2023/03/08 NEWS

3・25「NEW BLOOD Premium」横浜武道館大会でのタッグマッチの「X」が決定

3月7日(火)午後6時より特別記者会見がおこなわれ、3・25「NEW BLOOD Premium」横浜武道館大会でおこなわれるタッグマッチ、中野たむ&月山和香組vs高橋奈七永&X組の「X」が明らかとなった。

記者会見詳細レポート

▼中野たむ&月山和香vs高橋奈七永&X

月山「奈七永さん、このたびは試合受けていただきありがとうございます。私は、たむさんとこのビッグマッチでNEW BLOOD初のビッグマッチで奈七永さんと闘いたいと、そう思いました。奈七永さんのタッグパートナーは、もう決まってますか? 私はこの試合にすべてを懸けたい」

奈七永「ちょっと待って、待って。なんかさあ、アンタらのさあ、そのコズエン脱退?勝てない? 正直、関係ないんだよね私には。でもさ、しっかりパートナー連れてきました、今日。月山が、私も何回か試合をして、強いパッションがあるのは感じてんだよね。前にも言ったよね、なんでこんなに勝てないの?って。だからさ、アンタと当てたい人はただ一人、この人しか思い浮かばなかったので、この人を呼びました。どうぞ」

KAIRIが登場。

KAIRI「世界を旅する海賊王女KAIRIです。ありがとうございます。何事ですか?」

奈七永「何事ですかね?」

月山「12月末に私はたむさんと約束をしました。3カ月以内に勝てなかったら、勝てなかったらコズミックエンジェルズをやめる。その期限が3月25日、NEW BLOODできます。私はこの試合に文字通り…すべてを懸けたいと思っていて、もし、もし勝てなかったら、コズエンをやめるだけじゃなくて、スターダムをやめます! いまのままの私じゃ奈七永さんとKAIRIさんには勝てないかもしれないから3月25日までお休みをいただいて、修行して、3月25日にすべてを、すべてを懸けます。……」

中野「月山……覚悟を見せてくれてありがとう。でも、勝てないかもしれないなんて言うな。私は、アナタに絶対スターダムやめさせたりなんかしない。私は月山のこと弱いなんて一度も思ったことはありません。相手の技もちゃんと受けきって、それでも最後まで絶対に立ち上がって立ち向かっていって、月山の目が死んでるところなんて一度も見たことない。でも、徹底的に足りないなにかがあった。それを月山は自分の力で見つけ出してくれた。だからその自分の嫌な感情、嫌悪、憎悪、悔しさ、欲望、それをすべてをさらけ出す覚悟を見せてくれたから、いまの月山とならどんな強いヤツにも勝てるって、そう思ったの。高橋奈七永、最強のパートナーを連れてきてくれてありがとう。思った通りの人だった。私たちに情けなんてかけなくていいです。もうかけるつもりもないだろうけど、徹底的に潰しに来てください。そのうえで私は、絶対に月山に自力勝利をさせます」

KAIRI「いいですか。ええと、まずはちょっと状況があれなんですけど、お涙頂戴の現場をちょっと目の当たりにしまして、なるほど、ちょっと巻き込まれた感はあるんだけども、まあでも、奈苗さんがさっき仰っていただいたように、私もちょっと月山さんとは似てるというか、シンパシー感じるところはあって、試合は見れるやつは見てました。だからそちら側の状況は私には一切知ったこっちゃないし、よくわかんないんだけど、それくらい鬼気迫る思いでウチらにぶつかってきてくれるってこと?」

月山「ハイ!」

KAIRI「だったらこっちもというか、私も奈七永さんもこの試合とかじゃなくて、どの試合もすべてを懸けて挑んでるつもりではあるし、この試合に負けたらやめるとか言ってるけど、私は踏み台になるつもりは一切ないです。でも、そこまで言っちゃって大丈夫なの? これまでの努力、周りからの助け。この試合に負けただけで全部投げるの?」

月山「ここ数日ずっと考えて、私がなんでプロレスラーになったのかとか、なんでいまもプロレスラー続けてるんだろうと考えたときに、それはみんなが応援してくれて支えてくれて、そんなみんなの思いを無下にするようなら私はダメだと思ったので、この試合にすべてを懸けてみんなの思いに必ず応えるその覚悟で、その覚悟で臨みます。大丈夫です」

奈七永「大丈夫ってなにが?」

月山「大丈夫です」

奈七永「なにが大丈夫なの?」

月山「私はこの試合に勝つので!」

奈七永「みんな勝ちたくてやってるよ。負けるつもりでリングに上がるヤツなんかいないんだよ。オマエ何年生きてるんだよ?」

月山「31年です」

奈七永「31年? KAIRI何年?」

KAIRI「えっと、34、年…」

奈七永「かわいらしく言わないでよ。34年」

KAIRI「意外と変わらなかった、ハイ」

奈七永「変わんないんだよ。変わんない。人生生きてる分、いろんな覚悟積み重なっていくけどさ、私はその覚悟を持って26年プロレスのリング上がり続けてるんだ。いつこの試合が最後になるかもしれないって思う恐怖と毎回闘ってるんだよ。オマエはさ、気持ちを、みんな支えてくれる人の気持ちを無下にしないために必ず勝ってそれができなかったらやめる? ふざけんなよ」

奈七永が張り手。

奈七永「逆だろ」

月山が張り返してもみ合いに。

奈七永「簡単にやめるとか言うなよ!」

月山「やめないから!! 勝ってやめないから!」

奈七永「勝たさねえからな、でも」

月山「勝つから!」

KAIRI「離れて」

奈七永「まだまだ甘っちょろいんだよ!!

奈七永、KAIRIが退場。

月山「……」

中野が手を差し出し、月山と握手。

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