2023/07/01 試合結果

2023年7月1日 『STARDOM in TOKOROZAWA』

『STARDOM in TOKOROZAWA
7月1日(土)ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールA観衆458人=満員)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
テクラ

4分8秒
毒グモデスドロップ→片エビ固め

鹿島沙希

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○尾﨑妹加

7分26秒
トーチャーラックボム→エビ固め

天咲光由●
ラム会長 レディ・C

◆タッグマッチ 15分1本勝負
琉悪夏

8分38秒
スワントーンボム→片エビ固め

葉月
○刀羅ナツコ 飯田沙耶●

◆ 8人タッグマッチ 20分1本勝負
妃南

13分21秒
ダイビングフットスタンプ→片エビ固め

渡辺桃
上谷沙弥 スターライト・キッド
○AZM フキゲンです★
林下詩美 吏南●

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
桜井まい

11分55秒
炎華落し→片エビ固め

マライア・メイ
○舞華 月山和香●
ジュリア 白川未奈

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
安納サオリ

12分36秒
テキーラショット→片エビ固め

さくらあや●
星来芽依 羽南
○鈴季すず 岩谷麻優

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
水森由菜

15分26秒
ノーザンクロス

HANAKO●
なつぽい 壮麗亜美
○中野たむ MIRAI

 

 

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
テクラ

4分8秒
毒グモデスドロップ→片エビ固め

鹿島沙希

 6・25代々木でのクイーンズクエストvs大江戸隊全面戦争金網マッチで敗れ、ユニット強制脱退&追放となった鹿島沙希が無所属で初めての試合。相手はドンナ・デル・モンドのアーティスト・オブ・スターダム王者テクラである。大江戸隊ではなくなった鹿島は現ハイスピード王者。翌日には横浜武道館での初防衛戦が控えているが、相手は大江戸隊のフキゲンです★。同門対決ではなくなったいま、鹿島はどんなスタイルで闘うのか、テクラとの一騎打ちで見えてくる?

 セコンドのさくらに手を振る鹿島。テクラが「独りぼっちだなあ」と挑発すると、鹿島は「一人じゃない」と応戦。テクラが「かわいそうな沙希」を攻め込み場外に送り出す。鉄柱に2度激突させるとリングに戻してビッグブーツ。鹿島が返すと、テクラがバズソーキック。鹿島がかわすもテクラが別方向からの蹴りをぶち込む。テクラの突進に鹿島は「ふざけんな!」とビッグブーツ、ダブルアームスープレックス。テクラが返すと、鹿島はダイビングフットスタンプ。テクラがかわしてカウンターのエルボー、ダブルアーム式サイドスラム。鹿島がバズソーキックをかわすがテクラがもう一度トライしヒットさせる。テクラはもう一発バズソーキックを叩き込むと毒グモデスドロップ。3カウントが入りテクラが鹿島を破ってみせた。

テクラ「アシタダナ、フキゲントノシアイネ。カシマドーシタハイスピードチャンピオン。サキガカッタラ、テクラガゼッタイチョーセンシマスヨ!」

鹿島「チャンピオンが負けたから、この借りは絶対に返す気もないし、挑戦もやりません」

テクラ「ナニナニ、ヤリマセン?」

鹿島「やりません」

テクラ「ヤルヨ!」

鹿島「やらない」

テクラ「やる!」

鹿島「やらないよ!」

テクラが鹿島を暴行。

テクラ「ヤル。クソモヤシ、モヤシ」

テクラはアーティストのベルトを掲げて退場した。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○尾﨑妹加

7分26秒
トーチャーラックボム→エビ固め

天咲光由●
ラム会長 レディ・C

 金網でのイリミネーションマッチで大江戸隊に勝利し結束を強めたクイーンズクエスト。再団結から最初の試合でレディ・Cと天咲光由がタッグでレベルアンドエネミーのラム会長&尾﨑妹加組と対戦する。レディ&天咲が代々木でつけた勢いを、ほかのメンバーたちにも見せることができるだろうか?

 天咲が握手を求めると会長が蹴飛ばし、尾﨑がコーナーに下がったレディを襲撃。レネミーが天咲をコーナーに追い込み連係で攻めていく。レディが割って入りまとめてネックブリーカー。会長を捕まえると天咲のドロップキックとレディの河津落としが合体。天咲が会長にボディースラムの構え。会長がこらえるが天咲が投げ切ってみせる。レディが会長につづけてボディースラム。滞空時間を取って叩きつけるとジャイアントスイング11回転。会長が倒れ込むが2カウントで返す。会長は「このデカ女!」とフェースクラッシャー。尾﨑がレディの上に天咲を叩きつけるとまとめてセントーン。レディが尾﨑にニーアタック、ショルダータックル。チョークスラム狙いをかわされたレディだが逆水平の連打を浴びせる。レディの突進に尾﨑がラリアット、レディはカウンターでビッグブーツ。天咲が尾﨑へ串刺し側転エルボー、背中へのドロップキック。尾﨑が仕掛けて天咲とエルボーの打ち合い。天咲がDDT、レディがコーナーから脳天唐竹割りで援護し、天咲がスリーパー。尾﨑は天咲の突進を止めてアルゼンチンで揺さぶる。しかしレディがカット成功。レネミーが合体でレディにボディープレス。QQを分断するが天咲が尾﨑にDDT。尾﨑が返すと、天咲は天聖を狙う。切り返した尾﨑がアルゼンチンから旋回させてマットに叩きつける。天咲が返せず尾﨑が勝利した。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
琉悪夏

8分38秒
スワントーンボム→片エビ固め

葉月
○刀羅ナツコ 飯田沙耶●

 金網マッチでまさかの敗戦となり鹿島沙希を追放した大江戸隊がユニット再編成で最初の試合。刀羅ナツコ&琉悪夏組のBMI2000でSTARSの葉月&飯田沙耶組と対戦する。代々木での敗北から狂乱状態にあるナツコ。翌日の会見でも大荒れで、葉月&飯田がそのとばっちりを食らう危険性も十分にありそうだ。ナツコの暴走がより過激化するか、それともSTARSが大江戸隊に連敗を食らわすか。

 飯田が先発を買って出て琉悪夏と対峙。ロックアップでの力比べから琉悪夏が髪の毛をつかむ。怒った飯田が逆水平からショルダータックル。葉月が入りSTARSが合体。飯田のキャメルに葉月がドロップキック。琉悪夏が返すとナツコが飯田を妨害し乱入、ダブルのショルダータックルからナツコ、琉悪夏がセントーンを放つ。飯田がエルボー連打からドロップキック。葉月が琉悪夏へ串刺しエルボー、コードブレイカー、顔面ウォッシュ。琉悪夏がかわしてショルダータックル、セントーン。葉月が返すと、琉悪夏はコンプリートショットからフェースロック。琉悪夏の突進を止めて葉月が「なめんじゃねえぞ!」とブレーンバスター、すぐに琉悪夏がショルダータックル。ナツコが入ると飯田が逆水平連打。ナツコが胸を突き出し打たせるとラリアット。飯田がかわして逆水平、ジャンピングチョップ。ノーザンライトはナツコがこらえてショルダーをぶつけ合う。ナツコはエルボースマッシュからラリアット。2発目狙いを読んだ飯田がカウンターでラリアット。ナツコを持ち上げると葉月のコードブレイカーと合体、飯田ロケット発射。しかしナツコが肩を上げる。大江戸隊が飯田をコーナーに追い込みキャノンボール、クロスボディーで連続の串刺し攻撃。飯田が返すとナツコはコーナーへ。葉月が落として飯田が雪崩式パワースラム。しかしナツコが返してみせる。飯田はノーザンライトを決めるが琉悪夏のカットが間に合う。大江戸隊がサンドイッチラリアット連打、ナツコがデスバレーボム。しかし葉月のカットが間に合う。ナツコは飯田、琉悪夏が葉月を寝かせてスワントーンボム、冷凍庫爆弾。3カウントが入りナツコが飯田をフォールした。

◆ 8人タッグマッチ 20分1本勝負
妃南

13分21秒
ダイビングフットスタンプ→片エビ固め

渡辺桃
上谷沙弥 スターライト・キッド
○AZM フキゲンです★
林下詩美 吏南●

 6・25代々木における金網でのイリミネーション12人タッグマッチで大江戸隊を破り再結束なったクイーンズクエスト。林下詩美&上谷沙弥も元のさやに納まり、この日タッグを組むAZM、妃南も一安心といったところだろう。そして迎えるQQ新章のスタートは8人タッグマッチで再び大江戸隊を迎え撃つ。この日の大江戸隊はスターライト・キッド&渡辺桃&吏南&フキゲンです★組。リーダーのナツコは琉悪夏と組んでほかの試合に出場するが、セコンドとして介入してくることが予想される。また、代々木での試合後、敗れた鹿島沙希への制裁に加わらなかった吏南がこの試合でどう動くかも注目される。と同時に、代々木で不在だったフキゲンです★の機嫌も気にかかる。

 詩美がゲートに姿を見せると背後からナツコが襲いかかる。場外乱闘で試合がスタートし大江戸隊がQQを圧倒。ナツコは詩美をリングに入れて鉄パイプで殴打、QQフラッグでも殴打する。リングに戻された上谷に大江戸隊がいっせいにストンピング、桃がバットで殴打する。上谷が向かっていくが桃がミドルキック、ノドを踏みつけるとサッカーボールキックへ。上谷が返すと、桃にエルボー連打。桃が仁王立ちで受けて立ちミドルキックで上谷を倒す。ロープに振られた上谷が桃をかわして詩美と合体のドロップキック。上谷はロープに振られるも桃にニールキック。妃南が入るとフキゲンが乱入。しかし妃南が次々と払い腰。桃が返すと妃南はワキ固め、STO。桃が返すと、カウンターでミドルキック、串刺しドロップキック、ブレーンバスター。キッドが妃南とエルボーの打ち合い。キッドの突進に妃南がネックブリーカー。詩美がキッドに串刺しエルボー、背中へのドロップキック。キッドが返すとナツコが詩美の足を引いて妨害。キッドが詩美をかいくぐりボディーアタックもキャッチされる。しかしフキゲンがカットし桃とキッドで蒼魔刀の挟み撃ち。キッドは詩美へライオンサルト。コーナーに上がると上谷がカットし雪崩式フランケン、詩美がミサイルキック。しかしキッドの肩が上がる。キッドが詩美のラリアットをかいくぐりDDT。吏南とAZMがリングイン。吏南がAZMの髪を引いて走らせず。AZMがやり返すが吏南が髪を引いてマットに叩きつける。AZMと吏南が丸め込みの応酬、AZMがドロップキック、ワキ固め。吏南が反転するが2カウント。AZMが吏南にブレーンバスター。吏南が突進をかわすと大江戸隊が次々と串刺し攻撃、吏南がSTO。AZMが返すと吏南は卍固めから逆打ち。妃南が吏南に払い腰、詩美とAZMが吏南に挟み撃ち。AZMは吏南にダイビングフットスタンプもかわされる。丸め込みの応酬から桃が乱入しAZMにミドルキック、吏南がジャックナイフ。キッドがコーナーに上がると詩美が担いで場外に投げ捨てる。するとAZMが戻された吏南にミサイルキック。吏南のピンクデビル狙いを切り返しAZMがハイキック。返した吏南がAZMと丸め込みの応酬。吏南の突進を詩美が止めて上谷とマジックキラー、AZMがダイビングフットスタンプを決める。3カウントが入りAZMが吏南をフォールした。試合後もQQと大江戸隊が乱闘、ナツコが詩美をマットに叩きつけた。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
桜井まい

11分55秒
炎華落し→片エビ固め

マライア・メイ
○舞華 月山和香●
ジュリア 白川未奈

 MIRAI&壮麗亜美組を破りゴッデス・オブ・スターダム王座を奪取したクラブビーナスの白川未奈&マライア・メイ組が月山和香を加え、ドンナ・デル・モンドのジュリア&舞華&桜井まい組と対戦。ジュリア&桜井はテクラを加えてアーティスト・オブ・スターダム王座を保持しており、ゴッデスvsアーティストの図式にもなった。翌日の横浜武道館では朱里&壮麗亜美組とのタッグマッチを急きょタイトル戦にした白川&マライアにとっては勢いを持続、加速させたい闘いだが…。

 桜井が「わたくしがいきます!」と立候補し「庶民のリーダー出てきなさい」と白川を指名して試合開始。桜井は白川をかわしてエルボー連打、張り手、エルボー。白川がヘッドロックに取りグラウンドへもっていく。さらに白川が締め上げてネックブリーカーを決めると「庶民!」をアピール。コーナーに振られた桜井が白川に首4の字固め。マライア、月山が乱入しクラブビーナスでドロップキック。白川は庶民をアピールしながら桜井をカバー。替わった月山が桜井にヒップアタック連打。マライアが桜井に逆水平連打。白川が桜井にレッグロック。白川が桜井に足4の字固め。桜井のエルボー連打に白川も対抗、桜井がカウンターのビッグブーツ。ジュリアが白川に串刺しエルボーアタック。もう一発を予告すると月山がカット。ジュリアは月山にエルボー、白川にネックブリーカー、月山にDDT、白川にドロップキック。白川が返すと、ジュリアの突進をかわしエプロン越しにエルボー、ハイキック。マライアがジュリアへミサイルキック、ダブルアームの構えはジュリアがこらえる。ジュリアとマライアがエルボーの応酬。マライアが連打するとジュリアをかいくぐりコーナーに乗せて雪崩式フランケンシュタイナー。ジュリアが返すと、マライアにドロップキック、フロントスープレックス。舞華がマライアに串刺しラリアット連打、ショルダータックル。マライアが舞華のラリアットをかいくぐりコルバタ、ドロップキック。月山が舞華にドロップキック、ニーアタック。月山の突進を読んで舞華がショルダータックル、予告してブレーンバスター。しかし月山が切り返し鎌固め。ジュリアと桜井がカットしクラブビーナスを分断。桜井が月山の突進を阻止して舞華とジュリアが合体ネックブリーカー。月山が返すと舞華が持ち上げる。しかし白川がヒザへのドロップキックでカット。白川とマライアがネックブリーカーで競演し月山が極楽ドン。舞華が返すと、月山がスープレックスの構え。舞華がかわしてラリアット。炎華落とし狙いを月山が切り返しオースイスープレックス。舞華が返すと、ジュリアと桜井がクラブビーナスを分断。舞華が月山をブレーンバスターで叩きつけジュリアと桜井がダイビングエルボー。舞華が炎華落としを決めると3カウントが入った。

桜井「ださいたま大会にお越しの庶民のみなさま、ごきげんよう! 今日はドンナ・デル・モンドが場末のクラブ庶民を征伐して差し上げましたわ! ちなみに、今日ここに埼玉県人はいるのかしら。ダサいわね! ジュリア、舞華、ここにいる庶民の埼玉県人には、その辺の草でも食わせておきなさい。それじゃ、ごめんあそばっせ!」

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
安納サオリ

12分36秒
テキーラショット→片エビ固め

さくらあや●
星来芽依 羽南
○鈴季すず 岩谷麻優

 岩谷麻優&羽南のSTARSに新人のさくらあやが合流、安納サオリ&鈴季すず&星来芽依組と6人タッグマッチで激突する。スターダムのアイコンと、スターダムマットに乗り込んできた安納が刺激的遭遇。翌日の横浜武道館ではなつぽいとのストラップマッチに臨む安納がどのような闘いをアイコンに仕掛けるかがポイントとなりそうだ。また、鈴季&星来にも岩谷を意識した闘いが予想される。迎え撃つ羽南にも鈴季&星来との対戦は興味深い。ここに入るさくらには、試練の一戦にもなりそうだ。

 さくらと星来が先発に立候補し試合がスタート。さくらが両手を差し出し握手を求める。星来が拒否するとさくらが泣き出す。星来が丸め込んでから握手を求めると、さくらが丸め込み。星来が返すと弓矢固めの構え。STARSがカットし星来へ連係攻撃、3方向からドロップキックを決める。さくらがヘアーホイップを狙うが反対に星来が決めて自軍コーナーで顔面を踏みつける。鈴季がリング下からさくらを蹴飛ばしリングイン。サッカーボールキックを放つがさくらが返す。安納がさくらにストンピング連打、ネックブリーカーからブリッジで締め上げるとカカト落とし。安納の突進にさくらがミドルキック。羽南が安納に払い腰。入ってきた星来、鈴季にも次々と払い腰を決め、STARSでドロップキックの競演。羽南は安納にダブルリスト狙い。安納が切り返しビッグブーツ、レッグロックからのブリッジ。しかし岩谷がフットスタンプでカット。羽南の突進を止めて安納がブレーンバスター。星来が羽南にジャックナイフ、変型キャメルクラッチ。羽南が星来にクロスボディーアタック。星来の突進を止めて羽南がマットに叩きつける。羽南は星来のドロップキックをかわしてスープレックス。星来がすぐに起き上がりドロップキック。鈴季と岩谷が蹴りのかわし合い。岩谷が突進を止めてドロップキック。エルボーの打ち合いから岩谷が連打、鈴季が崩れ落ちるが高角度で投げっぱなしジャーマン。もう一発狙うと岩谷が切り返しスリングブレイド。さくらが鈴季にドロップキック3連打、エルボーも連打。ラリアットをかわすともう一発ドロップキック。鈴季が串刺し攻撃をかわすと星来、鈴季が串刺し攻撃。安納がドロップキックで続き鈴季も背後からドロップキック。10分経過。鈴季がさくらに向けてコーナーに上がる。すると岩谷と羽南がデッドリードライブ。羽南が持ち上げて岩谷がフェースクラッシャー。さくらが鈴季へキックのコンビネーション。ハイキックを決めるがカットされる。さくらが鈴季にエルボー連打。突進を読んだ鈴季がスピアを決めテキーラショット狙い。さくらが丸め込みの連続も2カウントどまり。さくらのハイキックをかわし鈴季がバックを取ると星来のフェースクラッシャーと合体。残り3分。鈴季が星来にバズソーキック。しかしさくらが返してみせる。ならばと鈴季は予告してテキーラショット。さくらが返せず鈴季が勝利した。

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
水森由菜

15分26秒
ノーザンクロス

HANAKO●
なつぽい 壮麗亜美
○中野たむ MIRAI

 中野たむ&なつぽいのメルティアにコズミックエンジェルズ見習いの水森由菜が合流、コズエン入りを懸けた闘い&ダイエットの真っただ中で水森が中野&なつぽいをどうサポートし勝利につなげるか、この試合でポイントを稼いでおきたいところだろう。とはいえ、相手はMIRAI&壮麗亜美の前ゴッデス・オブ・スターダム王者組だけに苦戦も予想される。とくにMIRAIは翌日の横浜武道館で中野のワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦。シンデレラ・トーナメント2連覇に実績をひっさげての白いベルト挑戦とあって、この試合でどこまで中野を焦らせられるかがカギとなる。ゴッズアイの2人と組むのは新人のHANAKO。高橋奈七永からパッションを注入されてから最初の試合とあって、より大きなスケールでの闘いが期待される。

 中野が歩を進めMIRAIと視殺戦。すると水森が「ここは見習いに任せて」と制止し、見習いを指名。HANAKOが手を上げ水森と対峙。試合が始まるとショルダーをぶつけ合う。水森が丸め込むと体重を告白してクロスボディー。返したHANAKOがショルダータックル。コズエンが割って入り3方向からドロップキック。コズエンが合体しようとするとMIRAIが阻止。MIRAIと壮麗が水森を捕まえ逆水平の連打で競演。水森が返すとMIRAIはネックロック。壮麗が水森とエルボーの打ち合い。壮麗がボディースラム。水森が返すと、壮麗の突進を止めてショルダースルー、ドロップキック。なつぽいが壮麗にダイビングボディーアタック。壮麗が持ち上げるとなつぽいが切り返しドロップキック。壮麗とHANAKOが合体もなつぽいがかいくぐり分断。壮麗が逆水平の連打をなつぽいに浴びせダブルチョップ。MIRAIがなつぽいにショルダータックル、控えの中野と視殺戦。なつぽいが後方から襲いかかるがMIRAIがショルダータックル。MIRAIがクロスボディーをキャッチしコーナーに投げつけると中野の髪をつかんでリングに引きずり込む。MIRAIがエルボー連打、止めに入ったレフェリーを突き飛ばす。中野も止めに入ったレフェリーを突き飛ばしMIRAIにエルボー連打。中野は「魂見せろよ!」と引き起こすが、MIRAIが中野をマットに叩きつけラリアット。MIRAIの突進を水森がカット、中野がニーアタックで場外に送り出す。中野はコーナーに上がるがMIRAIが追いつきエルボーで宙吊りに。中野が起き上がるがMIRAIがラリアットでなぎ倒す。MIRAIはミサイルキックからバックを取る。中野が切り返しジャーマンの構え。MIRAIが切り返しバックドロップ。中野がスピンキックをカウンターで決め両者ダウン。HANAKOが中野にショルダータックル連打、コーナーに追い込み串刺しボディーアタック、なつぽいが入り中野と合体もHANAKOがまとめてショルダータックル、水森を中野に叩きつける。中野が返すと、HANAKOにエルボー。10分経過。壮麗が中野をマットに叩きつけHANAKOがニードロップ。返した中野を引き起こしHANAKOがブレーンバスター狙い。中野がこらえるとスモールパッケージ、ドロップキック。コズエンが合体の場外弾を狙うがカットされる。全員がエプロンでもつれあうとコズエンがドロップキックで落とし場外弾を見舞う。中野がHANAKOをリングに戻し、ジャーマンの構え。HANAKOがこらえると中野はトラースキック、バイオレットシューティング。しかし壮麗がカットする。MIRAIがなつぽいにラリアット、水森にもラリアット。壮麗を呼び込むと中野を前方に叩きつける。HANAKOが中野にブレーンバスター。しかしコズエンのカットが成功。HANAKOはフィニッシュを宣言し中野にアルゼンチン。中野が丸め込みからノーザンクロス。MIRAIがカットし中野にエルボー連打。中野もやり返しエルボーの応酬。MIRAIが担ぎ上げるが中野が切り返しジャーマン。壮麗が中野をロープに振るがメルティアがトラースキック、水森がラリアット。中野はHANAKOのビッグブーツを食らうがカウンターのハイキック。15分経過。中野がHANAKOにノーザンクロスを仕掛ける。HANAKOがギブアップし中野の勝利が宣告された。

中野「MIRAI! 最高の気分だよ! やっとアンタのすっかすかだった魂、ホンモノの魂こもってきたんじゃないの! でも、ちょっと遅すぎる。明日、横浜武道館で白の情念の本当の怖さ、アンタに叩き込んであげる。朱里ママに泣きつくんじゃないでちゅよお」

MIRAI「最高の気分? こっちだって最高の気分だよ! 3月3日、あの日、自分は白の王者中野たむを倒すって決めたんだよ! そしてそして、やっとやっとやっとやっとやっと、その最高のタイミングが来たんだよ! あの日の悔しかった気持ち全部全部全部全部、魂オマエにぶつけてやるよ。そして絶対に絶対に超えてやる。中野たむ、いままで白いベルトの歴史をたくさんたくさん作ってきてくれてありがとうございました。みなさん、明日は中野たむの白いベルトの最終回、ぜひ会場に見に来てください。以上!」

MIRAIが退場。安納が出てきてリングインするとなつぽいと視殺戦。

安納「なつみ、明日、思い、気持ち、強さ、全部ぶつけるわ。きれいな試合なんかするつもりないから」

なつぽい「もちろん、この試合でどんな結末になろうと私はすべてを受け入れる覚悟で闘う。この8年間の思い、サオリに全部ぶつける」

安納「上等、ぶっ潰してやっからな!」

安納が退場。

水森が唖然としながらもマイクを取る。

水森「所沢のみなさん、元気ですか!? ちょっと背景が暗いから、いろいろありますけど、今日ゆなもんがコズエン見習いで、この3人で組んで、初めて勝ちました! だから、いいですよね、レディースエンドジェントルメーン。……」

中野「メイアイハブアテンションプリーズ(って言うんだよ)」

水森「メイアイハブアテンションプリーズ、ウェルカムアボード。コズミーックエンジェルズ。本日の搭乗員を紹介します。たむ、なつぽい、そして見習いのゆなもーん。明日迄ビッグマッチが続きます。コズエンの勢いはいま見てもらった通り、まだまだ勢いは加速しっぱなしですのでみなさん、このままみんなも搭乗員として、明日迄ついてきてください! ウィーアースーパーデリシャス、ウィーアーザベスト、ウィーアーザナンバーワン。私たちもアナタたちもデリシャース、ウ~ンマ!」

コズエンのコメント

中野「3・3の武道館のたむの髪切りマッチ見てこの白いベルトを懸けていつか闘うって、悔しい思いをしてやっとここまでたどり着いたんだって? やっとアンタのホントの魂見せてもらったよ、最高の気分だよ。たむとの念願のタイトルマッチ、かなえられておめでとう。でも、明日、アンタはあの日よりもっともっともっともっと悔し涙、悔しい悔しい涙を流すことになる。アンタを中野たむが、一生呪ってあげるよ」

なつぽい「サオリ、明日の試合でどうなっても私もサオリも後悔ないようにね。8年間ずっと思い続けてきたこの思いをぶつけます、8年間、結末? 私はこれが安納サオリとなつぽいの新たな始まりだと、どんな物語が始まるのか楽しみにしてる。絶対に負けないから。バイポイ」

水森「トロピカル、バイバイ」

中野「トロピカルバイバイってなに?」

 

 

MIRAIのコメント

「自分は3月3日あの日から、白い王者の中野たむを倒す最高のタイミング、最高のシチュエーションを狙ってました。赤いベルトを持つ白の王者、中野たむが分厚くて高い壁だということはもちろんわかってます。でも、自分にはその壁をぶち破る覚悟はできてます。明日は中野たむと白いベルトの最後の物語、最終回になります。そして白いベルトを自分が新しい世界へ連れていきます」

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