2022/11/21 試合結果

2022年11月20日 『Historic X-over~新日本プロレス×STARDOM合同興行~』

『Historic X-over~新日本プロレス×STARDOM合同興行~』
11月20日(日)有明アリーナ観衆7102人)

試合結果

◆スターダム・ランボー
MIRAI

23分6秒
ミラマーレショック→片エビ固め

スーパー・ストロング・スターダム・マシン

※退場順①飯田沙耶②向後桃③月山和香④妃南⑤琉悪夏⑥刀羅ナツコ⑦吏南⑧羽南⑨コグマ⑩葉月⑪壮麗⑫天咲⑬鹿島

◆スターダム6人タッグマッチ 20分1本勝負
レディ・C

9分9秒
ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

桜井まい●
○上谷沙弥 テクラ
AZM ひめか

◆ミックスドタッグマッチ 30分1本勝負
○ザック・セイバーJr

10分29秒
ヨーロピアンクラッチ

トム・ローラー●
ジュリア 朱里

◆ミックスド8人タッグマッチ 30分1本勝負
金丸義信

12分1秒
ブラックメフィスト→片エビ固め

DOUKI●
○タイチ エル・デスペラード
なつぽい 渡辺桃
中野たむ スターライト・キッド

◆ミックスドタッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至

9分36秒
ハイジャックボム→片エビ固め

後藤洋央紀
○林下詩美 舞華●

◆IWGP女子 初代王座決定戦 60分1本勝負
●岩谷麻優

25分28秒
インセインエルボー→エビ固め

KAIRI○

※IWGP女子 初代王者はKAIRI

 

試合詳細レポート

◆スターダム・ランボー
MIRAI

23分6秒
ミラマーレショック→片エビ固め

スーパー・ストロング・スターダム・マシン

※退場順①飯田沙耶②向後桃③月山和香④妃南⑤琉悪夏⑥刀羅ナツコ⑦吏南⑧羽南⑨コグマ⑩葉月⑪壮麗⑫天咲⑬鹿島

 史上初となる新日本プロレスとスターダムの合同興行「Historic X-over」。スターダムの15選手が第0試合で登場。シングルマッチからスタートし、1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤル。出場選手と入場順は入場時に判明、オーバー・ザ・トップロープルールを採用し、最後に残った選手が勝者となる。

 MIRAI、壮麗亜美のゴッズアイ対決でスタート。手四つの力比べからMIRAIがヘッドロック。3番目に飯田沙耶が登場し2人にショルダータックルもこらえられる。壮麗がMIRAIを吹っ飛ばすとMIRAIと壮麗が合体。しかし飯田が2人にフライングチョップ。壮麗と飯田、MIRAIが逆水平の応酬。4番目は刀羅ナツコ。壮麗がMIRAIと飯田をコーナーに追い込みまとめてボディーアタック。ナツコがリングに上がる前に5番目の羽南の入場曲がかかる。MIRAIと壮麗がナツコをロープに振るがまとめてラリアットを食らう。ナツコが飯田にデスバレー。羽南がカットしようとするが3カウントが入り飯田が退場。6番目は妃南。MIRAIと壮麗が突進もナツコがかわしラリアット、壮麗はかわすがボディーアタックを食らう。ナツコが羽南を担ぎ上げるとリングインした妃南がカット。妃南は壮麗を払い腰、MIRAIにロックボトム。羽南と妃南がパロ・スペシャルで姉妹の競演。7番目は吏南。吏南とナツコが姉妹を分断。三姉妹が払い腰で競演。しかし吏南と妃南が羽南に襲い掛かる。コーナーに追い込むと吏南が串刺し攻撃。妃南がマットに叩きつける。8番目は葉月。吏南が妃南に卍固め、羽南がカットに入るが吏南はまとめて締め上げる。葉月は吏南と妃南にまとめてコードブレイカー、葉月と羽南でヘアーホイップ、顔面ウォッシュの競演。10分経過。9番目はコグマ。葉月と羽南が相手を次々とコーナーに追い込むと、葉月、コグマが串刺し攻撃。全員を寝かせるとSTARSで踏みつけ攻撃。10番目は向後桃。向後はナツコにスワンダイブ式ミサイルキック、吏南にコルバタ、ナツコに619も吏南には届かず、吏南とナツコが連係で攻撃。11番目は月山和香。月山は壮麗にヒップドロップ。羽南、向後でドロップキックの挟み撃ちを見せると月山が壮麗をカバーする。壮麗が月山と向後にラリアット。12番目は鹿島沙希。リング上では向後、月山が複数名に押さえ込まれて失格に。15分経過。STARSが妃南を攻め込むがリング下から足を引かれる。大江戸隊が妃南をとらえてロープ際で「写真タイム」(ナツコ)。13番目に琉悪夏。リング上では大江戸隊が妃南に次々と串刺し攻撃を見舞っていく。ナツコと琉悪夏が妃南にボディープレスの連続。冷凍庫爆弾から妃南がフォールを奪われ失格に。14番目には天咲光由。琉悪夏がコグマの120%スクールボーイで失格。続いてナツコも退場。天咲の天聖狙いを吏南がカット。吏南と鹿島がキックの競演。吏南は羽南にピンクデビル狙い。羽南が丸め込むと吏南が失格。羽南が失格しコグマと葉月も退場。15番目のスーパーストロングスターダムマシンが入場。鹿島が起死回生で壮麗を失格させる。天咲も丸め込まれ。残りはMIRAI、鹿島、マシンの3名。MIRAIが鹿島を丸め込み、マシンとの一騎打ちに。マシンが魔神風車固めもロープ際。マシンがラリアットからMIRAIをエプロンに送り出す。マシンが突進するとMIRAIがリングインしてラリアットから裏投げ。MIRAIのラリアットでマシンが一回転。MIRAIがマシンを担ぎ上げ旋回、マットに叩きつけるとマシンが返せず、一番手入場のMIRAIが最後まで勝ち抜いた。

◆スターダム6人タッグマッチ 20分1本勝負
レディ・C

9分9秒
ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

桜井まい●
○上谷沙弥 テクラ
AZM ひめか

 クイーンズクエストの上谷沙弥&AZM&レディ・C組とドンナ・デル・モンドのひめか&桜井まい&テクラ組が6人タッグマッチで対戦。QQの上谷はワンダー・オブ・スターダム王座、AZMはハイスピード王座を前日の大阪大会で防衛したばかり。新日本のファンにもスターダムの王者らしさを見せつけることができるか。一方のDDMはタイプが異なるトリオでの出陣。ひめかとレディの大型対決にも注目したい。

 上谷とひめかの先発でスタート。腕の取り合いからひめかがヘッドロック、上谷がロープに振ってバック宙でかく乱しドロップキック。しかしひめかがすぐにショルダータックルで吹っ飛ばす。AZMとテクラが足を取り合いエルボー、ドロップキックが交錯。上谷とAZMがテクラに合体ドロップキック。レディが予告してテクラにジャイアントスイング。テクラがAZMにタランチュラ、フェースクラッシャー。ひめかがAZMをショルダータックルで吹っ飛ばす。上谷が入りAZMとの合体を試みるが、ひめかがまとめて串刺しラリアット。コーナーに追い込みまとめてアルゼンチンバックブリーカーからバックフリップ。ひめかの突進をAZMがかいくぐりミサイルキック。上谷がひめかに串刺しニーアタック。ひめかが串刺しエルボーでやり返しバックフリップ。桜井とテクラが合体ビッグブーツ、桜井がエルボードロップ。上谷が返すと、桜井はフェースロック。上谷が桜井にスワンダイブ式ボディーアタック。桜井がスタナー、ひめかが上谷を担ぎ上げて桜井がミサイルキック。テクラがレディにダイビングボディーアタック。桜井が上谷にノーザンライト、シャイニングバスター。しかしQQのカットが間に合う。桜井がコーナーに上がるとレディがビッグブーツでカットしチョークスラムで叩きつける。AZMがダイビングフットスタンプでつづき、上谷がニールキック。しかしひめかのカットが成功。ひめかはレディにラリアット、AZMがひめかにミスティカ、テクラがAZMにスピアもハイキックを食らう。上谷はフィニッシュを宣言も桜井が丸め込む。返した上谷にビッグブーツ。上谷が丸め込みからスープレックス。決まったと思われたが桜井が返す。ならばと上谷はファイヤーバードスプラッシュ。3カウントが入り、上谷が桜井をフォールした。

◆ミックスドタッグマッチ 30分1本勝負
○ザック・セイバーJr

10分29秒
ヨーロピアンクラッチ

トム・ローラー●
ジュリア 朱里

 トム・ローラー&朱里組とザック・セイバーJr&ジュリア組による新日本とスターダムのミックスドタッグマッチ。総合格闘家でもあるローラーと総合経験のある朱里がタッグを組む。対するザックとジュリアの合体も関節技が見どころか。朱里とジュリアは、前日の大阪大会の結果から1229両国でのワールド・オブ・スターダム王座戦が決定。早くもこの試合が前哨戦となる。

 トムとザック、朱里とジュリアがもみ合いそのまま試合開始。場外に落ちた朱里とジュリアがリングサイドでやり合い、リング上ではザックがアキレス腱固め。トムもアキレス腱固めをやり返して張り手の応酬に。ザックが締め上げるとトムがエスケープし2人とも締め上げる。ジュリアを朱里がストンピングを連打。朱里がジュリアを抱えてザックの上にボディースラム。朱里とトムでサッカーボールキックの競演を見せる。トムと朱里は、花道からステージを駆け抜けサッカーボールキックを決めるとハイタッチ。トムがザックにエルボースマッシュ、スイングDDTの体勢。ザックが止めてフロントネックロックから腕を蹴り上げる。朱里とジュリアがリングインしてエルボーの打ち合い。朱里が手を広げ挑発するとジュリアが張り手の連打。朱里もやり返し張り手の打ち合い。トムが割って入るとジュリアが張り手。朱里とジュリアが共闘しトムをドロップキックで排除する。朱里とジュリアがエルボードロップ、ザックがフットスタンプ。朱里はジュリアにジャーマン、ハイキック。ジュリアがヘッドバットで両者ダウン。トムとザックがエルボー、チョップの応酬。ザックがジャーマンからビッグブーツ、トムがフロントバスターから首を取るがザックがエスケープ。トムがサッカーボールキック。PKをザックがかわし卍固め。ジュリアが朱里に飛びついて蜘蛛の巣を決める。トムがストレッチマフラーもザックが腕十字。トムが切り返しスタンディングヒールホールド。ザックが切り返し腕を取るがトムがマットに叩きつける。朱里とジュリアが場外でやり合う。ザックがトムを丸め込み。返したトムが打撃の連打。10分経過。ザックがヨーロピアンクラッチもトムが切り返す。さらに切り返したザックが押さえ込むと3カウントが入った。試合後、朱里がジュリアに赤いベルトを誇示。

◆ミックスド8人タッグマッチ 30分1本勝負
金丸義信

12分1秒
ブラックメフィスト→片エビ固め

DOUKI●
○タイチ エル・デスペラード
なつぽい 渡辺桃
中野たむ スターライト・キッド

 タイチ&金丸義信&中野たむ&なつぽい組とエル・デスペラード&DOUKI&スターライト・キッド&渡辺桃組によるミックスド8人タッグマッチ。新日本勢は鈴木軍同門対決でスターダム勢はゴッデス・オブ・スターダム王者、中野&なつぽいのメルティア(コズミックエンジェルズ)とアーティスト・オブ・スターダム王者、キッド&桃のブラックデザイヤー(大江戸隊)によるユニット闘争の図式にもなっている。メルティアとブラックデザイヤーは中野組が保持するゴッデス王座をかけ、また、現在開催中のタッグリーグ戦でもあたっており。どちらもメルティアが勝利。中野となつぽいがこの勢いをそのまま合同興行でもぶつけるか、それともブラックデザイヤーが新日本の力を借りて一矢報いるか。お祭り的カードでは終わらない、本体にも直結するカードである。

 メルティアがタイチと花道を歩を進めるとブラックデザイヤーが歩み寄って挑発。コール後、桃がタイチを挑発。デスペラードとキッドが止めに入る。キッドが桃を制してなつぽいと対峙。ロープワークでスタートし、キッドがその場飛びムーンサルト。デスペが入るとなつぽいの髪をつかむ。レフェリーが注意し止めるとなつぽいは金丸とタッチ。金丸がデスペにヘッドロックでロープワークをさせず。デスペがかいくぐりショルダータックルも金丸がヘッドロック。デスペがエスケープするとキッドがボックスで金丸の背中をエプロンから殴打。怒った金丸がキッドに向かっていくと背後からデスペが攻撃、金丸が場外に出されるとセコンドを含む大江戸隊がいっせいに攻撃する。桃は金丸にミドルキックを場外で連打しリングに戻す。桃がレフェリーを引きつけている間にキッドたちが金丸をコーナーで攻撃。デスペとDOUKIが合体し金丸を追い込む。金丸がDOUKIにDDT。中野と桃がキックをかわし合うとキッドが介入、中野がクローズラインをかいくぐりなつぽいとネックブリーカーで競演、ニーアタックとドロップキックをさく裂させると場外へのダイブを試みるが阻止される。しかしタイチと金丸がアシストし、メルティアのプランチャが完成。メルティアがブラックデザイヤーを戻しジャーマン。中野が桃にタイガーの構え。桃が切り返しテキーラからハイキック。両者ダウン状態からタッチをかわす。DOUKIがタイチへ背面アタック、DDT。コーナーに上がるとダイビングフットスタンプ。しかしタイチが返してみせる。DOUKIはエプロンからスワンダイブ。タイチが止めて投げを打つとラリアット。デスペの突進をタイチが止めて投げを打つ。タイチはDOUKIを起こしパワーボム狙い。DOUKIが三角絞めに切り返すとサブミッションの競演。10分経過。なつぽいがカットするとデスペが髪をつかむ。なつぽいが張り手を見舞うとデスペが首を絞める。キッドが入りデスペと合体。なつぽいがデスペをかわすがキッドがなつぽいにコルバタ。中野がキッドにタイガースープレックス。桃がバットで中野を殴打。なつぽいがかわしてウイスキーを噴射。中野とタイチが桃とDOUKIへトラースキックの競演。タイチがブラックメフィストで叩きつけると3カウントが入った。

◆ミックスドタッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至

9分36秒
ハイジャックボム→片エビ固め

後藤洋央紀
○林下詩美 舞華●

 新日本のエース棚橋弘至とスターダムの前ワールド・オブ・スターダム王者・林下詩美が夢の逸材タッグを結成、実に画になるチームで後藤洋央紀&舞華組と対戦する。逸材タッグに挑む後藤&舞華組はもちろん初顔合わせながら、武闘派パワーファイターの共通項がどんな化学反応を起こすのか興味深い。詩美と舞華のライバル闘争に新日本のトップ勢が絡む注目カードだ。

 詩美と舞華が先発を買って出て試合がスタート。舞華、詩美がともに控えの棚橋、後藤にエルボーを食らわし2方向で睨み合い。詩美と舞華の攻防から棚橋と後藤がリングイン。ロックアップから棚橋がヘッドロック。後藤がロープに振ると見せかけヘッドロック。ロープに振られるとショルダータックル。棚橋がアームホイップも後藤がヘッドシザーズ。棚橋が抜け出して視殺戦。詩美が入ると後藤が舞華にタッチ。詩美が舞華にボディースラム。棚橋がエプロンから舞華を羽交い絞めし詩美がドロップキック。棚橋と詩美で舞華にストンピングを連打。舞華はブレーンバスターを詩美に見舞う。詩美はジャーマンでお返し。後藤が棚橋にショルダータックル、串刺しニールキック、ブルドッキングヘッドロック。棚橋と後藤がエルボーの打ち合い、後藤がミドルキック連打も棚橋がドラゴンスクリュー、スリングブレイド。詩美と舞華がショルダーをぶつけ合い、舞華が打ち勝つ。舞華は串刺しラリアットからショルダータックル。詩美がアルゼンチンからバックフリップ。ジャーマンを決めるが後藤がカット。舞華と後藤がヘッドバットの競演。詩美の突進に舞華がラリアット。舞華が詩美をマットに叩きつけるも棚橋がカット。舞華は棚橋にエルボー連打も倒される。後藤が牛殺し、詩美が後藤にスリングブレイド。舞華が棚橋にバックドロップ。詩美が舞華にラリアット、アルゼンチン。舞華が切り返しドロップキック。炎華落とし狙いを詩美が切り返しマットに叩きつける。詩美はハイジャックボムを旋回式で決める。3カウントが入り詩美が舞華を破った。

試合後、棚橋と詩美がハグをかわして花道からともに退場。ステージ上で棚橋と詩美がエアギターで競演した。

◆IWGP女子 初代王座決定戦 60分1本勝負
●岩谷麻優

25分28秒
インセインエルボー→エビ固め

KAIRI○

※IWGP女子 初代王者はKAIRI

 新日本プロレスとスターダムの合同興行で女子の試合がメインを飾る。IWGP女子王座が新設され、初代王者を決めるトーナメントを開催。スターダム枠を勝ち抜いた岩谷麻優とインターナショナル枠を勝ち抜いたKAIRIが決勝戦で激突する。岩谷とKAIRIはスターダムの旗揚げ当初から活躍、岩谷が旗揚げメンバーの一期生でKAIRI(当時は宝城カイリ)が三期生という間柄だ。紫雷イオを加えたスリーダムで団体を引っ張ってきた過去もあるが、KAIRIがWWEに転出、カイリ・セインとしてWWEのPPVでメインを張るスーパースターにまで上り詰めた。一方の岩谷はスターダムを守り続け、団体のアイコンと言われて久しい。そんな2人が5年半ぶりに対戦。KAIRIが渡米する前、最後にシングルマッチをおこなったのが岩谷だった。その試合はワンダー・オブ・スターダム王座戦で、岩谷がKAIRIから白いベルトを奪取してみせた。それ以来となる遭遇は前哨戦ナシの一発勝負。岩谷は保持していたSWA世界王座を返上してまでこの試合にかけている。一方のKAIRIもベルトを巻けば日本で久々のタイトル奪取となり、今後の活動にも大きな影響を与えるだろう。IWGP女子の初代王者として歴史に名を刻むのは岩谷か、それともKAIRIか?

 KAIRIのセコンドにはなつぽいがつき、STARSのメンバーがロープをあけて岩谷をリングに迎え入れる。岩谷が握手を求めるとKAIRIが歩を進めてガッチリと応じる。探り合いから手四つで力比べ。ブレイクすると岩谷が蹴りを入れてヘッドロック。KAIRIがロープに振ってバックエルボー。岩谷がかわしドロップキックで場外に送り出す。岩谷がトペスイシーダを決めKAIRIをリングに戻すとミサイルキック。KAIRIが1カウントで返すと岩谷が腕をロック。KAIRIがエスケープすると岩谷は右腕をロープにかけて締め上げる。さらに岩谷は右腕へのドロップキック、フットスタンプの連続。たまらずKAIRIが場外へ。岩谷は戻ってきたKAIRIの腕を蹴り上げる。KAIRIが逃れてスピアを見舞うとカカト落とし、胸部へのチョップを連発。スライディングキックで場外に落とし、花道に連行。岩谷がやり返しエルボーの打ち合い。KAIRIが持ち上げると岩谷が回避しバックキック。岩谷はサッカーボールキックから突進。KAIRIが足をかけて回避し、花道を疾走してのエルボーアタック。KAIRIは15カウントで岩谷を戻すとコーナーからダイビングエルボーアタック、グラウンドで首4の字固め。岩谷がエスケープし10分経過。KAIRIがフィニッシュを宣言し担ぎ上げるが岩谷が切り返す。岩谷がトラースキック、KAIRIがバックブロー。張り手が交錯し両者ダウン。ヒザを突いた状態でエルボーを打ち合い、立ち上がってもエルボーの応酬。岩谷がコーナーへドロップキック。コーナーに上がるとKAIRIが背後から攻撃し、コーナーに上がる、岩谷が雪崩式を狙うが、KAIRIが宙づりにしてマリンスパイク狙い。岩谷が反転し回避すると雪崩式フランケンシュタイナー。もう一度上がるとフロッグスプラッシュ。KAIRIが返すと岩谷はドラゴンの構え。切り返された岩谷だがスリングブレイド。15分経過。岩谷がコーナーに上がりムーンサルトプレス。KAIRIがかわしてエルボーアタック。KAIRIがスピアでコーナーまで吹っ飛ばしイカリで締め上げる。KAIRIは自分のヒジを叩いてコーナーに上がる。しかし岩谷が場外に逃れる。するとKAIRIは場外へのプランチャを敢行。リングに戻すとハーフネルソンスープレックスホールド。岩谷が返すと、KAIRIがバックブロー連打。岩谷が倒れずKAIRIが突進するとカウンターでトラースキック。岩谷はツームストーンパイルドライバーを手を振って決めると、ドラゴンスープレックスホールド。しかしKAIRIの肩が上がる。岩谷はKAIRIを引き起こし、突進もバックブローを食らう。20分経過。KAIRIがアラバマスラムからセカンドに上がりダイビングエルボーを背中に投下。フィニッシュを予告すると、トップロープからインセインエルボーを決める。しかしギリギリで岩谷が返してみせる。KAIRIはダウン状態の岩谷を引き起こしエルボー連打。岩谷が突進を止めてドドンパ。KAIRIが返すと、スライディングエルボー。しかし岩谷が迎撃する。岩谷はドラゴンもKAIRIが返す。バックブローをブロックし岩谷が二段式ドラゴンもロープ際。岩谷がトラースキックもKAIRIがかわしてハイキック。岩谷が返すと、KAIRIはバックブロー。25分経過。KAIRIはコーナーに上がりインセインエルボー。3カウントが入り、KAIRIが岩谷を破ってみせた。試合後、KAIRIが岩谷を引き寄せて握手。岩谷は軽くKAIRIの額をデコピン。岩谷退場後、KAIRIにはチャンピオンベルトが授与された。

KAIRI「今日、大好きな麻優さんと勝ち負けを超える試合ができたと思ってます。麻優さんは引きこもりと言われ、私は落ちこぼれと言われ、前半のキャリアはとても苦しい時代でした。そんな昔の私たちが、いまこうして新日本プロレスさんと一緒に興行をして、こんなに大きな会場でメインイベントで試合をさせていただけたことが、本当に、本当にうれしいです。ありがとうございました。プロレスはキャリアも年齢も男女も関係なく、みんながそれぞれ素晴らしい試合をして、ファンのみなさんと、愛するファンのみなさんとプロレスをもっともっと愛して、愛して、大きなものに、日本ももっともっとできると信じています。このベルト、今日、命が吹き込まれました。だいぶ、すでにいい命がここに吹き込まれたと思います。そういうことで、次、できれば1・4東京ドームで試合をさせていただけたらと思います。誰かこの生まれたてのピッカピカのベルトに挑戦してきたいと思う子はいるんだろうか?」

中野たむが花道から登場。

KAIRI「あら、なんだか今日タイチさんと、なんかメガネみたいなのかけて踊りながら入場していた、かわいらしい女の子が近づいてきた…」

中野「1・4での超刺激的な挑戦者、ここにいるよ」

KAIRI「誰?」

中野「1・4東京ドームでアナタのそのベㇽト奪うのは、この私、中野たむだ。KAIRI、どうかな?」

KAIRI「中野たむだか、中野ぽむだか、ようわからんが、その見た目の割りにいいハートもってそうじゃん。みなさんどうですか?」

中野がベルトに触ろうとする。

中野「ちょっとくらいいいじゃない」

KAIRI「ダメに決まってるじゃん。さっきの試合見たでしょ」

中野「まあいいや、KAIRI、1・4で中野たむの情念地獄に溺れさせてあげるよ」

KAIRI「みなさん、スターダム見たことない方、このすっごい情念というかすごいんですよ。なので、絶対いい試合になると思うので、みなさん1・4お楽しみに。いろんな子がいるのでスターダムも見てみてください。では、宴もたけなわではございますが締めましょう。あらためまして本日は、寒いなか遠いなか、有明アリーナお越しいただいてありがとうございました。ここでみなさんとやりたい締めがございます。あれですよ、あれ。IWGPと言えば、猪木さんですよね。ということは、イチニーサン。みなさん、いいですか。いいですか、棚橋さん、愛してますじゃなくていいですか。OK? ありがとございます。それではみなさんイーチニーサンダーで拳を突き上げて、みなさんのプロレスを愛をここにひとつに集結させましょう。いきますよ、イーチニーサン、ダー!」

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