2023/02/18 試合結果

2023年2月17日 『TRIANGLE DERBYⅠ後楽園大会』

『TRIANGLE DERBYⅠ後楽園大会
2月17日(金)後楽園ホール観衆1126人)

試合結果

◆4WAYタッグバトル 15分1本勝負
○ひめか

8分5秒
横入り式エビ固め

天咲光由
舞華 レディ・C●

※もう二組は白川未奈&マライア・メイ、吏南&フキゲンです★

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
渡辺桃

9分41秒
起死回生

梅咲遥
○鹿島沙希 スターライト・キッド
刀羅ナツコ<8点> 琉悪夏●<6点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
○水森由菜

13分1秒
トロピカルスマッシャー→片エビ固め

櫻井裕子
優宇 網倉理奈
高橋奈七永<11点> 月山和香●<0点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
○葉月

10分17秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

上谷沙弥●
コグマ AZM
飯田沙耶<6点> 林下詩美<9点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
尾﨑妹加

10分30秒
TSULALA→片エビ固め

向後桃●
ラム会長 羽南
○雪妃真矢<8点> 岩谷麻優<2点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
SAKI

12分44秒
バイオレットスクリュードライバー→片エビ固め

壮麗亜美●
なつぽい MIRAI
○中野たむ<10点> 朱里<10点>

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
柊くるみ

13分48秒
テキーラショット→片エビ固め

桜井まい
○鈴季すず テクラ●
世羅りさ<10点> ジュリア<6点>

試合詳細レポート

 試合前、1月31日のプロテストに合格した3名の練習生、南小桃(みなみ・こもも)、石黒さくら(いしぐろ・さくら)、上田華子(うえだ・はなこ)がリング上で紹介された。

(南)「福岡県出身、153センチ、南小桃です。私は、スピード感のある早い選手になりたいです」

(上田)「京都府出身、181センチ、上田華子です。私は、この同期の中で一番早く自力勝利を挙げられるように頑張っていきたいと思っています」

(石黒)「兵庫県出身、158センチ、石黒さくらです。私は、どんなときもあきらめない選手になりたいです。デビューにあたり、ちょっとお願いがあります。私のデビュー戦の相手をジュリア選手お願いいたします」

ジュリアが登場。

ジュリア「なんだって? ジュリアと、ジュリアとデビュー戦がしたい? 生意気だな。ひとつ教えてあげよう。私とシングルするなんて、100年早いんだよ。でもでもでも、キミの名前は石黒だっけ? あだ名はグロちゃん。私の練習生のときの名前がグロリア、あだ名はグロちゃん。だからグロちゃんつながりで、デビュー戦やりますか」

(石黒)「よろしくお願いいたします」

ジュリアは石黒と握手をかわしてリングを下りた。

◆4WAYタッグバトル 15分1本勝負
○ひめか

8分5秒
横入り式エビ固め

天咲光由
舞華 レディ・C●

※もう二組は白川未奈&マライア・メイ、吏南&フキゲンです★

 ドンナ・デル・モンドの舞華&ひめか組、クラブビーナスの白川未奈&マライア・メイ組、レディ・C&天咲光由組のクイーンズクエスト、フキゲンです★&吏南組の大江戸隊が一度に激突。最後に勝ち名乗りを受けるのは、どのチームか?

 ひめか、レディ、マライア、フキゲンの先発で試合がスタート。レディが手を挙げてほかの選手を誘う。ひめか、マライアと手四つになるがフキゲンは入っていけずに間を通り抜ける。中央でポーズを取るとレディとひめかが襲い掛かり、マライアを加えて3人でビッグブーツ。レディがひめかをコーナーに追い込み串刺しエルボー。舞華も含め、ほかの選手たちも次々と串刺し攻撃。しかしフキゲンの突進だけは足を出されてかわされる。ひめかがフキゲンのポーズをとってショルダータックル。フキゲンがサミングでひめかをダウンさせると吏南とともにビッグブーツ。レディと天咲が合体し吏南とフキゲンを攻撃。レディはフキゲンにジャイアントスイング10回転。舞華がレディへのブレーンバスターを狙うと天咲が入る。すると舞華はまとめてブレーンバスター。白川が舞華を捕まえマライアのミサイルキックを呼び込む。白川とマライアがひめかをロープワークへ。ひめかはマライアにラリアットも白川にはかわされる。髪をつかみ合ったひめかと白川がエルボーの応酬。白川がエルボーを連打しカウンターでエルボー。ひめかがエルボー連打でやり返すと白川も応戦。そこにフキゲンが丸め込み。レディと天咲がフキゲンと吏南を鉢合わせにして合体攻撃。レディが吏南にジャイアントバックブリーカー。マライアがカットすると逆水平の連打。レディがこらえてチョークスラム狙い。マライアがかわしてスイングDDT。舞華がカットしマライアにパワースラム。舞華はレディを呼び込みマライアに合体のチョークスラムを決める。しかし白川のカットが成功。レディは舞華をコーナーに振るが反対に追い込まれる。天咲、フキゲン、吏南が舞華に串刺し攻撃。吏南が天咲を丸め込むがレディのカットがなんとか間に合う。混戦から白川がレディにバックブロー、直後にひめかがレディを丸め込むと3カウントが入った。

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
渡辺桃

9分41秒
起死回生

梅咲遥
○鹿島沙希 スターライト・キッド
刀羅ナツコ<8点> 琉悪夏●<6点>

 スターライト・キッド&琉悪夏&梅咲遥組と大江戸隊の刀羅ナツコ&鹿島沙希&渡辺桃組がトライアングルダービー最終公式戦で対戦。大江戸隊とキッド&梅咲組の合体となるキッド組、大江戸隊の純血によるナツコ組はともに3勝3敗の五分ですでに両チームとも優勝の望みはなくなった。が、大江戸隊の同門対決の色が濃い闘いでどちらが有終の美を見せるか。また、浪花ルーレットで勝利をモノにしハイスピード王座挑戦を宣言した鹿島からすれば、3・4代々木で王者AZMに挑むキッドとの対戦は疑似前哨戦にもなるだろう。もちろん、キッドが代々木で王者になれば鹿島が新王者に挑むことになる。なお、このタイトル戦以前に鹿島が挑戦を実現させる可能性も。いずれにしても、鹿島とキッドにはハイスピードを意識した対戦になるかもしれない。

 ナツコ組の入場をキッド組が急襲し、そのまま試合開始。ナツコが琉悪夏をリングに戻し顔面を踏みつけていく。琉悪夏が立ち上がりナツコにショルダータックルを連打。ナツコが受けて立ちショルダーで吹っ飛ばす。しかし琉悪夏がセントーンをかわしてショルダータックル。ナツコと琉悪夏がエルボーの応酬、琉悪夏がカウンターでクロスボディー。梅咲がナツコにドロップキックも鹿島が介入しドロップキック。梅咲は2人まとめてネックブリーカー、ナツコにドロップキック。キッドが「久しぶりだな」とナツコの顔面を蹴飛ばしていく。ナツコはキッドにバックフリップ。桃がキッドに串刺しドロップキック。キッドが2発目を先回りして串刺しドロップキック。キッドはコルバタも桃がカウンターのミドルキック、ブレーンバスター。キッドが返して桃と打撃の応酬。桃がミドルキックを連打、キッドは桃の頭部をコーナーに叩きつけダイビングボディーアタック、その場飛びムーンサルトプレス。桃が裏投げから蒼魔刀。キッドが抜け出すと後方から蒼魔刀のお返し。琉悪夏が鹿島にショルダータックル、ラリアット。キッド、梅咲が援護し琉悪夏が鹿島にフィッシャーマンバスター。しかし鹿島の肩が上がる。琉悪夏がネックハンギングを狙うが鹿島が切り返す。桃がバットで殴打し鹿島が丸め込むがキッドがカット。梅咲の突進に桃がハイキック。琉悪夏のボックスをナツコが迎撃。琉悪夏が次々と串刺し攻撃の餌食に。しかし3カウントには至らず。桃が琉悪夏を持ち上げてBドライバーからナツコがスワントーン。琉悪夏がセントーン。琉悪夏がボックスで鹿島を殴打するとフィニッシュを宣言し冷凍庫爆弾。しかしナツコのカットが間に合う。琉悪夏は鹿島を引き起こしてラリアット連打。鹿島を引き起こすともう一発ラリアット。琉悪夏がもう一度引き起こしバックドロップ狙い。しかし鹿島が起死回生で丸め込むと3カウントが入った。

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
○水森由菜

13分1秒
トロピカルスマッシャー→片エビ固め

櫻井裕子
優宇 網倉理奈
高橋奈七永<11点> 月山和香●<0点>

 4勝1敗1分けの高橋奈七永&優宇&水森由菜組と、6戦全敗の月山和香&櫻井裕子&網倉理奈組による最終公式戦は、対照的な成績のチームによる激突だ。いまだ未勝利の月山は、元アクトレスガールズの櫻井&網倉を迎えても連敗中。NEW BLOODでパッションを注入された奈七永と初勝利を前にしての再会となる。この試合で月山が奈七永になにをぶつけるか。初勝利が最高の恩返しであることは間違いないが…。

 月山組がゴングを待たずに襲い掛かり試合がスタート、月山組が水森をロープに振って連係で攻撃する。櫻井がエルボー連打、水森がカウンターでドロップキック。優宇が櫻井を捕獲し奈七永組が次々と串刺し攻撃。奈七永は櫻井にキャメルクラッチ。水森、優宇が加わると形が崩れる。優宇が櫻井に逆水平連打。櫻井が返すと優宇のラリアットをかいくぐりコブラツイスト。しかし優宇が振り回して抜け出し逆水平を連打し、サイドスラム。セントーンは櫻井がかわしてドロップキック。櫻井はブレーンバスターを狙うがこらえられるとコブラツイストへ。優宇がエスケープしようとすると櫻井が丸め込む。網倉がショルダータックルを連打すると優宇が受けて立つ。優宇のショルダータックルも網倉が受けて立つ。ショルダータックルをぶつけ合い、網倉が逆水平。優宇がショルダータックルからセントーン。奈七永が相手コーナーに網倉を叩きつけ月山を呼び出す。しかし網倉がエルボー連打で向かっていく。奈七永が受けて立ちバックドロップの構え。網倉が切り返しパワーボムの構え。しかし奈七永がショルダースルー。奈七永の突進に網倉がパワースラムを決めサマーソルトドロップ。月山が奈七永にエルボー連打。奈七永が反転し相手コーナーでエルボー連打。網倉と櫻井が割って入ると月山がエルボー連打。月山がドロップキック、網倉がショルダータックル。網倉は奈七永を担ぎ上げコーナーへ宙吊りに。月山、櫻井、網倉が次々と串刺し攻撃。月山が押さえ込むが奈七永が返す。月山は極楽ドン狙いも奈七永がラリアット。月山がエルボー連打も奈七永がラリアット、足4の字固め。そこへ水森がボディープレス、優宇がセントーン。月山がなんとかエスケープに成功。水森が月山にドロップキック、優宇が外に向けてローリングもかわされる。月山がエプロンから場外へプランチャ。10分経過。網倉が櫻井、月山を背負いワープレスを水森に決める。さらに月山が極楽ドンにいくが水森が返す。月山がコーナーにいくが奈七永がカット、優宇がキャノンボール狙い。桜井と網倉が阻止もドロップキックを食らう。優宇は3人まとめてキャノンボールの餌食に。水森が月山にダイビングボディープレス。月山が返すと、水森を丸め込む。水森が丸め込むが月山が反転。水森が返すと突進してきた月山にラリアット。奈七永組がセブンアッパー、水森がトロピカルスマッシャー。月山が返せず水森が勝利、奈七永組がトライアングルレッド1位、決勝トーナメント進出を決めた。

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
○葉月

10分17秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

上谷沙弥●
コグマ AZM
飯田沙耶<6点> 林下詩美<9点>

 林下詩美&上谷沙弥&AZM組のクイーンズクエストと葉月&コグマ&飯田沙耶組の同級生ずが最終公式戦。詩美組は大会前の時点で高橋奈七永&優宇&水森由菜組と並びトライアングルレッドのトップ。この試合で引き分け以上なら決勝トーナメント進出が決まる。勝って2点を挙げれば奈七永組が勝っても1位で並んで決勝トーナメントに駒を進めるだけに、すでに優勝の望みの消えた葉月組から足を引っ張られないようにしたい。

 前の試合で奈七永組が勝利し決勝トーナメント進出が確定。もうひとつの進出チームは詩美組か中野組という状況に。詩美組が勝てば奈七永組と1位で並ぶ。引き分けなら2位に。

 先発はコグマとAZM。AZMがクマポーズをやらせずロープワークに誘う。コグマの突進をAZMがかわしドロップキックも、コグマがかわしてみせる。コグマが握手を求めるとAZMが応じてロープへ振り合い。詩美と上谷が乱入しQQでコグマを攻撃。AZMはブレーンバスターを狙うがコグマがこらえる。コグマはネックブリーカーもAZMが丸め込み。コグマが返して丸め込みの応酬。詩美が飯田にショルダータックル。飯田が串刺しエルボーアタックからジャンピングチョップ。上谷とAZMが飯田を捕まえるがチョップを食らい排除される。葉月組がまとめて顔面ウォッシュ。飯田が詩美にエルボードロップ。ノーザン狙いを詩美が切り返しバックフリップ。上谷が飯田に串刺しニーアタック、ドロップキック。飯田が返すと、上谷とエルボーを打ち合う。飯田が逆水平を連打、上谷がニーアタック、二段蹴りの連打。飯田が返すと、上谷はコーナーへ。飯田が立ち上がり下からヘッドバット、雪崩式パワースラム。さらに上谷を持ち上げサイドに叩きつける。葉月が上谷にビッグブーツ、DDT。コグマがコーナーに上がるがAZMが雪崩式アームホイップ。上谷が葉月にニールキック、串刺しで突進。葉月がかわすが詩美とAZMがキックの挟み撃ち、上谷がミサイルキック。葉月が返すと、上谷がスープレックスもカットされる。上谷の場外へスワンダイブ式プランチャかわされ、コグマがプランチャ。葉月が上谷へ串刺しエルボーアタック、コードブレイカー。上谷がフランケンも葉月が丸め込む。上谷が返すと、葉月と飯田が上谷を捕獲しコグマがボディープレス。葉月がカバーもカットされる。葉月は上谷に垂直落下式ブレーンバスター。3カウントが入り葉月が上谷を破った。

葉月「上谷からスリー取ったぞ! 上谷からスリー取ったってことは、言いたいことわかるよね! なに? なに? そう、白いベルト。いま上谷最多防衛記録の白いベルト、葉月を挑戦させてください」

上谷「メチャクチャ悔しい。葉月が白いベルトを狙っているというのも知っていたし、今日の負けというのはしっかりと考えていかないといけない結果だと思いました。タイトルマッチでこの借り、しっかり返させてもらうよ」

葉月「場所はどこでもいい。横浜アリーナ? どこでもいいよ。ロッシー、お願いします。場所が決まったら、葉月が白いベルトを巻く姿みなさん見に来てください。いいですか!」

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
尾﨑妹加

10分30秒
TSULALA→片エビ固め

向後桃●
ラム会長 羽南
○雪妃真矢<8点> 岩谷麻優<2点>

 STARSの岩谷麻優&羽南&向後桃とレベル・アンド・エネミーのラム会長&雪妃真矢&尾﨑妹加組が最終公式戦。どちらも決勝進出トーナメントはなくなってしまったが、最後の公式戦で勝って次につなげたいところ。スターダムのアイコン岩谷と外敵軍の遭遇も注目のポイントになりそうだ。また、上越大会でワールド・オブ・スターダム王座戦を王者ジュリアからアピールされた雪妃の動向もきになるところだ。

 ラム会長と向後が先発に名乗りを挙げてゴング。ロックアップからラム会長がグラウンドにもっていこうとするが、STARSが介入しトリオでラム会長を攻め込む。3方向からのドロップキックを決めると向後がボディースラム。向後が串刺し攻撃を狙うがラム会長がかわして頭部をコーナーに叩きつけていく。カッターを見舞うとバックを取るが、向後が切り返してドロップキック。羽南がラム会長に払い腰。ラム会長が返すと羽南のダブルリスト狙いを切り返しビッグブーツ、フェースクラッシャー。羽南を捕獲し串刺し攻撃を次々に仕掛ける。羽南が返すと、尾﨑はアルゼンチン狙い。羽南が尾﨑をマットに叩きつけ、ブロックバスター狙い。尾﨑がこらえてボディースラム。羽南のダブルリストを尾﨑が返す。岩谷が尾﨑をかわして丸め込み。ドロップキックはかわされるが雪妃と尾﨑をまとめてアームホイップ、ドロップキック。尾﨑が返すと、岩谷にアルゼンチンバックブリーカー。岩谷がバックキックも尾﨑がボディーアタック、ラリアット、岩谷がトラースキック。向後が雪妃にコルバタ、ドロップキック。STARSが3方向からボディーアタック、雪妃へ岩谷と向後が619、羽南が持ち上げてトリオでフェースクラッシャー、向後がDDT。しかし3カウントには至らず。向後はフィニッシュを宣言しネクターピーチ狙いも雪妃が切り返し腕を取る。岩谷と羽南がカットし雪妃を持ち上げると向後がスワンダイブ狙い。しかしカットされ不発に。ラム会長がスイングDDT、尾﨑がサイドスープレックス、雪妃がニーアタック。しかし向後が肩を上げる。雪妃の蹴りを向後がかわし丸め込み。雪妃が返すがカウンターでトラースキックを食らう。雪妃が返すと、向後にカウンターのハイキック。10分経過。岩谷と羽南が尾﨑のラリアットを食らう。雪妃が向後にシャイニングウィザードも2カウント。ならばと雪妃が顔面にニーをぶち込むTSULALA。向後が返せず雪妃がピンフォールを奪った。

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
SAKI

12分44秒
バイオレットスクリュードライバー→片エビ固め

壮麗亜美●
なつぽい MIRAI
○中野たむ<10点> 朱里<10点>

 コズミックエンジェルズの中野たむ&なつぽい&SAKI組とゴッズアイの朱里&MIRAI&壮麗亜美組による最終公式戦。中野組は8点で、朱里組は10点。中野組が決勝トーナメントに進むためには勝利が必要となっている。朱里組の決勝トーナメント進出はすでに確定しているが、勝てば文句なしのトライアングルブルー1位通過。ゴッズアイが気持ちよく3・4代々木へと駒を進めるか、それとも中野組がトーナメント進出へ滑り込むか。

 第4試合の詩美組vs葉月組で葉月組が勝ったことで、中野組に決勝トーナメント進出のチャンスが到来。勝てば10点となりトライアングルレッド2位が確定する。

 MIRAIが先発に立候補し、コズエンからはなつぽいが出てくる。ロープワークの攻防からなつぽいがドロップキック。コズエンがトリオでMIRAIを攻め込み3方向からドロップキック。なつぽいは予告してMIRAIにボディースラムの構え。しかしMIRAIがこらえて、反対に持ち上げると自軍コーナーへ。壮麗が串刺しボディーアタックを見舞うがなつぽいが返す。MIRAIと壮麗がなつぽいにチョップの連打。朱里がなつぽいへサッカーボールキックを連発。なつぽいが返すと朱里にネックブリーカー。SAKIがビッグブーツもゴッズアイに捕獲される。しかし中野とSAKIがアトミックドロップの競演。SAKIと朱里がエルボーの応酬。朱里がフロントネックチャンスリードロップ。MIRAIがSAKIへ串刺しエルボー連打、ミサイルキック。SAKIが返すと、MIRAIにブレーンバスター。中野がMIRAIへダイビングボディーアタック。MIRAIが中野の蹴りをかわしてフルネルソンバスター。壮麗が中野に逆水平連打。ロープの振り合いから壮麗がダブルチョップも中野が返す。しかし壮麗が逆エビ固め。壮麗の突進を中野がかわして場外に送り出すと、プランチャ狙いでコーナーへ。壮麗が追いつき担ぎ上げるとリング下に投げ捨てる。MIRAIと壮麗が中野を前方に叩きつけると朱里がスタンディングギロチン、壮麗がサイドに叩きつける。壮麗はアルゼンチンにいくが中野が切り返しヘッドシザーズから腕を取る。朱里とMIRAIが合体もSAKIとなつぽいがトラースキック。10分経過。中野となつぽいが場外プランチャ。中野は壮麗にバイオレットシューティング。壮麗が返すと、中野はタイガー狙い。壮麗が切り返しラリアット。中野が返すとトラースキック、スピンキック。壮麗がブレーンバスターも中野が立ち上がりタイガースープレックス。しかし朱里とMIRAIがカットする。コズエンがトリオで壮麗にトラースキック、中野がバイオレットスクリュードライバー。3カウントが入り中野が勝利、コズエンが決勝トーナメントにコマを進めた。

◆TRIANGLE DERBYⅠ公式リーグ戦 15分1本勝負
柊くるみ

13分48秒
テキーラショット→片エビ固め

桜井まい
○鈴季すず テクラ●
世羅りさ<10点> ジュリア<6点>

 ドンナ・デル・モンドのジュリア&桜井まい&テクラ組とプロミネンスの世羅りさ&鈴季すず&柊くるみ組によるトライアングルダービー最終公式戦。DDMのジュリア組はすでに優勝の望みがなくなってしまったが、アーティスト・オブ・スターダム王者のプロミネンスには引き分け以上で2位以上が確定。得点を上げれば優勝の可能性が出てくるだけに負けられない闘いとなった。また、2・4大阪で赤いベルトを懸けて対戦したジュリアと鈴季が6人タッグマッチで再会。2人の対戦が新たなるステージを迎えることとなる。また、元アイスリボンのテクラにとってもプロミネンス勢とは再会だ。さらにはさまざまなスタイルにトライしている桜井にとってもプロミネンスとの遭遇はこれまでやってきたことを活かす大きなチャンスになるだろう。はたして、プロミネンスが決勝トーナメントへと駒を進めるか、それともDDMが足を引っ張るか?

 セミで朱里組が敗れたことで、世羅組が勝てばトライアングルブルーで1位に並ぶ状況に。テクラとくるみで試合開始。腕の取り合いから、くるみがヘッドロック。くるみはロープに振られずヘッドロックをキープする。テクラが切り返しヘッドロックへ。くるみがロープに振ってショルダータックルで吹っ飛ばす。テクラがコルバタからビッグブーツ。桜井がくるみにドロップキック、ビッグブーツ。くるみが突進をかわし串刺しボディーアタック、フットスタンプ。鈴季がリング下からエプロンの桜井にドロップキック。サッカーボールキックも放つが桜井が返す。世羅がボディースラムを試みるが桜井がこらえてエルボー連打。世羅もやり返すが桜井がスタナー、ドロップキック。ジュリアが世羅に串刺しエルボー、もう一発狙うと鈴季が乱入しエルボーの打ち合いに。世羅が割って入り鈴季と合体を試みる。しかしジュリアが串刺し攻撃の連続から鈴季にDDT、世羅にボディースラム。世羅がジュリアを叩きつけるが2カウント。世羅はジュリアに逆エビ固め、持ち上げてコーナーに追い込むと串刺しダブルニーアタック、くるみがキャノンボール、カナディアンバックブリーカー。ジュリアが切り返しエルボー連打。くるみのエルボーでジュリアがダウン。くるみはカナディアンから前方に叩きつけるがジュリアが返す。ジュリアが張り手から突進もくるみが止める。しかしジュリアが卍固め。くるみが人でなしドライバーを狙うがジュリアが切り返す。さらにくるみが切り返し人でなしドライバーを決める。くるみはコーナーに上がるも桜井がカット。ジュリアが張り手を打ち込み雪崩式狙い。くるみが阻止するがジュリアが下からドロップキック、雪崩式ダブルアームスープレックス。くるみが立ち上がるがジュリアがバックドロップ。くるみがラリアット。ジュリアがドロップキック。10分経過。鈴季とテクラが技をかわし合い、テクラがモンキーフリップ。鈴季が立ち上がりテクラとエルボーの応酬。桜井がビッグブーツ、ジュリアが抱えてテクラがネックブリーカーで合体、テクラがトラースキック。鈴季が返すと、テクラはダブルアームの構え。鈴季がこらえるとテクラがカサドーラで飛びつく。鈴季がこらえて後方に叩きつける。残り3分。テクラが返すと鈴季はフィニッシュを予告しジャーマン狙い。テクラが切り返してスピア、丸め込み。くるみがカットし世羅と鈴季がコーナーへ。世羅が鈴季を背負ってダイビングダブルニードロップ。しかしDDMのカットが間に合う。ジュリアと桜井にくるみがラリアット。鈴季がキックの連打からテクラをカバーするが2カウントどまり。鈴季がテキーラショットを決めると3カウントが入った。これによりプロミネンスの決勝トーナメント1位進出も決まった。

試合後、雪妃真矢が登場。

雪妃「おじゃましま~す。ごめんなさい、プロミネンスさん。ちょっと時間ください。ジュリアさん、新潟(上越)の返事をしにきましたよ。この1週間、時間いただいてありがとう。考えました、たくさん。過去のいやあな記憶を掘り起こして、たっぷりと考えさせていただきましたけど、私は過去がどうのこうのとか別にこのスターダムのリングにいる気がないんですよ。なんだけど、やっぱりジュリアさんとロッシー小川が嫌いでさ、私は。そしてスターダムさんが思う通りそのベルト戦を私がする。それでロッシー小川を喜ばせるのはちょっと腑に落ちねえなとは思ったわけ。だけどさ、私が巻くなら話は別だよね。万が一、いや可能性はかなり高いけど、私がそのベルトを巻いたら、ジュリアさんもロッシー小川もさぞかし胸糞悪いだろうねえ! そして、きっとスターダムのファンのみなさま、そんなこと望んでないでしょ。期待してないでしょ。私がチャンピオンになるなんて。期待してるんじゃねえよ、そこはブーイングなんじゃねえの! 嫌がっていただければ嫌がっていただくほど、ほしいなあ、そのベルト! 誰も望まない、誰も期待しない、誰にも歓迎されない、そんなチャンピオンにオレはなる。いかのかよ?」

ジュリア「もうちょっと(ブーイング)やってあげなよ」

雪妃「いまいちだなあ。ホントは拍手を送りたいんじゃないの? 送ってくれてもいいよ。というわけで新潟(上越)の答え、受けます」

ジュリア「ハイ、長々とありがとうございます。正直、雪妃真矢は逃げるかなって思ってたんだけど、よく来てくれましたね。大っ嫌いなこと知ってるからさ、私も大嫌いなんだけど、でもね、でもね、こんなに冷え切った関係の対戦相手とやるのって正直、すげえ勇気がいることなんだと思うよ、私もオマエも、ここに来たこと。でもさ、私は向き合わなきゃいけないこと、立ち向かわなきゃいけないものあると思ってるし、アンタがここにスターダムのリングに上がるんだったら私は絶対に逃げないよ、オマエに立ち向かっていくよ。オマエがなんと言おうと、どんな理由だろうと、やるんだったら私は背負ってるものが全然違うからさあ、いいよ、好きな方を応援して。どっちを応援する? とりあえず、いつがいいかな? 次のビッグマッチ、3月4日の代々木で、どうでしょうか?」

雪妃「ということは、横浜アリーナに立つのは私がチャンピオンだけど大丈夫そう?」

ジュリア「安心してください。3月4日でアナタはスターダムのラストマッチになります。出てってください。以上」

両者退場。

プロミネンスがリングへ。

鈴季「ちょっとちょっと、リング上誰もいなくなっちまったじゃねえかよお。ウチら勝ったから。ウチらプロミネンスがアーティストのベルトを持ったまま決勝に進めるということは、プロミネンスが優勝間違いなし。今日は歓声アリの後楽園ということで、みんなスターダムの締めをやりたい気持ちでいっぱいだと思いますけど、プロミネンスの締め、おぼえて帰ってもらおうかな! いいね、いいね。レッツゴー、プロミネンス!」

プロミネンスのコメント

鈴季「スターダムのお客さん素直すぎじゃねえか。プロミネンスの大合唱でしたよ。うれしいけれども、プロミネンスが今日も勝って、当たり前のように決勝に進出して、当たり前のようにプロミネンスが優勝。そして、プロミネンスはプロミネンスらしくアーティストのベルトを持ち続ける。ということで、今日はいい気持ちで帰れそうですね」

世羅「そうですね。決勝(トーナメント)いったということでこのまま優勝するしかないじゃん。するしかねえから、それをみなさん楽しみにしててください。代々木、もう一回プロミネンスコールで締めます」

鈴季「おー、かっこいい」

ジュリアのコメント

「土曜日、新潟(上越)で私が雪妃に私のベルトに挑戦しませんかと。なぜスターダムに来たんですかと聞いた。そのときのアイツの答えはここに来た理由、仲間のために来たって言ってたんですよ。なんかそれ聞いて、ホントに自分を守ってばっかりの女だなというか、なにかのせいにするんだなって。そうやって逃げるんだろうな、今回もなかったことにしちゃうのかなあって正直思ってたんだけど、でもこうやってわざわざ足を運んでくれてメイン後に、防衛戦が決まって、いまの気持ちとしては正直、私と雪妃の関係はホントに冷え切ってて、信頼関係とかそういったものは昔から1ミリもない状態。だけど言った通り、それでも向かってかなきゃ、やっていかなきゃ、立ち向かわなきゃいけないことがあるってことを私はホントにそれが一番と言うか、アイツとやる意味は私はあると思ってる。それがどんな結果に、どんな形になろうと。防衛戦がどんな試合になるか正直わかりませんけど、ひとつ私が背負ってるものを、それをしっかり見せつけたうえで、雪妃真矢にはスターダムから出ていってもらおうと思います」

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