2022/11/03 試合結果

2022年11月3日 『広島女神祭り~きんさいスターダム~』

『広島女神祭り~きんさいスターダム~』
11月3日(祝・木)広島サンプラザホール観衆1045人)

🄫週刊プロレス

試合結果

◆5WAYマッチ 10分1本勝負
AZM

5分43秒
回転足折り固め

月山和香

※もう三人は天咲光由、レディ・C、飯田沙耶

◆タッグマッチ 15分1本勝負
葉月

6分49秒
横入り式エビ固め

琉悪夏
○コグマ 鹿島沙希●

◆シングルマッチ 15分1本勝負
ひめか

7分41秒
ランニングパワーボム→エビ固め

水森由菜

◆ザ・リベンジマッチ 15分1本勝負
林下詩美

12分50秒
ハイジャックボム→片エビ固め

刀羅ナツコ

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
桜井まい

15分00秒
時間切れ引き分け

小波
テクラ 壮麗亜美
ジュリア MIRAI

◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負
<王者>

11分7秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

<挑戦者>
岩谷麻優 アルファ・フィーメル

※第9代王者の岩谷麻優が3度目の防衛に成功

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

15分22秒
フェアリーストレイン

<挑戦者組>
○なつぽい 渡辺桃
中野たむ スターライト・キッド●

※第25代王者の中野たむ&なつぽいが2度目の防衛に成功

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

20分35秒
フェニックススプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 白川未奈

※第16代王者の上谷沙弥が10度目の防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

25分56秒
朱世界→片エビ固め

<挑戦者>
朱里 舞華

※第14代王者の朱里が9度目の防衛に成功

 

試合詳細レポート

◆5WAYマッチ 10分1本勝負
AZM

5分43秒
回転足折り固め

月山和香

※もう三人は天咲光由、レディ・C、飯田沙耶

 当初は飯田沙耶&向後桃vsAZM&天咲光由vsレディ・C&月山和香の3WAYが予定されていたが向後が体調不良により欠場、急きょAZM、レディ・C、天咲、飯田、月山の5WAYマッチに変更された。

 まずは飯田がAZM、レディ、天咲につかまり集中攻撃を受ける。カバーされた飯田が跳ねのけるが3人が次々とストンピング。飯田は逆水平の連打で反撃。レディと天咲が合体するが逆水平をぶち込む。月山が入ってドロップキックからヒップバット連打、背後から飛び乗りパロ・スペシャルを狙うが飯田がコーナーに激突させる。飯田の突進をAZMとレディがカットし、レディが月山にジャイアントスイング。AZM&天咲と飯田、レディと月山が打撃の応酬。混戦からレディと飯田がリング上。逆水平の応酬から月山がレディにオースイスープレックス、その上から飯田が飯田橋。天咲がカットも月山が飯田とまとめてDDT。AZMがカットし月山にブレーンバスターを狙う。飯田がラリアットで月山を倒すがAZMのミサイルキックを食らう。AZMがフィニッシュを宣言し、ダイビングフットスタンプ。月山がかわすとレディがAZMにチョークスラム。月山がレディに肩車されるが天咲がドロップキックでカットし月山にDDT。AZMがダイビングフットスタンプで天咲のカバーを阻止。月山が丸め込むがAZMが返す。切り返したAZMが丸め込むと3カウントが入った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
葉月

6分49秒
横入り式エビ固め

琉悪夏
○コグマ 鹿島沙希●

 STARSの葉月&コグマ組と大江戸隊の鹿島沙希&琉悪夏組がタッグ対決。葉月&コグマのFWCはタッグリーグ戦にも出場中の前年度覇者チーム。鹿島はフキゲンです★、琉悪夏は刀羅ナツコと組んでこちらもタッグリーグにエントリーされている。11・6津における葉月&コグマ組vsナツコ&琉悪夏組の前哨戦、元ゴッデス・オブ・スターダム王者でもあるFWCとしては負けられない闘いだが、大江戸隊が足を引っ張る可能性も大いにありそうだ。

 コグマが先発に名乗りを挙げ「今日もクマやりたい人?」と声をかける。琉悪夏が追い払うと背後から襲いかかり試合開始。ショルダータックルでコグマを吹っ飛ばすと顔面を踏みつけ、コーナーに追い詰めても顔面を攻撃する。鹿島がコグマの髪を束ねてマットに叩きつける。琉悪夏の突進をよんでコグマがドロップキック。葉月が串刺しエルボーからミサイルキック。琉悪夏が返すと葉月はフェースロックも鹿島がカット。鹿島と琉悪夏がロープに振ると葉月がまとめてコードブレイカー、葉月は顔面ウォッシュを浴びせる。葉月の突進をよんで琉悪夏がボディーアタック、低空クロスボディー。葉月が返すと、琉悪夏にDDT。コグマが入るが琉悪夏が顔面をかきむしりショルダータックル。鹿島がコグマにコルバタ。コグマがビッグブーツをかわして背中を踏みつける。コグマは鹿島をコーナーに追い込み突進。鹿島がかわし琉悪夏と連係で攻め込む。鹿島がダイビングフットスタンプにいくがかわされコグマがスタンガン。鹿島が返すと、コグマがDDT。コグマはコーナーからミサイルキックをヒットさせるが2カウント。コグマと葉月が合体を試みるがリング下から琉悪夏が足を引っ張る。丸め込みの攻防からコグマが120%スクールボーイで鹿島を丸め込んだ。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
ひめか

7分41秒
ランニングパワーボム→エビ固め

水森由菜

 ひめかとフリーの水森由菜、ド迫力の闘いが期待できそうなシングルマッチが組まれた。「NEW BLOOD」に参戦した水森は「本戦に出せ」と主張。アピールが通り、いきなりビッグマッチへの参戦で、相手がひめかとなった。水森が醸し出す独自の世界観にひめかがどう対抗するかが注目される。

 水森が握手を求めるが、ひめかは応じず試合がスタート。まずはロックアップで組み合い力比べ。ひめかが押し込むとクリーンにブレイク。再びロックアップで、こんどは水森が追い込みダブルチョップ。水森がポーズを取ろうとすると、ひめかがロープに振ってショルダータックルをぶつけ合う。ひめかが打ち勝ちストンピング。水森がロープに振ると手を広げて立ちはだかる。ひめかの背後にまわり両手を取ってポーズをさせると、ロープに振ってフライングショルダータックルからボディースラム。ひめかのエルボーに水森も対抗。エルボーの打ち合いで水森は「会いたかった!」。エルボーの応酬から水森がブロックして打ち倒す。水森がひめかを挑発すると、ひめかがエルボー連打。水森の突進にひめかがエルボー。ラリアットをかわされた水森だがカウンターでドロップキック。水森はひめかをコーナーに追い込みボディープレス。ひめかが返すと、水森が担いで前方に叩きつける。コーナーに上がると、ダイビングボディープレスへ。しかしひめかが返してみせる。水森が突進すると、ひめかがジャンピングニー。返した水森のバックを取ったひめかだが丸め込まれる。返した水森がラリアット。も一発狙うが、ひめかが止めてラリアット。ひめかはもう一発ラリアットを放つが水森が返す。ひめかは水森の背後からラリアットを見舞うとコーナーに乗せてパワーボム。水森が返せず3カウントが入った。試合後、ひめかが水森の手を引き握手をかわした。

 

ひめかのコメント

「広島、ビッグマッチ。いまの女子プロレスで、広島でビッグマッチができるのはスターダムだけなんじゃない? そんな素敵な大会でなんで水森由菜、ゆなもんとシングルなんだよって思ったよ。スターダムには査定係がいるんじゃないの? 違う? 私が後任? あと引いたのかな、わからないけど。まあぶつかりがいのある選手が新たに見つかった、まあ、そんな感じがしました。まあこれからスターダムに上がるのかわからないけど、もっともっとぶつかり合って、もっともっと高め合いたいなと思ったよ、ゆなもん。リング上ではあんなこと言ったけど、私も会いたかった」

 

水森のコメント

「デカかった…。昔からデカかったけど、大きかった。昔から大きかったけど、昔見たあのデカさと大きさより、今日のひめかはもっと、もっとデカくて大きく見えました。負けたけど、すごくすごく楽しかった。私は今日自分が言いたくて、スターダムがそれを叶えてくれて。そしてひめか、私と闘ってくれて、広島の見てるみんなも、ゆなもんを今日知ってくれて本当にありがとうございました(涙声)。でも、私はあきらめてません。まだまだひめかとも闘うし、闘いたい選手もいっぱいいます。だから、次会うときまでトロピカルー、バイバーイ」

◆ザ・リベンジマッチ 15分1本勝負
林下詩美

12分50秒
ハイジャックボム→片エビ固め

刀羅ナツコ

 昨年7・4横浜でのワールド・オブ・スターダム王座戦で左ヒザを負傷してしまった刀羅ナツコが、当時の王者・林下詩美と清算のシングルマッチ。長期欠場からカムバックしたナツコは、琉悪夏と組んでタッグリーグ戦にエントリー。それがそのまま復帰戦にもなり、すでに2試合をこなし11敗。ブランクを感じさせない闘いぶりを見せている。一方の詩美は年末の両国で朱里に敗れ赤いベルトを手放しナツコとの約束を守ることはできなかった。とはいえ、一騎打ちをしておく必要性は変わらない。1年4ヵ月前のアクシデントを清算し、どちらも前に進んでいくことが求められる闘いだ。

 ゴングが打ち鳴らされ両者ゆっくりと歩を進める。詩美がタックルにいくがナツコが切ってグラウンドへ。ナツコがバックを取ると詩美がヘッドロック。ナツコが髪をつかんで抜け出すとエルボーの打ち合いに。ロックアップで組み合い、ナツコが逆水平。ナツコはショルダータックルで詩美を吹っ飛ばすと、コーナーに叩きつけて串刺しラリアット、顔面ウォッシュ。詩美はカウンターのドロップキック。ナツコが詩美の突進をショルダースルーで場外に投げ飛ばす。ナツコは場外戦にもっていき詩美をコーナーに叩きつける。さらにイスで殴打し、イスを乗せた状態でランニングセントーン。詩美が戻ってくるとナツコはセカンドからダイビングボディープレス。詩美が返すとナツコはヘッドロック、スリーパー。詩美がエスケープを試みるがナツコは胴締めで締め上げる。詩美がエスケープするとカウンターでドロップキック、串刺しエルボー、ミサイルキック。ナツコが返すと、詩美はアルゼンチン狙い。ナツコが切り返しラリアットをぶつけ合う。詩美が打ち勝ちナツコを吹っ飛ばすとバックフリップ、スライディングラリアット。詩美が突進するとナツコが止める。詩美が切り返しコウモリ吊り落とし。返したナツコを引き起こし、詩美が突進。ナツコがスピアを決めてボディースラムからフロッグスプラッシュ。詩美が返すと、ナツコはデスバレーボム。さらに前方に叩きつけると、コーナーへ。詩美が追いつき、コーナー上でエルボーを打ち合う。琉悪夏がボックスを渡して詩美の脳天を殴打、パワーボム。しかし詩美の肩が上がる。ナツコはもう一度抱えてデスバレー。こんどもギリギリで詩美が肩を上げる。ナツコは詩美をリング下に落として場外戦へ。10分経過。ナツコはテーブルに詩美を寝かせるとバラを加えてコーナーへ。気づいた詩美がエプロンでコウモリ吊り落としを放つ。すると詩美がナツコをテーブルに寝かせ、バラをくわえてダイビングボディープレス。詩美はリングに戻りジャーマンを3連発。ナツコが返すと、詩美がラリアット、コーナーに乗せてハイジャックボムを旋回式で決める。3カウントが入り詩美がナツコを破った。

 

詩美のコメント

「ナツコ、今日、ナツコとのある意味、復帰戦みたいなそのぐらい大事な試合で。ようやく私の止まっていた時間も動き出しそうです。こうやって最後、私が勝って、お互いケガもせず、途中で試合がストップにならず、こうやって2人、生きてプロレスを最高に体感して終われて、とてもとても幸せです。でも、ナツコ、ナツコ、まだまだそんなもんじゃないでしょ。復帰なんて言い訳にするなよな。完全に復活できたのか?こんなモンでいいのか? もっともっとやろうよ。また私がブッつぶしてやるよ」

 

ナツコのコメント

「試合やってて気づいたんだけど、私も知らないうちに詩美のことを思う気持ちっていうのがちょっとあんのよ。最後、詩美のことを思う気持ちが知らないうちに出てて。ああいう結果になったけど…満足してるよ。私が見えてきたなかで、いままでのなかで一番カッコよかったもん。そんなヤツに倒されたら本望でしょ。でも、人間ってさ、バカじゃん。こういう気持ちってさ、明日には忘れてんだよ。つまり私と詩美の闘いは今日で終わりじゃない。私はすぐ忘れちゃう、今日も満足した気持ちとか。だから、私を満足させるプロレスしてってほしい。いや、お互いにしていこう。アイツがどう思うかわからないけど。私は今日、詩美を思う気持ちが出るプロレスでよかったよ。何度だって、目の前に立ってやるからな。へへ」

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
桜井まい

15分00秒
時間切れ引き分け

小波
テクラ 壮麗亜美
ジュリア MIRAI

 小波が半年ぶりの参戦。5月の登場は朱里&MIRAI&壮麗亜美と組んでの出場で5試合をこなしたが、今回初めて朱里を欠いた陣容となる。対するはジュリア&テクラ&桜井まいのドンナ・デル・モンド。昨年1229両国でジュリアとの一騎打ちを最後にレギュラー参戦を終えた小波。DDMとの対戦は5・5福岡以来で、テクラとは初対戦となる。

 テクラが小波を指名して試合がスタート。グラウンドの攻防で小波が背後から首を取る。テクラが切り返すが小波がヘッドロックから蹴りにいく。テクラがかわしてレッグロック。小波が上になるとテクラが返して桜井にチェンジ。桜井は壮麗にビッグブーツ、ドロップキック。DDMが壮麗に次々と串刺し攻撃、ジュリアと桜井でエルボードロップ。壮麗が桜井にボディースラム。壮麗が腕を取るとコーナーから小波がフットスタンプ。小波は桜井の左腕を攻撃しサッカーボールキック。片足でカバーするが桜井が返す。MIRAIが桜井にストンピング連打。MIRAIがラリアットをかいくぐりショルダータックル。桜井が返すと、MIRAIはチンロック。MIRAIが連続で押さえ込むが桜井が返していく。桜井がエルボー連打で向かっていくとMIRAIが一発で倒してみせる。MIRAIのラリアットを蹴り上げた桜井は入ってきた壮麗とまとめてマットに叩きつける。ジュリアとテクラがMIRAIと壮麗にDDT。小波が入るとテクラとジュリアがキックの連続、テクラが小波にタランチュラ、ジュリアがコーナーで顔面を踏みつける。ジュリアは小波とMIRAIにまとめてミサイルキック。テクラがMIRAIへエルボー連打。テクラがエプロンからMIRAIの顔面にケリを入れラリアット。MIRAIがかわして前方に叩きつける。壮麗がテクラに逆水平連打。テクラはラリアットをかわし変型卍固め、ビッグブーツ。壮麗が返すと、テクラはバズソーキック。壮麗がかわしカウンターでダブルチョップ。小波がテクラへニーアタック、スライディングキック、ワキ固め。小波がエプロン越しにぶら下がり腕十字。MIRAIと壮麗もDDMのカットを阻止。小波がカバーするがテクラが返す。10分経過。小波がテクラに突進もスピアを食らう。ジュリアが小波にドロップキック。ブレーンバスターの構えをMIRAIがカット。ジュリアと桜井がMIRAIにドロップキック。ジュリアと桜井が小波にサンドイッチ式ドロップキックで挟み撃ちに。ジュリアが担いでテクラがネックブリーカー。ジュリアと桜井がダイビングエルボードロップ。しかし壮麗のカットが間に合う。ジュリアはコーナーに上がるが壮麗がカットし小波が下からハイキック。小波は雪崩式バックドロップ。ジュリアと小波がエルボーの打ち合い。残り2分。脳天にチョップを打ち合い小波がトライアングルランサー。しかしDDMのカットが間に合う。MIRAIと壮麗がジュリアを持ち上げ小波がミサイルキック。残り1分。乱戦から小波がジュリアに投げっぱなしジャーマン。バズソーキック。バックをとられたジュリアが切り返しバックドロップ。ジュリアがニーを叩き込みグロリアスドライバーを狙う。しかしここでタイムアップのゴングとなった。試合後、ジュリアが小波を攻撃。逃げる小波をジュリアがステージまで追いかけた。

 

ジュリア組のコメント

ジュリア「おい、このクソ女!」

小波「来んなよ、こっち(イスをスライドさせてジュリアに当てる)。バックステージだぞ。コメントスペースなんだよ。出てくんじゃねえよ、オマエ」

ジュリア「なんなんだよ(イスをスライドさせて小波のヒザあたりに当てる)」

小波「オマエ、ヒザケガするだろ! オマエの顔面はどうでもいいんだよ」

ジュリア「オマエのヒザだってどうでもいいわ」

小波「こいつめちゃくちゃしつこい女です」

ジュリア「人の物、盗んで客席にブン投げた泥棒女」

小波「うるせえ。あんなものいらねえんだよ。取りにいけよ、自分で。じゃあまたな。アリベデルチ」

ジュリア「アイツ…ムカつく。ってか、なんか(試合中に)新しいことしようとしてたよね、私に。変な技。ちゃんと復帰してからやろうよ。早くしろ、ずっと待ってんだから」

 

MIRAI組のコメント

MIRAI「今日、小波の魂、すごくすごくいい刺激になりました。亜美は小波にこのフューチャーのベルト、いいお知らせ?いい報告できたんじゃないですか?」

壮麗「ハイ。ツイッターでも見つけてくれてお祝いしてくれてありがとうございます。しっかりベルト取ったよっていう報告もきょうできたのでよかったです」

MIRAI「そうなんですけど、この灰かぶりシンデレラの自分は、いまは(腰回りに何もない)こういう状況なんですが、まあここからどんどんどんどんどんどん進化していって。小波に新格闘プリンセスっていうのを自分、名乗っているからには小波の前でそれを堂々と名乗れるように。そして!いつか小波とタイトルマッチがしたいなってきょう夢ができたので、魂込めて小波、また闘ってください。以上です」

◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負
<王者>

11分7秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

<挑戦者>
岩谷麻優 アルファ・フィーメル

※第9代王者の岩谷麻優が3度目の防衛に成功

 岩谷麻優がSWA世界王座をかけて元ワールド・オブ・スターダム王者のアルファ・フィーメルと対戦する。フィーメルは1023立川で久々のスターダム登場、KAIRIとIWGP女子王座決定トーナメント準決勝で対戦し敗退した。が、今回は岩谷の持つベルトを奪うチャンスでもある。一方の岩谷はIWGP女子王座決定トーナメントで決勝進出を決めており、1120有明での決勝戦でKAIRIとベルトを懸けた対戦をおこなうことになっている。それだけに、岩谷にとっても負けられない大一番。シングル2冠を目指す岩谷がフィーメルの壁を乗り越え、KAIRI戦へと照準を定めるか、それともかつての力関係そのままにフィーメルが岩谷を圧倒し、SWAの新王者に輝くか?

 岩谷が握手を求めるとフィーメルが早足で歩み寄り強く握る。試合がスタートし、ロックアップ、フィーメルが左右に振り回しロープに押し込む。ブレイクすると、岩谷がドロップキック3連打。フィーメルは岩谷のクロスボディーアタックを跳ね除けてヘアーホイップの連続。抱え上げると豪快にボディースラム、ブレーンバスター。岩谷が返すとエルボーで向かっていくがフィーメルが吹っ飛ばす。フィーメルはコーナーに追い込みパンチの連打。コーナーに追い込まれた岩谷が突進をかわしてドロップキック。ノーザンライト狙いをフィーメルがかわしコーナーに振る。岩谷がダイビングボディーアタックもフィーメルが受け止めてマットに叩きつける。フィーメルは胸部へのパンチを連打。岩谷が返すと、背後からパンチを連打しカバー。返した岩谷の腕をフィーメルがロックしグラウンドで締め上げる。岩谷がエスケープしようとするがフィーメルは回転して締め上げる。岩谷の足がなんとかロープに到達。フィーメルはフィニッシュを宣言しオメガスラムの体勢。岩谷が切り返し側頭部にキック、回し蹴り。トラースキックを頭部へ放つとコルバタからドロップキックで場外に送り出すとトペスイシーダ。岩谷はフィーメルをリングに戻して、ダイビングボディーアタック。フィーメルがキャッチし反転するとオメガスラム。岩谷が返すが、フィーメルがバックブロー。「ウィナー」とアピールしカバーするが岩谷が返す。岩谷がパワーボム狙いを丸め込むが2カウント。岩谷が突進もフィーメルがラリアット。フィーメルはマウントパンチ連打からカバーするが岩谷が返す。フィーメルが引き起こすと岩谷が張り手、フィーメルはエルボーでやり返す。張り手の応酬から岩谷が連打し「お返しだ!」と裏拳。10分経過。岩谷がトラースキック、ムーンサルトプレス。フィーメルが返すと岩谷はもう一発ムーンサルト。「まだ!」と絶叫しもう一発。そして4発目のムーンサルトプレス。3カウントが入り、岩谷がフィーメルを破った。

岩谷「広島のみなさん、こんばんは! 突然ですが、このSWA、SWAのベルト、自分は、いまはIWGPに集中したいので、今日勝ちましたけど、今日を持ちまして、返上させてください。すいません、自分のわがままなんですけど、いまは岩谷麻優を温かく見守っていてください」

 

岩谷のコメント

「SWAのベルト、無事に防衛することができました。でも、防衛したんですけど…自分のベルトに…自分の腰に…あるのは(ベルトではなく)このトロフィーだけ。ベルトは返上しました。……。まあ、返上した意味は…意味はないです。アハハ。ウソ。ちょっと、ちょっと、ちょっといまは言葉にできない。ただ、返上しました。ちょっと言葉が出てこないや。とりあえず3度目のベルト防衛成功しました。このままIWGP(女子)に集中して取りたいと思います」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

15分22秒
フェアリーストレイン

<挑戦者組>
○なつぽい 渡辺桃
中野たむ スターライト・キッド●

※第25代王者の中野たむ&なつぽいが2度目の防衛に成功

 中野たむ&なつぽいのメルティアがゴッデス・オブ・スターダム王座2度目の防衛戦。今回の相手は元王者でもあるスターライト・キッド&渡辺桃組だ。スターダムでは現在タッグリーグ戦開催中でもあり、そのなかでのタッグ王座防衛戦とあって、王者組には厳しいスケジュールと言えるだろう。とはいえ、革命を標榜するメルティアにとってはどんな試練も乗り越えていかなければならない。そのためにもタッグベルトはなんとしても必要。そのうえでタッグリーグ戦も制覇しなければならないだけに、個々で負けるわけにはいかないが…。

 メルティアが入場しコーナーに上がるとキッドがマイクを取り「アイドル気取ってんじゃねえよ!」と叫んで大江戸隊が襲撃。そのまま場外戦で試合に突入する。リングに戻すと大江戸隊がメルティアをボディースラムで投げつけて重ね合わせる。キッドがロープに振るとなつぽいが崩れ落ちる。キッドはなつぽいの右ヒザを締め上げる。桃も引き続きヒザを攻撃。なつぽいがエルボー連打で桃に向かっていく。キッドはリング下で「革命ってなんですかあ?」。中野がダイビングボディーアタックでなつぽいを救出しダブルのネックブリーカー、ドロップキック&ニーアタック。中野が桃に串刺しニーアタック、前後からのキックを浴びせていく。桃が返すと中野がハイキックをかわす。桃が裏投げからニーアタック、チキンウイングフェースロック。桃がカウンターのハイキック。なつぽいがキッドをかいくぐるもヒザへのドロップキックを食らう。なつぽいがエルボー連打もキッドがスイングネックブリーカー。なつぽいがキッドにバックラッシュも桃がカット。メルティアがジャーマンを試みるが大江戸隊が阻止してなつぽいに串刺し攻撃。蒼魔刀の挟み撃ちはなつぽいがかわしメルティアがジャーマンで競演。メルティアがコーナーに上がり中野がデスティニーハンマー、なつぽいがフェアリアルギフト投下。しかし大江戸隊の琉悪夏がボックス攻撃で乱入。桃がバットで殴りまくる。キッドと桃が蒼魔刀の挟み撃ち。キッドがなつぽいに黒虎天罰、ムーンサルトプレス。桃が中野にハイキックで排除し大江戸隊がマジックキラー気味に合体。桃がなつぽいをコーナーに乗せるが中野がキッドのエターナルフォー狙いをハイキックでカット。中野は桃に投げっぱなしタイガー。キッドがなつぽいに張り手。なつぽいとキッドがバックを取り合い、桃がイスで殴打。キッドがイスを取り殴打もかわされる。メルティアがキッドにトラースキック。桃にも見舞い、場外へダイブ。なつぽいがキッドにフェアリングリング。キッドが返すと、なつぽいはフェアリーストレイン狙い。キッドが切り返し黒虎脚殺へ。しかし中野がバイオレットシューティングでカット成功。メルティアがダブルの不知火を決めるとなつぽいがフェアリーストレイン。3カウントが入り、中野組の防衛となった。

 

中野&なつぽいのコメント

たむ「ゴッデス・オブ・スターダム、V2!成功しました!!

なつぽい「ウチら、どんだけやられても絶対負けない。強いよね?」

たむ「弱くて、強い。それがメルティアなんじゃない」

なつぽい「きっちゃん、ここは闘いの場所で奪い合ってこそって言ってたけど、私は奪い合うよりも高め合うほうが好きかな。きっちゃんともそういう関係しゃない? ね?」

たむ「ブラックデザイア、メチャクチャ強いのはよくわかってる。でも、二兎追うものは一兎も得ず? 正直ね、プロレスやって、試合やって、練習して、トレーニングして、歌の練習までして、レコーディングまでして。マジで大変だよ! でも、二兎追うものしか二兎は得られないでしょ? 私たちはプロレスも歌もすべてをやってのけて、そしてすべてを手に入れる。それが気にくわないなら、また何回でもこのベルトに挑戦してきてよ」

なつぽい「ウチらはさ、まだまだやりたい人たちたくさんいるじゃん」

たむ「そうだね。歴代チャンピオンでいうと、第…?」

なつぽい「20代」

たむ「21代も。あと18代も。そして…」

たむ&なつぽい「7代」

なつぽい「ほかにもね、いっぱい歴代王者じゃなくても、ウチらまだまだやりたい相手たくさくんいるんだよ」

たむ「たくさんの人にメルティアの存在を、そして私たちの入場曲、ダブル・フロンティアもたくさんの人に知ってほしい」

なつぽい「…やっちゃう?」

たむ「やっちゃうか」

なつぽい「ひとまず、第23代王者…」

たむ&なつぽい「ブラックデザイア、撃破」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

20分35秒
フェニックススプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 白川未奈

※第16代王者の上谷沙弥が10度目の防衛に成功

 上谷沙弥がワンダー・オブ・スターダム王座二桁防衛に挑むタイトルマッチ。10度目の防衛戦の相手は、5★STAR GP公式戦で上谷を破った白川未奈だ。白川はシングルマッチで上谷にフォール勝ち、また、6人タッグ戦でも上谷からギブアップを奪っており、波に乗っている。それだけに2度目の挑戦で初戴冠の期待が高まっていると言っていいだろう。昨年末の両国で白いベルトに到達した上谷にとっては、1年間の長期政権を築くためにも正念場。どちらも負けられない闘いで、最後に勝ち名乗りを受けるのは?

 ロックアップで組み合い、力比べ。上谷が押し込み慎重にブレイク。すると白川が張り手を見舞う。上谷はエルボーでやり返し、エルボーの応酬へ。上谷が挑発すると白川がミドルキックで倒し突進。ロープワークとなり白川がヒザにドロップキックも上谷がかわす。上谷が突進すると白川がカウンターでヒザへのドロップキックを決める。白川はエプロンに上谷を追い、ヒザを抱えて持ち上げるとそのままエプロンに叩きつける。白川は場外マットをはずして右ヒザをフロアーに連続で叩きつける。リングに戻っても白川は上谷のヒザをマットに叩きつけていく。さらにインディアンデスロックから締め上げるが、上谷の手がロープに届く。白川は「立て、チャンピオン!」「こいや!」と挑発。上谷がエルボー連打、白川が右脚をロープに乗せてヒザへのドロップキック。上谷はカウンターのドロップキック、串刺しニーアタック、ドロップキック。コーナーに追い込まれた白川がエプロンに送り出す。上谷がスワンダイブで飛ぶと白川がドロップキックで迎撃する。白川は足4の字狙いも上谷が切り返す。白川はロープの反動を利用しドロップキック。場外に出た上谷に白川はコーナーからプランチャ、リングに戻してリバースDDT。白川がインプラントDDTを狙うが上谷がこらえてマットに叩きつける。上谷は右ヒザを抑えながらもスタークラッシャー狙い。白川が切り返し丸め込みからスタンディングヒールホールド。白川が覆いかぶさると返した上谷がスリーパー。上谷が首4の字で腕と首をロックし10分経過。フィッシャーマンも決めるが2カウント。上谷はニーを放つとフィニッシュを宣言してコーナーからファイヤーバード。白川がかわして後方からヒザへのドロップキックを決める。白川は足4の字を狙うが上谷が切り返し丸め込む。白川が返すと上谷の二段蹴りを阻止して足4の字固め。上谷が反転するが白川が戻す。上谷がエスケープすると、白川が引き起こす。上谷が後方から飛びついてリバースフランケン。両者ダウン状態から額をつけ合いエルボーの応酬へ。立ち上がってもエルボーを打ち合い、白川の一発で上谷がダウン。白川は左右の打撃からローキック、延髄斬り。15分経過。白川はコーナーに上がるが上谷も立ち上がりコーナー上で打撃を打ち合う。白川が雪崩式インプラントDDT、ブレーンバスター。しかし上谷の肩が上がる。グラマラスドライバー狙いを上谷がこらえると白川はヒザへのドロップキックからドラゴンスクリューを決め足4の字へ移行。上谷がなんとかエスケープすると、白川がグラマラスドライバーの構え、上谷が切り返し丸め込みからスープレックス。白川が返すと、上谷がスタークラッシャーをためて決める。しかし白川が1カウントでクリアー。上谷が二段蹴りの連打も2カウント。上谷は白川を引き起こしスタークラッシャー。20分経過。フェニックススプラッシュは目測を誤ったかもう一度放つ。これで3カウントが入り、上谷の防衛となった。

上谷「白川未奈、この白いベルト希望だった?絶望だった?」

白川「絶望の血の味がするよ。歯も希望もどこか取れちゃった。でもこの火は絶対に消えないから地獄から這い上がってやるよ!」

白川が退場。

上谷「10度目の防衛に成功しました。このたくさんの挑戦者たちの思いが詰まったベルト、まだまだこれからも私はすべてを背負って防衛していきます。そして、次の防衛戦1119日大阪でやりたいと思っています。ベルトが泣いてるとか、ウソ泣きでしょとか、向き合ってないでしょとか言われた相手。まだまだ向き合いたいです。いまIWGPに夢中かもしれないけど、私はまだまだKAIRIさんと向き合いきっていません、だからその返事、KAIRIさん待ってます」

 

白川のコメント

「なんで…欲しいものってこんなにこんなに遠くて手に入らないんですか(涙)。だからすごく欲しいものになるんですか。悔しい…とにかく悔しいしか出なくて。でも!何回も、もう無理かもって思うことが人生で何回もあったけど、そのたびに自分の夢をつかむために、それが夢が私の希望だから生き続けられました。だから、この地獄から這い上がるところをファンの皆さんに見せないとプロレスラーじゃないから…。歯もなくなってアゴもズレてベルトも取れなくて、本当に超地獄だけど、絶対に白いベルトを巻いてみんなの生きる希望になる。私の支えはそれです。またやり直して強くなってきます。ありがとうございました…」

 

上谷のコメント

「ワンダー・オブ・スターダム10度目の防衛に成功しました。白川未奈、本当にたくさんの引き出しを持っていて、プロレスに対する熱い思いだったりとか、このベルトに対する愛っていうものがたくさん感じてきて、本当にすごい存在だと思いました。私にとって白川未奈はずっとずっと怖い存在でした。今日、絶望を味わわせてしまったかもしれない。でも、私はこの白いベルトをずっとずっと輝かせていくから、白川未奈にとって希望であり続けられるベルトで絶対にいさせます。そして1119大阪、私は以前、この白いベルトが泣いてるだとか、ウソ泣きしてるでしょとか、たくさん散々なことを言われました。いま彼女はIWGP女子に夢中かもしれないけど、私はずっと最後まで向き合い続けたかった。だからこの返事待ってます、KAIRIさん(涙声)」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

25分56秒
朱世界→片エビ固め

<挑戦者>
朱里 舞華

※第14代王者の朱里が9度目の防衛に成功

 ワールド・オブ・スターダム王者の朱里が赤いベルト9度目の防衛戦に臨む。相手は5★STAR GP公式戦で苦杯をなめさせられた舞華である。舞華とは何度かシングルマッチをおこなっているが、赤いベルトを懸けての対戦は今回が初めて。いままで、リーグ戦やトーナメントを含めシングルの頂点には届きそうで届かなかった舞華だが、5・5福岡での白いベルト戦の反省も踏まえリングに上がるだけに、今回の朱里戦は大きなチャンスと言えるだろう。今年の5★STAR GPを制したジュリアがすでに1229両国での赤いベルト戦を指定している。ジュリアが望むのは朱里だが、舞華も同門対決での赤いベルト戦を狙っている。この闘いを制し、両国へと前進するのは朱里か、それとも舞華か!?

 握手はかわさず試合がスタート。首の取り合いからグラウンドの攻防、朱里がブレイクすると探り合いから再びグラウンドへ。舞華が腕十字を狙うが朱里が回避しネックロック。舞華が切り返し首の取り合い。舞華が三角絞めの体勢も朱里がかわしてローキック。手四つから朱里が蹴りを入れコーナーに振る。舞華がアームホイップからヘッドロック。朱里がロープに振るが舞華がショルダータックル、さらにロープワークからパワースラムで叩きつける。朱里が返すと。場外で間合いを取る。朱里がエプロンに立つと舞華の突進をかわしてコーナーへ。舞華も上がって雪崩式狙い。朱里が切り返し臀部へキック、バッククラッカー。朱里はサッカーボールキックを放つと舞華と打撃のかわし合い。ロックアップで組み合い舞華が押し込む。舞華がブレイクと見せかけ巴投げから腕十字狙い。朱里が切り返し腕固め。舞華が切り返してワキ固めへ。朱里が切り返しチキンウイングアームロック。舞華が逃れて場外へ。朱里は仁王立ちで生還を待つ。戻ってこようとした舞華を蹴飛ばし場外へ。しかし舞華がかわして朱里がダウン状態。舞華は朱里を連れて花道へ、朱里がドロップキック、舞華がバックドロップ。舞華はダウンした朱里を引き起こしリングに戻す。舞華はコーナーに振って串刺しラリアット、ショルダータックル。引き起こすとブレーンバスターの構え。朱里がこらえると突進をかわしコルバタからカサドーラで飛びつきフェースクラッシャー。10分経過。朱里がストンピング連打からスライディングニーアタック。コーナーに上がると、スタンディングギロチンを投下。返した舞華がコーナー上の朱里に追いつき雪崩式ブレーンバスターを決める。朱里が返すと、舞華はスリーパー。朱里がエスケープするとブレーンバスターを切り返しコードブレイカー。舞華のラリアットと朱里のキックが交錯。舞華のブレーンバスターを朱里がこらえる。舞華は強引に引っ張りブレーンバスターに成功。ラリアットをかわして朱里が二段蹴り。舞華を引き起こすとミドルキック連打。こらえた舞華に朱里はトップロープにかけてDDT、もう一発中央でDDTを決め、コーナーからスタンディングギロチン。15分経過。返した舞華を引き起こし、突進、舞華がキャッチしみちのくドライバー気味に叩きつける。両者ロープ伝いに立ち上がり突進、舞華がラリアットで打ち勝つが2カウント、舞華はラリアットから炎華落としへ。さらに旋回してサイドに叩きつけるが2カウント。変型パイルドライバー。返した朱里に舞華はスリーパー。胴締めに移行し締め上げるが朱里の足がロープにかかる。舞華は動きの止った朱里を立ち上げ至近距離からラリアット連打、ローリングラリアット。ダッシュすると朱里がカウンターで延髄斬り。両者ダウン。20分経過。両者立ち上がり手四つからヘッドバットを打ち合う。朱里がダウンし舞華が引き起こす。ラリアットを打とうとするが朱里が崩れ落ちる。舞華は朱里の手を離さず引き起こすとヘッドバット。みちのくドライバー。しかし朱里の肩が上がる。舞華は朱里を引き起こし旋回してのみちドラ狙い、朱里が切り返しマットに叩きつけると顔面を蹴り上げる。朱里が立ち上がりニーアタック。返した舞華に朱里は腕十字から腕固め。もう一方の腕も締め上げヘッドシザーズと複合させる。舞華の足がなんとかロープへ。朱里がニーを腹部に連打しバズソーキック。舞華が返すと、朱里は流炎を決める。返した舞華を引き起こし、突進。舞華が受け止め後方に投げ捨てる。朱里が投げっぱなしジャーマンからハイキック。25分経過。朱里は後方からヘッドバットを打ち込み肩車、朱世界を決めると舞華が返せず3カウントが入った。

朱里「舞華、強くなったね! なんかスターダム来る前からさ試合して、こうやってスターダムに一緒に来て、タイトルマッチまでこう2人でやれると思ってなかったから私は、すごく今日舞華とこうやってタイトルマッチすることができて、すごくすごくうれしかった。ありがとう」

両者がハグをかわす。ジュリアとテクラの肩を借りて舞華が退場。

朱里「今日、9度目の防衛に成功しました。1229日両国国技館でジュリアが待っていますが私は次の11月大阪で次のこの赤いベルトの防衛戦がやりたいと思ってます」

詩美が花道から出てくる。

詩美「朱里、5★STARでの屈辱がまた味わいたいんでしょ? 私は今日、自分の中の時計の針が動きました。また新しい林下詩美、1年前とは違う林下詩美で新しい時代をつくる。その第一歩で、両国国技館、ジュリアとの初対戦を実現させたい」

朱里「林下詩美、5★STARの屈辱晴らさないと私も前に進めないよ。だから大阪エディオンアリーナ、ビッグマッチでこの赤いベルトを懸けて、タイトルマッチしよう。でも、この間の5★STARのようにはいかないから、覚悟しとけ!」

詩美「林下詩美が赤いベルトを持った姿、みなさんにお見せします。楽しみにしててください」

詩美が退場。

朱里「あらためまして、9度目の防衛に成功しました! こうやって広島でもスターダム、ビッグマッチをすることができて、すごくうれしいです。今日、来てくれたみなさん、そしてPPVを見てくれているみなさん、本当に今日はありがとうございました。スターダム、これからもっともっと飛躍していくので、みなさん一緒に盛り上げていってもらえたらうれしいです! それではみんなサラマポ、ありがとうございました」

 

朱里のコメント

「9度目の防衛に成功しました。私は11月でスターダム所属になって2年になります。この時期に一緒に来た舞華と初めてこうやってタイトルマッチをすることができてすごく自分の中でうれしいし、やっぱすごく強かったですね。でも、まだまだ私も負けるわけにはいかないんで、次に進んでいきます。そして10度目の防衛戦、林下詩美が名乗りを挙げた。5★STARの屈辱を晴らすというのもあるんですけど、この赤いベルト、林下詩美9度防衛してます。そして私も9度防衛に成功しました。次、必ず林下詩美に勝利し、10度目の防衛成功させます。そして1229日両国国技館、ジュリアの挑戦を私が受けます」

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