『第12回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦〜優勝決定戦〜』
12月4日(日)幕張メッセ国際展示場(観衆731人)
試合結果
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○天咲光由 |
6分22秒 |
SAKI |
AZM<4点> | 月山和香●<2点> |
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○壮麗亜美 |
9分13秒 |
羽南 |
MIRAI<9点> | 飯田沙耶●<2点> |
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○葉月 |
10分18秒 |
ひめか● |
コグマ<10点> | 舞華<10点> |
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
優宇 |
13分31秒 |
琉悪夏● |
○高橋奈七永<11点> | 刀羅ナツコ<8点> |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
稲葉ともか |
9分7秒 |
桜井まい |
○朱里<9点> | レディ・C●<0点> |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
向後桃 |
5分53秒 |
フキゲンです★ |
○岩谷麻優<6点> | 鹿島沙希●<4点> |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
8分22秒 |
テクラ● |
○スターライト・キッド<9点> | ジュリア<8点> |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○上谷沙弥 |
9分17秒 |
なつぽい● |
林下詩美<10点> | 中野たむ<10点> |
◆第12回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ優勝決定戦 30分1本勝負 | ||
○優宇 |
20分8秒 |
上谷沙弥● |
高橋奈七永 | 林下詩美 |
※第12回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦、優勝は優宇&高橋奈七永
試合詳細レポート
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○天咲光由 |
6分22秒 |
SAKI |
AZM<4点> | 月山和香●<2点> |
AZM&天咲光由組、SAKI&月山和香組とも1勝5敗。同点同志の闘いは、負けた方がブロック最下位となるためどちらも負けられない。ブルーゴッデスでは飯田沙耶&羽南組も1勝5敗とあって、最終戦で勝った方が下位から脱出という状況になった。AZMは新人の天咲をリーグ戦で引っ張り、SAKIは白川未奈の代打である月山とのコンビネーションでなんとか勝利をものにしようとしたが届かず。それでも最終戦で結果を残せば今後に大きくつながるだろう。SAKI組が勝てば、月山の初勝利を意味することにもなる。最後で結果を出すのは、AZM組か、それともSAKI組か?
SAKI組が仕掛けて試合開始。フットスタンプから白川未奈のグラビアポーズを2人で決める。月山がAZMにエルボー連打。AZMが月山にサッカーボールキックを見舞うとフットスタンプ。月山が返すと、AZMにエルボーで向かっていく。エルボーの応酬から月山がフェイントをかけるがAZMがドロップキック。AZMの突進に月山がクロスボディーから吊り天井へ。SAKIがAZMを前方に叩きつけると、AZMが切り返して腕十字。AZMがブレーンバスターを狙うがSAKIがこらえる。AZMがミサイルキックもSAKIがブレーンバスターを決める。月山が天咲にフェースバスター。月山の突進をかわし天咲とAZMがハイキック。SAKIが天咲にアトミックドロップ、月山がヒップアタック。月山がSAKIのビッグブーツから天咲にオースイスープレックス。返された月山は極楽ドンの構え。AZMのハイキックが誤爆。天咲は月山にDDT。しかし月山が返してみせる。天咲は天聖をAZMのフットスタンプから決める。3カウントが入り、天咲が月山をフォールした。
AZM&天咲のコメント
天咲「タッグリーグ最終戦、私が取りました!やっと、やっと最後の最後で。すごくうれしいんですけど、これからもどんどん勝って勝ってスターダムのてっぺん咲きたいと思います」
AZM「そしてうちらはタッグリーグだけじゃ終わらなくない。これからもずっと02lineで組んでいくんで、楽しみにしていてください」
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○壮麗亜美 |
9分13秒 |
羽南 |
MIRAI<9点> | 飯田沙耶●<2点> |
MIRAI&壮麗亜美組vs飯田沙耶&羽南組による最終公式戦。MIRAI組は3勝2敗1分け。前日の高田馬場で、前年度覇者であり、ゴッデス・オブ・スターダム王座に2度挑んだ葉月組に敗れたことで決勝進出の夢を砕かれてしまった。飯田組はここまで1勝5敗で、優勝戦線に加わることなく最終戦を迎えることに。しかしながらこの試合は、フューチャー・オブ・スターダム王座を争った羽南と壮麗の再戦でもある。ベルトは壮麗に移り、次期挑戦者に琉悪夏が名乗りを挙げた。前王者の羽南はどう出るのか? また、MIRAI&壮麗と飯田のパワー対決も見ごたえある闘いになりそうだ。
MIRAIと羽南で試合がスタート。MIRAIが隙を見せたところで羽南がマットに叩きつける。羽南はコーナーに振られると反転してボディーアタック。飯田と羽南でバックエルボー、飯田が羽南を背負ってボディープレス。MIRAIが返すと飯田が滞空時間の長いボディースラム。飯田が「かかってこいや」とMIRAIの逆水平を受けて立つ。飯田が連打すると壮麗がカットに入る。飯田、MIRAI、壮麗がチョップの応酬。飯田は2人を相手にチョップの乱打。MIRAIと壮麗がやり返して交互に打ちまくる。MIRAIのラリアットを飯田がこらえてラリアット。MIRAIがこらえてラリアットを打ち合う。エルボーの打ち合いからラリアットが交錯し両者ダウン。羽南が壮麗にドロップキックからエルボー連打。壮麗が突進すると羽南が払い腰。羽南が腕十字にいくが壮麗がエスケープ。羽南がSTOも壮麗が返す。飯田と羽南がバックエルボー、飯田のスパインバスターと羽南のネックブリーカーが合体し、羽南がブロックバスターホールド。しかしMIRAIのカットが間に合う。羽南は壮麗にバックドロップ狙い。MIRAIがカットしラリアット。壮麗が羽南を叩きつけるが2カウント。壮麗は雷の如くを狙うも羽南が丸め込む。飯田が突進するとMIRAIと壮麗がラリアット。MIRAIと壮麗は羽南を捕まえ前方に叩きつける。壮麗がフィニッシュを宣言し、雷の如く。3カウントが入り、壮麗が羽南を破った。
MIRAI&壮麗のコメント
壮麗「タッグリーグ最終戦、やっと自分が3を取れました。でも、もちろんタッグの力があったからです。このタッグリーグ、優勝できなかったけど、失敗とかもいろいろあったけど、でも全部全部積み重なって本当にいい経験になりました。でも、これを経験だけじゃ終わらせません。もちろんまだまだタッグのベルトもあきらめてないので、もっともっと成長したいと思います」
MIRAI「このタッグリーグ、優勝することはできませんでしたが最後はTHE NEW ERAS、笑顔で終わることができたんじゃないでしょうか。終わりよければすべてよし、だよね。あとは個人的には夏からトゥービーコンティニューして秋にきましたが、この秋、大きな結果は残せてませんが、このシンデレラのMIRAIの物語は終わらないから。次は秋から冬へ、さまざまなところに張ってるアンテナで秋から冬へいきたいと思います。次は魂込めて純白の世界へ。楽しみです」
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○葉月 |
10分18秒 |
ひめか● |
コグマ<10点> | 舞華<10点> |
ブルーゴッデスで決勝進出の可能性がある葉月&コグマ組と舞華&ひめか組が最終公式戦で直接対決。両軍は10・22名古屋で対戦しており、このときは両軍リングアウトで引き分けだった。前年度覇者の葉月組は4勝2敗で、舞華組は5勝1敗でブルーゴッデスの単独首位。舞華組が勝って2点を獲得すれば、決勝進出がその場で決まる。また、葉月組が勝てば舞華組と並ぶが、直接対決で勝っているだけに葉月&コグマが優位に立つ。また、高橋奈七永&優宇組vs刀羅ナツコ&琉悪夏組の勝者が上位に立つ可能性もあるだけに予断を許さない。ブルーゴッデスから勝ち上がるのは、いったいどのチームか?
コグマが先発を買って出て、ひめかをクマポーズに誘う。ひめかもポーズを取るとハイタッチ、ひめかが襲いかかるがコグマが丸め込む。すると舞華がカットする。葉月とコグマはダブルでひめかを攻め込みドロップキックの挟み撃ち。葉月がひめかを引こうとすると舞華が乱入し次々と串刺し攻撃、ダブルのブレーンバスターで叩きつける。舞華が葉月に滞空時間の長いボディースラム連発。ひめかが葉月に逆エビ固め。コグマがカットするが舞華が分断。舞華が葉月の前に仁王立ちでエルボーを受けて立つ、舞華は「もっとこいよ!」と挑発しエルボーで葉月を倒す。しかし葉月がカウンターでドロップキック。コグマが舞華を踏みつけるとひめかがカット。舞華とひめかが合体しようとするとコグマが2人をコーナーに追い込み串刺しボディーアタックから背中にまとめてフットスタンプ投下。しかし舞華がカウンターでパワースラム。ブレーンバスター狙いはコグマが切り返しDDT。葉月が舞華にコードブレイカー、顔面ウォッシュ。葉月のフルネルソンを舞華が切り返しエルボーの応酬。舞華がブレーンバスターで叩きつけるが葉月が二段蹴り。すぐに舞華が立ち上がってラリアット。ひめかが葉月にショルダータックル連打。舞華を呼び込みダブルで攻撃。しかし葉月が返してみせる。舞華とひめかはサンドイッチラリアット。しかし葉月がかわして同士討ちになるとコグマがボディーアタック。葉月が場外にトペスイシーダ。コグマがひめかにミサイルキック。葉月がひめかをコーナーに乗せると担ぎ上げてコグマのネックブリーカーと合体。葉月がひめかへ向けてコーナーに上がるが舞華がカットし雪崩式ブレーンバスターの構え、そこにひめかのパワーボムが合体。舞華とひめかはサンドイッチラリアット、ひめかのスライディングラリアット。舞華とひめかが葉月を引き起こして前方に叩きつける。ひめかが葉月にジャンピングニー。しかしギリギリで葉月が返すことに成功。ひめかは葉月をコーナーに追い込み後方からのラリアット、コーナーに乗せるとランニングパワーボム。しかし葉月が葉・月ストラル。3カウントが入り葉月がひめかを破った。
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
優宇 |
13分31秒 |
琉悪夏● |
○高橋奈七永<11点> | 刀羅ナツコ<8点> |
高橋奈七永&優宇組は4勝1敗1分けで、対する刀羅ナツコ&琉悪夏組は4勝2敗。どちらも決勝進出の可能性があり、ブルーゴッデスはこのチームに葉月&コグマ組、舞華&ひめか組みを加えた四つ巴状態だ。奈七永組は規格外のパワーで勝ち点を伸ばし、ナツコ組は琉悪夏の奮闘もあり、優勝戦線参入となった。奈七永の冷蔵庫爆弾vs琉悪夏の冷凍庫爆弾という側面もあるこの闘い。制するのはどっちだ?
前の試合で舞華組が敗れたことで、奈七永組が勝てば、逆転で決勝進出が決定する。ナツコ組が勝てば10点で3チームが並ぶが直接対決の結果からナツコ組が進出。
あとからリングに上がったナツコ組が襲いかかり試合開始。琉悪夏が奈七永にセントーン、ラリアット、ショルダータックル3連打。奈七永が返すと琉悪夏はキャメルクラッチから髪を引く。ナツコが奈七永の顔面を踏みつけるとセコンドの大江戸隊もちょっかいを出す。ナツコが奈七永をロープに固定し桃がバットで殴打。奈七永がナツコにエルボー連打。ナツコがヘアーホイップで叩きつけると顔面もかきむしる。奈七永がコーナーに突進もナツコがショルダータックル。優宇がナツコを担ぎ上げ落とすと奈七永が延髄斬り、ドロップキック。優宇がナツコにセントーン、逆水平連打。ナツコがこらえてやり返す。ナツコが挑発し優宇が逆水平。逆水平の応酬で優宇が打ち勝つ。優宇の突進をリング下から琉悪夏が足を引く。ナツコと琉悪夏が優宇をロープに振ろうとするが失敗、それでも前方に倒してナツコがセントーン。ナツコと琉悪夏でロープに振るがクロスボディーを食らう。優宇は場外へ転がりナツコと琉悪夏を圧殺。優宇はナツコをリングに戻しカバーも2カウント。優宇はナツコにパワーボム狙いもショルダースルーで返される。優宇とナツコがショルダータックルの打ち合い。ナツコが優宇にスピア、ヘッドバット、ラリアット。優宇が返すと、ナツコが串刺しラリアット、キャノンボール。優宇がドロップキック、串刺しラリアット、キャノンボールのお返し。琉悪夏が優宇にコンプリートショット。優宇が突進をとらえてサイドスラムからセントーン。場外では大江戸隊が奈七永を攻撃。しかし奈七永が入り琉悪夏の顔面を蹴飛ばすとラリアット連打。バックドロップ狙いは琉悪夏が阻止してエルボー連打、串刺しラリアット。奈七永がラリアットを耐えてラリアット。琉悪夏も耐えると奈七永が張り手。ナツコがキャノンボール、琉悪夏がクロスボディー。奈七永が返すと、琉悪夏がフィッシャーマン狙い。琉悪夏の突進を止めて奈七永がバックドロップ。10分経過。琉悪夏が返すと、奈七永はコーナーへ上がる。ナツコが止めて琉悪夏がコーナーからフィッシャーマン、もう一発正調のフィッシャーマンを決める。琉悪夏は前方に叩きつけるが優宇がカット。しかし琉悪夏がかわしてセントーンが誤爆。ナツコと琉悪夏がラリアットで競演。琉悪夏が奈七永にネックハンギングボム、コーナーに上がり2方向でダイブ。琉悪夏は冷凍庫爆弾。しかし奈七永が肩を上げる。琉悪夏がマウントパンチ。残り3分。琉悪夏がボックス殴打も奈七永が止める、ナツコが鉄パイプで殴打も奈七永がボックスを取り上げて殴打。大江戸隊が乱入も桃とキッドが奈七永のラリアットを食らう、奈七永が大江戸隊をコーナーに追い込み優宇がキャノンボール。奈七永が低空ラリアット。琉悪夏が返すと、奈七永は冷蔵庫爆弾。もう一度上がってもう一発。琉悪夏が返せず奈七永が3カウントをゲットした。
琉悪夏「屈辱的な思いだよ…な~んて言うわけねえだろ!バーカ!! あんなヤツに負けようとなあ、私はなあ今後一生、冷凍庫爆弾使うよお!以上だよ!」
奈七永&優宇が入ってくる。
奈七永「オマエなあ、弟子入りさしてあげてもいいよ!」
琉悪夏「バーカ! うっせえ、ババー! コノヤロー!」
優宇「ババアが勝ったんだよ! ババアって言ったな、奈七永だよ、奈七永!」
奈七永「受けきった私が本家本元の冷蔵庫師匠だ。これからは冷蔵庫師匠と呼んでください。大丈夫だ。次、決勝があるから我々は十分に休む。そして決勝、勝ちます。合言葉は?」
奈七永&優宇「最低でも優勝!」
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
稲葉ともか |
9分7秒 |
桜井まい |
○朱里<9点> | レディ・C●<0点> |
3勝2敗1分けの朱里&稲葉ともか組と、6戦して無得点の桜井まい&レディ・C組による最終公式戦。朱里組は前日の高田馬場大会で鹿島沙希&フキゲンです★組に敗れ決勝進出への夢が絶たれた。しかもワールド・オブ・スターダム王者の朱里がピンフォールを奪われただけに1敗以上の黒星になったとも言えるだろう。ここは気を取り直して有終の美を飾ることができるか。稲葉を抜擢した朱里の真価も問われそうだ。対する桜井&レディはユニットの枠を超えた越境コンビ。タッグリーグが終了すれば、おそらく再び組む機会はないだろう。それだけに、なんとか爪跡を残してリーグ戦を終えたいところ。全敗と1勝では大きな違いだけに、がむしゃらに勝利を取りにいってほしい闘いだ。
桜井と稲葉の先発でスタート。桜井が稲葉の足を踏みつけ腕の取り合いに。稲葉が足を取り左右でヘッドロック。桜井が切り返しヘッドロックでグラウンドにもっていくが稲葉がブレイク。桜井とレディでビッグブーツ、ニードロップとエルボードロップで合体。桜井のビッグブーツを稲葉がかわしサッカーボールキック。朱里が桜井にサッカーボールキック。桜井が返すと、朱里がスリーパー、も一発サッカーボールキック。稲葉もサッカーボールキックでつづきワキ固め。桜井がエスケープすると、稲葉の二段蹴りをかわしてドロップキック。レディが稲葉に河津落とし、ジャイアントスイング。稲葉がミドルキックでレディを倒し朱里に託す。朱里がレディにドロップキック、フロントネックチャンスリー、腕十字。しかし桜井がカット。桜井とレディがコブラツイストの競演。朱里がレディに腕十字から腕固め。レディがエスケープすると、朱里はニーアタック、スタンディングギロチン。朱里の突進にレディがネックブリーカー。さらにチョークスラムで叩きつける。朱里が返すとレディはバックドロップ狙い。朱里が切り返し突進するがレディが桜井とビッグブーツ。桜井がコーナーからエルボーを落としレディのバックブリーカーと合体。しかしミサイルキックがかわされレディに誤爆。朱里と稲葉が空手殺法の競演。レディが返すと朱里はコードブレイカー。レディがこらえて変型チョークスラム。レディが突進するが朱里がハイキック。しかし桜井がカット成功。朱里と稲葉がミドルキックの競演、朱里がレディにバズソーキック。3カウントが入り、朱里がレディをフォールした。
朱里&稲葉のコメント
朱里「決勝に進むことはできなかったんですけど、初めてカラテブレーブとしてタッグリーグ出てこのままじゃ終われないよねえ」
稲葉「終わらないです、終わりたくないです」
朱里「タッグのベルト挑戦したい」
稲葉「挑戦したいです」
朱里「これからもよろしく」
稲葉「よろしくお願いします」
桜井&レディのコメント(別々にコメント)
レディ「初めてのタッグ、最初は波あったけど、こんな気持ちになるとは思わなかった。桜井と組めてホントによかった。ありがとう。またどこかで対戦できるの楽しみにしてます」
桜井「タッグリーグを通してこんなに気が合うとは思わなかったよ。最終戦なのに、私が誤爆しちゃってホント、ごめん。最後はひとりで帰っちゃったけど、なんかすごいうれしかった。でも、まだまだ強くならないといけないから、またいつか絶対組めるように私は頑張る。それでまた絶対強くなってタッグ取ろう。ありがとう」
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
向後桃 |
5分53秒 |
フキゲンです★ |
○岩谷麻優<6点> | 鹿島沙希●<4点> |
岩谷麻優&向後桃組と鹿島沙希&フキゲンです★組はともに2勝4敗。すでに両チームとも決勝進出の可能性はなくなった。とくに岩谷組は前日の高田馬場でダブルヘッダーをおこない連敗、優勝への道が閉ざされた。こうなるとやはり、向後の出遅れが響いたということになるのだろう。とはいえ、負けっぱなしでは終われない。憧れの岩谷とタッグを結成できただけに、最終戦は白星を飾って終わりたい。終わりよければ…とするためにも、向後の奮起が期待される。とはいえ、相手は曲者の鹿島&フキゲン組。こちらも決勝進出はなくなったが、前日には鹿島が赤いベルトの王者・朱里をピンフォール、朱里&稲葉ともか組を脱落させた。最後の公式戦でもスターダムのアイコン岩谷をフォールすれば、大きなインパクトを残すことができる。一瞬の油断が命取りとなる闘いになりそうだ。
鹿島組が岩谷組を分断、鹿島が岩谷に起死回生。向後がギリギリでカットに成功。向後は鹿島の背後に忍び寄りスリーパー。鹿島が切り返すが向後がもう一度絡みつく。向後はスリーパーでグラウンドへ持ち込み締め上げる。しかし鹿島の足がロープへ届く。向後が走ろうとすると鹿島が髪を引いて阻止。自軍コーナーに追い込み顔面を踏みつける。フキゲンが向後にヘアーホイップ。鹿島が向後に張り手、フキゲンがスポーツ紙で殴打しエルボー連打。向後がカウンターでドロップキック。岩谷がフキゲンにドロップキック、アームホイップ。フキゲンが串刺し攻撃を仕掛けるが、そのたびに岩谷がかわす。岩谷が向後と合体し、向後がスワンダイブ式ミサイルキック。岩谷と向後で619もフキゲンがかわして鹿島が羽交い絞め、フキゲンのサミングを呼び込む。鹿島が岩谷にビッグブーツ。岩谷が返すと、鹿島とエルボーの応酬。鹿島が起死回生を狙うが岩谷が丸め込む。鹿島が上になり丸め込みの攻防。岩谷が起死回生で丸め込むと3カウントが入った。
岩谷&向後のコメント
岩谷「タッグリーグの最終戦、まあ昨日2試合やって負けて、決勝に進めない、そりゃもうみんながわかってるうちにって。でも、タッグリーグで成長した姿を見せて、こもも成長したなって思ってもらえるような試合したかった。でも、こももはこもも自身は成長とかいうより、キモオタっていう気持ちが強く出て。葉月がこももを見放した原因ってこれかって。いままでのタッグリーグ、こももは成長したって思ってた。でも、自分で自分の可能性を狭めてる。こももはこういうユニットの仲間から嫌な顔をされる、この自分の実力というか、自分自身のプロレスラーとしての人生、ちゃんと見つめ直した方がいいと思います」
向後「ありのままの自分、このままの自分を持ちながらも、強くなりたいと思っていましたが、麻優さんにここまで言わせてしまったので、ちょっと考えようと思います」
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
8分22秒 |
テクラ● |
○スターライト・キッド<9点> | ジュリア<8点> |
4勝2敗のジュリア&テクラ組と3勝2敗1分けのスターライト・キッド&渡辺桃組が最終公式戦で激突。中野たむ&なつぽい組vs林下詩美&上谷沙弥組の結果しだいにもなるが、ジュリア組にも決勝進出の可能性が残されている。まずはこの試合で確実に2点を取ることが必要だ。対するキッド&桃組は決勝進出の可能性が消えた。こうなるとひとつの引き分けがマイナスになってしまったことになる。こうなれば、あとはこの試合でジュリア組の足を引っ張ることに専念か。ジュリアがシングルとタッグの祭典を連破するためにも、ジュリア組には細心の注意が求められる。
ゴングを待たずに両軍がエルボーを打ち合う。ジュリアとキッドが睨み合い、キッドがジュリア、ジュリアが桃、桃がテクラの髪をつかむ。キッドがジュリアにコルバタ、テクラが場外に追いかけ戦場はリング下に。ジュリアがキッドをリングに戻しドロップキック。キッドがジュリアに張り手。桃がジュリアにミドルキックの連打を浴びせダウンさせる。ジュリアが桃の蹴りをキャッチしSTFへ。ジュリアが桃を抱え上げテクラと合体。しかしエルボーのサンドイッチはかわされ桃の蒼魔刀を食らう。ジュリアが桃にバックドロップ。桃もやり返し両者ダウン。ジュリアは流血。テクラがキッドにブレーンバスター。キッドはテクラにフィッシャーマン。キッドと桃が次々とテクラへ串刺し攻撃。ジュリアとテクラが合体でキッドを攻め込む。エルボーの挟み撃ちからテクラがダブルアームスープレックス。キッドが返すと、テクラは毒グモデスドロップ狙い。桃が裏投げで叩きつけキッドと蒼魔刀の挟み撃ち。テクラが返すと、キッドと蹴りの応酬。テクラがスピアから蜘蛛絡み。しかし桃がカットする。桃とキッドが合体しジュリアをマットに叩きつける。桃はテクラにBドライバー、キッドがムーンサルトプレス。しかしテクラの肩が上がる。ならばとキッドは黒虎天罰。3カウントが入り、キッドがテクラをフォールした。
キッド&桃のコメント
キッド「タッグリーグ終わっちゃった」
桃「終わったね」
キッド「9点だって。ちょっと計画通りにはいかなかったな」
桃「いろいろあったもんな」
キッド「でもウチらがゴッデスのベルトを狙っているのにはかわりないし、メンジェノ(メルティア)やり返さないと気が済まない。なんかジュリアと…どうした?」
桃「知らねえよ。あいつがどんどん突っかかってきた、勝手に。ジュリア?両国赤いベルトやるんでしょ?もし取ったら、もし取ったら、なーんてね。ちょっと考えちゃってるけど、楽しみにしとけよ」
キッド「私はテクラ?来週10日の大阪でシングルマッチが決まってるんだよね、謎に。あとニューブラッドもなんかカード組まれてるんだけど、正直いまのテクラっていうのはジュリアのオマケにしか見えない。何がしたいのかよくわからなーい。ハハ。シングルでどうなのか、この黒虎が見てあげましょうか?テクラちゃん」
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○上谷沙弥 |
9分17秒 |
なつぽい● |
林下詩美<10点> | 中野たむ<10点> |
5勝1敗でレッドゴッデスの単独首位を走る中野たむ&なつぽい組と、4勝2敗で中野組を追う林下詩美&上谷沙弥組による最終公式戦。中野組は引き分け以上で決勝進出が決まる。また、詩美組が勝てば中野組と同点。直接対決での勝敗により、詩美組が上位となる。また、ジュリア&テクラ組にも決勝進出の可能性が残されており、レッドゴッデスは最終日を迎えるにあたりこの3チームによる三つ巴状態。はたして、決勝進出はどのチームになるのか?
前の試合でジュリア組が敗れたことにより、この試合で中野組は引き分け以上で決勝進出、詩美組は勝った場合、2チームが10点で並ぶが直接対決の結果により詩美組が決勝にコマを進めることができる。中野組が握手を求めるも詩美組は応じず。上谷となつぽいでスタートしロープワークの攻防。上谷がドロップキックを見舞い、詩美が場外で2人を捕獲し上谷がスワンダイブ。しかし中野組がカットしダブルのドロップキックからネックブリーカー。中野が上谷にキックの連打からカカト落とし。上谷が中野にニールキック。詩美が中野にショルダータックル。なつぽいを担ぎ上げ中野の上に投下する。中野が返すと詩美はスリーパー。詩美がバックを取ると中野が取り返しバックの取り合い。なつぽいが中野の手を引くが上谷がリング下から引っ張り妨害。詩美の突進に中野がトラースキック、詩美がジャーマン。中野もジャーマンをやり返す。詩美がもう一発ジャーマンを見舞いホールド。中野が返すと、詩美の突進にスピンキック。上谷が中野にスワンダイブ式ボディーアタック。上谷の突進をなつぽいが止めて中野とトラースキックの合体。上谷が返すと、なつぽいがダイビングボディーアタック、低空ドロップキック。なつぽいの突進を詩美が妨害、中野も入り、なつぽいとトラースキックの競演。詩美組が場外に出ると中野となつぽいで手をつないでのプランチャ。上谷がリングに戻され中野となつぽいがトラースキック、なつぽいが叩きつけるが詩美がカット。中野となつぽいがジャーマン狙い。詩美と上谷が切り返すがスピンキック、ジャーマンを食らう。4人がダウン状態。なつぽいはフィニッシュを宣言し中野とダブルの不知火狙い。しかし上谷がまとめてフランケンシュタイナー、なつぽいにスープレックス。上谷はなつぽいを引き起こし、スタークラッシャー狙い、中野がカットしなつぽいがフェアリングリング。詩美が中野をマットに叩きつけると、詩美と上谷がなつぽいにマジックキラー。上谷はなつぽいへファイアーバードスプラッシュ。3カウントが入り上谷がなつぽいを破った。
◆第12回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ優勝決定戦 30分1本勝負 | ||
○優宇 |
20分8秒 |
上谷沙弥● |
高橋奈七永 | 林下詩美 |
※第12回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦、優勝は優宇&高橋奈七永
上谷が優宇にエルボー連打、優宇が上谷を捕まえサイドスラム。奈七永と優宇が上谷にショルダータックルをぶつけダグルの起き上がりこぼし式逆水平。奈七永が上谷にキャメルクラッチ、インディアンデスロック、フェースロック。上谷がエルボーで向かっていくと奈七永が仁王立ち。奈七永はコブラツイストで上谷を締め上げる。上谷がエスケープするが奈七永はバックドロップでカバー。優宇が上谷をコーナーに追い込み串刺しエルボー。奈七永がエルボー連打も上谷がカウンターのドロップキック。詩美が奈七永にドロップキック、奈七永と優宇にまとめてもう一発。奈七永が詩美にスリーパーも詩美が切り返してやり返す。奈七永が切り返しサッカーボールキック。詩美がドロップキック。奈七永はマットに座って「こいよ!」と呼び込む。詩美が打つと、こちらも座って相手を誘う。座った状態で張り手を打ち合うと、立ち上がってもエルボーの応酬。詩美のエルボー、両者のラリアットが交錯。奈七永が延髄斬りも詩美がこらえてバックを取る。奈七永が切り返しバックドロップの構え。詩美が切り返してコウモリ吊り落とし。奈七永がインプラントも詩美が返す。奈七永の突進に詩美がラリアット、奈七永もラリアット。優宇が詩美に逆水平連打。上谷が優宇を羽交い絞め、優宇が切り返しクレームをつけると、背後から詩美がドロップキック。優宇がセントーンも詩美がかわし後方からエルボーアタック。優宇が突進すると詩美が止めてバックフリップ。上谷が優宇へ串刺しニーアタック、ミサイルキック。10分経過。優宇が上谷の背中にセントーン、逆エビ固め。しかし詩美がカットに入る。詩美と上谷がロープに振ろうとするが優宇が拒否して逆水平連打。詩美と上谷がロープに振るが優宇はクロスボディー。場外に出た2人に向けて奈七永が優宇を転がす。上谷は場外へスワンダイブ式プランチャ。上谷が優宇をリングに戻して詩美とダブルのミサイルキック。上谷がその場飛び側転ダブルニードロップ。優宇が返すと上谷に逆水平、ラリアット、ボディースラム、セントーン。しかし上谷の肩が上がる。上谷はラリアットをかいくぐりフランケンで飛びつく。優宇が止めて押し潰すとコーナーに上がる。上谷が追いつき張り手、雪崩式フランケンシュタイナー。優宇がこらえるが詩美がアシストし上谷が雪崩式フランケンを決める。15分経過。上谷が優宇を丸め込もうとすると詩美がアシスト。詩美と上谷でバックドロップ。上谷がカバーするが優宇が返す。詩美が上谷を肩車してボディープレスも優宇がクリアー。上谷はコーナーに上がりファイアーバード。優宇がかわして奈七永と優宇が合体、ナナモモダイバー狙いを詩美がカットも上谷のニールキックが誤爆。奈七永が上谷にラリアット。優宇がまとめてキャノンボール。上谷が返すと、優宇はラストライド狙い。フランケンで上谷が切り返すが2カウント。上谷は二段蹴り連打、突進をかわされ優宇がキャノンボール。奈七永が入り優宇とナナモモダイバー。しかし詩美がカット成功。奈七永が詩美にバックドロップ。優宇が上谷へダイビングボディープレス。決まったと思われたが上谷が返してみせる。ならばと優宇はラストライド。上谷が返せず優宇が3カウントをゲット。奈七永&優宇組がタッグリーグを制覇し優勝の指輪が贈呈された。
奈七永「7Upp、タッグリーグ、優勝したぞー! 指輪…」
優宇「小指にしか入らなかった」
奈七永「私はちゃんと入らないけど、けど、けど、高橋奈七永としては8年ぶりのタッグリーグ優勝、ゲットした! われわれが、というか高橋奈七永が勝ったことで嬉しくない人はたくさんいるかもしれない。高橋奈七永の人生は万人には受け入れられないと思う。だけど、私はプロレスの力を信じてるし、私自身、プロレスにたくさん生きるパワーをもらってきました。だから今回、優宇という強力なタッグパートナーのおかげで優勝できたよ。ありがとう!」
優宇「(抱き着いて)ありがとう奈七永! ほめてもらえた!」
奈七永「だからね、こうやって、何度でも人生は新しい地図を描いていけるんだってことを、プロレスラーである限り見せていきたいんだ。だから、やっぱり優勝という称号を手に入れたからにはタッグベルト、狙うね?」
優宇「もちろんでしょう! そのつもりで私は、高橋奈七永と組んだんだよ!」
奈七永「ということで、現タッグチャンピオン、中野たむ、なつぽい、出てこいや!」
中野「7Upp、タッグリーグ優勝、おめでとうございます! そ~ぜつな試合でしたね。壮絶な試合、壮絶なパワー、こんな最強の挑戦者と闘えるなんて、もちろんその挑戦、お受けします。私たちの宣言、聞いてくれてました? 歴代タッグリーグ、ん? 違う違う。歴代ゴッデス王者撃破。高橋奈七永、第7代チャンピオン…」
なつぽい「奈七永さん、自分たちじつは歌も唄ってるんです。歌を唄うプロレスラーの先駆者である奈七永さんとこのベルトを賭けて闘えるなんて、今から胸が“バクバク”してます! 奈七永さん、胸が、“バクバク”してます!」
中野「あ、ワン、ツー、スリー」
中野&なつぽい「(キッスの世界=高橋奈苗&納見佳容&脇澤美穂&中西百重)の「バクバクKiss」を唄う)ね~キスして~、やさしく~、だ~きしめてよ♪」
優宇「やめろよそういうの!」
中野「私たち、本気の本気、本気の本気です」
優宇「なめてんだろ!」
中野「ホントの本気で、胸が…“バクバク”してます!」
なつぽい「あ、ワン、ツー、スリー」
中野&なつぽい「(再び唄い出す)ね~♪」
優宇が2人を突き飛ばす。
優宇「ここはな、アイドルの会場じゃねえんだよ!」
中野「ホントの本気で、プロレスも歌もナンバーワンになります。私たちは本気で武道館のワンマンライブ目指してるんです。私たちにはこのベルトが必要、私たちには夢がある。でも、あなたたち、今更このベルト取って…どうするんですか?」
奈七永「…オマエらな、私をなめたらな、痛い目にあうぞ。覚えとけよ。歌は歌わせねえからな。そしてそのベルトもいただく。忘れんな」
優宇「帰れよ。勝ったのは私たちなんだよ」
中野「楽しみにしてますよ」
中野&なつぽいが『バクバクKiss』を歌いながら退場。
優宇「やめろ! 唄わずにまっすぐ帰れ! 勝ったのはな、私たち7Uppなんだよ。奈七永、今日はな、いっぱいほめてもらって、おいしいもの食べて、ゴッデスのチャンピオンになる前祝しようじゃん!」
奈七永&優宇組のコメント
優宇「奈七永、喜んでるうちに指輪なくしちゃった!なんで!?奈七永、なんでいつもそこまで面白いの?なんで?こんなに一緒につけて喜んだのに奈七永の指輪、このテープの中に…」
奈七永「ちゃんと回収しろ、誰か!」
優宇「これ(銀テープ)と一緒に捨てたら、おまえ奈七永にマジで怒られるからな。スターダムの若手!」
奈七永「ブシロードに怒られるよ。いくらするんだ。ちょっと高そうだぞ」
優宇「ってか、ここでこうやって写真撮るつもりだったのに、奈七永指輪なくすなんて想定外すぎて、本当にいつも奈七永の人生は想定外なんだよ!」
奈七永「ハハ!何を知ってんだよ!」
優宇「大好きなんだよ、だから!」
奈七永「いろいろうまくいかないんだけどさ、でもこうやって最高の結果を出すことができて、すごくプロレスのパワーを私自身感じました」
探し当てられた指輪が戻ってくる。
優宇「やったー!」
奈七永「戻ってきた!」
優宇「余計愛おしくなったね、指輪が」
奈七永「これ大事にしないと。最後、決勝」
優宇「いやー、キツかった、マジで。タッグってやっぱりパートナーがいるから勝てるんだなってめちゃくちゃ思いました。このタッグリーグで。やっぱさ、なんでか奈七永のことすごく悪口言う人いっぱいいるけど、いるけどね、私ここまでまっすぐな人、見たことないんですよ。一緒に練習した帰りに、道端でおじいさんが具合悪くなったの。そしたら奈七永、走って助けにいったの。それぐらい奈七永ってこの人生まっすぐ生きてるの。だから…」
奈七永「(笑)」
優宇「笑わないで!私この話すごく大好きなの。だから、いい。どんなことを思ってもいい。だけどやっぱりここで言うよ。SNSで書きたいこと書いてるヤツ、おまえのストレスはけ口じゃねえんだよ、それは。本当に。いいよ、みんながどんなこと思ってもいい。どんなこと言われてもいい。だけどね、なんでも言葉は凶器になるってことを覚えとけよ、マジで。奈七永だってな、時には傷つくんだよ!」
奈七永「ハハハ!ありがとう、一生懸命言ってくれて」
優宇「私が奈七永を守る」
奈七永「オマエ、なんだよ、誰だよ!?」
優宇「奈七永のパートナー」
奈七永「そう、奈七永のパートナーだ。強力なパートナーとともに優勝できた。そして私は優勝したら言おうと思ってたことがあって、実際、このリーグ戦、出るって決めることには覚悟もいりました。自分的には…弱音みたいになっちゃうから言うもんかと思ったけど、こうやって優勝したから言えるんだけど、やっぱり試合数とかこうやってずっと続けてやるっていうのは、私にとっては久しぶりの経験でした。昔、年間200試合以上とかやったけど、それはやっぱり前の話であって。いまここ最近、ここ何年かではここまでの試合数をやってなかった。だから、スターダムの人たちも一生懸命こうやって闘ってるんだなっていうことはしっかりわかりました。そして、いろんな選手と初対戦できました。そこでいろいろと感じたこともありました。だから、ただの生ぬるいヤツらってだけではなかった。それはわかった。でも、こうやって優勝できたってこと、その結果。うちらにこの結果がついてきたっていうことは、なにか違うパッションがあったから優勝ってものをゲットできたんだと思うので。次、優宇とベルト取って、もっともっと私たちの声を、いろんな主張を大にして言っていきたいと思います」
優宇「ベルト取ったらもっと面白い世界見れると思うし、見せることもできると思う。みんなね、井の中の蛙ダメなの。もっと知らない世界見せてあげるし、私たちも見てくから、覚悟しといてください」
奈七永「最低でも優勝っていうものがね、公約が実現できた」
優宇「有言実行!」