2023/07/17 試合結果

2023年7月17日 『STARDOM Summer North Tour 2023〜北の国からスターダム〜/札幌大会 vol.2』

『STARDOM Summer North Tour 2023〜北の国からスターダム〜/札幌大会 vol.2
7月17日(月・祝)シャトレーゼ・ガトーキングダム・サッポロ(観衆509人=満員)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
飯田沙耶

6分50秒
飯田橋

水森由菜

◆シングルマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

6分0秒
Bドライバー→エビ固め

HANAKO

◆タッグマッチ 15分1本勝負
葉月

10分34秒
ダイビングボディプレス→片エビ固め

天咲光由●
○コグマ レディ・C

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
マライア・メイ

14分17秒
グラマラスドライバーMINA→エビ固め

星来芽依●
月山和香 鈴季すず
○白川未奈 舞華

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
桜井まい

10分57秒
グロリアスドライバー→片エビ固め

向後桃●
テクラ 羽南
○ジュリア 岩谷麻優

◆タッグマッチ 15分1本勝負
なつぽい

15分00秒
時間切れ引き分け

上谷沙弥
中野たむ AZM

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○鹿島沙希

10分24秒
マイエンブレム→体固め

スターライト・キッド
壮麗亜美 琉悪夏●
MIRAI 刀羅ナツコ

 

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
飯田沙耶

6分50秒
飯田橋

水森由菜

 飯田沙耶と水森由菜がシングルで対戦。このところ負け続きの飯田にとっては、コズミックエンジェルズ見習いの水森との一騎打ちは背水の陣での闘いか。飯田の力による自己主張が期待されるが…。

 ロックアップで試合がスタートし、ショルダーをぶつけ合う。睨み合いから飯田が打ち勝ち、ボディースラムの構え。水森がこらえると飯田の突進をキャッチしマットに叩きつける。水森は逆エビ固めでギブアップを迫るが飯田が払い除けてバックエルボー。水森がかわしてドロップキックから逆片エビ固め。飯田がエスケープすると、水森がエルボー連打。飯田が先を読んでエルボーも水森が串刺しラリアット。飯田は逆水平の連打、水森がブロックし打ち返す。飯田はカウンターのジャンピングチョップからエルボードロップ。水森が返すと、飯田はドラゴンスリーパー。水森がエスケープすると、飯田は飯田ロケットを予告しコーナーに上がる。水森がカットしショルダースルー、スライディングラリアット、ボディープレス。エルボーの打ち合いから突進するが水森のドロップキックを食らう。水森は「635キロ」ダイビングボディープレス。飯田がラリアットも、水森がやり返す。ラリアットの打ち合いで水森が打ち勝つがすぐに飯田もラリアット。水森がブレーンバスターからマットに叩きつけるが2カウント。水森のラリアットをかわし、飯田が飯田橋で3カウントをゲットした。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

6分0秒
Bドライバー→エビ固め

HANAKO

 新人のHANAKOが大江戸隊、渡辺桃の胸を借りるシングルマッチ。スケール感では見劣りしないどころか上回っているHANAKOだけに経験豊富な桃に爪跡を残したい。

 HANAKOが「お願いします」と握手を求めるが桃は応じず。ならばとHANAKOは右手を高く差し上げて「こいよ」と誘う。桃が「なめんじゃねえよ!」と足を踏みつけ突進。HANAKOはショルダータックルで桃を吹っ飛ばしボディースラム。桃が返すと、HANAKOのビッグブーツをかわしてPKを打ち込む。HANAKOが返すと、桃は「なにがでけえだ!」とヘアーホイップ、「でけえだけだろ」と顔面を踏みつけていく。さらに桃はミドルキックを放ち仁王立ち。HANAKOがヒザを着いた状態でエルボー連打、桃がミドルキックで吹っ飛ばす。HANAKOはカウンターのショルダータックルからニードロップ。HANAKOはブレーンバスターを狙うが桃が切り返し3連発。しかしHANAKOの肩が上がる。桃がドロップキックからボディースラム、蒼魔刀。HANAKOが切り返し逆エビ固めからアルゼンチンバックブリーカー。コーナーに追い込むと、串刺しボディーアタック、ブレーンバスター。HANAKOが再度アルゼンチンを狙うと桃が切り返し胴締めスリーパー。HANAKOが体重をかけてカバーも2カウント。桃がBドライバーを決めると3カウントが入った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
葉月

10分34秒
ダイビングボディプレス→片エビ固め

天咲光由●
○コグマ レディ・C

 葉月&コグマ組のSTARSとレディ・C&天咲光由組のクイーンズクエストがタッグで対戦。クリーンでピュアな闘いが期待できそうだ。

 天咲が先発を買って出るとコグマが葉月を押し出し試合開始。天咲がドロップキック3連発も葉月が一発で天咲を吹っ飛ばす。カバーを返した天咲に葉月がワキ固め。レディが入ると葉月とコグマが顔面ウォッシュを浴びせる。葉月が天咲にボディースラムから逆エビ固め。天咲がエスケープすると葉月が背中を踏みつける。コグマが天咲にボディースラムからキャメルクラッチを決め、強制クマポーズ。葉月が天咲にドロップキックからフェースロック。天咲がエルボーで向かっていくが葉月が一発で倒す。天咲が葉月の突進をかわし串刺し側転エルボー、背中へのドロップキック。レディが葉月にショルダータックル。レディがビッグブーツ、ネックブリーカー。葉月が返すとミサイルキック。コグマがコーナーに上がるがレディがビッグブーツ。チョークスラムをコグマが切り返すがビッグブーツを食らう。天咲がコグマにドロップキック、DDT、背中へのドロップキック、グラウンドコブラツイスト。レディと天咲が合体するがコグマがまとめてボディーアタック。コグマは天咲の背中を踏みつけフットスタンプ、DDT。コーナーに上がるが天咲が追いつきエルボー連打。コグマが天咲を落とすと葉月が乱入して合体。葉月がカナディアンで担ぎ上げるがレディがコグマをカットし天咲がまとめてDDT。レディと天咲がコグマにドロップキック。天咲がコグマに天聖を狙う。コグマが切り返すと丸め込み。葉月がキックでアシストしコグマが丸め込むがレディがカット。コグマは天咲にミサイルキック。決まったと思われたが天咲の肩が上がる。10分経過。葉月がカナディアンで担ぎ上げコグマがネックブリーカーで合体。コグマがダイビングボディープレスを決めると天咲が返せず3カウントが入った。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
マライア・メイ

14分17秒
グラマラスドライバーMINA→エビ固め

星来芽依●
月山和香 鈴季すず
○白川未奈 舞華

 クラブビーナスの白川未奈&月山和香&マライア・メイ組と舞華&鈴季すず&星来芽依組が6人タッグマッチで対戦。白川&マライアのゴッデス・オブ・スターダム王者にとっては元王者・舞華との対戦は刺激的。鈴季&星来との対戦も興味深い。

 月山と星来が先発しスタート。腕の取り合いから星来がヘッドロック。月山がロープに振るが星来がドロップキック。鈴季が入り、星来と合体、すると両軍が入り乱れクラブビーナスが星来を孤立させドロップキックの挟み撃ち。星来が返すと。月山にヘアーホイップ、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。そこに鈴季も加勢する。舞華が月山にボディースラムを連発。鈴季が月山をエプロンに送り出し、リング下からドロップキック。月山がエルボー連打も鈴季がドロップキック。月山がドロップキックを決めてマライアに託す。マライアはミサイルキックから逆水平連打。マライアが鈴季をかわすと白川がアシストしマライアが雪崩式フランケン。白川とマライアでスイングネックブリーカー。鈴季が返すとバックの取り合いからエルボー、バックドロップ、背中へのニーアタック。舞華がマライアに串刺しラリアット連打、ショルダータックル。ブレーンバスター狙いを切り返したマライアがスリングブレイド。白川が舞華にネックブリーカー、コルバタ式河津落とし、ミドルキック連打。舞華がキャッチするも白川がエルボー。舞華が白川を抱え上げると星来がドロップキック、舞華がブレーンバスターで叩きつける。星来が白川にエプロンを含めドロップキック3連発。白川は星来のヒザをマットに叩きつけてニークラッシャー、足4の字固め。クラブビーナスが次々と串刺し攻撃。星来が返すと白川がインプラントDDTを狙う。星来が切り返すが白川がヒザへのストンピングを連打。星来がコードブレイカーも2カウント。星来がサブミッションで白川を捕獲。白川がエスケープすると、星来のボディーアタックをかわしローリングエルボー。星来が返すと、白川はフィニッシュを宣言しグラマラスドライバー狙い。星来が切り返してドロップキック。鈴季がバックを取り星来がダッシュ。しかしマライアがカットし舞華のラリアットが鈴季に誤爆。白川は星来にグラマラスドライバー狙い。星来が切り返し丸め込む。白川が返してバックブロー、バックドロップ。マライアと月山がドロップキックで舞華と鈴季を場外に送り出す。マライアが星来を肩車し白川がコーナーからフェースクラッシャー。残り1分。白川がグラマラスドライバーMINAを決めると3カウントが入った。

白川「クラブビーナスイズヒアー! この勢いで、札幌北海道ツアーでもらったエネルギーで、まずは8・13ゴッデスのベルトをローズゴールドで、しっかり防衛してきます。そして、5★STAR、私、初戦は詩美。ちょっとマジ心配。まあでも、5★STAR初優勝して、みなさんに白川維新の続きを見せます!」

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
桜井まい

10分57秒
グロリアスドライバー→片エビ固め

向後桃●
テクラ 羽南
○ジュリア 岩谷麻優

 STARSの岩谷麻優&羽南&向後桃組とドンナ・デル・モンドのアーティスト・オブ・スターダム王者ジュリア&桜井まい&テクラ組が6人タッグマッチで激突。IWGP女子王者の岩谷、STRONG女子王者のジュリアの直接対決でおこなわれる。

 「わたくしがいきます!」と桜井が先発に名乗りを挙げて羽南と対峙。桜井がヘッドロックにいくと羽南が切り返しヘッドロック。桜井がヘッドロックに切り返しグラウンドへ。羽南が切り返しドロップキック。STARSが桜井を攻撃し3方向からドロップキック。しかし桜井がかわしてみせるとDDMがSTARSを踏みつける。桜井は羽南をコーナーに追い込みビッグブーツからドロップキック。ジュリアが羽南に串刺しドロップキック。ジュリアがエキサイトし、髪をつかまれた村山レフェリーが怒るとジュリアが土下座して謝罪。テクラが羽南にボディースラム。羽南が払い腰からテクラにニーアタック。岩谷がテクラにドロップキック連打。桜井が乱入しテクラを救出も岩谷がまとめてアームホイップ、岩谷と羽南がドロップキックの競演。岩谷の突進にテクラがトラースキック、DDT。ジュリアが岩谷に串刺しエルボー、卍固め。カットに入ったSTARSにDDMがサブミッションでジュリアを援護。ジュリアが岩谷にネックブリーカー。岩谷がエルボーからトラースキックでジュリアをダウンさせる。向後がジュリアにスワンダイブ式ミサイルキック、619。ジュリアが返すと向後を抱え上げテクラのネックブリーカーと合体、エルボーの挟み撃ち。ジュリアは向後にSTFを決めるがSTARSがカットする。STARSが3方向からダイブしジュリアを孤立させると、岩谷と羽南が持ち上げて向後がスワンダイブ式ミサイルキック、スイングネックブリーカー。バックの取り合いから桜井が向後にミサイルキック、テクラが向後にダイビングボディーアタック、ジュリアがバックドロップを決めるがカットされる。岩谷と羽南のクローズラインをかいくぐり桜井がスタナー、テクラがスピア。ジュリアが向後にグロリアス狙い。向後が切り返しトラースキック、ジュリアがカウンターのドロップキック。10分経過。テクラのブレーンバスターからジュリアと桜井でダイビングエルボードロップ。しかし向後が肩を上げる。ジュリアがグロリアスドライバーを旋回式で決めると向後が返せず3カウントが入った。

桜井「札幌大会にお越しの庶民のみなさま、ごきげんよう! 北海道ツアー、ドンナ・デル・モンド全勝中でございますわ! ということで、今日はジュリア、おマイクよろしく」

ジュリア「え!? おマイク、おマイク。まあそうですね、もうすぐ5★STARですね。みんな熱が上がってきてます。けれども、今日闘ったIWGP(女子)チャンピオンは岩谷麻優。オマエとはしっかり決着ついてないよなあ。だからさあ、この5★STAR決勝で会わねえか? そしたら、どうしようかなあ。このベルト懸けてやってもいいよ」

岩谷がリングイン。

岩谷「まあまあまあ。北海道のみなさん、こんばんはー! まあ、今日、北海道でチームは負けてしまったけど、5★STARもちろん優勝するのは岩谷麻優、そして、決勝戦でジュリア、岩谷麻優、このカードが決定したら、自分もこのIWGP(女子)のベルトを懸けてあげてもいいけど。まあまあまあ、そんなね、決勝戦の話をするんじゃなくて、まずは初戦の大田区総合体育館、開幕戦。自分は初戦、同門である葉月と試合します。葉月もこのIWGPのベルト狙ってるよね。まあまあ、初戦開幕戦、最高の同門対決にして自分がまだまだSTARSのリーダーとして…」

葉月が岩谷からマイクを奪い取る。

葉月「麻優さん、初戦同門対決は私が制します。そして、そのIWGPのベルトを懸けてもう一度シングルで闘うのはどうですか?」

岩谷「このお客さんの反応がすべてだよね。見たいよね。この先、将来どうなってるかわかりませんが、まあまあまあまあ、またそのときにしゃべりましょう」

葉月「ジュリア、岩谷麻優と決勝で闘う? ふざけんなよ。ウチと決着ついてないよな。ウチも決勝に上がる。オマエ(ジュリア)も上がってこい。シングルで決着つけようぜ」

ジュリア「楽しみにしてる、アリベデルチ。貴婦人、締める?」

桜井「どうやらここは、庶民が一年に一度夏に贅沢しに来る場所だと聞いておりますけど、わたくしにとっては日常のことですわ。アナタたち庶民は、シャトレーゼでお菓子を爆買いして帰りなさい。それじゃあ、ごめんあそばっせ!」

その後、北海道初のビッグマッチが決定したことがスクリーンを通じて発表された。2024年7月27日、プロレス初開催となる北ガスアリーナ札幌46でおこなわれる。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
なつぽい

15分00秒
時間切れ引き分け

上谷沙弥
中野たむ AZM

 前日のセンダイガールズ後楽園で橋本千紘とシングルマッチをおこなったなつぽいがスターダム北海道ツアーに帰還、中野たむとのメルティアで上谷沙弥&AZM組のクイーンズクエストとタッグマッチで対戦する。なつぽいから仙女土産が見られるか?

 AZMとなつぽいが先発でゴング。腕の取り合いでスタートし、ロープワークからAZMがドロップキック。すると中野が乱入しダブルのドロップキックとネックブリーカーで合体する。なつぽいはAZMの背中にドロップキック。中野がAZMを自軍コーナーに追い込み蹴りまくる。リング中央にもっていくとサッカーボールキック。AZMが返すと、中野がボディースラム。なつぽいがAZMにストンピング連打。AZMがドロップキックを食らわし上谷と連係攻撃。上谷はなつぽいにニードロップ、ボディースラム。なつぽいが返すと、エルボーの打ち合い。上谷をかいくぐりなつぽいがアームホイップからドロップキック。中野が上谷にネックブリーカー。上谷が突進をかわすが中野が乱入したAZMと上谷に串刺し攻撃、まとめてDDT。上谷が返すと、カウンターでドロップキック。AZMが中野を丸め込みからドロップキック。中野が返すと、ショルダータックル。AZMが返すと中野がネックブリーカー、側転ダブルニードロップ。なつぽいがAZMにドロップキック連打。AZMがボディーアタックをかわしPK。ブレーンバスターは切り返されるもアームロック。なつぽいが上になりカバーするがAZMが返してブレーンバスター。なつぽいが返し、コーナーの中野の手を引く。そこへ上谷がスワンダイブ式フットスタンプでカット。AZMがハイキック、なつぽいの回し蹴りが顔面にヒット。AZMが丸め込むとなつぽいも丸め込み。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。中野が上谷にエルボー。上谷もやり返しエルボーの応酬。中野が上谷にバックドロップ、ニーアタック。上谷が返すと、AZMとハイキックの挟み撃ち。上谷がミサイルキック、フィッシャーマン。中野が返すと、上谷のスタークラッシャー狙いを切り返しなつぽいがトラースキック。メルティアがプランチャを狙うが、上谷とAZMがハイキックで阻止して上谷がスワンダイブ式プランチャで飛ぶ。上谷とAZMが中野をキックの競演で追い込む。中野が返すと、上谷はスタークラッシャーの構え。中野が切り返しスピンキック、ノーザンクロス。AZMがカット。中野となつぽいがジャーマンを狙う。上谷とAZMが切り返すが中野となつぽいがジャーマンを決める。中野がデスティニーハンマー、なつぽいがフェアリアルギフトを決めると、中野がバイオレットシューティング。しかしAZMのダイビングフットスタンプが上谷を救出。残り1分。なつぽいがAZMをポイ捨てジャーマン。全員がダウン状態で残り30秒。中野と上谷がエルボーの打ち合い。上谷がニールキック、二段蹴り、スピンキック。スタークラッシャーを決めるもすでにタイムアップ。試合は時間切れ引き分けに終わった。

上谷「今年も熱い夏がやってくるぞ! 5★STAR開幕戦も、もう目前。私がほしいベルトは、(中野のベルトに触れて)この赤いベルト。初戦、たむを倒して初優勝して、そして、中野たむの赤い時代は私が終わらせる」

中野「上谷、先走るね! でも、たむはね、アンタよりもっとずっと先を見てるよ。まずは開幕戦、最高峰で最上級に狂った試合をしよう。不死鳥は、中野たむの情念地獄に溺れさせてあげる。そして、昨年準優勝で心から悔しい思いをした。でも今年は、この赤いチャンピオン中野たむが、今年こそ絶対に初優勝に輝いてみせます。みなさんたむロードついてきてください!」

なつぽい「熱いねえ、熱いねえ。私は、怪物から、最強から叩き込まれた最強のなつぽいだから、この5★STARはなつぽいが主役なの! この夏はなつぽいのものだあ! バイポーイ」

AZM「バイポイってなあに?」

AZMがなつぽいを追いかけて両者がバックステージに姿を消す。

中野「なんでじゃい!」

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○鹿島沙希

10分24秒
マイエンブレム→体固め

スターライト・キッド
壮麗亜美 琉悪夏●
MIRAI 刀羅ナツコ

 ゴッズアイのMIRAI&壮麗亜美&鹿島沙希組が大江戸隊の刀羅ナツコ&スターライト・キッド&琉悪夏組と6人タッグマッチで全面対決。前日は林下詩美を欠いたQQを挑発したが、今回は朱里が不在。鹿島は追放した元メンバーとあって大荒れ必至か。

 MIRAIとキッドが先発。バックの取り合いからグラウンドで首の取り合い。キッドがネックロックもMIRAIが切り返しヘッドロック。キッドがMIRAIにコルバタ。キャッチしたMIRAIがマットに叩きつける。ゴッズアイが次々とキッドに串刺し攻撃。キッドが鹿島にボディーアタック、ドロップキック、その場飛びムーンサルトプレス。ナツコと琉悪夏が鹿島にダブルのショルダータックル、連続でセントーン。鹿島が返すがダウン状態。ナツコがおこそうとするが鹿島は倒れたまま。ナツコが強引に起こすと鹿島がコルバタ、ビッグブーツ。鹿島がナツコに逆水平連打。キッドが乱入するが壮麗がまとめてコーナーに追い込み串刺しボディーアタック。ナツコが返すと、壮麗の突進にクロスボディー、バックフリップ。琉悪夏が壮麗にセントーン。壮麗が琉悪夏をマットに叩きつけるが2カウント。鹿島が琉悪夏にビッグブーツ、串刺しニーアタック、ダイビングフットスタンプ。琉悪夏が腹部へのパンチ。壮麗が入ってカミカゼ、MIRAIがリバーススプラッシュ式ボディープレス、鹿島がダイビングフットスタンプ。ダブルアームの構えは琉悪夏が切り返しナツコ、キッドが攻撃。琉悪夏がクロスボディーから耐空時間の長いフィッシャーマンを決める。しかしゴッズアイがカット成功。ナツコが串刺しラリアット、ナツコとキッドがコーナーのMIRAIと壮麗を攻撃し分断。琉悪夏が鹿島にリバーススプラッシュ。琉悪夏が鹿島に冷凍庫爆弾もかわされる。鹿島が顔面を蹴り上げるが自身もダウン。琉悪夏が鹿島にラリアット、ネックハンギング狙い。鹿島が丸め込むが2カウント。MIRAIと壮麗がダッシュしようとするも、リング下から足を引かれる。キッドが場外プランチャ。MIRAIが琉悪夏にラリアットを放ち「沙希いけ!」と指示、鹿島がトラースキック、MIRAIと壮麗が琉悪夏をマットに叩きつけると鹿島がマイエンブレム。3カウントが入り鹿島が琉悪夏を破った。

MIRAI「沙希が勝ったぞ! 本日ここ北の国、札幌大会にお集まりいただいたみなさん、ありがとうございました。スターダムいかがでしたか? 本日、札幌大会お集まりいただいたみなさんに、自分から三つ言わせてください。ひとつ、いよいよスターダムの夏5★STAR GPが始まります。自分はしっかり優勝して、シンデレラと5★STARの春夏制覇成し遂げます」

壮麗「私も優勝目指してます。今回違うブロックなのでベタなんですけど、決勝で会いたいです」

MIRAI「OK、OK、OK、OK。みなさん応援よろしくお願いします。ふたーつ。ここ北の国、とってもいいところだから…あ、いやちがうわ、なまらいいところだから、次、戻ってくるときはタイトルマッチしたいね。みなさん楽しみに待っていてください。そして三つ、最後はしっかり鹿島沙希が締めます! 魂込めてしゃべってもいいですか?」

鹿島「今日は、こちらのMIRAIさんと壮麗亜美さんのおかげで勝つことができました! ありがとうございます。がんばります。ありがとうございます。私は5★STAR出ません。おふたりお忙しいと思うので、私はひとりで自主練に励みたいなと思ってます。しっかりと練習をね、魂込めて練習していきたいなと」

MIRAI「魂込もってる?」

鹿島「ホントだよ! いっぱいするよ。ってことで、いつもの締め、やっちゃっていいですか。沙希はじめてだわ、ゴッズアイで締めるの。なんていうんだっけ? 自分に負けるな限界を越えろ、せーの…自分に負けてるもん、だって」

MIRAI「負けるな!」

鹿島「気を取り直して、自分に負けるな限界を越えろ、ゴッズアイ! ありがとう!」

ゴッズアイのコメント

壮麗「北海道ツアー、ラスト、沙希が勝利を挙げてくれました。この長い遠征が終わったらすぐに5★STARが始まります。この遠征中はゴッズアイでチームとして組んでやってくことが多かったんですけど、次は5★STAR、ひとりのシングルプレーヤーとして勝ち上がってMIRAIと決勝あたりたいと思います」

MIRAI「北海道最終日勝つことができました。北海道、なまらいいところなので次、帰ってくるときはタイトルマッチしたいなと思います。そして、亜美が言っているようにスターダムの夏、5★STARがいよいよ始まります。自分は優勝して、優勝して、シンデレラ、5★STAR、春夏制覇、今年こそ成し遂げます。ということで、今日の主役、鹿島沙希に締めてもらおうと思ったのに、どこいった?」

壮麗「もうさっそく特訓いったのかな?」

MIRAI「いった? すごい燃えてる?」

壮麗「燃えてる。魂こもってるな」

MIRAI「絶対ウソだろ(笑)」

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