2023年3月26日　『CINDERELLA TOURNAMENT 2023〜開幕戦〜』

『FIBREPLCINDERELLA TOURNAMENT 2023〜開幕戦〜』
3月26日（日）横浜武道館（観衆1263人）

試合結果

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
月山和香	5分26秒変形後方回転エビ固め	レディ・C

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
飯田沙耶	6分34秒変形ファルコンアロー→片エビ固め	天咲光由

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
壮麗亜美	5分33秒 OTR	水森由菜

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
スターライト・キッド	5分47秒両者OTR	梅咲遥

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
ジーナ	4分39秒サンダーストラック→片エビ固め	妃南

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
マライア・メイ	5分56秒ツームストンパイルドライバー→エビ固め	吏南

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
鹿島沙希	4分46秒起死回生	向後桃

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
MIRAI	7分44秒ミラマーレ	羽南

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
テクラ	6分53秒回転足折り固め	コグマ

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
刀羅ナツコ	5分41秒スワントーンボム→エビ固め	琉悪夏

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
朱里	6分54秒白虎	稲葉ともか

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
AZM	5分20秒両者OTR	葉月

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
桜井まい	5分46秒 OTR	ジュリア

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
なつぽい	6分15秒両者OTR	白川未奈

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
上谷沙弥	3分49秒両者OTR	岩谷麻優

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
渡辺桃	5分50秒 OTR	舞華

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
林下詩美	10分00秒時間切れ引き分け	高橋奈七永

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
中野たむ	9分6秒バイオレットスクリュードライバー→エビ固め	ひめか

試合詳細レポート

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
月山和香	5分26秒変形後方回転エビ固め	レディ・C

　試合前のオープニングで当初はテレビ解説をつとめる予定だった月山がロッシー小川ＥＰの指名によりＸとしてトーナメントに参加することに。

　試合がスタートするとレディがヘッドロック。月山が抜け出そうとするがレディが締め上げてグラウンドへもっていく。レディが蹴りにいくと月山がドロップキックもかわされる。レディが月山を引き起こすが月山が切り返してパロ・スペシャル。レディはロープに噛みついてエスケープ。しかし月山がすぐにヒップアタックからクロスボディー。しかしレディがキャッチしジャイアントスイングで10回転。レディが串刺しビッグブーツからショルダータックル。月山がエルボーを打つとレディもやり返す。レディは至近距離からビッグブーツをぶちこむとチョークスラム狙い。月山が切り返しクロスボディー。極楽ドンを決めるがレディが返す。月山が走るとレディはネックブリーカー、チョークスラム。返した月山のバックを取ったレディだが月山が切り返し押さえこむ。そのまま３カウントが入り、月山が一回戦を突破するとともにシングルでの初勝利をおさめた。

月山のコメント

「レディ・Ｃの初勝利の相手は私、月山和香でした。今日シンデレラ・トーナメントに出られることになって、急でびっくりして、でもうれしくて。しかもタッグを組んだこともある、初勝利の相手になってしまったレディ・Ｃに勝てた。私はいま最高にキテる女だと思います。この流れを止めないようにこれからもやっていきますので、絶対にケガしない、絶対にあきらめない、絶対に折れない、私はそう誓います」

――人生初の連勝の気分は？

「試合前のＰＰＶのコメントで言ったんですけど、まだちょっと実感が沸かなくて。実感が沸かないままのきょう、そして今日、体が痛いことで頭がいっぱい。そんななかでの２戦目。でも少しだけテンポとか相手がいつ隙があるとか、そういうことにほんのちょっとだけ触れられたような、そうじゃないような…。気分はいいです。体調も最高です！」

――優勝の自信は？

「優勝？　シンデレラ・トーナメントなんて出られると思ってなかったので、優勝ですか…？　私はＭＩＲＡＩが灰かぶりのシンデレラって言ってるけど、私は灰かぶりどころか泥まみれで首までコンクリートで埋まってるような状態でやってきて。でもコンクリートを毎日やすりで削って削って削って削って、そうやって生きてきたような人間だと自分では思っているので。優勝するにはあと何百枚、何千枚のヤスリが必要だと思います。準備しておきます」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
飯田沙耶	6分34秒変形ファルコンアロー→片エビ固め	天咲光由

　天咲が握手を求めると飯田も応じてゴング。ロックアップから飯田が追い込むとクリーンにブレイク。天咲がドロップキックを連打し３発目はヒザに打ち４連発。天咲は「上げるぞ！」と叫んでボディースラムの構え。飯田がこらえると天咲の突進にショルダータックル。天咲が返すと飯田が逆水平連打。天咲がこらえると飯田がもう一発。天咲はジャンピングチョップをかわし、ドロップキックからヒザ十字固め。飯田がエスケープすると、天咲が足をロープにかけてヒザへのドロップキックを放つ。天咲はスイングＤＤＴも飯田が返す。天咲は天聖の構えにいくが飯田がショルダースルーに切り返す。飯田のエルボーをかわして天咲が串刺し側転エルボー、ＤＤＴ。しかし飯田が切り返し押さえこむ。天咲が返すとコーナーから飯田ロケット。返した天咲に飯田はノーザンライト。天咲が返すと飯田は垂直落下狙い。天咲が切り返して丸め込みの連続。飯田が返してジャンピングチョップから垂直落下式ブレーンバスターの構え。天咲が天橋立で切り返すが返した飯田がラリアット。飯田がラリアットを決めるが天咲が肩を上げる。飯田がキン肉バスターの構えから前方に叩きつけると３カウントが入った。

飯田のコメント

「シンデレラ１回戦、初戦、天咲から勝ったぞ。天咲、いまスターダムでめちゃくちゃ推されて、なんだ？１年以内にてっぺん取るって言ってたよな？　そんなことアッシがさせねえよ。アッシ超えてから言いやがれ。アイ・アム・シンデレラ！」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
壮麗亜美	5分33秒 OTR	水森由菜

　ゴングと同時に両者がショルダーをぶつけ合う。ともに譲らず水森が挑発。さらにショルダーをぶつけ合い、壮麗が打ち勝つ。水森がすぐに起き上がりトロピカルヤッホーを叫んでチョップを放つ。壮麗はボディースラムも水森が丸め込んでドロップキックへ。水森が場外へショルダータックル連打、イスの上からダイビングボディープレス。水森は壮麗をリングに入れてボディースラム、ランニングボディープレス。壮麗がかわし串刺しラリアット、ショルダータックル。返した水森に壮麗は逆エビ固め。壮麗は水森をロープに固定し逆水平の連打を浴びせる。壮麗の突進を水森が止めてＯＴＲを狙う。壮麗が反対にＯＴＲを狙うが水森が回避。2人のラリアットが何度も交錯。水森の突進に壮麗がラリアット。回転式でもう一発放つが２カウント。壮麗はフィニッシュを予告して雷の如くを狙う。水森がこらえると壮麗の突進に回し蹴りからラリアット。水森は「終わり！」と絶叫しラリアットも壮麗が阻止して担ぎ上げると場外に投げ捨てる。壮麗がＯＴＲで一回戦を突破した。

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
スターライト・キッド	5分47秒両者OTR	梅咲遥

　梅咲が「お願いします！」と握手を求めキッドも応じる。ゴングと同時に梅咲がドロップキックで場外に送り出しプランチャで舞ってみせる。梅咲はキッドを戻して低空ドロップキック。キッドが返すと、梅咲はコーナーに上がる、キッドは「させるか！」と雪崩式アームホイップ。エルボーの打ち合いからキッドが連打。梅咲が走らせずにエルボー連打を継続、キッドが崩れ落ちるが動きを読んでエルボーアタック、背後からドロップキック。梅咲が返すとキッドは旋回式ダイビングボディープレス。梅咲がかわすがキッドが丸め込みからドロップキック。梅咲が動きを読んでドロップキック、キューティースペシャル。両者ダウン状態から梅咲がコーナーに上がりミサイルキック。梅咲は気合を入れて再びコーナーへ。旋回式ダイビングボディープレスを決めるがキッドの肩が上がる。梅咲がスープレックスを狙うがキッドが丸め込む。梅咲が上になるがキッドが返してネックスクリュー。キッドは梅咲を寝かせて旋回式ダイビングボディープレス。引き起こすとスタースープレックス。決まったと思われたが梅咲がクリアー。キッドは梅咲をコーナーに乗せてセカンドからドロップキック、エプロンに送り出すが梅咲がロープを広げてエプロンに叩きつける。梅咲が蹴りにいくが同時に転落、両者ＯＴＲで2人とも失格となった。

梅咲のコメント

「シンデレラ・トーナメント1回戦、キッドさんとシングル10分で、決着をつけるつもりでもちろんここに来てますけど、まさかオーバー・ザ・トップロープで、もうちょっとでキッドさんを落とせそうだったのに、なんか道連れに落とされました。まさかキッドさんがそんなズルいようなことをする人だとは思ってなかったので、ちょっと腑に落ちないんですけど…。今回会社がこうやって組んでくれたシングルマッチですけど、次必ずキッドさんとシングルやるときは、必ず自分たちの力でシングル組めるようにもっと頑張っていきたいと思ってます。そして、自分は４月に自分の団体のディアナのシングルの挑戦が決まっているので、必ずそのシングルを取って、キッドさんとやりたことも自分にはあるので、みなさん見ててください」

キッドのコメント

「昨日、初代ＮＥＷ　ＢＬＯＯタッグチャンピオンになりましたスターライト・キッドです。いや待って、シンデレラまた1回戦敗退かよ。梅咲遥、納得いくわけない。2回闘って2回とも引き分け、必ず次は長い時間でもう１回シングルマッチだ。組め。どこかで必ず組んでください。そして、ちょっと横浜アリーナのこといいですか。４月３日に記者会見があるらしいんだけど、そこで私はパートナーお披露目してやりたいと思います。超期待して、楽しみに待っていてください」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
ジーナ	4分39秒サンダーストラック→片エビ固め	妃南

　Ｘの正体は外国人レスラーのジーナ。ジーナがヘッドシザーズにいくと妃南が切り返し腕十字。妃南の突進にジーナがパワースラム。ジーナはチョップのバリエーションから串刺しラリアット、フェースクラッシャー。ジーナは妃南を担ぎ上げるが妃南が回避し投げを打つ。妃南が足を取ってバックブリーカーも２カウント。妃南はジーナを叩きつけるも返される。妃南がスープレックスを狙うがジーナが切り返す。さらに妃南が切り返すと丸め込みの連続。妃南が外道クラッチも２カウント。妃南が再度押さえ込みにいくがロープ際。妃南がマットに叩きつけるがジーナがクリアー。妃南はフィニッシュを予告もジーナがブレーンバスター。山折りにいくと妃南が返せず３カウントが入った。

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
マライア・メイ	5分56秒ツームストンパイルドライバー→エビ固め	吏南

　吏南がマライアにヘアーホイップ。マライアが旋回式バックブリーカー。エルボーとチョップの連打からマライアが逆水平。吏南がかわすとマライアをエプロンに送り出しＯＴＲを狙う。吏南が突進するがマライアがエプロンからハイキック、ミサイルキック。吏南がエルボー連打もマライアがやり返す。吏南は「なめんじゃねえぞ！」と卍固め。返したマライアに吏南はドロップキック。マライアが突進をかわしてキックを放つが吏南が大外刈りからフィッシャーマン。吏南がダイビングダブルニードロップ。コーナーに上がるがマライアが下からキック、雪崩式フランケン、ニーアタック。吏南が返すとマライアが逆さ押さえ込み。吏南がバックを取るがマライアがダブルアームスープレックスに切り返す。マライアはフィニッシュを予告しパイルドライバー。３カウントが入りマライアが勝利した。

クラブビーナスのコメント

白川「クラブビーナス、ウィナー！ジーナ、私たちの新しいメンバー。どこから来たの？」

ジーナ「オーストラリアのシドニー」

白川「ベリーファン。クラブビーナス、イギリス、オーストラリア、ジャパン、いろんな国をどんどん飲み込んでもっともっと大きくしていきますよ」

ジーナ「年齢は26歳」

なぜか抗議するマライアに白川は「エイジレス（年齢は関係ない）」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
鹿島沙希	4分46秒起死回生	向後桃

　向後のドロップキックを鹿島がかわす。向後は2発目をヒットさせエルボー連打。ボディースラムの３連発から押さえ込みも３連続。向後が変型コブラツイスト。鹿島が６１９をかわしてダイビングフットスタンプ。2発目を向後がかわすとダイビングボディーアタックから６１９を決める。スワンダイブ式ミサイルキックも決めるが２カウントどまり。向後は鹿島を引き起こすがダブルアームスープレックスからビッグブーツを食らう。２発目をかわした向後がトラースキック。鹿島は昇竜拳、向後がドロップキック。鹿島が返すと向後は首を取ってマットに叩きつける。返された向後はフィニッシュを宣言しネクターピーチ狙い。鹿島が切り返し丸め込むと３カウントが入った。

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
MIRAI	7分44秒ミラマーレ	羽南

　腕の取り合いでスタートし、バックの取り合いへ。羽南が首投げの連続からドロップキック。ラリアットをかいくぐりＭＩＲＡＩがショルダータックル、右腕を捻りストンピング連打からボディースラム。羽南がすぐに返すと払い腰で叩きつける。羽南は後方からニーアタック、串刺し攻撃はかわされる。ＭＩＲＡＩが串刺しエルボーから串刺しラリアット、コーナーに上がると羽南がエプロンに送り出し腕十字。羽南が突進してドロップキック。ＭＩＲＡＩが戻ってラリアット。マットに叩きつけられた羽南だが腕十字で締め上げる。リング中央で入るがＭＩＲＡＩがクリアー。羽南はＭＩＲＡＩを引き起こすとラリアット。ＭＩＲＡＩがかわしてネックブリーカー。ＭＩＲＡＩは羽南を引き起こすが体勢が崩れる。もう一引き起こしてカナディアンから叩きつける。返した羽南にＭＩＲＡＩが突進。羽南が止めて丸め込む。ＭＩＲＡＩはカウンターのラリアットも羽南が立ち上がり後方に投げつける。羽南がフェイマサーも２カウント。羽南はフィニッシュを宣言しバックドロップ狙い。ＭＩＲＡＩが切り返し腕をロック。リング中央に移行して締め上げると羽南がギブアップした。

ＭＩＲＡＩのコメント

「まずは一回戦、羽南に勝ちました。未来のアイコンとエースの闘い、みなさんの目にはどのように映ったんでしょうか？　2023年シンデレラ・トーナメント、埋もれるつもりはない。高みへ行くから、このＭＩＲＡＩの巻き返しの春。自分は２連覇しか見えてません。魂込めて！お楽しみに」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
テクラ	6分53秒回転足折り固め	コグマ

　コグマがテクラのお株を奪うブリッジを披露。テクラはヒザ十字固めにとらえるがロープエスケープを許す。コグマは背後からのドロップキックを見舞いテクラの背中を踏みつけていく。テクラはＤＤＴもコグマが返す。テクラがコーナーに上がるとコグマが下からエルボー連打。頭部をトップロープに打ち付ける。テクラは場外に出るとコーナーのコグマにリングに戻って雪崩式狙い。コーナー上でエルボーを放つと雪崩式スープレックス。テクラのダイブをコグマがかわすがトラースキックを食らう。毒グモデスドロップ狙いを切り返してコグマがＤＤＴ。テクラがスピアも２カウント。バズソーキックを決めたテクラだがコグマが丸め込む。テクラがエルボーから丸め込むと３カウントが入った。

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
刀羅ナツコ	5分41秒スワントーンボム→エビ固め	琉悪夏

　琉悪夏がナツコの入場を襲撃し、そのまま試合開始。琉悪夏はテーブルを用意し、ナツコのボックスを奪い取って反対に脳天を殴打する。テーブルに寝かせると、コーナーから場外への冷凍庫爆弾。琉悪夏はナツコをリングに戻してフィッシャーマンで叩きつける。ナツコが返すと、琉悪夏がマットに叩きつける。琉悪夏はあえてナツコを引き起こしデスバレーボム。ナツコが鉄パイプを持ち出すがレフェリーが制止。そこへ琉悪夏がラリアット、レインメーカー式狙いはナツコが毒霧噴射。両者のラリアットが交錯。琉悪夏が張り手連打からラリアット。琉悪夏はコーナーに上がり冷凍庫爆弾へ。しかしナツコの肩が上がる。ナツコがラリアットからデスバレーボム。しかし琉悪夏が返してみせる。ナツコがスワントーンボムを決めると3カウントが入った。

ナツコ＆琉悪夏のコメント

ナツコ「言葉にならない。ガウン壊されたでしょ、机のせいで背中ギシギシなの。クソ痛いのね。なんか私の技やってたよね。デスバレー？」

琉悪夏「デスバレー」

ナツコ「いつの間に練習したの？教えてないことたくさんあったのに。なんでやろうと思ったのか、すごいわ。でも、まだまだ教えてないことなんてたくさんあるから。私には勝てませーん」

琉悪夏「ちょっとおとなげない」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
朱里	6分54秒白虎	稲葉ともか

　朱里の方から手を差し出すが稲葉はその手を叩いて握手を拒否。お互いがローキックで威嚇し合い、ロックアップからバックの取り合い。朱里がグラウンドにもっていき腕十字を狙う。稲葉のハイキックを朱里がかわして視殺戦。朱里が手を挙げて誘うと手四つへ。稲葉が蹴りを入れてサッカーボールキック。朱里もお返しのサッカーボールキック。朱里の蹴りを稲葉がかわすがドロップキック、フロントネックチャンスリードロップを食らう。朱里はアキレス腱固めも稲葉がエスケープ。朱里の突進を読んだ稲葉が二段蹴り。朱里が返すと、稲葉はワキ固めからヒールホールド。朱里がエスケープすると、稲葉がミドルキック。朱里も対抗して蹴り返す。ミドルの応酬からニーの応酬へ。朱里がジャーマンも稲葉がバックキック。稲葉が一撃必殺ともか蹴り。朱里がキャッチし、ローキックが交錯。朱里がニー連打も稲葉がカウンターでハイキック。朱里が返すと稲葉の蹴りをブロックしてハイキック。朱里が白虎を決めると稲葉がギブアップした。

朱里のコメント

「１回戦目は稲葉ともか。私のゴッズアイの仲間です。そして、初シングルマッチでした。蹴り重いね。食らってこの重さすげえなって思いましたね。シンデレラ・トーナメントでシングル初で組まれたんですけど、シンデレラ・トーナメント10分じゃないですか？普通にまたシングルで闘いたい。もっともっと稲葉ともかを味わいたい、そう思いました。めっちゃこれから楽しみです。すごい、ゴッズアイの仲間。いいですね。でも、シンデレラ・トーナメント突破できてよかったです。絶対優勝して小林幸子さんみたいなギラギラなドレス着ます。お楽しみに」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
AZM	5分20秒両者OTR	葉月

　ＡＺＭから握手を求め葉月も応じる。ゴングが打ち鳴らされると葉月が逆さ押さえ込み。ＡＺＭもジャックナイフにいくが丸め込みの応酬に。エルボーの打ち合いから葉月がブレーンバスター。顔面ウォッシュを狙うとＡＺＭがＯＴＲ狙いから反対に顔面ウォッシュへ。しかし葉月がカウンターでドロップキックを見舞い顔面ウォッシュを決める。葉月は串刺しエルボーからミサイルキック。ＡＺＭが返すと葉月はフェースロック、二段蹴り。ＡＺＭが丸め込むが葉月が返す。ＡＺＭがエルボー連打からミスティカ式ワキ固め。ＡＺＭは葉月をエプロンに送り出す。ＡＺＭがスタナーをかわすと両手でロープをつかむ葉月にドロップキック。葉月はなんとか片手でロープを握る。ヘッドシザーズでＡＺＭをエプロンに出すがハイキックを食らう。ＡＺＭが回転エビ固めの要領で組み付くが葉月がクリアー。ＡＺＭがミスティカにいくと同体で落下し両者失格に終わった。

ＡＺＭのコメント

「シンデレラ初戦？正直言うと私はシンデレラよりもＩＷＧＰ（女子）の方が頭の中いっぱいで、ちょっと考えられなかったな。まあチャンピオンのいない試合が前哨戦って言うのはわからないけど、まあ引き分け。新日本さんで試合させて、モネの初の日本の試合が私と葉月がいて、これ以上最高なことありますか？まあネットワークで配信されないとかいろいろ言ってますけども、ぜひみなさん現地でお待ちしています」

葉月のコメント

「シンデレラ・トーナメント１回戦がＡＺＭ。そしてＩＷＧＰ女子のベルトの前哨戦。ダブルオーバー・ザ・トップロープでドロー。ドローってことは、ＩＷＧＰ女子でモネを入れた３人で決着をつけよう。必ず私の腰にＩＷＧＰのベルトを巻いて、麻優さんと一騎打ちしたいと思います」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
桜井まい	5分46秒 OTR	ジュリア

　桜井がリングに上がったジュリアを引きずり下ろし場外戦で客席に叩きつける。桜井はジュリアを鉄柱に叩きつけると狙いすまして突進。しかしジュリアがガウンを投げつけ場外マットへのブレーンバスター。ジュリアはお返しとばかりに桜井を客席に投げつける。ここで試合開始のゴング。ジュリアがブレーンバスターを狙うが桜井が切り返してミサイルキック、ノーザンライト。ジュリアが返すと桜井はシャイニングバスター、「決めるぞ！」と叫んでコーナーへ。しかしジュリアがコーナーに上がる。それでも桜井はヘッドバットで落としてダイビングエルボードロップ。ジュリアが返すと桜井は再びコーナーへ。ジュリアも上がり雪崩式ダブルアームスープレックス。ジュリアが引き起こすと桜井がエルボー連打。エルボーの打ち合いからジュリアが張り手、桜井も張り返す。張り手の応酬から桜井が崩れ落ちる。ジュリアは手を取ってさらに張り手の連打。桜井がダウン。ジュリアの突進を読んで桜井がビッグブーツ。２発目をキャッチしジュリアがバックドロップ、フェースロック。桜井が切り返してＳＴＦ。ジュリアが切り返しサブミッションもエスケープを許す。ジュリアがファルコンアローも桜井が返す。ジュリアはフィニッシュを宣言しグロリアスドライバー狙い。桜井が切り返しエプロンに送り出す。ジュリアもエプロンにもっていき張り手の打ち合い。ジュリアはブレーンバスター狙いも桜井が反対に投げつけＯＴＲで桜井の勝利が告げられた。

桜井「リングの貴婦人、桜井まいが、ジュリアに、勝ちましたー！　今日、ここにいる、横浜武道館にいる、庶民のみなさま！　今日は、このあと、ランドマーク？　それとも中華街？　それともみなとみらいかしら？　フフ。ううん、あなたたちみんな、庶民のあなたたちは、関内駅で立ち食いそばでも食べながら、この貴婦人様を思い出して家路につきなさい。ごきげんよう」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
なつぽい	6分15秒両者OTR	白川未奈

　なつぽいから手を差し出すと白川が両手で応じる。すぐになつぽいが仕掛けてロープワークからドロップキック。低空ドロップキックも決めると白川が転落。なつぽいは場外へプランチャでダイブ。なつぽいは白川をリングに戻しフェアリアルギフト。しかし白川がかわし串刺しで突進。なつぽいがエプロンに送り出すが白川が戻って延髄斬り。白川がローキック連打から足4の字固め。なつぽいがエスケープするとエルボーの打ち合いへ。なつぽいが打ち勝つが白川はローリングエルボー。なつぽいがポイ捨てジャーマン、白川が延髄斬り、バックブロー。なつぽいが返すと、白川はリバースＤＤＴ狙い。白川が切り返し腕十字もエスケープされる。なつぽいのトラースキックをかわし白川がエプロンに送り出すとハイキック。ロープを挟んでなつぽいがぶら下がり式腕十字。白川がエプロンで足4の字固め。そのまま張り手を打ち合い同体で落下。両者失格となった。

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
上谷沙弥	3分49秒両者OTR	岩谷麻優

　両者突進し岩谷の蹴りが入る。ロープワークから岩谷が上谷をエプロンに送り出す。上谷がスワンダイブも岩谷がドロップキックで迎撃しサッカーボールキック。岩谷の突進を上谷がかわすが岩谷もかわしてドロップキック。低空ドロップキックも決めると、ノーザンライトスープレックス。上谷が返すと、カウンターでドロップキック。上谷が串刺しニーアタックからドロップキック。岩谷が返すと、上谷がニールキック、フィッシャーマン。返した岩谷に上谷はコーナーへ、岩谷が起き上がり雪崩式フランケン狙い。上谷がかいくぐり下からドロップキック、肩車るすと岩谷が捻る。両者落下し2人とも失格に。

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
渡辺桃	5分50秒 OTR	舞華

　舞華のラリアットと桃のミドルキックが何度も交錯。桃が打ち倒すが舞華が蹴り足をつかんでラリアットへ。しかし桃が迎撃し腕を蹴り上げる。桃は腕十字にもっていくが舞華のエスケープを許すも腕をロープにかけて締め上げていく。桃は舞華を挑発。舞華がエルボー連打も力が入らない。桃は「なんだそれはよ！」と文句を言い放ち裏投げ。舞華が返すと、桃の突進を止めてパワースラム。舞華がブレーンバスターを狙うが桃がこらえる。それでも強引に舞華がブレーンバスター。桃が返すと、舞華はフェースロック。しかし桃が噛みついて脱出。舞華がコーナーに振ると桃がコーナーに飛び乗る。そこに舞華がドロップキック。両者ダウン状態から桃のミドルと舞華のラリアットが交錯。舞華が打ち勝ちフィニッシュを宣言するが桃がハイキック、投げっぱなしタイガー、Ｂドライバー。舞華が返すと桃はコーナーへ。舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスターの体勢。桃がこらえて下からハイキック。ＯＴＲで落とそうとするが舞華がエプロンでこらえる。桃がコーナーから蒼魔刀で飛ぶと舞華が落下、桃が1回戦を突破した。

舞華のコメント

「シンデレラ・トーナメント、渡辺桃。このルールが頭に入ってなかったというか。桃とは蹴り対腕、足対腕、どっちかが折れるまで勝負をするとＳＮＳで言ってたけど、まだ私の腕折れてないだろ。今回はルールで負けたけど、正々堂々、体と体でまた勝負しようや。そんときは私が勝つからよ」

桃のコメント

「おいおいおい、舞華。まだこの足、全然壊れてないよね。オマエの腕もそうだろ。まだ壊しきれてねーよ。だからまだ完全決着はきょうじゃなくて、また別の機会でもいいんじゃないの？にしてもアイツの腕、壊れねーしよ、つえーしよ。ざけんじゃねえよ。まあ私が５年ぶりの優勝、狙っちゃいまーす」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
林下詩美	10分00秒時間切れ引き分け	高橋奈七永

　詩美が握手を求め手を差し出す。詩美の呼びかけに奈七永がラリアット。バックドロップの構えは詩美が切り返しエルボーの打ち合い。奈七永は突進をショルダースルーでエプロンに送り出しエルボー連打、顔面を蹴飛ばしていく。奈七永がダッシュすると詩美が戻ってドロップキック。場外に出た奈七永を追いかける。詩美が奈七永の額をエプロンに叩きつける。奈七永がリング下でアックスギロチン。17カウントで奈七永が詩美をリングに戻す。両者のラリアットが交錯。エルボーの打ち合いから奈七永がコーナーに振って突進。詩美がかわして串刺しエルボー、ミサイルキック。奈七永が返すと、詩美はアルゼンチンを狙う。切り返した奈七永が延髄にいくが詩美がかわしてバックフリップ。詩美は背後から絡みつきスリーパー。奈七永が立ち上がるも詩美は離さずスイングスリーパーから胴締めに移行する。奈七永がエスケープすると、詩美がジャーマン狙い。奈七永が切り返しフェースロック。詩美がエスケープすると、奈七永はバックドロップ、スライディングＤ。詩美がかわしてラリアット。奈七永が張り手を打つと詩美の張り手をかわして張り手の連打、ラリアット。詩美がジャーマンで投げれば奈七永もやり返す。両者のラリアットが交錯し、残り３分。奈七永がヘッドバット連打、ナナラッカ。しかし詩美が返してみせる。奈七永はコーナーに上がり冷蔵庫爆弾。しかし詩美が足を立ててカットするとコウモリ吊り落とし。奈七永が返すと詩美はハイジャックボム狙い。こらえられるもドロップキック。詩美はコーナーに上がるが奈七永が追いつく。詩美はハイジャックボムの構え。奈七永が切り返し丸め込むが２カウント。奈七永はラリアットからワンセコンド狙い。残り30秒。詩美の丸め込みを奈七永が返す。詩美はジャーマンを決めるが奈七永の肩が上がる、詩美がアルゼンチン。奈七永が切り返したところでタイムアップ、両者失格となった。試合後、詩美が握手を求めるが、奈七永は髪をつかんで挑発。詩美が張ると両者もみ合い、乱闘になった。

奈七永のコメント

「チクショー！昨日負け、今日もドロー。結果にはまったく納得いくわけないし、林下詩美、スカした面して、なんなんだよ、アイツ。顔見てると腹が立って仕方がないんだけど。だからきょう初のシングル、サシで結果を出さなきゃいけなかった。シンデレラ・トーナメントとか抜きにして林下！またやるぞ。おいテメエ、コラ。ババア？だからなんだよ、その分、年輪が重なった重なっておいしいバームクーヘンになってんだよ、こっちは！でも、そのおいしいバームクーヘンはオマエには食べさせない」

詩美のコメント

「ハァ…。あとちょっとだったのに。あとちょっとで絶対、高橋奈七永に勝てたのに。ああ、悔しい。今年こそシンデレラになるはずだったのに。第１から。ああ、悔しいな。やっぱり10分じゃ短すぎるわ。高橋奈七永、もう一回ちゃんとこのシンデレラとは別でちゃんと決着つけたい。このままじゃ終われないな。私、まだまだ野望があるから。クイーンズクエストとしても私個人としても。ベルトを失ってもＩＷＧＰ（女子）だって私が巻きたい。だからまずは高橋奈七永と決着、再決着。次こそは林下詩美が完璧な３カウント取ります」

◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 1回戦　10分1本勝負
中野たむ	9分6秒バイオレットスクリュードライバー→エビ固め	ひめか

　ひめかが歩み寄り手を差し出す。中野が慎重に応じて試合開始。ひめかのラリアット、中野のスピンキックをかわして両者が視殺戦。探り合いからひめかがヘッドロック。中野がロープに振るとアームホイップもひめかがこらえてショルダータックル。ひめかが串刺しボディーアタックからバックブリーカー。ひめかが逆エビ固めでギブアップを迫る。中野がエスケープすると、ひめかがエルボー、中野にダッシュさせずバックを取る。中野が飛びつくとひめかがパワーボムで叩きつける。場外に出るとひめかが花道を疾走しラリアット。バックドロップを中野が反転しバイオレットシューティング。中野はコーナーからプランチャでダイブ。中野はコーナーに上がるがひめかも上がりエルボー連打。ひめかがコーナー上で担ぎ上げるが中野が切り返す。中野がセカンドから雪崩式バックドロップ。ひめかを引き起こすとバックを取る。ひめかがエスケープすると中野の突進をかわし後方からラリアット、正面からもラリアット。ＪＰコースターで叩きつけるが２カウント。ひめかはコーナーに追い込んで串刺しラリアット、シットダウンパワーボム。中野が反転してカバー。返したひめかにスピンキック。残り３分。両者ダウン状態から立ち上がりひめかがラリアット。中野がスピンキックからジャーマン。ひめかが返すと中野がバイオレットシューティング、後方からも打ち込むと横からももう一発。さらにもう一発横から決める。しかしひめかの肩が上がる。中野はひめかを引き起こしバイオレットスクリュードライバーへ。ひめかが返せず中野が３カウントをゲットした。試合が終わると中野はひめかの手を握り締めた。

中野「宇宙の皆さーん！　横浜武道館のみなさん、こんにちはー！　かわいいですか、ブスですか、大丈夫？　大丈夫ですか？　ありがとー！　みなさん、ホントに、今日は長時間、ご観戦いただき、ありがとうございます！　お尻４つに割れてない？　だいじょぶそ？　シンデレラ、第1回戦、突破しました！　今年こそ中野たむが宇宙一カワイイシンデレラ姿をみなさんにお見せします！　だから決勝戦まで絶っ対、見届けに来てくださいねー！　フフ、約束。それでは、私たちも、あなたたちも、デリシャース！　ウーン、マ！」

中野のコメント

「第１回戦シンデレラ突破しました。たむ、もしかして初めてかもしれない、１回戦突破したの。２回目？　２回目。うれしい。昨日ね、月山も初勝利して、しかも月山がシンデレラ・トーナメント急きょ抜擢されて勝ち上がってる。コズエンで残ってるの、たむと月山だけ、かな。月山、決勝で会おう。でも今年のシンデレラは中野たむが宇宙一かわいいシンデレラ姿をお見せするって約束します。あと、ジュリア。髪切り足りないみたいだけど、やられる覚悟があるのかって？　あるって言ってんだろうが。髪だって名前だって財産だって、奴隷にだってなったっていいって言っただろうが。やってみろよ、このタコ！」