『REALIVE360 presents CINDERELLA TOURNAMENT 2023』
4月2日(日)後楽園ホール(観衆1295人=満員)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
舞華 |
6分41秒 |
さくらあや |
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
○羽南 |
3分15秒 |
吏南 |
岩谷麻優 | 妃南● |
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
羽南 |
3分29秒 |
天咲光由 |
○岩谷麻優 | レディ・C● |
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
水森由菜 |
2分25分 |
羽南● |
○中野たむ | 岩谷麻優 |
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
水森由菜 |
3分16秒 |
テクラ |
●中野たむ | ジュリア● |
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
○スターライト・キッド |
3分47秒 |
向後桃● |
琉悪夏 | コグマ |
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
●スターライト・キッド |
3分21秒 |
マライア・メイ |
琉悪夏 | 白川未奈● |
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
HANAKO |
4分54秒 |
葉月 |
○朱里 | 飯田沙耶● |
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
月山和香 |
4分44秒 |
鹿島沙希 |
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
MIRAI |
6分23秒 |
ジーナ |
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
壮麗亜美 |
4分39秒 |
刀羅ナツコ |
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
桜井まい |
4分58秒 |
渡辺桃 |
◆ひめか引退ロード 15分1本勝負 | ||
高瀬みゆき |
15分00秒 |
関口翔 |
ひめか | なつぽい |
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者組> |
15分53秒 |
<挑戦者組> |
柊くるみ | 上谷沙弥 | |
○鈴季すず | AZM | |
世羅りさ | 林下詩美● |
※第28代王者組の世羅りさ&鈴季すず&柊くるみが2度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
舞華 |
6分41秒 |
さくらあや |
3・25横浜でデビューした新人、さくらあやの第3戦、今回は初戦のジュリア戦に続くシングルマッチで、舞華の胸を借りる。
さくらから「お願いします!」と握手を求めるが舞華は応じず、ドロップキック連打を受けて立つ。舞華はストンピング連打でロープ際に追い込むと顔面を踏みつける。さくらがエルボー連打、舞華が仁王立ちで受けて立つ。さくらはさらにエルボー連打。舞華は蹴り一発で倒すとボディースラムを連発。片ヒザでカバーするが、さくらが返す。舞華の突進にさくらはハイキック。ミドルキック連打からカバーするが舞華が返す。さくらの突進に舞華がショルダータックル、ボディースラム。さくらが返すと、舞華はスリーパー。さくらがエスケープすると、舞華が突進。さくらはカウンターでハイキック。さらにハイキックを連打しカバーするが舞華がクリアー。さくらは「舞華!」と叫んでマウントエルボーを連打。舞華を起こすと「こいよ」と挑発する舞華にドロップキック連打。舞華はヘッドバットを叩き込むと前蹴り。さくらが返すと、舞華は炎華落としの構え。さくらが丸め込みから突進もビッグブーツを食らう。舞華が滞空時間の長いブレーンバスター。「終わり!」と叫んでカバーするがさくらが肩を上げる。ならばと舞華は山茶花。さくらが返せず舞華の勝利となった。
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
○羽南 |
3分15秒 |
吏南 |
岩谷麻優 | 妃南● |
10チーム参加のガントレットタッグマッチ。ユニットによるチーム編成はもちろん、中野たむ&水森由菜組といったふだん組まれない異色のタッグも誕生。また、吏南と妃南の双子姉妹タッグや、デビュー2戦目となるHANAKOが前・赤いベルトの王者・朱里と組んで出場する。試合はオーバー・ザ・トップロープルールを採用、あらゆる引き分けは両軍失格となり、最後まで勝ち残ったチームの勝利となる。
岩谷&羽南組vs吏南&妃南組でスタート。吏南が「クソアイコンこいよ」と岩谷を挑発。姉妹で合体し岩谷のOTR失格を狙う。岩谷が生還し、羽南が妃南と対戦。妃南がバックブリーカーからワキ固め。STARSが姉妹を鉢合わせにして羽南が妃南を丸め込む。丸め込みの応酬から羽南が妃南をフォールした。
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
羽南 |
3分29秒 |
天咲光由 |
○岩谷麻優 | レディ・C● |
3組目はレディ&天咲組。いきなりOTRを狙ってSTARSをエプロンに送り出す。しかしSTARSが戻ってドロップキック。レディが岩谷にショルダータックル、ジャイアントスイング11回転。天咲、レディが次々と岩谷に串刺し攻撃、連係で攻めていく。羽南が次々と払い腰で相手を投げつけ、STARSが低空ドロップキックの競演。さらにレディを捕まえダブルのブレーンバスターを見舞う。天咲がまとめてDDT、レディが岩谷にネックブリーカー。チョークスラムを岩谷が切り返し丸め込むと3カウントが入った。
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
水森由菜 |
2分25分 |
羽南● |
○中野たむ | 岩谷麻優 |
4組目は中野&水森組。岩谷組が中野組の入場を奇襲しOTRを狙う。中野を孤立させるとドロップキックの挟み撃ち。水森が中野を救出するが合体攻撃がかわされる。もめているところに岩谷がドロップキック。羽南が中野にボディーアタック、ダブルリスト。中野がスピンキックからタイガーの構え。羽南が切り返し丸め込むが中野が上になる。返された中野だが飛びついて丸め込むと3カウントが入った。
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
水森由菜 |
3分16秒 |
テクラ |
●中野たむ | ジュリア● |
5組目はジュリア&テクラ。ジュリアが中野に襲い掛かりテクラとドロップキックの競演。場外に出るとジュリアと中野、テクラと水森がやり合う。リングに戻してジュリアとテクラが空中弾の競演。中野を捕まえるが、中野が切り返し水森とダブルのドロップキック。水森がジュリアにボディーアタック、中野がネックブリーカー。水森が中野をジュリアの上に投げつける。OTRで落とそうとするがテクラがカットしジュリアとテクラがエプロンで中野を攻め込む。3人がもつれて同時落下、両チーム失格となった。
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
○スターライト・キッド |
3分47秒 |
向後桃● |
琉悪夏 | コグマ |
6組目はキッド&琉悪夏組、7組目はコグマ&向後組。向後のドロップキックからコグマがボディーアタック、ボディープレスの競演でSTARSが先制。向後がキッドにスワンダイブ式ミサイルキックからネクターピーチ狙い。キッドが切り返し丸め込みの応酬。琉悪夏が向後にラリアットを見舞いキッドのブレーンバスターホールドを呼び込む。キッドがコーナーに上がるが琉悪夏が阻止。向後がダイブをかわし丸め込む。キッドが向後のヒザにドロップキック、ストレッチマフラー。さらに黒虎脚殺に移行し締め上げると向後がギブアップした。
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
●スターライト・キッド |
3分21秒 |
マライア・メイ |
琉悪夏 | 白川未奈● |
8組目は白川&マライア組。マライアが琉悪夏の顔面にビッグブーツ、ミサイルキック。琉悪夏がコンプリートショット。しかしセントーンはかわされる。白川の突進にキッドがヒザへのドロップキックからストレッチマフラー。白川がかわしてヒザへのドロップキック。さらにヒザをマットに叩きつけるとニークラッシャーから足4の字固め。白川とマライアがキッドに対し交互にキックを見舞っていく。キッドが返すと白川をエプロンに送り出す。白川がコーナーに上がるとキッドがエプロンに出すが、マライアがキッドをキャッチしエプロンへ。琉悪夏がマライアの突進を妨害。白川がキッドを捕獲もマライアが突進ンし白川に誤爆、白川が落下しキッドも転落し両者失格。
◆ガントレットタッグマッチ 各10分1本勝負 | ||
HANAKO |
4分54秒 |
葉月 |
○朱里 | 飯田沙耶● |
9組目が葉月&飯田組、10組目が朱里&HANAKO組。HANAKOが手を上げて誘うも飯田がショルダータックル。HANAKOがこらえると飯田と葉月でドロップキック。葉月がHANAKOに顔面ウォッシュ。飯田がHANAKOにエルボードロップ。飯田の突進にHANAKOがショルダータックル、飯田を持ち上げて葉月の上にボディースラム。朱里が飯田にドロップキック、フロントネックチャンスリー、アキレス腱固め。朱里が飯田にDDT、HANAKOがビッグブーツ。朱里がニーアタックも葉月がカット成功。朱里が飯田にバズソーキックもキャッチされる。飯田は足をつかんで逆水平の連打、ジャンピングチョップ、飯田橋。朱里が返すとコンプリートショット、白虎。最後は朱里が飯田を破った。
試合後、映像で小波がメッセージ。シンデレラ・トーナメントで鹿島沙希に敗れた朱里に対し、横浜アリーナでの橋本千紘戦を心配、4・15代々木でのシングルマッチを要求した。
朱里「いきなりのメッセージでビビってます。鹿島沙希戦? 痛いとこついてくるねえ、ツンツンツンツン。4月15日、もちろん私もシングルマッチやりたいですよ。パワー注入してもらおうと思います。じゃあ決まりということで、代々木大会お楽しみに、よろしくお願いします!」
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
月山和香 |
4分44秒 |
鹿島沙希 |
前日の宇都宮大会で朱里と対戦、大逆転勝ちで準々決勝にコマを進めた鹿島沙希が月山和香と準決勝進出をかけて一騎打ち。月山は3・25横浜でのNEW BLOODで待望の初勝利を挙げ、翌日のシンデレラ・トーナメント開幕戦で大抜擢の出場、しかもレディ・Cを破りシングル初勝利で勝ち上がってきた。しかも前日の宇都宮では6人タッグでチームが勝利し、“3連勝中”。流れに乗った月山が鹿島まで破って準決勝に進出するか、それとも鹿島が月山の勢いを止めるのか。
鹿島が「月山、初勝利を記念いたしまして、今日は正々堂々よろしくお願いします」と手を差し出す。月山が拒否すると鹿島は「一生懸命やります」と懇願し両手で握手。クリーンに成立かと思いきや、案の定、直後に鹿島が蹴り上げ押さえ込む。鹿島はマウントを取りチョーク攻撃からグラウンドコブラ。月山がエルボーで向かっていくが、鹿島は「全然痛くないよ~」。月山はカウンターでクロスボディー、ヒップバット連打。鹿島が返すと、月山がドロップキック。鹿島がかわしてダブルアームスープレックス。月山が返すと、鹿島はダブルアームの体勢からエプロンに送り出す。鹿島もエプロンに出るが月山がリング内へ。鹿島がダイビングフットスタンプも月山がかわす。鹿島はバックブローを打ち込むが2カウント。鹿島が引き起こしてハイキック。月山が返すと、鹿島がマイエンブレム狙い。月山が切り返してオースイスープレックスの体勢から切り替えて丸め込む。3カウントが入り月山が勝利。試合後、月山が握手を求めると、鹿島が応じると見せかけ顔面に蹴り食らわせた。
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
MIRAI |
6分23秒 |
ジーナ |
シンデレラ・トーナメント2連覇を目指すMIRAIがジーナと初対戦。未知の相手だけに油断ならない闘いとなりそうだ。シードのMIRAIは1回戦で羽南、初来日のジーナは妃南、テクラを退けての3回戦。準決勝にコマを進めるのは、果たしてどちらか?
ジーナが腕の筋肉をMIRAIに誇示。慎重に手四つで組み合い力比べに臨む。MIRAIがヘッドシザーズでブレイクさせるとショルダータックルから逆水平の連打。ジーナが返すと下からのキックを見舞う。返したMIRAIにジーナはブレーンバスター。MIRAIが返すと、ジーナは串刺しラリアット。抱え上げるとOTRを狙ってエプロンに送り出す。ジーナのハイキックでMIRAIが崩れ落ちる。ハイキックを見舞うがエプロンでMIRAIがこらえる。ジーナの突進にMIRAIが生還してラリアット。打撃の応酬からMIRAIが抱え上げてバックフリップ。MIRAIがラリアットもジーナが返す。抱え上げられたジーナが切り返し反対にMIRAIを叩きつける。ジーナはサンダーストラックを狙うがMIRAIが切り返し後方に叩きつける。足を取って押さえ込むと3カウントが入った。
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
壮麗亜美 |
4分39秒 |
刀羅ナツコ |
壮麗亜美vs刀羅ナツコのトーナメント準々決勝。壮麗は1回戦で水森由菜を破り、スターライト・キッドvs梅咲遥が両者失格となったため自動的に準々決勝にコマを進めた。対するナツコは琉悪夏との大江戸隊同門対決を制し、前日の2回戦で中野たむにOTR勝利。壮麗とナツコのパワーのぶつかり合いが焦点となりそうだが…。
ナツコの入場から乱闘がスタートし、場外戦に。ナツコが壮麗をリングに戻す。壮麗がダブルチョップの連打もナツコが受けて立ち張り手。ナツコの突進を壮麗が止めるがナツコがボディープレス、セントーン。壮麗が返すと、ナツコはヘアーホイップ。ナツコの突進に壮麗はラリアット。ナツコも迎撃しラリアットを打ち合う。ナツコが打ち勝つが2カウント。ナツコの突進を壮麗がかわしエプロンに送り出す。しかしナツコがボックスで殴打。ナツコはコーナーに上がるが壮麗が追いつく。両者もつれてエプロンへ。ナツコが担ごうとするが壮麗がこらえる。ナツコはヘッドバットを打ち込みデスバレー、セントーン連発。琉悪夏を呼び込み、キッドがレフェリーを引きつける間に琉悪夏がボックスで殴打。しかし壮麗がかわして誤爆させるとナツコを場外に投げ落とす。OTRで壮麗の勝利となった。
◆CINDERELLA TOURNAMENT 2023 準々決勝 15分1本勝負 | ||
桜井まい |
4分58秒 |
渡辺桃 |
2018年以来5年ぶりの優勝を狙う渡辺桃と、1回戦でジュリア、前日の3回戦でマライア・メイを破った桜井まいによる準々決勝。桃のラフが桜井の勢いを止めるか。それとも初優勝を目指す桜井がシンデレラへの階段を一気に駆け上がるのか。
桃の入場を背後から桜井が襲撃。バットを奪い殴打する。リングに戻ると桃がドロップキック連打。コーナーに追い込みミドルキックを乱打する。桃は桜井をリング下に落として場外で圧倒。リングに戻すとミドルキック、ストンピング連打。桜井が張り手、ドロップキック。桃が背後にまわりドラゴンスリーパー。桜井が噛みついて脱出も桃が顔面を蹴り上げる。桃はテキーラの構えも桜井が丸め込む。桃がコーナーに振るが桜井が切り返しノーザンライト。桜井がコーナーに上がるが桃が下からエルボー連打ハイキック。両者エプロンに出ると蹴りの応酬。桃がBドライバーを狙うが桜井がこらえる。桃はハイキックからコーナーに上がり蒼魔刀。しかし桜井が下から蹴落とす。桃が落下し桜井の勝利となった。
桜井「貴婦人様が腐った桃を葬り、シンデレラベスト4に入りましたわ! 今日、後楽園へお越しの庶民のみなさま、今日は日曜の昼間だっていうのに、モテない男ばかりが、お集まりですが、今日のおランチは東京ドームホテルかしら? いいえ、アナタたちモテない男どもは、立ち食いソバでもすすりながら、この貴婦人様をせいぜい妄想なさい。それでは、ごめんあそばせ」
◆ひめか引退ロード 15分1本勝負 | ||
高瀬みゆき |
15分00秒 |
関口翔 |
ひめか | なつぽい |
ひめかが引退ロードでやりたい試合のひとつとして挙げたのが、アクトレスガールズ時代の思い出のカード再現だった。アクトレスガールズが初めて聖地・後楽園ホールに進出した2018年11月15日のセミファイナルにおこなわれたのが、「高瀬みゆき&有田ひめか組vs万喜なつみ&関口翔組」。この試合実現のため、高瀬と関口がスターダムに初参戦、ひめかの引退ロードで唯一、過去を懐かしむ闘いでもある。また、この試合から何かが始まる可能性もあるだろう。注目の同窓会マッチだ。
両軍が握手をかわし、ひめかと関口が先発。ロックアップでひめかがロープに追い込み、クリーンにブレイク。関口がバックを取るとひめかはヘッドロックでグラウンドへ。関口が抜け出すと、高瀬となつぽいがリングイン。なつぽいがバックキックからクロスボディーも高瀬がキャッチ。高瀬のギロチンをなつぽいがかわす。高瀬がアームホイップで投げ視殺戦。高瀬はなつぽいにタッチをさせずにひめかを呼び込むと合体で攻撃。ひめかはなつぽいの上に高瀬をボディースラムで叩きつけカバーさせる。ひめかはなつぽいを高々とボディースラム。高瀬がなつぽいにダイヤル固め。ひめかがなつぽいにヘアーホイップ、コーナーに追い詰めて踏みつけるとキャメルクラッチへ。高瀬がなつぽいにドロップキック。2発目狙いは関口がカットし、なつぽいがジャックナイフ。なつぽいがバックラッシュも高瀬が返す。関口が高瀬に串刺しエルボー、ドロップキック、セントーン。高瀬がミサイルキック、関口が飛びつき腕十字。高瀬がリフトアップすると、旋回してマットに叩きつける。さらに串刺しラリアットからダイビングエルボーアタック。関口が返すと、高瀬はフィニッシュを宣言。関口が切り返しダッシュするがパワースラムを食らう。高瀬はカミカゼからダイビングギロチン投下。しかし関口が返してみせる。ひめかが串刺しニー、ショルダータックル、逆エビ固め。しかし、なつぽいのカットが間に合う。関口がエルボーを打つと、ひめかも応戦。関口が崩れ落ちるが突進を止めてワキ固め。なつぽいは高瀬に変型卍固めで関口を援護する。ひめかがエスケープすると、関口となつぽいがコーナーからダイブ。かわされるがドロップキックで競演。さらに関口となつぽいは2方向からプランチャで場外へ飛ぶ。残り3分。関口がひめかにミサイルキック。関口がコードブレイカーからSTO。ひめかが返すと関口はワキ固め。関口はコーナーに上がるが高瀬がカットし雪崩式ブレーンバスター。ひめかがラリアットも関口が返す。ひめかはバックドロップからコーナーに上がると高瀬とファンタスティックフリップ。しかし、なつぽいのカットが間に合う。残り1分。ひめかがJPコースターを決めるが関口が反転して丸め込む。なつぽいと関口がジャーマンも、ひめかと高瀬がラリアット。ひめかが関口にラリアット。関口が返したところでタイムアップとなった。
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者組> |
15分53秒 |
<挑戦者組> |
柊くるみ | 上谷沙弥 | |
○鈴季すず | AZM | |
世羅りさ | 林下詩美● |
※第28代王者組の世羅りさ&鈴季すず&柊くるみが2度目の防衛に成功
昨年12・28両国で大江戸隊を破りアーティスト王座を奪取した世羅りさ&鈴季すず&柊くるみ組のプロミネンスが2度目の防衛戦。3・4代々木でのトライアングルダービー決勝にもベルトを懸けゴッズアイを破ったプロミネンスが今回迎えるのは、林下詩美&上谷沙弥&AZM組のクイーンズクエストだ。スターダム生え抜きトリオによるQQとしては団体にもベルトを取り戻したいところ。また、王者プロミネンスとしてはスターダム参戦を継続させるためにもベルトは必須であり、実際、ユニット闘争の頂点に君臨していると言っても過言ではないだろう。プロミネンスがベルトをキープか、それともQQの戴冠なるか?
世羅と詩美が先発。ロックアップでの力比べから世羅が腕を捻り上げる。詩美もやり返し腕の取り合い。詩美がヘッドロックにとると世羅がロープに振って突進。詩美がショルダータックルを打ち込みQQで連係攻撃。上谷がカバーするが世羅が返す。世羅が上谷をサイドに叩きつけ、鈴季に託す、鈴季は上谷を場外に送り出しリングサイドで蹴り上げる。リングに戻すとサッカーボールキック。柊が上谷に串刺しボディーアタック、サマーソルトドロップ。上谷が返すと、エルボーの打ち合い。上谷は世羅と柊のクローズラインをかいくぐると、柊にニールキック。世羅と柊に突進もショルダータックルを食らう。詩美も向かっていくが柊が吹っ飛ばしコーナーに追い込む。しかしAZMがミサイルキック、詩美とAZMで串刺し攻撃、ダブルのドロップキック。AZMは柊にブレーンバスター狙い。柊がこらえるとひとでなしドライバーの構え。AZMが切り返しワキ固め。柊がそのまま立ち上がり、カナディアンの体勢から前方に叩きつける。柊の突進をAZMが切り返しハイキック。柊が突進を止めてサイドに叩きつける。鈴季がAZMにニーアタック連打。AZMが串刺し攻撃をかわすとエルボーの打ち合い。AZMが鈴季にブレーンバスター、ワキ固め、腕固め。AZMはコーナーに上がりダイビングフットスタンプ。鈴季がかわしドロップキック。プロミネンスが次々と串刺し攻撃。鈴季がレッグシザーズで丸め込むがAZMが返す。詩美が上谷のアシストを得て鈴季にバックフリップ。AZMがダイビングフットスタンプ。10分経過。AZMが鈴季にハイキック、鈴季もやり返し両者ダウン。詩美が鈴季にラリアット連打からスリーパー。アルゼンチンは鈴季が切り返し詩美とエルボーの応酬。鈴季がジャーマン、詩美もジャーマン。鈴季がさらにもう一発も、詩美がショルダータックル。両者ダウンから立ち上がり、エルボーが交錯。詩美がコウモリ吊り落としも世羅がカット。詩美はフィニッシュを宣言しアルゼンチンから前方に叩きつける。鈴季が返すと、QQが合体。詩美と上谷が持ち上げてAZMがダイブ。詩美は鈴季を引き起こし、ハイジャックボム狙い。しかし鈴季がリバースで切り返し丸め込む。上谷がカットすると乱戦から柊が詩美をキャッチし世羅が鈴季を背負ってダイビングダブルニードロップ。15分経過。鈴季がテキーラショットも詩美が返す。鈴季が詩美にジャーマンを決めるとロコモーション式でもう一発、3カウントが入り、鈴季が詩美をピンフォールした。
鈴季「プロミネンス、アーティスト2度目の防衛成功! スターダム生え抜きのクイーンズクエスト、残念だったなあ。プロミネンスの壁は、高くて分厚かっただろ。まあ、楽しかったからまたやってあげてもいいよお~。プロミネンス防衛したということで、次の大きい大会、スターダムの横浜アリーナ大会、防衛戦やっちゃってもいいんだけどなあ! プロミネンスにふさわしいアーティストの勇気ある挑戦者、出てこいや!」
KAIRI「ハイ」
KAIRIが出てくる。
鈴季「大物きちゃったよ」
KAIRI「広瀬すず!……。よく見たら全然違う」
鈴季「おい!」
KAIRI「鈴季すず。わたくしKAIRIが、そのアーティストのベルトに挑戦してもいいかな。もちろん1人ではない。2人のスペシャルなパートナーをもちろん準備してますよ。では、まず1人目、カモン!」
なつぽいが出てくる。
KAIRI「まずは1人目、なつぽいくんです。では、本日のメインディッシュ、スペシャルゲスト呼んでもいいですか。では3人目のゲスト、カモン!」
3人目がリングに上がり、マスカレードの仮面を取ると、安納サオリ。
安納「安納サオリ、さらに輝くため、ここスターダムのリングに来ました。KAIRIさん、ありがとうございます。なつみ、いや、なつぽい、よろしく」
安納となつぽいが握手。
なつぽい「KAIRIさん、そういうことですね。ウケる」
KAIRI「ウケる。やるかやらないか」
なつぽい「やる」
KAIRI「というわけで、この3人でアーティストいきます」
鈴季「もちろんいいに決まってるよ。KAIRI、なつぽい、そして、あのたん。いや、安納サオリ。ここにいる鈴季すずは、かわいいすーたんじゃねえからな。プロミネンスがアーティストのチャンピオン、プロミネンスが横浜アリーナでアーティストのベルト防衛しちゃうんで、いいですか、決定で。いいって。ということでプロミネンス今日も勝ったんで、せっかく来ていただいて申し訳ないんですけど帰ってもらっていいですか。帰ってもらうか、プロミネンスの締めを一緒にやっていただくか、どちらか選んでください」
KAIRIらが退場。
鈴季「横アリ楽しみだなあ! というわけで、いつも通りプロミネンスの締めで。レッツゴー、プロミネンス!」
プロミネンスのコメント
鈴季「アーティストのベルト防衛、やったぜえい。2度目、2度目。最高プロミネンス。プロミネンスのレッツゴープロミネンスも完全に板についてきたんじゃないですか」
世羅「馴染んじゃって、馴染んじゃって」
鈴季「馴染んじゃったねえ。まあね横アリも試合順わからんけどプロミネンスが勝って、プロミネンスの締め横アリでやっちゃおうかな」
世羅「そうだね。やるよ、やるよ我々は。勝ったらやろう」
鈴季「やっちゃおう」
世羅「レッツゴープロミネンスで締めさせていただきますわ」
鈴季「楽しみな相手出てきたし、今日もQQ、危なかったねえ。セーフ」
世羅「ユニット力というものを見せつけられたかな。あっちもユニット力相当でしょ。こっちの方が上だったよと見せつけられたんじゃないでしょうか。で、安納サオリ」
鈴季「そうだよ。まさかあのたん、安納サオリが出てくると思わなかったよ。まあね、知ってる人は知ってるだろうけど、あのたん、すーたんと言って、かわいいかわいいプリティなタッグを組んでいる。(苦笑の世羅に)なんだその顔? 組んでいる相手なんですけども、スターダムにいる鈴季すずはそんなかわいい鈴季すずじゃねえよってところを。痛い思いをさせてやろうと思いますよ、あの3人に」
世羅「KAIRI、なつぽい、安納サオリ。ぶっ潰してやりますよ」
KAIRI&なつぽい&安納のコメント
KAIRI「世界を旅する海賊王女、ノドがかれ気味のKAIRIですが、今日はみなさんにスペシャルなギフト、アーティストのベルト挑戦表明させていただきました。いま私はとってもね、勝利に飢えていて、2連敗中ですからね。どんな相手がいいかって考えたときにやっぱりもうハードにバチバチぶつかり合える相手がよかったので、それはいまプロミネンスかなと思って。そして、それに立ち向かう上でこの2人が私はベストかなと思いました」
なつぽい「かつてのタッグパートナー、サオリ、きたね」
安納「きたよ」
なつぽい「うん。まあ、いつかリングでまた会うんじゃないかなって思ってました。アーティストのベルト、正直ビックリしました。KAIRIさんが『頼んだよ』って私に言ってくれて、なにをかなって思ったんですけど、『リングでカモーンと言ったらとりあえずきて』って。なんだろうと思ったらアーティスト挑戦。ビッグサプライズすぎます、KAIRIさん」
KAIRI「その方がいいかなと思って」
なつぽい「アーティストのベルトは誰と巻くかというのがすごく大事なベルトだと思ってます。かつてのタッグパートナー、そして大好きなKAIRIさん。そしてKAIRIさんに、『頼んだ』って言ってもらえたからには、このベルト絶対に取りにいきたいなって思っています。よろしくお願いします」
KAIRI「よろしく」
安納「あらためまして絶対不屈彼女、安納サオリです。ようやくスターダムのリングに上がることができました。KAIRIさんにお声がけいただいて、輝きたいです、さらに。そのためにこのリングに立ちます」
KAIRI「そのテレパシーをずっと感じてた。もっともっと輝きたい。輝きたいと思うから呼んだし、この3人。ありがとうございます」
KAIRIと安納が退席すると、なつぽいのもとに中野たむがやってくる
中野「なに、その顔?」
なつぽい「う~ん、アーティストのベルトは、誰と巻くのかが大事で、KAIRIさんはすごい尊敬する人で、サオリはサプライズだったけど、かつてタッグパートナーとしてやってた人で、いまKAIRIさんの言ってくれた言葉とか聞いて、絶対にアーティスト巻きたい気持ちになった。だけど、私はやっぱり、すごくすごく大切にしてるものがあって、それは、たむちゃん」
中野「なにそれ? 気持ち悪!(笑)。わかってるよ。でも、たむだけ(ベルトを)巻いたら不幸日だからさあ、ちゃんとベルト取って帰ってきて。で、終わったらみんなでベルトの見せあいっこしよ。いい?」
なつぽい「わかった!」
中野「いい?」
なつぽい「ありがと。ベルト乾杯しよう! ありがとう!」