2023/06/06 NEWS

6・25国立代々木競技場第2体育館の調印式

 

6月5日(月)、会見がおこなわれ6・25国立代々木競技場第2体育館の対戦カードを発表。タイトルマッチの調印式とともに出場選手が意気込みを述べた。

記者会見詳細レポート

▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権

〈王者〉MIRAI&壮麗亜美vs〈挑戦者〉白川未奈&マライア・メイ

マライア「ハーイ、クラブビーナスのマライア・メイです。声がかすれてしまっていてごめんなさい。今日はちょっとセクシーかも。みなさんご存じのように、スターダムには12月から参戦して約半年たちました。とてもすてきな半年間だったわ。でも、タイトルに挑戦する機会はまだないの。まわりからはビッグスター、フューチャースターになれるよって言われたりするけど、まだまだ満足していない。私はいろんなものをイギリスに残してここに来ています。ファミリーも友人も、そして甥っ子もね。私がスターダムに来たのは、最高のレスラーになるため。そためにはチャンピオンになる必要があるの。自分を変える、私たちを変える。クラブビーナスがトップに立つ必要があるの。ミナも再び王者にするわ。ところで、アンタたちと写真撮りたいけど、いいかな? MIRAIカワイ~。さて、ちょっといいかな。ゴールデンウィーク、私の顔に思いっきりドロップキックしてくれたよね。それで私は口を切ったの。そのせいで2週間写真撮れなかったんだから。だから私はアナタからチャンピオンベルトを取るだけじゃなくて、そのときのリベンジもさせてもらう。そしたらたくさん写真を撮ってもらうわ」

MIRAI「あの、(マライアは)プロレスラーですよね?」

マライア「イエス、私はプロレスラー。それだけじゃなくてTV女優で、モデルでもあるのよ」

MIRAI「プロレス、ケガとかつきものなんで」

マライア「私はスターダムの顔なの。顔は大事なの。ヨヨギで顔をやられるのがどんな感じか、アナタにも味わってもらうわ」

MIRAI「だから顔を傷つけられたくないと。なめんなって昨日後楽園で言ってましたけど、なめてんのそっちなんじゃないですかね。魂込めてプロレスっていうものを叩き込んであげたいと思います」

白川「私は白いベルトを落としたときに、マライアの言葉がパワーになったし、だから昨日ホントに後楽園でこのチャンピオンチームから勝ったから大きなチャンスをもぎ取ったので、それをもっともっと大きいチャンス、ベルト、チャンピオンになることにつなげようと私は思ってます。MIRAIのことはすごく知ってると思ってるので、だけど壮麗亜美に関してなんですけど、壮麗はなんなんだろう。なんか感情が見えないというか、果たして悔しいなとかいう気持ちを思ってるのかなというのは、ホントに感情が見えないんですよね。試合でもそうだし、SNSでもそうだし、なんかそれってプロレスラーとして、なんかよくないんんじゃないかなって。お客さんの心にアタックできてないんじゃないかなってすごく思うんですけど、だいたい、こないだ大田区のときの防衛戦で防衛したのにもかかわらず、目の前で大江戸隊とQQがマイク合戦繰り広げてて、あんなの私が見たら 悔しすぎて発狂するし、のたうち回るし、前面にアピールするし、でも黙ってるわけですよ、彼女たちは。壮麗ってなんか、悔しいとか思ってるのかなという、それがすごい気になるところですね、私は」

壮麗「悔しいよ、悔しくないわけないじゃん。ベルト取ったときも会場ではブーイング起きて、ベルトの防衛重ねてもなかなか評価されない。王者なのになめられてるの、すっごい感じる。でも、そんな言葉跳ね返してやろうと私なりにもがいてるんだ」

白川「もがいてるんだ。悔しいと思ってるんだ。それ全然伝わってこないけど。試合でも見えないし、だからさ、それが伝わらないからチャンピオンなのに存在感ないんじゃないの?」

壮麗が立ち上がり白川の髪をつかみ張り手。白川も張り手で返す。

白川「それを出してみなよ」

壮麗「昨日のマイクで白川の執念なめんなとか言ってたけど、そんなもん知ったこっちゃねえよ。歯が折れても白いベルト落としてもゾンビみたいに復活しようとしてくる。でもオマエは、所詮はゾンビ。ただの死にぞこないだから。ほっといても勝手に死ぬだろうけど、とどめは私がさしてあげるよ」

白川「白川ゾンビ。また新しいキャラクターできちゃった。白川ゾンビだってえ、おもしろい。6・25代々木で、白川ゾンビをたっぷり味わわせてあげるよ。マライア、レッツ・ダンス・ライク・ア・ゾンビ。レッツ・ダンス。ゾンビ、白川ゾンビ、なめんなよ」

壮麗が突き飛ばす。白川はゾンビウォークでマライアと退場。

▼アーティスト・オブ・スターダム選手権試合ケージマッチ

〈王者〉ジュリア&桜井まい&テクラvs〈挑戦者〉岩谷麻優&葉月&コグマ

コグマ「ハイ、コグマです。クマに羽根が生える季節がやってきました。ねえ、麻優さん。うん、麻優さんも喜ばしい顔してますね。うん。今回もね金網、あれだけ高いところがあったら、私はもう飛ぶしかない。私だけにあらず。ねえ、麻優さん。熱意が伝わってきました。ね、葉月。私たち3人でクレイジートリオ、頑張りましょう」

葉月「私たちのクレイジートリオは、ラダーもやったことある、金網もある、そしてTLCもある。もう、やり切ってるよね。まあ、この3人なら2度目の金網でアーティストのベルトをしっかりSTARSに持って帰りたいと思います。ね、麻優さん」

岩谷「ベルトは、取ります」

葉月「調印書にしっかりサインしたので、当日もしっかり麻優さんは、金網に備えて公園とかで飛んだ練習とかね、いろいろ自分たちで特訓しよう」

コグマ「いいね。ジャングルジムとか、バンジーとか」

葉月「いいねえ、いいねいいね」

コグマ「いきましょう、麻優さん、せっかくなんで」

葉月「アーティストのベルトをSTARSに取って、しっかり私たちがユニットの価値を上げましょう。OKですか?」

岩谷が無理やりうなずく。

葉月「ハイ、頑張ります」

ジュリア「バリバリボンバーズ、第30代アーティスト・オブ・スターダムチャンピオンのジュリアです。この3人といえば、なんだっけ? マネーボールのときも負けました。2人でオーマイジュリアとFWC、タイトルマッチ、これも勝てなかった。でも今回ちょっとひとり、大丈夫かな? 大丈夫じゃなさそうな…」

岩谷「そのベルトは、STARSが巻くのがふさわしいと思ってる。そのベルトはね。タイトルマッチはしっかりやって、タイトルマッチは必ずそのアーティストのベルトは取るけど、金網ってオプションはいらないのかなって自分は思っているんだけど」

ジュリア「やめますか、ふつうにやめますか?」

コグマ「誤解です、誤解です。言葉の綾、言葉の綾、うん」

ジュリア「とにかく、とにかくね、やっとこの3人でアーティストのベルト取れた。ふさわしいのは私たちです。3人はもう金網のてっぺんから、私が突き落としてやるんで」

葉月「突き落としてくれるの?」

ジュリア「突き落としてやるよ」

葉月「ありがとう。3人とも落としてほしい。ありがとう。助かります。勝ちだよ、ありがとう。やった」

ジュリア「細かいことはいいんだよ。細かいことはいい。ここはしっかり防衛しなきゃ意味がないね。ね、テクラ」

テクラ「その通りだね。ハイ、みなさんスパイダー、テクラです。いまここにいる私たちが第30代王者チーム、バリバリボンバーズ。なぜケージマッチなの? どうして? どうして私たちがケージマッチで闘うの? 私としては、そんな必要ないような気もするけど。ノーマルマッチじゃないんだ。確かにチャレンジではあるけどね。通常ルールじゃないんだね。でも、誤解しないでほしい。コグマはうっとうしいし、葉月にムカつくときもある。岩谷は私からSWAのベルトを奪っていった。 だから私がこの3人をケージマッチで倒す価値は十分あるよね。あまりケージマッチってことにこだわらないで、やってみようよ。いつでも楽しいよ。この試合、楽しみにしてる。みんなもそうでしょ。キフジンもね、楽しみでしょ」

桜井「金網マッチとかけまして、若手中堅レスラーととく。その心は! どちらも高い壁に囲まれながら、その壁をよじ登って突破したいという思いでしょう。わたくし、今回そのような心境でございます。申し遅れました、リングの貴婦人こと桜井まいでございます。わたくし以外、先輩ばかり。この高い壁をよじ登りスターダムのてっぺんをこのわたくしが駆け上がる姿を、庶民のみなさまにお見せいたします。以上でございますわ」

ジュリア「すばらしい、すばらしい。ありがとう。桜井の気持ち、受け取った。しっかり伝わったよ。ということは私とテクラは2人で先に脱出するから大丈夫?」

桜井「え?」

ジュリア「ひとりであとは任せるよ。すごいチャンスだよ、気持ちは伝わったから」

桜井「いえ、いえいえ、いえ」

ジュリア「3対1で頑張れよ」

テクラ「ガンバッテネ」

桜井「え、ちょっと。ちょっと。ちょっと、ちょっとちょっと、お待ちなさいよ! ちょっと、庶民マフィア!」

ジュリア「庶民マフィアってなんだよ」

桜井「ちょっとやめてよ、私、ひとり、イヤよ」

ジュリア「頑張って頑張って。だから大丈夫、大丈夫」

ジュリアとテクラが退場。

桜井「待ちなさい!」

▼クイーンズクエストvs大江戸隊ケージマッチ

林下詩美&上谷沙弥&AZM&レディ・C&妃南&天咲光由vs刀羅ナツコ&鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃&琉悪夏&吏南

桃「あのさ、こないだのタイトルマッチ負けて最悪なときに、わざわざクイーンズクエスト勢ぞろいでケンカ吹っ掛けに来て全面戦争になったわけだけど、私が裏切ってから1月とかになんかやったよね、綱引きマッチとかで引き分けて、それ以来とくに音沙汰なく、別にもういっかとか思ってたけど、なにを急に燃えてきたわけ? そこがちょっと気になっちゃってさ」

詩美「オマエさ、オマエが裏切っといて、なに勝手に終わった気でいるんだよ。こっちはずっと腹立ってるんだよ。だからこそオマエらがあれだけあおってあおって負けた、あの試合の後に来たんだろ」

AZM「全面戦争?いいだけどさ、(詩美と上谷)2人いま1カ月くらいケンカしてて、言い合ってて、その状況で全面戦争? ちょっと厳しいよね。そもそもさ、2人さ、ちゃんと話し合ったの? ねえ?」

上谷「AZMさんは、詩美さんのことなにも思わないですか。リーダーになって一年間、なにしてきました、詩美さん?」

詩美「オマエさ、一年間何見てきたの? リーダーだからこそユニットのためにこの一年頑張ってきたんじゃない。何見てたの?」

上谷「頑張ってきたって具体的に何ですか?」

詩美「ユニットのためを思って動いてきたじゃん、ずっと。見てなかったの? オマエがベルトにしか集中してないから見てないだけなんじゃないの?」

上谷「もちろんそれは認める。私は一年半くらいワンダーのベルトを持って、そこは自分に精一杯になってしまった部分があるって思ってる。けど、やっぱり結果が出ていない部分で、私はこの現状をどうにかしないといけないと思ってるし、そこが一番悔しい部分」

詩美「そんなのこっちだって思ってるよ。思ってずっと動いてきてんじゃん」

上谷「でもすぐ、なんか、なんか具体的にというか、全員で話し合えてもいないし、何考えてるかわかんないんですよ、やっぱり」

詩美「オマエの方がずっと何考えてるかわかんねえよ」

上谷が立ち上がる。

キッド「おい、あのさ、テメエらがケンカ吹っ掛けてきやがったから、桃がわざわざ金網っていうおもしろい提案をしてまでケンカ買ってやったのによ、テメエらの個人的感情で、試合でも、ここでも、グダグダグダグダもめやがって。いい加減にしろよ。なあ。全面戦争で全勝してきた大江戸隊に対して、そんな状況で金網に入っちゃって、ウチらに対して失礼だろ、失礼すぎるだろ。なあ。正直、うぜえし、迷惑でしかねえんだよ、そういうのはさ。マジ萎えるんだけど」

ナツコ「まあまあ、いいじゃん。いまキッドが言ったように、ウチら大江戸隊はこういう試合メチャクチャ得意なんだよ。だから、ウチらにも緊張感持たせるために、いいことをひとつ思いついたんだよね。最後にケージに残ったヤツがユニット強制脱退。どう?」

上谷「私は、いいと思う。ルーザー・リーブ・ユニットマッチってヤツだよね」

ナツコ「よく知ってるじゃん、上谷のくせに。まあ、裏切らなくてもユニットから出る方法ってたくさんあるしね。そうだ、詩美に。詩美、いまいろんなことしっちゃかめっちゃかやって信頼感なくしてるかもしれないけど、私は、そんな詩美、嫌いじゃないよ」

大江戸隊が席を立つと上谷も立ち上がり退席。レディが困惑するなか、QQも退場。

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