2023/01/22 試合結果

2023年1月21日 『STARDOM AWARD 2022 in Takadanobaba』

『STARDOM AWARD 2022 in Takadanobaba
1月21日(土)ベルサール高田馬場観衆710人=満員)

試合結果

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

10分38秒
雷の如く→片エビ固め

<挑戦者>
壮麗亜美 桜井まい

※第9代王者の壮麗亜美が2度目の防衛に成功

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
稲葉ともか

9分10秒
朱雀

スターライト・キッド
MIRAI 琉悪夏
○朱里 吏南●

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
上谷沙弥

12分10秒
ジャーマンスープレックスホールド

レディ・C●
AZM ひめか
○林下詩美<5点> 舞華<4点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
尾﨑妹加

13分39秒
ホワイトアウト

マライア・メイ
ラム会長 ザイヤ・ブルックサイド●
○雪妃真矢<4点> 白川未奈<4点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
○柊くるみ

12分24秒
ダイビングボディプレス→体固め

向後桃●
鈴季すず 羽南
世羅りさ<8点> 岩谷麻優<0点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
水森由菜

12分10秒
横入り式エビ固め

渡辺桃
優宇 鹿島沙希●
○高橋奈七永<6点> 刀羅ナツコ<6点>

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

スーパー・ストロング・スターダム・マシン

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

コグマ

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

テクラ

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

1分57秒
雁之助クラッチ

妃南

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

葉月

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

中野たむ

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

SAKI

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

なつぽい

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

飯田沙耶

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

月山和香

試合詳細レポート

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

10分38秒
雷の如く→片エビ固め

<挑戦者>
壮麗亜美 桜井まい

※第9代王者の壮麗亜美が2度目の防衛に成功

 壮麗亜美がフューチャー・オブ・スターダム王座2度目の防衛戦に、前の団体で同期だった桜井まいを迎える。桜井はこの2月でキャリア3年となるため、フューチャー王座にはこれが最後のチャンスと言っていい。スターダム初登場以来、過去に3度挑んだベルトを最後のチャンスでモノにするか、それとも一発奪取の壮麗が強さを見せつけて防衛を果たすか。

 握手は交わさず試合がスタート。ロックアップで組み合い力比べ。壮麗が押し込むと桜井が髪をつかんで張り手。リング中央で手を広げて壮麗を待つと打撃をかわしてヘッドロック。壮麗が振ろうとするが桜井がみずからロープを利用しグラウンドにもっていく。壮麗がエスケープするとニーをぶち込みショルダータックル。壮麗がボディースラムからアルゼンチン狙い、桜井が回避し突進するがダブルチョップを食らう。桜井がエルボーを打ち込むと壮麗も打ち返す。力強いエルボーの打ち合いが展開され、壮麗が連打。壮麗の突進を桜井がかわすとSTFでギブアップを迫る。壮麗がエスケープすると、桜井がビッグブーツ。桜井が蹴りのコンビネーションから張り手。壮麗がダウンすると桜井はコーナーからミサイルキックを放つ。壮麗が桜井を抱えて前方に叩きつけるが2カウント。しかし返されるとすぐに逆エビ固めに入る。桜井がいったんロープをつかむが壮麗が元に戻して締め上げる。壮麗は桜井をアルゼンチンで担ぎ締め上げる。そのままコーナーに乗せると串刺しボディーアタック。桜井が返すと、壮麗の突進を止める。しかし壮麗が至近距離からラリアット。桜井がすぐに立ち上がりビッグブーツからブレーンバスターホールド。壮麗が返すと桜井はシャイニングバスターを狙う。壮麗がこらえると桜井はコーナーに上がる。壮麗が気づいて下からエルボー連打、デッドリードライブ、串刺しラリアットからもう一発ラリアット。桜井が返すと、壮麗はフィニッシュを予告し雷の如くを狙う。切り返した桜井が丸め込みを返しスタンディングギロチン。桜井はフィニッシュを宣言しシャイニングバスターを決めるが2カウント。桜井はコーナーからダイビングローリングギロチン。壮麗がかわしてラリアット。桜井がエルボー連打もバックを取られブルーサンダーで叩きつけられる。返した桜井に壮麗はラリアとで一回転。10分経過。返した桜井に壮麗はフィニッシュを宣言して雷の如くを決める。桜井が返せず壮麗が防衛した。試合後、壮麗が手を差し出すと、桜井も応じてリングを下りた。

 

壮麗のコメント

「今日、フューチャーの2度目防衛成功しました。2度目の相手は桜井まい。桜井まいとは長い付き合いになるけど、こうやって全力でぶつかり合ったことってホントに今日が初めてだったんじゃないかなってくらい。2度目の防衛戦の相手が桜井まいでよかった。そして次の防衛戦の相手は誰になるのか、楽しみです。まあ、やりたい人も何人かいるので、私から指名するかもしれないし、挑戦に名乗り上げてくれる人も待ってます。2度目、防衛成功!」

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
稲葉ともか

9分10秒
朱雀

スターライト・キッド
MIRAI 琉悪夏
○朱里 吏南●

 ゴッズアイの朱里&MIRAI&稲葉ともか組と大江戸隊のスターライト・キッド&琉悪夏&吏南組が6人タッグマッチで全面対決。前日のNEW BLOOD7では初代NEW BLOODタッグ王座決定トーナメント1回戦がおこなわれ、MIRAIと稲葉のチームが準決勝進出を決めた。練習生時代以来のリングでの再会タッグとなった両者がこの試合でも勢いを見せつけるか。

 最後に朱里がコールされたところで大江戸隊が襲い掛かり場外戦に。リングに戻すとトリオでMIRAIを攻撃する。琉悪夏がMIRAIとショルダーをぶつけ合う。MIRAIがラリアットをかいくぐり琉悪夏にショルダータックル。琉悪夏もショルダータックルをやり返す。キッドが稲葉にアームホイップ、頭部をコーナーにぶつけてダイビングボディーアタック、その場飛びムーンサルトプレス。キッドが突進すると稲葉がキャッチし腹部にニーをぶち込む。エルボーの打ち合いから稲葉が連打。キッドが連打するが稲葉が空手殺法で対抗。キッドはフィッシャーマンも稲葉がすぐに返して二段蹴りからニーを額にぶち込んでみせる。朱里がキッドにドロップキック、ニーアタック、フロントネックチャンスリードロップ。琉悪夏とキッドが合体を試みるがMIRAIがカット。吏南が朱里に串刺しダブルニーアタック、ドロップキック。朱里が返すと、吏南が卍固めから丸め込み。MIRAIが吏南をカットし稲葉とキックの競演、朱里がダイビングスタンディングギロチン。吏南が返すと朱里はスリーパーへ。吏南が噛みつきで抜け出し琉悪夏のショルダータックルを呼び込む。琉悪夏とキッドが合体で朱里を叩きつけると吏南がダイビングダブルニードロップ。吏南はフィニッシュを宣言してピンクデビル狙い。朱里が切り返しマットに叩きつけるが2カウント。朱里のバズソーを吏南がかわし琉悪夏がクロスボディー。吏南が朱里へエルボー連打、朱里がミドルキックで倒して突進。吏南が止めてピンクデビルを狙うが、朱里が切り返し腕十字。朱里が朱雀を決めると吏南がギブアップした。

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
上谷沙弥

12分10秒
ジャーマンスープレックスホールド

レディ・C●
AZM ひめか
○林下詩美<5点> 舞華<4点>

 前大会でようやくリーグ戦初白星を挙げ、1勝1敗1引き分けのクイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM組が舞華&ひめか&レディ・C組と公式戦で激突。スケールの大きな闘いが予想されるが、注目されるのはQQからDDMの舞ひめと組んだレディ・C。レディがホームユニット相手にどんな闘いを見せるのか、前の公式戦で直接フォール勝ちを手にしているだけに、興味深い顔合わせとなる。

 レディが「いきます!」と先発に名乗り、詩美との対戦で試合がスタートする。ロックアップでの力比べで詩美がロープに追い込むとクリーンにブレイク、すぐにレディがグラウンドにもっていく。レディがヘッドロックで立ち上がるが詩美がヘッドロックに切り返す。レディが丸め込むと詩美が返す。舞華とAZMがロープワーク、AZMがエプロンに出て舞華を挑発、AZMがコーナーから飛ぶと舞華がキャッチ。AZMがやり返してドロップキック。舞華がロープに振ると見せかけ後方に投げ捨てる。レディが控えをリング下に落としてAZMにジャイアントスイング12回転。さらに串刺し攻撃にいくがAZMがかわすと詩美と上谷がドロップキック。AZMが串刺しドロップキック。レディが返すと、自軍コーナーに連行。詩美がレディにボディースラム。上谷がボディースラムで続きカバーの連続。レディが返すと上谷は詩美を呼び込む。しかしレディが上谷と詩美に逆水平連打、まとめてネックブリーカー。ひめかが上谷にショルダータックル連打。ひめかと舞華が上谷とAZMに次々と串刺し攻撃。ひめかが突進すると上谷がニールキック。詩美がひめかに串刺しエルボーからミサイルキック。ひめかが返すとバックフリップで詩美を叩きつける。レディがチェンジを申し出てリングイン、詩美にエルボーを連打しビッグブーツ、チョークスラム狙い。詩美がこらえて突進するが舞華が入ってパワースラム。舞華とひめかで詩美にサンドイッチラリアット、レディがネックブリーカーで続き、チョークスラムを決める。しかし詩美が返してみせる。レディはジャイアントバックブリーカーもQQがカット。しかし舞華とひめかが場外に送り出しレディが詩美とバックの取り合い。詩美の打撃をブロックしレディがジャイアントバックブリーカー、脳天唐竹割り。詩美が返すと、レディが詩美をマットに叩きつける。しかしQQのカットが間に合う。レディが詩美へ突進するが上谷がカットしドロップキック。詩美がレディにラリアット連打。10分経過。詩美がレディにコウモリ吊り落とし。AZMと上谷がスワンダイブで舞華とひめかを落とす。詩美がレディを引き起こすとジャーマン。レディが起きるのを待ってラリアット。しかしレディの肩が上がる。AZMのミサイルキックから詩美と上谷でマジックキラー。詩美が滞空時間の長いジャーマンを決めるとレディが返せず3カウントが入った。試合後は詩美がレディにハグ。

 

詩美組のコメント

詩美「今日は舞ひめとレディ、舞ひめももちろん重要な相手ではあるんだけど、レディとこうやって対角に並ぶことってホントに少ないから、最近はすごくDDMと組んで楽しそうに成長しているのを見てレディにはQQ必要ないのかなってすごく考えてたんだけど、今日ぶつかってみてレディは確かに成長していて、いまこの期間はDDMと一緒に成長していくのかもしれないけど、今日確信したのはレディが帰ってくる場所は私たちQQ。今日は敵だったけど、またQQにちゃんと戻ってくるときにはしっかり成長したレディで戻ってきてくれると思うので、みなさんも楽しみにしていてください」

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
尾﨑妹加

13分39秒
ホワイトアウト

マライア・メイ
ラム会長 ザイヤ・ブルックサイド●
○雪妃真矢<4点> 白川未奈<4点>

 2勝2敗の白川未奈&ザイヤ・ブルックサイド&マライア・メイ組と1勝2敗のラム会長&雪妃真矢&尾﨑妹加組による公式戦。予測不可能な組み合わせで勝ち名乗りを受けるのはどちらのチームか?

 マライアがラム会長と対戦、白川を呼び込みラム会長をザイヤに送る。ザイヤが足を出しロープに追い込むと後方からダブルニーアタック。白川がラム会長にミドルキック、吊り天井。しかし雪妃がカットする。マライアがラム会長をコーナーに追い込む。ラム会長が後方から飛びついてスリーパー。マライアはコーナーに叩きつけて脱出。尾﨑が2人まとめてセントーン。マライアにショルダーをぶつけていく。コーナーに振られたマライアが足を出してカットしミサイルキック。白川が尾﨑へ串刺しエルボー、コルバタ式河津落とし、リバースDDT。尾﨑が返すと、白川を止めてアルゼンチンからストマックブロック。雪妃が白川をマットに叩きつけダブルニードロップ。白川と雪妃が打撃の応酬。白川がパンチとローリングエルボーも2カウント。ザイヤが雪妃にコルバタ、マライアと合体しブレーンバスター。雪妃が返すとザイヤがバッククラッカー。コーナーに乗せるとファンタスティックフリップ狙い。雪妃が腕を取って締め上げる。雪妃はミサイルキックを放ち。ラム会長、尾﨑が串刺し攻撃、雪妃がカバーするが2カウント。雪妃がサブミッションもザイヤがこらえる。雪妃は顔面を踏みつけ突進するが白川がカットしマライアとDDTで合体。ザイヤがネックブリーカー、コードブレイカー狙い。雪妃がこらえるが白川とマライアが援護しジャーマン。残り3分。雪妃がコーナーに振ってラム会長がスイングDDT、雪妃がスライディングキック。しかしザイヤが返してみせる。雪妃がザイヤに顔面蹴り。雪妃がホワイトアウトを極めるとザイヤがギブアップ。

 

ラム会長組のコメント

雪妃「レベルアンドエネミー、勝ち点ゲット! いや、かわいかった」

尾﨑「かわいかった、正直」

雪妃「キラキラ、やばい(笑)。癒やされちゃったけど、勝ててよかったです。惑わされずに」

ラム「(ガサガサの声で)ちょっと私、きょうこれしか声出ないんで…」

雪妃「レネミー、頑張ったの、会長が」

尾﨑「偉い。次も頑張る」

雪妃「残り全勝して、勝ち点あれこれしていくわ」

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
○柊くるみ

12分24秒
ダイビングボディプレス→体固め

向後桃●
鈴季すず 羽南
世羅りさ<8点> 岩谷麻優<0点>

 3戦3敗であとのない岩谷麻優&羽南&向後桃組がプロミネンスのアーティスト・オブ・スターダム王者、世羅りさ&鈴季すず&柊くるみ組と公式戦。岩谷組が一矢報いるか、それともアーティスト王者が王者の貫禄でSTARSを跳ね除けるか。岩谷とプロミネンス勢の顔合わせも見逃せない注目カードだ。

 向後と鈴季が先発でゴング。鈴季がヘッドロックに取ると向後がロープワークに誘う。向後がドロップキックから突進も鈴季がニーを出し顔面にビッグブーツ。柊が向後に串刺しボディーアタック。世羅が向後に逆エビ固め。羽南がカットに入るが柊が場外に投げ捨てる。世羅は向後をコーナーに追い込んで攻撃。向後がエルボーで向かっていくが世羅が仁王立ち、世羅は一発で倒して向後に突進。しかしドロップキックを浴びてしまう。羽南が世羅にニーアタックから払い腰。入ってきた鈴季にも払い腰、しかし柊にはこらえられる。すると岩谷がトラースキックを浴びせてSTARSがトリオのドロップキック。羽南がダブルリストを狙うが世羅がこらえる。世羅が串刺しエルボーアタックから突進。羽南がかわしてエルボーも、世羅がサイドに叩きつける。世羅と鈴季がダブルニードロップの連続。世羅が鈴季を背負ってダブルニードロップ。羽南が返すと鈴季が背後からニーアタック。羽南が鈴季に飛びついて腕十字。岩谷が鈴季に串刺しボディーアタックからドロップキック。鈴季のエルボーに岩谷も対抗、岩谷が逆水平、鈴季の突進をかわしドロップキック。鈴季がバックを取って投げっぱなしジャーマン、岩谷もやり返すと鈴季の突進にトラースキック。向後がタッチを申し出てリングイン。柊にコルバタを見舞い619も決める。柊が返すと向後と羽南が合体。しかしプロミネンスがカット。しかし3方向からSTARSがダイブ。向後が柊にスイングDDT。岩谷が柊にトラースキック。羽南が柊を捕まえエルボー連打、岩谷と持ち上げると向後が背中にミサイルキック、向後は柊にダイビングボディーアタック。柊が返すと、向後がネクターピーチを狙う、こらえた柊がサイドに叩きつけひとでなしドライバー狙い。向後のウラカンラナを止めてコーナーへパワーボム。鈴季、世羅が串刺し攻撃、柊がキャノンボールからダイビングフットスタンプ。向後が返すと柊がラリアット。しかしギリギリで向後が返す。残り3分。柊がフィニッシュを宣言しダイビングボディープレス。3カウントが入り、柊が向後をフォールした。

 

世羅組のコメント

世羅「決めてくれましたよ」

すず「つえーぜ、うちの柊くるみ」

くるみ「(赤くなった頬を見せて)マジ、痛かった!」

世羅「すげえ跡ついてる」

くるみ「やばい? マジ、ムカついたんですけど、無事勝てたんで、嬉しいっすね」

すず「最強だ」

世羅「最後、向後桃死んだかと思ったよ(笑)。潰れたかと思った」

くるみ「ぶっ潰したよ」

すず「ただでさえ薄いのに(笑)」

くるみ「もっと(指を少しだけ開いて)こんなんなった」

世羅「すごいぺらっぺらになって。ちょっと心配になっちゃったもん。あらためて味方でよかったなと思う人物ですけども、この調子で残り全勝、そして優勝。ベルト持ってるんでね、優勝が当たり前なので。優勝していきたいと思います。ありがとうございました」

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
水森由菜

12分10秒
横入り式エビ固め

渡辺桃
優宇 鹿島沙希●
○高橋奈七永<6点> 刀羅ナツコ<6点>

 2戦2勝の高橋奈七永&優宇&水森由菜組と3戦3勝の刀羅ナツコ&鹿島沙希&渡辺桃組による全勝対決。どちらが連勝を伸ばし、どちらが連勝を止められるか、優勝争いに大いに関係のあるカードとなった。元スターダムの奈七永と大江戸隊の絡みはすべてが注目の顔合わせでもある。

 水森が「刀羅ナツコ出てこい、オラー」と指名。指示通りに水森とナツコの先発で試合がスタートする。コーナーへの振り合いで水森が串刺し攻撃、クロスボディー。ボディープレスをかわしてナツコがボディープレス。水森が返すとナツコは髪を引いて叩きつける。ナツコがキャメルクラッチにとらえ桃と鹿島がキックの挟み撃ち、桃が水森にキャメルクラッチ、鹿島が控えをリング下に落とす。桃は水森をロープに固定して大江戸隊で攻撃。奈七永が入って来ようとするも大江戸隊が阻止。水森がナツコにエルボー連打、ナツコが一発でぐらつかせ突進するがドロップキックを食らう。水森が奈七永にタッチ。奈七永は優宇と合体しナツコにダブルチョップ、優宇がセントーン。優宇がナツコを振ろうとするが大江戸隊が阻止。鹿島と桃が優宇を振るがまとめてクロスボディーを食らう。優宇はゴロゴロと転がり場外も大江戸隊がかわし場外で凶器を使用。ナツコが優宇へ突進するとショルダーのぶつけ合い。ナツコがラリアットを連打。桃が優宇にミドルキック、優宇がコーナーに振ると桃がかわしてドロップキック連打。桃がミドルにいくが優宇が受け止めて逆水平。桃はミドルキックでやり返す。逆水平とミドルの応酬から桃が持ち上げようとする。優宇がこらえると桃はハイキック。優宇はダッシュを止めてマットに桃を叩きつける。鹿島のキックとエルボー連打を奈七永が受けて立つ。鹿島はニーを腹部に連打、ロープに追い込み顔面を蹴り上げる。さらにマウントパンチの連打からコルバタ。鹿島の突進に奈七永はラリアット。水森がコーナーに鹿島を追い込み奈七永が串刺しラリアット。優宇が旋回式サイドスラムで続くが鹿島が返す。奈七永は鹿島を前方に叩きつける。返した鹿島に奈七永は冷蔵庫爆弾狙い。しかし琉悪夏がボックスで殴打、大江戸隊が次々と奈七永に串刺し攻撃、桃とナツコがバットと鉄パイプで殴打し鹿島が昇竜拳。10分経過。鹿島に奈七永がインプラントも桃が蒼魔刀。桃が奈七永を引き起こすが奈七永がラリアット。コーナーの鹿島を落とすと優宇がナツコにキャノンボール。水森が担いでセブンアッパーもカットされる。奈七永が鹿島にブレーンバスター狙い、鹿島が起死回生を狙うが優宇がカットし奈七永がスライディングD。ギリギリで鹿島が返し起死回生狙い、奈七永が丸め込むと3カウントが入った。試合後も両軍が乱闘。

 

奈七永組のコメント

奈七永「7Upp、3戦目で今日3勝目かな。大江戸隊って、なんか馬の人たちでしょ、今日。馬の人たちだけど、いやいや我々の方がね、馬よりも強いんだよ!」

優宇「いいねえ、いいねえ」

水森「ナツコ、目がトマト色のオマエ、2・4浪速ルーレットでお互い勝ち残ればまた出会えるだろうな」

奈七永「そうだよ。勝ち上がってベルト挑戦できるんでしょ。掴み取れ」

水森「私がオマエから3カウント取ってやるよ」

奈七永「掴み取れ、掴み取れ。強い者が結果を出すんだ。それを証明していこうじゃないか」

水森「証明します」

優宇「間違いなく7Uppはどんどんどんどん上にいってるんですよ。みんなも、これはもう疑えないと思うんですけど。7Uppサイテーでも」

3人「優勝!」

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

スーパー・ストロング・スターダム・マシン

 2・4大阪でのワールド・オブ・スターダム戦を控えるジュリアが、10人掛けを敢行。鈴季すずとのタイトルマッチの前に、みずから試練を課すことになった。出場選手は月山和香、妃南、天咲光由、飯田沙耶、コグマ、葉月、SAKI、テクラ、なつぽい、中野たむの10人が発表されていたが、天咲が負傷欠場、代わりに「X」が投入される。

 一人目のXがスーパーストロングスターダムマシン。ミサイルキックを放ったジュリアが「大丈夫か、飯田!」と挑発。ジュリアがアゴへのドロップキックを放つとマシンがヘッドバット連打。マシンはラリアットを放つが2カウント。魔神風車固めの体勢に入ったところでタイムアップ。マシンは強引に決めた。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

コグマ

 2人目のコグマが入場へ。コグマがロープワークに誘う。「ジュリアの試練」として走らせコグマが攻撃。ジュリアはリング下に下りてコグマを挑発。するとコグマは「クマやろうよ」と提案。コグマがパーカーを羽織り花道へ「クマやらないみたいだから帰るよ」。ジュリアは「ちゃんと試合(しよう)」とリングに戻す。コグマがポーズを取らせようとロープに固定してクマポーズ。コグマがフロントネックロックからジュリアの打撃をかわしてクマポーズ。ここでタイムアップとなったがジュリアがコグマをノーザンライトでマットに叩きつける。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

テクラ

 3人目はテクラ。握手をかわし改めてゴング。グラウンドの攻防でスタートしテクラがスリーパー。テクラの突進をジュリアが止めて押さえ込むがテクラがブリッジで抜け出し背後からスリーパーにとらえる。テクラがモンキーフリップを狙うが、ジュリアが反転し後方に投げつける。ジュリアがフェースロックもエスケープを許す。テクラがエプロンから顔面を蹴飛ばしコーナーからダイビングボディーアタック。しかしここでゴングとなる。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

1分57秒
雁之助クラッチ

妃南

 4人目は妃南。妃南がドロップキック、払い腰の連続で先制。ジュリアが返すとDDT、ドロップキック。妃南がダイヤル固めもジュリアが返す。妃南がフィニッシュを宣言し持ち上げようとするがジュリアが切り返し丸め込むと3カウントが入った。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

葉月

 5人目に葉月が登場。ゴングと同時に両者突進し葉月が二段蹴りを顔面に放つ。葉月はクロスフェースもジュリアがエスケープ。葉月はヘアーホイップから顔面ウォッシュ。ジュリアがエルボーを打つと葉月もやり返す。葉月が連打しジュリアを引き起こすと、ジュリアもやり返す。エルボーの応酬が続きジュリアがブレーンバスター。葉月もブレーンバスターを放つがタイムアップ。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

中野たむ

 6人目は中野たむ。ゴングが打ち鳴らされ、ジュリアが握手を求める。中野はコーナーからゆっくり歩み寄りハイキック。ジュリアがかわしバックドロップ、中野がスピンキック。エルボーの打ち合いから中野がトラースキック。中野がバックを取るがジュリアが切り返しバックドロップ狙い。中野が切り返しタイガーもジュリアが返す。ジュリアはグロリアスドライバーを狙うが中野が反対に決めてみせる。ジュリアが返すと滞空時間を取ってヴァイオレットスクリュードライバー。ジュリアが張り手を打って「しっかりしろよ!」。中野は「オマエこそ!」と張り返すが時間切れに。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

SAKI

 7人目はSAKI。SAKIはストンピング連打から腹部へパンチ、ロープに乗せてブレーンバスター。ジュリアがカウンターでドロップキックもSAKIがビッグブーツ。SAKIが顔面を狙ってこいとポーズ。ジュリアがドロップキック、ジャーマン。SAKIが立ち上がり前方に叩きつける。SAKIはサソリ固めもエスケープを許す。ジュリアがブレ―バスターを切り返すが前方に叩きつけられる。SAKIがランニングブレーンバスターを放ったところで時間切れに。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

なつぽい

 8人目に登場は、なつぽい。なつぽいがドロップキックを連打し、エプロンでバックを取るとジャーマン。さらに場外へプランチャで飛ぶ。リングに戻るとマウントパンチから左右の張り手を連打。ジュリアは打たれながらも「もっとこいよ!」と挑発。エルボーの打ち合いからジュリアがヘッドバット。ジュリアのカバーをなつぽいが反転。ジュリアが返すとなつぽいはフェアリアルギフト。しかしここでタイムアップ。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

飯田沙耶

 9人目は飯田沙耶。ジュリアが「またオマエか!」と言ったところで飯田が飯田ロケット。飯田は「終わらせてやる」とブレーンバスターの構え。ジュリアがこらえると飯田は逆水平連打。飯田は両手を後ろで組みジュリアにエルボーを打たせる。ジュリアも飯田を挑発。飯田はジャンピングチョップから串刺しエルボーアタック、コーナーに乗せるとヘッドバットの打ち合い。飯田が雪崩式パワースラム、エプロンで逆水平連打。ジュリアがエプロンで抱え上げて後方に投げつける。飯田がラリアットからエルボーアタック。ここで3分経過となり時間切れ引き分けに。

◆ジュリア試練の10人掛け 3分1本勝負
ジュリア

3分00秒
時間切れ引き分け

月山和香

 最後は月山和香。月山がミサイルキックからエルボー連打、コンプリートショット、ヒップアタック。ジュリアが返すと、月山が背後からスリーパー。ジュリアがそのまま後方に叩きつけると月山に張り手の連打、顔面にニー。月山が極楽ドンを決めるが2カウント。後方に叩きつけるもジュリアがクリアー。月山はコーナーに追い込みエルボーからコーナー上で両腕をクロス。ジュリアが切り返し「月山いくぞ、大丈夫か」と雪崩式ブレーンバスター。月山が立ち上がるがジュリアがエルボー連打からグロリアスドライバー。月山が返すとジュリアがノーザンライトボム。マットに突き刺す直前にタイムアップのゴングとなった。

ジュリア「あーー、高田馬場にお集まりの諸君ご機嫌いかがですか…。ジュリアはメッチャ元気です…なんつって。月山いる? まだ。月山、なんかオマエどことなく中野たむ味を感じたよ。オマエの師匠もな、ドン底から這い上がったんだぜ、知ってる? そんで諦めなかったら、いつか必ず勝てる。そして大事なのは、その先。オマエも早くコッチ側に来いよ。本当にタイトルマッチに挑むくらいの気持ちで10人とやった。でも、月山まだ聞いて。オマエは大丈夫だ。今日オマエにオレ負けそうになったもん。グロリアスドライバー、オマエ返してたもん。見えました? マジか!と思って、引き分けになっちゃった。オマエに引き分けたことねぇよな? やっちまった…。そんで中野たむ、私にはオマエが必要だし、オマエもそうだよな? だからさ、2人ともさ、落ち込んでねーで、元気にやっていこうよ。なっ! いろいろあーだこーだ言うヤツなんかクソ食らえなんだよ。んなもん気にすんなよ。気にしてばっかいてよ、気にすんなよ! もっとプロレス楽しもうぜ。今日は私が10人を相手にドン底に落ちた気分ですけど、こういう試練がたまにはあっていいかなと思いました。ありがとうね、バイバイ」

月山がノーマイクで「ありがとうございました!」と叫ぶ。

ジュリア「長くしゃべりすぎてしまいましたけれども、今日の本当の目的は2・4大阪の鈴季すず戦、タイトルマッチに向けての自分に試練を与える10番勝負。赤いチャンピオンにまだなりたてですけど、ここから必ず這い上がって絶対王者っていうくらい強くなれるかな…? その努力を必ず…おっと、いたんだ」

すず「オイオイオイ、オマエな、10人と試合するから見てろよって言うからそこに立ってずっと見てやってたよ。感動的なマイクをなさって大変申し訳ないですけれども」

ジュリア「申し訳ない、本当に」

すず「10人全員ぶっ倒すって意気込んでたけど、引き分けばっかじゃねーか!」

ジュリア「楽しかったから」

すず「そんなんで大丈夫なんですか?」

ジュリア「今日でまだ自分に足りないところと、もっと伸ばすべきというとこですかね。ええ、ええ。大丈夫です!」

すず「フラフラしてんじゃねーよ、大丈夫かよ!」

ジュリア「大丈夫だ」

すず「24日このベルトを獲って、鈴季すずがスターダムの顔になってやるから覚悟しとけよ、お前よ!」

ジュリア「スターダムの顔になりたいのか?」すず「なりたいに決まってるだろ!」

ジュリア「わかった。でもな、一つ教えてやるよ。ジュリアは女子プロレスの顔なんだよ。確かにすず、オマエはすげーよ。でもな、一つ言わせろ。私にとって、まだ妹なんだよ。その壁をぶち破ってみろ。2月4日、しっかり決着を付けようじゃねーかよ」

すず「つけてやるよ。オマエ、エモい感情にひたりすぎてこのベルト奪われちゃうかもしれないから、気をつけておけよ。オマエが女子プロレス界の顔なら、私はプロレス界の顔だよ!」

ジュリア「なんちゅー女だ…。あんなんじゃなかったんだけど…。まあエモい感情、私はエモいとかどうとか、そうじゃなくて…そのときの自分に正直にいたいだけ。だから大丈夫。いま完全にスイッチ入ったぞ! プロレス界の顔? だったらジュリアは日本が誇るジュリアになってやるからお前ら楽しみにしとけ。気合入ったぞ! というわけで、このあとで夜の部(イベント)ありますけれども、夜残ってくれる諸君、またのちほど会いましょう。そして2・4大阪、会場に来れない人はPPVでもいいので、絶対に鈴季すずとジュリアの5年間の決着戦をお見逃しなく、見ていただけると嬉しいです。というわけで締めます。今日はジュリアの30分お付き合いいただきありがとうございました。アリべデルチ、またな!」

ジュリアのコメント

「自分で言い出した3分10人掛け。めっちゃキツかった…。キツかったけど、この試練というか、すごく初心に戻った気がして。普段味わえないような次から次へと元気な人がやってくる。そういうの本当にこのタイミングでいま経験できてよかったですね。またやりたいですね。今日は初めてこの3分10人掛け。プロレスラーになって初めてやりましたが、またやりたいです。しばらくしたときに。また大事ななにかがあったときに。今日は自分の足りない部分、そういうのをすごく痛感したので。あとは2月4日に向けて調整してコンディションを整えていくこと。それからきょう10人闘った人たち全員、ここで10人分の話をするとあれなので、なにかで言います。一人ひとりに思いがあって。でも、本来の目的はすずとのタイトルマッチに向けて自分への試練を与える、そういうことなのでつい楽しくなっちゃったんだけど。そしてすげー、正直めっちゃ疲れた。めっちゃ疲れたけど、本当に今日これ経験しておいてよかったなと思います。赤いベルトのチャンピオンだから、私はチャンピオンだから。ここからもっともっと強くなってプロレスラー代表として日本の顔になるために上り詰めていくんで。まあ見ていてください。すず、エモい感情オマエもグッとこらえてるよな? オマエよく泣いてるもんな。でもな、そんなもんな、もうとっくに捨ててんだよ。私は切り替えてんだよ。2月4日、全部ぶつけ合いましょう。勝った方が強い。楽しみにしてます。以上。ありがとうございました」

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