『JRA有馬記念 presents YEAREND TOUR 2022』
12月10日(土)エディオンアリーナ大阪第二競技場(観衆465人)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
稲葉ともか |
8分17秒 |
レディ・C |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
8分57秒 |
なつぽい |
○鹿島沙希 | 月山和香● |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○琉悪夏 |
9分20秒 |
向後桃● |
刀羅ナツコ | コグマ |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
スターライト・キッド |
7分8秒 |
テクラ |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
中野たむ |
12分14秒 |
桜井まい |
◆6人タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
上谷沙弥 |
13分51秒 |
葉月 |
○AZM | 飯田沙耶● | |
林下詩美 | 岩谷麻優 |
◆6人タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
ひめか |
21分31秒 |
壮麗亜美● |
舞華 | MIRAI | |
○ジュリア | 朱里 |
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
稲葉ともか |
8分17秒 |
レディ・C |
クイーンズクエストのレディ・CとJUST TAP OUT所属でゴッズアイの稲葉ともかが初の一騎打ち。両者は12・4幕張でのタッグリーグ最終公式戦でぶつかり、稲葉のパートナー朱里がレディを仕留めた。レディは桜井まいとのタッグで7戦全敗と白星を挙げることなくリーグ戦を終了した。とはいえ収穫も大きかっただけに、この試合でリベンジとともに新展開を見せつけたい。稲葉の空手殺法とレディのジャイアント殺法、どちらに軍配が上がるか?
探り合いからレディが手を高く上げて稲葉を誘う。腕の取り合いとなり、稲葉がレッグロックからフロントネックロックへ。レディが切り返し首を取りにいくが稲葉がヘッドロックで締め上げる。レディがロープに振ると高々とボディースラムからジャイアントスイングを宣言。しかし稲葉が腕を取って三角絞め。レディがエスケープすると、稲葉がコーナーに追い込み顔面を踏みつける。レディのエルボー連打を稲葉が受けて立つ。レディは脳天唐竹割りから両足を取る。稲葉がエスケープしスタンディングヒールホールド。レディが回転して脱出すると河津落としで叩きつける。レディは予告してジャイアントスイングから串刺しビッグブーツ。稲葉が返すと、レディはコブラツイスト。稲葉がなんとかエスケープに成功し、後方からのビッグブーツをかわす。もう一度レディのビッグブーツをかわすが、レディもビッグブーツを決めてみせる。稲葉はチョークスラム狙いを切り返しサッカーボールキック。レディが返すと稲葉は一撃必殺ともか蹴り。レディがかわしてネックブリーカードロップ。レディは稲葉を引き起こしジャイアントバックブリーカー。稲葉がこらえて正拳突きからミドルキック。返したレディに稲葉は一撃必殺ともか蹴り。3カントが入り、稲葉が勝利した。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
8分57秒 |
なつぽい |
○鹿島沙希 | 月山和香● |
なつぽい&月山和香組のCOSMIC ANGELSと鹿島沙希&渡辺桃の大江戸隊がタッグで激突。12・16新宿「NEW BLOOD6」では月山が中野たむと組んでラム会長&尾﨑妹加組と対戦、また12・24後楽園では中野&なつぽい組vs高橋奈七永&優宇組の試合に割って入り、メルティアの盾になると申し出た。まずはなつぽいと組むこの試合でコズエンの盾になれるかどうかが問われるだろう。相手が大江戸隊だけに、月山の一層の奮起が望まれる。12・16、12・24に向けて、まずは期待を持たせるファイトを展開したい。
月山が先発に立候補し、桃と対峙。桃が軽くローキックを当てて腕を取る。月山が取り返してヘッドロック。桃が髪をつかんで抜け出すとストンピング。桃が走ると背後からなつぽいが蹴飛ばし月山と合体攻撃を仕掛ける。なつぽいのジャックナイフから月山が押さえ込む。桃が返すと月山のキャメルクラッチとなつぽいの逆片エビ固めが合体し、コズエンが噛みつき攻撃。桃が抜け出すと月山にミドルキックから噛みつきのお返しをしてみせる。鹿島が月山を自軍コーナーで捕獲、噛みつきに対しての謝罪を要求する。鹿島は片足でカバーも月山が返す。桃が月山にミドルキック、サッカーボールキック。月山が返すと、桃はアタマを踏みつけプレッシャーをかける。仁王立ちの桃に月山がエルボー連打。桃はエルボー一発で倒し突進、月山がカウンターでクロスボディー。なつぽいがドロップキックを連打も鹿島がカットに入る。なつぽいは鹿島をかいくぐりアームホイップ、2人まとめてドロップキック。桃がカウンターのドロップキック、串刺しドロップキックでお返し。もう一発と見せかけミドルキックを打ち込む。替わった鹿島がビッグブーツ。なつぽいがネックブリーカーも鹿島が返す。月山が鹿島へヒップバット連打からパロ・スペシャル。なつぽいは桃に変型卍固めで月山を援護する。月山が鹿島にヒップアタック。極楽ドン狙いを鹿島がこらえてエルボー連打を受けて立つ。月山が突進すると鹿島がかわし桃のミドルキック、鹿島の昇竜拳。鹿島はマイエンブレムを狙うがなつぽいがトラースキック、月山がオースイスープレックス。鹿島と桃が頭部への蹴りで競演し鹿島がマイエンブレム。月山が返せず鹿島が勝利を奪った。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○琉悪夏 |
9分20秒 |
向後桃● |
刀羅ナツコ | コグマ |
コグマ&向後桃組のSTARSと刀羅ナツコ&琉悪夏組の大江戸隊がタッグマッチで対戦。12・4幕張で終了したタッグリーグ戦ではコグマは葉月とのタッグでⅤ2を逃した。今回は心機一転、岩谷麻優とのチームを結成した向後を率いての登場。対するナツコ&琉悪夏組はリーグ戦で躍進、最終公式戦の高橋奈七永&優宇組戦でも最終的に優勝したチームを相手に思惑通りの大荒れの展開を演出してみせた。その試合に敗れ決勝進出はならなかったが、12・29両国では早くもゴッデス・オブ・スターダム王座次期挑戦者決定戦にエントリー。MIRAI&壮麗亜美組、舞華&ひめか組との3WAYマッチで対戦する。コグマ組がナツコの言う「踏み台」にされてしまうのか、それとも向後が奮起しサプライズを起こすか。
向後が名乗りを挙げて先発、琉悪夏との対戦でスタートするがナツコがカットし大江戸隊が合体。ナツコ、琉悪夏が次々とセントーン。琉悪夏がマウントを取り、左右から挑発気味に張り手を見舞う。さらに琉悪夏は向後の顔面を踏みつけてナツコにタッチ。ナツコは自軍コーナーで向後の顔面を踏みつけていく。ヘアーホイップの連続で「オマエがいるSTARSはかわいそうだな」と挑発。ナツコのラリアットをかわし向後がコルバタ、ドロップキック。コグマがナツコをコーナーに振るがすぐに琉悪夏がカットに入る。しかしコグマが2人ともコーナーに追い込んで串刺しボディーアタックからフットスタンプで分断。ナツコをカバーするが2カウント。それでもコグマがDDT。ナツコはカウンターでスピアを見舞う。琉悪夏がクロスボディーから首を絞める。コグマが抜け出すがボディースラムを食らう。琉悪夏の突進をかわしてコグマがドロップキック、串刺しボディーアタック。替わった向後が串刺しで突進。エプロンに出されるもボディーアタックをヒットさせる。619は琉悪夏がかわしてチョーク攻撃、串刺しボディーアタック。琉悪夏はフェースロックで向後を締め上げる。しかし向後の足がロープに到達。向後がコグマに琉悪夏を渡してネックブリーカー、向後が619をヒットさせる。向後はフィニッシュを宣言しネクターピーチ狙い。琉悪夏がこらえてナツコがキャノンボール、琉悪夏がクロスボディー。向後が返すと琉悪夏はフィッシャーマン狙い。向後が切り返しマヒストラル。返されるもトラースキックを決める。しかし琉悪夏がカウンターのラリアットからフィッシャーマンバスター。決まったと思われたがコグマのカットが間に合う。大江戸隊がダブルのラリアット。しかし向後の肩が上がる。琉悪夏がリバーススプラッシュから押さえ込むと3カウントが入った。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
スターライト・キッド |
7分8秒 |
テクラ |
ドンナ・デル・モンドのテクラと大江戸隊のスターライト・キッドが初の一騎打ちでぶつかる。両者は12・16新宿「NEW BLOOD6」でのタッグマッチで対戦するため、その試合に向けての前哨戦の意味合いも持つ。12・16ではテクラが桜井まい、キッドはKARMAを従えての登場。まずはこのシングルでどんな結果が出るか?
テクラが腹部に蹴りを入れてヘッドロック。キッドがロープに振ると見せかけ髪をつかんでヘアーホイップ。テクラが切り返しロープへの振り合いでともにロープで止まる。テクラがエプロン越しにスタナー、顔面蹴り。ブレーンバスターの掛け合いはどちらも譲らず。キッドがその場飛びムーンサルトプレスからテクラの顔面を蹴っていく。さらに顔面をトップロープにこすりつけていく。テクラが足を取ってアキレス腱固めからインディアンデスロックをブリッジして決めると、鎌固めに移行。テクラはキッドをロープに追い込みマスクに手をかける。テクラは「カモンキディ」と挑発しエルボーの打ち合いへ。キッドが連打しテクラがこらえる。テクラがブリッジでラリアットをかわす。キッドはテクラをロープに追い込み619、旋回式ダイビングボディープレス。テクラが返すと、キッドはフィニッシュを予告、テクラがこらえるとロープワークからスピアを放つ。テクラは蜘蛛絡みにいくがキッドがカバー。テクラが返すと、ダブルアームの構え。キッドが切り返すがトラースキックを食らう。テクラがフィニッシュ狙いでバズソーキックもキッドが返す。テクラはキッドを引き起こし顔面を蹴飛ばしていく。テクラの突進をキッドがキャッチし黒虎天罰狙い。テクラが切り返し回転足折固め。キッドが切り返し押さえ込むと3カウントが入った。試合後、テクラが襲いかかりキッドにスリーパー。桃がカットも舞華が場外に追いやる。ナツコが入り両者を分断。
キッドのコメント
「テクラ~、自分の得意技で負けた屈辱は、どうですかあ(笑)。テクラ、SWAのベルトを落としてジュリアが戻ってきてからユーはジュリアの妹分? 私から見たらただのジュリアのオマケにしか見えないけど。オマエはスターダムになにをしに来たのかな? 前の団体とジュリアと同じ立ち位置のままでいいんだったらいいと思うけど、どうなの? 今日は感じたところはまだオマケ程度ってことで、次、NEW BLOODBでもあるからさ。NEW BLOODではKARMAと遊んでもらえたらいいんじゃないかなって。それでも物足りなければ私がまだまだお相手してあげますよ、オマケのちっちゃな蜘蛛さん」
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
中野たむ |
12分14秒 |
桜井まい |
中野たむと桜井まいが一騎打ちで激突。両者によるシングルマッチはこれが3度目で、中野の2勝。5★STAR GP公式戦以来、約4カ月ぶりとなる。初のシングルは今年1・23大阪での同会場だった。あのときは桜井がCOSMIC ANGELS所属も気持ちが揺らいでいた頃。あれから11カ月が経過し、たくさんの経験を積んだ桜井が、中野にどう挑むか?
ゴングが鳴らされても両者コーナーから動かず。ゆっくりと歩を進め中央で探り合い。ロックアップから桜井が腕を取りにいくと中野も切り返す。中野がヘッドロックに取ると、グラウンドへ。桜井が抜け出し突進も蹴りのかわし合い。中野がドロップキックを決め、串刺しエルボーアタックからミドルキック連打、カカト落とし。桜井が返すと、中野が滞空時間の長いボディースラムから逆エビ固め。桜井がエスケープすると、中野はニーアタック、エプロンの桜井の顔面を蹴飛ばし挑発。桜井がエプロンでエルボー連打、中野が張り手を見舞うと気合を入れて突進。しかし桜井が顔面へビッグブーツ、断崖式スタナー。両者リング下へ。ボディースラムを掛け合うと、桜井が花道をダッシュしドロップキック。桜井は中野をリングに戻し、胡坐をかく。すると桜井は中野の顔面を蹴飛ばし睨みつける。中野もやり返し顔面を蹴飛ばし合う。桜井が引き起こして髪をつかむとエルボーから突進。読んでいた中野がかわすが桜井がスタンディングギロチン。中野が返すと桜井はコーナーに上がりミサイルキック投下。中野がローリングエルボーからバックを取る。桜井が取り返すが中野が上になりカバー。桜井が返して顔面へドロップキック、ノーザンライト。返した中野に桜井がシャイニングバスター。中野が返すと、桜井はダイビングエルボーへ。10分経過。しかし中野がかわしてカウンターのスピンキック。中野はドラゴンスリーパーから胴締め。体を入れ替え、さらに締め上げるが、桜井の足がロープにかかる。中野は桜井に呼びかけるが桜井がヘッドバット。中野がスピンキックからフィニッシュを宣言しバイオレットシューティング、後方からも決めるが桜井の肩が上がる。中野は変型のヘッドシザーズから締め上げる。すると桜井がギブアップし中野の勝利となった。試合後、中野が桜井に握手を求める。桜井は張り手も、中野は桜井の手をつかんだ。
桜井「私はコズエンンからドンナ・デル・モンドに移って、本当によかったと思ってます」
中野「そういうことは、たむに勝ってから言いな」
桜井「確かに、今日は負けたけど、でも、私は変わりました! ドンナ・デル・モンドに来てなかったら経験できなかったことをこの一年で経験させてもらいました。それはコズエンでは学べなかったこと、DDMのみんながたくさん教えてくれたからです。本当にDDMのみんなに感謝してます。だからみなさん、今日のメインを見てDDMの素晴らしさをどうぞご堪能ください!」
中野のコメント
「桜井とは3回目のシングル、目の前でコズエンからDDMに言ってよかったって言われました。言われちゃいましたね。普通に傷つく(苦笑)。そういうことは、たむに勝ってから言った方がいいんじゃない。今日のフィニッシュ、赤いベルト戦から育ててきた変型逆三角絞め。ノーザンクロスという技です。たむ、いま最高にコンディションいい。足も180度上がるし腰も90度回る。ノーザンクロス、新しい技を完成させて、12・29必ずゴッデスのベルトを防衛して、1・4ではIWGPのベルトを取って1年ぶりの2冠チャンピオンに返り咲きます。たむを信じて、ビリーブ・イン・たむ!」
◆6人タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
上谷沙弥 |
13分51秒 |
葉月 |
○AZM | 飯田沙耶● | |
林下詩美 | 岩谷麻優 |
STARSの岩谷麻優&葉月&飯田沙耶組とクイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM組が6人タッグマッチで全面対決。両軍による華麗な闘いが展開されそうだ。
飯田が「アッシが出ます」と先発に名乗りを挙げ、飯田と詩美の対戦で試合がスタート。グラウンドの攻防から飯田がヘッドロック。詩美がロープに振ると飯田がショルダータックル。詩美がこらえるとショルダータックルをぶつけ合う。詩美がコーナーに追い込み、上谷とAZMで飯田にドロップキックを見舞う。飯田が返すとAZMが突進。エプロンから岩谷が妨害しSTARSが合体。AZMに3人で攻撃しドロップキックの挟み撃ち。岩谷がAZMにサッカーボールキック。葉月がボディースラムの連続、飯田がコーナーに追い込み逆水平、岩谷もこれにつづく。AZMが返すが、葉月と岩谷で頭部を踏みつける。葉月はAZMにスリーパー。AZMが向かっていくと葉月と打撃の応酬。葉月の突進にAZMがウラカンラナからドロップキック。上谷がダイブも葉月がかわして岩谷と合体。上谷がかわしてドロップキックで分断する。葉月の突進をかわすと場外へプランチャ、リング内の葉月にエプロンからボディープレス。上谷と葉月がエルボーを打ち合う。葉月がフルネルソンバスターからセントーン、顔面ウォッシュ、クロスフェース。上谷がエスケープすると、岩谷がエプロン越しにフットスタンプ。上谷がコーナーに振るが岩谷がかわしてドロップキック。上谷はラリアットをかわしニールキック。詩美が岩谷に串刺しエルボーからスリーパー。岩谷がエスケープすると、AZMがカットし詩美がバックフリップ。詩美と上谷が合体を試みるも岩谷がまとめてアームホイップ。葉月と岩谷が低空ドロップキックの競演、岩谷がダイビングフットスタンプ。岩谷がドラゴンを狙うと詩美が切り返してラリアット、岩谷はトラースキックをぶち込む。飯田がAZMに逆水平連打。AZMもやり返すが、飯田がさらに連打を見舞う。10分経過。飯田がAZMをマットに叩きつけるが2カウント。飯田の突進をAZMがかわしQQがハイキックの競演、AZMが飯田にサブミッション。岩谷と葉月が蹴りで挟み撃ち、葉月が抱えて岩谷と飯田がフェースクラッシャー。飯田がブロックバスターホールドもQQがカット。飯田はブレーンバスターを狙うがAZMがカットし丸め込む。STARSがまとめてドロップキックもかわされ反対に食らってしまう。リング下に落ちたSTARSへ上谷がスワンダイブ式プランチャで飛ぶ。詩美と上谷がマジックキラー、AZMがダイビングフットスタンプ。これで3カウントが入り、AZMが飯田をフォールした。
◆6人タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
ひめか |
21分31秒 |
壮麗亜美● |
舞華 | MIRAI | |
○ジュリア | 朱里 |
12・29両国国技館でワールド・オブ・スターダムを争う朱里とジュリアが前哨戦。赤いベルトを約1年守ってきた朱里と、今年の5★STAR GPを制して挑戦権を得たジュリアが、どんな駆け引きを展開するか。また、両者と組むMIRAI&壮麗亜美、舞華&ひめかにも両国への前哨戦だ。両軍は刀羅ナツコ&琉悪夏組を交えた3WAYタッグマッチでゴッデス・オブ・スターダム王座次期挑戦権を懸けて闘う。どちらもタッグリーグ優勝を逃してしまったあとでのチャンスだけに、何としても手に入れたいところ。こちらの駆け引きもまた注目される。
朱里とジュリアがメンバーを制して先発で対峙。手四つでの探り合いからジュリアがバックを取りヘッドシザーズ。朱里がネックロックに切り返しマウントを取る。ジュリアが切り返すが朱里がスタンディングでヘッドロック。ジュリアがヘッドロックに切り返すが朱里がヘッドシザーズ。ジュリアが抜け出し、視殺戦からタッチをかわす。ひめかと壮麗がショルダーをぶつけ合う。ひめかが打ち勝つがすぐに壮麗が吹っ飛ばす。再びショルダーをぶつけ合い視殺戦。舞華とMIRAIが入り、ロープワークの攻防。MIRAIがヘッドロックに取ると舞華がロープに振ってショルダータックル。舞華とひめかがMIRAIをコーナーに振りジュリア、舞華、ひめかが串刺し攻撃。舞華とひめかでMIRAIへブレーンバスター。ジュリアがMIRAIへサーフボードストレッチ、キャメルクラッチ。朱里がカットするとジュリアが場外に投げ捨て「あとでな、あとで」と声をかける。舞華がMIRAIにボディースラム。MIRAIがラリアットをかわしてショルダータックル。朱里が舞華にサッカーボールキック連発。しかしジュリアがカットする。ジュリアが離れて場外に出ると朱里がおいかけると見せかけ「あとでな」と声をかける。壮麗が舞華に逆水平連打。コーナーに乗せると串刺しボディーアタック。MIRAIが「さっきのお返しだ」と舞華にボディースラムから腕十字。舞華がエスケープすると、MIRAIの突進を止めてパワースラム。ひめかがMIRAIへショルダータックル連打。朱里と壮麗が乱入しひめかにクローズラインを狙うがラリアットを食らう。ひめかはバックフリップで壮麗を投げ捨てると、MIRAIとエルボーの打ち合い。ひめかのダッシュにMIRAIがドロップキック。ひめかのヘッドロックを壮麗がカットしMIRAIとともにマットに叩きつける。10分経過。MIRAIがミラマーレを狙うがDDMがカット。MIRAIがひめかを担ぎ上げるがこらえられる。MIRAIとひめかがラリアットを打ち合い両者ダウン。朱里がジュリアにサソリ固め。ジュリアが戻して「お返しだ」と反対にサソリ固め。朱里が切り返しSTF。ジュリアが切り返しSTF。朱里が脱出してアキレス腱固め。ジュリアも朱里のアキレス腱を締め上げる。朱里がエスケープするとジュリアがコーナーに上がる。朱里が下から張り手を見舞い担ぎ上げる。ジュリアが切り返しエルボーの打ち合い。朱里がミドルキック連打。ジュリアがロープに振られると舞華が入って朱里を抱えジュリアと合体。ジュリアは朱里にDDT。朱里が返すと、ジュリアはパイルドライバーの構え。朱里が切り返しマットに叩きつけるとニーアタック。ジュリアが返すと15分経過。壮麗がジュリアへ串刺しボディーアタック。返したジュリアに逆エビ固め。ジュリアがエスケープすると、壮麗が逆水平連打からダブルチョップ。ジュリアがアルゼンチン狙いを切り返すと舞華とひめかがサンドイッチラリアット。壮麗が返すとジュリアはSTFへ。しかし朱里のカットが成功。ジュリアの突進にMIRAIがラリアット、朱里がフロントネックチャンスリーで援護、壮麗がジュリアをマットに叩きつける。ジュリアが返すと、壮麗はブルーサンダー。しかしひめかのカットが間に合う。混戦からジュリアが朱里へバックドロップ。ジュリアと朱里のキックが交錯しダウン。壮麗がジュリアへ突進も腕を取られる。壮麗がエスケープするとラリアット連発からブレーンバスター。ジュリアが返し20分経過。壮麗がジュリアへ雷の如くを狙う。切り返したジュリアが丸め込むがMIRAIがカット。MIRAIと壮麗のラリアットをジュリアがかわし壮麗にニー。しかしギリギリで壮麗の肩が上がる。ジュリアは壮麗にグロリアスドライバー。3カウントが入り、ジュリアが壮麗を破った。
ジュリア「おいおい朱里、こないだは泣かせちゃってごめんね。おぼえてない? 林下とやったあとだよ。朱世界は私がぶち壊してやるよ」
ゴッズアイが退場。
ジュリア「というわけで、DDMがひっさしぶりに大阪でメインで勝利したということは、そうだそうだ、もっともっと(拍手)だよ。ありがとう。まだ声は出せないけどさその拍手が私たちのパワーになる。これからも応援よろしくね。うれしい。というわけでここから12・29両国まですべて前哨戦となります。前哨戦は、私たちが全勝するということで。伝わった? 伝わった。ということで、諸君、年末まで風邪ひくんじゃねえぞ、風邪ひいたらスターダム見れなくなっちまうからさ。寒いから温かくして帰ってね。久しぶりにDDMが締めたいと思います。テクラ、まいちゃん、ひめか、舞華ちゃん、そしてジュリア。我々世界に弾ける女たちドンナ・デル・モンド、アリーベデルチ!またな!」
ジュリア組のコメント
ジュリア「今年は最後の大阪大会だったのかな。この大阪ではDDM、いろんなこと起きててさ、いろいろあって、1年が今年も終わろうとしてます。そんな1年最後の大阪大会でDDMが久しぶりにメインで勝って、久しぶりにマイクで締めることができて。あのたくさんのいっぱいのいっぱいの拍手、あったけえやつ。マジでホントにリング上でも言ったけど、すっげえ嬉しかった。マジでパーワーになった。12月29日、両国で必ず赤いベルト取って、来年は赤いベルトを腰に巻いてまた大阪に帰ってきます」
舞華「きょうは赤の前哨戦でもあり、我々舞ひめ、ゴッデスの次期挑戦権を懸けた3WAYの前哨戦。壮麗はフューチャーのベルトを取って、私結構気にしてたんだけど、どうかな? MIRAIの方がグングングングン成長して、あいつ本当にチャンピオンとしてやっていけてんのかな。ゴッデス挑戦する前にやるべきことあるんじゃないの。自分の使命をまっとうできねえヤツがゴッデス挑戦権、まだ早いんじゃない?そう思う前哨戦でした」
ひめか「今年はもう大阪大会ないけど、来年はジュリアが赤いベルト、そして年末にね、挑戦権を絶対勝ち取って、ゴッデスのベルトを巻いて、DDMいまベルトがないから、たくさんベルトを巻いて、またDDMメインで締めたいと思います。いや、絶対に締めます」
ジュリア「2023年は、DDMの年になるから目を離すなよ、諸君。アリベデルチ、またな」