2023/02/05 試合結果

2023年2月4日 『スターダム12周年記念STARDOM Supreme Fight 2023〜おおきにスターダム〜』

『スターダム12周年記念STARDOM Supreme Fight 2023〜おおきにスターダム〜
2月4日(土)エディオンアリーナ大阪第一競技場観衆1832人=満員)

試合結果

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

2分8秒
ドラゴンスープレックスホールド

月山和香

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

3分7秒
変形ストレッチ

向後桃

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

2分2秒
スタンディングドラゴンスリーパー

天咲光由

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

5分00秒
時間切れ引き分け

中野たむ

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
なつぽい

5分00秒
時間切れ引き分け

白川未奈

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
マライア・メイ

3分31秒
ツームストンパイルドライバー→エビ固め

桜井まい

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
テクラ

2分49秒
両者OTR

マライア・メイ

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
刀羅ナツコ

3分27秒
両者OTR

花園桃花

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
ビリケンです★★

2分21秒
後方回転エビ固め

水森由菜

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
鹿島沙希

2分27秒
起死回生

ビリケンです★★

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月

9分3秒
横入り式エビ固め

梅咲遥
○コグマ スターライト・キッド●
飯田沙耶<4点> 琉悪夏<4点>

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○小波

11分25秒
トライアングルランサー

レディ・C●
壮麗亜美 AZM
朱里 林下詩美

◆スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
橋本千紘

15分18秒
オブライト

MIRAI

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

18分54秒
ワンセコンドEX→片エビ固め

<挑戦者組>
優宇 ひめか●
○高橋奈七永 舞華

※第26代王者の高橋奈七永&優宇が初防衛に成功

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

16分38秒
ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 渡辺桃

※第16代王者の上谷沙弥が14度目の防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

25分4秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

<挑戦者>
ジュリア 鈴季すず

※第15代王者のジュリアが初防衛に成功

試合詳細レポート

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

2分8秒
ドラゴンスープレックスホールド

月山和香

 Xを含む15選手が5分1本勝負の勝ち抜き戦。エントリーされているのは岩谷麻優、向後桃、刀羅ナツコ、鹿島沙希、桜井まい、テクラ、中野たむ、なつぽい、月山和香、白川未奈、マライア・メイ、天咲光由、水森由菜、花園桃花、Xの15名。選手が出てくる順番は”浪花ルーレット”により決定され、試合はオーバー・ザ・トップロープルールを採用。あらゆる引き分けは両者失格となり、最後に勝ち抜いた選手の優勝となる。優勝した選手には、好きなタイトルへの挑戦権利が与えられる。

 最初からいきなり考案者の岩谷が登場。入場口に姿を見せた岩谷は一番手でガッカリの表情を浮かべる。岩谷の相手は月山。場内は月山コールでゴングと同時にドロップキック。ヒップアタックからカバーするが2カウント。月山はパロ・スペシャルも岩谷がこらえてロープに逃れる。月山はミサイルキックから極楽ドン狙い。岩谷が切り返すと月山がエルボー連打。月山が地獄突きから丸め込むが返した岩谷がドラゴンで3カウントを奪った。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

3分7秒
変形ストレッチ

向後桃

 3人目は向後。向後はエプロンに立ちOTRでの勝負を申し出る。岩谷が応じないと場内はイワタニコールからブーイングへ。岩谷がトップロープをまたぎエプロンに出ると向後がエルボー連打。岩谷のハイキックをかわし向後がドロップキック。岩谷がリングに戻り突進も向後がかわしてドロップキック。619を岩谷が連続でかわすと突進を止めてエプロンに送り出す。向後がスワンダイブ式ミサイルキック。向後がトラースキックからネクターピーチを狙う。切り返した岩谷がサブミッションを極めると向後がギブアップした。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

2分2秒
スタンディングドラゴンスリーパー

天咲光由

 4人目は天咲。ドロップキック連打で天咲が奇襲を仕掛けるが岩谷が突進をかわしてドロップキック。天咲が丸め込みの連続も2カウントどまり。岩谷がバックキックも天咲がドロップキックからDDT。岩谷が返すと、トラースキック。岩谷が変型ドラゴンスリーパーを決めると天咲がギブアップした。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
岩谷麻優

5分00秒
時間切れ引き分け

中野たむ

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
なつぽい

5分00秒
時間切れ引き分け

白川未奈

 6人目に白川、7人目がなつぽい。なつぽいのドロップキックを白川がかわしてヒザへのドロップキックを放つ。白川が足をつかむとなつぽいがドロップキック。低空ドロップキックを顔面に放ちトップロープに上がる。しかしOTRに気づいてためらうと白川がコーナーに上がってエルボーの打ち合い。白川がDDTも2カウント。白川がグラマラスドライバーを狙うがなつぽいが切り返しバックラッシュ。エルボーが交錯し、さらにエルボーを打ち合う。白川が打撃の連打からバックブローでダウンを奪う。白川が押さえ込もうとするとなつぽいが丸め込みの連続。白川が返すとバックエルボー、なつぽいがぽい捨てジャーマン。なつぽいがフェアリアルギフトも白川がかわして足4の字固め。なつぽいがエスケープすると白川が足を取る。なつぽいが切り返しトラースキック。白川がドラゴンスクリューから足4の字固めに入るとこの時点で残り30秒。そのままタイムアップとなり両者失格に。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
マライア・メイ

3分31秒
ツームストンパイルドライバー→エビ固め

桜井まい

 8人目はマライア、9人目が桜井。ロックアップからバックを取り合い、桜井がドロップキック。マライアがミサイルキックでお返しも2カウント。マライアの突進を桜井がかわしてSTFへ。エスケープしたマライアに桜井がビッグブーツ、ミサイルキック。スープレックス狙いを切り返してマライアがジャーマン、スピア。桜井が返すと、マライアがフィニッシュを予告もドロップキックを食らう。桜井がDDT気味にブレーンバスター。返したマライアがダッシュを止めてパワーボム、ツームストーンパイルドライバー。3カウントが入り、桜井が失格。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
テクラ

2分49秒
両者OTR

マライア・メイ

 10人目にテクラが登場。テクラがマライアの突進をかわしてスピア、トラースキック。打撃の連打からテクラが飛びついて変型コブラツイスト。マライアがロープに逃れるとテクラが突進。エプロンでマライアがかわしてコーナーへ。下からテクラがハイキックを見舞い、雪崩式ブレーンバスターの構え。マライアがこらえてパワーボムの構え。テクラがこらえるとマライアがロープ際にもっていく。テクラがぶら下がりでサブミッション。マライアの突進にテクラがハイキック、ロープ越しにヘッドシザーズ。両者エプロンに出るとテクラの蹴りをマライアがつかむ。両者転落し失格に。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
刀羅ナツコ

3分27秒
両者OTR

花園桃花

 11人目にナツコ、12人目が花園。花園が凶器で襲い掛かりナツコが慌てて鉄パイプを手にする。鉄パイプとシャボン玉の対決となり花園が凶器を入れ替えることに成功。花園の攻撃をかわしたナツコがシャボン玉器で一撃。花園がマウントを取るとナツコが切り返し突進。花園がフェイントをかけドロップキック。ナツコが返すとラリアット。花園がロープを引いてエプロンに送り出す。花園が落とそうとするがナツコがこらえてエプロンに出す。ナツコのエルボーで花園がダウン。花園が立ち上がるとナツコのバックを取ってOTRを狙う。ナツコがこらえて抱え上げるが花園がクラッカー。両者転落し失格となった。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
ビリケンです★★

2分21秒
後方回転エビ固め

水森由菜

 13人目はXで、ビリケンさんをモチーフにしたであろうビリケンです★★が登場。14人目が水森。ゴングが鳴るとビリケンはデースのポーズでアピール。水森が襲い掛かるがビリケンはロープワークに付き合わず。ビリケンがロープに振ると水森がショルダータックル、串刺し攻撃はビリケンがかわす。ビリケンはコーナーに座って水森を待つ。水森が突進するとビリケンがヘッドシザーズホイップ。水森がボディープレスも2カウント。2発目をかわしたビリケンが丸め込みの連続。3カウントが入り水森が失格。

◆ベルト挑戦権争奪 『浪花ルーレット』 シングル勝ち抜き戦 5分1本勝負
鹿島沙希

2分27秒
起死回生

ビリケンです★★

 最後の15人目に登場は鹿島。鹿島が正々堂々とお願いしますと手を出すがビリケンが目を突いて丸め込む。ビリケンが鹿島をかわしてブレーンバスターを予告。鹿島がこらえるがビリケンが決めてみせる。鹿島が返すとビリケンがロープに上がってアピール。鹿島が立ち上がり下から昇竜拳、ハイキック、ダイビングフットスタンプ。鹿島の蹴りをかわしビリケンが丸め込む。鹿島がかわして「もらった!」と起死回生へ。勝った鹿島には恵方巻権利証が授与された。

鹿島「いや、おいしいわー。うまいわー。最後の最後に出て、スパパパーンと瞬殺でベルト挑戦権獲ったぞー! いや、おいしいね。私が挑戦したいベルト、言っちゃっていいかな、いま。それは赤いベルト……ではなくSWA……でもなく、この瞬殺の鹿島沙希にふさわしいハイスピードのベルトだ! ハイスピードのベルト瞬殺、1分でベルト獲ってやるよ!」

 

鹿島のコメント

「私のプロレスもうまいけどさ、この勝ち抜き戦で最後に出るあたり、もってるわあ~。しかも何分だった? 2分ちょっと? 2分ちょっとで挑戦権獲得できるなんて、ちょれえわ、マジで。いやあ、ホントは赤とかSWAとか狙ってたんだけどお、最近さあ、けっこう秒殺とか得意だなあと思ってて、そんな私にハイスピードのベルトぴったりじゃね?って思ったんだけど。ってことでハイスピード戦、そうだなあ1分くらいでサクッとスパパパパーンとベルト取っちゃおっかなってことで、この挑戦権はハイスピードに使いまーす!」

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月

9分3秒
横入り式エビ固め

梅咲遥
○コグマ スターライト・キッド●
飯田沙耶<4点> 琉悪夏<4点>

 6人タッグリーグ戦トライアングルダービーの公式戦でスターライト・キッド&琉悪夏&梅咲遥組と葉月&コグマ&飯田沙耶組が対戦。すでに4敗しあとがない葉月組だが、キッド組を相手に一矢報いることができるか。キッド組は五分の星取りを残しており、優勝に向けて負けられない状況だ。

 コグマとキッドの先発でスタート。キッドコールを制してコグマがクマポーズでコールを引き出す。キッドがクマポーズを拒否すると場内ブーイング。キッドは場外戦でコグマの脳天を殴打する。飯田が琉悪夏に串刺しエルボー、逆水平連打。梅咲がカットするが飯田が梅咲を排除し琉悪夏にジャンピングチョップ。飯田の突進に琉悪夏がクロスボディー、セントーン。梅咲が飯田にドロップキック、ブレーンバスター。梅咲のダッシュを止めて飯田がスパインバスター。葉月が梅咲に顔面ウォッシュを浴びせ、トリオでも顔面ウォッシュ。梅咲と葉月がエルボーの打ち合い。葉月がカウンターでビッグブーツも梅咲がカウンターで葉月を後方に投げつける。コグマがキッドのサイドからドロップキック、キャメルクラッチ、強制クマ。琉悪夏がカットするとキッドがコグマをコーナーに叩きつけダイビングボディープレス、その場飛びムーンサルトプレス。キッドのダッシュを葉月と飯田がカットしコグマがDDT。葉月と飯田がキッドをとらえるがコーナーに上がったコグマを琉悪夏が止めて梅咲がコーナーからダイブ。キッドがコグマにライオンサルト。コグマがキッドを丸め込むがキッドが切り返して丸め込み。コグマが返すと丸め込みの応酬。コグマがギリギリで返すとキッドをかわして再び丸め込みの応酬。最後に上になったのはコグマの方だった。

 

葉月組のコメント

コグマ「同級生ず」

葉月「2点ゲット!」

コグマ「やっと。1回STARS同士で」

葉月「そうだね。STARS対決に勝って」

コグマ「勝って以来?やっとね。しかも声出し声援ありで、にっくき大江戸隊。いやしかし、お客さんの声援がすごかった」

飯田「やばかったですね」

葉月「声援があるかないかでこっちもパワーもらうよね」

コグマ「全然違う。しょっぱなからボックスで叩かれたりしたけど、すごい声援のおかげ。本当にきょうは。これからもっとね、声援たくさん欲しいね」

葉月「そうだね」

コグマ「しっかり解禁されるまで頑張ろう」

葉月「頑張ろう。とりあえずきょうは同級生ず4点になった」

コグマ「優勝はわからないけど、まだあと残り1戦。取って6点にしましょう」

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○小波

11分25秒
トライアングルランサー

レディ・C●
壮麗亜美 AZM
朱里 林下詩美

 限定出場の小波が登場、ゴッズアイの朱里&壮麗亜美とのトリオで林下詩美&AZM&レディ・Cのクイーンズクエストと対戦する。

 小波が先発を買って出てAZMと対峙。素早いグラウンドの攻防からスタートしAZMがダッシュを試みるが、小波が阻止して低空のエルボー。朱里がAZMにフロントネックチャンスリー、サッカーボールキック。朱里は自分からAZMにサッカーボールキックを打たせる。するとAZMも朱里に蹴らせると見せかけて丸め込みへ。壮麗が入り朱里と合体。AZMがアームホイップを狙うが壮麗がキャッチしコーナーに追い込む。朱里組が次々とAZMに串刺し攻撃。AZMが壮麗の逆水平をかわしてチョップを放つ。壮麗もかわして逆水平の連打へ。壮麗がアルゼンチンにいくもAZMがかわしてブレーンバスター。詩美が壮麗にラリアット、ドロップキック。壮麗が返すと、詩美はアルゼンチンの構え。壮麗が切り返しショルダーをぶつけ合う。壮麗が打ち勝ち小波に託す。小波が詩美にミサイルキック。小波が打撃の連打も詩美がキャッチしマットに叩きつける。小波が飛びつき腕十字を決めるがAZMがカット。詩美とAZMが連係で小波を攻撃。しかし朱里と小波がぶら下がり腕十字で競演。詩美が小波にジャーマン。レディが小波にジャイアントスイング10回転、ニードロップ、チョークスラム。しかし小波の肩が上がる。レディがジャイアントバックブリーカーを狙うが小波が切り返す。詩美がバックフリップ、AZMがレディの肩からフットスタンプ投下。小波が返すとレディがジャイアントバックブリーカー。しかし朱里のカットが間に合う。レディの突進を朱里がカットし壮麗が前方に叩きつけると、朱里と小波でキックの挟み撃ち。小波が腕十字に入るがAZMがカット。混戦から小波がレディの腕を取るがレディが切り返す。小波が延髄斬りからトライアングルランサー。レディがギブアップし小波が勝利した。

◆スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
橋本千紘

15分18秒
オブライト

MIRAI

 年末の両国国技館における朱里の呼びかけによりスターダムの大会に姿を現したセンダイガールズの橋本千紘。しかし、朱里が出るまでもないと対戦を申し出たのが同じゴッズアイのMIRAIだった。MIRAIは昨年4月、後楽園ホール還暦祭でのタッグマッチで橋本に圧倒されており、リベンジを申し出た形である。MIRAIが橋本を止めてリベンジを達成するか、それとも橋本が再び圧倒するか。そして、橋本が対戦を熱望する朱里の動向は?

 MIRAIがリングインすると橋本とにらみ合い。ロックアップで橋本がロープに追い込み足を取ると後方からヘッドロックへ。MIRAIがロープに振ろうとするが橋本が離さない。MIRAIがロープに振るが橋本がすぐにヘッドロックでグラウンドへ持ち込む。橋本がカバーするがMIRAIが返す。すぐに橋本はヘッドシザーズ。MIRAIがなんとか抜け出そうとするが橋本が元に戻す。MIRAIが抜け出すと袈裟固めもすぐに橋本が反転してカバー。橋本がバックを取るとMIRAIが腕を取って絞り上げる。橋本が切り返し腕を取るとMIRAIが投げを打つ。2度目は橋本が切り返しボディースラムの構え。MIRAIが切り返し腕を取るが橋本がネックロック。MIRAIがロープに振ると橋本がショルダータックル。MIRAIが返すと両者が投げを狙う。橋本がロープに追い込み張り手。MIRAIがテイクダウンを狙うが橋本がこらえるとボディースラム。橋本がロープに振って殴るようにラリアット。橋本が軽く張り手の連打を浴びせて挑発。MIRAIもエルボー連打でやり返す。橋本のラリアットをかいくぐるMIRAIだが体当たりで吹っ飛ばされる。橋本はサマーソルトドロップもMIRAIが返す。MIRAIが後方からドロップキック。橋本のエルボーにMIRAIもやり返す。MIRAIが串刺しドロップキック、串刺しラリアット、ミサイルキック。橋本が返すと、MIRAIが至近距離からラリアット。橋本がこらえてコブラツイスト、俵返し、串刺しラリアット。抱え上げられたMIRAIが後方にまわりスリーパー、DDT。橋本が返すと、MIRAIが腕に飛びつく。橋本が強引に持ち上げてブレーンバスター。MIRAIが突進を止めて後方に投げつける。橋本が返すと、MIRAIがラリアット。橋本が迎撃しラリアットが交錯。橋本がラリアット、MIRAIが張り手の連打。MIRAIの突進に橋本がラリアット。MIRAIもラリアットで橋本を倒す。MIRAIがコーナーに上がるとダイビングボディーアタック。橋本が返すと、MIRAIはミラマーレショック狙い。橋本が跳ねのけるがMIRAIが三角絞めから腕十字。しかし橋本の足がロープに届く。橋本がヒールホールドからバックを取りジャーマンの構え。MIRAIがこらえるが橋本が投げ捨てる。MIRAIが立ち上がりラリアットも橋本がかわして投げっぱなしジャーマン。橋本はMIRAIを引き起こし、ラリアット。MIRAIが返すが、橋本がオブライト。MIRAIが返せず橋本が3カウントをゲットした。

橋本「あれ? 自称スターダムのエースMIRAI選手、やっぱりアナタはこんなもんですか? オイ、これで満足してねーだろうな。オマエ、本気で勝つ気でこのリング来てるのか? そんなんでアタシの前に堂々と来んじゃねーよ。あぁ、物足りない、なー。(朱里が立ちはだかる)ハイ、言いたいことわかります。まあ、でも焦んないでください。スターダムさん、次のビッグマッチ、朱里以外で強いヤツ用意してください。もうちょっと楽しませてよ。朱里選手」

朱里「今日、試合見て改めてオメーの強さ、実感したよ。早くシングルしたいなー」

橋本「焦らないで」

朱里「ままままま、最高の舞台でオマエと試合ができるのを楽しみにしてるよ。もう1人だっけ? もう1人。わかった。じゃあもう1人終わった次、最高の舞台で試合してくれるよね?」

橋本「楽しみにしてます」

橋本は「ぎゅん!」を叫んでバックステージへ。

橋本のコメント

「MIRAI選手?やっぱりこんなもんかって感じですよね。自分でスターダムのエースって言ってるぐらいだったら、ホント大丈夫スターダムって感じで。自分で言ってるならいいんですけど、まあちゃんとしたスターダムのエースになったらもう一回ぐらいシングルやってもいいですけど。まあまあ、それよりもさっき言ったようにもうちょっとこんなんじゃ物足りないから、楽しませてくださいよ、スターダムさん。次のビッグマッチ、私にふさわしい相手、用意してください。まあその後、メインディッシュの朱里をしっかり私が勝って、女子プロレスの最強は橋本千紘だってことを証明したいと思います。最高の舞台、楽しみにしてます」

 

MIRAIのコメント

「クソーッ!悔しい、悔しい…。すげぇすげぇ悔しいです。でも、悔しいとは別のまた違った感情がある。橋本千紘、また絶対リベンジしてやるから。今日は、今日は負けてしまった。今日の出来事、これまでの出来事、過去はもう変えられない。でも、未来はいまから変えられるから。きょうは灰被りリアルシンデレラ、スターダムのエース、MIRAIの時代を動かす始まりの日。そうだったことに変わりはありません。ノン・ステレオタイプ、オープンアップ・ア・ニューワールド。いまこの瞬間から、魂込めて目を離すなよ」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

18分54秒
ワンセコンドEX→片エビ固め

<挑戦者組>
優宇 ひめか●
○高橋奈七永 舞華

※第26代王者の高橋奈七永&優宇が初防衛に成功

 ゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦を制し、中野たむ&なつぽい組を破った高橋奈七永&優宇組が初防衛戦。挑戦者は3WAYを制して権利を獲得した舞華&ひめか組だ。タッグリーグ戦で奈七永組に勝っている舞ひめは元王者で、2年ぶりの奪回をもくろむ。しかし奈七永&優宇組は現在開催中の6人タッグリーグ戦トライアングルダービーでもブロックでトップを走り絶好調。パワーファイターによるド迫力の激突だが、舞ひめにはまたもや大きな関門となりそうだ。

 優宇から手を差し出すと舞ひめも応じて全員が握手をかわす。優宇と舞華がショルダーをぶつけ合い、優宇が打ち勝つ。舞華がセントーンをかわすがラリアットをかわされる。奈七永とひめかがリングイン。ひめかが舞華を呼び込むが奈七永が2人にチョップの連打。優宇も加勢するが舞ひめが串刺し攻撃の連続とショルダータックルで王者組を吹っ飛ばす。舞華とひめかが2方向で場外へ。ひめかが左ヒザにアクシデントか場外でダウン。奈七永が強引にリングに戻して足4の字固め。舞華がカットも奈七永が「できんのか」と挑発。ひめかが立ち上がりエルボー、奈七永がやり返し優宇に託す。優宇がひめかの脚に体重を乗せる。コーナーに振ると串刺しで突進。舞華がひめかを引っ張り阻止するとタッチをかわす。舞華が優宇と奈七永をブレーンバスター。舞華が優宇にラリアット。優宇がサイドスラム。舞華が返すと、優宇がコーナーへ。舞華が追いつくが奈七永が捕まえる。舞華が切り返し奈七永にラリアット、優宇にブレーンバスター。優宇がコーナーからクロスボディー、キャノンボール。奈七永が舞華に冷蔵庫爆弾。しかし舞華が返してみせる。奈七永と舞華がエルボーの打ち合い。舞華が奈七永に張り手、奈七永も張り返し、張り手の応酬。舞華が山茶華で倒すと控えの優宇に向かっていく。奈七永と優宇を同士討ちにさせて舞華が奈七永をサイドスラム。しかし奈七永の肩が上がる。舞華は奈七永に炎華落とし狙い。奈七永が阻止してラリアット、前方に叩きつける。10分経過。奈七永のダッシュに舞華がラリアット。ひめかがタッチを申し出てリングイン。ひめかは奈七永にショルダータックル連打。奈七永がラリアットから突進すると舞華が割って入りひめかがカバー。奈七永が返すと、舞ひめで奈七永を捕獲。しかし優宇がドロップキックでカットし奈七永がひめかに足4の字固め、優宇がセントーン、奈七永がヒザ十字固め。ひめかがエスケープすると、奈七永がコーナーへ。舞華がカットし雪崩式ブレーンバスターの構え。そこにひめかのパワーボムが合体。ひめかが後方から奈七永に串刺しラリアット、担ぎ上げるが崩れてしまう。そこに優宇がキャノンボール。舞華にはラリアットもパワースラムを食らう。15分経過。ひめかが立ち上がり舞ひめで奈七永を前方に叩きつける。ひめかが奈七永にニーも2カウント。ひめかは後方から串刺しラリアット、奈七永をコーナーに乗せてランニングパワーボムを決める。しかしギリギリで奈七永が返す。ひめかは奈七永に向けて突進も優宇がカット。優宇がひめかを起こして奈七永とナナモモダイバーを敢行。しかし舞華がカット成功。奈七永と優宇が2方向からダイビングボディープレス。しかしひめかが返してみせる。奈七永がワンセコンドを狙うとひめかが丸め込む。これもギリギリで奈七永が返しラリアット、スライディングエルボー。ひめかが返すと、奈七永はワンセコンド。3カウントが入り、奈七永がひめかをフォールした。

奈七永「7Upp、高橋奈七永と優宇、初めての防衛戦、成功! みんなが大好きな舞ひめから勝ったから面白くない?(観客からの声に)おい! 面白くないって言うなっ! 必死に闘ってんだ、コッチだって!!(観客の支持に)わかってくれればいいんです。ありがとう、ありがとう、ありがとう! ねえ、プロレスは闘いなんだからさ、こんぐらいの刺激、いやいやもっともっと! 刺激とパッション欲しくないのかよ! (観客の拍手に)おお、お利口だな。お利口だ。じゃあ、このお利口なスターダム・ファンの前で、我々に挑戦してくるパッションのあるヤツは誰かな?」

刀羅ナツコ&琉悪夏が登場。

ナツコ「相変わらずお前は声がデケーな! パッションがあるヤツ? BMI2000しかいないでしょ! それから私たち、オマエらにタッグリーグで負けたこと忘れてねーからな。なあ琉悪夏」

琉悪夏「はい、忘れてないよ。だし、お前さ、オイお前、ババア!(奈七永が怒ると)本当のことじゃん! まままま、オマエさTwitterだの会見だので、パクリ、パクリ、パクリって言ってたくせに、BMI爆弾、パクってたよな? やってたよな? 7Upp爆弾。ははは。オマエらの方がウチらのこと意識しちゃってんじゃないの? オバサーン?」

奈七永がつかみかかる。

奈七永「オバサン言うな!」

優宇「どこだ、言ったヤツ、オマエ。意識はね、確かにしちゃってるかも。そっちが負けたことまだ根に持ってるんだったら、やってあげてもいいよね、ナナエ」

奈七永「ナナエじゃねーよ。オバサンでもねーよ」

琉悪夏「違ったの?」

奈七永「違います、全然違います。ナナエじゃねーよ、奈七永です。いいよ、いいよ、あーでもさ口が達者なクソガキだけど、こっちのことパクリだとか言う前に、オマエはオマエのオリジナルの道を見つけろ。次、防衛戦やってやる。やってやるからしっかり自分の道を見つけて来い! それで私らの目の前に立て!」

琉悪夏「横浜アリーナで、初防衛戦をするのは私たちBMI2000なんだよ! ババアッ!」

ナツコ&琉悪夏が走り去る。

奈七永「これくらいの刺激いいよ、いいよ。もっともっとちょうだいよ、スターダム! そのたびにちゃんと7Uppが退治してやる。我々が長くなってもしょうがないのでね、初防衛成功ってことでありがとうございました!」

 

奈七永組のコメント

奈七永「舞ひめ、舞ひめすっごいな。すごいパワーでめちゃくちゃ投げられてた…」

優宇「奈七永が宙を舞ってました」

奈七永「すごかった。すごかったし、ひめか。ひめかなんかさ、隠してるよね。すごい秘めてるよね。だからひめかなのか」

優宇「そういうこと!?でも、また今日も高橋奈七永が対戦相手の、普段見せないような目をまたお客さんに教えてあげた気がしますね。ひめかのあんな目、なかなか見たことないと思いますよ、本当に。すごい熱かった」

奈七永「熱かったし、やってて気持ちいいというか。自分も燃えざるを得ないというか。まあいつも燃えてるんだけど。本当にやばいんじゃないかっていう部分もあったけど、優宇がいい感じでフォローしてくれて。やっぱりタッグって一人じゃないからね。一人でやるもんじゃないし、それが今日すごく感じて、胸が熱くなりました。もっともっと刺激、私たちがもっともっと爆弾になって、7Upp爆弾なんで。なって、スターダム活性化しないとさ、意味ないから。ゴッデスチャンピオンになった意味もないし。まだまだやることあるし。ね」

優宇「私もまだまだ奈七永に褒められたいから頑張る!」

奈七永「(笑)奈七永じゃねーよ!」

優宇「奈七永じゃん(笑)」

奈七永「まあ奈七永なんですけど、その後、琉悪夏、ナツコ、BMI。いや待ってたよ。逆になんで最初に上がってこなかったのと思ってた。タッグリーグ通して対戦した中で一番骨があったっつーか。なりふり構わず勝ちにきた覚えがあるから。そういう闘志、パッションだよね、やっぱり。パッションがあるヤツらとは何回でもやりたいからね。それをお客さんに目ん玉、かっぽじって…かっぴらいて?見てもらいますから、まだまだ」

優宇「まだまだ7Uppは防衛し続けなきゃいけないので。高橋奈七永と見るこのスターダムの景色、最高です」

奈七永「パッション!」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

16分38秒
ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 渡辺桃

※第16代王者の上谷沙弥が14度目の防衛に成功

 白いベルトの王者・上谷沙弥が新記録に挑むタイトルマッチ。上谷はここまで13度の防衛に成功し、記録保持者の渡辺桃と並んだ。上谷はあえて桃を次期挑戦者に指名し、14度目の防衛を果たそうとしている。対する桃は白いベルトに興味はなかったが、ここで敗れては記録を塗り替えられるだけに、やすやすと防衛を許すわけにはいかなくなった。桃が奪取し返上する可能性もあるだろう。はたして上谷は新記録を樹立し、さらなる防衛ロードを歩むのか、それとも桃が奪回し、上谷の目論見を木っ端みじんに打ち砕くのか。

 桃がハイキックからカバー。引き起こされた上谷がスピンキック。桃が仕掛けてエルボーの打ち合い、上谷がリープフロッグをしようとすると桃が蹴り上げてサッカーボールキック。前からの蹴りを上谷がかわすが桃がドロップキックをかわす。睨み合いから桃が蹴りを入れる。上谷がコーナーに振ろうとするが桃がエルボー。上谷がコーナーに振ると桃が突進をかわす。しかしリング下からキッドが足を引いて大江戸隊が介入。ナツコがレフェリーを引き寄せている間にキッドが捕獲し桃がバットで殴打。場内はブーイング。桃は上谷を客席に叩きつけると水をぶちまける。リングに戻すと顔面を踏みつけて挑発。桃は上谷の前に仁王立ち。上谷が「ふざけんな!」とエルボーを叩き込むが桃も「まだまだこいよ」と応戦し、ミドルでダウンさせる。上谷が逆エビ固め。桃が返して至近距離から蒼魔刀。上谷が返すと桃にカウンターのドロップキック。上谷が串刺しニーアタックからドロップキック。桃が返すと、上谷はグラウンドで三角絞め。スワンダイブ式ミサイルキックで場外に送り出すと、上谷はスワンダイブでプランチャを狙うが桃が下からボックスを投げつける。桃は上谷を場外に出してテーブルを用意。Bドライバーを狙うが上谷がフランケンで下に落とす。上谷はテーブルを自ら設置し桃を寝かせると、鉄柱越えのダイビングフットスタンプ。上谷が絶叫し桃をリングに戻す。スタークラッシャーを決めるとフィニッシュを宣言しコーナーへ。桃が立ち上がりハイキック、後方から組み付いて投げると上谷が着地。しかし桃がストレートパンチ、投げっぱなしドラゴン。10分経過。桃がミドルキック連打を繰り返す。上谷が起き上がるとミドルをキャッチしエルボー連打。上谷はニールキックから後方に叩きつける、ハイキックをかわすとリバースフランケン。返した桃に上谷はスタークラッシャーの構えも切り返されハイキックの4連打を食らう。桃がテキーラサンライズ。上谷が返すと桃がもう一発テキーラ。もう一発決めるが上谷が返す。上谷がテキーラを切り返しフランケンも桃が丸め込み。上谷が返すと桃はピーチサンライズ狙い。上谷がスタナー気味に切り返す。張り手の打ち合いから上谷が連打、二段蹴り連打。15分経過。桃が返すと、上谷が逆さ押さえ込みの体勢からカミゴェ。上谷は桃を起こしてスープレックス。スタークラッシャーを旋回式で決める。返した桃に上谷はファイヤーバードスプラッシュ。桃が返せず上谷が3カウントを奪ってみせた。

上谷のコメント

「デビュー戦からQQを裏切るまで、あのとき追いかけ続けてきた桃さんの大きな背中、あれはウソじゃなかったと今日思いました。私、強くなったでしょ、桃さん! いえ、渡辺桃。白いベルトの歴史を紡いできた大きな歴史を試合で今日感じることができてホントにホントに幸せでした。闘ってくれてありがとう。これで14度目の防衛、最多防衛記録を更新しました。いままで辛いとき、くじけそうなとき、たくさんあったけど、このワンダーのベルトを信じてたくさん思ってきてホントによかったなって。これからもたくさんの敵いると思うけど、強く倒していって、もっともっと強くなっていきたいですし、お客さんにたくさんのまだまだ見たことない景色をお見せしたいです」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

25分4秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

<挑戦者>
ジュリア 鈴季すず

※第15代王者のジュリアが初防衛に成功

 大阪大会のメインは、年末の両国で朱里の長期政権を切り崩し赤いベルトを巻いたジュリアの初防衛戦。挑戦者は鈴季すず。昨年1月の名古屋でプロミネンスがスターダムに殴り込みをかけ、鈴季は5★STARGPに参戦。両者は最終公式戦で激突し時間切れで引き分けた。が、同日メインでおこなわれた決勝戦でジュリアが中野たむを下して初優勝。朱里への挑戦権をゲットし、ついに悲願の赤いベルトを手にしたわけである。ジュリアにとって鈴季は願ってもない相手。最高峰のベルトを懸けて遂に決着がつけられる!?

 グラウンドで鈴季がヘッドロック。ジュリアが反転し押さえ込む。手四つの構えからジュリアが上になると肩に飛び乗り丸め込み。鈴季が返して丸め込みの応酬。ロックアップからバックの取り合い。ジュリアがDDT。ドロップキックをかわすと視殺戦。鈴季のエルボーでジュリアが崩れ落ちる。鈴季は後方からニーの連打。串刺しで突進するとジュリアが止めてネックロックで持ち上げてスイングDDT。ジュリアが腕を取って絞り上げる。ジュリアが鈴季を後方に投げ捨てエルボー。鈴季が先回りしてリング下から足を引き場外戦にもっていく。花道でバックを取るがジュリアが切り返しDDTで叩きつける。鈴季がやり返してジュリアを花道に叩きつける。エプロンに寝かせると鈴季がキック。10分経過。リングに戻してエルボー連打。ジュリアがロープに振られるもドロップキック。エルボーの打ち合いからジュリアが張り手、鈴季がヘッドバット。ジュリアもやり返しヘッドバット。鈴季のハイキックでジュリアがダウン。鈴季はコーナーに上がるがジュリアが立ち上がり雪崩式ダブルアームスープレックス。鈴季がジャーマン、ジュリアがドロップキック。鈴季がその場飛びスパニッシュフライ。ジュリアが後方に叩きつけるが2カウント。ジュリアがグラウンドでサブミッション、ミサイルキック。バックを取られた鈴季が切り返しバックを取る。切り返したジュリアがレッグロック。鈴季がエスケープすると、ジュリアはバックドロップ。グロリアスドライバーを切り返した鈴季だが腕を極められる。鈴季がエスケープすると、ジュリアはエプロンで鈴季を捕獲。切り返した鈴季がエプロンにパイルドライバー。鈴季はジュリアの右腕をロープにかけて攻撃。コーナーから右腕めがけてミサイルキック、コーナー上からバックを取りマットに叩きつける。変型バックドロップホールドも決めるが2カウント。鈴季がテキーラショットを狙うとジュリアが丸め込み。鈴季がニーを顔面にぶち込むとテキーラショットを決める。しかしジュリアの肩が上がる。20分経過。鈴季がジャーマンをロコモーション式で放つがジュリアがクリアー。鈴季はジュリアをコーナーに乗せるとトップからジャーマン。ジュリアが返すと、鈴季がストレート。ジュリアもやり返しファルコンアローへ。鈴季が返すと、グロリアス狙いを丸め込む。丸め込みの連続をしのいだジュリアが押さえ込むも2カウント。両者のキックが交錯後、鈴季のキックがヒット。鈴季がバックを取りジャーマンを狙う。ジュリアが切り返しバックドロップ。ジュリアがグロリアスドライバーをシットダウン式で決めるが鈴季が返す。ならばとジュリアはノーザンライトボム。3カウントが入り、ジュリアが防衛に成功した。

ジュリアが握手を求めると、すずがぎゅっと握り返して、手を振り払う。

ジュリア「すず、すず。これがワールド・オブ・スターダム。スターダムの最高峰の景色。そして最高の空間、どうでしたか? 私はアンタのことスッゲーかわいい、かわいい妹で、大事な妹を捨ててここに来た。でも、いつか必ず道が交わる日がくるって信じてた。だからジュリアのこと忘れないで、ここまで来てくれて本当にありがとう。まあ、すずもさ、後ろの世羅もさ、すっかりスターダムのこと気に入っちゃったみたいだけど、まあそのうち私はすずと隣に並べる日がくるってことを…ちょっと楽しみにしてるね」

鈴季「ジュリア…、オマエ、メチャクチャつえぇ。あのとき見てた夢を語り合ってたジュリアとぜんぜん違うよ」

ジュリア「オマエもな」

すず「でもな、今日オマエから負けちまったけどな、新しい目標ができたよ。鈴季すずがその赤いベルトのチャンピオンになって、スターダム…スターダムでもっともっと面白いプロレスの景色を見せる。そんな目標が今日できたよ。ジュリア、隣、立ってあげるよ…なんて言わねーよ! 残念ながら×2、ジュリアと隣に立つ感動的な最後を楽しみにしてた諸君、残念ながらそんな日は一生こねーんじゃないかな? ジュリアと鈴季すずの物語はまだまだ終わらせねーよ。ジュリア、またな!」

鈴季はセコンドの世羅りさとともに退場。

ジュリア「あのー、盛大にフラれました。最初に握手してくれたから脈アリかなと思ったんですけど…とはいったもののジュリア初防衛に成功しました。そして3年ぶりのみんなの大声が聞けて感無量です。本当にありがとうございます。私が信じた道をそのまま突き進んできて、いままったく後悔はありません。だからね、これからもね、私は自分自身を信じる。そして、これから2023年? コロナもちょっとずつ落ち着いてきて、諸君ともっともっとこのスターダム、女子プロレスを最高の景色に持っていくために、我々まだまだ頑張っていくんで、これからもスターダムに付いて来てください。ありがとうございます。それからね、それからね、コロナになる前に私はいつかこんなときのためにと思って考えたご挨拶があるんだけど、みんな知ってる? わかる? 聞いたことある? じゃあ説明しますよ。私が『アリーーーべデルチ』って言ったら、みんなで『またな!』って言って締めてもいいですか? いいですか? 本当に本当にいいのか、オイ? オッケーいきますよ、一発でいきますよ。スターダムのことが好きで×3たまらない諸君、アリーべデルチ、またなー!」

鈴季のコメント

「勝ってもねーのに隣に立つわけねえだろ、バカヤロー。オメーを超えて私がスターダムで赤いベルト、ここに巻くまで一生お前がそのベルト持ってろよ。オマエから鈴季すずが絶対に奪ってやるからな。隣に立つのはその後じゃねーのかよ、ジュリア!アリベデルチ、またな!」

ジュリアのコメント

「今日3年ぶりの歓声が解禁のこのスターダムの大会、ずっとずっとこの日を待ちわびてたし、私はこんな日に私の大事な大事な鈴季すずっちゅうライバルと試合ができて、言葉になりません。このスターダムに来る前にすずとやったシングルマッチ、観客50人でした。今日何人?結構来てくれたよね。本当に嬉しい。でもね、すずと闘ってただ嬉しいっていう気持ちだけじゃないよ、私は。もうあんたは私のライバル。オマエがこの赤いベルトを狙いにくるって聞いて嬉しかったけど、私もすげー燃えたよ。もうただの妹じゃねえってことだもんな。オマエに超されないように私はまだまだ、まだまだ高い壁でい続ける。そして今年、コロナがもうすぐ落ち着いたら、女子プロレスがもっともっと、もっともっとたくさんのお客さんにいっぱい来てもらって、もっともっとでっけーもん、すげーもっと一般的なもの、世の中に届いていけるように私はこれからも自分の道を信じてしっかり闘い抜いていきます。今日は本当にありがとうございました。大阪の諸君、また来てください。アリベデルチ、またな」

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