2022/12/24 試合結果

2022年12月24日 『JRA有馬記念 presents YEAREND CLIMAX 2022』

『JRA有馬記念 presents YEAREND CLIMAX 2022
12月24日(土)後楽園ホール観衆1140人)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負
羽南

6分20秒
ジャックナイフを切り返し→エビ固め

吏南

※もう一人は向後桃

◆クリスマスイブ スペシャル8人タッグマッチ〜クリスマスプレゼント争奪戦〜 20分1本勝負
葉月

7分37秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

天咲光由
コグマ レディ・C●
飯田沙耶 妃南
○岩谷麻優 林下詩美

◆Road to DREAM QUEENDOM ハンディキャップマッチ 20分1本勝負

7分10秒
スライディングD→片エビ固め

月山和香●
優宇 なつぽい
○高橋奈七永 中野たむ

◆Road to DREAM QUEENDOM 10人タッグマッチ 20分1本勝負
○フキゲンです★

7分50秒
後方回転エビ固め

夏実もち●
渡辺桃 藤田あかね
琉悪夏 柊くるみ
鹿島沙希 鈴季すず
刀羅ナツコ 世羅りさ

◆Road to DREAM QUEENDOM タッグマッチ 20分1本勝負
上谷沙弥

20分00秒
時間切れ引き分け

梅咲遥
AZM スターライト・キッド

◆Road to DREAM QUEENDOM イリミネーションマッチ 30分
桜井まい

21分48秒
ランニングパワーボム→エビ固め

ななみ
テクラ 稲葉ともか
○ひめか 壮麗亜美●
舞華 MIRAI
ジュリア 朱里

※退場順

(1)●テクラ(6分34秒、流炎→片エビ固め)朱里〇

(2)〇ジュリア(8分58秒、バックドロップ→片エビ固め)ななみ●

(3)〇桜井(1132秒、OTR)MIRAI●

(4)●桜井(1311秒、ブレーンバスター→片エビ固め)壮麗〇

(5)●舞華(1150秒、両者OTR)稲葉●

(6)●ジュリア(1812秒、両者OTR)朱里●

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負
羽南

6分20秒
ジャックナイフを切り返し→エビ固め

吏南

※もう一人は向後桃

 羽南vs向後桃vs吏南の3WAYマッチは、STARSと大江戸隊の2対1の図式でもある。羽南と向後が結託して吏南を狙うことが考えられるが、勝者は1人のため、羽南と向後のどちらがフォールを取るかの争いにもなるだろう。先日の鹿沼大会では地元栃木における三姉妹対決の3WAY6人タッグマッチを制した吏南。今年最後の後楽園大会で、狙うは前フューチャー王者の姉・羽南か?

 手四つと見せかけSTARSが吏南をダブルで攻撃、ドロップキックを食らわすと向後は羽南を丸め込む。羽南は向後にお返しとばかりにボディースラム。羽南は向後をキャメルクラッチにとらえ吏南を呼び込む。しかし吏南は「いくわけねえだろ!」と後方から羽南を蹴飛ばす。吏南のエルボーを向後がかいくぐりアームホイップからドロップキック。向後の突進を吏南がかわすと羽南が割って入る。吏南はまとめて串刺しニーアタックからドロップキック。羽南が吏南とエルボーの打ち合い。吏南は「このクソ姉貴が!」と叫んで卍固めを羽南に決める。吏南はノーザンライトを狙うが羽南が阻止してエルボー、向後が割って入り羽南へドロップキック。吏南を呼び込むがダブルでボディーアタックを食らう。羽南は吏南を引き起こしバックドロップ狙い。そこへ向後がまとめて丸め込む。羽南は向後、吏南に払い腰。吏南が返すと羽南がダブルリスト狙い。しかし吏南の方が切り返して叩きつける。吏南はSTOで叩きつけるがコーナーに上がったところを向後につかまる。向後は吏南と羽南を分断しまとめて619を放つ。羽南が丸め込むが吏南のカットが合に合う。吏南は向後を振って羽南が投げると吏南がフットスタンプ。吏南は羽南へダイビングダブルニードロップ。しかし羽南の肩が上がる。吏南はピンクデビルの構えも羽南が切り返して丸め込みの応酬。ジャックナイフを切り返し最後に丸め込んだのは羽南の方だった。

◆クリスマスイブ スペシャル8人タッグマッチ〜クリスマスプレゼント争奪戦〜 20分1本勝負
葉月

7分37秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

天咲光由
コグマ レディ・C●
飯田沙耶 妃南
○岩谷麻優 林下詩美

 STARSの岩谷麻優&葉月&コグマ&飯田沙耶組とクイーンズクエストの林下詩美&レディ・C&妃南&天咲光由組が8人タッグマッチで対戦。この試合は「クリスマスプレゼント争奪戦」で、出場選手はサンタクロースの姿で入場、フォールまたはギブアップを奪った選手にサンタクロースからクリスマスプレゼントとして高級ブランド品が贈呈される。

 試合はリング内にいる選手に権利が与えられるノータッチルールを採用。STARSはサンタのコスチューム(葉月のみトナカイ)、QQはトナカイのコスプレで登場。最後に入場の詩美は“馬”に乗ってリングへ向かう。STARSは全員が先発に立候補、そのまま試合が始まり全員でロープワークの攻防、STARSがドロップキック、顔面ウォッシュ。葉月が天咲にカバーの連続からボディースラム。岩谷も連続で天咲に押さえ込み。割って入ったコグマが天咲を踏みつけフットスタンプ。天咲が返すとコグマと葉月がクローズライン。天咲がかわしてまとめてDDT。詩美と妃南が払い腰で競演。レディがコグマと葉月に逆水平の乱れ打ち。ネックブリーカーは葉月とコグマがかわしてマットに叩きつける。飯田ロケットをレディがかわしてジャイアントスイング。飯田が返すと、ジャンピングチョップ。コグマ、葉月が次々とカバーを横取りも2カウントどまり。STARSがQQをコーナーに追い込み串刺し攻撃。QQがしのいで岩谷を狙う。レディが岩谷に高々とチョークスラム。QQが岩谷にドロップキックを放つとレディが前方に叩きつける。しかしSTARSのカットが間に合う。レディのラリアットを岩谷がかわして葉月とトラースキックの競演。STARSがロケットを発射し岩谷がムーンサルト。レディが返せず3カウントが入った。勝った岩谷にはプラダの財布がプレゼントされた。また、試合に勝ったSTARSが客席へお菓子のプレゼントを投げ入れた。

◆Road to DREAM QUEENDOM ハンディキャップマッチ 20分1本勝負

7分10秒
スライディングD→片エビ固め

月山和香●
優宇 なつぽい
○高橋奈七永 中野たむ

 1229両国国技館で実現する中野たむ&なつぽい組vs高橋奈七永&優宇組のゴッデス・オブ・スターダム王座戦を前に、前哨戦がおこなわれる。当初はノンタイトルでのタッグマッチが予定されていたが、「NEW BLOOD6」でレディ・Cにパッションを注入した奈七永の前に現われたのが月山だった。月山はCOSMIC ANGELSの一員としてメルティアの援護にまわると宣言。これにより3対2のハンディキャップがおこなわれることになった。いまだ未勝利の月山が入ることで前哨戦、またはタイトル戦にどんな影響を及ぼすのか。コズエンの勝利は月山の初勝利にもつながるため、月山には熱望するNEW BLOODでの奈七永戦を実現させ、メルティアにとっては弾みをつける意味でも前哨戦を勝利で飾りたいところ。とはいえ、タッグリーグ戦覇者の壁はとてつもなく分厚いと言わざるを得ない。どうなるか?

 月山が先発に名乗りを挙げる。中野となつぽいが抑えるが、月山は先発を主張し奈七永に向かっていく。奈七永はエルボー、ドロップキックの連打を受けて立つ。奈七永のショルダータックルからバックドロップ。月山が返すと、奈七永は逆エビ固め。メルティアがカットしドロップキックとネックブリーカー。月山がエルボー連打から立ち上げ極楽ドンの構え。奈七永が投げ捨て優宇に託す。優宇が逆水平から旋回式サイドスラム。月山が返すと、優宇はパワーボムの構え。なつぽいがトラースキックでカットし優宇のバックを取る。優宇がこらえるとなつぽいがバックを取り月山が張り手、なつぽいがジャーマンを狙うが崩れてしまう。なつぽいが優宇を丸め込みからドロップキック。優宇がアルゼンチンで担ぎ上げ、奈七永が延髄斬り。コーナーに上がると中野がカットしコーナー上で張り手を打ち合う。奈七永の張り手で中野が転落。しかし立ち上がってハイキックを見舞う。月山がコーナーに上がりミサイルキック。しかし優宇がセントーンでカット。奈七永と中野、優宇となつぽいが打撃の応酬。奈七永がラリアットを見舞い、中野を場外へ。ナナモモダイバーを月山に狙う奈七永と優宇だが、月山がかわすと、なつぽい、中野がコーナーからダイブ。優宇がまとめてクロスボディーでメルティアを場外へ。月山が奈七永に張り手の連打。奈七永はカウンターでラリアット。返した月山に奈七永がバックドロップ。ギリギリで月山が返すと、奈七永はスライディングD。3カウントが入り、奈七永が月山をフォールした。

奈七永「月山、おいオマエ強くなりたいんだろ? 強くなりたいんだろ?」

月山「はい!」

奈七永「私には29日、タイトルマッチを争うコイツら(中野&なつぽい)より、全然オマエにパッションを感じたよ。チームワークも含めて、オマエらそれでチャンピオンか? もっもっと魂ぶつけてこいよ! 月山、オマエにはシングルでちゃんとアタシのパッション注入してやるよ。オマエのプロレス人生、変えてやる。そして、29日両国はこの7Uppが強さを証明するためにこのゴッデスのベルト、いただきます」

奈七永と優宇が引き揚げると中野がマイク。

中野「デカさやパワーだけが強さじゃない。それがプロレスだ。メルティアの力、証明してやるよ。月山、アナタはこのままじゃ一生勝てない。たむがあなたにしてあげられること、もうないみたい。あと3カ月、それでダメなら、コズエンから出てってもらう…」

 

奈七永&優宇のコメント

奈七永「29日両国まであと5日。正直、ベルトを2人で巻く姿しか見えない!」

優宇「もう巻いてますもん。お正月、一緒にベルト寝てますもん、年越しで」

奈七永「一緒におもち食べてるわ。でもさ、本当に言った通りなんだけど、私、月山が一番パッションあったと思うよ」

優宇「自分も見てて思いました」

奈七永「ねえ。チームワークも含めてさ、ずっと出てきちゃって張り切っちゃってさ。でも、それもやる気の一つでしょ。何、なんなの?中野たむとなつぽい。見せかけのチャンピオン、メルティア? アイドルなりたいんだったらちんたらアイドルやっとけよ。歌うたってちやほやされてやっててください。絶対私たちには勝てないと思います」

優宇「年末最後のスターダムで強さというものがどういうものなのか、高橋奈七永と優宇、7Uppがしっかりこのスターダムのリングで両国国技館で見せつけたいと思います。これは最低でもゴッデスのベルトを巻きます!」

奈七永「取る!」

◆Road to DREAM QUEENDOM 10人タッグマッチ 20分1本勝負
○フキゲンです★

7分50秒
後方回転エビ固め

夏実もち●
渡辺桃 藤田あかね
琉悪夏 柊くるみ
鹿島沙希 鈴季すず
刀羅ナツコ 世羅りさ

 1229両国国技館でおこなわれるハードコアルールでのアーティスト・オブ・スターダム王座戦を前に、大江戸隊とプロミネンスが10人タッグマッチで全面対決。この試合は、刀羅ナツコ&鹿島沙希&渡辺桃&琉悪夏&フキゲンです★組vs世羅りさ&鈴季すず&柊くるみ&藤田あかね&夏実もち組で、王座戦では鹿島&スターライト・キッド&桃組に世羅&鈴季&くるみ組が挑む。1月には6人タッグリーグ戦も控えているだけに、両軍による激しい闘いは必至。まずはタイトルマッチに向けて先手を奪うのはどちらのユニットか?

 桃を筆頭に大江戸隊が襲い掛かり場外戦から試合がスタート。琉悪夏と藤田がリングに戻り。琉悪夏がクソババア呼ばわりして攻撃。世羅がエプロンで止めるが、琉悪夏がしのいで藤田にクロスボディー。藤田はショルダータックルでお返し。くるみが琉悪夏にドロップキック。琉悪夏がショルダータックルをこらえてぶつけ合う。ナツコが乱入しダブルのショルダータックルからセントーンを次々見舞う。琉悪夏がくるみにフィッシャーマン狙い。くるみが切り返しショルダータックルで吹っ飛ばす。鈴季が鹿島のバックを取る。鹿島が抜けてエルボーの打ち合いに。鹿島は「もっとこいよ」と挑発してから顔面をかきむしる。鈴季がニーを連打しバックを取る。鹿島が切り返し桃がエプロンからバットで殴打。桃が入り鈴季にミドルキック連打。桃が突進すると鈴季がエルボー。バックを取るが桃がこらえる。すると鈴季は前方に叩きつける。鈴季が桃のバックを取ると世羅とくるみが挟み撃ちを狙うも場外から足を引かれる。桃が投げっぱなしテキーラ。桃がバックドロップ。鈴季が桃にテキーラショット。夏実が桃にモンゴリアンチョップ連打。夏実がロープに振ると、フキゲンが桃にタッチしており、大江戸隊が夏実に次々と串刺し攻撃。フキゲンが夏実にエルボー連打。夏実がキャッチしサイドに叩きつける。世羅と鈴季が合体でフキゲンを叩きつけ、くるみと夏実も合体。乱戦から藤田と世羅がナツコのラリアットを食らう。フキゲンが夏実にまるめこみももっちりバディシザーズを食らう。フキゲンが返すと丸め込み。3カウントが入り、フキゲンが夏実をフォールした。

桃「プロミネンスのクソども、大江戸隊の秘密兵器、フキゲンにまんまとやられちまったな。まあ両国もこのアーティスト戦、大江戸隊が勝って、おんなじ結果にしてやるよ。まあ、ハードコアっつうハンデやってやってんだからよ、せいぜい頑張れよ」

世羅「おい、大江戸隊のクソども、テメエらハードコアなめてんじゃねえぞ。プロミネンスがハードコアでそのベルトかっさらって、トライアングルダービー? そのベルト持って出てやるよ! お楽しみにな」

 

大江戸隊のコメント

桃「おいおい、プロミネンスやられちまってんじゃん、おい」

鹿島「前哨戦さえも前哨戦?」

桃「前哨戦よりも次、最終戦よ」

ナツコ「しかもウチらが出る幕もなかったっていうね」

桃「ないない。フキゲンにやられるくらいで、なにがチャンピオンになってやるだよ。オマエらがチャンピオンで年越せると思うなよ。こっちで、私たちがアーティストチャンピオンで年越すの。2023年もアーティスト、どんどんどんどん防衛してってやるよ。ハードコアなんか単なるハンディだから、あちらに与えてあげたハンディですから」

鹿島「もてなし、もてなし」

桃「おもてなしてやってんだよ、こっちは。ま、がんばって」

 

プロミネンスのコメント

世羅「プロミネンス5人そろって試合というのは実は始めてで、そんな記念すべきときにちょっとねえ、くるっとやられてしまったというのは悔しいですが、どうでしたか、大江戸隊」

藤田「なんか新鮮味がありましたよね」

世羅「いやあ、でも、大したことないんじゃない。ハードコアっていのはどうなるかわからないのはあるかもしれないけど、勝てる気しかしないから」

鈴季「うん、その通り。アイツら試合中に凶器とか使ってきたけど、(ウチらは)あんなもんじゃねえからな」

世羅「ワシらは今日我慢してなにも持ってきてないよ」

鈴季「ウチらねえ」

世羅「そしたらもちさんのムチとかさあ」

鈴季「勝手に使いやがって」

世羅「マジで許せねえよ」

藤田「このムカつきは全部両国でぶつけましょう」

世羅「ベルト取ります」

鈴季「もって帰ります、プロミネンスに」

◆Road to DREAM QUEENDOM タッグマッチ 20分1本勝負
上谷沙弥

20分00秒
時間切れ引き分け

梅咲遥
AZM スターライト・キッド

 上谷沙弥&AZM組のクイーンズクエストとスターライト・キッド&梅咲遥組がタッグで対戦。上谷と梅咲には、1229両国国技館でおこなわれるワンダー・オブ・スターダム王座戦の前哨戦となる。しかもこの試合で上谷と梅咲は初対決。さらに梅咲はAZMとも初対戦となる。梅咲を操るのはキッド。上谷、AZMとも関係の深いキッドがどのようにして梅咲有利と思われるような状況を作り出すのか。両国決戦に向けて両軍の駆け引きが展開される。

 上谷と梅咲の先発でスタート。探り合いからロックアップで力比べ。腕の取り合いから上谷がヘッドロック。AZMとキッドがロープワークの攻防。AZMがアームホイップ、AZMが飛びつくがキッドがかわす。AZMがタッチしようとするとキッドが髪を引いて阻止、梅咲と合体しダブルのドロップキック。梅咲がAZMにボディースラムからレッグロック、弓矢固めでギブアップを迫る。AZMをロープに固定すると背後からドロップキックを放つ。キッドがAZMにボディースラム、左脚にニードロップ、その場飛びムーンサルトプレス、左脚をロープにかけてドロップキック。キッドは「ハイスピードチャンピオンもう走れません」とアピール。キッドに振られたAZMがドロップキックもかわされて反対にドロップキックを食らう。梅咲がAZMの左脚を攻撃。ボディースラム狙いをAZMがこらえてブレーンバスター。上谷が梅咲にスワンダイブで飛ぶがかわされる。キッドが介入し梅咲と合体。しかし上谷がまとめてドロップキック。梅咲と上谷がエルボーの打ち合い。髪をつかみ合い両者が走ると、どちらもパートナーがタッチしリングイン。キッドと梅咲が飛び技の競演。AZMがキッドにミサイルキック。AZMがキッドをかわしてドロップキックから腕を蹴り上げる。AZMの突進にキッドがヒザへのドロップキック。AZMがエルボー連打、キッドがストレッチマフラー。黒虎脚殺を狙うがAZMがエスケープ。キッドの突進を上谷が止めるがキッドと梅咲がダブルのドロップキック。キッドと梅咲が2方向からダイビングボディープレスもかわされてドロップキックを食らう。AZMがキッドの腕を極めてギブアップを迫る。キッドがエスケープすると、AZMがダイビングフットスタンプ投下。しかしキッドが返してみせる。AZMはミスティカ式腕固めもキッドが反転。AZMが返すと三角飛び、それをキッドがエルボーで迎撃する。キッドが丸め込みから黒虎脚殺を狙うが上谷がカット。キッドはムーンサルトプレスを決めるが2カウント。キッドはAZMに黒虎天罰狙い。AZMが切り返し丸め込むが梅咲がカット。AZMはキッドにハイキック、変型投げっぱなしジャーマン。キッドが後方から蒼魔刀。梅咲が上谷にネックブリーカー、フットスタンプ、ミサイルキック。上谷が返すと、梅咲はダブルリストの構え。上谷がこらえるとカウンターでドロップキック。梅咲がブレーンバスターで叩きつけるが上谷が返す。キッドがアシストし梅咲と合体。しかしAZMが阻止して上谷とAZMがスワンダイブ。残り3分。上谷とAZMが合体攻撃、上谷が側転ダブルニー。梅咲が返すと、上谷が後方に叩きつける。キッドが上谷とAZMを場外に追いやると梅崎がプランチャ。リングに戻すと、梅咲が上谷、キッドがAZMに旋回式ダイビングボディープレス。梅咲は上谷を立ち上げノーザンライト。残り1分。キッドのドロップキックが梅咲に誤爆し上谷がニールキック。梅咲が上谷にジャーマン。上谷が返すと梅崎はダブルアームの構え。上谷が切り返すと梅崎がエルボー連打。しかしここでタイムアップのゴングとなった。

 

上谷&AZMのコメント

上谷「梅咲、アンタ顔つき変わってきたじゃん。最初のアイドル、ぶりぶりした梅咲はどっかいったのかな。めちゃくちゃいい顔つきで、ホントにきょうは胸に響くような、骨に染み渡るような熱いエルボーをもらったよ。今日はドローという結果だったけど、1229日で決着だ。私が必ずこの白いベルトを防衛して年を越してみせます。そして2023年もまだまだ全力防衛ロード突き進んでいきますので、みなさん目を離さないでください」

AZM「私は今日前哨戦まったく関係ないけど、久しぶりにキッドに当たれてね、相変わらず刺激的だったね。私は清水(ひかり)と前哨戦ゼロで当たるけど…会見で前哨戦という遊びをしたけど、いま301で。まあ私が圧勝かな」

 

キッド&梅咲のコメント

梅咲「前哨戦ありがとうございました」

キッド「どうだった?初めて上谷と」

梅咲「ちょっと私の血を見た瞬間、顔色が変わったような気がしましたけど。もう29日間近なので、きょうはドローでしたけど、次必ず決着つける。ベルトを取るのももちろんですけど、上谷沙弥に負けたくないっていう気持ちが今日一層強まったので。みなさんも、そして上谷沙弥も29日覚悟しておいてください。キッドさんとの連係もいろいろ決まって、年明けからトライアングル(ダービー)もあるので、楽しみになりましたよ」

キッド「そうだね。私も白いベルトは狙っているうちの一つなんですけど、ここで梅咲が取ったら梅咲が望んでる私とのシングルマッチが白のタイトル戦で実現する可能性が、きょうの試合で高く高く見えたんじゃないかなと思う。だからもうそこは私も応援するよ」

梅咲「ありがとうございます」

キッド「私は今日前哨戦には絡んでないけど、AZMと久々にやって、やっぱり私のエターナルフォーだなって強く感じました。とりあえず29日白いベルトを取って。私はアーティストのベルトを必ず防衛して、年越し、トライアングルもいきましょう」

梅咲「よろしくお願いします。ありがとうございました」

◆Road to DREAM QUEENDOM イリミネーションマッチ 30分
桜井まい

21分48秒
ランニングパワーボム→エビ固め

ななみ
テクラ 稲葉ともか
○ひめか 壮麗亜美●
舞華 MIRAI
ジュリア 朱里

※退場順

(1)●テクラ(6分34秒、流炎→片エビ固め)朱里〇

(2)〇ジュリア(8分58秒、バックドロップ→片エビ固め)ななみ●

(3)〇桜井(1132秒、OTR)MIRAI●

(4)●桜井(1311秒、ブレーンバスター→片エビ固め)壮麗〇

(5)●舞華(1150秒、両者OTR)稲葉●

(6)●ジュリア(1812秒、両者OTR)朱里●

 ゴッズアイの朱里&MIRAI&壮麗亜美&稲葉ともか&ななみが初のそろい踏み、ジュリア&舞華&ひめか&桜井まい&テクラ組のドンナ・デル・モンドとイリミネーション形式の10人タッグマッチで全面対決をおこなう。この試合、なんといっても最大の注目ポイントは朱里とジュリアの絡みとなる。両者は1229両国国技館でワールド・オブ・スターダム王座をかけて激突。朱里は昨年末の両国で林下詩美を破り赤いベルトを初戴冠。以来、最高峰王座を守り抜いてきた。一方のジュリアは今年の5★STAR GPを初優勝。3月の両国では手に届かなかったが、満を持しての赤いベルト再挑戦となる。元アリカバ対決ともなる両者の頂上対決。その前に、ゴッデス王座挑戦権を懸けて闘うMIRAI&壮麗亜美と舞華&ひめかの前哨戦も含むイリミネーション形式で、ユニット闘争の白黒をつける。

 朱里とジュリアがリング中央で視殺戦、稲葉と舞華が割って入ると、この2人で試合がスタート。稲葉がローキックで威嚇し、腕を捻ってヘッドロック。前方から蹴りにいくと舞華がかわしてショルダータックル。桜井が稲葉の顔面を蹴飛ばしビッグブーツ、ブルドッキングヘッドロック。稲葉が二段蹴りを見舞いMIRAIに託す。MIRAIと壮麗が合体し桜井に逆水平の連打。朱里が桜井をコーナーに追い詰めて攻撃、フロントネックチャンスリードロップを桜井が返す。朱里はサッカーボールキックを連打。前方からの蹴りは桜井がかわしてドロップキック。テクラが朱里にエルボースマッシュ連打、コルバタ、619。MIRAIと壮麗が乱入しテクラを攻撃。しかしテクラがまとめてアームホイップ。テクラは朱里をかわしジュリアがドロップキック、テクラがタランチュラ、ジュリアが介入してテクラをアシスト。テクラがコーナーに上がると朱里がかわすがモンキーフリップを食らう。テクラと桜井が合体、ジュリアも加わりドロップキック。舞華とひめかが朱里へダブルのブレーンバスター。テクラがジャックナイフも2カウント。テクラの突進をななみが止めるとMIRAIと壮麗がテクラを前方に叩きつけ稲葉がキック、朱里がニーアタック。しかしテクラが返してみせる。朱里がテクラを流炎で叩きつけると3カウントが入った。ジュリアとななみがエルボーの打ち合い。ジュリアが吹っ飛ばすが、ななみがヒップアタック、ノーザンの構えはジュリアが切り返しSTF。ななみがエスケープするとジュリアはコーナーへ。ななみがエルボーで落としてエプロンへ。ななみが落とそうとするが場外でキャッチされてしまう。稲葉が二段蹴り、ななみがノーザンライトをジュリアに決める。ななみの突進にジュリアがドロップキック。ななみが返すと、ジュリアはバックドロップ。3カウントが入りジュリアがななみをフォール。MIRAIがジュリアをコーナーに追い込む。しかしジュリアが立ち上がり「魂込めて」スープレックス。10分経過。桜井とジュリアが合体でMIRAIを攻める。桜井がMIRAIをエプロンに送り出す。戻ったMIRAIがジャンピングラリアット。MIRAIは桜井を担ぎ上げる。桜井が切り返すとMIRAIが裏投げ。桜井が返すとMIRAIがラリアット狙い。桜井がかわしてエプロン越しにスタナー。MIRAIが転落して失格に。桜井が壮麗にビッグブーツ、シャイニングバスター狙い。壮麗がこらえて突進するが桜井が丸め込む。しかし朱里がカット成功。桜井の突進を朱里が正拳突きで止めて稲葉とダブルのキック。壮麗が桜井にラリアットから旋回式ブレーンバスター。3カウントが入り桜井が失格。稲葉が舞華に空手殺法の連続、一撃必殺ともか蹴りは舞華が返す。舞華がパワースラムで叩きつけ滞空時間の長いブレーンバスターへ。稲葉が返すと舞華はスリーパー、ジュリアが朱里、ひめかが壮麗を捕獲し舞華を援護。稲葉がエスケープすると、舞華がラリアット狙い。稲葉がかわしてエプロンに送り出す。舞華はエプロン越しにブレーンバスター狙い。エプロンでやり合い、稲葉がハイキック。舞華がこらえてラリアットも両者失格に。15分経過。朱里とジュリアがやり合い、ジュリアの張り手から朱里がジャーマン、ジュリアもジャーマン。壮麗が入りラリアット、朱里がジュリアに山折り、朱里のカバーをひめかがカット。ひめかがアシストしジュリアがミサイルキック。しかし壮麗が朱里を救出。朱里と壮麗が合体もジュリアがまとめてドロップキック。ひめかが朱里にラリアット。ジュリアの突進で両者エプロン。朱里がエプロンに叩きつけると両者失格に。リング上は壮麗とひめか。壮麗がアルゼンチンバックブリーカーで絞り上げる。サイドに叩きつけるがひめかが返す。壮麗はひめかを抱え上げるも、ひめかが切り返してラリアット。もう一発放つが2カウント。ひめかは壮麗にバックドロップ。壮麗が返すと、ひめかが走るのを止めてバックドロップ。ラリアットが交錯し、壮麗が打ち勝つ。20分経過。ひめかがラリアットのお返し。再びラリアットが交錯し、ひめかがニー。ひめかは壮麗を引き起こしラリアットも壮麗がラリアットで打ち勝つ。ひめかがジャンピングニーも2カウント。ひめかは壮麗を引き起こし、コーナーに追い込んで後方からのラリアット、ランニングパワーボムへ。壮麗が返せずひめかの勝利となった。

ひめか「後楽園ホールへお越しのみなさん、メリークリスマスイブー! そして、今日はなんの日か、もちろんご存じですよね? はい、お祝いの拍手! 2022年、後楽園ホール大会は今日で最後。でもスターダムには年内最後のビッグマッチが残ってます。29日両国国技館、舞ひめはナツコ、琉悪夏、そしてMIRAI、亜美、オマエらと次期タッグの挑戦権を懸けて闘う。まあ、結果は今日と同じじゃない? そして、桜井、テクラ、未奈ちゃんの復帰戦、大事な役目、DDMの強さを思う存分発揮してきて。そしてジュリア、DDMの未来が懸かってるね! 圧をかけるわけじゃないけど、ねえ()。またDDMに、まあ自分たちは挑戦権だけど、DDMにたくさんベルトがくる、そんな2023年にしよう」

ジュリア「後楽園へお越しの諸君! そしてゴッズアイの諸君、聞いたか、今ひめかが言った通り、ゴッデスのベルトの挑戦権も朱里の持つ赤いベルトも全部、DDMのものにして2022年の締めくくってやる。覚悟しとけ!」

朱里「そんなことさせるかー! 1229日は絶対にこの赤いベルトを私が防衛する。逆に、覚悟しとけよ! ゴッズアイがベルトを総取りします!」

ジュリア「そうはさせるか!」

朱里「おぉ! なんだ! なんだよ!」

ジュリア「おぉ!」

朱里「おぉ!」

ジュリア「オマエも圧がつええな!」

朱里「圧で生きてんだよ!」

ジュリア「ムカつくな。ホントに朱里」

朱里「おぉ!」

ジュリア「オマエは」

朱里「おぉ! わかってんだろ一緒にいたんだから! だよな!? ねえ、みなさん? ねえ? わかってんじゃん。ホントはわかってるでしょ?」

無言で視殺戦。

ジュリア「もう、アンタの背中を、追いかけるのは、終わりなんだよ。私が、新しい、赤いベルトの新しい世界を私が作る! 必ず諸君に、来年は最高の景色を見せる」

朱里「1229日、すべてを懸けてやり合おう」

ジュリア「運命の日、覚悟はできてるよ。というわけで、空気を変えましょうか。今日はね、クリスマスですよ。ハッピーハッピーメリメリクリスマスですよ。ということはスターダムクリスマス恒例の、あれ、今年を振り返る、あれ、いっちゃいましょうか! スタート!」

スクリーンで2022年のダイジェスト映像が流される。その後、リング上に出場選手が上がりってサインボール投げ。バルコニーからは2人の死神(?)も参加。リングに雪が降り注ぐと、微妙な間のあと、再びジュリアがマイクを取る。

ジュリア「え、なんか、気まず…。ちょっと待って。こんなことなかなかないけど、今日はクリスマス、ドンナ・デル・モンドが勝ったということで、いいですか、締めますよ。まあ今年あと1戦、1229日両国国技館が残っておりますが、2022年、今年のスターダムいかがでしたでしょうか!? ありがとうございます。来年2023年も我々しっかり1年突っ走っていきますので、来年のスターダムもよろしくお願いします! じゃあ、メインひめかが勝ったということで5周年、あの掛け声で最後、締めましょうか」

ひめか「はいみなさん、久しぶりにこれ聞けます。うれしいですか? でかいは強い、でかいは正義、そして、でかいはかわいい」

ジュリア「アリーヴェデルチ! メリークリマスマース!」

DDMのコメント

ひめか「ハッピーメリークリスマス!」

ジュリア「メリークリスマス!」

ひめか「今日はメリークリスマスイブ、そして私の5周年当日!」

全員「おめでとう!」

ひめか「そんな日にDDMがメインで勝利して、年内最後の後楽園ホール大会を締めることができたのは、きっと29日の両国大会にもつながる、そんな気がしてます。ねえ、ジュリア」

ジュリア「そうだね。DDM今年はホントになんか波乱の一年だったというか、いいこともあれば悪いこともホントいろいろあった一年だったけど、まあでもこうやっていまいる仲間たちが私は最高に頼もしくて、あと1戦やって、みんなで気持ちよく年を越したいなとホント思ってるから、来年こそ最高の一年にしよう。今年はもう大変だったからね(笑)。私は両国で朱里の赤いベルト、そうだね、思いはいろいろある。いろいろあるけど、いろいろ発信はしてるので、それをじっくり読んで聞いて、両国に向けてしっかり諸君は予習してきて。ゴッデスの次期挑戦者決定戦、2人(舞華&ひめか)のこのタッグ、そしてスターダムのいまの素晴らしさ、今年一年最後にたっぷり味わって諸君も年を越してほしいなと思ってるので、29日は絶対に両国集合。わかりましたか? というわけで、アリベデルチ! メリークリスマス! またな。両国で!」

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