12分24秒
ダイビングエルボードロップ→片エビ固め

アルファ・フィーメル

◆IWGP女子選手権 初代王座決定トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
岩谷麻優

14分51秒
ムーンサルトプレス→体固め

林下詩美

 

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負
向後桃

4分39秒
回転エビ固め

月山和香

※もう一人は吏南

 吏南が2人をコーナーに追い込み串刺しニーアタック。月山の上に向後をボディースラム、ドロップキック。向後が吏南の突進をかわしてボディーアタックから619。吏南がエルボーを打つと向後もやり返す。向後はカウンターのドロップキックから619をヒットさせる。吏南が返すと、向後がスワンダイブを狙うが月山がカットし吏南へのミサイルキックを放つ。吏南が返すと月山はエプロンへ。向後がドロップキックでカットすると月山と一緒に吏南をリング下に落とす。月山が向後にヒップバットから極楽ドン。向後が返すと吏南がドロップキックから月山にリバースブレーンバスター。フィニッシュを予告するが、向後が阻止して月山を丸め込むと3カウントが入った。

◆フワちゃんデビュー戦 タッグマッチ 20分1本勝負
妃南

14分29秒
ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

フワちゃん●
○上谷沙弥 葉月

 タレントのフワちゃんがプロレスのリングへ。練習をみた師匠の葉月と組んで上谷沙弥&妃南組と向かい合う。

 葉月とフワちゃんがハグをかわし、フワちゃんが相手チームに両手を差し出す。両軍が握手を交わしフワちゃんが先発に立候補。しかし葉月が制すとフワちゃんはおとなしく控えに回る。試合は葉月と上谷のロープワークからスタート。両者のドロップキックが交錯する。フワちゃんと妃南が対峙し腕の取り合い。フワちゃんが腕を取ると妃南が取り返しヘッドロックからグラウンドへ。フワちゃんがドロップキックを連発も妃南がかわしてストンピング。上谷がコーナーでストンピングを連打。ロープに固定するとQQ2人で攻撃する。上谷が背中へのドロップキックもフワちゃんが返す。フワちゃんがエルボーを打つと上谷が「もっとこいよ」と挑発し受けて立つ。フワちゃんがエルボーを連打、上谷が一発で倒してみせる。フワちゃんがカウンターのドロップキックを放ち葉月に託す。葉月が上谷にフルネルソンバスターからフェースロック。妃南がカットに入るが葉月はまとめてセントーン。フワちゃんも入り葉月と顔面ウォッシュの競演。上谷が返すと葉月はフェースロック。葉月の突進に上谷がドロップキック。妃南が葉月へ串刺しドロップキックも2カウント。妃南は払い腰も決めるが葉月が返す。妃南がバックブリーカー、葉月がDDT。フワちゃんが入り妃南にショルダータックル。ボディースラムを狙うが妃南が反対に叩きつける。フワちゃんが返すと、エルボーの打ち合いに。フワちゃんは妃南をかわしてドロップキック。妃南が返すと、フワちゃんは滞空時間を取ってボディースラム、逆エビ固め。妃南がエスケープすると、フワちゃんが突進。妃南がかわして払い腰。上谷がフワちゃんにドロップキック。突進をかわしてフワちゃんがドロップキック。ブレーンバスターを狙うが上谷が切り返す。葉月のアシストを得てフワちゃんがカバーも上谷が返す。10分経過。フワちゃんは上谷に卍固め。葉月は妃南をフェースロックにとらえる。上谷がエスケープすると、フワちゃんが突進。妃南が止めて上谷がニードロップ。フィッシャーマン狙いをフワちゃんが切り返し葉月と前蹴りの競演。フワちゃんは上谷にブレ―バスターを敢行。上谷が返すと、フワちゃんは何度も押さえ込み。返した上谷にフワちゃんはエルボー連打。上谷がニールキックを浴びせノーザンライト。葉月がカットするが妃南が場外に送り出す。上谷はスタークラッシャーを狙うがフワちゃんが丸め込む。返した上谷が二段蹴り。しかしフワちゃんが肩を上げる。上谷が逆エビ固め、エスケープさせずに中央に引き戻す。なんとかフワちゃんがロープに手を伸ばす。上谷と妃南がダブルのドロップキック。妃南のロックボトムから上谷がファイヤーバードスプラッシュ。3カウントが入り、上谷がフワちゃんを破った。

上谷「フワちゃん、デビューおめでとう。フワちゃんは立派なプロレスラーだよ。スターダムからデビューしてくれて、本当にありがとう」

妃南「私からも、フワちゃん、デビューおめでとうございます! 私、JKなんですけど、JKの間ではやってるフワちゃんと試合ができて、本当にうれしかったです。あした、学校なんで、フワちゃんが強かったってことを学校のみんなに伝えたいと思います。ありがとうございました!」

上谷&妃南が退場。

フワちゃん「フワちゃんです! ふふ。あー、やられたー。負けました。すみません、こんなにいっぱいみんな来てもらったのに。負けたー、負けた! 悔しい。ありがとうございました、皆さん、ホントに。ありがとうございます。いやあ、ホントに、いやでも、マジで、葉月さんもありがとうございました、一緒に闘ってもらって。いぃ、終わった。マジで、新人がこんなこと言うのも生意気かもしれないですけど、これがアドレナリンか。あはは、楽しかった! いやあ、もうさ、頭もね、頭も首も肩も腰も痛いし、ネイルの先まで痛いぐらい。ふふ。もう全部痛いんだけど、一番めちゃめちゃ思ったことが、楽しかったってこと。ホントに。すごいよね。出てるかな、アドレナリン。ふふふ。あー、強かったなあ。もう痛すぎ。痛すぎたけど、ちょっとやっぱ、プロレス、ちょっとホントに、私、ホントにちょっとプロレスめっちゃ好きかも。やばい。プロレスすごい好き! プロレス大好きです! どうしよう、ホントに私も、みんなみたい、今日闘ってくれた葉月さん、上谷選手、妃南選手みたいに私も本物のプロレスラーになりたいって思った。ホントに、ホントにちょっとやりたいな。もう嫌だよ、デビューして、フワちゃんテレビでプロレス、負けた、いいお話でしたって編集してもらって、それで終わりじゃ嫌です! ホントにプロレスラーにちょっとなりたいなと思ったけど、ちょっとわかんないけど、まだこれからいろいろ大人たちに意見をあおいだりとかしなきゃいけないのもあるけど、ホントにちょっと、もう一回やらせてください! またやりたいです。あと、自分の必殺技もほしい! でも、一回その前に今日の試合振り返っていろいろ見て、反省してフィードバックちゃんと聞いて、一回反省するとこから始めますので、ちょっとまだこれからのことはあれですけど、いったん反省しますけど、皆さんどうでしたか、今日のデビュー戦は? ありがとうございます。ちょっと反省したいとおもいますので。葉月さんも本当にありがとうございました!」

葉月「フワちゃん忙しい中、真剣にプロレスに励んでくれてありがとうございました! フワちゃんのデビュー戦どうでしたかー! もう一回フワちゃんの試合、見たいですか!? もう一回、必ず私がしっかり指導者として教えるので、必ずもう一度スターダムのリングに立ちましょう。今日はありがとうございました!」

 

フワちゃんのコメント

「最高でした、本当に。夢みたいだった。すっごい痛いし、疲れるし、いやだなあっていうふうに思うかもしれないんだけど、それを上回るぐらいアドレナリンの正体って本物だったんだと思って。すごい量のアドレナリンが出た。痛いのに、その痛いのがキラキラ感じられるような。でも、これは終わってハイになってるからかな。やっぱり試合中は結構痛かったな。すごい時間だなと思いながら。キツいけど、終わらない、終わりたくない、すごい大切な時間でした」

――会場の雰囲気はどうだった?

「このなかなか声援が出せない環境ですごい熱気が私に感じて、奥の奥から全部の熱気がちゃんと私に届くようなすごいみんなの頑張れって気持ちが伝わったので。私以上に会場の皆さんも燃えるような思いで応援してくれたんだなってすごく伝わりました。マジでありがとうございます。ゼロ、白い空間の中でやれって言われたらたぶんあんなに強くできなかったと思います。ありきたりではずいけど、マジでみんなのおかげで、ありがとう」

――練習の成果はどれぐらい出た?

「自分の中では練習を見ていただいてたSTARSの先輩たちがセコンド周りにぐるっとついてたので、本当に環境がいつものみんながいつも通りいてくれてるっていう環境でできたので、試合中だけどちょっとほっとできる顔が見られる空間、時間とかもあったので。そういう意味でいうといつも通りの。練習してきたことは出せたかなと思います。細かいことを言うと失敗があったんですけど、でももうホントにいままでで一番よかったかも。本物の感情で試合ができたなっていうふうに思います。だから大合格点をあげたいなって思う。ちょっと甘いかな、大丈夫かな、怒られないかな。へへ。でも、すごくよかったです。葉月さんも鼓舞してくれていい試合ができました」

――デビュー戦に100点満点で点数をつけるとしたら?

「まだまだ伸びしろがあるから…73点」

――卍固めを出したが?

「卍固めはすっごく練習しました。関節技をものすごく練習したんですけど、関節技ってその形を覚えるまではできても、試合中に出すのってすごく難しいんですよ。だからタイミングないかな、タイミングないかなってずっと思ってて。頭を下げてっていう、試合の中で組み込めたのがうれしかったな。さんまさんにさ、フワちゃんギャルやからマジ卍とかって卍固めしたらええんちゃうのって言われたけど、もうそんなふざけたことはやってません。正真正銘の卍固め。マジなしの卍固めをお届けできたんじゃないかと思います」

――ドロップキックがキレイだった。

「ありがとうございます。1カ所だけ失敗しちゃったんだけど、ドロップキックは特に自分の中で必殺技、今回臨む上で大事にしてた技がドロップキックだったので、いっぱい出せてうれしかったです」

――有田さんが解説席に座っていた。

「有田さんはかなりお世話になりました。スターダムの皆さんと有田さんの2本柱ですごく応援してもらったので。あと番組と。有田さんはすごくメンタルの面で支えられました。やっぱり派手なもの好きだから。YouTuberだし。WWEの選手がわーってやってる動画を見せて、こういう技やりたいんですよと言ったら馬鹿いうな、調子乗るなよ。この小橋健介戦を見ろと言って見せてくれて。それは派手なことをやってるわけじゃなくて、本当にラリアットを魂で打ち合ってる、シンプルな試合なのにすごく魂が揺さぶられて。有田さんはこういう試合をしてほしいと言ってきて。それを聞いて動画を見て、プロレスファンが魂を揺さぶられるって技ももちろんあるけど、技とかより気持ちなんだなっていうのをすごくちゃんと自分の頭で理解しました」

――心に残る試合はできた?

「できたかな。一生懸命頑張りました。私も変な小細工をしないで。正真正銘プロレスに向き合ったので、みんなが心揺さぶられてたりしたらうれしいなって思うな。どうだったかな?みんなに聞きたいな」

――今後のプロレスについては?

「魂を感じたいからね。小橋健介みたいな試合がしたいと思うから、本気できて、本気でいかせてくれる人。2人で伝説作れる人とシングルマッチしたいな」

――目指せ伝説のレスラー?

「目指せ、伝説のレスラー」

 

葉月のコメント(自分の試合後)

「やっとフワちゃんのデビュー戦が終わって、100点満点のデビュー戦なんじゃないかなと。その100点を出せたのは全部フワちゃんの努力なので。フワちゃんの努力に私は感謝したいし、それをサポートできたことに喜びを感じてます。ただね、フワちゃんが試合後に負けたままじゃ終わらないと言っていたので。この先1試合、2試合、3試合するのかわからないですけど、私はフワちゃんと今日組んだけど、次は対角に立って、フワちゃんの技を全部受け止めたいなと思ったので、次は闘ってもいいのかなと思います。そのために私はまたフワちゃんの指導者として頑張りたいと思います」

――技術的にはどう評価する?

「受けですね。やっぱりプロレスは受けの競技なので、攻めることはみんなできても、受けが一番逃げてしまったりとか、お客さんもそこを一番見てるなと思ったので。受けを最後の追い込みでは徹底的にやってたんですけど、いままでの練習よりも本番が一番いい受け身だったし、かっこよかったですね」

――感情が出ていた?

「出てました。スタートから出まくってたし、失敗してもいいから感情だけ、いまの全力で楽しいとか悔しいとか思ってる感情を出しなっていうのは言っていたので。それがお客さんの拍手と一緒にフワちゃんもアドレナリンで出てきて、乗ったんだなと。だたね、これがね、声援があったらもっとよかったなっていう」

――そういう部分も含めて伸びそうな部分がいっぱいある?

「はい」

――アドバイスは?

「言うことはいっぱいあるけど、でも、受けっぷりはめちゃくちゃよかったので。あとはフワちゃんが必殺技を作りたいと言っていたので、そこをどんどんオリジナル的なものを教えてあげられたらなと思いますね」

 本戦開始前にゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ戦~の入場式がおこなわれた。

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
○フキゲンです★

5分23秒
後方回転エビ固め

レディ・C●
鹿島沙希<2点> 桜井まい<0点>

 桜井まい&レディ・C組と鹿島沙希&フキゲンです★の公式リーグ戦。ドンナ・デル・モンドの桜井とクイーンズクエストのレディが越境タッグを結成、大型コンビがどんな化学反応を起こすのか注目される。相手の大江戸隊はどちらとも誰から勝っても誰に負けてもおかしくない、先が読めないチーム。それだけに、対戦相手には要注意な闘いになりそうだ。

 レディが名乗りを挙げるが桜井が異議申し立て。もめているところに大江戸隊が襲いかかり試合開始。桜井をつかまえてフキゲンがヘアーホイップ、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。鹿島が桜井を自軍コーナーで顔面踏みつけてボディースラム、片足でカバーも桜井が返す。鹿島はさらに顔面を踏みつけてネックロック。フキゲンがスポーツ紙で桜井を殴打。替わったフキゲンが桜井の鼻をつまんで攻撃。桜井は鹿島とフキゲンをまとめてスタナー。桜井はミサイルキックも鹿島が返す。桜井の突進にレディがタッチしてリングイン。桜井ともめる間にフキゲンがリングイン。フキゲンは2人を突き飛ばすがレディのネックブリーカーを食らう。レディはフキゲンにジャイアントスイング。鹿島がスポーツ紙で殴打しフキゲンと合体しレディにDDT。大江戸隊はスポーツ紙を持ちながらコーナーからダイブ。レディが返すと、桜井が奪い取るがフキゲンにかわされ殴打が誤爆。フキゲンがレディを丸め込むと3カウントが入った。

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
SAKI

10分32秒
反則勝ち

琉悪夏
○白川未奈<2点> 刀羅ナツコ●<0点>

 COSMIC ANGELSとカラーズの連合軍から白川未奈とSAKIがタッグを組んでエントリー。連合軍としての力を見せる機会がやってきたと言っていいだろう。対するは大江戸隊の刀羅ナツコと琉悪夏。林下詩美との赤いベルト戦でヒザを負傷、長期欠場をしいられていたナツコには待望の復帰戦であり、いきなりタッグリーグ公式戦というシチュエーションとなった。ナツコと組むのはリーダー不在の間に大江戸隊を守り成長を遂げた琉悪夏。ブランクのあるナツコを引っ張るくらいの試合が琉悪夏には求められる。

 白川組の入場でいきなりとナツコが白川の首に鉄パイプを押し当てて登場し、そのままリングイン、試合がスタートする。琉悪夏もSAKIをボックスで攻撃。場外戦からナツコが白川をリングに戻して高々とボディースラム、白川が返して向かっていくがナツコがエルボー。琉悪夏が自軍コーナーでナツコとともに白川の首を絞める。琉悪夏は「やりかえしてみろよ」と仁王立ち。白川が向かっていくが琉悪夏が蹴飛ばす。琉悪夏の突進に白川がエルボー、河津落とし。SAKIが琉悪夏にビッグブーツ。ナツコが羽交い絞めもSAKIが抜け出しまとめてフェースクラッシャー。しかしセコンドが足を引いて妨害。SAKIが琉悪夏にニーアタック。琉悪夏が返すと、SAKIにフィッシャーマン。ナツコがSAKIにセントーン、ヘッドバット乱打。ナツコの突進をSAKIが捕まえる。白川が入ってヒザへのドロップキックで援護し合体ネックブリーカー。白川がナツコにミドルキック。ロープに振るとヒザへのドロップキック、ヒザをマットに叩きつける。もう一度叩きつけるとヒザ裏へのドロップキックから足4の字固め。琉悪夏がカットに入りナツコを鼓舞。ナツコは足を引きずりながらも琉悪夏と合体ショルダータックル、セントーンの連打で競演。ナツコは白川とエルボーの打ち合い。白川がヒザへのストンピングを連打。白川の突進にリング下から琉悪夏がボックスで殴打。ナツコがマットに叩きつけるが白川が返す。ナツコはコーナーに上がりスワントーンボム。しかしSAKIがカット成功。白川がドラゴンスクリューから足4の字固め。桃がボックスを投げ入れナツコが殴打。琉悪夏はSAKIも殴打しナツコを援護。ナツコと琉悪夏がロープに振ってラリアットで競演。ナツコが鉄パイプを手にし白川を締め上げる。反則が取られ白川組の勝利となった。

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
天咲光由

7分49秒
あずみ寿司

羽南
○AZM<2点> 飯田沙耶●<0点>

 天咲光由がタッグリーグ戦に初エントリー。単発出場が続いていた天咲にとっては初のリーグ戦であり、シリーズを通じての成長が期待される。天咲を引っ張るのは同じクイーンズクエストでハイスピード王者のAZMだ。後輩を引っ張る立場でのタッグリーグは初の経験だけに、AZMのプロレスキャリアでも重要なシリーズになるだろう。対するはSTARSの羽南&飯田沙耶組。壮麗亜美に敗れフューチャー・オブ・スターダム王座を手放してしまった羽南には出直しのシリーズでもある。

 天咲が羽南にエルボー連打。ドロップキック。飯田が天咲に屈伸を入れてボディースラム。羽南が天咲に背後からニー、天咲が返すと、羽南にエルボー連打。羽南が突進すると天咲がかわしてAZMがドロップキック、天咲がDDT。AZMがダッシュすると飯田が止めて羽南がドロップキック、飯田と羽南が合体もAZMがかわしてドロップキック。AZMはまとめて腕を取ってサブミッション。羽南がエルボー連打から突進、AZMが止めてブレーンバスターを掛け合うもどちらも決められず。すると羽南がクロスボディーアタック。飯田とAZMがチョップの打ち合い。飯田が圧倒し連打を見舞う。飯田がAZMをロープに振ると天咲がカットし合体を試みる。AZMが飯田に飛びつくがボディースラムを食らう。飯田がコーナーに振るがAZMが三角飛びボディーアタックから腕をロック。AZMがダイビングフットスタンプにいくが飯田がかわし丸め込む。AZMが切り返すと羽南がドロップキックで援護し飯田が飯田橋。しかし天咲のカットが間に合う。飯田が抱えて羽南と合体。しかし返したAZMがあずみ寿司。3カウントが入りAZMが飯田をフォールした。

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
稲葉ともか

15分00秒
時間切れ引き分け

渡辺桃
朱里<1点> スターライト・キッド<1点>

 朱里率いるゴッズアイにJUST TAP OUTの稲葉ともかが加入、朱里とのコンビでタッグリーグ戦に出場する。赤いベルトの王者が稲葉との空手タッグでタッグ戦線に新風を吹き込むか。初戦の相手は元ゴッデス王者のスターライト・キッド&渡辺桃。大江戸隊のラフ殺法で初陣を飾りにかかる。

 稲葉が「キッド出てこい」と指名するがキッドはリングを下りてしまう。試合は朱里と桃でスタート。バックの取り合いから朱里がヘッドロック。桃がヘッドロックに切り返すが朱里がヘッドロックでグラウンドへ。桃のヘッドシザーズを朱里が抜け出すと桃がサッカーボールキック、しかし朱里がやり返す。前からの蹴りを桃がキャッチしミドルキック。朱里が桃を持ち上げマットに叩きつける。稲葉が入り朱里とともに両腕を攻める。さらに後方からダブルの手刀。稲葉がボディースラムからヒザを出す。キッドがエプロンからつかんで桃をアシスト。大江戸隊がドロップキックで合体。キッドが稲葉の右足をロープにかけて締め上げるとドロップキック。大江戸隊が場外戦に誘い、キッドは花道で稲葉にキャメルクラッチ。そこを桃が蹴り上げる。朱里にはバットで殴打。キッドが稲葉をリングに戻してカバー。桃が稲葉の脚を蹴り上げる。桃は稲葉の右脚を攻撃。稲葉がエスケープし向かっていくが桃が「そんなもんか」と仁王立ち。桃が突進すると稲葉が正拳突きから二段蹴り。朱里が桃にドロップキック、ニーアタック、腕十字から腕固め。桃がミドルキック連打、大江戸隊の合体から桃が蒼魔刀、蹴りをブロックし合い朱里が桃にジャーマン。桃が朱里に突進もハイキックを食らう。しかし桃はBドライバー。ともにタッチをして10分経過。キッドと稲葉がエルボーを打ち合う。稲葉が連打しキッドが崩れ落ちる。キッドは稲葉の右足にドロップキック、その場飛びムーンサルト。キッドはフィッシャーマンを狙うが稲葉はワキ固めからスタンディングヒールホールド。すぐにキッドが切り返しストレッチマフラー。稲葉がすぐに切り返しスタンディングヒールホールド。キッドがエスケープすると稲葉が突進、朱里が張り手を見舞い。ダブルのブレーンバスター、キッドが返すと、稲葉がサッカーボールキック。桃が一撃必殺ともか蹴りを阻止してスパインバスター、大江戸隊がサンドイッチ蒼魔刀。キッドはダイビングボディープレスを旋回式で決めるが稲葉が返す。キッドは黒虎天罰狙いも稲葉が丸め込む。キッドは黒虎脚殺へ、しかし朱里のカットが間に合う。キッドはフィニッシュを予告しムーンサルト狙い。朱里がカットし雪崩式フロントネックチャンスリードロップ。残り1分。朱里と稲葉がダブルの正拳突き。朱里が抱えて稲葉がニー、キッドが返すと稲葉が一撃必殺ともか蹴り。しかし桃がカットに入る。稲葉の蹴りをキッドがかわす。ここでタイムアップとなり、試合は引き分けに。

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
ひめか

9分12秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美●
○舞華<2点> MIRAI<0点>

 元ゴッデス・オブ・スターダム王者でもある舞華&ひめかの舞ひめがタッグリーグ戦にエントリー。ゴッズアイのMIRAI&壮麗亜美組は短期間の間に3度ゴッデスのベルトに挑むも戴冠には至っていない。が、4日前の「NEW BLOOD5」で壮麗が羽南を破りフューチャー・オブ・スターダム王座を奪取、キャリア初のベルトを獲得した。壮麗はこのベルトを持ったままでの複数王座戴冠をめざしており、タッグリーグはゴッデス王座再挑戦への足掛かりになるだろう。どちらもリーグ戦のために組まれた即席タッグではない名コンビ。負けられない闘いを制すのは?

 ゴングを待たずに両軍が突進し試合開始。ショルダータックルをぶつけ合い壮麗が舞華を倒す。壮麗はひめかとショルダーをぶつけ合う。ひめかがエルボーから突進。壮麗がキャッチしダブルチョップ。抱え上げるとサイドに叩きつける。MIRAIがひめかへミサイルキック、串刺しエルボー。ショルダータックルをぶつけ合いひめかのラリアットをかいくぐりMIRAIがショルダータックルで吹っ飛ばす。MIRAIと壮麗が交互にチョップをひめかに放つ。MIRAIはブレーンバスターを狙うがひめかがこらえる。MIRAIは壮麗を呼び込みダブルのブレーンバスター狙い。ひめかがこらえると舞華が加わる。舞ひめがダブルのブレーンバスターに成功し2方向で串刺しラリアット、ショルダータックルの競演、舞華とMIRAIがエルボーの打ち合い。MIRAIと舞華がラリアットの打ち合い。舞華はカウンターでパワースラム。MIRAIがすぐにドロップキック、バックフリップ。壮麗が舞華にボディーアタックから逆エビ固め。舞華がエスケープすると、壮麗はアルゼンチン。しかし、ひめかがカットする。MIRAIと壮麗がひめかを舞華の上に叩きつけて分断。MIRAIは合体のセントーン、壮麗が舞華にラリアット。舞華が返すと、壮麗はブルーサンダー。壮麗が舞華に雷の如くを狙う。ひめかが入ってサンドイッチラリアット。壮麗が返すと、舞華はコーナーに乗せて雪崩式狙い。MIRAIがカットしようとするがひめかが阻止。舞華が雪崩式ブレーンバスターの体勢。ひめかが加わりパワーボムとの合体に。舞華は壮麗に山茶華もMIRAIがカット。MIRAIがひめかにラリアット、ひめかもやり返す。リング上は舞華と壮麗に。壮麗がブレーンバスター、舞華がドロップキック。舞華がローリングラリアットも2カウント。舞華がみちドラを決めると3カウントが入った。

 

MIRAI&壮麗組のコメント

壮麗「開幕戦、初戦、舞ひめ、初戦の相手には最高の相手。でも、勝てなかった。次、いつ当たるかわかんないけど、舞ひめはいつか絶対に倒したいです」

MIRAI「ゴッデスリーグ初戦、残念ながら黒星スタート。でもいま、なにかをつかんだような気がするから、この今日の1敗は意味ある1敗。それをこれからしっかり証明して、魂込めてこの秋、新しい時代、見せます」

 

舞華&ひめかのコメント

舞華「みなさん待望の舞ひめタッグ、1回戦からかっ飛ばして勝つことができました。ゴッデスのベルトのチャンピオンだったので、そろそろ舞ひめがベルト巻くときでしょう」

ひめか「このゴッデスのリーグ戦優勝するのは舞ひめ以外考えられますか。そうじゃない? 舞ひめにこうご期待」

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
テクラ

10分53秒
ジュリア式監獄固め

なつぽい●
○ジュリア<2点> 中野たむ<0点>

 COSMIC ANGELSのゴッデス・オブ・スターダム王者である中野たむとなつぽいがタッグチャンピオンとしてタッグリーグ戦に出場。対するはドンナ・デル・モンドのジュリア&テクラ組。ゴッデス王座に挑戦したこともあるジュリア&テクラ組がテクラの復帰とともに復活、チーム名をマフィアベラとして心機一転、タッグリーグ制覇を狙う。ジュリアと中野は5★STAR GPで決勝戦を争ったばかりだけに、この試合もバチバチした闘いが展開されそうだ。

 先発はなつぽいとテクラ。視殺戦を展開し、テクラが肩を叩く。意を決したような表情でテクラがなつぽいと向き合い手四つからブレイク、中野が入るとジュリアがバックドロップの構え。中野がこらえるとサッカーボールキック。テクラを分断し中野となつぽいが合体でジュリアにドロップキック、ネックブリーカー。中野がジュリアにエルボー。テクラがロープから蹴りを入れてジュリアが中野をコーナーに振るとテクラが捕獲してなつぽいもまとめて首4の字。そこにジュリアが加わってコーナー際で攻撃。ジュリアは2人まとめてミサイルキック、中野の顔面をマットに叩きつける。テクラが打撃にいくと中野がブリッジ、中野の突進にテクラもブリッジでかわしてみせる。中野が丸め込みからドロップキック。なつぽいがゆっくりとテクラに向かっていき吹っ切るようにエルボー連打。低空ドロップキックをテクラがかわすが自身のキックもかわされる。テクラは後方から組み付いてスリーパーでグラウンドへ。中野がカットに入るがジュリアが排除。テクラがなつぽいにバズソーキック。ジュリアとテクラがなつぽいの顔面を蹴っていく。中野がカットにはいるとなつぽいがジュリアのバックを取り中野に呼びかける。しかしジュリアがなつぽい、テクラが中野にDDT。中野となつぽいはネックブリーカーで合体、トラースキックも放つと両軍ダウン。ジュリアとテクラが合体を試みるが中野となつぽいがトラースキックで場外に送り出す。さらに場外へのプランチャでダイブを決める。なつぽいがジュリアをリングに戻しダブルでコーナーから順々に飛ぶ。しかしテクラのカットが成功。なつぽいがジュリアにジャーマン。ジュリアが返すと、なつぽいと中野がトラースキック。ダブルで不知火を狙うがジュリアが鉢合わせにしてテクラがまとめてボディーアタック。ジュリアがなつぽいを抱えてテクラが突進。さらに合体攻撃を決めてジュリアがバックドロップ、しかし中野がカットする。ジュリアがグロリアスを狙うがなつぽいが丸め込み。10分経過。ジュリアがなつぽいにニーもキャッチされる。なつぽいがジャーマン狙いもジュリアが切り返し足をロックし張り手から変型ネックロック。テクラは卍で中野に組み付く。するとなつぽいがギブアップ、ジュリアの勝利となった。

 

ジュリア&テクラのコメント

ジュリア「テクラが復帰して、テクラ復帰の2戦目のマフィアベラ一発目でチャンピオンに勝ちました」

テクラ「ジュリアトカチマシタ。ジュリアハイマスターダムデイチバンツヨイ。ダカラゼンゼンシンパイシナカッタ。マフィアベラハゼッタイイチバンツヨイタッグ」

ジュリア「(メルティアが)新しい入場曲ですか? CDデビュー、そんなことしてる場合?」

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
優宇

12分0秒
冷蔵庫爆弾→エビ固め

葉月
○高橋奈七永<2点> コグマ●<0点>

 前年度覇者の葉月&コグマ組が連覇を狙ってエントリー。まずは高橋奈七永&優宇組のネオスターダムアーミーと激突する。STARSvs外敵という図式でもあり、奈七永はスターダムの歴史、優宇はスターダムの本戦初参戦という対照的なチーム編成。団体対抗戦の様相も呈したこの試合でスタートダッシュをかけるのはどちらのチームか?

 優宇とコグマが力比べ、手四つから優宇がコグマを投げ飛ばす。葉月とコグマが合体しダブルでドロップキックの挟み撃ち。コグマが優宇にキャメルクラッチ。クマポーズを取ろうとすると奈七永がカット。奈七永と優宇がショルダータックルでコグマを吹っ飛ばし起き上がりこぼしで逆水平連打の競演。奈七永はコグマにサッカーボールキック。控えの葉月につかみかかる。奈七永がコグマにボディースラムから足4の字固め。そこへ優宇がセントーン。締め続ける奈七永はギブアップするように要求。しかしコグマがロープをつかむ。優宇のラリアットをかわしコグマがクロスボディー。しかし優宇には通じず。ならばとコグマはDDTで叩きつけ葉月に託す。葉月が優宇に串刺しエルボーからコードブレイカー。優宇が受け止めると葉月は切り返してヒザへのドロップキック。優宇と奈七永が合体するが葉月が分断。優宇が逆水平を起き上がりこぼし式に見舞うが葉月がコードブレイカー。優宇がサイドスラム。セントーン。奈七永が葉月に串刺しラリアット乱れ打ち。葉月が二段蹴りからエルボー連打。奈七永の延髄を葉月がかわし前蹴りからミサイルキック。コグマと葉月が2人をコーナーに追い込み次々と串刺し攻撃。優宇が場外に落としリングサイドに向けてグルグル回転。かわした葉月がトペスイシーダ、同時にコグマがコーナーからプランチャで飛ぶ。コグマが奈七永にミサイルキック。葉月が後方から二段蹴り、コーナーに乗せ担ぎ上げるとコグマのネックブリーカーと合体。コグマが奈七永にダイビングボディープレス。優宇がセントーンでカットに入るもかわされて奈七永に直撃。コグマは奈七永にもう一発ダイブ。しかし奈七永がヒザを立ててカット。10分経過。奈七永がスライディングキックもコグマが返す。ならばと奈七永がコグマを叩きつけるが丸め込まれる。コグマが120%スクールボーイ。優宇がまとめてクロスボディー。奈七永はコグマにブレーンバスター。葉月がカットすると優宇がリフトアップし場外に投げ捨てる。奈七永と優宇が担ぎ上げてナナモモダイバーで葉月をマットに叩きつける。奈七永は冷蔵庫爆弾投下。葉月が返せず奈七永が勝利を飾った。

奈七永「おっしゃ、7Uppで前年度優勝チームに勝って、ずいぶん幸先がいいじゃん! プロレス生活26年を過ぎましたが、私はまだまだ刺激を求めているし、オマエら誰も知ることのない26年ぶんの刺激をもっともっとこのリングで私が示してやる。そして、このリーグ戦終わったときには、必ず結果を出して、現王者のなつぽい、中野たむからベルトを引っぺがしてやる。優宇、合言葉は!?

優宇「最低でも、優勝。このスターダムのリング、パッションとパワーでかき乱して私たち7Uppが間違いなく台風の目になっていくので、一瞬も、目を離すなよ」

 

奈七永&優宇のコメント

奈七永「優宇の段違いの体幹の力とパワーよ。ちっちゃいちっちゃいコグマちゃんと葉月ちゃん、相手にならなかったかな」

優宇「ただのデブだと思うなよ。スターダムのファンのみんな」

奈七永「でもまあ私自身、久しぶりのあの2人との対戦っていうことだったんですけど、今回はリーグ戦、優勝しか見てないので勝負だけを考えて闘いました。それで優宇という頼もしいパートナーもいるから、今日。しっかりガッチリ、ナナモモダイバーも最後やって」

優宇「教えてもらったナナモモダイバーをこのリーグ戦でしっかり自分のものにして、このリーグ、目指すは合言葉通り最低でも優勝、これしかないでしょ」

奈七永「タッグのベルトはひっぺがす!」

◆IWGP女子選手権 初代王座決定トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
KAIRI

12分24秒
ダイビングエルボードロップ→片エビ固め

アルファ・フィーメル

 インターナショナル枠で1回戦を突破したアルファ・フィーメルとシードのKAIRIが激突。フィーメルは第2代ワールド・オブ・スターダム王者で元WWE、NXT UKのスーパースター。元・赤いベルトの王者フィーメルがスターダム参戦時、KAIRIの壁として立ちふさがった。6年ぶりのスターダム登場となるフィーメルを相手に元WWEスーパースターの力を見せる?

 KAIRIの方から握手を求めるがフィーメルが蹴飛ばして手を高く上げて挑発。試合がはじまりフィーメルがバックブロー。KAIRIがかわしてバックを取りヘッドロック。フィーメルが持ち上げコーナーに叩きつけパンチの連打。コーナーに振ると突進。KAIRIがかわしコーナーからダイブ。KAIRIが誘い、ラリアット。KAIRIがかわしてドロップキック。スライディングエルボー。KAIRIは「IWGP!」と叫んで場外のフィーメルにダイブ。しかしフィーメルがキャッチし担ぎ上げると鉄柱、客席に叩きつける。KAIRIをリングに戻すとフィーメルはフィニッシュを予告してカナディアン。KAIRIが切り返し丸め込むがフィーメルがネックハンギングからマットに叩きつける。KAIRIが返すと、フィーメルはコーナーポストを外す、パンチの連打から押さえ込むがKAIRIが返す。フィーメルは剥き出しのコーナーに振るがKAIRIがかわす。しかしフィーメルがヘアーホイップの連続。フィーメルが「ここは日本だろ。もっとガンガン来いよ」と挑発。KAIRIが立ち上がりエルボーを打っていくがフィーメルが跳ね返す。フィーメルがブレーンバスターの構え。KAIRIが切り返しDDT。KAIRIはネックブリーカーを連発し、スピアでコーナーに追い込むと串刺しスライディングエルボー。コーナーに上がるとダイビングエルボーアタック。フィーメルが返すと、KAIRIがコーナーへ。フィーメルが追いつき雪崩式狙い。KAIRIが宙づりにしてマリンスパイク。フィーメルは1カウントで返し、カウンターでラリアット。マウントを取り左右のパンチを連打すると首をロック。KAIRIがエスケープし10分経過。フィーメルがカナディアンから前方に叩きつけるが2カウント。ダウン状態からKAIRIが丸め込み。フィーメルが返すと、KAIRIが突進をかわしバックブローからスピア。コーナーに上がりダイビングエルボー投下。3カウントが入りKAIRIが決勝にコマを進めた。

KAIRIのコメント

「やったー…。この痛みを待ってました。痛みなくして勝利なし。このIWGPのベルトを私は普通の気持ちでは挑んでません。指をへし折られようが、鼓膜を破られようが、何があろうと絶対に肩を上げ続けてやります。いままで応援してくれたみんなのために、絶対にあきらめない。勝ちにいきます」

◆IWGP女子選手権 初代王座決定トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
岩谷麻優

14分51秒
ムーンサルトプレス→体固め

林下詩美

 前日の後楽園大会で1回戦がおこなわれ、岩谷麻優が渡辺桃、林下詩美がひめかを破り準決勝にコマを進めた。スターダムのアイコンとスターダムの逸材による一騎打ちは、これが3度目で1勝1敗。決着をつけ決勝戦にコマを進めるのは、岩谷か、それとも詩美か?

 岩谷がゴング前に握手を求めるが詩美は応じず試合がスタート。慎重に手四つの構えに入り岩谷が腕を取る。詩美が取り返し腕の取り合い。詩美がヘッドロックにいくと岩谷がロープに振ってコルバタ、詩美がすぐにショルダータックル。詩美はボディースラム連発で叩きつけキャメルクラッチ。ストンピング連打から詩美が突進すると岩谷が阻止。しかし詩美がボディースラム。岩谷がエルボーで向かっていくと詩美がやり返す。詩美は背後からドロップキック、背中へのダブルニードロップ。詩美の突進に岩谷が組み付いてアームホイップ、低空ドロップキックで場外に送り出す。岩谷はリング下の詩美にトペスイシーダ。岩谷はエプロン越しに背中へのフットスタンプ。コーナーに上がりダイビングフットスタンプを投下する。詩美が返すと、岩谷はフィニッシュを予告してドラゴン狙い。詩美が切り返しサイドスラム、詩美の突進を岩谷がかわすが詩美がジャーマン。岩谷がすぐにジャーマンのお返しをしてトラースキック、詩美がすぐにラリアットで両者ダウン状態。岩谷が串刺しドロップキックを顔面に放ちコーナーに上がる。気づいた詩美も上がってエルボー。詩美が雪崩式でコウモリ吊り落とし、コーナーに上がるとミサイルキック。岩谷が返すと、詩美はスリーパーを極める。岩谷がエスケープすると、詩美はバックを取ってジャーマン狙い。岩谷が切り返すが詩美が強烈なエルボー、スライディングラリアット。10分経過、返した岩谷のバックを取ってジャーマンも2カウントどまり。詩美は岩谷を引き起こしアルゼンチン、岩谷がドドンパで叩きつける。詩美が返すと、岩谷はエルボー。詩美が先に立ち上がりエルボーのお返しからハイジャックボム狙い。岩谷が丸め込みから飛びついてドドンパ。しかし詩美が返してみせる。岩谷がトラースキックから「終わり!」と絶叫しドラゴン。しかし詩美の肩が上がる。岩谷がコーナーに上がりムーンサルト狙い。詩美が追いつきハイジャックボムを旋回して決めようとするが岩谷が切り返しウラカンラナ。ギリギリで詩美が返しラリアット。詩美の突進に岩谷がトラースキック、コーナーからダイブするが詩美がかわす、岩谷はコーナーに乗せて「投げるぞ!」と絶叫。ランニングスリーを決めると反対側コーナーからムーンサルトプレスを2連発。3カウントが入り岩谷がKAIRIとの決勝戦にコマを進めた。

岩谷「立川…立川大会の皆さん、こんばんはー! 林下詩美、準決勝、ウタと当たれてよかった。IWGP初代、必ず岩谷麻優が巻いて、詩美、いつでも挑戦受けてやる。それまで、またどこかで。ありがとうございました。というわけで、IWGP…IWGP決勝に進出することができましたー! このまま、このまま、岩谷麻優があの新しい金ピカなベルトを巻いて、世界中、旅していくんで、有明、見に来てください。宝城カイリ!」

KAIRIが姿を現す。

岩谷「まさしくKAIRI…まさしくじゃないな、なんだろう。あらためてだ。宝城カイリ、じゃないわ、あらためて、KAIRI、いるよね? リングに上がってもらって」

KAIRIがリングへ。

KAIRI「麻優さん、宝城カイリじゃなくて、KAIRIです。(フィーメルに)アゴ外されました。でも…よいしょ。でも、でも5年半ぶりに、こうして、麻優さんと、ずっと別々の道を歩いてきたけど、こうして、麻優さんとシングルマッチ、ずっと、待ってました」

岩谷「待ってた? KAIRIがいなくなって、この5年間、どういう思いでリングに立ち続けたか、わかる?その気持ち?」

KAIRI「わからない。麻優さんには麻優さんの5年半がありました。だけど、私もいろんな5年半でした。それぞれ気持ちはわからないかもだけど、この試合を通して、確かめ合いませんか?」

岩谷「確かめ合う? そんな、試合するから当たり前だろ! 確かめ合うに決まってんだろ。この5年間の溝…溝ではないか。この空白の5年間を有明大会でぶつけ合いましょう。まあまあまあ、KAIRI、岩谷麻優、この組み合わせでこんなにしおらしくなるのは、違うよね。この2人の性格だったら明るくバカみたいな試合、できるよね?」

KAIRI「オフコ~ス! 麻優麻優麻優麻優、岩谷麻優と試合ができるなんてもうなんて幸せもの~!」

岩谷「…大丈夫?」

KAIRI「お願いします」

岩谷「(リング下からIWGP女子のベルトを差し出すロッシー小川エグゼクティブプロデューサーに気づく)めっちゃベルト出してる」

KAIRI「え、2人で?」

岩谷「でもなあ。巻く前に持ちたくないんだよな、ベルト」

KAIRI「わかります。すごい、金ピカだー」

仕方ない様子で2人がベルトを手に取る。岩谷が自分の方にベルトを引き寄せるとKAIRIも引っ張る。

岩谷「正々堂々と」

KAIRI「はい」

KAIRIが退場。

岩谷「有明!…だったった…立川大会、お越しいただいた皆さん、ありがとうございました! 有明大会、新日本スターダム合同興行、IWGP初代王者に、なります! 後楽園ホールに続いて、岩谷麻優が2日間メインイベント勝利しました。今日も自分が締めてもいいですか!? STARSで締めるか、自分で一人で締めるか、どっちがいいと思いますか? 拍手の量で決めよう。STARSで締めるのがいいと思う人? 岩谷麻優がソロで締めるのがいいと思う人? オッケー! 決まり! 今日は岩谷麻優一人でこのビッグマッチを締めたと思います! 皆さん心の準備はいいですか? 心にSの文字を作ってください。…何を言えばいいんだろうね。もう言うことないや(笑)。立川大会、ありがとうございました。今日はフワちゃんのデビュー戦もあり盛りだくさんの興行になったと思うんですけど、これからはもっともっとスターダムが見せていきます。もう締める。いまを信じて明日に輝け、We are スターダム!」

 

KAIRIのコメント

「IWGP女子王座決勝戦、対戦相手が岩谷麻優選手に決まりました。麻優さんに対しては、5年半前スターダムで最後のシングルマッチをしたのも麻優さんですし初勝利を挙げたのも麻優さんですし、同じ山口県出身の麻優さんは特に自分にとってかけがえのない、特別な選手です。IWGPに対しての思いもいろいろありますけどやっぱり麻優さんに対しての思いもすごく強いので、この決勝戦、どんな感情が自分から引き起ってくるのかわからないんですけど、リングで対峙して目を合わせて話した麻優さんの5年半、そして私の5年半、別々の道で5年半過ごして、それがまた交わったときにどんな化学変化を生むのか、これは絶対に負けられない闘いです。自分の歴史を証明するためにも、すべてマイナスもプラスも背負ってIWGPのベルトをどんな批判があろうとすべて受け止めて背負って、それを含めてドーンと!盛り上げるのは、この世界を旅する海賊王女、KAIRIです」

岩谷のコメント

「まずはまずは、一言。無事に決勝に上がれてよかったです。ホントに、この1回戦2回戦、もちろん初代IWGPの王者になる気満々だけど試合に負けてしまったら、もうかなわぬ夢。ホントに無事突破できてよかった。あとはもう、決勝。決勝を残すのみ。相手がKAIRIでうれしいです。まさかスターダムからいなくなって5年越しにこういう形でシングルマッチすることになるとは思ってなかった。誰も思ってなかった。これもなんかの運命ですかね。もう、なんて言っていいかわかんないけど、言葉が出ない。ホントに言葉が出ない。岩谷麻優対宝城カイリが、KAIRIか。KAIRI、IWGP初代をかけてシングルマッチ。言葉が出ない。うまくまとまんないけど、楽しむだけじゃダメな試合だと思います。すべてをぶつけてスーパースターKAIRIに負けない存在感、いや、スターダムのアイコンこそスーパースター、それをいまのKAIRIに見せつけます。有明、心から楽しみにしておいてください。初代、巻きます」

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