『TRIANGLE DERBY Ⅰ』
1月6日(金)後楽園ホール(観衆821人)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
網倉理奈 |
5分40秒 |
月山和香 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
水森由菜 |
9分54秒 |
レディ・C● |
○優宇 | 舞華 |
◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○葉月 |
9分11秒 |
向後桃● |
コグマ | 羽南 | |
飯田沙耶<2点> | 岩谷麻優<0点> |
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
天咲光由 |
12分1秒 |
吏南● |
上谷沙弥 | 琉悪夏 | |
○AZM | 鹿島沙希 | |
林下詩美 | 刀羅ナツコ |
◆3WAYトリオバトル 20分1本勝負 | ||
桜井まい |
12分34秒 |
櫻井裕子● |
テクラ | SAKI | |
○ジュリア | なつぽい |
※もう一組は雪妃真矢&ラム会長&尾﨑妹加
◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
壮麗亜美 |
13分36秒 |
マライヤ・メイ |
MIRAI | ザイヤ・ブルックサイド● | |
○朱里<3点> | 白川未奈<2点> |
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
網倉理奈 |
5分40秒 |
月山和香 |
欠場選手が出たこと(渡辺桃、ひめか、高橋奈七永、梅咲遥、スターライト・キッド、中野たむが体調不良)で大幅にカードが変更。6人タッグリーグ戦でチームを組んでいる月山と網倉が同門対決。元アクトレスガールズのシングルマッチとなる。
両者が手を差し出し、月山も「よろしくお願いします!」と網倉に負けないような大声を出して握手をかわす。網倉が先制し、ワープレス。月山が返すと、ワープレスをかわされるのを読んで押さえ込む。月山が返すと網倉は逆水平、月山がエルボー連打でやり返す。網倉は逆水平一発で倒すが月山が走らせずにコンプリートショットからヒップアタック。返した網倉に月山はパロ・スペシャルからドロップキック、ミサイルキック。網倉が返すと、月山は極楽ドンの構え。網倉が切り返しカナディアンバックブリーカー。月山が丸め込みの連続も3カウントには届かず。月山は極楽ドンを決めるが網倉の肩が上がる。網倉が丸め込みから雷電ドロップ。コーナー際に寝かせるとダイビングセントーン。しかし月山が反転して丸め込み。網倉が返すとダブルアームの構え。月山が切り返しオースイスープレックス。返した網倉がカウンターでラリアット。なんとか返した月山に網倉はダブルアーム式のアーミンバスター。3カウントが入り、網倉が月山を破った。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
水森由菜 |
9分54秒 |
レディ・C● |
○優宇 | 舞華 |
当初は高橋奈七永&優宇&水森由菜組、舞華&ひめか&レディ・C組と公式リーグ戦が予定されていたがカードが変更。トライアングルダービーに出場している舞華&レディ・C組と優宇&水森組によるタッグマッチで、リーグ戦の前哨戦ともなる。また、王者・優宇と両国の3WAYを制して挑戦権をつかんだ舞華には、ゴッデス・オブ・スターダム王座前哨戦だ。
舞華が優宇を呼び込み、試合がスタート。グラウンドの攻防から舞華がヘッドロック、優宇がヘッドシザーズを仕掛ける。レディのビッグブーツを水森がかわしてショルダータックル、ボディープレス。水森は逆エビ固めを狙うが背後から舞華がカット。舞華とレディが合体を試みるが水森が阻止して低空クロスボディー。続いて優宇がマットを寝転がり場外の舞華とレディへ。水森がレディを戻してカバーするが2カウント。優宇がレディに逆水平。レディが強烈なチョップでやり返す。優宇もやり返しショルダータックルからボディースラム。水森がレディへサマーソルトドロップ。エルボーの打ち合いから水森が打ち勝ちストンピング連打。水森が突進するがレディがビッグブーツ、河津落とし。舞華が水森へ串刺しラリアット、ショルダータックル。舞華がブレーンバスターを狙うが水森がこらえてカウンターのドロップキック。水森がダイビングショルダータックルも舞華がクリアー。優宇が舞華に逆水平連打。ショルダータックルをぶつけ合い、舞華がラリアット。ブレーンバスターをこらえて優宇が舞華をマットに叩きつける。舞華はショルダースルーで叩きつけるとラリアット。両者のラリアットが交錯しダウン。レディが優宇にタッチをさせずにネックブリーカー、逆水平連打。優宇がこらえて逆水平の連打。仁王立ちの優宇にレディも逆水平連打から裏拳。投げを狙うが水森がカット。舞華も入りレディと合体。舞華のラリアットから舞華とレディが優宇にチョークスラム。しかし水森がカットする。レディの突進に優宇がクロスボディー。水森がまとめて串刺しドロップキック、優宇がキャノンボール。しかしレディが返してみせる。優宇が水森とファンタスティックフリップ、優宇がバウンドをつけてダイビングボディープレス。3カウントが入り、優宇がレディをフォールした。
優宇「オイ、次期挑戦者なんでしょ。オマエのパートナーのひめかどうしたんだよ!」
舞華「オイオイオイ、チャンピオンなんだろ? 高橋奈七永、どうしたんだよ!」
優宇「(動揺しながら)奈七永はちょっとパッション出過ぎちゃって、お休みだってよ。気にするな。2月4日? このゴッデス懸けて、舞ひめ対7Upp、しっかりと前回の借り返してオマエのことぶっ潰してやるから楽しみにしとけよ。あと近くでベルト見れるのもうそうそう無いから見とけよ」
優宇&水森組のコメント
優宇「OK、急なカード変更だったけど、メチャクチャ楽しかったなと思いましたよ。特に舞華。バックボーンが同じっていうのもあるから、負けたくないって気持ちやっぱりいっそう出ちゃうんですよね。ゆなもんの活躍も最高でした」
水森「みんなデカくて強いヤツらが本当にこのスターダムには多くて、私は自信がない…どころか、いまめちゃめちゃワクワクしてる」
優宇「おー、いいねいいねいいね」
水森「7Uppに入ってその気持ちがどんどん高まってるんで。帰ってきた奈七永と優宇のゴッデスチャンピオンのこの2人以上にこのリーグはゆなもんだってやってやるよ」
優宇「ゆなもんが爆発するこのタッグリーグ…じゃないなんだっけ」
水森「トライアングルダービー」
優宇「トライアングルだよ。だから苦手なんだよね。そうそう。あとさ、舞華もひめかも近くで見れることあんまないと思うから、映像越しもいいからよーく見ときなよ。ねえ」
水森「ルックアットディスベルト」
優宇「ディスイズキラキラベルト!これどんどん防衛していっちゃうから。舞華ひめかもそのエジキにさせてもらいます。奈七永!早くパッション注入しに戻ってこいよ!」
水森「戻ってこいよー!パッション!」
舞華&レディ・Cのコメント
舞華「まあ今日カード変更で優宇と水森?と対戦だったけどね。まあまあいい前哨戦だったんじゃないかなと。当たり負けしてました?ちょっとCがやられちゃったけど、私はこの負けをマイナスだと思ってないし、Cも大きいヤツらと闘って、もっともっと経験積んでいけばいいと思うし。これからもっともっとCはよくなると思います。とりあえずね、トライアングルダービー(レディを見て)泣いてんじゃねーよ!船橋でも私たちまたあいつらと闘うんだよ。プラス、高橋奈七永。アイツいまもパッション注入しすぎてパッションねえから。そのときはオマエが高橋奈七永をぎゃふんと言わせてやれ。そして2・4で舞ひめがあの2人、ぎゃふんと言うのはあの減らず口、なくしてやるよ」
レディ「この悔しい…悔C気持ちを必ずぶつけて、勝ちにいきます!」
舞華「(失笑)よしいこう!」
レディ「ハイ!」
◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○葉月 |
9分11秒 |
向後桃● |
コグマ | 羽南 | |
飯田沙耶<2点> | 岩谷麻優<0点> |
STARSが6人タッグリーグ戦で同門対決。岩谷麻優&羽南&向後桃組vs葉月&コグマ&飯田沙耶組は、12・29両国での「プレ・トライアングルダービー」の再戦でもある。両国では岩谷がドラゴンスープレックスから飯田をフォールしたが、今回は優勝争いの中の一戦で、開幕戦ではどちらも黒星発進を強いられただけに、どちらも白星がほしいところだ。
向後が手を挙げて「出ます」と先発に立候補。コグマが「クマはじめ」でクマポーズ。しかし「(クマポーズは)いたしません!」と向後が阻止してコグマはリング下へ。向後はリング外でコグマを追いかけまわす。コグマがサッと戻ると向後もリングへ。再びコグマが逃げると岩谷が止めて向後とともにリングに戻す。岩谷組がロ-プに振るが葉月組がトリプルドロップキックから顔面ウォッシュで競演。コグマが向後をカバーも2カウント。葉月が向後にボディースラム、セントーン。飯田が向後に逆水平、悶絶の向後をカバーも2カウント。飯田はさらにボディースラム。飯田の突進に向後がドロップキック。羽南が飯田の背中に向けて突進もかわされてジャンピングチョップを食らう。羽南と飯田がエルボーの応酬。羽南が飯田、コグマ、葉月に払い腰。岩谷組が合体しトリオでトリプル低空ドロップキックを見舞う。羽南がダブルリスト、飯田がノーザンを狙う。羽南が飯田を叩きつけ岩谷に託す。岩谷はバックキックから突進も飯田のスパインバスターを食らう。葉月が岩谷へミサイルキック、フェースロック。岩谷がエスケープすると葉月の突進をかわしドロップキック。岩谷がノーザン、ダイビングフットスタンプも葉月が返す。岩谷はフィニッシュ狙いでドラゴンの構え、葉月が切り返すが岩谷がハイキック。向後がチェンジを申し出てスワンダイブ式ミサイルキック、619。向後はフィニッシュを宣言しネクターピーチの構え。葉月が切り返しコグマ、飯田の援護から葉月が二段蹴り。向後が羽南に葉月を投げて岩谷がダイブ。岩谷組が葉月を捕まえ向後がスワンダイブ式ミサイルキックを後方から放つと向後がネクターピーチ。しかしカットされてしまう。岩谷組が3方向からダイブし向後が葉月にスイングDDT。しかし葉月が返してサブミッション。すると向後がたまらずギブアップした。
葉月組のコメント
葉月「両国のリベンジ」
コグマ「どうだった、コモモ?」
葉月「コモモ? 今日はトライアングルダービーでもあり、コモモがどれくらい成長してるか見る場でもあったけど、試合やってて、キモオタをやってるコモモよりかは勝ちを貪欲に狙ってるコモモの方が葉月は好きだし、やってて今日は楽しかったね」
コグマ「ねえ。クマポーズもしなかったし」
葉月「しなかったね」
コグマ「たぶん最初から今日は葉月のこと狙ってたんだよ思うよ」
葉月「それを葉月だけじゃなくほかの選手にもしっかり見せて成長していってもらいたいなと思いました」
コグマ「でもやっぱりSTARS同士は楽しい」
葉月「楽しかった」
コグマ「麻優さんに顔を蹴られたし」
葉月「葉月も口やられた、麻優さんに。麻優さん潰そう、次は」
コグマ「麻優さん、潰そう」
葉月「麻優さんを潰しにいきます」
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
天咲光由 |
12分1秒 |
吏南● |
上谷沙弥 | 琉悪夏 | |
○AZM | 鹿島沙希 | |
林下詩美 | 刀羅ナツコ |
林下詩美&上谷沙弥&AZM&天咲光由組のクイーンズクエストと刀羅ナツコ&鹿島沙希&琉悪夏&吏南組の大江戸隊が8人タッグマッチで全面対決。
天咲と吏南が先発で対峙。吏南がヘッドロックにとり天咲がヘッドシザーズからドロップキック。吏南がヘアーホイップを連発し、顔面を踏みつける。ナツコと琉悪夏が連係で天咲を攻撃。琉悪夏が大江戸隊を呼び込み天咲をロープ際で捕獲する。鹿島が天咲に串刺しニーアタック、ダイビングフットスタンプ。天咲のエルボー連打を鹿島が受けて立つ。鹿島はコーナーに叩きつけ突進するが天咲がかわして串刺し側転エルボーからドロップキック。AZMがダイブすると鹿島がかわして吏南がエプロンから羽交い絞め。AZMがかわして琉悪夏の手を取るとナツコとまとめて叩きつける。AZMは鹿島に串刺しドロップキック。鹿島が返すと昇竜拳。返したAZMにナツコがセントーン。AZMがミサイルキックを決めて詩美がリングイン。詩美とナツコがエルボーの応酬、琉悪夏が乱入しナツコがキャノンボール。詩美と上谷がドロップキックの競演。上谷が詩美を飛び越えナツコにフットスタンプ、詩美がラリアット。詩美とナツコがラリアットを打ち合う。エルボーの応酬からナツコが突進すると詩美がジャーマン、ナツコがラリアット。吏南がAZMの髪を引いて走らせず。AZMもやり返すが、吏南がクソババア扱いして後頭部からマットに叩きつける。吏南がAZMにフットスタンプ、串刺しダブルニードロップ、ドロップキック。AZMが返すと、吏南が卍固め。AZMが切り返し腕固め。しかし鹿島のカットが間に合う。AZMが天咲のアシストを得てドロップキック。天咲もドロップキックで続くが2カウント。AZMがブレーンバスターを見舞うと吏南もブレーンバスターのお返し。吏南が突進するとAZMがかわす。しかし大江戸隊がAZMに次々と串刺し攻撃。ナツコと琉悪夏がマットに叩きつけ吏南がダイビングダブルニードロップ。しかしQQがAZMを救出。詩美と上谷がダブルのドロップキックで大江戸隊を場外に送り出す。上谷が場外へスワンダイブ式プランチャ。吏南が戻されQQ4人がドロップキック。AZMはダイビングフットスタンプも吏南がかわす。吏南はピンクデビル狙いもAZMが切り返す。さらに切り返して吏南がジャックナイフ。AZMが返すと詩美が止めてAZMがハイキック、ダイビングフットスタンプ。吏南が返せずAZMが3カウントをゲットした。
◆3WAYトリオバトル 20分1本勝負 | ||
桜井まい |
12分34秒 |
櫻井裕子● |
テクラ | SAKI | |
○ジュリア | なつぽい |
※もう一組は雪妃真矢&ラム会長&尾﨑妹加
3WAYによる6人タッグマッチ。ジュリア&桜井まい&テクラ組のドンナ・デル・モンド、バリバリボンバーズと、なつぽい&SAKI&櫻井裕子のコズミックエンジェルズ&カラーズ連合軍、そしてラム会長&雪妃真矢&尾﨑妹加組のレベル&エネミーが対戦。1・3横浜での開幕戦で対戦したジュリア組とラム会長組が再び顔を合わせる。公式戦ではレベル&エネミーが勝利したが、DDMは雪辱なるか、それとも?
試合はリング内の選手に試合権利のあるノータッチルール。テクラ、なつぽい、会長が先発し、テクラが会長に殴りかかるとなつぽいにつかみかかる。会長が割って入るとなつぽいの顔面をかきむしる。会長がテクラとなつぽいをまとめてジャックナイフ。ジュリア、SAKI、雪妃がリングイン。探り合いからジュリアが手を引き後方に下がる。SAKIと雪妃がやり合い、雪妃がスリーパー。ジュリアがカットしようとすると雪妃がまとめて丸め込む。ジュリアが雪妃を捕まえSAKIもまとめてDDT。ジュリアが突進すると櫻井がカットしフロントネックロック狙い。桜井がカットするが尾﨑が桜井をカット。テクラが尾﨑にハイキック。テクラがタランチュラでとらえてみせる。会長と雪妃が桜井を捕獲し次々と串刺し攻撃。尾﨑がエルボードロップ、キャメルクラッチ。会長と尾﨑が合体で桜井を攻撃。桜井が会長にドラゴンスリーパー。雪妃がカットするとジュリアが入って雪妃と会長にドロップキック。尾﨑が入ってくるとなつぽいがカットしジュリアに向かっていく。ジュリアはなつぽいをもちあげて尾﨑の突進をカット。ジュリアとなつぽいが雪妃、会長にドロップキックの挟み撃ち。ジュリアとなつぽいがエルボーの応酬。なつぽいが連打しジュリアが崩れる。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。ジュリアがなつぽいにドロップキック。尾﨑が入ってジュリアを担ぐとなつぽいがトラースキックで「まいかちゃん久しぶり!」と合体。なつぽいが尾﨑のバックに飛びつく。尾﨑がクロスボディーを跳ね除ける。櫻井が尾﨑を場外に出すと桜井が櫻井にビッグブーツ。櫻井とSAKIが合体ブレーンバスターを桜井に決める。櫻井が桜井にコブラツイスト。テクラがカットしジュリアが櫻井を担ぎテクラと合体。桜井が櫻井をスープレックスもカットされる。SAKIが桜井にブレーンバスターの構え、なつぽいのボディーアタックと合体するが尾﨑がカット。雪妃が尾﨑に担がれたSAKIへダイブもジュリアがカットしカバー。なつぽいがカット、会長がジュリアを丸め込むがカットされる。なつぽいとテクラが手を合わせると、なつぽいが場外プランチャ。テクラが続いてコーナーからプランチャ。場外戦から櫻井が戻るとリングにいたジュリアを捕まえエルボー連打。ジュリアもやり返し突進するがショルダータックル、ビッグブーツを食らう。ジュリアが返すと、櫻井はブレーンバスターホールド。返された櫻井が突進するがバックドロップを食らう。櫻井が返すとジュリアは桜井とダイビングエルボードロップで合体。ジュリアが櫻井にグロリアスドライバー。3カウントが入りジュリアが櫻井をフォールした。
ジュリア組のコメント
ジュリア「今日の後楽園ホール大会はなんか、ちょっといろいろお休みの選手が出てしまって、カード変更に次ぐカード変更で、なんと3WAY。またここでなつぽいとかエネミーとかヤツらと今日闘うなんて思ってなかったけど、どうだった?」
テクラ「ドーダッタカナ? カチマシタネ。カードが変わったことでとても興味深い顔合わせにもなったよね」
ジュリア「今日印象に残ったのは、なつぽいかな。楽しかったよ。あとは、エネミー? すかしてんじゃねえよ、クソが」
◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
壮麗亜美 |
13分36秒 |
マライヤ・メイ |
MIRAI | ザイヤ・ブルックサイド● | |
○朱里<3点> | 白川未奈<2点> |
1・3横浜で始動したクラブビーナスの白川未奈&ザイヤ・ブルックサイド&マライア・メイ組が、ゴッズアイのベストメンバーと言える朱里&MIRAI&壮麗亜美と公式戦で対戦。白川組のポテンシャルを測る意味でも、朱里組との対戦は興味深い。また、12・29両国で朱里がセンダイガールズの橋本千紘に来場を呼び掛けている。昨年4月の「後楽園還暦祭」で橋本と対戦したMIRAIの思いも気になるところだ。
ゴッズアイのコール時に橋本千紘が来場し席に着く。白川と壮麗が先発。壮麗がヘッドシザーズを白川が脱出しヘッドロックで立ち上がる。壮麗がヘッドロックに切り返し、白川が抜け出してブレイク。ザイヤとMIRAIが対峙。ロックアップからザイヤがアームブリーカー。MIRAIが腕を取ってグラウンドへ。ザイヤがコルバタからドロップキック。ザイヤはモンキーフリップ、トリプルドロップキックをトリオで決める。MIRAIがザイヤを持ち上げて自軍コーナーへ。朱里がザイヤの頭部をコーナーに叩きつけ顔面を踏みつけていく。朱里はフロントネックチャンスリーからスリーパー。白川がカットするがMIRAIが場外に送り出す。壮麗がザイヤにボディースラム。MIRAIがザイヤに変型サソリ固め。ザイヤがエルボー連打からコードブレイカー。マライアがMIRAIへビッグブーツ、ジャーマン、コーナーに振られると反転してミサイルキック。スイングDDTを阻止してMIRAIがバックフリップ。壮麗がマライアにショルダータックル、マライアがこらえて受けて立つ。しかし壮麗が打ち勝ってみせる。マライアはビッグブーツを決めて白川に託す。白川は壮麗にネックブリーカー、コルバタ式河津落とし。壮麗が返すと、白川が打撃の連打でダウンさせる。しかし壮麗はカウンターのダブルチョップから白川をマットに叩きつける。朱里が串刺しニーからサッカーボールキック。朱里の突進に白川がエルボー、DDT。10分経過。ザイヤが朱里にラリアット連打、コルバタ、串刺しニーアタック。かわした朱里がバッククラッカー、アキレス腱固め。コーナーに上がった朱里にザイヤがハイキック。マライアがエプロンの朱里に回転エビ固めの構え、そこに白川がハイキックを放ち場外に落とすと白川とザイヤがプランチャで飛ぶ。残り3分。白川組は朱里をリングに戻してトリオでネックブリーカー。壮麗がカットすると、白川とマライアにMIRAIと壮麗がラリアット。MIRAIと壮麗がザイヤをマットに叩きつけ朱里がスタンディングギロチン投下。ザイヤが返すと朱里は白虎へ。ザイヤがギブアップし朱里の勝利となった。
朱里「トライアングル・ダービー、初勝利しました! 暴れん坊GE、これからも、暴れて暴れて、暴れていきまーす! そして、そして…橋本千紘、来てくれるよね!? リングに上がってきてくれませんか? お願いします」
橋本がリングへ。
朱里「まず今日、仙台からわざわざここに来てくれてありがとー! スターダムどうだったかな? 今日ここに来てくれたってことは…私と闘う意思表示だと思っていいかな?」
MIRAIがマイクを取る。
MIRAI「朱里…」
朱里「(しゃがれ)声どうした?」
MIRAI「朱里! 自分もちょっと言わせてもらっていいですか? (朱里に)ちょっと下がっててもらってていいですか? 橋本千紘、自分は去年の4月15日、ここ後楽園ホールの『還暦祭』でアナタと闘ってスゲー、スゲー悔しい思いをしたんだよ。だから朱里じゃなくて、この灰かぶりシンデレラのMIRAIが相手だ!」
橋本「(MIRAIを無視し)朱里選手、お疲れさまです。今日わざわざ招待していただいてありがとうございます。女子プロレス大賞を取った強い強い、朱里選手見に来たんですけど、まぁ、今日は残念だったな。こんなもんかよ。こんなもんなんですか、スターダムって。もっと、すごい闘いやりましょうよ。あと、どういう躾してるんですか? オイMIRAI、オマエ、4月と何も変わってないな。また私にボッコボコにされたいか? 私は強いヤツと闘いたいんだよね。オマエ、全力で私とやって勝てる自信あるの?」
MIRAI「あるよ! 朱里が出るまでもない。自分が橋本千紘、ぶっ潰してやる。橋本千紘、魂込めて、ロックオンだ」
橋本「いいよ、まぁ、またボコボコにされる姿を朱里選手に見てもらって、そのあと私は朱里選手と闘います」
朱里「MIRAI、『出るまでもない!』と言ったよね? 橋本千紘はメチャクチャつえーぞ。でも、見せてくれるんだよな? 全力で橋本千紘を潰しに行くってことだよね? わかった、わかった。でも本心は、真っ先に私が橋本と闘いたい。わかる? 私が橋本を呼んだ。私は、絡めると思ってなかった。でも12月29日試合が終わって、橋本に呼びかけて、こうやって来てくれた。その前にMIRAIがやるんだよね? しっかりと見せてもらおうじゃない、頼んだよ。橋本、MIRAIの思いを汲んでくれて、ありがとう。まずMIRAIと、もちろん私とも…ぶつかり合おう!」
橋本「私がこのスターダムに来てるお客さん、みなさんのプロレスの概念ひっくり返します」
朱里「空気を変えまして、今日ご来場のみなさん、ありがとうございます! 2023年もはじまりまして、いろいろ起こってますね。まあ、私たちは立ち止まることなく、全力で突き進んで行きまーす! いつものゴッズアイの締めで締めたいと思います。自分に負けるな、限界を超えろ、ゴッズアイ! 2023年もヨロシクお願いしまーす!!」
橋本のコメント
橋本「今日、朱里選手に招待される感じで、ここ後楽園ホールに来ました。ここに来たってことは、私も強さを求めてるので、もちろん朱里選手の強さはわかってます。女子プロレス大賞を取った朱里選手がいまどのぐらい強いのか、肌で感じたいと思っているので、ここに来ました。でも正直、今日試合を見てこんなもんかと思って。でも、これがいま求められてるものなのかなとかいろいろ考えつつ、でもそんな概念私はひっくり返せると思っているので、私の強さのあるプロレスで、リングで私が、あのリングで一番になります。あとMIRAI、まあ過去のことなんてどうでもいいので、いまの強さを全部ぶつけてきてもらって、まあ橋本千紘がどれだけ強いのかっていうのを肌で感じてもらいたいと思います。とにかく、どのリングでも私が一番になるので、皆さん見ていてください。今年は、2023年は橋本千紘に注目するしかないでしょ」
――試合を見てこんなものかと思ったということに関して、具体的にどのあたりに物足りなさを感じた?
「私がやっぱり強さだったりとか、最初手を合わせるときのアクションだったり足の運びだったり細かい技術だったり、そういうところを見るんですけど、まったくもってなってないよなっていう。基礎がないなというふうに感じました」
――それは全選手?
「自分はメインイベントしか見ていないので」――メインイベントに出ていた全選手を見て?
「まあ、朱里ぐらいですかね。しっかりやってるのは。まあでも、もっと強い朱里見たかったなって」
朱里組のコメント
朱里「トライアングルダービー、2回目、勝利しました。このまま我ら暴れん坊GE、もちろん優勝してアーティスト挑戦して、3人でベルトを巻きたいです。そして、橋本千紘。スターダムのリングに来場してくれてすごくうれしかったです。私は交わることができないと思っていました。橋本は女子プロレス界の強さの象徴の一人だと思ってます。私は今年、強さを確立させ、女子プロレスをさらにさらに盛り上げたい。そのために橋本とやりたい、そう思ってました。この約3年、交わらなかった部分、お互いどのように進化したのか、リングでぶつかり合いたいと思ってます。その前にMIRAIが名乗りを上げた。もちろん、私は一番に橋本と試合がしたい。でも、MIRAIの還暦祭の悔しさ、涙を私は横で見てました。MIRAIの気持ちがすごく伝わってきた。やるからには全力で、潰す気でやってくれると思ってます。その闘い、私は見守ってるよ」
MIRAI「朱里には申し訳ないけど、朱里が橋本千紘に今日来場要求したときに、そのときから自分はこのタイミング、ずっとずっと狙ってました。自分が全力で、そしてもちろん絶対に倒します。そして、これが始まりなので、自分は最初から言ってます。この灰被りシンデレラのMIRAIがスターダムのエースになるって。それを必ず証明します。2023年、自分の思いをしっかり言葉にして、魂込めて新時代見せていきます。その始まりです」
※延期の公式戦
▼高橋奈七永&優宇&水森由菜vsラム会長&雪妃真矢&尾﨑妹加
▼ジュリア&桜井まい&テクラvs舞華&ひめか&レディ・C
▼スターライト・キッド&琉悪夏&梅咲遥vs月山和香&網倉理奈&櫻井裕子
▼中野たむ&なつぽい&SAKIvs刀羅ナツコ&鹿島沙希&渡辺桃