2023/05/12 NEWS

5・27大田区大会のタイトルマッチ調印式

 5月11日(木)、会見において5・27大田区総合体育館大会にて開催されるタイトルマッチの調印式がおこなわれ、選手たちが意気込みを述べた。

記者会見詳細レポート

▼ハイスピード選手権試合3WAYバトル

〈王者〉鹿島沙希vs〈挑戦者〉鹿島沙希vs〈挑戦者〉フキゲンです★

※フキゲンは会見欠席。

AZM「オイちょっと待て。おい、パートナーどうしたんだよ? パートナー」

鹿島「パートナー? みりゃわかるだろ。きてねえよ」

AZM「きてねえ理由を聞いてんだよ」

鹿島「理由? なんで? アイツはゴールデンウィーク忙しかったから、まあちょっとくらい休ませてやれよ。いいだろ、有給休暇だよ」

AZM「有給休暇? まあいいよ、しょうがない。まあいいよ」

鹿島「っていうか、パートナーって言ってんじゃん、自分で。パートナーって言っちゃってんじゃん」

AZM「待って、待って。それはそっちでしょ。バックステージコメントでさ、対戦相手連れてこいって言ったのにそっちがパートナー連れてきましたとか言って。パートナーってふざけんなよ、マジで。言っちゃってんじゃん、自分が先に」

鹿島「まあでもね、いまこうやって公式の場所でね、優しいチャンピオンさんがパートナーと正式に言ってくれたんで、正々堂々とこれで試合ができます。ありがとうございます。助かります」

AZM「正々堂々とかなくない? 3WAYですよね。ですよね? わかってるか?」

鹿島「わかってるよお。こっちも言わせてもらうけど、走ったりするのなしね」

AZM「待って待って待って。ハイスピードわかってる?」

鹿島「無理無理。疲れる試合とかやりたくないし」

AZM「いやいや、前の京都の大会でベストハイスピードマッチでやった試合もさ、走るの嫌い、もうやらないとか言ってたけど、なんでじゃあハイスピードに挑戦するのって話なんだけど」 

鹿島「もう30だよ、こっち。疲れるよ。しかも私の意味するハイスピードは、秒殺の意味のハイスピードだから。べつに早い試合をしなきゃいけないとかないし。走らなきゃいけないとかないし。ねえ、ロッシー」

AZM「メッチャニヤニヤしてる(笑)。価値観合わねえなホントに。去年の5★STAR GP、私が20歳の誕生日の日に鹿島沙希とシングルマッチをして、44秒で負け、そして、私の成人式一番最初の試合も鹿島沙希と闘って、起死回生で負けて、胸張って成人したと言えねえんだよ、オマエに負けて。しかも、前に2回、2回前回? なんて言うの? 前の前の防衛戦、シングルしたでしょ。負けた、AZM、鹿島沙希から。鹿島沙希から負けたの。わかる? けど私は試合の前によろしくおねがいしますとか握手されて人間不信になって、わかるこの気持ち?」

鹿島「全然わかんない」

AZM「それで私は、鹿島沙希を完膚なきまでに倒さないと、これはね成人したと言えない。私の成人式と言っても過言ではないんじゃないでしょうか」

鹿島「成人式? じゃあオマエ振袖で試合してくださいね。成人式なんでしょ」

AZM「わかった。祝うためにスーツでオマエ試合しろよ」

鹿島「なんでスーツ着なきゃいけないの? オマエが着ろよ、スーツ」

AZM「スーツ着てるでしょ」

鹿島「あ、そうか。なんで沙希がスーツ着るの?」

AZM「お祝い」

鹿島「なんで祝わなきゃいけねえんだよ。オマエが祝えよ、私を。いいか? まあまあまあ、そうカッカしないでください。アンタ、チャンピオンでしょ。堂々としてればいいんですよ、チャンピオンらしく。しかもハイスピード絶対王者のAZMさんなら、防衛できますよ。大丈夫ですよ。落ち着いてください」

AZM「防衛できる?」

鹿島「大丈夫、大丈夫」

AZM「挑戦者がそれ言っていいの?」

鹿島「もう勝てません、勝てません。怖い、怖い。まあまあまあ、やっとく? いつもの? 調印式だし」

AZM「調印式だし。いつもの?」

鹿島「いつものあれ」

AZM「最後はね、ちゃんと終わった方がいいから。ちゃんとやっとくか。ちゃんとやってね」

鹿島「正々堂々よろしくお願いします」

AZM「こちらこそ正々堂々よろしくおねがいします」

鹿島「オマエ、逃げるんじゃねえよ!」

手を引いて攻撃し、鹿島が逃走。

AZM「痛い痛い、おい鹿島沙希、おい!」

▼アーティスト・オブ・スターダム選手権試合

〈王者〉KAIRI&なつぽい&安納サオリvs〈挑戦者〉ジュリア&桜井まい&テクラ

桜井「YouTubeをご覧の庶民のみなさま、ごきげんよう。リングの貴婦人こと桜井まいでございます。まず、庶民のマスコミのみなさま、本日はお越しいただきありがとうございます。わたくしは今日ここまで、おリムジンで参りましたが、庶民のマスコミのみなさまはお電車で来られてお疲れかと思いますので、わたくしからお差し入れがございます。こちらゴディバのおチョコレートでございます。のちほどお渡しいたしますので、お楽しみにしていてください。そして、本題へ入らせていただきます。わたくしはスターダムに来てから苦い思いばかりしてきました。が、このおチョコレートのように、苦い過去の思い出から甘い思い出に替えていきたいと思っております。そして、わたくしがプロレスラーになったきかっけは、安納サオリでございます。その安納サオリとジュリアが闘ったあの(AWGシングル)タイトルマッチを見て、わたくしはジュリアに憧れました。安納サオリがスターダムに来たとき、わたくしは仲間として一緒に闘っていただきたいと楽しみにしておりました。が!こともあろうに、アナタは庶民エンジェルズをお選びになったのですね! こうなりましたら、アナタたち庶民エンジェルズまとめて宇宙のごみ屑にしてさしあげますわ」

テクラ「こんにちは、みなさん。世界の毒グモことテクラです。アーティストのベルトに挑戦できる機会をいただけてとてもうれしく思っています。DDMが再浮上するとき。ドンナ・デル・モンドにベルトを取り戻し、スターダムの王者として再び君臨する。また、それ以外にもありますよね。サオリ、ヒサシブリ。KAIRIがWWEで闘っていた時期、私は彼女のファンでもあった。そして、なつぽい。リングの上で会いましょう」

ジュリア「配信をご覧の諸君、ごきげんよう、ジュリアです。このアーティストのベルト、私からしてみれば、この3人の中に安納サオリ、そしてKAIRI。この2人がいるってことは、いま!私にとってほかのどのベルトよりもものすごい価値を感じるし、胸が熱くなります。まずは安納サオリ、忘れもしない4年前の(AWGシングル&インターナショナルリボンタッグ)タイトルマッチ。あのときの安納サオリは、ギラギラしてて団体を背負って、絶対的なエースだったけど、あれから4年経って団体を抜けて、いろんなところを渡り歩いて、貢献して、輝くためにスターダムに来て、なにするかと思ったら中野たむを支える? アナタは女子プロレス一の便利屋ですか? 違いますよね。あの頃のギラギラした安納サオリ、そして私。この私たちで、またあの熱い思い、思い出しましょうよ。そしてKAIRI、日本でも世界でも、ものすごい実績を残してきた正真正銘のスーパースターだと思ってますが、日本に帰ってきてスターダムに上がってる彼女は、ゴールしちゃいました感が出すぎなんだよ。やり切っちゃったのかな? 私とやる前にそんなやり切った感じ出されたら、おもしろくもなんともないんだよね。そんなKAIRIはつまんない。だからいま、この私たちにアーティストのベルトは必要なんですよ。リスタート? 君たちユニット? よくわかんないけど、そのリスタートの初防衛戦、ベルトを落としてみじめな姿で、またスタート地点に戻ってもらいたいと思います」

KAIRIが立ち上がりジュリアの後ろへ。ジュリアが立ち上がり睨み合い。

KAIRI「はじめまして」

ジュリア「はじめまして」

KAIRI「アンタさ、初対面なのにいろいろ言ってくれたじゃん。は? 桜井まい、貴婦人? なにそれ? アンタ、バリバリデンジャーズ? リーダーでしょ。後ろのソイツに対して、なんか思うことあるんじゃない?」

ジュリア「全然。なにが言いたい? アナタキャリア何年ですか? 後輩に押し付けるタイプですか? のびのびやらした方がいいんじゃないの? 私はいいと思ってるよ。KAIRI、そういうアナタはなに? ふらふらふらふらして、なにがしたいの? このアーティストのベルトって、ユニットの象徴でしょ。なに? ユニット? は? ふらっふらふらっふらしてるKAIRIは見たくねえよ。DDMちょうど空いてるよ」

KAIRI「は? ウチらさ、こうやってさ、対峙してる方がさ。まあいいや。赤いベルト、IWGP(女子)、お互い早々にベルト落とした同士。ま、だけど、ウチらなら、もうさあ、ベルトとかさ、関係ないくらい、すげえ試合できるんじゃない?」

ジュリア「イスがあっちいっちまったよ。座れ」

両者席に着く。

安納「桜井まい、そうだったんだね。知らなかった。ありがとね。いやあビックリ。こんなにすぐ闘えるとはなあ。私はこの子を目の前にすると、笑顔溢れてしまうし、もしかしたら私は、ずっとこの子と闘いたかったのかもしれない。久しぶりジュリア。便利屋? そうねえ、そんなつもりでここに来たんじゃないってことをぶつけ合おうよ。アンタとずっと闘いたかった。忘れてるかもしれないけど、あの日の遊びの続きしようぜ」

なつぽい「どうも、なつぽいこと…なつぽいです。テクラ、テクラに聞きたいことがある。私は、DDMに酷いことした。ジュリアちゃん蹴った。裏切ったよ。みんな潰してやる。矛盾してる。突き放した。なのに、なんでテクラはもう一回戻ってきなよって、ラストチャンスだよって、そういう言葉をかける」

テクラ「なつぽい、そうだね、アンタに優しく接してきていまではとっても後悔しているよ。DDMにカムバックするようお願いしたって? でももう、アンタはそれに値しないよね。ホントに後悔してるんだ。一緒にいたことさえもね。アンタがDDMを離れてから、アンタはホントに変わってしまったよ。見た目の雰囲気も、行動も、すべて変わってしまった。ユーメイジン、スター、キラキラしてると思ってるかもしれないけどさ。アンタとは、もうおしまいね」

なつぽい「テクラ、日本語しゃべってくれないんだね。テクラとは、良きパートナーだったけど、最高のライバルになれると思ってるよ。こないだ大阪でリングの上で言ったこと、もう一回言って」

テクラ「ファックユー」

なつぽい「テクラ…ファックユー」

テクラ「ファックユー」

なつぽい「ファックユー」

テクラ「アンタこそファックユー」

なつぽい「ファックユー」

テクラ「ファックユー。なんだよ? なんだよ? アンタこそファックユー!」

なつぽい「ここからは、とことん潰し合うから」

テクラ「ファックユー」

▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合

〈王者〉MIRAI&壮麗亜美vs〈挑戦者〉刀羅ナツコ&琉悪夏

ナツコ「ウチらはこないだリングの上でたくさんしゃべったから、王者組の意気込みでも聞いてやろうかな」

MIRAI「ゴッズアイ新格闘プリンセス、そしてリアルシンデレラ、そしてそして、第27代ゴッデス・オブ・スターダム王者のMIRAIです。5月27日、絶対に最後まで闘い抜いて、自分は魂込めて!このベルトを守り抜きます」

壮麗「第9代フューチャー・オブ・スターダムチャンピオン、そして第27代ゴッデス・オブ・スターダムチャンピオンの壮麗亜美です。このゴッデスのベルトは、奈七永と優宇から2人で死に物狂いで手に入れたベルト。そして、5・4福岡国際センターでFWCから2人のすべてを出し切って必死に守り抜いたベルト。ナツコと桃? こんなポッと出のタッグに私たち2人が負けるはずない。必ず2人で、このゴッデスのベルトを守り抜きます」

ナツコ「こないださ、リングの上でずいぶんウチに質問してくれたから、私も質問したいことがあるんだけど。MIRAI、オマエ足引きずってね? どうしたんだよ?」

壮麗「MIRAIは大丈夫」

ナツコ「オメエに聞いてねえよ!出てくるんじゃねえよ。どうしたんだよ、MIRAI。左足、引きずってたけど」

MIRAI「亜美が言った通り、自分は大丈夫だよ」

桃「どうしたのかって聞いたのによ、大丈夫、大丈夫って。大丈夫なんだったらさあ、もし27日、チャンピオンチームが一人でもいなかったら、そのチャンピオンベルト、私たちのものってことでいい? それ約束してくれるんだったら、このタイトルマッチやってやってもいいよ」

MIRAI「自分はいままでなにがあっても欠場はしてこなかった。だから27日、絶対に2人で闘い抜く。だから、その条件飲んでやるよ」

桃「言ったな。聞いたよな。なあ、聞いたよな。まあスターダムはねえ、チャンピオンが欠場したって、流れて終わったりとかするだけだからね。こういう証拠とっておかないとね。まあ27日までに、その足が無事だといいねえ」

ナツコ&桃が席を立ち先に退場。

▼ワールド・オブ・スターダム&ワンダー・オブ・スターダム選手権試合

〈ワールド王者〉中野たむvs〈ワンダー王者〉白川未奈

白川「アナタのハートにパワーボム、第17代ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンの白川未奈です。白いベルト取ったら、たむと防衛戦をしたいなと思ってました。そしたらたむが赤いチャンピオンになった。もうこれは大きなチャンスでしかないの。大きいチャンスです。私は、史上初になるっていう夢があります。このね、チャンスを生かしてお互いの大切なものを懸けてリスクを背負って闘うのが最高の戦になるんじゃないかと思って2冠戦を提案しました。赤白のチャンピオン、これは史上2人目の2冠王ですね。いまはIWGP(女子)もありますね、だから私は赤白、そしてIWGPも巻いて、史上初の3冠王者に、シングル3冠王者になりたいと思います。これが私のいまの大きな夢です。3冠王者になって、そしてクラブビーナスでベルトを総取りします。そしてクラブビーナスがトップになる。白川未奈が時代を作ります」

中野「宇宙のみなさんこんにちは。第16代ワールド・オブ・スターダムチャンピオン中野たむです。気になってるのはこの赤いベルトと白いベルトを統一するってことじゃないでしょうか。私はこの試合に勝っても統一するつもりはありません。どちらもなくてはならないベルト。白いベルトは感情のベルト、赤いベルトは最高峰の強さを示すベルト。2冠王者になったらどちらのタイトルマッチも違った闘い、異なった闘い。わかってるのかな? 赤いベルトの闘い白いベルトの闘い、ふたつの闘いできるの中野たむしかいないでしょ。未奈はホントに強くなった。でも赤を背負うことはできない。最近の未奈の言動は目に余る。調子に乗りすぎ。2冠戦だけにとどまらず3冠チャンピオン? 勘違いも甚だしいなあ。未奈はコズエンではいつも第三の女だったから出ていくしかなかったんでしょう。月山ともどもこの春、いい大掃除ができました」

白川「第三の女。第三の女? そんなふうに思ってたんだ。コズエンに人生捧げて終わらなくてホントによかった。私に赤いベルトの わかったような口きくのやめてよ。赤の闘いも白の闘いもIWGPの闘いもすべて見せていく。大きな夢語って何が悪いの? はあ…」白川が立ち上がり、中野の前に立つ。

白川「ホントコズエンというボロアパートから引っ越しできてよかった」

中野も立ち上がる。

中野「コズエンが、ボロアパートだって? ふん。なら、クラブビーナスは、そうだなあ。そのへんの道端に転がってるボロボロの段ボール小屋なんじゃないの」

段ボールを見つけ、それをアタマに被せる。

白川「ハハハ。ハハハ。ハハハハ。私はさ、アンタの背中を追ってるんじゃないんだよ。アンタをぶっ倒すためにここにいるんだよ」

段ボールで頭を叩く。

中野「やれるもんならやってみな。未奈はコズエンを出て、やっとの思いでつかんだその夢、私の手で奪ってやるよ。未奈はすべてを失って、クラブビーナスも完全に終わり」

白川「新生コズエン? さようなら」

両者ベルトを掲げて視殺戦。

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