7月25日(火)、会見がおこなわれ、8・13大阪の対戦カードを発表、タイトルマッチの調印式とともに、出場選手が意気込みを述べた。
▼大阪ガントレットタッグマッチ10チーム参加
出場チーム…鈴季すず&星来芽依組、葉月&飯田沙耶組、渡辺桃&琉悪夏組、AZM&天咲光由組、水森由菜&花園桃花組、月山和香&ビリケンです組、羽南&妃南組、舞華&テクラ組、朱里&HANAKO組、MIRAI&壮麗亜美組
▼5★STAR GPレッドスターズ公式リーグ戦
刀羅ナツコvsスターライト・キッド
▼ハイスピード選手権試合
〈王者〉鹿島沙希vs〈挑戦者〉コグマ
▼ハイスピード選手権試合
〈王者〉鹿島沙希vs〈挑戦者〉コグマ
コグマ「コグマです。私は、この試合は絶対に走らない。それを守りたいと思います。以上です」
鹿島「絶対に動きません、以上です。本日はお集まりいただきありがとうございました」
コグマ「ちょいちょい待って待って、早い、早い」
鹿島「ハイスピードチャンピオンなんで」
コグマ「もっとなんか私に言いたいこととか、ないの?」
鹿島「メッチャあるけど、言っていいの? こないださ、前哨戦のときとかも走らないとかジャンケンとかするとか言っておいてさ、メッチャ走らされてさ、追いかけまわされたし、挙句の果てにバックステージで捕まえてさ、STARSの控室いってさ拉致監禁されてさ、どれだけ怖い思いしたかわかってんの? 超怖かったんだけど。走らないっていったんだけど」
コグマ「わかった。そこまで言うなら、ここでいま、もう一回前哨戦やろう」
鹿島「いま?」
コグマ「いま」
鹿島「すぐ終わる?」
コグマ「すぐ終わる。だって、走りたくないでしょ。動きたくないでしょ。大丈夫、前哨戦はジャンケン3番勝負」
鹿島「長い長い長い。一発勝負にしない?
ハイスピードに」
コグマ「いいよ、わかった」
鹿島「ジャンケンだけだよね」
コグマ「ジャンケンだけ、ジャンケンだけ」
鹿島「これは変なことしないっていう調印でもあるからね。一発勝負」
コグマ「1回だけ」
鹿島「見とけよ、ちゃんと」
ジャンケンでコグマがグーで勝つ。
鹿島「ハイ、負けました。ありがとうございました」
コグマ「ちょっとちょっと。せっかく勝ったからさあ、もうちょっとさあ、やりたいの」
鹿島「無理。このあと撮影あるもん、沙希。スタイリストさんとか待ってるから」
コグマ「撮影? 大丈夫。時間は取らせない。前哨戦せっかく勝ったから罰ゲームやりたいなと思って」
鹿島「罰ゲーム?」
コグマ「そう、罰ゲーム。二択で考えてきました。一個はハイスピード戦で最初にロープワーク10周やってから始まる。ふたつ目はいまここで顔に落書きさせてくれる。ハイ、どっち」
鹿島「動きたくないって言ってるし、このあと撮影があるって言ってるし、自分サイコパスなの?」
コグマ「撮影あるなら走る方にすれば? 二択だから、べつにそこは。さあ、どっち? どっちがいい? 勝ったからさ。どっちがいい? 早く決めて、ハイスピードで決めて。ハイスピードで決めて。まだ? あと5秒。5,4,3,2」
鹿島「わかった、わかった。落書きでいい」
コグマ「OK、わかった。じゃあいまから罰ゲームの落書きするので、少しお待ちください」
コグマが後ろ向きの鹿島の顔に落書き。
コグマ「当日、よろしくお願いいたします。以上です」
コグマが退場。鹿島が振り返る。
鹿島「(自分の顔)どうなってるの?」
▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉白川未奈&マライア・メイvs〈挑戦者〉なつぽい&安納サオリ
白川とマライアはお互いを縄でグルグル巻きにした状態で登壇。
安納「絶対不屈彼女安納サオリです。タッグのベルトというのは、ひとりでは巻けないベルト。こっちが2人なら、もれなくあっちも2人。なつみとこうやってなにかをめざすって、いつ以来なんやろうな? いままでもいろんなこと挑戦してきたけど、ベルトだけは巻いてこなかった。ウチらは空白の数年があるけど、その空白を埋める絆が、いまはあると思ってる。こんなん言うの恥ずかしいくらい、で、さっきからなにしてんのかようわからんけど、白川未奈、マライア・メイ、最高の獲物からベルト取って、私となつみで頂の景色を見たいと思います」
なつぽい「どうも、なつぽいこと…なつぽいです。いまねサオリが言ってくれたみたいに、ウチらの過去にはいろいろ挑戦して巻けなかったタッグのベルトもあったりとか、一緒に初めて見た景色、いろんなステージ立ってきたりとか、いろいろ挑戦してきたけど、ホントに結果という結果を残せなかったのも、全部伏線、ここでタッグのベルトを取って伏線回収していくべきだなって思ってます。そんでもってですねえ、なにをしていらっしゃるんでしょうか? なんかヒモで巻かれてるんですけども。ウチらのヒモでつながれた試合に感化された感じ? マネしてるの? なにそれは?」
白川「アナタのハートにパワーボム、第28代ゴッデス・オブ・スターダムチャンピオンの白川未奈と」
マライア「マライア・メイデス」
白川「すいませんね、声が前のなつぽいみたいになってしもうてすいませーん。ハイ、そう、マネというか、7月9日に後楽園ホールで挑戦表明されて、まあやってやってもええでということになったんですけど、そのときになんだっけ、インディアンストラップで、ヒモでつながれたことによって絆が強くなったとか言うから、ちゃんみな負けず嫌いじゃん、だからあのヒモよりも、もっと極太の縄でお互いの身体をグルグルグルグル巻きにしてみたわけ。やっぱり負けず嫌いだから、そういうところもね。ずっとこれね、7月9日からずっとこれ巻いて2人で生きてるもんね」
マライア「ミナと私は必ず勝つの。なぜなら2人はリアルフレンズだから。いつもすべてをともにしてるの。一緒に住んでるのいま。シャワーも一緒に浴びてるの。お手洗いも一緒に行っちゃうの。一緒におねんねしてるの。私たち、すべて一緒なの」
白川「イッツシークレット、シークレット、シークレット。とにかく、国を越えて私たちは、いろんな国の文化違って弊害があって、そのたびに何回もミーティングもして言い合って、一緒に生活して、とにかくいますごい極太の物で結ばれてるの。2人でイギリスにも防衛戦行きたい、アメリカにも防衛戦行こうと考えてる。その夢をアナタたちに邪魔されたくないわけで。で、ですね、5★STAR GP始まってしまっているので、まあたぶん前哨戦という前哨戦はない気がして、なんかそのチームワークみたいの、ちょっとここで、いっちょここで勝負しない?」
なつぽい「なにするの?」
白川「ここに縄があるでしょ」
なつぽい「それさあシャワーとか浴びた縄でしょ」
白川「そう、シャワーもお手洗いも入ってる縄だけど、これで綱引きで前哨戦しない? いま」
なつぽい「汚い」
白川「やろう。綱引きやろう。レッツ綱引き」
マライア「タグ・オブ・ウォー(綱引き)? オネガイシマス!」
白川「OK、前哨戦! やりましょう。1回取って。また後で結ぶから」
なつぽい「汚いじゃん」
白川「やりましょう。前哨戦たぶんないのよ。5★STAR始まっちゃって。前哨戦しよう」
なつぽい「立ってサオリ」
安納「よっしゃあ」
白川「やる気出たよ。やったろ。オフコース。何事も本気でやるのがプロレスだから」
安納「絶対負けへん」
月山をレフェリーとして綱引きが始まり、マライアが離すとなつぽい&安納が飛ばされる。白川&マライアの勝利に。
白川「拍手! 拍手! あのね、そういうことなのよアナタたち。あの1回の試合でね、ギスギスしたアンタたちがね、1回の試合でね仲良しこよしにならない、女ってそういうもんなの。もっと試合当日までこれで、ほれほれ、これでつながれて、シャワーもお手洗いも、一緒に入ってみな。それで、もっともっと絆深めて2人で来てもらって、その2人を私たちローズゴールドが撃退したいと思います。じゃあね」
マライア「マタネ。バイポイ」
なつぽい&安納はつながれたまま。
なつぽい「バイポーイ」
▼IWGP女子選手権試合
〈王者〉岩谷麻優vs〈挑戦者〉林下詩美
※岩谷は欠席。
詩美「クイーンズクエストの林下詩美です。
アメリカに自分を探すために行ってきました。アメリカではいろんな人に出会い、いろんな人とぶつかり、いろんな人と話をすることで、自分の原点というものが見えてきました。私はスターダムに来た理由だったり、いまホントに自分が悩んでいることだったり、自分の欲しいもの見つけたいもの、それが見えてきました。いま私がほしいもの、それが岩谷麻優が持つIWGPの女子王座になります。初代IWGP女子王座決定トーナメントで岩谷麻優に負けたあの日のことは、いまでもおぼえています。IWGP女子王座の重さだったり、岩谷麻優との差をすごく感じさせられた試合でした。すごく悔しかったり、自分のふがいなさだったり、いろんな気持ちを自分の気持ちを感じました。私は普段から自分の気持ちを言葉にすることとか、自分の気持ちに考えてることに気づくことがすごく苦手なんですが、岩谷麻優の持つIWGP女子王座のベルトをほしい、この気持ちだけは気づくことができました。この気持ちは岩谷麻優にも届いていると思います。いままでいろんなベルトにも挑戦してきましたし、タッグも巻いたり赤も巻いたりしてきましたけど、IWGP女子王座、私の中では格が違うというか、思い入れが違うというか、なにか違う存在を感じています。このベルトを巻いて、IWGP女子王座、自分の腰に巻いて、私の気持ちを確かめたいのと、岩谷麻優に勝ってスターダム本当のトップを駆け抜けていきたいと思います。当日、岩谷麻優から私がベルトを剥がします」
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉中野たむvs〈挑戦者〉メーガン・ベイン
ベイン「私は“メガサス”メーガン・ベイン。私がウタミと一緒に日本に来たのは、チャンスを見つけて最大限に生かすため。私はゴッデス(女神)、だからチャンスをわざわざ待つ必要なんてないの。だから先日、アナタたちのワールド・オブ・スターダムチャンピオンタムナカノを襲撃したってわけ。レッドベルトは私が巻くことで、私が巻いた中でもっとも権威あるベルトになる。レッドは私にとってゴールドに見える。そのゴールドはこの私、ゴッデス(女神)のものになる。私は自信がある。そのベルト、絶対に私のものになる」
中野「宇宙のみなさんこんにちは、宇宙一可愛いアイドルレスラーで、第16代ワールド・オブ・スターダムチャンピオンの中野たむです。はあ、改めて見るとなんか、こう、なんか古代の壁画から出て来たみたいな、すごいですね。赤いベルトのチャンピオンは、世界中から狙われちゃうんですねえ。正直、その先日の上谷との試合がああいう事態になってしまったことでホントのこと言うと、私自身、試合をすること自体も怖いなあという気持ちがあります。でも、上谷がこのスターダムのリングに早く戻ってこれるような、そういう理由になれる最高の赤いチャンピオンでいつづけたいと思ってます。メーガン、いまスターダムにはIWGP(女子)だとかSTRONG(女子)だとか、いろんなベルトが集まってきてる。その中で、この最高峰の赤いベルトがほしいと思ってくれたこと、すごく見る目ある。お目が高いです。しかも、あの空気の中でたむを襲撃しに来た。すごい度胸。身体もデカいし肝もデカい。でも、甘く見ないでください。赤いベルトは、最高峰のベルト。スターダムの強さを示す、核のベルト。その巨体をたむの最高峰の情念で沈めてあげましょう」
ベインがテーブルを蹴散らし、中野に襲いかかる。中野が応戦するが、ベインがKO。
ジュリア「ちょっと今日は、お願いがあって、呼ばれてないんだけど、ここに来た。というか、(会見が)長すぎる。長すぎて、勝手に来たけど帰ろうかと思ったよ。どうなってんだよ、みんな。サクサク用件をちょっと伝えたいと思います。まず、私はね、このベルト(STRONG女子)を枕元に置いていつも寝てるんだけど、今朝このベルトが夢に出てきたの。私に言ったの。おいジュリア、どうなってんだよって。どうなってんだ? 防衛戦はいつやるんだ? まだやんねえのか? 早くしないとオレのこと忘れちゃうでしょって、そう言ってるように聞こえて。スターダムはいま5★STAR GP中、リーグ戦の試合がたくさんあるんだけど、この8月13日の大阪府立、私、カード組まれてないのね。そうリーグ戦もない、カード組まれてないんで、このストロングのベルトが納得してくれる相手がいるんだったら防衛戦やりたいなと思ってる。なので、スターダム、STRONGのベルトにふさわしい相手を用意してほしいなと。要件はそれだけです。以上、ありがとうございました」
大江戸隊の桃、キッド、琉悪夏がジュリアを襲撃。ナツコも登場し加わる。
ナツコ「おいおいおいおいおい、私からも言いたいことがあるよ、ジュリア!」
ジュリア「なんだよ!」
ナツコ「ベルトの気持ちとか、寒いこと言ってんじゃねえよ。テメエの不人気のせいでベルトの防衛戦の相手見つからなくて、こんな情けない公開募集して、クソすぎだぞ、オマエ」
ジュリア「はあ? なに言ってるかわかんない。いててて…。オメエらがゴチャゴチャ言ってるからナツコが言ったことひとつも聞き取れなかったって言ってんだよ」
ナツコ「じゃあ言ってやろうか。防衛戦の相手、強いヤツ求めてんだろ。ホントはさあ、私が名乗り出ようと思ったんだけど、その日、キッドと5★STAR GPで闘わなきゃいけなくて、あいにく空いてねえんだ、私。だから、だから、オマエが求めているような、そのベルトに似合う強えヤツ、用意してやったよ。誰か知りたいだろ、オラ。おい」
ジュリア「誰?」
ナツコ「よく聞いとけよ、オラ! 私が用意いした、このSTRONGのベルトに似合う強えヤツ、優宇だ。どう? 優宇」
ジュリア「は?」
ナツコ「どう、優宇」
ジュリア「は? どこのユウだよ」
ナツコ「なんで知らねえんだ、オメエよお!」
ジュリア「ゆうっていっぱいいそうじゃねえかよ」
ナツコ「いねえだろ! ひとりしかいねえだろうよ! ゴタゴタ言ってんじゃねえよ。やるのかやんねえのか、イエスかノーか?」
ジュリア「いてえだろ、離せ、離せ」
ナツコ「早く言え、イエスかノーか」
ジュリア「イエス、イエス、イエス、イエス、イエス」
ナツコ「優宇、楽しみにしているよ」
ジュリア「おい、2時間以上待ってこれかよ、スターダム! ユウって、あの、あの7Uppの優宇? なんでオマエらが連れてくんの? いいじゃん、おもしろそうじゃんよ。やってやるよ。大江戸隊じゃなくて優宇か。いてえな、クソ。オイ! オラ! おい、逃がさねえぞ、テメエら! オイ、コラ! 待て、こら!」