2023/06/07 試合結果

2023年6月7日 『STARDOM in MAIBARA』

『STARDOM in MAIBARA
6月7日(水)滋賀県立文化産業交流会館観衆221人)

試合結果

◆タッグマッチ 15分1本勝負
天咲光由

7分43秒
チョークスラム→片エビ固め

さくらあや●
○レディ・C 向後桃

◆シングルマッチ 15分1本勝負
鹿島沙希

4分54秒
マイエンブレム→片エビ固め

月山和香

◆ 8人タッグマッチ 20分1本勝負
○渡辺桃

11分55秒
ダイビング蒼魔刀→エビ固め

HANAKO●
スターライト・キッド 壮麗亜美
琉悪夏 MIRAI
刀羅ナツコ 朱里

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
ジーナ

9分42秒
ツームストンパイルドライバー→エビ固め

水森由菜●
○マライア・メイ なつぽい
白川未奈 中野たむ

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

星来芽依
AZM 鈴季すず
林下詩美 安納サオリ

◆ 8人タッグマッチ 30分1本勝負
桜井まい

18分26秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

葉月
テクラ コグマ
○舞華 飯田沙耶●
ジュリア 岩谷麻優

 

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 15分1本勝負
天咲光由

7分43秒
チョークスラム→片エビ固め

さくらあや●
○レディ・C 向後桃

 STARSの向後桃と新人のさくらあやがタッグを結成、クイーンズクエストのレディ・C&天咲光由組と対戦。フレッシュな闘いでなにが生まれるか?

 レディとさくらが先発に名乗りを挙げて試合開始。腕の取り合いからレディがヘッドロック。さくらがロープに振ろうとするがレディはグラウンドでヘッドロック。立ち上がるとさくらがヘッドロックに切り返す。レディがロープに振ると見せかけ天咲と合体の河津落とし。レディはさくらにジャイアントスイング11回転。替わった天咲が背中にドロップキック、フェースロック。さくらが向かっていくと天咲の突進にミドルキック。向後がさくらにドロップキック。レディが乱入するが向後は2人に串刺しドロップキックを見舞う。向後は天咲に619を決めるが2カウント。向後がコーナーに突進すると天咲がかわし串刺しエルボー、ドロップキック。レディが向後にビッグブーツ、向後がカウンターでドロップキック、レディがビッグブーツ。さくらがレディに三角絞め。天咲が向後をかいくぐりカットに入る。レディと天咲のクローズラインをかわしさくらがレディにダブルニースタンプ。ハイキックを決めるがレディが返す。向後とさくらがキックの競演。しかし天咲のカットが間に合う。さくらがレディに突進すると天咲がDDTで援護しレディがニードロップ。さくらが返すとレディはチョークスラム狙い。さくらが切り返し丸め込みの連続。天咲がカットすると向後にDDTも決めて分断。レディがカウンターのビッグブーツからさくらにネックブリーカードロップ。決まったと思われたがさくらの肩が上がる。レディがチョークスラムを決めると3カウントが入った。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
鹿島沙希

4分54秒
マイエンブレム→片エビ固め

月山和香

 鹿島沙希と月山和香が一騎打ちで対戦。両者は4・2後楽園でのシンデレラ・トーナメント準々決勝で対戦しており月山がまさかの勝利。それだけに鹿島にとってはリベンジマッチとなる。現在の鹿島はハイスピード王者。月山はフューチャー・オブ・スターダム王座への挑戦を表明しているが、早い選手は拒否の姿勢を見せている鹿島にとって、キャリアの浅い月山はある意味挑戦してきてほしい選手か。だとすれば、この試合でなにかが起こるかもしれない。

 ゴングと同時に月山がドロップキック、エルボー連打。ドロップキックを鹿島がかわし「反則してんじゃねえよ」「負けだろ、コイツ」といちゃもんをつける。鹿島はロープを握り、攻めようとする月山に「反則」を主張する。月山が向かっていくたびに鹿島はロープを握り「ロープでーす」とアピールする。鹿島は「オマエどんくさいな」と月山にストンピング連打。しかし月山がカウンターのドロップキック。エルボー連打からパロ・スペシャルに入る。鹿島がなんとかロープに逃れると月山がヒップアタック。鹿島が返すと月山は極楽ドン狙い。鹿島が切り返し、腕をロック。月山がエスケープすると、鹿島がダイビングフットスタンプ。月山がかわし極楽ドンを決める。鹿島が返すと、月山はスープレックス狙い。鹿島が切り返し「こんどこそ」とダイビングフットスタンプを決める。しかし月山の肩が上がる。鹿島はマイエンブレムの構え。月山が切り返すも鹿島が昇竜拳でダウンさせる。鹿島のキックをかわし月山が丸め込む。返した鹿島がフィニッシュを宣言しマイエンブレムを決める。3カウントが入り鹿島が月山を破った。

◆ 8人タッグマッチ 20分1本勝負
○渡辺桃

11分55秒
ダイビング蒼魔刀→エビ固め

HANAKO●
スターライト・キッド 壮麗亜美
琉悪夏 MIRAI
刀羅ナツコ 朱里

 朱里&MIRAI&壮麗亜美のゴッズアイベストメンバーにHANAKOが加わり大江戸隊の刀羅ナツコ&スターライト・キッド&渡辺桃&琉悪夏組と8人タッグマッチで対戦。5・27大田区でゴッデス・オブ・スターダム王座をかけて闘ったMIRAI&壮麗組とナツコ&桃組には再戦で、ゴッズアイには新人ながらも大型のHANAKOが加わることでどんな化学反応が起こるか注目される。

 MIRAIとナツコが先発。グラウンドの攻防からMIRAIがヘッドロック。ナツコが取り返し締め上げる。MIRAIがロープに振ろうとするがナツコがグラウンドへ。MIRAIが押さえ込むがナツコが返す。MIRAIがラリアットをかいくぐるがナツコがショルダータックル、MIRAIがセントーンをかわし壮麗と合体でチョップを乱打。琉悪夏が乱入すると場外戦へ突入。MIRAIがリングに戻されナツコがボディープレス。琉悪夏と桃が連係で攻め込む。琉悪夏がMIRAIにヘアーホイップ、ナツコが逆水平の連打を浴びせる。ナツコは高速のブレーンバスター、MIRAIがフェースバスター。朱里がナツコへドロップキック。琉悪夏が乱入しクローズラインも朱里がかわして琉悪夏とナツコを分断。ナツコがカウンターでバックフリップ。キッドがクロスボディーアタックからドロップキック、その場飛びムーンサルトプレス。朱里とキッドがエルボーの打ち合い。キッドが連打し朱里を挑発、朱里はサッカーボールキックで返答する。朱里は前からも蹴り上げ腕固めへ。朱里の突進をナツコが妨害すると桃が裏投げ、キッドと桃が蒼魔刀の挟み撃ち、キッドがライオンサルト。しかしゴッズアイのカットが間に合う。朱里がキッドにコードブレイカー、バックドロップ。キッドがヒザと顔にドロップキック。朱里がカウンターのハイキック。HANAKOがタッチを求めリングイン。桃がミドルキック連打を浴びせるがHANAKOがブロック。桃がビッグブーツをつかんで倒すとミドルキック。HANAKOが返すと桃の突進を止めてアルゼンチンで担ぎ上げる。コーナーに叩きつけられた桃はカウンターでHANAKOにドロップキック。HANAKOもカウンターでビッグブーツを食らわせる。桃が返すと、MIRAIと壮麗が前方に叩きつけ朱里がニーアタックで援護。HANAKOがブレーンバスターで桃をマットに叩きつける。しかし大江戸隊のカットが間に合う。桃がHANAKOにチキンウイングフェースロック。HANAKOがエスケープすると、桃はコーナーに上がる。壮麗がカットしHANAKOが下からエルボー連打。アルゼンチンで絞り上げる。琉悪夏がラリアットで突進をカットしキッドが蹴り上げるとナツコがラリアット、桃が蒼魔刀。ゴッズアイがカットすると、MIRAIと壮麗が桃に突進。大江戸隊がリング下から足を引き妨害。桃がHANAKOにミドルキック。HANAKOがなんとか返すと、桃はコーナーからの蒼魔刀。3カウントが入り桃がHANAKOから勝利をゲットした。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
ジーナ

9分42秒
ツームストンパイルドライバー→エビ固め

水森由菜●
○マライア・メイ なつぽい
白川未奈 中野たむ

 6・4後楽園でおこなわれた高橋奈七永とのパッション注入マッチでコズミックエンジェルズ入りを表明した水森由菜があらためて中野たむ&なつぽいとトリオを結成。対するはクラブビーナスの白川未奈&マライア・メイ&ジーナ組だ。中野と白川は赤白2冠を懸けて対戦した5・27大田区以来の遭遇。中野が赤白同時保持者となり白川は白い王者から陥落という対照的な結末となった。中野にはMIRAIとの白いベルト戦、白川にはマライアとのタッグでMIRAI&壮麗亜美組に挑戦とどちらもMIRAI絡みのカードが続く。どちらもタイトルマッチに向けて勢いをつけたい試合だが…。

 水森はリングアナから「コズミックエンジェルズ」とコールされるが、中野は否定。中野は「(水森は)コズエンに入っていない」「まだだ。言ってない(認めてない)」とアピールする。先発は中野と白川。グラウンドの攻防でスタートし中野がロープに振ろうとするが白川はヘッドロックを離さない。もう一度中野がトライも白川はヘッドロックをキープ。中野が白川をかいくぐるとなつぽいとドロップキックの競演。水森が飛び乗りピラミッドを作るとマライアとジーナがカット。ジーナが水森を中野の上にボディースラム。白川はなつぽいを中野の上にボディースラムで叩きつける。ジーナが白川をツームストーンの体勢から中野の上に叩きつける。ジーナが滞空時間の長いブレーンバスターを中野に決める。中野がラリアットをかわしジーナにドロップキック。なつぽいがジーナにドロップキック。白川が乱入しジーナと合体クローズライン。しかしなつぽいがかわし分断すると中野と競演。なつぽいのスイングネックブリーカーをジーナがかわしてドロップキック。なつぽいがバックを取るがジーナが切り返し叩きつける。マライアが白川に雪崩式フランケン、ミサイルキック。なつぽいがネックブリーカーを決めて水森に託す。水森がショルダータックル、ラリアット、ダイビングショルダータックルをマライアに決める。マライアとジーナがハイキックの挟み撃ち、マライアがミサイルキックを水森に見舞う。マライアがダブルアームの構えも水森が切り返し、メルティアがトラースキックの競演。メルティアが呼び込み、水森がジーナと白川にラリアット。トリオでボディープレスを成功させるがマライアが返す。水森がマライアを抱え上げ前方に叩きつけるとダイビングボディープレス。しかしマライアがかわしジーナがバックフリップ、マライアがダブルアームスープレックス。白川とジーナがバックドロップでメルティアを分断。白川とジーナが水森にキックの挟み撃ち。マライアが水森にツームストーンパイルドライバー。水森が返せずマライアが勝利した。

水森「たむさん、今日は負けちゃったけど、新生コズミックエンジェルにゆなもんを入れてくれて、ありがとうございます!」

中野「なんでじゃい! まだ入れるとは言ってない!」

なつぽい「(かすれ声で)そうだ、そうだ。そうだぞ」

水森「なんで入れてくれないの? ケチ!」

なつぽい「ケチ」

中野「(なつぽいに)なんでだ? コズエンはなんかいろいろゴタゴタあるからさ、そういうのけっこう慎重になってるの」

水森「じゃあ、ゆなもんになにが足りないんですか?」

中野「足りないものね。コズエンは、こうキラキラした見た目だけど、裏側ではものすごい死に物狂いで血のにじむような努力をして みんな闘ってるわけ。ゆなもんも、よく頑張ってると思うよ。そうだな、(水森を凝視して)顔よし。ダンスもよし。唄もよし。プロレスも、まあ頑張ってる。あとは(体をつついて)ツンツンツンツン、ツン」

なつぽい「ツンツンツンツンツン、ツン」

水森「わかってますよ、言いたいこと。はあ、わかりました。水森由菜、人生で本気のダイエットしたいと思います。痩せます!」

中野「何キロ?」

水森「え? 3キロ。まずは3キロから」

なつぽい「そんなもんか!」

水森「5キロ」

なつぽい「そんなもんか!」

中野「そんなもんか!」

水森「10キロ。10キロ痩せて、宇宙一の不沈艦になります!」

中野「やれんのか?」

水森「やってやるよ! コズミックエンジェルに入るよ!」

中野「ゆなもんの覚悟見せてみろ!(体をつついて)頑張ってえ」

水森を残し、メルティアが先にリングを下りる。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

星来芽依
AZM 鈴季すず
林下詩美 安納サオリ

 クイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM組と安納サオリ&鈴季すず&星来芽依組が6人タッグマッチで対戦。5・4福岡に端を発した詩美と上谷のいざこざはまだ決着しておらず、詩美が世代闘争から離脱したことでますます混迷を深めている。そんな状況下で再び同じコーナーに立つ詩美と上谷。そこをAZMがどう調整していくかが勝負のカギとなるだろう。相手側には、このところタッグを組む機会の多い鈴季&星来組に滋賀県大津市出身の安納が合流。コズミックエンジェルズ入りしながらもなつぽいとの対戦を選んだ安納が、鈴季&星来とのトリオでなにを見せるか?

 上谷と安納が視殺戦を展開し先発で出てくる。ロックアップから上谷が腕を取り安納が切り返す。腕の取り合いから上谷がヘッドロック。安納が脱出しパートナーにタッチ。AZMと鈴季がロープワーク。AZMがカバーすると鈴季がブリッジで抜け出す。AZMのドロップキックを鈴季がかわす。AZMのヘッドシザーズを鈴季が抜けるとともにヘッドスプリングで立ち上がる。星来が詩美をロープに振ろうとするがこらえられる。星来は詩美をかいくぐり足を踏みつけて突進。詩美が「なめんな」とコーナーに追い込みドロップキック。詩美はロープ際で星来の喉元を踏みつける。AZMが上谷とのダブルをアピールしドロップキックの競演。星来が返すと、AZMはボディースラム。上谷が星来にストンピング連打、ボディースラム。星来が返すと、上谷とエルボーを打ち合う。上谷は「もっとこいよ!」と挑発し一発で倒す。上谷の突進に星来がドロップキック。鈴季が上谷にドロップキック、詩美にも決めるがAZMが乱入。詩美がロープ際で蹴り上げるが鈴季は上谷とAZMにドロップキック。入ってきた詩美にも決めてみせる。鈴季と上谷がエルボーの打ち合い。鈴季の一発で上谷が崩れ落ちるもカウンターでドロップキック。場外に出た鈴季にプランチャを狙うが阻止される。鈴季はエプロン下からドロップキックを見舞うが上谷が返す。鈴季はジャーマン狙い。上谷がかわして二段蹴りも鈴季がかわしトラースキック。上谷のスピンキックが鈴季にヒット。詩美は上谷の知らないうちにタッチ。上谷が二段蹴りを決めるもレフェリーに下げられる。詩美がカバーするが鈴季が返す。詩美がアルゼンチンも安納がカットし鈴季と合体、キックの競演。鈴季が詩美にスピア、安納がコーナーからミサイルキックを放つ。安納は詩美にフィッシャーマン。詩美が2発目を切り返しバックフリップ、スライディングラリアット。詩美がジャーマンを狙うが安納が切り返す。バックの取り合いから詩美がエルボー、安納も打ち返す。10分経過。安納が詩美に延髄斬り、詩美がスパインバスター。詩美の突進を止めて安納がジャーマン。詩美が立ち上がりラリアット。詩美はAZMとタッチ。AZMが星来のドロップキックをかわすが星来が丸め込み、ドロップキック。星来の突進をAZMが読んでエプロンに送り出す。星来がロープ際に追い込み鈴季と安納がエプロンでキックの挟み撃ち。星来がAZMに変型のキャメルクラッチ。詩美がカットし残り3分。星来の突進を読んでAZMがドロップキック。AZMは串刺しで突進するが星来がかわし上谷とAZMがキックの競演。AZMが星来にミサイルキックも2カウント。残り2分。AZMと星来がエルボーの打ち合い。AZMがミスティカ式ワキ固めもカットされる。鈴季と安納が合体も上谷がまとめてドロップキック、場外へスワンダイブ式プラチャ。残り1分。AZMと上谷がキックの競演。星来が返すとAZMがバックを取る。鈴季がカットし星来が流れ星。QQがカットしAZMが詩美を呼び込む。詩美はエプロンから戻ろうとしたところでAZMがハイキック。ここでタイムアップとなり時間切れ引き分けに終わった。

◆ 8人タッグマッチ 30分1本勝負
桜井まい

18分26秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

葉月
テクラ コグマ
○舞華 飯田沙耶●
ジュリア 岩谷麻優

 岩谷麻優&葉月&コグマ&飯田沙耶組のSTARSとジュリア&舞華&桜井まい&テクラ組のドンナ・デル・モンドが8人タッグマッチで全面対決。DDMのジュリア&桜井&テクラ組は現アーティスト・オブ・スターダム王者で、6・25代々木では金網マッチでSTARSの岩谷麻優&葉月&コグマ組が挑戦。よってこの試合は金網のない前哨戦となる。また、6・4後楽園での世代闘争終了後、舞華がDDMからの脱退を考えていたことを明らかにした。結局はジュリアのとなりでジュリア超えを狙うとしたのだが、それ以来、この試合で初めてジュリアと同じコーナーに舞華が立つ。両者の心理状態になんらかの影響を与えるのか。このあたりもこの試合の見どころとなりそうだ。

 テクラ、コグマが先発に名乗り。テクラがマットに寝転がりコグマを誘う。ロックアップにいこうとするとコグマがかいくぐりクマポーズ。テクラが歩み寄ると蹴りを入れる。ロープに振るとコグマがフットスタンプをかわす。テクラが誘うがコグマは拒否。テクラはコグマをかいくぐりコルバタから場外に落とす。テクラは飛ぶと見せかけフェイント。ブリッジをしてコグマを待つ。コグマもリングに戻りブリッジで対抗。テクラはコグマのブリッジを踏み潰し自軍コーナーにもっていく。ジュリアが入りテクラと合体。しかしコグマがリング下に出てアリーナを逃走。場内から姿を消す。選手たちが場外戦を繰り広げるなか、コグマはバルコニーからのダイブを狙う。しかしジュリアとテクラが阻止してみせる。リングに戻ったジュリアがコグマにボディースラム。舞華もボディースラムで続く。テクラ、桜井もボディースラム。桜井は片足で踏みつけ「この庶民が!」とコグマを罵倒。串刺し攻撃をコグマがかわしガンスタン。岩谷が桜井にドロップキック。舞華が乱入し桜井と合体。しかし岩谷が同士討ちを誘い舞華にドロップキック。飯田と岩谷が串刺しドロップキックの競演。岩谷はジュリアとテクラにまとめてアームホイップ、ドロップキック。桜井が岩谷にビッグブーツ、ドロップキック。ジュリアが岩谷にドロップキック。岩谷が返すとジュリアはSTFへ。岩谷がエスケープすると、ジュリアはコーナーへ。コグマがカットし岩谷が雪崩式フランケン、スリングブレイド。葉月がジュリアに串刺しエルボーアタック、ミサイルキック、顔面ウォッシュ。ジュリアが返すと葉月はフェースロックへ。しかしDDMがカットする。葉月がジュリアにフルネルソンの構え。桜井がカットしジュリアが持ち上げテクラのネックブリーカーと合体。ジュリアとテクラがエルボーの挟み撃ち。葉月が返すと、ジュリアにコグマのアシストからコードブレイカー、セントーン。ジュリアが返すと、葉月に桜井、テクラが攻撃しジュリアのバックドロップへつなぐ。DDMが葉月に次々と串刺し攻撃。ジュリアと桜井が持ち上げるが葉月が切り返しコグマとDDTの競演。乱戦から両軍がダウン状態。飯田と舞華がリングインしショルダーをぶつけ合う。舞華が打ち勝つが飯田もやり返す。エルボーと逆水平の打ち合いから飯田がチョップで圧倒。飯田は舞華のラリアットをかわしジャンピングチョップ。岩谷とコグマが合体ボディープレス。飯田のプレスを舞華が返す。舞華が飯田にブレーンバスター。飯田が返すと、舞華はスリーパー。コグマがカットし舞華を場外に送り出す。飯田が「飛ぶぞ!」と宣言し場外弾。舞華が戻されSTARSが合体フェースクラッシャー、飯田ロケット。15分経過。飯田がノーザンライトも2カウント。飯田が舞華に串刺しラリアット、コーナーにあげると飯田岩狙い。舞華が切り返しパワースラム。立ち上がった飯田だがローリングラリアットを食らう。舞華が山茶華も飯田が返す。舞華はフィニッシュを宣言し、炎華落とし。しかしSTARSのカットが間に合う。舞華はみちドラ狙いも飯田が飯田橋。しかしDDMがカット成功。混戦から舞華が飯田を引き起こしロープに乗せると、ジュリアと桜井がミサイルキック、舞華がマットに叩きつけテクラがダイビングボディープレス、舞華がストレートパンチ、みちのくドライバー。3カウントが入り舞華が飯田を破った。

桜井「滋賀(米原)大会にお越しの庶民のみなさま、ごきげんよう! STARS、いえ、スターなんかではなく、ただの庶民でしたわ! わたくしたちは今夜、勝利を祝ってお最高級な近江牛をいただきに行きますけど」

ジュリア「ジュリアも?」

桜井「行きましょう」

テクラ「テクラモ?」

桜井「行きましょう。アナタたち庶民は、カルシウム抱負の琵琶湖ドッグでも食べなさい」

ジュリア「なにそれ?食べたい」

桜井「庶民食よ。じゃあ、舞華よろしく」

舞華「久しぶりの滋賀県(米原市)みなさんどうでしたか。久しぶりの滋賀(米原)ということで、久しぶりに我々もあの締めで締めましょうか。桜井、テクラ、ジュリア、そして舞華。世界に弾ける女たちドンナ・デル・モンド、さらばだ!」

DDMのコメント

舞華「ホントに久しぶりの滋賀(米原)大会ということで、無事勝利することができました」

ジュリア「今日はアーティストの前哨戦ということで、最後は舞華が勝ってくれました。世代闘争とかいろいろ途中なんだけど、まああれを経て、なんか思ってることとかあるんだなと思って。ここは言えばいいんじゃないの?」

舞華「私はあまりしゃべらないタイプなところも、たぶん今後直していかないといけないんだけど、ジュリアは私の凱旋で言ったじゃん。このリングは弱肉強食だって。私はこのスターダムのリング、常に強者として生き続けたいんだよ。それが、どうだ? オマエらみたいに赤いベルト白いベルト取れたわけじゃない。シンデレラ・トーナメント、5★STAR GP優勝したわけじゃない。東スポ女子プロレス大賞だってわたしのまの字すら浮かばない。これが現状なんだよ。DDMのことはホントに大事だよ。私らで始めたこのユニットじゃん。ホントに大事、ホントに愛してるよ。でも、福岡大会でどんな手を使ってでも私はトップに立つ、そのどんな手もっていうのは、この愛する仲間すらも切り捨ててまで私はトップに立ちたい。もがいてあがいて、もっともっと、たぶんこういうことはね、言っていかないといけないと思う。ジュリアに言われてからこんなしゃべってたのは遅いと思う。だから私は、自分が信じた道を突き進んで、必ずDDMとしてこのスターダムトップに立ってやるよ。その気持ちがある。そういうつもり。言ってこなくてごめんね」

ジュリア「舞華と私は多分一番付き合いが長いからさ、舞華のことは私が一番よくわかるんだよね。ほかのヤツじゃないよ、傍から見て私がたぶん一番舞華の変化とか思ってることとか、たぶん見てわかるんだよ。ずっと舞華がやる気はあったと思うんだけどね、そういう気持ちになってくれたから、自由だよ、自由なんだよ。全部決めるのは自分自身だからね。ひとつ言えるのは、自分でなにを超えるとかもう言わないで。超えるって言ったとたんに自分が下になっちゃう、認めることになる。舞華は舞華でしかないんだから。その代わり、私もマジでユニット起ち上げたあの当初の気持ち、あれでいくから」

舞華「あのときの私たちならDDMできた当初の熱い私たち、必ず私はできると思うから」

ジュリア「やれよ」

舞華「やってやるよ」

ジュリア「楽しみだよ。ありがと。以上です。すいませんね、なんかね。ありがとうございました」

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